中国人気キャスター、共産党幹部妻 20 人以上の "情夫" だった! 中国で政界やマスコミを揺るがすスキャンダルが勃発している。 国営放送「中国中央テレビ (CCTV)」の人気男性キャスターが、中国共産党幹部の妻 20 人以上の "夜のお相手" をしていたことが現地メディアの報道で判明。 ベッド上で聞き出した内部情報を漏洩させたとして中国当局に身柄を拘束されているというのだ。 キャスターには米系メディアのスパイ疑惑もかけられており、騒動はさらに拡大しそうな気配だ。 香港の大衆紙「蘋果日報(アップルデイリー)」など複数の中国メディアによると、スキャンダルの "震源" は、CCTV で夜の経済報道番組「経済信息聯播」のキャスターを務めていた●(ゼイ、草かんむりに内の中が人ではなく入)成鋼氏 (37)。 昨年 7 月に突然、番組を降板。 中国の検察当局に拘束されたとみられ、長らく消息不明だったが、その後の調査でゼイ氏が、党幹部の妻 20 人以上の「情夫」だったことが判明。 プライベートの場で仕入れた党の内部情報を外部に流出させていた疑いも出ているという。 「ゼイ氏が "ご奉仕" していたのは、党の次官級以上の役職に就く高官の妻たち。 いずれも自分より 20 歳から 30 歳以上年上で、ゼイ氏は行為の一部始終を隠し撮りするなどあらゆる方法で相手を籠絡し、機密情報を引き出していたようだ。(現地事情通)」 ゼイ氏と親しい相手の中には、習近平国家主席による「反腐敗運動」で失脚した令計画・人民政治協商会議副主席の妻も含まれていたとされ、地元メディアはその親密さを称して「姉弟同然」と報じている。 渦中のゼイ氏は、父親が小説家、母、姉ともにアナウンサーという家庭に生まれた。 王毅外相を輩出した外交官を養成する専門大学「外交学院」を卒業。 英語を得意とし、2010 年、韓国ソウルで開かれた G20 では、「私がアジアを代表する」と、オバマ米大統領にしつこく質問する姿が話題を呼ぶなど、中国では「国際派キャスター」として知られた存在だ。 『中国「猛毒食品」に殺される(SPA! BOOKS 新書)』の著者でジャーナリストの奥窪優木氏は、「国粋主義的な言動を繰り返すことでも有名だった。 自身のブログで米国の大手コーヒーチェーン、スターバックスが北京の故宮内に店舗を開いたことを『スタバは故宮から出ていけ』などとブログで非難し、店舗を閉鎖に追い込んだこともある。 体制側の人間だとみられていたこともあって、突然の降板に驚く人が多かった。」と解説する。 ゼイ氏は、欧米メディアの関係者との付き合いも豊富だった。 「一部では米国のスパイ疑惑もささやかれているが、今回のスキャンダルには、胡錦濤前国家主席の側近だった令計画氏の妻も絡んでいる。 こうしたことから、習近平国家主席の政敵潰しに利用されたのではないか、という見方も出ている。(奥窪氏)」 キャスターの仮面を被った "マダムキラー" の夜の人脈に注目が集まっている。 (zakzak = 2-21-15) 中国 : 上海国際モーターショー、女性コンパニオンを禁止 世界有数の規模を誇る上海国際モーターショーが今年から、女性コンパニオンを使った車の展示を禁止することを決めたと、中国メディアが 18 日報じた。 中国では、肌の露出の多い衣装などが風紀を乱しているとして問題になっており、主催者側がコンパニオンのあり方を検討していた。 女性コンパニオンが展示車両の横に立ってポーズを取ることなどはできなくなるとみられるが、細かい規定が示されていないため、コンパニオンを受付に採用するなどして各社が自社ブースの盛り上げを図るとの見方も出ている。 (kyodo = 2-18-15) 中国・雲南でテロ計画報道、邦人に注意喚起 日本大使館 中国・北京の日本大使館は 17 日、中国雲南省昆明市で春節(旧正月)期間中にテロ事件が起きるとの一部報道があるとして、中国国内に滞在する日本人に注意を呼びかけた。 北京の米国大使館も同様の注意を呼びかけている。 日本大使館は同日、ホームページに香港紙を引用する形で「18 - 24 日の春節期間中、昆明でテロ事件を計画しているグループがあるとの情報がネット上で流れている」とし、中国全土の日本人に安全を確保するよう呼びかけた。 香港紙によると、昆明市内の軍の病院が 7 日、緊急通知として内部に流した「新疆ウイグル自治区のテロ組織が爆弾や刃物で襲撃する計画がある」とする公安当局からの通報がネット上に出回っている。 