千趣会子会社、ギフト EC サイトで 13 万件の個人情報流出の疑い (株)千趣会の子会社の(株)ベルネージュダイレクトは 15 日、同社が運営する旧出産・内祝いギフトサイトで、第三者による WEB サーバーへの不正アクセスがあり、クレジットカード情報など 13 万 1,096 件の個人情報が流出した可能性があると発表した。 対象となるのは「ベビパラハッピーギフト」、「Pre-mo ギフト」、「TOMATOMA ギフト」、「ベビパラギフト」の 4 サイトで、2012 年 9 月 20 日から 15 年 8 月 26 日の期間に WEB サイトで登録・注文したユーザー。 流出した可能性のある情報は、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード情報(1 万 3,713 件)・乳児に関する情報(名前・性別・生年月日・体重)・商品の届け先など。 同サイトの会員情報は 2 万 1,994 件で、商品の届け先を含む総件数は 13 万 1,096 件に上る。 現時点で、流出した可能性があるクレジットカード番号による不正使用の被害は確認されていない。 不正アクセスは 8 月 21 日、ギフト EC4 サイトの委託先である(株)アヴェールとアヴェールが WEB 管理・サーバー管理を委託しているセキ(株)が発見。 第三者調査機関に調査を依頼したところ、個人情報流出の可能性があると報告された。 9 月 3 日に対象サイトを閉鎖し、7 日に自社ホームページで「不正アクセスに関するお知らせ」を掲載、個人情報流出の可能性がある顧客にメールを配信した。 また、現在稼働中の「ベルネージュダイレクト ギフトオンラインショップ」は、同社が開発・運営しており、不正アクセスがあった 4 サイトとは異なるシステムを使用している、としている。 (通販通信 = 9-15-15) JR 不審火、42 歳の男を逮捕 威力業務妨害の疑い 東京都内の JR 東日本敷地内で不審火が相次いだ問題で、警視庁は 15 日、8 月 23 日に品川区の変電所脇で発生した火災に関わったとして、42 歳の男を威力業務妨害の疑いで逮捕した。 このほかに、8 月中旬以降 6 件の不審火が発生しており、警視庁は関連を調べる。 (asahi = 9-15-15) ◇ ◇ ◇ またケーブルから出火、JR 山手線など一時運転見合わせ 27 日午後 1 時ごろ、東京都渋谷区恵比寿南の JR 山手線恵比寿 - 目黒駅間の線路脇にあるケーブル 2 カ所から出火し、山手線と埼京線の全線、湘南新宿ラインの大崎 - 大宮駅間が約 1 時間 15 分にわたって運転を見合わせた。 約 5 万 1 千人に影響した。 警視庁は複数箇所からほぼ同時に出火しているため、慎重に原因を調べている。 JR 東日本によると、燃えたのは 2 カ所とも線路脇を並んで走る 3 本のケーブルのうち 2 本。 蛇腹状の樹脂製カバーが 30 - 50 センチほど焼けたが、ケーブルの損傷は軽かった。 信号や駅設備への電力供給ケーブルも含まれていたが、火災時も通電し続けたとみられ、停電は発生しなかったという。 同社管内では、今月 18 日夜に東京都立川市の高架下ケーブルが燃え、青梅線など 4 路線が終電まで運転を中止。 22 日にも中野区の JR 中央線の線路沿いで、ケーブルや樹脂製カバーが焼ける火災が起きている。 (asahi = 8-27-15) ◇ ◇ ◇ またケーブル火災 … JR 中央線一時見合わせ 22 日午後 3 時 40 分頃、JR 中央線快速の東中野駅近くで信号機への送電ケーブルから出火し、東京・高尾駅間が一時運転を見合わせた。 JR 東日本などによると、22 日午後 3 時 40 分頃、中央線快速の東京行き上り列車の運転手が、東中野駅手前の線路脇に設置されている送電ケーブルが燃えているのを、走行中に発見した。 ケーブルは直径 2 センチ前後の線が 5、6 本束になってるもので、係員が駆けつけ、火はすぐに消し止められたが、カバーなどが黒く焼け焦げたという。 この火災で、JR 中央線快速は、東京・高尾駅間で約 1 時間半にわたり列車の運転が見合わせられ、2 万 5,000 人に影響が出た。 警視庁などが出火の原因を調べているが、まだ分かっていない。 JR 東日本では 18 日夜にも、立川駅近くの送電ケーブルから出火して、5 つの路線が朝まで運転見合わせになるトラブルが起きたばかり。 (ytv = 8-22-15) ヤフー、メール 258 万通が消失 8 月末のシステム障害 ヤフーは 6 日、同社が提供するメールサービスで 8 月 28 日に起きたシステム障害で、約 258 万通のメールが消失していたと発表した。 消失したメールは復元できないという。 ヤフーによると、8 月 28 日午前 10 時 20 分から午後 8 時までの間にシステム障害が起きて、一部の利用者がメールを送受信できない状態になった。 その後の調査で、影響を受けた約 260 万人分のメールアドレス利用者 ID のうち、97 万人分の ID が受け取った約 258 万通のメールが消失し、復元できないことが確認されたという。 