先生専用 SNS、人気急上昇 2 カ月で会員 2 千人

教師だけが参加できるソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) が人気を呼んでいる。 3 月末に始まった「SENSEI NOTE (センセイノート、https://senseinote.com/)」は、職員室で孤立しがちな先生たちをつなぎ、互いに相談し合ったり、仲間を見つけてもらったりするサイト。 先生の教育活動を支える「インフラ」を目指している。 サイトを運営するのはベンチャー企業の「LOUPE (ルーペ、東京都目黒区)」。 「先生を支え抜く」を社の方針として掲げ、2013 年 2 月に設立された。

代表の浅谷治希さん (28) は、2 年前、高校時代の同級生が教師として活躍する姿を見て、全国の先生を支援するサイトを思いついた。 「先生は生涯で約千人の子どもを受け持つ。 1 万人の先生を支えると、1 千万人の子どもの人生が変わる。 社会を変える最短距離が、先生の支援なんです。」と、語る。 (原田朱美、asahi = 5-27-14)


クリック操作で簡単に給与計算、freee が新機能のベータ版リリース

中小事業者向けクラウド型会計ソフトの freee (フリー)は 2014 年 5 月 19 日、給与計算機能「給与計算 freee」をリリースした。 当面の間はベータ版として無料ですべての機能が利用できる。 佐々木大輔代表取締役は「中小事業者にとって給与関連業務は大きな負担になっている。 数回のクリックで給与計算や会計帳簿への計上が済むようにしたい。」と説明する。

「給与計算 freee」では、従業員が勤怠情報などを入力すると、給与計算や明細発行などの事務処理を自動的に行う。 社会保険や年金、年末調整などの手続きに必要な書類も簡単に発行できる。 給与に付随して発生する費用(給料、通勤手当、健康保険料、介護保険料など)を帳簿画面へと自動的に取り込んで、会計処理に反映する機能もある。

主要機能は Web ブラウザー上で動作する。 勤怠入力はパソコンだけではなく、従業員のスマートフォンやタブレット上の Web ブラウザーからも実行できる。 2014 年後半のリリースを見込む正式版は、基本プラン(従業員 3 人分まで)の月額料金が 1,980 円、従業員 1 人追加ごとに月額 300 円(いずれも税込み)とする予定である。

freee は給与計算機能の実装に当たって、2013 年 3 月にリリースした当初の会計ソフトを全面的に作り直した。 機能のモジュール化(部品化)を進めて、従業員管理用のモジュールを新たに追加したという。 佐々木代表取締役は「創業時には私自身がプログラミングまでこなしていたが、今はゲーム業界やビジネスソフト業界などさまざまな分野から開発者が集まるようになった。 これまで以上に頻繁にバージョンアップしやすいシステム構造に作り変えた。」と説明する。 (清嶋 直樹 = 日経コンピュータ、ITpro = 5-19-14)


ネットで講義視聴、集って議論 MOOC に多彩な参加者

インターネットを通じて前もって講義の動画を視聴し、それを基に実際に大学に集まって議論したり、高度な内容を学んだり - -。 そんな大規模公開オンライン講座(MOOC = ムーク)の反転学習コースが、世代や地域を超えた学びの場になりそうだ。 ビジネスチャンスとみて参入する企業も出始めた。

4 月下旬、東京大本郷キャンパス(東京都文京区)。 全国各地の 10 代 - 80 代の約 90 人が、東京大の本郷和人教授の「日本中世の自由と平等」の講義を受けていた。 前もって講義動画を視聴した上で、教室では議論や応用問題に取り組む、反転学習の手法を用いた日本語版ムークでは初の取り組みだ。

100 人の募集定員に対し、応募者は 160 人。 授業料は、約 20 人まで無料の高校生を除き、1 万円かかる。 交通費も自己負担だ。 それでも、東北や九州からの応募もあった。 (渡辺洋介、asahi = 5-17-14)


日本システムウエア、ビッグデータ分析の新サービスに力

ソフト開発の日本システムウエアでは、流通業向けの物流情報の管理といったクラウドサービスが伸びている。 このサービスが引っ張り、2014 年 3 月期の売上高は前年比 3.6% 増の 269 億円、純利益が 2.3 倍の 9 億円と増収増益だった。

15 年 3 月期は、「ビッグデータ」を可視化して利用しやくする新サービスに力を入れる。 橋に取り付けたセンサーから通行量や振動などの情報を集めて老朽化の予測をするなど、分析対象は様々だ。 鈴木晴雄執行役員は「顧客の要望に応じてシステムを変えていくことで、中小企業への利用拡大を期待したい」と話す。 (asahi = 5-15-14)


