大量のカビ発生で 3 週間校舎が使えず 根室高校、使用を再開へ 根室高校(北海道根室市、松田素寛校長)は 13 日、大量のカビが発生し、3 週にわたって使えなかった校舎の使用を 17 日から再開すると発表した。 改修工事のため、気温や湿度が高い時期に、校舎をシートで覆ったことが、カビが大発生した原因とみられるという。 夏休み明けに、のどの痛みやせきなど、カビの影響とみられる体調不良を 4 人の生徒が訴えたという。 同校は 8 月 28 日から 9 月 2 日までを休校とし、その後は隣接する根室市青少年センターで期末試験や授業をしていた。 松田校長は「生徒や保護者に不安を与え、申し訳なく思っている。 生徒の健康を第一優先に、学習環境をしっかり維持していきたい。」と話した。 (山本智之、asahi = 9-14-24) 自転車のヘルメット、全国の着用率は 17% 最高は愛媛、最低は大阪 全国の自転車乗車時のヘルメット着用率を警察庁が調べたところ、今年は 17.0% となり、昨年より 3.5 ポイント上昇したことがわかった。 乗車中の死亡事故のうち、ヘルメット未着用の割合は 9 割を占めており、昨年から着用が努力義務化された。 着用は少しずつ広がってきたが、地域によってばらつきもあり、同庁は着用を呼びかけていくとしている。 同庁が 12 日発表した。 調査は都道府県ごとに駅周辺と商業施設周辺の 2 カ所で 7 月に実施。 午前 7 時半 - 8 時半の通勤・通学時間帯と午後 3 - 4 時の買い物時間帯に調べた。 都道府県別で見ると、愛媛が昨年同様に最も高く、9.4 ポイント増の 69.3% だった。 このほか大分 48.3%、群馬 40.4% が続いた。 一方で、大阪 5.5%、千葉 6.5%、兵庫 7.7% が低かった。 自転車乗車中に事故で死亡した人は 2023 年までの 5 年間で 1,898 人おり、そのうち未着用は 1,780 人で、多くが頭部を損傷していた。 頭部を損傷する事故では、ヘルメットを着けていない人の方が、着用した人より死亡する割合が 1.5 倍高いという。 自転車が事故の過失の割合の高い第 1 当事者、第 2 当事者となった死亡事故での死者数は減少傾向にあり、23 年は 341 人で 10 年前から約 250 人減った。 23 年の死亡事故を違反別に見ると、最も多かったのはハンドルの誤操作で 13.8% を占めた。 交差点安全進行義務違反や安全不確認、信号無視が続いた。 (板倉大地、asahi = 9-12-24) 小学生はチャイルドシート必要? 身長引き上げに反響、どう考える チャイルドシートを使う子どもの身長の「推奨目安」について、一般社団法人日本自動車連盟 (JAF) は 12 日から、これまでより 10 センチ引き上げ「150 センチ未満」にする。 秋の行楽シーズンを前に、保護者や小柄な大人はどう対応すればいいのか。 「関連商品の売り上げは昨年の約 2 倍になっている。」 カー用品専門店を展開するオートバックスセブンでは、JAF の新方針などを受け、店舗への問い合わせが増えているという。 道路交通法では、6 歳未満の子どものチャイルドシート使用を義務づけ、守らないと違反点数が 1 点加算される。 ただ、6 歳以上でもシートベルトを使って正しいベルトの位置からずれると、肩ベルトが首に掛かったり、腰のベルトが骨盤でなく腹にあたったりして、そのまま衝撃を受けると首や内臓を傷つける場合もあることがわかっていた。 全国でロードサービス事業を展開する JAF では、交通安全の啓発活動なども行っている。 担当者は、引き上げの理由を「子どもの体格によってはシートベルトが十分な効果を発揮できない場合がある」と説明する。 「身長 150p 未満」の大人はどうする? シートベルト、座る席に注意 チャイルドシートは身長を目安に、製品自体にベルトがついた「乳児用」や「幼児用」、車のシートベルトを使う「学童用(ジュニアシート)」がある。 だが、交通安全を推進する団体や企業によって使うべき目安は、135 - 150センチと幅があった。 例えば、自動車メーカーらの業界団体である日本自動車工業会では、車両開発の際に使う成人ダミーの最小身長などを根拠に、2013 年からジュニアシート使用の目安を 150 センチ未満としていた。 目安にばらつきがあることで「わかりにくい」という声があり、JAF は昨年から各団体などと協議していたといい、今回の引き上げを決めた。 いま一度見直しを 5 歳でも約半数が未着用 だが、一般に乳児以外ではチャイルドシートを使うことが徹底されていないのが現状だ。 警察庁と JAF の全国調査(23 年)によると、1 歳未満のチャイルドシート使用率は 92.0% だったが、5 歳では 55.5% になるなど、年齢が上がるにつれて下がっていた。 6 歳以上の統計はないが、使用率はさらに低いとみられる。 国の統計によると、平均身長が 150 センチに達するのは、男女ともに 12 - 13 歳ごろ。 JAF の新たな目安では、小学 6 年 - 中学 1 年ごろまでは体格によりチャイルドシートが必要ということになる。 