昆明市では昨年 3 月、刃物を持った集団が駅で居合わせた人たちを無差別に襲撃し、31 人が死亡、141 人が重軽傷を負った。 同市政府は「新疆ウイグル自治区の分裂主義勢力による組織的な暴力テロ事件」と断定した。 (北京 = 倉重奈苗、asahi = 2-17-15) 春節は故郷で … 中国で帰省ラッシュがピーク 中国のお正月にあたる春節(旧正月、19 日)をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが中国各地でピークを迎えている。 「春運」と呼ばれる春節前後の 40 日間に、のべ 28 億人が鉄道や飛行機などを利用すると見込まれている。 内陸からの出稼ぎ労働者が多い広東省広州市の広州駅でも 13 日、たくさんのお土産を抱えた家族連れなどでごった返した。 深セン市の工場で働く祝占海さん (37) は妻子を連れて、陝西省西安に帰省する。 この 10 年ほどは切符が手に入らず、春節に帰省できなかったという。 乗り遅れないよう出発の 8 時間前から駅で待っていた。 「久しぶりなのでとてもうれしい。 父母とゆっくり過ごしたい。」(広州 = 延与光貞、asahi = 2-14-15) 中国高官の息子 JP モルガン・チェースに "史上最悪のコネ入社" WSJ 報じる こんなにわかりやすいコネ入社があるだろうか。 ダメ息子が、パパの力で金融大手に就職。 入社後はセクハラ問題を起こしながら、クビを切られることなくダラダラと居座り続ける - -。 中国高官と米金融大手で起きた不透明な人事。 国外政府高官への贈賄事件に発展する可能性もあり、米当局が調査に乗り出している。 米紙ウォールストリート・ジャーナルは 9 日までに、米金融大手 JP モルガン・チェースが中国の高虎城商務相の息子 (32) の雇用で便宜を図ったとして、当局が調査していると伝えた。 国外の政府高官への贈賄を禁じた米国の海外腐敗行為防止法違反の疑いがもたれているという。 同紙が入手した JP モルガンの内部メールなどによると、高氏の息子は、JP モルガンの面接担当者から「過去最悪の応募者」とみなされたが、2007 年に採用された。 社内の人事担当者に性的なメールを送るなどの問題を起こし、「未熟で信頼できない」との評価を受けながら、結局 09 年まで雇用が継続されたという。 同紙によると、息子の採用は、米商務長官などを務めた元同社幹部の意向が働いていたとみられている。 また、高氏は、息子の雇用継続を求め、同社に便宜を図ることを約束。 息子は同社を離れた後、ニューヨーク証券取引所などを転々としたという。 中国外務省の華春瑩副報道局長は 9 日の記者会見で報道について「外交問題ではない」としてコメントを避けた。 中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「企業にとってはダメな人材でも高官の子息を入社させておくことで、業務を円滑に進める意味がある。 高官にとっては子供を海外に住まわせ、政治生命が危うくなったときに逃亡先を確保しておくという潜在的な狙いがあるのだろう。 絶対にこれからも同じ事例が起きるはずだ。」と話している。 (zakzak = 2-10-15) ニセ札・ニセ酒・ニセタバコ … 偽物展示会が盛況 中国 多くの偽物の製造地として知られる中国・広東省で、警察が昨年摘発した偽物などを並べた展示会が開かれ、連日盛況だ。 お札、バッグ、時計、食品、たばこ、銃、ナンバープレート ・・・。 素人には見分けがつかないできばえに、訪れた市民らは半ばあきれながら、見入っていた。 警察が市民の防犯意識を高めたいと企画。 押収した偽物は現物が展示されるとあって、会場となった省都・広州市内の図書館には毎日約 3 千人が訪れ、入場できない日もあるという。 偽札製造ラインには途中まで作った 100 元札が並ぶ。 偽物以外でも、全自動で覚醒剤を生産できる設備もそのまま展示されている。 高校 3 年の女子生徒 (17) は「いつも飲んでいるミネラルウォーターの偽物もあり、ちょっと心配になった。 今後は偽札や偽物に自分でも気をつけたい。」と話していた。(広州 = 延与光貞、asahi = 1-30-15) 中国、「北京は居住に不適」 市長自ら汚染や渋滞指摘 深刻な大気汚染や交通渋滞に苦しむ中国の首都、北京市の王安順市長が「今の北京は確かに居住に適した街でない」と発言、波紋を広げている。 