角川とドワンゴが経営統合へ 老舗出版社と「ニコ動」

「角川書店」で知られる出版大手の KADOKAWA と「ニコニコ動画(ニコ動)」で知られる動画配信大手のドワンゴは 14 日、経営統合する方針を固めた。 KADOKAWA が持つ書籍や映画、ゲームなどの豊富なコンテンツ(情報の中身)を、若者に人気があるニコ動というインターネット動画サービスにのせることでお互いに大きな効果があると判断した。

老舗出版社と新興ネット企業が手を組むという新しいメディア再編になる。 両社はネットを通じて映画やアニメ、ゲームなどを国内だけでなくアジアなど海外に発信することもねらう。 両社は 14 日朝、経営統合について「本日開催の取締役会に付議する予定」と発表した。 午後にも記者会見して発表する見通しだ。 (asahi = 5-14-14)


ぐるなび過去最高益、店紹介サービスを充実へ 3 月期

飲食店検索サイトを運営する「ぐるなび」の 2014 年 3 月期は、売上高が前年より 11.9% 増の 305 億円、純利益は 23.5% 増の 24 億円で、ともに過去最高となった。

掲載料金をもらっているお店の数が、約 5 万 2 千と前期から 3.8% 増えた。 お客の来店履歴を記録する新しいシステムも導入した。 お客がサイトを検索した結果や予約の状況も加えて分析し、好みに合いそうなほかの店を紹介するサービスを充実させる。 久保征一郎社長は「ビジネス接待や外国人観光客向けの需要も掘り起こしたい」と話す。 (asahi = 5-13-14)


佐賀県立高タブレット、教材のダウンロード間に合わず

今春から新入生全員がタブレット端末を購入することになった佐賀県の県立高校全 36 校のうち 34 校で、教材ソフトのインストールが終わらず、授業への本格活用が予定より最短で約 2 週間遅れる見通しになった。 ソフトの容量が大きく、授業時間内にダウンロードが完了しなかったためという。

県教委によると、授業で使うには副読本などの教材ソフトが必要で、県教委は各校が選んだソフトの販売元約 20 社と契約。 4 月中にはインターネットを介したインストールを終え、5 月の連休明けから本格的に授業で使う予定だった。 しかし、34 校が選んだ 2 社の教材には理科の実験や調理実習の動画などが含まれていて容量が大きく、規定の授業時間内にダウンロードが終わらないケースが続出した。

今後、端末にメディアを直接つなぐなどしてインストールするが、販売元の対応待ちといい、作業は今月 19 日以降になる見込み。 県教委の担当者は「見通しが甘かった。 来年度以降は同じことが起きないようにしたい。」と話している。 (大野宏、asahi = 5-3-14)

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タブレット 1 人 1 台時代 佐賀県立高新入生へ販売開始

ICT (情報通信技術)の活用が教育現場で広がるなか、佐賀県立高校で 2 日、新入生全員(約 6,800 人)を対象にしたタブレット端末の販売と操作説明が始まった。 販売期間は 4 日までで、9 日の入学式後、授業で使い始める。 同県立高では全国に先駆け、タブレット端末の「1 人 1 台」時代が始まる。

県教委は学力向上を目的に、今年度の新入生から全員に購入させることを決めた。 辞書などデジタル教材を含めた価格は約 8 万 4 千円で、生徒側の負担 5 万円を超える分は県が補う。 分割払いもでき、今のところ、購入しない意思を示した新入生はいないという。

佐賀市の県立佐賀北高校では、朝早くから登校した新入生たち 280 人が校内で購入。 その後、各クラスで、県教委の担当者らから操作方法の説明を受けた。 電源を入れた新入生たちは周りに「どうするの?」、「できた?」などと聞きながら、画面や、着脱できるキーボードに触っていた。 森香純さん (15) は「アイコンがたくさんあって少し難しかった。 でも、勉強は楽しくなりそう。 家に帰ってもやってみようと思う。」と話した。 (石田一光、asahi = 4-3-14)


ネット閲覧ソフトの欠陥修正 = XP にも特別対応 - 米マイクロソフト

【シリコンバレー】 米マイクロソフト (MS) は 1 日(日本時間 2 日未明)、インターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー (IE)」にセキュリティー上の欠陥が見つかった問題で、欠陥修正プログラムを配布した。 4 月上旬にサポートを終了したパソコン用基本ソフト (OS) 「ウィンドウズ XP」にも今回に限り対応する。

MS は 4 月 26 日に欠陥情報を公開。 ロイター通信によると、米政府はハッカー攻撃を受ける可能性があるとして不具合が改善されるまで代替ソフトの使用を検討するよう呼び掛けた。 同様の欠陥はこれまでもたびたび公表されているが、今回は XP のサポートが終了していることもあり、ユーザーの間に不安が広がっていた。

MS は 1 日の声明で、欠陥問題と XP のサポート終了を絡めた報道に不快感を示し、「今回の欠陥に基づく攻撃は非常に少数というのが事実で、不安が誇張された」と異例の批判を行った。 また、XP への対応について「XP からの乗り換えの検討をやめてもよいという意味ではない」と強調。 セキュリティー対策が強化されている新 OS への移行を改めて求めた。

