2000GT・スバル 360 … 往年の名車、都心パレード ![]() 2 年に 1 度の自動車の祭典、東京モーターショーの一般公開が 30 日に始まる。 1954 年に第 1回が開催されてから 60 年余。 「還暦」を過ぎたショーを盛り上げようと、東京の都心で 24 日、往年の名車を一堂に集めたパレードが初めて開かれた。 週末のビル街を走る名車の列が、大勢の車好きの目を楽しませた。 スタート地点は第 1 回が開かれたゆかりの地、日比谷公園の前。 国内外の大手自動車各社やオーナーが持ち寄った懐かしの名車など約 80 台(二輪車含む)が集まった。 トヨタ自動車の豊田章男社長ら各社のトップも乗り込んで自らハンドルを握り、午前 9 時半過ぎにパレードが始まった。 生産台数が少なく「幻の名車」と呼ばれる「トヨタ 2000GT」、イタリア人デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインし、「走る芸術品」と称賛されたいすゞの「117 クーペ」、マツダが世界で初めて量産したロータリーエンジンを積んだ「コスモスポーツ」など、1960 年代後半から 70 年代を彩った国産のスポーツカーなどが、大手町のオフィス街や日本橋、銀座の目抜き通りを列になって進んだ。 「てんとう虫」の愛称で親しまれた軽自動車「スバル 360」、大衆車ブームを起こした初代「カローラ」など、マイカー時代の扉を開いた車も都心の約 6 キロをパレードし、往年のファンが懐かしそうに見つめた。 「セリカ GT-Four」を運転した豊田社長は、「沿道にこんなにたくさんの人がいるとは思わなかった。 やっぱり車が好きな人は多いんですね。」と感慨深げに語った。 (田中美保、大日向寛文、asahi = 10-24-15) タクシー初乗りを短く安く 国交省、業界に働きかけ 国土交通省は、タクシーの初乗りの距離を縮めて運賃を安くすることを業界に促す。 近距離でも気軽に乗れるようにすることで、タクシー利用者の減少に歯止めをかける狙いだ。 来年度には効果を試す実験も予定しているが、業界側には客当たりの単価が下がることを心配する声もある。 実験は、業界の足並みがそろう地域を選んで行う。 基本的な料金体系は据え置いた上で、初乗りの距離と料金を半分程度にする方向。 例えば東京都 23 区内なら、今は「2 キロ 730 円」という初乗り運賃を「0.88 キロ 370 円」などにする。 初乗り後の料金加算ペースは同じで、2 キロ以上乗れば同料金になる。 利用者にしくみを説明する宣伝費の補助も検討する。 実施地域など詳細は、有識者会議で来年 6 月をめどに決める。 ピークの 1990 年代前半に 2 兆 7 千億円を超えていた全国のタクシーの売上高は、12 年度には 1 兆 7 千億円余りに減った。 国交省は、新規参入の規制を厳しくするなどして車両数を減らそうとしているが、1 台当たりの売上高もあまり改善していない。 (野口陽、asahi = 10-24-15) 中央分離帯ない高速、過去 10 年で死者 119 人 中央分離帯のない片側 1 車線の高速道路で対向車線へのはみ出し事故が、過去 10 年(2005 - 14 年)に 2,208 件発生し、死者が 119 人、負傷者は 1,281 人に上ることが、会計検査院の調べでわかった。 検査院は被害者の治療費や道路の修復代など経済損失が 314 億円に上ると算定。 事故防止のため、国土交通省や各高速道路会社に中央分離帯の設置を検討するよう求める。 片側 1 車線の高速道路は、磐越自動車道(福島、新潟)、中部横断自動車道(山梨、長野)など全国に 20 路線計 255 区間(約 2,423 キロ)ある。 将来 2 車線に拡幅することを前提にしているため、センターラインにゴム製のポールを立てているだけで、中央分離帯は設けていない。 (yomiuri = 10-24-15) スバルのアイサイト、バック時も衝突回避 試作車を発表 30 日から一般公開される「東京モーターショー 2015」で、スバル車を展開する富士重工業は世界初出展のコンセプトカー 2 車種のほか、近々発売予定の市販モデルなど 10 モデルを出す。 ブースのテーマは「New SUBARU Story」だ。 スバルの将来ビジョンを具現化したという SUV (スポーツ用多目的車)のコンセプトカー「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT (スバル ヴィジヴ フューチャー コンセプト)」は、最近のスバル車の特徴である躍動感と塊感のあるデザインが進化している。 安全面には、自動ブレーキなどの技術「アイサイト」を進化させる。 前方直進時だけでなく、右左折時やバック、歩行者などとの衝突回避をする。 さらに高速道での自動運転や、自宅や商業施設での自動駐車もできるようになる。 出力系では小型ターボと次世代ハイブリッドシステムを組み合わせ、低燃費ながら加速性も高いという。 