ヤフーは「大変なご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」としている。 ヤフーの利用者は、メールサービスのトップページで、メールが消失したかどうかを確認できる方法が分かる。 消失した場合でも、メールの送信者と日時はわかるという。 ヤフーは 28 日のシステム障害の復旧時に「メールの消失はありません」と説明していた。 ヤフーでは、システム障害などで、2007 年 10 月、16 万 5 千人分のメールアドレス利用者 ID から転送された 1,300 万通のメールが消失したほか、同年 4 月にも 27 万人分の同 ID が受信した 449 万通のメールの本文が消失したという。(藤崎麻里、asahi = 9-6-15) ◇ ◇ ◇ ヤフーメール、送受信できず 260 万人分の ID に影響 ヤフーのメールサービスで 28 日朝からトラブルがあり、一部の利用者はメールの送受信などができない状態になっている。 同社によると、約 260 万人分の ID に影響が及んでいるといい、復旧作業を急いでいる。 同社広報室によると、トラブルは同日午前 10 時 20 分ごろ、確認された。 調査したところ、社内のハードディスクの不具合が原因だった。 ヤフーのメールサービスは現在、約 5 千万人分の ID が発行されている。 (asahi = 8-28-15) 国内最大級カード決済システムで一時障害 NTT データ スーパーなどの小売店とクレジットカード会社などを結ぶ NTT データのシステムに 5 日午後 4 時すぎ、障害が発生した。 全国規模でカードの決済が遅れたり、できなくなったりしたという。 障害は 1 時間半ほどで復旧した。 障害が起きたのは、全国の小売店や飲食店などの店舗と、クレジットカード会社、金融機関を結ぶシステム。 このシステムは、全国の小売店など約 2 千社のほか、国内のクレジットカード会社約 120 社、金融機関約 1,600 拠点が利用しており、接続社数や取引量は国内最大規模という。 NTT データが、障害の原因や影響などを調査しているが、「少なくともサイバー攻撃ではないようだ(広報)」としている。 東京の三越銀座店では 5 日夕、電子マネー型の百貨店ギフトカードや、中国人観光客が使う銀聯(ぎんれん)カードが一時使えなくなり、決済できなかった客の商品を取りおくなどして対応したという。 (asahi = 9-5-15) 三菱自・ホンダ、70 万台リコール エンジン系統不具合 三菱自動車工業とホンダは 3 日、エンジン系統に不具合があるとして、計 70 万 5,686 台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、三菱自はエンジン系統に設計・製造ミスがあるとして「eK」、「eK SPACE」と、日産ブランドの「デイズ」、「デイズルークス」の 4 車種計 45 万 1,369 台(2013 年 4 月 - 今年 6 月製造分)をリコールした。 走行中にエンストしたり、エンジンがかからなくなったりする不具合が計 2,746 件報告され、昨年 8 月には神戸市北区で女性が運転する「デイズ」がエンストし、側溝に落ちる物損事故が起きた。 ホンダは、エンジンの点火コイルに設計ミスがあるとして「N-BOX」、「フィット」など 9 車種計 25 万 4,317 台(13 年 7 月 - 14 年 8 月製造分)をリコールした。 エンストなどの不具合が計 456 件報告されている。 問い合わせ先は三菱自が (0120・324・860)、ホンダが (0120・112・010)。 今年度、国内でリコールされた対象台数は計 1,029 万 2,339 台に上り、単年度で初めて 1 千万台に達した。 タカタ製エアバッグのリコールが相次ぎ、過去最高だった昨年度の 955 万 7,888 台を上回った。 (asahi = 9-3-15) ファイザーに業務改善命令 副作用 212 人分を未報告 製薬大手ファイザー(東京)が抗がん剤などの重い副作用情報 212 人分を期限内に国へ報告しなかったとして、厚生労働省は 1 日、医薬品医療機器法(旧薬事法)違反で同社に業務改善命令を出した。 再発防止策などを求める。 厚労省によると、同社は 2008 年以降、製造・販売する腎細胞がん治療薬など 11 種類の薬について、212 人(269 件)の重い副作用情報を営業部門が把握しながら安全管理部門に伝えず、国への報告が遅れた。 うち 9 人の死亡が確認されたが、同省は「副作用との因果関係は考えにくい」と説明している。 同法では製薬会社が医薬品の重い副作用情報を入手した場合、15 - 30 日以内の報告を義務付けている。 ファイザーの梅田一郎社長は「心よりおわびする。 関連規則や業務手順の再教育を通じ、製品の安全性と有効性を監視していく。」とのコメントを出した。 厚労省は同日、ブリストル・マイヤーズ(東京)など 5 社でも同様に副作用情報の未報告が計 46 人分(69 件)あったと発表した。 件数などを考慮して行政処分はせず、改善策の報告を求めた。 (nikkei = 9-1-15) チャイルドシート最多リコール 12 万台 コンビ 育児用品大手コンビ(東京)は 31 日、乗用車に取り付ける乳幼児用のチャイルドシートのベルトが外れる恐れがあるなどとして、6 種類、計 11 万 9,897 台(2013 年 10 月 - 15 年 7 月生産)のリコールを国土交通省に届けた。 チャイルドシートのリコール制度が始まった 04 年以降、国内最多となった。 国交省によると、対象製品は「ネルーム」、「ネセルターン」、レカロチャイルドセーフティ社(大阪市)に供給した「RECARO Start X」など。 乳幼児を保護する腰ベルトや股ベルトの取り付け部品に不具合があり、衝突時にベルトが外れる恐れがある。 (Reuters = 8-31-15) 東急の運転見合わせ、保護板当たりブレーカー落ちたか 東急電鉄で 25 日夜、踏切の制御装置に不具合が置き、最大 4 時間弱にわたって運転を見合わせたトラブルで、東急は 27 日、分電盤を覆う保護板が落下してブレーカーのつまみに当たり、装置の電源が落ちた可能性が高いと発表した。 東急によると、25 日午後 6 時半ごろ、東横線の高架下にある信号機器室で、踏切制御装置のブレーカーが落ち、踏切の作動状況が確認できなくなった。 分電盤前面に粘着テープで取り付けられていた縦 1 メートル、横 1.2 メートル、重さ 1 キロの樹脂製の保護板が落下していることがわかり、落ちた際にブレーカーのつまみを押し下げた可能性が高いという。 ブレーカーが東横・目黒・多摩川の 3 線にまたがる装置だったため、36 万人もの足に影響が出た。 トラブル時の影響を最小限にとどめるため、今後は路線ごとに電源装置を分割する工事を行うという。(中田絢子、asahi = 8-27-15) シンドラー社エレベーターに少女閉じ込められる 名古屋 名古屋市富田図書館(同市中川区服部)は 27 日、シンドラーエレベータ社製のエレベーターで、小学 5 年生の少女 2 人が約 40 分間閉じ込められたと発表した。 けがはなかった。 図書館によると、同日午後 3 時 45 分ごろ、2 人が 2 階からエレベーターで 1 階に降りたところ、「ガタン」と音がして扉が開かなくなった。 シンドラー社の社員が午後 4 時 25 分ごろにドアを開けて 2 人を救出した。 エレベーターは通常より 30 センチほど低い位置で停止していたという。 同社が事故原因を調べている。 エレベーターは 21 日の同社の保守点検で異常は見つからなかったという。 (asahi = 8-27-15) ◇ ◇ ◇ シンドラー社製エレベーターが急降下、1 人軽傷 14 日午前 11 時 15 分頃、熊本県芦北町の県芦北総合庁舎で、シンドラーエレベータ社(本社・東京)製のエレベーターが 2 階から 1 階に急降下し、乗っていた清掃作業員の女性 (65) が首を捻挫する軽傷を負った。 県によると、女性は 2 階でエレベーターに乗り、1 階のボタンを押した直後、約 4 メートル急降下した。 扉が開かなくなり、約 30 分後、女性と県職員らが扉をこじ開けた。 女性のほかに乗っていた人はいなかった。 このエレベーターは 1993 年に設置され、同社から委託された業者が月 1 回、点検していた。 7 月 27 日の前回点検で異常は確認されなかったという。 (yomiuri = 8-14-15) 山陽新幹線の床下カバー脱落事故 : ボルトの締め不十分か 福岡県内を走行中の山陽新幹線から床下カバーが脱落して車体に衝突し、乗客 1 人がけがをした事故で、JR 西日本は 21 日、カバーを固定するボルトの締め付けが不十分だった可能性があると明らかにした。 ボルトの緩みを防ぐ座金(ざがね)が社内ルールに反して再利用されていたことも分かった。 作業後の検査でもボルトの緩みを見抜けず、大阪市内で記者会見した新幹線統括部長の吉江則彦常務執行役員らは「ご迷惑とご心配をおかけした。 作業の管理体制を再構築する。」と謝罪した。 同社によると、カバーは 7 月 21 日、走行試験のために取り外し、24 日に付け直していた。 通常の検査では、▽ カバーを車体にかける、▽ ボルトを入れる、▽ 仮締め、▽ 本締め - - までの作業を 1 人で行うが、今回は走行試験担当の若手社員 4 人が作業を分担。 うち 1 人が担当した「本締め」が不十分だった可能性があるという。 誰がどのカバーを担当したかを確認するチェックシートを使わず、カバーを外す度に交換する決まりだった座金も再利用していた。 今後はチェックシートの使用などを徹底するという。 (戸上文恵、mainichi = 8-22-15) 腐食見つかった照明 15 個撤去 東名高速の宇利トンネル 東名高速道路の愛知県と静岡県にまたがる宇利トンネル(長さ 958 メートル)で照明器具(重さ 18.5 キロ)が落ちた事故を受け、中日本高速道路は 16 - 20 日に宇利トンネルの照明 1,185 個全てを緊急点検した。 15 個で留め具など固定部分に腐食が見つかり、撤去した。 15 日に落下があった上り走行車線側で 7 個、上り追い越し車線側で 8 個を撤去。 下りの照明に異常はなかった。 外部の専門家に今後データを提供し、腐食や落下の原因調査を依頼する。 