日本文化の投稿なぜ「愛国版」? YOASOBI 上海公演で聞いた

春節(旧正月)の大型連休があった 1 - 2 月、昨年の 2 倍近い 170 万人が中国から日本を訪れた。 中国の SNS には、日本での思い出を収めた多くの写真がコメントとともに投稿されているが、時々こんな注意書きを加えたものがある。

(愛国版)

ある若者は和服の着付け体験の写真に、「姉妹で縁日に行ったよ(愛国版)」とつけていた。 また別の若者は富士山を背景にした写真やローストビーフ丼などの映える写真を「東京の記録(愛国版)」としていた。 受験や結婚といった人生の転機や、経済やライフスタイルの変化を、中国の人びとはワンフレーズの漢字で巧みに表現しています。 そんな新語・流行語が映し出す、中国社会のいまを読み解きます。

中国の SNS では、自分の状態を示すときに「(emo 版 = エモい・感傷的)」などのように「版」の文字が使われることがある。 「愛国版」は日本語で言えば「愛国モード」に近いニュアンスかもしれない。

「YOASOBI のライブに …」

でも、こうした写真を公開する若者はなぜ自分が「愛国版」になっているのか、多くを語っていない。 丸かっこにくくられた「愛国」という言葉は唐突で、どこか浮いている。 日中間には、常に歴史問題が横たわる。 政府が旧日本軍の侵略の歴史を強調する中国で、「日本のものが好き」という意思表明をするときは、ある種の緊張感が漂うことがある。 中国版 X の微博(ウェイボー)では、こんな投稿を見つけた。 「私は愛国的だけど、YOASOBI のライブに行きたい。」

日本を代表する 2 人組音楽ユニット、YOASOBI は中国の動画投稿サイト bilibili (ビリビリ)で 146 万人のファンが付く。 2 月中旬に上海であった中国大陸初の単独ライブは、数秒でチケットが売り切れた。 若者たちは、どんな思いを持っているのか。 会場を訪れた。 記事後半では、日本のあるアイドルグループの映像をめぐって起きた騒動についても紹介し、中国の若者の思いを探ります。

「チケットを取れなかった友だちは悔しがっていました。」 会場に行くことを中国版 LINE の微信(ウィーチャット)で仲間に報告したという男子大学生 (20) は話す。 高校生のころにネットで人気曲「群青」を聞き、ファンになった。 日本に行ったことはなく、言葉も分からない。 「テンポの速い、エネルギッシュな曲調が気に入っている」という。

中国での事業も手がける音楽関係者によれば、中国の YOASOBI ファンの 6 割以上が 2000 年以降に生まれた「00後(リンリンホウ)」と呼ばれる若者だ。 前の世代が海賊版 CD やアニメを通して日本の曲を知ることが多かったのに対し、直接ネットで曲にたどり着く世代でもある。 どこの国の作品であるかに特別な感情はない - -。 そう話す男性に、「愛国版」について話を振ると、少し戸惑った表情で答えた。 「僕は SNS で自分の考えをオープンにしません。 生活は生活、政治は政治だと思うので。」

福建省から来た女性 (26) は 4 年前、街中で流れていた「怪物」という曲を聴き、ファンになった。 「今日は生で聴けて興奮した。 一緒に口ずさみました。」と声を弾ませる。 ライブの様子は、北京と広州に住むファン仲間にもグループチャットで共有した。 離れた場所に暮らすが、全員が日本のアーティストが好きで、お互いの街を訪れたり、中国でライブがあるときは一緒に行ったりする。 2 人の男女に共通するのは、SNS での発信は仲間内に限っていることだ。 女性は「世の中の全員とは意見を合わせられない。 自分は気の合う仲間といられたら幸せです」と話す。

一方、中国版インスタグラムの小紅書(シャオホンシュー)にライブの様子を投稿した人もいる。 ある女性 (26) は「ずっとイヤホンで聴いていた人が目の前に現れて夢心地だった。」 その感動を発信したかったと話す。 高校から日本語を学び、日本の文化についても積極的に発信する。 ありのままの思いを発信することに抵抗はないという。 一方で「愛国版」という言葉を使う人がいることも知っている。 「他の人から悪く言われたくないのだと思います。」

ファンが苦しい立場に

YOASOBI だけではない。 昨秋は浜崎あゆみや藤井風らが上海でライブを開き、いずれも数秒でチケットが完売したと伝えられた。 日本のアーティストの人気は根強い。 しかし、中国のファンが歴史問題で苦しい立場に置かれることもある。 昨秋、日本のアイドルグループの宣伝用映像に旧日本軍の司令官の名前が刻まれた刀が映っていて騒動になった。 SNS ではファンに向け、「漢奸(売国奴)」という言葉を向ける投稿も。 あるファンは微博で「どうかメンバーたちの長年の努力の成果を汚さないでください」と胸の内を吐露した。