もうひとつのコンセプトカー「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT (インプレッサ ファイブドア コンセプト)」は、その名の通り次期「インプレッサ」のデザインをイメージしている。 ほかにもスポーツセダン「WRX S4」に、イタリア老舗メーカーの本革シートなどを採用した「SporVita (スポルヴィータ)」という新モデルも展示予定だ。 (asahi = 10-23-15) 車の信頼度、トップ 5 に日本勢 4 ブランド 米誌調査 米有力消費者情報誌「コンシューマー・リポート」が 20 日発表した自動車ブランドの信頼度調査で、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が 3 年連続で首位になった。 2 位「トヨタ」、4 位「マツダ」、5 位に富士重工業の「スバル」となり、日本勢が上位を占めた。 昨年 4 位だった「ホンダ」は 8 位。 排ガス規制逃れの不正が発覚した独フォルクスワーゲン (VW) は、傘下の「アウディ」が 3 位、「VW」は 13 位(調査は不正発覚前)。 米国勢では最大手ゼネラル・モーターズの「ビュイック」が唯一、7 位でトップ 10 に入った。 同誌は、自動車や家電製品の安全性チェックなどで信頼が厚く、米消費者に大きな影響力がある。 今回は購読者が所有する約 74 万台を対象に、寄せられた不具合情報などをもとにランク付けした。 (ロサンゼルス = 畑中徹、asahi = 10-22-15) 「自家用車タクシー」解禁へ … 首相が検討指示 安倍首相は 20 日、一般のドライバーがマイカーなどに有料で客を乗せる「自家用車タクシー」を解禁する意向を表明した。 現在は原則禁止だが、この日開かれた政府の国家戦略特区諮問会議(議長・首相)で、「過疎地などでの観光客の交通手段に、自家用車の活用を拡大する」と述べ、解禁に向けた検討を指示した。 「自家用車タクシー」は海外で普及しているが、国内ではタクシーを無許可で営業する「白タク」と見なされ、道路運送法に抵触する可能性がある。 同会議は関係省庁の意見を踏まえ、年度内に、〈1〉 特区内での限定解禁、〈2〉 法改正や省令改正などによる全国的な解禁 - - のいずれかの結論を出した上で、法改正が必要な場合は来年の通常国会で関連法案の提出を目指す方向だ。 (yomiuri = 10-21-15) ミライ、「デロリアンの日」に米上陸 すでに 2 千台受注 ![]() トヨタ自動車は 21 日、次世代エコカーの燃料電池車 (FCV) ミライを米国でも売り出した。 この日は、1989 年公開の米 SF 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」で、主人公が愛車「デロリアン」でタイムスリップした日。 映画の人気にあやかり「未来のクルマ」をアピールした。 映画の都、ハリウッドに設けた特設会場。 主人公を演じたマイケル・J・フォックスさんと、風変わりな科学者ドク役のクリストファー・ロイドさんが大画面に映し出されると、驚きの声が広がった。 ミライは、昨年末に日本国内で発売した世界初の市販 FCV。 燃料の水素と空気中の酸素を反応させてできた電気でモーターを回して走る。 走行中に二酸化炭素を出さない性能を、生ゴミなどを燃料に走る「デロリアン」に結びつけた。 (大日向寛文、ロサンゼルス = 畑中徹、asahi = 10-21-15) ◇ ◇ ◇ トヨタ、次期プリウス出展 機械むきだし「キカイ」も 30 日から一般公開される「東京モーターショー 2015」で、トヨタ自動車は 4 代目となるハイブリッド車の次期「プリウス」や、エンジンやサスペンションの一部がむきだしになったコンセプトカー「TOYOTA KIKAI (トヨタ キカイ、世界初出展)」などを出展する。 次期プリウスは、この年末に日本を皮切りに発売される予定だ。 デザインは、初代から続く横から見た際の富士山のような三角を踏襲しつつ、カニの爪のような造形のヘッドライトや、尻上がりに見えるテール周りの処理など、より「走る」イメージが強まった。 全高を従来型より 20 ミリ下げて 1,470 ミリにするなど低重心化し、空力性能や走行性能を高めている。 肝心の燃費も向上し、1 リットルあたり 40 キロを実現するという(一部グレード)。 そのためにギア類からモーター、バッテリーなど、様々な部品で高性能化と小型化を進めた。 これによって後部の荷室も従来型の 446 リットルから 502 リットルに増える。 キカイは「ボディーに隠された機械そのものの魅力を前面に出す革新的な造形」をうたう。 外見は赤いコイルサスペンションや、エンジンから連なる排気系が見えており、バギーカーのようでもある。 内装も個性的で、運転席は中央にあり、左右の足元には小窓があってサスペンションの動きも感じることができる。 