このほど開かれた北京市人民代表大会(市議会)で市長は経済発展に伴い「少なくない矛盾が存在する」と指摘、市民に不満の強い大気汚染や交通渋滞の解消に「長期間の苦しい努力が必要」と認めた。 また、人口の抑制が「第一の大きな問題」としつつ「難易度が高い」と述べ、即効策がない現状も指摘した。 市長発言について、インターネットの書き込みでは率直な発言を称賛する声と同時に「いっそ首都移転したらどうか」との意見も上がっている。 (kyodo = 1-30-15) 中国の富豪、支払い遅延で地方政府を提訴 中国有数の富豪が、インフラ工事契約に関する支払いが遅れているとの理由で 6 つの地方政府を訴えている。 中国で政府が訴えられるのは稀なことで、経済全体に広がる未払いの債務のリスクが浮き彫りにされた格好だ。 中国の地方政府による借り入れはここ数年急増しており、新規の借り入れの大半が既存の借り入れの元利返済に充てられている。 そのため、地方政府のデフォルト(債務不履行)が本格的な金融危機を引き起こしかねないとの懸念も浮上している。 中国で異例の訴訟、「必要なら最高裁まで争う」 中国太平洋建設集団 (CPCG) の創業者、厳介和氏は 26 日、地方政府をこのように訴えたのは同社が初めてだと語った。 「必要なら、最高裁まで争うつもりだ」とも述べ、「間違いなく我々が勝つ。 記録も証拠も明白だ。」と付け加えた。 CPCG は、国有企業が伝統的に支配してきた中国インフラ整備業界で最大の民間企業。 昨年は 600 億ドルの売上高を計上し、世界の企業番付「フォーブス 500」で第 166 位となった。 また厳介和氏は、中国の民間調査会社、胡潤研究院が昨年まとめた中国の長者番付で第 7 位にランクされており、その資産は 142 億ドルに上ると推計されている。 訴えられたのは市および県の 6 政府。 中国国家統計局の馬建堂局長は先週、地方政府の債務は中国経済にとって最大のリスクの 1 つになっていると強調した。 先週発表された中国の昨年の経済成長率は、24 年ぶりの低水準にとどまった。 また中国の審計署(会計検査院に相当)によれば、2010 年末に 10 兆 7,000 億元だった地方政府の債務残高は、昨年 6 月までに 18 兆元に増えている。 地方政府の昨年の債務残高のうち、CPCG が特化している「ビルド・アンド・トランスファー (BT)*1」方式でのインフラ整備プロジェクトによる債務は約 8%、額にして 1 兆 5,000 億元を占めていた。 「民間企業が政府を訴えるのは極めて稀なことだ。 同様な事例は記憶にない。」 ドイツ銀行の中国担当チーフエコノミスト、張智威氏(香港在勤)はこう語る。 「これは、CPCG のほかの取引先に対するシグナルでもある。」 CPCG の厳介和氏は、債権の総額を明らかにすることを拒んだが、同社は比較的小規模な 2 件の訴訟については詳細を開示している。 これによると、CPCG は中国南西部の雲南省晋寧県に対し、2 年以上前に完了したインフラ整備プロジェクト 4 件について 9,500 万元(1,500 万ドル)の債権を保有している。 また CPCG が 2013 年 8 月までに 16 件のインフラ整備プロジェクトを完了させた北部の河北省寧晋県に対しては、8,300 万人民元の債権を有しているという。 雲南省晋寧県の当局者は、この件については現在調査中でありコメントできないと回答。 河北省寧晋県の政府にもコメントを求めたが、すぐには連絡が取れなかった。 CPCG はこれまでに、上海と江蘇省の省都・南京を結ぶ高速道路や長江の橋など大型の建設プロジェクトを手がけている。 甘粛省の省都・蘭州でも複数のプロジェクトを抱えている。 積み上がる地方政府債務のリスク 「この訴訟には、地方政府に貸しがあるほかの債権者たちも注目するだろう。」 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S & P) の公的部門格付け担当ディレクター、チョン・リアン氏はこう言う。 「もし CPCG が勝てば、これに追随する動きが出てくるだろう。」 今回の訴訟は、地方政府が一定の距離を置いた実態が不透明な資金調達会社を使って資金を借り入れる手法を、中央政府が排除しようとしている最中に始まった。 中国の地方政府は資金を直接借りることが禁じられているため、こうした特別目的会社を通じて借り入れを行ってきたが、国務院は昨年後半、そのような借り入れをもう認めないとの方針を明らかにした。 