欠陥を修正するプログラムは、OS の更新プログラム「ウィンドウズ・アップデート」を通じて配布。 更新が自動的に行われる設定にしてあれば、特にユーザー側で対応する必要はないという。 (jiji = 5-2-14)

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「IE に弱点」広がる波紋 政府、官公庁に使用停止指示

米マイクロソフト (MS) のインターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー (IE)」で、安全上の弱点が明らかになった問題で、官公庁や企業で IE を使用停止にする動きが相次いでいる。 ウイルスに感染すると、個人情報や企業の機密情報などが盗まれる恐れがあるためだ。

政府の情報安全対策を統括する内閣官房情報セキュリティセンターは 4 月 30 日、全省庁に対し、IE 以外の閲覧ソフトを使うように対応を呼びかけた。 これを受けて財務省や経済産業省、文部科学省などは、職員に対し、IE を利用停止するよう指示を出した。 総務省は各都道府県と市町村に対し、情報提供をした上で注意を促した。

企業でも対策は広がっている。 飲料大手サッポロホールディングスや音響メーカー大手のパイオニア、小売り大手のイオンなども IE を利用しないように社員に呼びかけた。 インターネットを利用する際は、別の閲覧ソフトを利用するなどの対応をとる。 (asahi = 5-1-14)

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IE のゼロデイ脆弱性、攻撃回避策の手順をマイクロソフトが説明

日本マイクロソフトは 30 日、Internet Explorer (IE) に発見されたゼロデイ脆弱性について、OS 別の攻撃回避策を公式ブログに掲載した。 IE に対しては、現在サポートされているすべてのバージョン (IE6 -11) に影響のある脆弱性が発見され、既にこの脆弱性を悪用する標的型攻撃の発生も確認されている。 マイクロソフトでは、現時点でこの脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムを提供していない。 このため、攻撃の回避策としては、Firefox や Google Chrome など、IE 以外のブラウザーを使うことが挙げられる。

IE を使用する場合の回避策としては、マイクロソフトでは「VML の無効化」、「拡張保護モードの有効化」、「EMETの導入」の 3 種類を挙げ、個人ユーザーと企業ユーザーの場合、使用している OS の種類別にそれぞれ推奨する回避策を説明している。

個人ユーザーで、Windows Vista および Windows 7 以降(32 ビット版)の場合は、「VML の無効化」を行うことを推奨している。 VML の無効化手順としては、まずコマンドプロンプトを管理者権限で開く必要がある。 Windows 7/Vista の場合には、「スタートボタン」 → 「すべてのプログラム」 → 「アクセサリ」の「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」をクリック。 Windows 8.1/8 の場合には、デスクトップで「スタートボタン」を右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックする。

コマンドプロンプトが管理者権限で開かれたら、「"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" -u "%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"」を入力し、エンターキーを押して実行する。 64 ビット版 OS の場合は、「"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" -u "%CommonProgramFiles(x86)%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"」も実行する。 ダイイアログボックスが表示され、無効化が成功したことが表示されれば「OK」を押してダイアログボックスを閉じる。 その後、IE を再起動する。

個人ユーザーで、Windows 7 以降(64 ビット版)の場合は、IE10 以降を使用するとともに、「拡張保護モードの有効化」を行うことを推奨している。 拡張保護モードの有効化手順は、IE を起動して「ツール」ボタン(歯車マーク)から「インターネットオプション」を選択し、「詳細設定」タブの設定項目の中から「拡張保護モードを有効にする」および「拡張保護モードで 64 ビットプロセッサを有効にする(IE11 で 64 ビット版の場合)」のチェックをオンにする。 (InternetWatch = 4-30-14)

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マイクロソフトの閲覧ソフト、ハッカー被害のおそれ

米国土安全保障省は 28 日、米マイクロソフト (MS) の閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー (IE)」が外部のハッカーによる攻撃を受ける可能性があるとして、他のソフトを使うよう警告した。

対象は、IE のバージョン「6」から「11」まで。 同省によると、閲覧ソフトに脆弱性があり、外部のハッカーが任意のプログラムを実行できる状態にあるという。 MS は 26 日、IE の脆弱性を確認したとして、解決策の提供などをおこなうことを明らかにした。 利用者にはソフトの定期的な更新を呼びかけている。 (ワシントン = 五十嵐大介、asahi = 4-29-14)


SSL 欠陥、125 サイト放置 … 情報流出の恐れ

インターネットショッピングやネットバンキングなどで広く利用されている暗号化通信技術「オープン SSL」の欠陥が今月明らかになり、パスワードやクレジットカード番号などが第三者に見られる恐れが生じている。 発覚から半月ほどたっても 100 サイト以上が未対応のままで、専門家は「情報を盗まれても気付きにくい。 被害が拡大する前に、サイト運営者は速やかに対応してほしい。」と呼び掛けている。