若者の話から浮かぶのは、SNS に応じて本音と建前を使い分ける実態だ。 みんなから見られている投稿に添える「愛国版」の文字は「母国も愛しているから批判しないで」という免罪符になっている。 (上海・小早川遥平、asahi = 3-31-25)


かつて安倍氏が習氏に語ったトキの舞台 上海の劇団来日、全国で公演

中国・上海の劇団による舞劇「朱鷺(とき)」の来日公演が全国各地で開かれている。 日中友好の象徴であるトキを題材とし、外交の表舞台にも登場したことがある作品。 8 年ぶりの来日公演をきっかけに両国間の交流が深まればと、関係者の期待は高まっている。 舞劇とは、バレエや民族舞踊などを組み合わせ、セリフを使わずに物語を展開する中国の舞踊劇。 上海歌舞団の「朱鷺」は、数千年にわたるトキと人間の関係性を総勢 65 人の団員で描く作品だ。

トキはかつて東アジア一帯に生息していたが、環境破壊や乱獲で激減した。 日中ともに保護活動に取り組み、1998 年に来日した江沢民国家主席(当時)が贈呈を約束。 翌 99 年に 2 羽のつがいが日本に贈られた。 2003 年に日本のトキが絶滅した後も、環境省はこの 2 羽を軸に繁殖を進めてきた。

2 年半ぶりの首脳会談で

パンダと並んで、日中友好の象徴となっているトキ。 これを題材にした舞劇もまた、外交の表舞台に登場したことがある。 2014 年、当時の安倍晋三首相が国家主席に就任した習近平(シーチンピン)氏との初めての会談に臨む前、東京であった「朱鷺」のプレビュー公演を鑑賞。 外務省によると、会談で安倍氏は「こうした文化交流は重要であり、自分としても一層促進したい」と習氏に語りかけたという。 当時は尖閣諸島や靖国参拝をめぐる問題などで 2 年半にわたって首脳会談が行われておらず、両国が関係改善を模索していた。

今回も両国に関係改善の兆しが見られる中での公演となり、関係者の期待は高い。 上海歌舞団の王延団長は「長い間、心待ちにしてくれていたファンもいた。 言葉を必要としない舞劇で、中国と日本との相互理解を深める良い機会になることを願っています。」と話している。 4 月 20 日までに、トキの野生復帰の取り組みが行われている新潟県など 32 都市で 55 回の公演が予定されている。 (上海・小早川遥平、asahi = 3-20-25)


中国 世界遺産の兵馬俑に日本から観光客を 旅行会社にアピール

中国を訪れる日本人観光客が回復しない中、世界遺産の兵馬俑に日本人を呼び込もうと、中国の地元政府が福岡県の旅行会社などを招いて魅力をアピールしました。 これは中国内陸部 陝西省の地元政府が直行便のある福岡県と行い、福岡県の旅行会社などからおよそ 30 人が参加しました。 参加者はまず、陝西省の西安にある世界遺産、秦の始皇帝の兵馬俑を訪れ、地元のガイドが兵士の像の前で発掘当時の状況や修復方法などを説明しました。

このあと開かれたセミナーで、地元政府の幹部は「西安と福岡の直行便が開通し、両地域の人々の心はさらに近づいている。 双方の文化協力には無限の可能性が広がっている。」と述べて、観光を呼びかけました。 また、両国の旅行会社などが商談会を行い、観光地の紹介や日本人向けツアーのテーマなどについて検討していました。 西安市によりますと、西安を訪れた日本人はコロナ禍前の 2019 年はおよそ 9 万 5,000 人でしたが、去年は 1 万 1,000 人余りに減っています。

一方で、本格的な回復に向けては、日中関係の改善や中国での安全に対する不安の払拭などの課題も指摘されています。 日本の旅行会社の担当者は「実際に街や観光地を歩いて、治安は問題ないと感じました。 早めにツアーの商品をつくり、アピールしていきたいです。」と話していました。

上海、日本人旅行者のガイド "もっと多くの人に来てほしい"

上海でおよそ 15 年間にわたって日本人向けのガイドをしてきた林麗君さん (40) は、コロナ禍で客が激減したため、新たに資格を取得し、ヨガの講師として働いてきました。 林さんによりますと、2024 年 3 月からガイドの仕事を再開しましたが、2024 年 11 月に日本人に対する短期滞在のビザの免除措置が再開したあとも旅行者は少なく、仕事はコロナ禍前の 3 分の 1 ほどに減ったということです。

林さんは「ガイド仲間の半分は日系企業に転職するなどしてガイドをやめましたが、日本人に中国を知ってもらうことや日中の懸け橋になることにやりがいを感じるので、大好きなこの仕事を続けていきたいです。 もっと多くの日本人に中国、上海に来てほしいです。」と話していました。

中国、外国人旅行者を積極的受け入れ 景気下支えのねらいか

中国は、コロナ禍で外国人の入国を厳しく制限しましたが、2023 年以降、これまで 38 カ国を対象に短期滞在のビザの免除措置を実施しています。 日本人に対するビザの免除措置も 2020 年 3 月に停止しましたが、2024 年 11 月末に再開し、ビザなしの滞在期間もコロナ禍前の「15 日以内」から「30 日以内」に延長しました。 また、乗り継ぎ目的で入国する場合の 10 日間のトランジットビザの免除措置も 54 か国を対象に実施しています。