2 人が座れる後部座席も備え、乗車定員は 3 人だ。 (asahi = 10-21-15) 水素「デロリアン」走行へ タイムスリップしたあの日に ![]() 1985 年公開の米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にタイムマシンとして登場した名車「デロリアン」が、2 作目の映画の中でタイムスリップした「未来」とされる 2015 年 10 月 21 日を迎える。 この日に合わせて、広島市のグループが、水素を燃料に発電するデロリアンを市内で走らせ、SNS で発信する。 2009 年にデロリアンを電気自動車 (EV) 化した日本 EV クラブ広島支部(藤井智康代表)のメンバーらが、映画と同じように残飯を燃料に走らせる夢を描き、水素エンジンで発電する車に改造した。 同クラブは、07 年から EV 化に取り組み、マツダ OB や電気配線の技術者ら 15 人のボランティアで作業を進め、09 年には車検も通して公道を走らせてきた。 展示中に「(映画と同じ)バナナとビールでできないの?」と、よく聞かれ、残飯からも作り出せる水素を燃料にできないか、再挑戦することにした。 EV 化から関わっている水素エネルギーの専門家、広島大大学院の市川貴之准教授 (41) も協力。 ガソリンで動く市販の発電機を水素で動くように改造し、9 月末にボンネット内に収めた。 (青山芳久、asahi = 10-20-15) ホンダ、PHV をエコカーの主役に 18 年に北米で発売 ホンダは 16 日、コンセントから充電できるプラグインハイブリッド車 (PHV) を、2018 年に北米から売り出す方針を明らかにした。 PHV を次のエコカーの「当面の主役」にすえ、日本をふくめた世界中で発売していく。 八郷(はちごう)隆弘社長は 16 日、朝日新聞のインタビューで、当面の主力となるエコカーは「PHV を主体に考える。 ガソリン車に一番近く、犠牲を払うことなく置き換えられる。」と語った。 PHV の価格は、ハイブリッド車 (HV) と比べて高めのため、システムを米ゼネラル・モーターズ (GM) と共同開発し、費用を抑えることも検討する。 また、来年 3 月までに売り出す「燃料電池車 (FCV)」と同じプラットフォーム(基幹部品の組み合わせ)にしていく。 電気で動く車に使う部品の多くは共通にし、設計や開発面でも効率化を進め、部品の価格を安く抑える。 (榊原謙、asahi = 10-17-15) 雪道や霧でも自動走行 OK 三菱電機、試作車を公開 三菱電機は 14 日、GPS 衛星よりも精度の高い位置情報が得られる準天頂衛星をつかった自動運転の試作車を公開した。 立体の地図情報と合わせると、雪道や霧など、見通しの悪い状況でも、自動で走行ができるようになったという。 準天頂衛星は、日本のほぼ真上を通る軌道をもつ衛星。 ほぼ真上から日本を測位できるため、誤差が 10 センチ未満と、GPS 衛星よりも正確な位置情報が得られる。 道路状況を撮影した高精細な 3 次元地図とあわせることで、カメラで道路の白線を検知しなくても、車の走行車線や交差点などの道路状況の把握ができる。 雪道や霧のほか、夜間や見通しの悪い山道などでも、自動で走行できるという。 準天頂衛星は現在 1 機あり、2017 年度末に 4 機になり、常に 1 機が日本の真上に配置されることになる。 三菱電機は衛星開発に携わっており、得意の衛星技術を車の安全分野にも活用する。 20 年以降の実用化を目指す。 試作車には、リモコン操作で縦列駐車ができる機能や、夜間でも働く自動ブレーキ機能などもあり、順次、実用化していくという。 (南日慶子、asahi = 10-14-15) 山手線の新型車両、11 月 30 日から 中づり広告は存続 ![]() JR 山手線の新型車両「E235 系(11 両編成)」が 11 月 30 日から営業運転を始める。 JR 東日本が 13 日、発表した。 中づり広告をなくす予定だったが、「文字情報が多く、じっくり読んで欲しい広告もある」という広告主の声を受け、残すことにした。 山手線の新型車両は 13 年ぶり。 17 - 21.5 インチのデジタルサイネージ(電子看板)を通路ドア上や窓の上に設置し、1 車両あたり現在の 8 面から 28 面に増やす。 紙の広告の掲示場所は 82 カ所からドア横と中づりのみの 26 カ所に減る。 当初は開放感を高めるため、中づり広告をなくす予定だったが、広告主らの声を受けて 1 車両に 6 カ所まで掲示できるようにした。 動画と紙の連動を試してもらおうと、広告枠は 1 編成を 1 企業が半月 1,430 万円(今年度)で借り切る形で販売する。 新型車両は実験も兼ねた量産先行車として 1 編成のみ製造しており、初日は大崎駅を午後 3 時 18 分に出発し、外回りで 7 周する。 