地方政府は、特別目的会社による借り入れのほとんどについて法的責任を負っていないものの、債権者の多くは、この借り入れには政府の暗黙の保証が付与されていると考えている。 中国の全国人民代表大会(国会に相当)は「表玄関を開けて裏口を閉める」試みにおいて、地方政府の直接借り入れを解禁した。 また財政部(財務省に相当)は、地方債発行による資金調達を一部の地方政府に試験的に認めるプログラムを開始した。 一方で、国務院は、自らが抱える債務を返済できない地方政府に救済措置を与えないと述べた。 やはり CPCG が地方政府を提訴している山東省などの中国各省の小さな市や県の債権者は、上位政府は下位政府の債務を保証しないと考えた場合に、厳介和氏の後に追随する可能性が極めて高いとリアン氏は言う。 「一部の債権者にとっては、法的措置を取る先行者利益があるかもしれない。」 (Tom Mitchell in Beijing & Gabriel Wildau in Shanghai、The Financial Times = 1-28-15) 〈注〉 *1 民間企業が建設し、完成後に公共部門に譲渡する方式 iPhone の販売台数、中国が初めて米国を上回る見通し、アナリスト予測 中国における iPhone の販売台数は、Apple の本拠地である米国のそれを初めて上回る見通しだと、複数の海外メディア(米 TIME や米 InformationWeek など)が現地時間 2015 年 1 月 26 日までに、英 Financial Times の記事を引用して伝えた。 それによると、2014 年 10 - 12 月期の iPhone の世界販売台数に占める中国市場の割合は 36%。 これに対し米国市場の割合は 24% だと、スイス UBS のアナリストらは推計している。 iPhone の 1 年前の販売実績は、中国が 22%、米国が 29% だった。 またテクノロジー業界に詳しいコンサルティング会社、米 Creative Strategies のアナリストは、2014 年 10 - 12 月期の中国における iPhone の販売台数が、北米の販売台数を約 200 万台上回ったと推計している。 Apple は現地時間 1 月 27 日に 2014 年 10 - 12 月期の決算を発表するが、この決算発表で同社はこうした中国市場における進展について言及するものと見られている。 Financial Times によると、中国最大の携帯電話会社 China Mobile (中国移動)が 2014 年 1 月に iPhone の通信サービスを始めたこと、同年10月に同国で「iPhone 6」シリーズの販売が始まったことが、Apple の転機になったとアナリストらは見ている。 また Tim Cook 最高経営責任者 (CEO) は 2013 年に「中国はやがて米国を上回り、Apple の売り上げに貢献する最大の市場になる」と述べていたと、Financial Times は伝えている。 香港の市場調査会社 Counterpoint Technology Market Research によると、中国における 2014 年 11 月の iPhone の販売台数は前年同月比で 45% 増加し、1 カ月の販売記録を更新した。 これにより、同国における Apple のシェアは 12% 超となり、メーカー別順位で、中国 Xiaomi (小米科技)、中国 Lenovo Group (聯想集団)に続く 3 位となった。 (鈴木英子、ITpro = 1-27-15) 上海市、区トップら 11 人処分 85 人死傷事故 中国・上海の観光名所、外灘(バンド)で新年を迎えるのに合わせて集まった人たちが折り重なるように倒れ、85 人が死傷した事故で、上海市当局は 21 日、バンドのある黄浦区のトップ、周偉・同区共産党委員会書記の解任など幹部ら 11 人の処分を発表した。 事故は昨年 12 月 31 日午後 11 時 35 分(日本時間 1 月 1 日午前 0 時 35 分)ごろ、バンド内にある広場で発生。 死亡した 36 人のほとんどが 10 代と 20 代の若者だった。当時、詰めかけた群衆はバンド全域で約 31 万人に膨れあがっていたという。 (上海 = 金順姫、asahi = 1-21-15) ◇ ◇ ◇ 上海転倒事故の遺族取材を制限 当局、批判の広がり恐れ 中国・上海の観光名所、外灘(バンド)で起きた大規模な転倒事故から 1 週間。 