多くの企業などが使うオープン SSL の今回の欠陥は、サイト運営者が修正すれば新たな被害を防ぐことは可能だ。 しかしウイルス対策会社のトレンドマイクロ(東京)が、国内主要サイトの 1 万 7,852 サイトを調べたところ、23 日現在で 125 サイトが未対応だった。 11 日現在の 534 サイトに比べて 4 分の 1 ほどになったものの、大手サイトも含まれているという。 スマートフォンのアンドロイド用アプリでも、約 6,000 アプリ(17 日現在)が未対応の海外通販サイトなどにつながるアプリだった。 (yomiuri = 4-30-14)

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OpenSSL : 三菱UFJニコス 894 人個人情報流出か

ソフト欠陥被害判明は国内初

クレジットカード大手の三菱 UFJ ニコスは、同社のホームページへの不正アクセスで、延べ 894 人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。 会員向けサービスで使っている暗号化ソフト「OpenSSL (オープン・エス・エス・エル)」の欠陥が狙われた。 このソフトの欠陥による被害が明らかになるのは国内では初めて。

同社によると、不正アクセスは 9 日夜から 11 日午前に発生し、会員の名前や生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先名などが閲覧された。 11 日朝、不正アクセスに気づき、サービスを停止。 ソフトの欠陥を修正した上で 12 日朝に再開した。

カード番号は一部しか見られず、パスワードも閲覧されていなかったため、買い物などで不正利用される可能性について同社は「極めて低い」と説明。 会員にパスワードなどを変更するよう連絡するとともに、警視庁にも被害を報告した。 同社は「大変な心配と迷惑をかけたことを深くおわびする」としている。 OpenSSL は電子商取引などに幅広く使われているが、今月 7 日、情報流出を招く重大な欠陥があることが公表され、警察庁などが修正版への更新を呼びかけている。 (朝日弘行、mainichi = 4-19-14)

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暗号化ソフトに欠陥、情報流出の恐れ OpenSSL

インターネット通信販売などのサイトで利用される無料暗号化ソフトに重大な欠陥が見つかり、住所などの個人情報が奪われる危険性があることが分かった。 ネットセキュリティー機関が早急に最新版へ更新するよう呼びかけている。

安全対策の助言をするネットセキュリティーの社団法人「JPCERT/CC」によると、問題が見つかったのはネット上で公開されている情報の暗号化ソフト「OpenSSL (オープン・エス・エス・エル)」。 氏名や住所、クレジットカードの番号、暗証番号などの個人情報を暗号化してやりとりできるため、インターネットを利用した通信販売や銀行などのサイトで広く使われてきた。

JPCERT/CC は 8 日、OpenSSL の特定のバージョンで深刻な脆弱性が明らかになったことをネット上で紹介。 悪用された場合、暗号化された情報が外部から奪われる危険性を指摘した。 独立行政法人情報処理推進機構と警察庁もその後、ネット上で注意を促した。 欠陥のある同ソフトを使うサイトなどを見つけるための道具が公開されており、9 日からこうしたサイトを探す不審な通信が多い時で 1 時間に約 350 件確認できたという。

ネットセキュリティー機関は最新のバージョンにアップデートするよう呼びかけている。 また、電子証明書を外部に公開している場合は再発行を勧めている。 (八木拓郎、asahi = 4-12-14)


旅先のコンビニで観光地図プリント セブンイレブン

セブンカルチャーネットワークは、全国のコンビニ「セブン-イレブン」のマルチコピー機から、各地の観光地図をプリントできるサービス「セブン旅マップ」を始めた。 東京・銀座や京都・祇園など 43 地区の観光スポットなどの情報を、それぞれ A3 カラー用紙 1 枚に収めた。 税込み 100 円。 対象地区は年内に 178 地区まで増やし、外国人や車いすの人など向けの地図も作る予定。 事前にネット上での予約が必要。 (asahi = 4-28-14)


ヤフーとブックオフが提携 中古本をヤフオク! で販売へ

インターネット検索大手のヤフーと中古本販売大手のブックオフコーポレーションは 24 日、資本・業務提携する、と発表した。 利用者はブックオフが買い取った中古本の一部をヤフーのオークションサイト「ヤフオク!」で買えるようになる。 ブックオフはヤフーから最大約 100 億円の出資も受ける。

「ヤフオク!」での販売は、すでに試行が始まっていて、来年度から本格展開する。 ヤフーは「ヤフオク!」で現在、年間約 200 万冊の中古本を取り扱っている。 ブックオフと提携し、2016 年度までに 1 千万冊に増やすことを目指す。 ブックオフが扱う DVD やゲームソフトなど中古本以外の商品も「ヤフオク!」で販売していく。