中国政府の統計によりますと、去年、中国を訪れた外国人はおよそ 6,488 万人で、前の年より 82.9% 増えましたが、コロナ禍前のおよそ 9,767 万人までには回復していません。 中国としては、コロナ禍の厳しい行動制限を伴う「ゼロコロナ」政策や内需の不振などで経済が減速していることから、外国人旅行者を積極的に受け入れて景気を下支えするねらいがあるとみられます。 上海の観光地でも、外国人旅行者が大勢見られるようになりました。

韓国から来た 20 代の観光客は「非常に満足しています。 上海がとてもおもしろいので、ほかの都市にも行ってみたい。」と話し、イギリスから来た 60 代の観光客は「EV = 電気自動車に感銘を受けました。 中国に来てみれば考えが変わるかもしれません。」と話していました。 (NHK = 3-20-25)


日本の電車内のありふれた光景に中国人が驚き、称賛 = 「これいい」、「理想的すぎる」

日本の電車内のありふれた光景に中国人が驚き、称賛の声を上げている。 中国の SNS・小紅書 (RED) に 12 日、「日本人の距離感」と題する投稿があった。 投稿者は「写真を見て。 早朝の電車内で撮影した。」と記している。 写真には電車の 7 人掛けのシートに乗客が 4 人、座席を一つずつ空けて座っている様子が写っている。 また、同じ車内で別方向を写した写真でも同様に7人掛けのシートに 4 人が一つ飛ばしに座っている様子が写っている。

日本人にとっては違和感を覚える光景ではないが中国人にとっては珍しいようで、ネットユーザーからは「これいい」、「素晴らしい」、「社会恐怖症(コミュ障)にとっての天国だ」、「境界感のない人にとっては奇妙に見えるだろうな」、「うちの地元もこうなってくれたらなあ」、「これは理想的すぎる」といった称賛の声が上がった。

また、「とても良いことだと思う。 国内にはスペースがないのに無理やり詰めてくる境界感のない人間が多すぎる」、「こういう距離感は本当に快適。 日本では通勤ラッシュ時を除いてみんな人同士の距離に気を遣っている」、「しかもマナーがしっかりしてる。 みんな荷物を自分の膝の上か荷物棚に置いていて、隣の座席を占領していない」といった声も。 一方で、一部には「人が少ない時は中国も同じ(ように距離を取る)」とコメントするユーザーもいた。

日本と中国のパーソナルスペース(対人距離)の違いはたびたび話題になっており、日本ではエスカレーターに立つ場合もステップを 1 段空けて距離を取ることが多いが、中国では空けずに乗る人も少なくないことは、よく例として挙げられる。(北田、Record China = 3-19-25)


日本で「思わず涙が込み上げた」体験談に中国ネットから共感
= 「本当に感動」、「日本人ってみんな …」

中国の SNS・小紅書 (RED) にこのほど、「日本の女性は本当に優し過ぎる。 心から感動した。」との投稿があり、反響が寄せられている。

投稿者はまず、「日本で何度も地下鉄に乗ったことがあるが、いまだに慣れない。 心斎橋(大阪)から帰宅途中のある夜、南海本線への行き方をすっかり忘れてしまったのだ。 ただ、地下鉄の駅はちょうど仕事を終えたばかりの人々であふれ、みんな足早に歩いていたため、道を尋ねるのもためらわれた。 迷い続けても目的の路線が見つからず、勇気を振り絞って、通りがかった 2 人の女性に英語で尋ねた」とつづった。

続けて、「この時、自分は本当に気まずく半ば諦めかけていた。 しかし、女性の 1 人が一緒に電車に乗ってくれた。 途中で何度もホテルの住所を確認し、出口が分からなくならないかと気遣ってくれた。 元々は自力で駅を出られると思っていたが、彼女は私の降りる駅で一緒に降り、出口まで送ってくれた後に戻って行った」とした。

そして、「最初は彼女も同じ駅で降りるのだと思っていたが、後になって彼女の降車駅が別の場所であったと気付き、思わず涙が込み上げた。 彼女は、自分が確実にホテルに到着できるよう、翻訳機に何度も文字を打ち込んでくれていた。 言葉が通じず、スマホの電池もほとんど切れそうで、焦りながら帰ろうとしていた時に、こんなに親切な人に出会えたことは、本当に感謝でしかない」と述べた。

その上で、「もっとたくさん感謝の気持ちを伝えたかったが、彼女は手にたくさんの荷物を抱え、マスクを付けたまま疲れた様子だったため、遠慮してしまった」とし、「この世界には多くの偏見がある。 しかし、実際に自分自身で経験してみて初めて、その本当の姿を実感できるのかもしれない」と言及した。