警備態勢の不備などを突かれて批判が広がるのを恐れる当局は、遺族への取材を制限しているほか、報道の統制にも乗り出している模様だ。 中国社会の変化も映し出した事故の余波はなおも続いている。 6 日午前、事故現場の「陳毅広場」に設けられた献花スペースには遺族らが次々と訪れ、泣き叫ぶ姿も見られた。 報道陣に向かって政府への不満を叫ぶ人もいたが、当局は遺族と接触させないよう取材を厳しく制限。 広場は元々なかった幾重もの柵に囲まれ、抗議行動などが起きないよう大勢の警察官が配置された。 夫 (37) を亡くした女性は「同僚が病院に連れて行く時に夫はまだ生きていた。 病院で待つ間に誰からも何の説明もなく、20 時間後に遺体と対面した。 いつ死んだのかもわからない。」と嘆いた。 (上海 = 金順姫、北京 = 林望、asahi = 1-7-15) ◇ ◇ ◇ 上海の観光地で 35 人死亡 折り重なるように倒れる 中国・上海市中心部の観光地、外灘(バンド)で 12 月 31 日午後 11 時 35 分(日本時間 1 日午前 0 時 35 分)ごろ、集まった人たちが次々と折り重なるように倒れる事故が起き、35 人が死亡、48 人が負傷した。 上海市政府が発表した。 バンドで年を越そうとした若者や観光客ら大勢が訪れていた。 中国メディアによると、死亡したのは男性 10 人と女性 25 人。 事故が起きたのはバンドにある広場で、けが人には 20 歳前後の若者が多いという。事故を受け、上海で予定されていた年越しイベントや新年行事の多くは中止となった。 上海市当局は対策本部を設置して原因の調査を開始。 習近平(シー・チンピン)国家主席は負傷者の治療に全力をあげるよう指示した。 負傷者が運ばれた上海市内の病院には 1 日朝、家族や知人の安否を気遣う人たちが駆けつけた。 目撃者が朝日新聞に証言したところによると、広場にある階段を上がろうとする人と下りようとする人でごった返し、多数の人が転倒したとみられる。 バンドは西洋建築が並ぶ区域で、上海の主要な観光名所の一つ。 川をはさんだ対岸には高層ビル群が見える。地元の人だけでなく、日本や海外からも多くの観光客が訪れる。 在上海日本総領事館によると、日本人を含む外国人が巻き込まれたとの情報はこれまでないという。 (上海 = 金順姫、asahi = 1-1-15) 中国、カドミウム汚染半世紀隠す イタイイタイ病似た症状も 中国広西チワン族自治区の亜鉛鉱山周辺の農村地帯で、カドミウム汚染が半世紀以上、当局に隠蔽されてきた疑いがあることが 18 日、住民の証言や裁判資料で分かった。 稲の生育不良や地元住民の骨の軟化など、富山県・神通川流域でのイタイイタイ病の発生時と似た状況が起きているが、本格的な疫学調査などは行われず事実上放置されたままとなっている。 この農村はベトナムとの国境に近い同自治区大新県の三合村。 昨年 12 月、複数の住民が共同通信の取材に、約 800 人の村人の約 8 割に背骨の痛みなどの体調不良があると明らかにした。 (kyodo = 1-18-15) 中国・長江でタグボート沈没、日本人含む 20 人超が不明 = 新華社 [上海] 中国国営の新華社は 16 日、地元当局の話として、同国東部の江蘇省で 15 日、長江で試験航行していたタグボートが沈没し、20 人超が行方不明だと伝えた。 行方不明者の中には、日本人やシンガポール人を含め、タグボートで働いていた 7 - 8 人の外国人がいるという。 フランス人 1 人も含まれている可能性がある。 新華社によると、これまでに 3 人が救助された。 捜索活動は現在も続いている。 (Reuters = 1-16-15) 病死豚を売りさばく 中国、110 人を拘束 合格証まで偽造 中国公安省は 12 日までに、病死した豚を加工して売りさばいていた 11 のグループを摘発し、容疑者約 110 人を拘束、問題の豚肉など約千トンを押収した。 中国ではネズミの肉を羊肉に偽装して販売したり、使用期限切れの食肉を使った加工品を販売したりするなど食の安全を脅かす事件が相次いでいる。 公安省によると、グループは 2008 8年ごろから病死した豚を農家などから安く買い上げ、加工した上で湖南、河南両省、広西チワン族自治区など 11 の省・自治区で売りさばいていた。 また、監督機関の役人が、正規の肉だとする合格証書を偽造していた。 