ヤフーの宮坂学社長は会見で、「日本でのリユース(再利用)経験がある人は約 4 割。 オンラインだけでなく、オフラインも合わせて市場を大きくしたい。」と語った。 一方、ブックオフは全国に約 1 千店を持つが、それぞれの店は販売地域が限られ、売れ残りが課題となっていた。 ネットに販路を広げて収益拡大をめざす。 ブックオフの松下展千(のぶゆき)社長は「2019 年 3 月期までに、利益を 2 倍にしたい」と話した。

資本提携ではヤフーがブックオフが新たに発行する普通株式を買い取り、議決権ベースで約 15% を出資し、筆頭株主になる。 新株に転換できるブックオフ社債も買い取り、株式転換の権利を行使すると、ヤフーの出資比率は議決権ベースで最大約 43% に高まる。

ブックオフは増資で得た資金を使い、買い取った商品を保管・管理するための約 1 万 5 千坪の物流センターを来年度中に関東につくる。 さらに 7 月からはこれまで買い取っていなかったブランド品や雑貨なども買い取り、「ヤフオク!」にも出品する。 このための買い取り窓口を各店舗に作っていく。 (篠健一郎、稲田清英、asahi = 4-24-14)


世界の風景、移り変わりをネットで グーグルが新機能

インターネット検索大手のグーグルは 24 日、地図上で選んだ場所が 360 度見られる「ストリートビュー」で、過去の写真と比較できる新サービスを世界同時にスタートする。 世界の景色や街並みの移り変わりをネットで見ることができ、東日本大震災で被災地の記録を残すため生まれたサービスが世界に広がる。

グーグルは街の移り変わりに合わせストリートビューの写真を更新しており、過去に撮影された場所ならば、どこの場所でもさかのぼって見ることができる。 例えば、2012 年に赤れんがの丸の内駅舎が復元された東京駅は、09 年 11 月以降の 4 枚が見られ、駅舎が完成するまでの変化を確認できる。 京都の観光名所「哲学の道」では、最新の写真は秋口のものだが、過去に撮影された桜の時期の写真も公開し、季節の移り変わりを感じられる。 (篠健一郎、asahi = 4-24-14)


360 度動画でライブ中継 ニコニコ超会議、初の試み

26、27 日に千葉・幕張メッセで開かれるニコニコ超会議に合わせて開催されるライブイベント「ニコニコ超パーティー」では、360 度の全天球動画ライブ中継が注目されている。 ライブに先立つ 21 日、撮影・配信システムがメディア向けに公開された。 ニコニコ動画を運営するドワンゴは、これを出発点に、360 度全天球動画配信に本格的に取り組む方針だ。

映像は、「Ladybug (レディーバグ) 3」という特殊なカメラで撮影する。 正五角柱の各側面と上底面に計六つのカメラが組み込まれており、足下を除くあらゆる方向を動画撮影できる。 超パーティーの中継では、カメラを客席に置いて全方位の映像を撮影、全天球映像としてライブ配信する。 対応ブラウザーに表示した画面をマウスでドラッグすると、見たい方向の映像が表示される。 もちろんステージだけでなく、周囲の客席の様子などを見ることも可能だ。

全天球ライブ中継は世界では過去何度か実施されたが、単発的なイベントにとどまっており、長続きしなかった。 ニコニコ動画では、フランチャイズのイベント会場「ニコファーレ」で開かれるライブで同種の配信を続ける方針。 「続けていくことで、世の中に 360 度全天球配信を定着させていきたい」と、担当するドワンゴの岩城進之介ニコファーレセクションマネージャは話す。 このように、今回の超パーティーでのライブ配信はあくまでも「最初の試み」という位置づけで、将来への課題も残される。 (丹治吉順、asahi = 4-22-14)


総務省「ビッグデータ」で避難情報 災害時、住民に素早く伝達 今夏にも実験開始

総務省は 19 日、台風やゲリラ豪雨で洪水や土砂崩れなど災害の発生が危ぶまれるとき、短文投稿サイト「ツイッター」のつぶやきなどインターネット上の「ビッグデータ」を気象データに組み合わせ、避難情報を地方自治体や住民に素早く伝えるシステムを官民でつくることを明らかにした。 今夏にも実験を始め、2016 年度をめどに実用化を目指す。

具体的には、雨量や河川の水位などの気象関連情報や、住民がツイッターやフェイスブックなどに投稿した情報をもとにリアルタイムで被災状況を把握したり、被害が出そうな地域を予測したりする。 分析した情報は地方自治体などに提供し、テレビやラジオの放送、携帯電話への緊急速報メールなどで住民に伝達。 地震や津波の際の避難誘導システムでは高台への経路や交通渋滞の情報をスマホ向けに提供する。 (sankei = 4-19-14)