同社は宇利トンネル老朽化をふまえ今年度中に全ての照明を交換する予定だが、専門家の調査結果によってはさらなる対策を検討する。 (asahi = 8-20-15) 走行中の高速バスから出火し全焼 乗客 1 人搬送 磐越道 18 日午前 5 時 10 分ごろ、新潟県阿賀町小出の磐越自動車道上り線を走行していた近鉄バスの高速バスから出火した。 バスは路肩に停車し、乗客 33 人と運転手 2 人の計 35 人が、火が燃え広がる前に車外に避難した。 乗客 1 人が不調を訴え、病院へ運ばれたが、意識はあるという。 県警高速隊や近鉄バスによると、高速バスは、17 日午後 8 時に大阪市阿倍野区を出発し、仙台市に向かっていた。 運転手がバス後方にある車体の外のエンジン付近から火が出ていることに気づき、バスを停車。 乗客と運転手が降りた後、火がバス全体に広がり、全焼したという。 現場は津川インターチェンジ(IC、新潟県)から西会津 IC (福島県)に向かって約 5 キロの地点。 片側 1 車線で、ほぼ直線。 車両火災の影響で、同自動車道の両 IC 間の上下線が約 3 時間半、通行止めになった。 近鉄バスは「ご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。 原因については現在調査中。 原因がわかり次第、再発防止に取り組みたい。 荷物等も燃えており、出来る限り対処したい。」と話している。 (asahi = 8-18-15) 医療事故調査 : 中核の第三者機関に日本医療安全調査機構 厚生労働省は 17 日、10 月から始まる医療事故調査制度の中核を担う第三者機関「医療事故調査・支援センター」に一般社団法人「日本医療安全調査機構(東京都港区)」を指定したと発表した。 制度は医療死亡事故の原因究明と再発防止が目的。 第三者機関は医療死亡事故が起きた医療機関の院内調査の結果について報告を受け、分析して再発防止につなげる。 また遺族が院内調査の結果に納得しない場合、遺族の届け出を受けて独自調査する。 同機構は 2010 年 4 月に発足。 05 年から日本内科学会が主体となって実施していた医療死亡事故の原因調査事業を受け継いでいる。 現在は東京や大阪、福岡など全国の 12 都道府県で事業をしている。 厚労省は 5 月に第三者機関の候補を募集し、同機構だけが申請をしていた。 (古関俊樹、mainichi = 8-17-15) 今度は東北新幹線の窓にひび … 金属板外れ衝突か 福島県の東北新幹線郡山 - 福島駅間で 9 日、走行中の新幹線の窓ガラスにひびが入るトラブルがあり、JR 東日本福島支店は 10 日、レール下に敷かれた金属板が外れてぶつかったのが原因とみられると発表した。 ガラスは 4 層構造で、外側 2 層の全面に放射状のひびが入ったが、車両内には飛散せず、けが人はなかった。 同支店によると、9 日午後 1 時半頃、東京発新青森・秋田行き「はやぶさ・こまち 19 号(17 両編成)」がトンネルを走行中、先頭から 12 両目の窓にひびが入ったと乗客から車掌に連絡があった。 窓は縦 54 センチ、横 63 センチ、厚さ 18 ミリの 4 層構造で、外側の樹脂板とガラスの 2 層にひびが入っていた。 線路を点検したところ、金属板(縦 18 センチ、横 14 センチ、厚さ 1.5 ミリ、重さ 300 グラム)が落ちていた。 列車の振動を緩和するためレール下に敷いてある金属板付きパッドの一部で、近くのレール下の金属板がなくなっていた。 同支店は、振動などで金属板が外れ、走行時の風圧で巻き上げられて窓にぶつかったとみている。7日の点検時には異常はなかったという。 (yomiuri = 8-10-15) ショートで火花、架線溶けて切断 禁止区間での停止が原因 京浜東北線で 4 日夜に起きた架線切断トラブルで、JR 東日本は 5 日、停車が原則禁止されている区間「エアセクション」で電車を止め、そのまま発進したことが原因とみられると発表した。 運転士は、エアセクションに入ったことを認識していなかった。 エアセクションは、架線のつなぎ目部分にあり、それぞれ別の変電所から電気が送られた電線 2 組が並んでいる。 問題の電車はこの区間で停止し、電線にパンタグラフが接触。再度発進する際に大きな電流が流れてショートし、火花が出て架線が溶けたという。 JR 東の薬師晃広報部長は「再発防止策を講じ、信頼回復に全力を尽くしたい」と陳謝した。 (kyodo = 8-5-15) ベビーカー事故、後絶たず 5 年半で 31 件発生 乳幼児がベビーカーの開閉時に指を挟み込み、けがをした事故が 2010 年から今年 6 月までの約 5 年半の間に、全国で少なくとも 31 件あったことが 4 日、消費者庁や製品評価技術基盤機構 (NITE) への取材で分かった。 指がつぶれるといった重傷事故もあった。 かつて英国メーカー製品での指挟み事故が問題化し、折り畳み部分の隙間を覆う布カバーを配布するなど安全対策が講じられてきたが、今年に入っても既に 4 件発生した。 古い構造の中古品などをカバー無しで使い続けている人もいるとみられ、消費者庁や業界団体が注意を呼び掛けている。 (Reuters = 8-4-15) 飲料「つぶらなカボス」に異物、90 万本回収 日本郵便 日本郵便は 3 日、通信販売した果汁入り飲料「つぶらなカボス」にプラスチック片が混入したため、関連会社が自主回収すると発表した。 対象は、賞味期限が 2016 年 6 月 15 日か 16 日の計約 90 万本。 全国の郵便局のカタログとウェブで 5 月下旬から販売。 買った 2 人から長さ 1 センチ超の透明なプラスチック片が入っていたと苦情が来ていた。 いまのところ健康被害の報告はないという。 日本郵便によると、原料メーカーで昨年 6 月の製造時に混入した可能性が高く、ほかの時期につくった商品に問題はないとしている。 問い合わせは 0120・855・681 (フリーダイヤル)。 平日午前 9 時 - 午後 5 時で、8、9 日のみ土日も受け付ける。 (asahi = 8-3-15) 菓子パンにプラスチック片 山崎製パン、4 千個回収へ 山崎製パン(本社・東京都千代田区)は、菓子パンにプラスチック片が混入したとして、愛知、三重、岐阜、長野の 4 県で販売した 4,650 個を回収すると発表した。 2 日夜現在、けが人はいないという。 同社によると、回収するのは安城工場(愛知県安城市)で製造され、消費期限が 8 月 3 日の「ナイススティック」の一部。 7 月 31 日以降、食べた客から「ガリッとしたものが歯に当たった」などとの問い合わせが 7 件寄せられ、パンの中から約 5 ミリのプラスチック片が見つかった。 同社は、安城工場の温度計測器が破損し、その破片がパン生地に混じったとみている。 対象商品を郵送すれば、返金するという。 問い合わせは 0120・550・591。 (asahi = 8-2-15) パナ、電動自転車用電池 6 万個リコール 発火事故 2 件 パナソニックは 27 日、2012 年 12 月から 13 年 4 月に製造した電動アシスト自転車用バッテリーパック 6 万 68 個が発火する恐れがあるとして、リコールすると発表した。 無料で交換する。 これまでに発火事故が 2 件発生し、けが人は出ていないという。 対象は「NKY449B02」、「NKY450B02」、「NKY451B02」、「NKY452B02」、「NKY454B02」の 5 品番。 バッテリーパック内にあるリチウムイオン電池のふた部分の締め具合が緩く、内部の電解液が漏れるなどしてショートするという。 問い合わせは午前 9 時 - 午後 9 時(8 月 26 日まで、その後は平日午前 9 時 - 午後 5 時)、パナソニックのフリーダイヤル (0120・870・355) へ。 (asahi = 7-27-15) クライスラー、ハッキング対策で 140 万台リコール
【ニューヨーク = 杉本貴司】 米 FCAUS (旧クライスラー)は 24 日、米国内でハッキング対策のため 140 万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。 ソフトウエアを更新して、ハッカーが無線を通じて車の操縦を乗っ取るような事態を防ぐ。 米国ではネットにつながる「賢い車」が普及する一方、安全性への関心も急速に高まっている。 ハッキング対策を目的とした初の大規模リコールとなる。 米国では著名ハッカーがネットにつながる車の安全性に警鐘をならす目的で、米専門誌と共同でクライスラー車を乗っ取る実験を行い、ネット上で公開したことが話題となっている。 クライスラーが使う専用無線回線「U コネクト」から車の頭脳であるコンピューターに侵入して、外部からエンジンを切ったり、ワイパーを動かしたりした。 遠隔操作でハンドルを動かしたり、加減速させたりできるという。 クライスラーはこのような「遠隔操作による犯罪行為」を未然に防ぐ目的で、すでに改良ソフトウエアを配信していたが、社会的な関心が高まっていることから自主的リコールに切り替えた。 同社によると現時点でハッキングによるけがなどはないとしている。 対象となるのは SUV (多目的スポーツ車)「ジープ・グランドチェロキー」や主力セダン「クライスラー 300」など、Uコネクトの機能があり 8.4 インチスクリーンを搭載した車種。 ハッカーによる乗っ取り映像の公開を受けて、米議員は対策法案を議会に提出している。 米自動車3社は各社とも専用回線を持っており、今後はクライスラーと同様の対応に追われる可能性がある。 ただ、ソフトを更新してもハッカー対策はいたちごっこになることが多く、「賢い車」の開発に力を入れる世界の自動車大手にとって新たな課題となりそうだ。 (nikkei = 7-25-15) 都内、エスカレーター 3 千人けが 11 - 13 年、転倒が大半 東京都内で 2011 - 13 年にエスカレーターで転んだり落ちたりして搬送され、けがをした人が 3,865 人に上るとして、消費者庁は 22 日、エスカレーターに乗る際は必ず手すりにつかまるよう注意を呼び掛けた。 消費者安全調査委員会(消費者事故調)が 6 月、エスカレーターからの転落事故の防止策を盛り込んだ報告書を公表、利用者に注意を促すよう消費者庁に求めていた。 