公安当局は、11 年以降、病死した家畜を売りさばくなどした事案を 4,600 件摘発したとしている。 (kyodo = 1-12-15) 中国で性犯罪の重大事件相次ぐ 罪名として「姦通」使用開始 事件には事欠かない中国においても最近特に目立ってきているのが「性犯罪」である。 拓殖大学教授の富坂聰氏がレポートする。 * * * 中国のネットで見つかる昨年の流行語のあれこれのなかに、一風変わったランキングがある。 題して、「2014 年の性犯罪流行語ベスト・テン」である。 昨年、中国で起きた性に絡む問題や事件に絡み、中国社会で頻繁に使われた言葉に対して順位をつけたものだ。 説明よりも先にざっと並べて見よう。
こうして見てみると実にさまざまな性に関する事件が起きていたことが分かる。 それにしても同性愛者が中国社会で存在感を増しているとは驚きである。 (News PostSeven = 1-4-15) 亡命漫画家・変態唐辛子が語る「中国共産党の言論統制」
記事コピー (11-2-14 〜 1-3-15) 中国河北省 農村に嫁いだベトナム人の花嫁 20 人が一夜で逃亡 中国河北省邯鄲市で、農村地帯の男性に嫁いだベトナム人花嫁 20 人以上が 11 月下旬、一夜で集団失踪していたことが分かった。 いずれも、20 年以上も前に現地の農村男性と結婚したベトナム人未亡人が紹介した女性たちばかりで、計画的な逃走とみられ、地元警察は「極めて悪質」として捜査本部を設置し、女性らの行方を追っている。 北京紙「新京報」が報じた。 結婚を仲介した未亡人は、すでに中国籍を取得している呉美玉さん (45)。 呉さんは中国人男性と結婚したが、夫が死亡してからは村で理髪店を経営していた。 呉さんは今年初めから村の男性にベトナム人女性を紹介。 料金は最高で 20 万元(約 360 万円)から 10 万元(約 190 万円)。 この村の一世帯当たりの平均年収は約 3 万元(約 57 万円)と、年収のほぼ 4 倍から 7 倍ほどと安くはない額だ。 女性たちは「町に買い物に行く」、「妹に会いに行く」などの理由をつけて、11 月 21 日の朝から出かけており、翌朝になっても帰ってこないので、女性たちの夫や家族ら約 100 人が紹介者の呉さんの理髪店に押し寄せたが、呉さん宅はもぬけの殻だった。 呉さんは近隣の人々に「ベトナム人女性の結婚手続で一時帰国する」と言い残していたという。 呉さんが紹介したベトナム人女性は「器量が良い」と評判で、村の他の独身男性から花嫁斡旋の依頼が引きも切らなかったというほどだ。 それなのに、なぜ集団失踪してしまったのか。 これについて、地元警察では「呉さんが花嫁たちに、こんな田舎ではなくて、もっと良い条件の嫁ぎ先があるとか、次の嫁ぎ先に決まれば、謝礼をはずむなどとそそのかして、連れ出したのではないか」と推測している。 中国では一人っ子政策の影響で、農村部ばかりでなく、都市部でも結婚適齢期の女性の数が足りず、独身男性が増えている。 中国衛生省と計画生育委員会は今年 7 月の記者会見で、「この 30 年来、男性が女性よりも 2,400 万人から 3,400 万人多く出生しており、男性の結婚難が深刻化して、社会の安定にも影響しかねない」と警告を鳴らしていた。 (News PostSeven = 1-1-15) 中国、河川汚染の代償は … 30 億円賠償命令 環境訴訟で最高額 中国江蘇省の高級人民法院(高裁)は 30 日、同省泰州市の川に酸性の汚染水を廃棄したとして、化学工場を操業する 6 社に対し計約 1 億 6 千万元(計約 30 億円)の損害賠償を命じた一審判決を支持する判決を言い渡した。 判決は確定、中国の環境訴訟では最高の賠償額という。 新華社電が伝えた。 開発優先で経済成長を続けてきた中国では環境汚染が深刻化。 2015 年 1 月 1 日から当局の処罰権限を強化した環境保護法を施行するなど、環境対策に本腰を入れ始めており、高裁判決にもこうした政府の意向が反映されたとみられる。 地元の環境保護団体が環境修復のため損害賠償を求め提訴していた。 判決などによると、6 社は 12 年 1 月 - 13 年 2 月、化学工場から出た酸性の汚染水計約 2 万 5 千トンを、適切な処理施設を持たない会社などに引き渡した。 汚染水は泰州市内を流れる二つの川にそのまま廃棄され、重大な環境汚染を招いた。 (kyodo = 12-31-14) 自動車部品工場で爆発事故、17 人死亡 広東省・仏山市 中国広東省仏山市にある自動車部品工場で 12 月 31 日午前 9 時半(日本時間午前 10 時半)ごろ、爆発事故があった。 作業をしていた従業員ら 17 人が死亡、33 人がけがをした。 地元政府が原因を調べている。 地元メディアによると、3 回にわたって大きな爆発音がして、黒い煙が上がった。 工場は 100 メートルほどの範囲にわたって屋根や壁が吹き飛ばされたり、ガラスが割れたりするなどの被害が出ている。 このメーカーは、トレーラーの車軸の生産量では世界一という。 (香港 = 延与光貞、asahi = 12-31-14) 失脚した中国共産党最高幹部の一族が DQN ネームすぎて話題に いま、中国では習近平国家主席による「反腐敗キャンペーン」が激烈を極めている。 末端の役人はすでに 2 万人近くが更迭され、いまやその矛先は「虎 = 中国共産党の大物」に向かっており、「虎狩り」の動きはとどまるところを知らない。 12 月 5 日には、前政治局常務委員の周永康氏が収賄や職権乱用、機密漏洩などの容疑で逮捕。 中国全土に衝撃が走った。 中国では、党の最高幹部である常務委員(現在は 7 名)経験者は半永久的に刑事責任を追及されることはないとされてきただけに、前代未聞の出来事だった。 裸の女性を乗せ、フェラーリで大事故を起こす さらに 12 月 22 日には、胡錦濤前国家主席の側近の令計画氏が「重大な規律違反があった」として党の取調べを受け、失脚した。 胡錦濤国家主席の秘書時代に「大番頭」として権勢をふるい、一説には 7 千億円近い資産を不正に蓄財したと言われており、京都に妻名義で大豪邸も所有している。 また、2012 年 3 月には、北京市内で長男が裸の女性 2 人をフェラーリに乗せて交通事故を起こし、うち一人は死亡。 もう一人も重傷を負うという惨事を招いて後に大騒動になった。 このとき、口止め料として億のカネが遺族に渡ったという。 まさにやりたい放題であるが、この令計画氏の一族は、中国でも有名な「革命家族」の 1 つであり、これまで栄華を極めてきた。 しかし、今回の失脚により、一族もろとも没落することは間違いない。 それが「三国志」時代から続く、中国の常道といっていい。 日本の DQN ネームも真っ青! 令一家の "とんでもネーム" さて、今回は別に中国内部の政治闘争について言及したいのではない。 筆者が注目したのは、令氏を含め、その兄弟たちの奇妙すぎる「名前」である。 そもそも、「令計画」という名前を新聞で見たとき、何かの政治的計画かと勘違いしてしまった。 が、それも当然だった。 知人の中国人に尋ねても「計画なんて名前は聞いたことがない」と言うのだから。 実は、令計画氏は 5 人兄弟なのだが、他の兄弟の名前もかなりキテいる。 上から順番に並べてみよう。
もはや「何事なんだ」と言いたいレベルのキテレツなネーミング。 日本で「自民、民主、みんな、維新、共産」などと、子どもに名づけるようなものか(ちょっと違うか)。 しかし、令兄弟の場合、日本の DQN 子弟たちと違って、「名は体をあらわす」を地で行く超エリートだったのが、すごいところ。 長男の令路線氏はすでに死去しているが、次男の政策氏は、山西省政府の元幹部(今年 6 月に失脚)で、末弟の完成氏は元新華社通信の社員。 現在は民間会社の経営者である。 唯一の娘・方針の婿「王健康」氏は、山西省の地方都市で副市長の要職についていた。 もともとは他人であるはずの婿まで「健康」ときたものだ。 そんな一家が、中国共産党の「路線・政策・方針」に背いて、一族の財と地位作りを「完成」させ、その権力を利用して「不健康」極まりない汚職を働いていたというのだから、まったく笑えない話である。 粛清された彼らは、今後、その立派すぎる名前を背負ってどんな人生を送っていくのだろうか。 せめて「健康」にだけは気をつけてもらいたいものだ。 (小林靖樹、DMM = 12-27-14) 中国の「クリスマス村」で、世界のオーナメントの 6 割が作られている 一瞬楽しげだけど、実は切ない。 今、街に出ればクリスマスツリーが並んでるし、自宅にツリーとか、サンタクロースやスノーマンの人形とかを飾ってる人もたくさんいることでしょう。 でも、こういう飾りがどこから来てるかっていうと … たいていは「MADE IN CHINA」と表示されてるはずです。 