アマゾン vs グーグル、「小売り」と「検索」互いに浸食 米 IT 大手の激突過熱

【ワシントン = 柿内公輔】 米 IT 大手のアマゾン・コムとグーグルが製品開発やサービスで激しいつばぜり合いを演じている。 それぞれ小売りと検索で棲み分けてきた両社だが、競争激化で互いの得意領域を侵食。 顧客の囲い込みを目指して多角化が進む IT 業界の縮図となっている。

「グーグルの『クロームキャスト』の 3 倍の処理能力がある。 大量のコンテンツも用意した。」 アマゾンのラーセン副社長が胸を張るのは、2 日に米国で発売した「ファイア TV (日本での発売は未定)」。 インターネット経由で配信された映像をテレビで再生する機器だ。 別売りのコントローラーで数千ものゲームを楽しめるサービスも始める予定で、「クロームキャスト」など同種の機器で先行する他社製品を追撃する。 米 IT サイト「ギズモード」は「動作が速いのに驚いた。 『スマート(賢い)テレビ』が実現した。」と高評価を与えた。

アマゾンとグーグルはクラウド事業でもぶつかり合う。 グーグルが企業向けデータ保管などのサービスで最大 85% の値引きを先月発表すると、アマゾンも間髪入れずに値下げで対抗。 アマゾンが先行するクラウドにグーグルが参入したのは 2 年前だが、「市場は急拡大している(関係者)」と闘志をむき出しにし、16 日に発表した 1 - 3 月期決算でも増収に貢献した。

アマゾンがテレビ機器に参入したのも、アマゾンの主力事業のオンライン通販のサービスの提供手段を、パソコンやタブレット型端末からテレビに広げる狙いがあるとの指摘もある。 互いの本業でも攻防が激化している。 グーグルが検索連動型の広告が売り上げの柱なのに対し、アマゾンの広告収入は一部だが比率は年々増している。 商品検索に連動した広告販売に力を入れているためだ。

一方で、グーグルもオンライン通販を強化している。 サンフランシスコで試験的に行っている無料の即日配送サービスを、米メディアによると、ニューヨークなど他都市にも拡大することを検討している。

今や IT 各社の主戦場の携帯情報端末でも、アマゾンがタブレット「キンドル」の機能を電子書籍以外に拡充すれば、グーグルも自社開発タブレット「ネクサス」を投入。 スマートフォン(高機能携帯電話)向け OS (基本ソフト)「アンドロイド」で市場を席巻するグーグルだが、アマゾンも自社開発のスマホを年央にも発表するとの観測が高まっている。

フェイスブックやツイッターも本業の SNS (交流サイト)から、スマホ向けアプリや動画配信など事業領域をアメーバのように広げている。 こうした新興勢力に対抗していく上でも、「相手が得意な市場でも、あえて食らいつく(アナリスト)」戦略が IT 大手を突き動かしている。 (sankei = 4-19-14)


「第 3 回将棋電王戦」閉幕、プロ棋士 1 勝 4 敗

MVP に輝いたのは、習甦の開発者・竹内章氏

5 人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第 3 回将棋電王戦」がプロ棋士 1 勝 4 敗という結果で 12 日に幕を閉じ、最終戦・第 5 局の終局後に東京・千駄ヶ谷の将棋会館にて全体記者会見が行われた。

会見には、日本将棋連盟会長・谷川浩司九段、「第 3 回将棋電王戦」主催のドワンゴ・川上量生会長に加え、対局を終えた 5 名のプロ棋士と、5 名のコンピュータ将棋開発者が出席。 プロ棋士側にとって今年は、昨年の「第 2 回将棋電王戦」1 勝 3 敗 1 分の成績を下回る結果となってしまったが、3 月 15 日 - 4 月 13 日まで約 1 カ月にわたった激闘を振り返るとともに、それぞれの想いや今後の展望について語っていった。

なお、会見の前には「第 3 回将棋電王戦」の MVP も発表。 プロ棋士側から豊島将之七段、ソフト側から習甦の開発者・竹内章氏がニコニコ生放送の視聴者からの投票で選出され、この二人の決戦投票で竹内氏が MVP に輝いた。 スポンサーの日産自動車より『日産 エルグランド』が贈呈され、竹内氏は「豊島先生かと思っていたのでびっくりです。 どうもありがとうございました。」と言葉少なに語りながらも、笑顔を見せていた。 (古川純基、MyNavi = 4-13-14)

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将棋電王戦、ソフト勝ち越し 団体戦で 2 年連続棋士敗北

将棋の現役プロ棋士 5 人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第 3 回電王戦」の第 4 局が 5 日、神奈川県小田原市の小田原城で指され、棋士がソフトに敗れた。 対戦成績は棋士側の 1 勝 3 敗となり、団体戦での負け越しが決定。 2 年連続の敗北に棋士たちの衝撃は大きい。