東京消防庁によると、都内のエスカレーターで起きた事故で搬送された負傷者は 11 年 1,196 人、12 年 1,289 人、13 年 1,380 人と増加。 いずれも 65 歳以上が 6 割前後を占めた。 (福井新聞 = 7-22-15) 日野自動車、バス 921 台リコール 走行中に扉開く恐れ 日野自動車は 16 日、全国のバス路線で使われている大型バス「日野ブルーリボンシティー」 921 台(2002 年 12 月 - 15 年 5 月製造分)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 前方の折りたたみ式ドアの接続部品に亀裂が発生し、走行中に扉が開く恐れがあるという。 東京都営バスで 5 月 26 日、回送中に扉が勝手に開くトラブルが発生。 都交通局が保有する同車種 120 台を自主点検したところ、接続部品にひびが入っている車両が見つかり、部品を交換した。 日野自動車は、16 日からリコール対象車を使っている全国 80 のバス事業者に連絡し始めたが、事業者名は公表していない。 問い合わせは同社のお客様相談窓口 (0120・106・558)。 (asahi = 7-16-15) トヨタ、プリウスαなどリコール 走行中に突然速度低下 トヨタ自動車は 15 日、ハイブリッドシステムを制御するソフトに不具合があるとして、「プリウスα」と、ダイハツブランドの「メビウス」の 2 車種計約 34 万 2 千台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、2011 年 2 月 - 14 年 11 月製造分が対象。 「走行中に突然警告灯が点灯して低速走行になる」などの報告が 14 年 2 月 - 今年 5 月に 78 件あった。 問い合わせはトヨタのお客様相談センター (0800・700・700)。 (asahi = 7-15-15) au 携帯、一時 796 万台にメール障害 順次復旧中 大手携帯電話会社「KDDI」の「au」で 12 日夜から、メールを利用できない障害が起きている。 同社によると、12 日午後 6 時半ごろから一部の利用者がメールを使えなくなった。 一時は最大 796 万台で障害が発生。 13 日未明から順次復旧しているが、午前 6 時 45 分現在では 159 万台で使えない状態が続いているという。 メール障害は全国各地で起きているが、通話やインターネット接続はできる。 栃木県小山市にある同社の設備拠点で小規模な火災が起き、サーバーが自動停止した影響とみられる。 同社はホームページで復旧状況を公表するとしている。 (asahi = 7-13-15) 三菱自が 2 万台リコール = コルト、パワステに不具合 三菱自動車は 9 日、パワーステアリングに不具合があったとして、「コルト」 2 万 1,811 台(2010 年 7 月 - 12 年 6 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、ハンドルの動きを検知するセンサーの電気配線が接続不良で、運転中にハンドル操作が急に重くなるという。 不具合が 125 件報告されており、部品を交換して対応する。 (jiji = 7-9-15) 4 時間余の取引停止に怒り NY 証券取引所、もろさ露呈 ニューヨーク証券取引所 (NYSE) で 8 日、すべての上場銘柄の取引が約 3 時間半にわたり止まった。 システム障害が原因とみられる。 2 年前にはハイテク企業が多く上場する米ナスダック市場でも 3 時間ほど取引が停止するトラブルが起きており、取引所への信頼が問われそうだ。 NYSE で取引が止まったのは 8 日午前 11 時半ごろ(日本時間 9 日午前 0 時半ごろ)から午後 3 時 10 分ごろまで。 原因の詳細は分かっていないが、NYSE は「内部の技術的問題」と説明し、サイバー攻撃ではないとした。 米メディアは「前日にシステムのソフト書き換え作業をして、その不具合が原因になった」と伝えた。 米国市場では NYSE に上場する銘柄でも、ほかの私設取引所などで取引できるため、ダウ工業株平均の構成銘柄などの売り買いは別の取引所で続けられた。 この日のダウ平均は中国株急落を受け大幅下落で始まったが、取引停止が投資家心理を冷やし、下げ幅が拡大した。 (ニューヨーク = 畑中徹、asahi = 7-9-15) 絶えぬボタン電池の誤飲、都が業界と対策 年内にも提言 小型家電や玩具に使われるボタン電池を子どもが誤飲する事故が後を絶たないことから、東京都が業界団体や学識者たちと対策の検討に乗り出した。 子どもが製品のふたや電池の包装を開けにくいように工夫ができないか実験し、年内にも提言をまとめる。 東京消防庁や国立成育医療研究センター(東京)の事故データを都が集計したところ、5 歳以下の乳幼児が誤飲や誤飲の疑いで受診したり救急搬送されたりした事例は、2010 年以降で 157 件。 このうち入院が 23 件あった。 電池を誤飲すると食道につまりやすく、粘膜に触れて食道や気管に穴が開くこともあるという。 誤飲の形態別では、誤飲した電池がおもちゃに入っていた事例は 35 件、時計や体温計など玩具以外の製品に入っていた事例が 50 件で、放置・保管中が 24 件あった。 