山手線は計 51 編成あり、梅原康義東京支社長は「先行車で試行錯誤を重ね、全編成で導入するとなれば、5 年後の東京五輪が目安になる」と会見で話した。(東郷隆、asahi = 10-13-15) ◇ ◇ ◇ 中づり広告やめ、モニター増設 … 山手線新型車両 JR 東日本は 28 日、山手線に 13 年ぶりに投入される新型車両「E235 系」を報道陣に公開した。 乗客に車内を広く感じてもらうため、中づり広告をやめ、画像を流す液晶モニターを増設したのが特徴。 ただ、広告効果などは未知数で、同社は今秋に 1 編成を走らせ、全面導入が可能か検討する。 ![]() 新型車両には、17 インチと 21.5 インチの液晶モニターが1車両あたり約 30 か所設置され、CM などが動画や静止画で放映される。 モニター数は現在の車両と比べて大幅に増えるが、同社は広告効果などを踏まえて全面導入するかどうかを決める方針で、「中づりを戻す可能性もある」としている。 新型車両では、ベビーカーや大型スーツケースを持ち込めるスペースも全車両内に設置され、優先席も大幅に増設される。 同線のすべての車両が新型に切り替わるのは 2020 年頃になる見通し。 (yomiuri = 3-28-15) 徳島県「車の後退時はブザーを」 盲導犬と男性事故死で 徳島市で視覚障害者の山橋衛二さん (50) と盲導犬が 3 日、後退中のダンプカーにひかれて死亡した事故では、車がバックするのを周囲に知らせる警報ブザーが鳴らない状態になっていた。 これを受けて、徳島県は 6 - 7 日、県内の運送や建設の業界団体に対し、車の後退時にはブザーを鳴らすよう、協力を依頼した。 今後、運転手にも理解を求めるチラシを作り、配布する。 県警徳島東署によると、山橋さんと盲導犬のヴァルデス号は市道の端を歩いていた際、方向転換のために道路脇の資材置き場にバックで入ろうとしたダンプにひかれたとみられる。 運転していた男性の会社の関係者によると、ダンプは近所への騒音に配慮して、ブザーのスイッチを切っていたという。 国土交通省自動車局技術政策課によると、車をバックさせる際、「ピー、ピー」などと鳴るブザーの設置は法令では義務づけられていない。 ブザーは、トラックメーカー各社が安全対策として自主的に装備しているという。 (八角健太、鈴木智之、asahi = 10-8-15) 現代美術、上越を駆ける アート新幹線に石川さんら作品 ![]() JR 東日本は 6 日、上越新幹線の越後湯沢 - 新潟駅間で来春運行予定の観光列車「GENBI SHINKANSEN (現美新幹線)」に作品を展示する作家として、写真家の石川直樹さんら 7 人を発表した。 車両は 6 両編成(定員 105 人)で、うち 5 両は片面の窓をなくして展示スペースにする。 秋田新幹線で走っていた「E3 系」を作品代込みで約 5 億円かけて改造する。 冨田哲郎社長は「若い世代に人気の作家が多く、鉄道に興味を持つきっかけになってほしい」と会見で話した。 (asahi = 10-6-15) ホンダ、新型 FCV は流線形セダン 東京ショーで初披露 ![]() ホンダは 30 日、今年度中に売り出す新型の燃料電池車 (FCV) の外観を公表した。 流線形のデザインが特徴のセダン。 市販予定車を 10 月 29 日に始まる「東京モーターショー 2015」で初披露する。 FCV は燃料の水素と酸素の反応でつくる電気で動く。 新型 FCV は 3 分で水素を満タンにできる。 補給なしで走れる距離は 700 キロ以上で、トヨタ自動車が昨年末に世界で初めて市販した FCV 「ミライ」の 650 キロを上回る。 乗車定員はミライより 1 1人多い 5 人。 価格は消費税込みで 700 万円以上が想定される。 ただ、国の補助金などで実質 400 万 - 500 万円台で買えそうだ。 FCV は走る時に水しか出さない「究極のエコカー」と呼ばれ、日産自動車も開発をしている。 (asahi = 9-30-15) 観光列車「べるもんた」試乗 絶景車窓、厨房にすし職人 ![]() 富山県の城端・氷見線で 10 月 10 日から運行される観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称「べるもんた」、定員 39 人)」の報道向け試乗会を 24 日、JR 西日本が開いた。 この日は氷見線コースを走り、国名勝・有磯海などの車窓の風景や城端線から氷見線に移る高岡駅構内のスイッチバックを披露。 同社は「ほかにはない魅力で全国発信したい」と意気込む。 「べるもんた」は、北陸新幹線と接続する城端線の新高岡駅が起点。 鮮やかな深緑色の車体は立山連峰や富山湾をデザインしたエンブレム付き。 車内には真新しい木の香りが広がる。 出発から数分で到着した高岡駅では城端線から離れた氷見線へ「スイッチバック」で移行。 乗り入れ線路を特別な構内運転で切り替えるもので、乗客を乗せて行うのは JR 西管内でここだけという。 