棋士側が 2 連敗のあと 1 勝を返して迎えた第 4 局。 名人戦挑戦の経験もある森下卓九段 (47) がソフト「ツツカナ」と対戦。 森下九段得意の「相矢倉」と呼ばれるじっくり組み合う戦型になった。 序中盤では後手番ながら駒得した森下九段がリードしたかに見えたが、途中で形勢が入れ替わってからは完璧に押し切られ、135 手で敗れた。

終局後、森下九段は「うまく指せて勝てる将棋だと思ったが、勝ちをつかみきれなかった。 団体戦の敗北は申し訳ない。」 ツツカナ開発者の一丸貴則さん (29) は「完走できてホッとしました。 勝てたのは良かったです。」と話した。 (佐藤圭司、深松真司、asahi = 4-5-14)

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電王戦、第 1 局は将棋ソフトが勝利 棋士側黒星スタート

将棋のプロ棋士 5 人と 5 つのコンピューターソフト(プログラム)が団体戦形式で対決する「第 3 回電王戦」の第 1 局が 15 日、東京都江東区の有明コロシアムであり、ソフトが勝った。 昨春の第 2 回では現役棋士が公の場でソフトに初めて敗れ、団体戦としても棋士側が 1 勝 3 敗 1 持将棋(引き分け)と負け越し。 「今回は負けられない」と臨んだ棋士側には、厳しい黒星スタートとなった。

この日は岡山市在住の新鋭、菅井竜也五段 (21) と、東京都府中市の会社員、竹内章さん (45) が開発したソフト「習甦(しゅうそ)」が対戦。 先手番の菅井五段が得意の振り飛車戦法を採用したが、習甦が中盤でリードし、98 手で押し切った。 菅井五段は「去年 11 月から習甦と 200 局ほど練習将棋を指したが、やったことがない形になり動揺した。 ふがいない内容で、総合的に見て習甦の方がちょっと強いと感じた」、竹内さんは「勝利は素直にうれしい」と話した。 (佐藤圭司、asahi = 3-15-14)


マウス派も納得、最新ウィンドウズ 慣れた操作で

XP の乗り換え機 Windows 8.1 Update

記事コピー (asahi = 4-12-14)

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XP サポート、9 日で終了 いまも国内 PC 16% 使用

米マイクロソフトの基本ソフト (OS) 「ウィンドウズ XP」のサポートが 9 日で終わる。 2001 年に登場した XP は、いまも国内パソコンの 16% に使われている「長寿 OS」。 「使い続けると、ウイルス感染の危険が増す」として、同社はパソコンの買い替えを呼びかけるが、個人や自治体の負担は軽くない。

4 日、東京都のビックカメラ有楽町店。 カメラマンの新野守信さん (38) は 10 年近く XP のパソコンを使ってきたが、新しいパソコンの購入を決めた。 「サポートが終わり、大事なデータが盗まれると怖い。 ただ出費は痛いです。」

マイクロソフトは XP の発売以降、利用者向けに新種のウイルスの侵入などを解消する「更新プログラム」を無料提供するなどのサポートを 10 年以上続けてきた。 しかし、インターネットの普及で新種のウイルスの数が急増。 最近は更新プログラムでも対応できないウイルスが増えており「最新 OS のウィンドウズ 8 に比べ、感染のリスクが 21 倍も高くなってしまう。」 このため、社内ルールに沿って 9 日にサポートを打ち切る。 (篠健一郎、伊沢友之、asahi = 4-8-14)


孤独死の危機、ネットが救った 大阪の河内音頭チーム

大阪府枚方市のダンスグループのメンバーが、インターネットで知り合った埼玉県在住の一人暮らしの男性 (69) の命を救った。 直接会ったことはないが、交流していた動画共有サイト「ニコニコ動画」で異変に気づき、救急隊員につなげた。 脳血栓と診断された男性は「孤独死していたかもしれず、感謝してもしきれない」と話している。

グループは「スターダスト河内」。 枚方市を中心に活動する河内音頭の踊り子チームで、幼稚園児から主婦まで約 50 人が所属する。 2011 年からニコニコ動画で踊りを配信している。 男性は「頑固一徹」というハンドルネームで、身の回りのあれこれを生放送。 キーボードは苦手だが、ニコニコ動画はカメラの前で話すだけでいい。 離婚後 20 年以上一人暮らしで、人と話す機会を作るため、1 年半前に始めたという。

高齢の人の生放送は珍しいと、グループの若手が男性に興味を持ったのをきっかけに、サイト内で交流が生まれた。 今月 10 日には男性が枚方市を訪れ、踊りを見たり観光したりする予定だった。 異変があったのは 3 日深夜。 事務所での会議後、スターダスト河内のマネジャー十河(そごう)真実さん (54) が男性の動画を見ると、いつもははっきり話すのに、ろれつが回っていなかった。 他の視聴者からも「様子がおかしい」、「病院に行きましょう」とコメントが殺到。 だが男性は「大丈夫、大丈夫」と言い残し、配信を終えてしまった。