年齢別では、1 歳が 83 件と 5 割以上を占めた。 都によると、玩具は日本玩具協会が「ふたは容易に開かない構造にする」などの安全基準がある一方、家電はメーカーの判断に任されている。 海外では家電でも安全基準を設ける動きがあり、同様の基準を設定できないか検討する。 (川口敦子、asahi = 7-7-15) 前 報 (1-4-15) 日本 KFC で 1,514 件のカード誤請求 パナソニック製 POS 端末に不具合 日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本 KFC)は 2015 年 6 月 30 日、クレジットカードが利用できる 290 店舗で、1,514 件 189 万 5,373 円分の誤請求が判明したと発表した。 カード決済端末の不具合が原因。 既に 6 月 19 日から全店でカード取り扱いを一時停止している。 日本 KFC は 2015 年 1 月 29 日から、クレジットカード決済に対応したパナソニック システムネットワークス製の新型 POS (販売時点情報管理)端末の導入を始めた。 5 月 11 日から 6 月 12 日にかけて、顧客からカード利用代金に関する問い合わせが 4 件あったという。 問い合わせを基に、カード会社や社内システム、決済端末などを調べたところ、新型 POS 端末のカード読み込み制御ソフト(ドライバー)に不具合があることが判明した。 特定の条件でカード決済をした場合、誤った決済情報がカード会社に送信されてしまうという。 誤請求が発生したのは新型 POS 端末が稼働する 471 店のうち 290 店だった。 発生時期は新型 POS 端末の導入を開始した1月29日から、6月19日の利用停止までの約 5 カ月に及ぶ。 「誤請求の発生確率は数万件に 1 件程度で、全く発生しなかった店舗もある。 発生条件は既に特定しており、今後改修を実施し、十分な検証をしてから復旧させる」(日本KFCホールディングス企画広報部)としている。誤請求分については、カード会社を通じて返金手続きをとる。 パナソニック システムネットワークスによると、当該端末は2015年1月に発売したばかりで、現在同型機を日本国内で利用しているのは日本KFCだけだという。「海外に出荷した同型端末の状況については現在精査中。国内分も含めて、改修を含む措置を進める」(広報担当)としている。 (清嶋直樹、ITpro = 6-30-15) 格安航空ピーチ、システム障害で 9 便欠航 復旧めど立たず 29 日午後 5 時半ごろ、格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーションの予約や搭乗手続きなどを処理するシステムに障害が発生し、国内便 9 便が欠航、8 便が最大で約 2 時間遅れ、約 2,670 人に影響した。 復旧のめどは立っていないという。 同社によると、問題が生じたのは、同社が就航している国内 10 空港に置かれた自動チェックイン機のシステム。 欠航は関西空港と仙台、成田、松山、福岡、鹿島の各空港を結ぶ 9 便で、各空港では地上係員がカウンターなどで手作業により搭乗手続きをした。 関西空港のベンチに座っていた宮崎県都城市の会社員平野真帆さん (20) は観光旅行中で、鹿児島空港に向かう便が欠航したといい「空港で寝て、朝の便を待つしかない。 こんなことは初めてです。」と困惑した様子で話した。 (スポニチ = 6-29-15) 手すりの危険「想定外が要因」 = 転落防止、法整備検討も要請 - エスカレーター事故 消費者安全調査委員会(消費者事故調)は 26 日、エスカレーターの手すり部分に接触したことに起因する転落死亡事故の調査報告書をまとめた。 報告書は、手すりに接触して起きる事故の危険性を国土交通省や事業者が想定していないため、転落防止策が講じられていなかったと指摘。 その上で、施設の状況に応じたガイドライン策定や、法整備の検討を含めた制度面の見直しを同省に求めた。 事故は東京都港区の商業施設で 2009 年 4 月に発生。 下りエスカレーターの乗り場付近で、後ろ向きに立っていた片山聡さん = 当時 (45) = が手すり部分に接触、手すりに乗り上げる形となって体が持ち上がり、吹き抜け部分の約 9 メートル下に転落し死亡した。 事故調は類似事故防止の観点から、体が持ち上がった経緯や、手すりへの接触予防や外側への転落防止の問題点を調査した。 報告書によると、防犯カメラ画像から、片山さんの尻が手すりに接触した直後に体勢を崩し、手すりに乗り上げた状況が確認された。 片山さんと同じ小柄な体形と長身体形で行ったシミュレーションでも、接触後 0.5 - 0.8 秒で体が宙に浮く結果が出た。 さらに、過去に起きた転落の多くが幼児や少年による事故だった点も重視。 「国交省などはエスカレーターの構造に起因するものではないと判断していると考えられるが、さまざまな人の行動を想定した安全対策の整備が重要」と指摘した。 具体的には、事故後に設置された乗り場の動線を整理する「誘導手すり」、エスカレーター外側の「落下物防止板」を検証。 