この投稿に、ネットユーザーからは「本当に優しい! 日本が大好き! ちょうどいい距離感がありながらも、愛情と温かさにあふれている!」、「日本人ってみんなこんな感じなの? 民宿の場所が分からなくて適当に通りすがりの人に聞いただけなのに、その人が(民宿まで)案内してくれたよ」、「親切な人が多いよね。 面倒がらず、私が困っているのを見て、そのまま道案内してくれることがよくある。 本当に感動するし、日本は温かい場所だなと思う。」

「子どもの頃、大阪に行ったとき、ギャル風のお姉さんが地下鉄の切符を買ってくれたことを今でも覚えている。 私が何も言わなくても気づいてくれて、本当に優しくて美しい人だった。」、「私も道に迷った時、お姉さんが一緒に切符を買ってくれて、そのまま電車に乗るまで見送ってくれた。 乗る前も、何駅で降りるのか何度も丁寧に教えてくれた。」など、同様の経験をしたとの共感の声が寄せられた。 (岩田、Record China = 3-10-25)


日本人に対する印象が変わった! 最終電車に乗り遅れた私を助けてくれた女性に感謝 - 訪日中国人

中国の SNS・小紅書 (RED) に 23 日、「日本で思いがけない出会い、助けてくれた女性に感謝」との中国人女性による手記と写真が投稿された。

女性は「この話は絶対にみんなに聞いてもらいたい」と切り出し、「運悪く成田空港行きの最終のスカイライナーに間に合わず、急いで帰宅しようとする駅員に促されて乗った電車は空港直通ではなく、途中駅で降りてからタクシーで空港まで向かわなければならなかった(タクシー代は 210 元 = 約 4,200 円ほど)。 空港に行くなら、途中駅で朝 5 時の始発まで待つか、1 泊数百元はする近くのホテルに泊まるか、あるいは空港まで 2 時間以上歩くしかなかった」と当時の状況を説明した。

女性が途方に暮れていると、同じようにスーツケースを持っている日本人女性が目に入ったといい、「あなたもスカイライナーに間に合わなかったのですか?」と尋ねると、その日本人女性は「そうです」と答え、これからタクシーで空港近くのホテルまで行くと言った。 女性が厚かましいと思いながらも、「一緒にタクシーに乗らせてもらえますか? そこから自分で歩いて空港まで行きます。 ただ現金はほとんど持っていないのです。」と伝えると、日本人女性は「大丈夫ですよ。 お金は私が払いますので気にしないでください。」と言ってくれたという。

女性は「異国の地で、もし彼女が悪い人でよく分からない場所に連れていかれたらどうしようと不安にもなった」としつつ、タクシーが間もなくホテルに到着するという時に日本人女性が「あなたと知り合えてうれしかったです。 空港までのタクシー代は払ってありますから(乗っていってください)。 旅行を楽しんでください。 お気になさらないでください。」と伝えてきたことを説明した。

女性は「結局、私は一銭も払わずに無事に空港に到着した」とし、「日本でこんなことが起こるなんて、信じられなかった。 極度の悲しみと極度の幸運が(日本での)最後の 10 時間に起こった。 友人は、私が浅草で引いたおみくじの効果だと言っていた。 色々な人や風景に出会える。 おそらく、これが旅の魅力なのだろう」と振り返り、その日本人女性と一緒に撮影した写真や、タクシー車内の写真、成田空港の写真などをアップした。

なお、この投稿に対して一部批判的な声が寄せられたためか、女性は後に補足として「どうにかして彼女にお金を渡そうとしたけど、クレジットカードの現物は持っておらず、スマホのデータ通信容量も使い切っていた。 彼女は払わなくていいと言ってくれたけど、それでも、彼女のメールアドレスと TikTok アカウントを聞いた。 改めて感謝を伝える機会があればと思って。」と説明。

さらに、「ここに投稿したのは感謝を表すためと、日本人に対する印象が大きく変わったから。 日本人が見知らぬ中国人の女の子に優しく接してくれるなんて、思いもしなかった。 同じように、この投稿が一部の中国人から上から目線で『タダで施しを受けた』と批判されるなんて、思いもしなかった。 幸いそういう人は少数で、多くの人は心優しく温かいことが伝わってくる」と反論。 「皆さんがシェアしてくれた日本での心温まる話も、本当に感動した。 これからも善意を広めていき、お互いに助け合う中で幸せを感じられるようになればと思う。」とつづっている。 (北田、Record China = 2-27-25)


日本語作文コン受賞者の中国人学生が来日へ 「架け橋に」 CF 募る

中国人学生たちが日中友好への思いをつづる「中国人の日本語作文コンクール」の昨年の受賞者 6 人が 17 - 23 日に訪日する。 主催する日本僑報社は訪日費用の一部をクラウドファンディング (CF) で募っており、段躍中代表 (66) は「若者たちが両国の友好の架け橋となるように応援してほしい」と呼びかけている。 20 回目を迎えたコンクールの今回の作文のテーマは「AI 時代の日中交流」だった。 最優秀の日本大使賞を受賞した林芳菲さんは、日本語を勉強するために始めた AI (人工知能)とのチャットと、日本人との実際のコミュニケーションを比較して、他人の気持ちを察することの重要さに気がついた経験をつづった。