高岡駅の氷見線ホームを出ると停車駅は伏木、雨晴、氷見の 3 駅。 伏木 - 雨晴間では海岸線に出てまもなく 1 分間の特別停車。 国名勝の有磯海(女岩など)が幅約 2.5 メートルの車窓いっぱいに広がり、窓側の席から歓声も。 晴天だと海越しに立山連峰が望める。 (八田伸拓、写真・寺脇毅、asahi = 9-27-15) 米アップル : 19 年に EV 投入か 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は 21 日、米アップルが電気自動車 (EV) の市場投入時期の目標を 2019 年に設定したと報じた。 関係者の話としている。 アップルは EV と自動運転車を開発中と報じられており、具体的な投入時期の設定は開発の加速につながりそうだ。 同紙によると、アップルは 19 年に出荷する EV には完全な自動運転機能を搭載せず、さらに長期の計画の中で検討する。 開発チームの人員は現行 600 人から 3 倍に増やす。 19 年の投入開始については開発チーム内に疑問視する声が上がっており、EV の提供時期は 19 年より後になる可能性もある。 (kyodo = 9-22-15) エンジン音、車内で楽しんで スポーツカーで技術開発 最近、自動車メーカー各社が、スポーツカーのエンジン音を車内に響かせる技術を競っている。 電気も使うハイブリッド車 (HV) の普及で静かな車が増えるなか、騒音をまき散らさないようにしながら、運転のだいご味でもあるエンジン音をドライバーに楽しんでもらう工夫だ。 栃木県にあるホンダのテストコース。 10 月に売り出す「CR-Z」の開発責任者、鳥飼輝一さん (55) がアクセルを踏み込んだ。 ブーン。 車内に響くエンジン音が大きく、高くなっていった。 ひとしきり走ると、鳥飼さんがカーナビ画面を操作し、何かの機能をオンにした。 再びアクセルを踏み込み、加速。 ブワォーン。 音が違う。 低音域のくぐもって感じた音が消え、代わりに太く力強い音がよりクリアに立ち上がってくる。 最初の走行時は、色んな音が一緒に響く印象だったが、次の走行では雑音が整理され、いわゆる「エンジンらしい音」が強調されているように感じた。 (榊原謙、asahi = 9-21-15) ホンダのシビック、北米で 10 代目発売へ 日本でも復活 43 年にわたって世界で売られ続けてきたホンダ車の最古参ブランド「シビック」の 10 代目が今秋、北米で売り出される。 2017 年には欧州に投入するなど、ホンダの新しい基幹車として展開する。 ホンダが 17 日、北米で近く新型「シビックセダン」を売り出すと発表した。 車体の高さを先代よりわずかに下げるなどして、スポーツカーの外観の要素を取り入れた。 12 年にスポーツモデル「シビック タイプ R」を最後に販売を終了した日本でも、この秋に新型のタイプ R を投入。 およそ 3 年ぶりにシビックブランドを復活させる。 シビックは 1972 年に日本市場に登場した。 40 年以上使われ続ける乗用車ブランドは多くない。 トヨタ自動車「クラウン」や「カローラ」、日産自動車「スカイライン」などが長寿ブランドとして親しまれている。 (asahi = 9-20-15) 北陸 PR、テコ入れ不要だった? 大阪で伝統芸能の催し 秋の大型連休・シルバーウィーク初日の 19 日、JR 大阪駅「時空の広場」で、福井県小浜市に伝わる「雲浜獅子(うんぴんじし)」など北陸地方の伝統芸能が披露された。 20 日まで。 JR 各社や北陸 3 県の自治体が 10 月に始める誘客企画の一環で、北陸新幹線を営業する JR 西日本などが開業半年で利用客は減るとにらみ、この時期に計画。 ところが、新幹線は想定を上回る好調ぶり。 「てこ入れは、来年か再来年にすれば良かったかも …。 でも、今から気を引き締めて臨みます。」と担当者。 (asahi = 9-20-15) ◇ ◇ ◇ 北陸新幹線、半年間で 482 万人利用 3 月に開業 JR 西日本は 16 日、3 月 14 日に長野 - 金沢間が開業した北陸新幹線の半年間の利用状況を発表した。 9 月 13 日までの利用者数は、上越妙高(新潟) - 糸魚川(同)間で、のべ 482.2 万人。 昨年同期の在来線特急の利用者数に比べて 3.03 倍だった。 真鍋精志社長は 16 日の会見で「想定は 2.2 倍ぐらいだったが、それを超えるご利用をいただいている」と顔をほころばせた。 1 日当たりの平均利用者数は、平日 2.4 万人、休日 3.1 万人。 (asahi = 9-16-15) ◇ ◇ ◇ 北陸新幹線に大型荷物スペース 車両改造 スキーも置けます ![]() JR 東日本、西日本は 3 日、北陸新幹線(長野経由)で運行している E7 系と W7 系の車両に、スキーやスノーボード、スーツケースといった大型荷物の置き場を設けると明らかにした。 