「脳梗塞(こうそく)ではないか。」 不安に思った十河さんはその場にいた他のメンバー 5 人に伝えた。 だが男性について知っていたのは「埼玉在住」ということと携帯電話の番号だけ。 本名も詳しい住所も分からなかった。 携帯に何度電話しても出ない。 警察や消防に相談しても、住所が分からないとどうしようもできなかった。

そこで 6 人は、ニコニコ動画で男性の情報提供を呼びかける生放送を夜通し配信。 多くのユーザーが協力して調べたが、住んでいる市しか分からなかった。 メンバーの 1 人、久富雅美さん (29) は 9 年前、母親をくも膜下出血で亡くした。 「もし倒れていたら ・・・。」 心配で解決策を朝まで探し続けたという。

4 日午前 7 時ごろ、メンバーたちは、男性がネット電話「スカイプ」を立ち上げたのをパソコン上で確認。 毎朝の日課だと知っていたので見張っていた。 すぐに「大丈夫ですか? お話できますか?」とメッセージを送信すると、しばらくしてから「だいじょうぶ」とだけ返信があった。

ビデオ通話に切り替え、男性と会話。 やはりろれつは回らず、話している内容は聞き取れない。 健康に自信があった男性は「必要ない」と病院に行きたがらなかったが、母親が倒れた時の話を久富さんが聞かせ、何とか説得。 うまく話せないので健康保険証を画面に映してもらい、本名と住所を知ることができた。

男性の地元の消防署に伝えると、すぐに救急隊員が到着。 隊員には、スカイプの画面越しに「連絡ありがとうございました。 ご安心下さい。」と言われた。 「とにかく良かった」と久富さん。 ほっとして涙が出た。

男性はそのまま入院し、脳血栓と診断された。 一時帰宅した 5 日昼、ニコニコ動画で「パソコンが外の世界とつながる唯一の手段。 たくさんの方にご心配いただきましてありがとうございました。」と涙ながらに報告した。 「熱心に説得され、早めに病院に行ったので悪化しなかった。 『放っておいたら半身不随だった』と医者に言われた。」と男性。 「ネットの力、不思議な縁を感じた。」という。 枚方市への訪問は先送りになったが、元気な体でお礼を言いにいくのが目標だ。 (中島嘉克、asahi = 4-11-14)


グーグル社から空港の平面図流出 中部・新千歳など

インターネット上でメールを共有できるグーグルの無料サービス「グーグルグループ」で、中部国際空港(愛知県常滑市)と新千歳空港(北海道千歳市)の平面図などが一時、誰でも閲覧できる状態になっていたことが、11 日分かった。 同社日本法人(東京・港)の社員らが、各空港会社の文書を含むメールを誤って公開状態で送信した。 国土交通省は、空港の保安上問題があるとして調査を進めている。

国交省によると、社員らはマップ上に建物内の施設を示すサービスを更新する業務の際に、空港会社から提供を受けていた平面図を利用。 グーグルグループを使ってメールのやり取りをしていたが、メールの閲覧範囲をネット上で誰でも見られる状態に設定していた。

平面図には空港会社の職員通路のほか、搭乗口近くの保安区域に通じるドアの位置など、通常の利用客では分からない内容も含まれていた。 10 日夕から、一般には閲覧できない設定に修正した。 国交省は「保安区域に入るドアは厳重に管理されており、問題は確認されていない」としている。

太田昭宏国土交通相は 11 日の閣議後の記者会見で「保安に関わる情報は重要」と指摘。 空港会社に情報管理の徹底を指導するとともに、同様の事例が他にもないか調査を進める考えを示した。 グーグルグループを巡っては、昨年 7 月にも環境省など中央官庁の職員らが送信した国際会議に関する内部情報などが、一時公開状態となっていたことが発覚している。 (nikkei = 4-11-14)


電子書籍にも出版権 海賊版対策強化、著作権法改正へ

電子書籍の海賊版対策や適正な流通のため、電子書籍に「出版権」を設ける著作権法改正案が 4 日、衆院文部科学委員会で全会一致で可決された。 近く衆院本会議を通過し、参院審議を経て今国会で成立する見通しだ。 来年 1 月 1 日に施行の予定。

これまでの出版権は「文書または図画」の出版物にしかなかった。 電子書籍を発行する出版社などは、インターネット上などの海賊版の発行をやめさせる訴訟を起こせず、作家ら著作権者が訴訟を起こす必要があった。 改正により、作家と契約した出版社は、海賊版発行の差し止めを訴えられるようになるほか、電子書籍販売サイトなどに配信を許諾できるようになる。 (asahi = 4-4-14)