1 等賞受賞者の一人、欧さんは VR (仮想現実)によって、離れ離れになった日本の友人と一緒に花火を見たいと語った。 作文コンクールは、段さんと妻の景子さん (61) が 2005 年から夫婦二人三脚で開いてきた。 「すべての学生に平等にチャンスを」と中国全土から参加者を募り、これまで 400 以上の学校から、6 万人以上が応募した。 例年は最優秀の 1 人のみを日本に招待してきたが、20 回を迎えたことを記念して計 6 人の招待を決めた。 6 人は、元駐中国大使や中国にゆかりのある国会議員らと面会したり、メディアなどを見学したりする。

段さんは「日本人と交流した彼らが今後、真の日本の姿を発信して、中国人の日本に対するイメージを改善してくれると信じている。 21 世紀の新しい日中関係を作るのに貢献してくれるはずだ」と話している。 CF はサイト「CAMPFIRE」の「日中の若者交流を支える : 日本語作文コンクール受賞者訪日支援プロジェクト」で募っている。 23 日まで。 (岩田恵実、asahi = 2-15-25)


日本でインフル感染の中国人女性、2 軒の病院に受け入れ拒否されたと主張 - 中国メディア

中国メディアの瀟湘晨報は 5 日、「日本でインフルエンザに感染した中国人観光客が 2 軒の病院に受け入れを拒否された」と報じた。 記事は、「去年の秋以降、日本の多くの地域でインフルエンザがまん延しており、ある医師によると、東京や横浜などで一時病床が満杯となったり、救急車が不足したりした」と伝えた。

その上で、中国人観光客の女性が最近、日本でインフルエンザに感染したことを紹介。 女性は「38.8 度の熱が出るなど、インフルエンザのような症状を発症したため、診察してもらおうと東京都内のある病院に電話を掛けたが、『患者が多すぎる』との理由で診察を断られた。 別の病院に電話したところ、『車があるなら車内で(インフルエンザの)検査ができるが』と言われた」とし、いずれも受け入れてもらえなかったとした。

また、「郊外の診療所を見つけて診てもらえることになったが、到着すると診療所内は患者であふれており、その半分はインフルエンザではないかと疑われた」とし、「患者はほぼ 1 人 30 秒足らずで(診察室から)出てきた。 約 1 時間待ってようやく診察を受け、検査のために『隔離室』に移動させられ、たった 5 分でインフルエンザと診断された。 処方された薬で 5 日目から症状は軽減したが、せきが続いている」と明かしたという。

中国のネットユーザーからは「(女性は)自分が行きたくて行ったんだろう」、「『日吹(日本をほめたたえる人)』たちは好きならたくさん行くがいい」、「解せないのだが日本に何があるんだ? そんなに好んで行くなんて。」、「帰ってくるな。 中国でウイルスをまき散らされたらたまらない。」、「日本から帰ってきた者は隔離せよ。 感染が恐ろしい。」、「日本の医療制度は素晴らしいと言っていなかったっけ?」、「日本には本当に失望した」、「日本の医療レベルはひどすぎる」、「一生日本には行かない」といった声が相次いだ。

3 日に台湾の女優「大S」ことバービィー・スー(徐熙媛)さん (48)が日本で死去したとのニュースが出て以降、中国では「日本でインフルエンザの感染大爆発が起きている」としてメディアや SNS で連日、関連の話題が大きく取り上げられている。 (北田、Record China = 2-6-25)

〈編者注〉 インフルエンザの場合、感染したら同日発症することはほぼありませんので、発症日までの 1 週間ほどのご自身の行動をまず確認してください。 旅行者であれば、日本で感染された方は殆どおられないのではないでしょうか。 むしろ、日本で菌をばらまいているとも考えておいてください。


「日本の飲食店が中国人観光客を歓迎しない本当の理由」が中国ネットで話題に = 「最悪」、「普通のこと」

中国の SNS・小紅書 (RED) に 4 日、「日本の飲食店が中国人観光客を歓迎しない本当の理由」との投稿があり、反響を呼んでいる。 投稿者は中国人観光客向けに日本の飲食店などの予約代行サービスを行っているようで、「以前は多くの飲食店の予約を取り、お客さんはみんなきちんと時間を守っていた。 もちろん、私もお客さんに『時間通りにお店に行ってください。 変更があればすぐに連絡してください』と再三念を押していた」と説明した。

しかし、「今日 1 日で無断キャンセルをするお客さんが 3 組も出た。 いずれも、何の連絡もなく店に現れなかった。 さらにひどいのはそのうちの 1 組は 11 人だった。 予約の際に私は 4 回電話し、3 通メールを送り、お店に繰り返し確認して受け入れてもらったのに、彼ら(客)はすっぽかした。 お店は好意的にも、メールを送ってきて事故に遭ったんじゃないかと心配までしてくれた。」とし、「どうりで日本の飲食店が中国人客を歓迎しないわけだ。 急にものすごく共感した。」とつづっている。