沿線に飯山などスノーリゾート地が点在しているのに加え、増加傾向にある外国人旅行客らからも大型荷物の置き場を求める声が寄せられており、通年で利用できるよう車両を改造する。 置き場を設けるのは、普通車の偶数号車とグリーン車のデッキ。 普通車はドア近くの 2 人掛け席1カ所を撤去し、2 段構造の荷物置き場(幅 93 センチ、奥行き 74 センチ、上段 52 センチ、下段 60 センチ)を取り付ける。 全車両の約半数に当たる 174 両を対象に 10 月 5 日から順次改造を始め、12 月下旬までには終える予定だ。 金沢延伸に伴い県内で唯一新設された飯山駅のある飯山市は、車両改造を歓迎。 「新幹線を利用して訪れるスキー客の利便性が高まる(経済部)」としている。 JR 東によると、東京 - 長野間を走っている E2 系の一部車両のデッキにも同様の荷物置き場が設けられている。 (信濃毎日新聞 = 9-4-15) 前 報 (4-30-15) B787 主翼部品、下関で増産へ 三菱重工が工場増設 三菱重工業は、米ボーイング社の最新鋭旅客機「787」の主翼の骨格部品をつくる下関造船所大和町工場(山口県下関市)を増設した。 ボーイングが 787 を増産するための設備増強で、月間の生産能力が従来の 1.4 倍に高まった。 ボーイングは現在、月に 10 機のペースで 787 を生産しているが、2016 年から月産 12 機、20 年からは 14 機に増やす計画。 これに対応するため大和町工場も昨秋から増設工事を進めていた。 主翼の骨格部品は、炭素繊維の複合材で作られている。 今回の増設で工場の延べ床面積は 1.4 倍に拡大。 部品を焼き固める硬化炉などの生産設備を増やした。 投資額は約 38 億円。 来年 1 月から稼働する予定で、北村徹・下関造船所長は「航空機産業は伸びるとみている。 下関発信の技術で貢献したい」と話す。 (村上晃一、asahi = 9-19-15) 前 報 (8-4-14) ホンダ、国内販売目標 6% 下方修正 新型車の不振響く ホンダは、2015 年度に国内で売る車の台数の目標を、当初めざしていた 77 万台より 6% 少ない 72 万 5 千台に引き下げる。 新型車の販売不振で、今年 4 - 8 月に売れた車は 26 万 3 千台と前年より 14% 少なく、落ち込みを年度末までに取り戻すのが難しそうだからだ。 今年 4 月に軽自動車にかかる税金が上がったことで、15 年度の自動車市場は全体的に不調。 4 - 8 月の国内の新車販売は前年より 5% 減った。 ホンダの落ち込みがそれより大きいのは、昨年は新型車販売が好調だったことの反動に加え、小型セダン「グレイス」やミニバン「ジェイド」など直近の新型車の販売が伸びないためだ。 72 万 5 千台という新しい販売目標は、14 年度にホンダが売った台数より 8% 少ない。 ただ、今年新たに、欧米向けの小型車を国内でつくって輸出し始めたため、国内の生産は 14 年度並みの水準を維持する見通し。 工場の稼働率が大きく落ちたり、雇用への影響が出たりはしないという。 (asahi = 9-16-15) 女性に優しい新型フェリー 大阪 - 北九州に就航 名門大洋フェリー(大阪市)は 16 日から、新門司港(北九州市)と大阪南港(大阪市)を結ぶ航路で、新型船を 23 年ぶりに就航させる。 輸送の高速化で長距離フェリーの影は薄くなっているが、ゆったり旅を楽しみたい高齢者を中心に人気は根強い。 同社は新型船の就航で巻き返しを図る。 新門司港で 15 日、新しい「フェリーおおさか II」が公開された。 総トン数は、旧型の 9,500 トンから、1 万 5 千トンに増えた。 旅客定員は旧型と同じ 713 人。 女性客に配慮して、客室では大部屋を減らし、個室などに女性専用のエリアを設けた。 子供が遊べるスペースも新設した。 11 月には「フェリーきたきゅうしゅう II」も就航予定。 同航路の年間旅客数は、10 万人増の 50 万人をめざす。 阿部哲夫社長は「時間や価格で競争せず、フェリーらしさで差別化したい」と話している。 (asahi = 9-16-15) 「カシオペア」廃止へ 北海道新幹線開業で機関車使えず JR 東日本と JR 北海道は、来年 3 月に予定している北海道新幹線の開業に合わせて、寝台特急「カシオペア(上野 - 札幌)」を廃止する。 JR 関係者への取材で 15 日、分かった。 カシオペア(定員 174 人)は 1999 年にデビューし、週 3 往復程度運行。 機関車が 12 両の客車を引っ張る寝台特急だが、北海道新幹線の開業に伴い、青函トンネルの電圧などが変更され、現在の機関車が使えなくなるのが廃止の理由だという。 同じ区間を走ってきた寝台特急「北斗星」も 8 月下旬で廃止になっており、88 年 3 月に青函トンネルが出来て以来、本州と北海道を結んできた寝台特急はすべて姿を消すことになる。 (asahi = 9-15-15) 高速道「GS 空白」 83 カ所 100 キロ以上給油できず 全国の高速道路で 100 キロ以上給油できないガソリンスタンド (GS) の空白区間が 83 カ所あることが、国土交通省のまとめで分かった。 採算の厳しい店が撤退しているという。 シルバーウィークなど秋の行楽シーズンを前に、高速各社は早めの給油を呼びかけている。 「燃料が切れた。 助けて。」 北海道滝川市で GS を営む山口清悦さん (61) は 5 月、知人の 40 代男性から電話を受けた。 大型トラックを運転中、道央自動車道で燃料が底をついたという。 山口さんは、自社の GS でポリタンクに軽油 20 リットルを入れ、車で駆け付けた。 トラックは最寄りの GS の約 10 キロ前で止まり、片側 2 車線の左側をふさいでいた。 男性は「燃料は持つと思っていた」と見通しの甘さを反省し、平謝りだった。 山口さんは「周辺に 100 キロ以上 GS が無い区間があり、観光客らは注意が必要」と話す。 国交省によると 4 月現在、全国の高速道の GS は 215 あり、100 キロあたりの店舗数は 2.3。 10 年前の 2.6 より減った。 車の燃費向上などでガソリン需要が減っている影響という。 空白区間は 150 キロ以上が 16 カ所、100 キロ以上が 67 カ所にのぼる。 最長は北海道の足寄(あしょろ)インターチェンジ (IC) - 由仁(ゆに)パーキングエリア (PA) = 175.1 キロ = で、北関東の笠間 PA - 横川サービスエリア (SA) = 173.6 キロ=、兵庫と福井間の西紀 SA - 南条 SA = 163.4 キロ = と続く。 日本自動車連盟 (JAF) には昨年度、高速道路で燃料切れになった四輪車からの救援要請が 1 万 1,467 件あり、タイヤのパンク(2 万 8,335 件)に次いで多かった。 今年のお盆期間(8 月 8 - 16 日)も燃料切れで 385 件の要請があり、担当者は「大勢の人が動く秋の大型連休も注意が必要」と話す。 高速道路各社は空白区間や燃料切れを無くそうと、GS の賃料を下げ、近くのサービスエリア (SA) でガソリン缶(レギュラー 1 リットル缶 4 本で 1,730 - 4 千円程度)を売る対策を打っている。 国交省の担当者は「高速道路の GS は災害時にも役立つ。 空白区間の解消を検討したい。」と話す。(峯俊一平、asahi = 9-13-15) ◇ ◇ ◇ 高速道 GS の「空白」が 83 区間 100 キロ以上、経営厳しく 全国の高速道路で、100 キロ以上もガソリンスタンド (GS) がない「空白区間」が 4 月時点で 83 カ所に上ることが 9 日、国土交通省の調べで分かった。 GS の経営環境が厳しさを増す中、サービスエリア (SA) などのテナント事業者の確保が難しいためだ。 道東自動車道(北海道)などでは 150 キロを超える区間もある。 お盆の帰省ラッシュがピークを迎えるのを前に、高速道路各社は早めの給油を呼び掛けている。 国交省によると、高速道 100 キロ当たりの GS の数は、2005 年は 2.6 カ所だったが、今年は 2.3 カ所に減った。 若者のクルマ離れや燃費向上などで、GS は全国的に減っている。 (kyodo = 8-9-15) 首都高料金 300 円 - 1,300 円 … 長距離値上げ 来年 4 月から国土交通省が導入する首都圏の高速道路の料金見直しで首都高速道路などの新しい料金体系が 11 日、明らかになった。 首都高は、短距離では実質値下げ、長距離では実質値上げとなる。 現行の首都高の料金(普通車)は 510 円 - 930 円となっているが、これを 300 円 - 1,300 円の料金幅に拡大する。 これまでは利用距離が長い場合に割安な料金体系で、首都高を使って都心を通過する車が多く、渋滞が発生していた。 一方で、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の西側区間は、1 キロ当たり 40 円超から他の高速道と同水準の約 36 円に引き下げる。 圏央道を利用しやすくすることで、これまで都心を通ってきた車を圏央道に流し、首都高の渋滞緩和を図る。 (yomiuri = 9-11-15) JR 東日本、新幹線客室の 6 割を常時録画へ 東海道新幹線で 6 月、男が焼身自殺し、乗客の女性が死亡した事件を受け、JR 東日本は 9 日、同社の新幹線の約 6 割に当たる 838 両で客室内の防犯カメラで客室内を常時録画すると発表した。 来春から順次運用を開始する。 同社によると、対象となるのは秋田新幹線の全列車と東北、北陸、山形各新幹線の一部列車。 同社の新幹線 1,403 両の約半数には、非常通報ボタンを押すと客室内のカメラが録画を始める機能があるが、犯罪抑止効果などを高めるため、838 両についてカメラを設置したり、各車両のドアの上に設置されたカメラを常時録画に切り替えたりする。 