さらに厳密にいえば、中国のあるひとつの街、クリスマスのデコレーショングッズに特化した工場の街から来ている可能性が高いのです。 そんな街って年中クリスマス気分が味わえて楽しそうな感じがするかもしれませんが、そうでもありません。 ジャーナリスト数人が世界のクリスマスデコレーションの 60% を製造する中国の街、義烏を訪問し、その実態を目の当たりにしています。 そこには、600 軒ほどの工場が立ち並んでいますが、その工員の多くは低所得で、平均時給 70 セント(約 84 円)程度で週 6 日、1 日 12 時間働いています。 その労働環境はというと、Sina News Agency の画像を見ると、マスクをした工員が赤い繊維くずに全身まみれています。 この人は、赤いフェルト生地で覆った飾りを作る工場で働いています。 The Guardian にはこうあります。
中国にある工場の労働環境が劣悪だとは今までも聞いた話です。 でも、我々がうきうきと安価に手に入れているサンタの帽子やクリスマスツリーのオーナメントが、工場の人の大きな負担の上でできていると思うと心が痛みます。 BBC の Tim Maughan 氏は、義烏について今年夏以下のように伝えています。
最後にこちらは、Toby Smith さんが今年義烏を訪れてその労働環境を記録した動画です。 彼は、作られたクリスマスの飾りが工場のフロアから米国向けの貨物船に載るまでを見届けてきました。
こういう実態をちょっと知ったからといって、オーナメントを買う側が何か行動すればすぐに状況が変わるわけでもなさそうです。 でも、安価に買えるものの裏にはこういう実態があるってことはどこか心に留めておきたいです。 (Adam Clark Estes、Gizmodo US = 12-24-14) 医師らが手術中に自分撮り、患者の前で「ピース」 中国 中国北西部陝西省の私立病院で、手術中の医師や看護師が「自分撮り」した写真が交流サイトに出回り、当局が関係者を処分した。 国営メディアが 22 日に伝えた。 問題の写真は 8 月に撮影されたもので、最近になって中国の交流サイト「新浪微博(ウェイボー)」に出回った。 手術着姿の医師や看護師が手術室で患者の周りに立ち、全員がカメラ目線を送っている。 ピースサインを出したり、器具を手に持ったりしている男性もいた。 患者は意識がない様子だった。 新華社通信によると、地元の公衆衛生当局は写真の発覚を受けてこの病院の経営幹部 3 人を処分。 写真に写っていた医師や看護師は懲戒処分を受けて 3 カ月分の給与を減額された。 病院側は、「自分たちの行動が悪影響を与える可能性をスタッフが軽視していた」として謝罪の談話を発表した。 同病院では新しい手術室の新設に伴って古い手術室が閉鎖されることになっており、写真はこの手術室で行われた最後の手術を記念して撮影されたという。 中国の交流サイトでも医師団の職業倫理の欠如を非難する声が高まり、「患者の苦しみが冗談として扱われた。 こんな時に自分撮りとは。」などの投稿が相次いだ。 一方で、「医師だって人間だ。 長時間の手術が成功したことを祝って写真を撮りたいと思うことが誤りだとは思わない。」と医師団に同情する投稿もあった。 (CNN = 12-24-14) 老いる中国、60 歳以上が 2 億人超 高齢化対策、後手に 中国の高齢化が加速しようとしている。 子供の数を抑える「一人っ子政策」の副作用が背景にある。 昨年、60 歳以上の人口が 2 億人を超えたが、高齢化対策は後手に回る。 一方、経済成長を支えてきた働き盛りの世代の人口はすでに減っており、課題は山積みだ。 北京中心部にある老人ホーム。 80 歳以上の高齢者約 100 人が暮らす。 「子供に見捨てられた」と考えて、入居を嫌がるお年寄りも中国では少なくないが、老人の体調を IT でチェックするなどのサービスが好評で、予約が殺到。 入居待ちは約 500 人に達する。 2 年前から暮らす劉陵さん (86) は「家族と暮らしても 24 時間はいられないが、ここでは介護者がずっと一緒だ」と満足げだ。 中国人の平均寿命(2010 年)は男性が 72.38 歳、女性が 77.37 歳。 医療の改善などを背景に約 30 年間で男性が 6.1 歳、女性が 8.1 歳それぞれ延びた。 それでも中国の人口に占める 65 歳以上の割合はまだ 8.4%。 日本の 1970 年代後半の水準だ。 (ハルビン = 益満雄一郎、asahi = 12-23-14) |