中国のネットユーザーからは「本当に最悪」、「信用のない人間はどこに行っても歓迎されない。 普通のことだ。」、「飲食業界の人はどこの国であろうと中国人客を歓迎しないだろう。 中国の飲食店でさえも。」、「日本は飲食店だけでなく多くの場所で中国人観光客を歓迎しない。 ルールを守らず、モラルが低い。 それが彼らの共通の印象。」、「そこら辺に痰を吐き、歩きたばこをするような人に約束を守らせるのは確かに難しい」、「契約精神がごみのよう。 だから他人に契約を履行させるのは限界がある」、「今後は先に料金を徴収しておいた方がいい」といった声が上がった。

また、「この前、日本のブランドショップで 3 人の中国人がゆっくり試着していた。 1 人の携帯電話が鳴って、予約した店から催促の電話が入ったようだった。 しかし、別の 2 人は『無理なら行かなきゃいい』と平然と言っていた」、「友人 A と友人 B 夫婦と一緒に関西に旅行に行った。 飲食店を予約していたが、B 夫婦は屋台で食べておなかがいっぱいだから行かないと言い出した。 仕方なく友人 A と店を訪れたが、予約の人数分の料金を支払わなければ料理を提供できないと言われた。

それを B 夫婦に伝えたら、B は自分たちの分の料金を後で払うから(2 人で食べて)と言ったが、B の夫はなぜ食べてもいないのに金を払うんだと言って、結局店に食べにきた」といった体験談や、「今回の日本旅行では特に日程を決めず、行った先にあった店で食事をしたが、どこも良かった。 時間を守れないなら予約しない方がいい。 自分も時間に縛られないから楽だし。」とのコメントも寄せられている。 (北田、Record China = 2-6-25)


中国人向けビザ緩和「多分に誤解がある」 保守派の反発に岩屋外相

岩屋毅外相は 24 日の記者会見で、昨年末に表明した中国人向けの査証(ビザ)発給要件の緩和に対し、自民党保守派などから反発が出ていることについて「多分に誤解がある」と述べた。 緩和措置について「ただちに中国人観光客の無秩序な急増につながるものではない」と説明した。 岩屋氏は昨年 12 月下旬に北京を訪問した際、中国の富裕層を念頭に、10 年間有効で何度も出入国できる観光ビザの新設などを表明。 日本の SNS 上で中国人観光客の急増や治安の悪化を懸念する声があがっていた。

会見で岩屋氏は、新設する 10 年間有効なビザについて、「10 年間にわたって無制限の日本滞在が可能となるものではない。 一回の滞在期間は最長 90 日間に限定されている」と説明した。 それ以外の緩和措置も含めて「観光の推進、相互理解の増進、治安に与える影響などを総合的に勘案して決定している」と話した。

一方、自民党では保守派を中心に、事前に党側に相談がなかったことへの批判が出ている。 岩屋氏は「事前に与党の審査で了承を得たことは過去一度もない」と釈明し、「様々なご意見や指摘があるのも事実。 政府として正確にご理解いただけるよう引き続き丁寧に説明していきたい。」と語った。 (里見稔、asahi = 1-25-25)


優先席に荷物を置いて大騒ぎする "中国人観光客"

中国人旅行者

記事コピー (4-27-11〜1-22-25)


中国における日本アニメ文化の流行トレンド - 中国メディア

2025年1月13日、中国のポータルサイト・淘宝百科に、日本のアニメが中国でどのように人気を集めているのか、その背景やトレンドについて解説した記事が掲載された。 記事はまず、「『鬼滅の刃』の大ヒットをはじめとし、日本のアニメは中国でかつてないほどの熱狂を巻き起こしている。 オフラインのアニメイベントからオンラインのコミュニティに至るまで、二次元文化の影響力は至る所に広がっている。 この記事では、この社会現象を深掘りし、未来の展望についても語っていく」とした。

次に、「日本のアニメは、その独特な画風、深いストーリー性、そして豊かな感情表現によって多くのファンを魅了してきた。 例えば、『NARUTO - ナルト -』は忍耐と友情の大切さを教えてくれ、『ハイキュー!!』はチームワークの力を実感させてくれる。 これらの作品は単なる娯楽ではなく、成長過程での精神的な糧とも言える存在である」と言及した。

続けて、「現在、中国各地ではアニメイベントが次々と開催されており、オンラインにはアニメファン同士が交流するためのプラットフォームが数多く存在している。 特に、中国の動画共有サービス・bilibili (ビリビリ)は中国最大の二次元文化の集積地として、日々新作アニメやクリエイターによるコンテンツが更新されている。 また、多くのブランドがアニメとコラボグッズを展開することで、ファンの期待にも応えている。」と述べた。