事故対策としても有効と評価し、業界内で転落防止の統一基準を整備する必要性にも言及した。 (jiji = 6-26-15) 即席カップスープに幼虫、36 万食回収 ポッカサッポロ ポッカサッポロフード & ビバレッジは 26 日、22 日に発売した即席カップスープ「素材屋すうぷ 食べるオクラどっさりスープ」 36 万食を自主回収すると発表した。 タイから輸入している原料の乾燥オクラに、ガかチョウとみられる幼虫が入っていたためという。 商品を買った人から「異物が入っている」という電話が 23 - 25 日に 6 件寄せられ、社内調査で判明した。 (asahi = 6-26-15) ホンダ、バイク 2 万台リコール … 白バイから火も ホンダは 25 日、エンジン付近から発火する恐れがあるとして、「CBR400R」などバイク 31 車種計 2 万 1,832 台(2013 年 10 月 - 15 年 6 月製造)のリコールを国土交通省に届け出た。 警視庁の白バイから火が出たケースもあったが、けが人はないという。 同省によると、エンジン始動装置の製造ミスで、使用を続けると部品が熱くなり、最悪の場合、ショートして火災になる恐れがあるという。 警察車両の対象車は 332 台あるという。 (yomiuri = 6-25-15) 大阪市の公金電子収納システムに障害 入金できず 大阪市は 23 日、国民健康保険料や市民税などの納付を受け付ける「公金電子収納システム」に障害が発生し、入金できなくなったと発表した。 現金自動出入機 (ATM) やインターネットを通じて入金するシステムで、納めていないのに納付済みのメッセージが表示されるという。 原因は調査中で、市側は「24 日朝までに復旧したい」としている。 大阪市によると、障害は 21 日早朝から始まり、23 日午後 6 時までに 156 件の誤ったメッセージが表示された。 23 日夕に市民から指摘され、把握したという。 (asahi = 6-24-15) JR 九州、在来線に新標識設置へ 長崎線トラブル受け JR 長崎線で特急が正面衝突しそうになったトラブルを受け、JR 九州は同様の事故の再発を防ぐため、在来線に新たな標識を設置する方針を固めた。 不備のあった運行ルールはすでに改善したが、再発防止には設備面の対策も必要だと判断した。 12 日に発表する。 トラブルは先月 22 日、肥前竜王駅(佐賀県白石町)で発生。 トラブルの前に下り列車がいったん緊急停止した際、信号機を数メートル超えて止まっていたのに、運行を管理する総合指令が、停止した車両の位置を正確に把握できず、信号機の手前だと勘違いしたことがトラブルの主因とされている。 同社によると、現場では、信号機の 2.5 メートル先の線路に電気を通さない絶縁箇所があり、一番前の車輪がそこまで進まないと、総合指令は列車が信号機を超えたことを認識できない。 こうした場所は各地にあるという。 (asahi = 6-12-15) ◇ ◇ ◇ あわや衝突、原因は特急位置の誤り JR 九州社長が謝罪 JR 長崎線で特急同士が正面衝突しそうになったトラブルについて、JR 九州の青柳俊彦社長は 25 日の定例会見で「多大なご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。 運行を管理する総合指令が車両の位置を正確に把握できなかったのが原因で、青柳社長は運行ルールを見直す意向を示した。 青柳社長は「決められているルールでは人為的な間違いがあったとは認識していない」としたうえで、「今のルールでいいかもう一度検討する」と述べた。 トラブルは 22 日に肥前竜王駅(佐賀県白石町)で発生。 上りかもめ 20 号が停車中の線路に、下りかもめ 19 号が分岐点(ポイント)から入り、正面衝突寸前になった。 19 号はこのトラブルの前に異音で停車し、運行を再開したところだった。 (湯地正裕、asahi = 5-26-15) ◇ ◇ ◇ 上り特急停車中の線路に下り特急が進入、緊急停止 佐賀 22 日午後 0 時 20 分ごろ、佐賀県白石町坂田の JR 長崎線肥前竜王駅で、上りの特急かもめ 20 号が止まっている線路に、下りの特急かもめ 19 号が進入し、運転士が手動で緊急ブレーキをかけて止まった。 JR 九州によると、列車同士の距離は約 90 メートルで、正面衝突する危険があったという。 2 本の特急の乗客計約 230 人にけがはなかった。 JR 九州などによると、博多発長崎行きのかもめ 19 号は、肥前竜王駅の手前で運転士が異音を感じ、その場に約 10 分間停車した。 付近は単線区間。 点検を終えて出発したところ、本来は肥前竜王駅の 2 番線を通るはずだったのに、長崎発博多行きのかもめ 20 号が止まっている 1 番線に分岐して入ったため、運転士が緊急ブレーキをかけた。 同社によると、19 号は線路の分岐点から約 40 メートル進んで止まった。 速度は「時速 40 キロも出ていない」としているが、この区間に ATS (自動列車停止装置)はなく、運転士が気付かなければ正面衝突の可能性があったという。 (asahi = 5-22-15) |