新規車両には最初から導入する。乗客のプライバシー保護の観点から、映像は業務上必要な時のみ確認することとし、取り扱いについての社員教育も行うという。 JR 東海と西日本も今後、一部列車での常時録画を決めている。 (yomiuri = 9-9-15) 車のハッキングに現実味 遠隔操作でエンジン停止も インターネットにつながる自動車が、ハッカーの攻撃で遠隔操作される恐れが現実味を増してきた。 走行中の車を遠隔操作で「乗っ取る」実験がネット上で公開された直後、米国では自動車大手が大規模リコール(回収・無償修理)に踏み切った。 ネットに「つながる車」の安全性が、大きな課題となっている。 ■ 乗っ取り実験公開、対象車リコール 「いったい、どうなっているんだ - -。」 米国の高速道路を走る車で、運転手が何もしないのに突然ラジオが大音量で流れ、ワイパーが作動した。 エアコンの電源も入り、エンジンが切られて車は急に減速。 運転手はハッキングの実験だとわかりつつも、パニックに陥った。 IT などの米専門誌ワイアードが、情報セキュリティーの専門家である米国の著名ハッカー 2 人に頼んだ実験が 7 月、ネット上で公開されて話題を呼んだ。 車から数キロ離れた場所にいたハッカーは、手元のノートパソコンから車の制御システムに入り、遠隔操作した。 携帯電話回線で通信するカーナビ・オーディオ機器を通じ、同じネットワークを使う制御システムへも、外部から侵入できてしまった。 車の「走る・曲がる・止まる」の大部分は、車のメーカーが設定したプログラムで電子制御されている。 同誌は、車に対するハッカー攻撃の危険性を周知するために記事を特集したという。 (ニューヨーク = 畑中徹、田中美保、asahi = 9-8-15) 女性乗組員だけで太平洋横断 アエロメヒコ「歴史的だ」 メキシコの航空会社「アエロメヒコ航空」はこのほど、女性の乗組員だけでメキシコから中国まで飛行したと発表した。 機長、副操縦士、客室乗務員がみな女性で太平洋を横断するのは、メキシコ史上初めてだとして、同社は「歴史的な飛行だ」としている。 スペイン語版 CNN によると、8 月 19 日、ボーイング 777 型機の AM098 便は、機長 1 人、副操縦士 2 人、客室乗務員 10 人のスタッフが全員女性だった。 乗客約 170 人を乗せてメキシコ市を離陸、米国との国境の町ティフアナに立ち寄り、上海に到着した。 合計約 1 万 1 千キロメートル、約 15 時間の旅だった。 同社には女性の機長や副操縦士が 50 人、客室乗務員は 1,800 人いるという。(ロサンゼルス = 平山亜理、asahi = 9-7-15) トヨタ、米 MIT などと人工知能研究 自動運転に応用 トヨタ自動車は 4 日、米国のマサチューセッツ工科大 (MIT)、スタンフォード大の両大学と人工知能の研究で連携すると発表した。 今後 5 年間で約 5 千万ドル(約 60 億円)を投資して、自動運転などに応用できる次世代技術の開発をめざすという。 それぞれの大学に新たな研究センターを設置。 人工知能による「物体の認識」、「高度な状況判断」などの研究を深める。 研究成果は車の安全走行につながる運転支援技術などに応用し、交通事故を減らすことにも役立つとしている。 ![]() トヨタは近年、家庭用の生活支援ロボットなどの開発も進めており、ロボット分野にも活用する。 米国防総省の国防高等研究計画局 (DARPA) が主催する災害対応ロボットの国際大会運営で中心的役割を担ってきた著名研究者のギル・プラット氏も参加する。 米国の IT 企業が集まるシリコンバレーで会見したトヨタの伊勢清貴専務役員は「人工知能は世界中の技術革新を支える原動力で、将来の自動車に変革をもたらす可能性を秘めている。 人工知能の研究で最先端を走る両大学との連携は、トヨタの研究開発を前進させる機会になる」と語った。 (ニューヨーク = 畑中徹、asahi = 9-5-15) 西武鉄道「走るレストラン」運行へ 隈研吾さんデザイン 西武鉄道は来春、東京都心と埼玉県の秩父や川越を結ぶ区間で、レストラン仕様の観光列車を運行する。 同社初の観光列車で、沿線に国内外の観光客を呼び込み、地域活性化にもつなげたい考えだ。 列車は現在も運行している 4000 系車両を改造し、4 両編成で定員は 52 人。 食事をする 2 車両のほか、調理風景が楽しめるオープンキッチンのある車両、結婚式や演奏会などが開ける多目的用の車両で構成される。 内装や外装は、秩父地方をモチーフに建築家の隈研吾さんが手がける。 伝統工芸品の絹織物「秩父銘仙」や、埼玉県飯能市名産の「西川材」などの使用も検討するという。 運行区間は池袋 - 西武秩父駅間や西武新宿 - 本川越駅間などで、休日を中心に年間 100 日程度を予定。 列車名や食事のメニュー、料金は今後詰めるという。 (東郷隆、asahi = 8-29-15) |