また、「技術の進歩により、仮想現実 (VR) や拡張現実 (AR) が二次元文化をさらに現実的で身近なものにしている。 VR ゴーグルを装着して、日本のアニメ『ソードアート・オンライン』の冒険を体験したり、AR を活用してお気に入りのキャラクターと現実世界で交流したりすることが可能になる日も近い。 これは夢物語ではなく、まもなく実現する未来である。」と強調した。

さらに、「近年、中国のアニメ市場は急速に拡大し、文化産業の重要な一角を占めるようになった。 23 年には、中国アニメ市場の規模が 1,000 億元(約 2 兆円)を突破したとの統計がある。 伝統的なアニメ制作会社に加え、インターネット大手企業も次々と参入し、オリジナルコンテンツの制作に投資している。これにより、中国国内のアニメ産業の発展が大きく促進されている」と説明した。

その上で、「二次元文化をもっと楽しむための秘訣を紹介しよう。 まず、何よりも大切なのは『好き』という気持ちを持ち続けることだ。 次に、オフラインイベントに参加し、同じ趣味を持つ仲間と出会い、作品について語り合うとよい。 最後に忘れてはならないのが、正規品を購入してクリエイターの努力を尊重することである。」と勧めた。 そして、「親愛なる皆さん、日本のアニメが私たちに与えてくれるのは、単なる視覚的な楽しみだけではない。 それは精神的な支えやインスピレーションでもある。 近い将来、二次元の世界が私たちにもっと多くの驚きと喜びをもたらしてくれることだろう。」と結んだ。 (岩田、Record China = 1-19-25)


日本の海で 36 時間漂流して救助された女性が「感謝」したのは … 中国メディア

日本の海で 36 時間あまりに渡って漂流した後に奇跡的に救助された中国人女性が、自身の体験を振り返った。 中国メディアの紅星新聞が 14 日に報じた。 2024 年 7 月 8 日午後 7 時半ごろ、四川省成都市出身で当時大学 3 年生の女性 (21) は、旅行で訪れた下田市白浜で海に入って遊んでいた。 その後、行方が分からなくなり、知人から通報を受けた警察や消防などが捜索。 10 日午前 8 時ごろにおよそ 80 キロ離れた千葉県沖で発見され、無事救助された。 この出来事は「奇跡」と称され、日中のメディアで大きく報じられた。

女性は帰国してから 3 カ月後、スイミングスクールで水泳を習い始めた。 現在の様子を写した映像には、ビート板を持ち、コーチの指導を受けながら泳ぎの練習をする女性の様子が映っている。 女性は「大学に入ったばかりの時、二つやりたいことがありました。 一つは山を見に行くこと、もう一つは海を見に行くことです。」と語った。 中国国内の山を訪れ、美しい光景を写真に収めた後、日本に関する動画作品などに触発され日本行きを決意。 アルバイトで旅行資金を貯めて、24 年 7 月に日本を訪れた。 内陸で育った女性は、生まれてから一度も間近に海を見たことがなく、友人と共に伊豆の海を目指した。

女性は「(伊豆の海で)波が押し寄せる音を聞いた時、とても落ち着く感じがしました。 本当に気持ちがいいなって。 それから動画を撮影してみんなに共有しました。」と語った。 しかし、この時は翌日にとんでもない事態になろうとは予想していなかった。

女性と友人は翌日午後 6 時ごろ、水着を着て浮き輪を持ち、白浜を訪れた。 海に入って 20 分ほど後、離岸流により岸に戻ることができなくなり、どんどん流されていった。 岸に上がった友人が焦り、大声で叫んだ。 女性は「その時はまだ自分の力で岸に戻れると思っていました。 本当に、それほど遠くなくて、底に足も着いていました。それから徐々にその場にとどまることもできなくなって、(沖に流され)友人の声も聞こえなくなっていきました」と振り返った。 友人が女性の両親に連絡したところ、事態が信じられなかった両親は「(何者かに)だまされたのではないか」と思ったそうだ。

流されてからほどなくして、友人の通報でやってきた捜索船が女性のいるあたりをライトで照らして近づいてきた。 女性は助かったと思い "Help" と叫んだが、船はそのまま通り過ぎていったという。

漂流中、女性は人間のあらゆる死に方について考えたといい、クラゲに刺されたり、サメに食べられてバラバラになったり、浮き輪の空気が抜けて溺れたりといったことも頭をよぎった。 もうあきらめようかと水中に自ら頭を沈めて、自分はこういう死を受け入れられるか試したこともあった。 しかし女性は「仮に死んだとして、自分の遺体が見つからなければ、家族は自分がまだ生きていてどこかの島に流れ着いているんじゃないかと思うはずで、それは家族にとってとても残酷だと思いました」と語った。

流されているうちに岸が見えなくなった。 女性は星空がまるで自分を導いているかのような感覚を覚えたといい、何度も自分の手をつねって「生きているって素晴らしいことなんだ。 もう少し頑張ろう」と気持ちを奮い立たせたという。 航行する船が見えるたびに希望を抱いたが、発見されることなく 1 隻また 1 隻と通り過ぎていった。 蜃気楼も目にした。 波が高くなり、体力はどんどん奪われていった。 朦朧とする中で、友人がピンクのサンダルを持ってきてくれる夢を見た。

女性は「その時、本当に地面を踏みしめたいと強く思っていたからだと思います。 でも、(夢の中で)自分の命を救ってくれた浮き輪を持って帰りたいと思って、(海に浮かぶ)浮き輪を取りに行って、手を掛けたのにどんなに泳いでも戻れなくなりました。 そこでハッと目が覚めて、(現実の)自分が浮き輪から落ちそうになっているのに気付いて、すぐに体勢を立て直しました。」と話した。

女性は 10 日の日の出を見た時、「自分はもう長くは持ちこたえられない。 この日の日中に発見されなければ助からない。」と思ったという。 前日と同じように、近くを通る船に向かって声を上げ続けた。「こんな死に方は受け入れられない。 まだ死ねない。 まだ体験していないことがたくさんある。」と気持ちを強く持った。

ほどなくして、近くに女性を取り囲むように 3 隻の船がやってきた。 甲板に人の姿が見え、女性を認識していることが分かった。 女性は、船に引き上げられ、さらにヘリコプターに吊り上げられて病院に搬送された。 救助した船員は足掛け 3 日も海を漂っていたと聞いて驚いたそうで、記念にと女性が捕まっていた浮き輪も引き上げて保管してくれたという。 女性は「(守ってくれた)自分の脂肪に感謝している」と語った。 救助された後、家族は電話を通じて医師に「息はあるの?」と尋ね、医師は「何の問題ありませんよ」と答えたという。

女性は 7 月 13 日に中国に帰国した。 空港には家族や友人らが迎えに来た。 「本当にドラマのようでした。 到着口から出てくる私を見た瞬間、(家族は)感情があふれだして、感激してうれしそうでした。 ハグっていいものだなと思いました。」と振り返った。 帰国後は大学 4 年生として勉学に励んでいる。 しばらくは歩行も思うようにできなかったというが、徐々に体力を取り戻した。 7 月末から 8 月にかけて行われたパリ五輪は、水泳を始め多くの競技をテレビで観戦した。日常を取り戻したことで「ああ、本当に帰ってきたんだな」と実感したという。

女性は大学院に進学する予定で、選んだのは海が近い遼寧省大連市の大学。 「毎日海を見に行けます(笑)。 海に罪はありません。 今回のことで波を怖がる必要はないと思っています。 (恐怖心はあるが)やはり一歩一歩前に進んでいかないといけません。」と語った。 (北田、Record China = 1-15-25)


日本人の清潔さへの意識が中国ネットで大反響 = 「見るたびに感動」、「日本に数回行ったけど …」

中国の SNS・小紅書 (RED) にこのほど、「日本人の生活態度は私たちが思考するに値する」との投稿があり、反響を呼んだ。 投稿者は大阪在住の中国人女性で、「マンションのエレベーターの中で管理会社のスタッフが真剣に掃除をしていた。 清潔さは一人ひとりの責任と行動によるもの! 日本では清潔さは一種の信仰だ!」とつづっている。 添付された動画には、エレベーター内で制服を着た男性スタッフが膝をついて床を清掃している様子が映っており、ほかにも、電車内のつり革を丁寧に掃除する鉄道職員、駅の案内板をぞうきんできれいに拭く清掃員、開店前に店の前をほうきで掃除する制服姿の女性従業員などが映っている。

この投稿に、あるユーザーからは「日本に行って感じたのは、日本人は本当に自分たちの土地や家を大事にしていること。 一人ひとりが黙々と自分の街のイメージを守っている。 これは本当に良いところで、私たちも学ぶべき」とのコメントが寄せられ、560 以上のハートマークが付くなど圧倒的な共感を集めている。

また、「これは確かに本当」、「日本の道路は輝くほどきれいだもんな」、「自国に対する愛だ」、「日本に数回行ったことがあるけど、確かに清潔だと感じた。 北海道の辺鄙な小さい駅でもとてもきれいに清掃されていた。」、「自覚は一種の美徳」、「一番は、彼らが楽しそうに仕事をしていることだな」、「こういう細やかで真面目な日本の細部を見るたびに感動させられる」といった声も上がった。

さらに、「うちの団地の清掃員は廊下を掃除するのにエレベーターから出もしない」、「(日本とは)差が大きいと言わざるを得ない」、「(中国人は)絶対に反省しなければならない」、「正直言って、日本の働く人たちは本当にまじめに仕事に取り組むし、周囲の迷惑にならないように気遣う。 一方、われわれのところといえば、夜に道路を工事したり、配管工事に何カ月もかけたりしても平気な顔をしてる」といったコメントも寄せられた。

一方で、「東京、京都、大阪に行ったけど、大阪が一番汚かった」、「新宿に行ったけど清潔とは言い難かった(泣)」、「生活態度というよりも、仕事上の要求が高いということだろう」といった意見も見られた。 (北田、Record China = 1-13-25)