JAF の引き上げ方針が明らかになると SNS 上では、「小学生も必要だと知らなかった」という声のほか、「小柄な大人も対象なのか」といった疑問も相次いだ。 JAF は、大人の場合は「子どもと比べて体格や骨格がしっかりしている」とし、シートベルトの位置や座席の高さ、角度などを調節するよう呼びかけている。 車の安全に詳しい名古屋大学大学院工学研究科の水野幸治教授(自動車工学)は、たとえ大柄な大人でも、正しくシートベルトを使わないと、衝突時にシートベルトが骨盤付近からずり上がる形で腹部を圧迫して腸を傷つけたり、脊椎(せきつい)を骨折したりする危険性を指摘する。 シートベルトが骨盤にかかっているか確認するには、まずズボンのベルトの位置よりもシートベルトが下に来ているかどうかチェックすることが有効だとし、「いま一度、着座姿勢を見直してほしい」と話す。 また、チャイルドシートについては、「使用義務がない 6 歳以上でも、150 センチ未満の子どもは体格に合わせて使うべきだ」としている。 (寺島笑花、三宅梨紗子、asahi = 9-11-24) ◇ ◇ ◇ チャイルドシート 3 割で取り付けミス、けがの原因に JAF など調査 日本自動車連盟 (JAF) 福岡支部などの 5 月の調査で、福岡県内の 6 歳未満のチャイルドシートの使用率が 86.6% (全国 78.2%)となり、前年の 72.7% から大幅に上昇した。 ただ、福岡を含む全国 16 カ所での調査では、チャイルドシートが正しく取り付けられていないケースが 3 割あった。 思わぬけがの要因になると注意を呼びかけている。 福岡県内では 8 月、福岡市内の国道でバスと衝突した軽乗用車に乗っていた 5 歳と 7 歳の女児 2 人が死亡する事故があり、シートベルトの付け方が全国的に注目された。 県警によると、女児 2 人はシートベルトを着用していたが、チャイルドシートは使用しておらず、シートベルトで腹部が圧迫されて内出血した可能性があるという。 この事故などを受け、JAF は今月中旬にも、チャイルドシートを推奨する身長の基準を年齢に関わらず「140 センチ未満」から「150 センチ未満」に引き上げる。 鎖骨や胸骨、骨盤といった体の丈夫な部分にベルトが当たっているかが重要という。 着用率調査は今年 5 月、福岡市と久留米市のショッピングモール 2 カ所で実施。 6 歳未満の子ども 403 人を調査し、▽ 使用 86.6%、▽ 車両シートにそのまま着座 4.5%、▽ チャイルドシートにそのまま着座 2%、▽ 大人用シートベルト着用 4%、▽ 保護者の抱っこ 3% だった。 道路交通法は運転者に対して、6 歳未満の子どもを車に乗せる場合、チャイルドシートの使用を義務づけている。 JAF の担当者は「チャイルドシートの使用によって、大人と同様の効果が期待できる。 もしもの事態に備えて保護者が正しくルールを守り、シートを使用していただくことが重要」と呼びかけている。 チャイルドシートの取り付け方法は JAF の ホームページ で確認できる。 (鳥尾祐太、asahi = 9-9-24) 1 - 8 月の都内の交通事故死 65 歳以上が 4 割 自宅近く「注意を」 1 - 8 月に東京都内で起きた交通事故による死者のうち 65 歳以上が 4 割近くを占めたことが警視庁への取材でわかった。 自宅近くで事故に巻き込まれるケースが目立つといい、同庁は 21 日に始まる「秋の全国交通安全運動」を前に、見慣れた道路でも油断をしないよう注意喚起を徹底するほか、事故の多い交差点などでの指導・取り締まりを強化する。 1 - 8 月の都内の交通事故の死者は 89 人(速報値)で、前年同期比で 7 人多かった。 世代別では、65 歳以上 34 人、60 - 64 歳 6 人、50 代 015 人、40 代 8 人、30 代 13 人、20 代 11 人、10 代 1 人、10 歳未満 1 人。 65 歳以上の死者は昨年同期より 10 人多く、死者の 38% を占めた。 同庁によると、高齢者は認知機能や身体機能の低下により、歩行中や運転中のとっさの反応が遅れ、事故の当事者になりやすいという。 また、死亡事故の状況は歩行中 38 人、バイク乗車中 23 人、車乗車中 14 人、自転車乗車中 14 人だった。 同庁によると、秋 - 冬は視界が徐々に悪くなる薄暮の時間帯となる午後 4 時以降の事故が増える傾向にある。 対策を担う交通総務課の川嶋泰雄管理官は「歩行者は持ち物や衣類に反射材をつけるなどしてほしい」と話す。 一方、運転者には、歩行者を早期に認識するため、対向車がなければハイビームを利用するよう求めている。 ☆ 秋の交通安全運動を前に、警視庁などは 6 日、北区で交通安全教室を開き、お年寄りらに道路を安全に歩くポイントなどを説明。 緒方禎己警視総監が「世界一の交通安全都市東京を目指し、対策を強力に進めていく」と述べた。 (吉村駿、asahi = 9-7-24) 大分・由布市の旅館で 618 人食中毒、湧水の源泉からノロウイルス検出 … 料理や飲用として使用 大分県由布市の「旅館 黒嶽(くろたけ)荘」で発生した食中毒で、県は、料理や飲用として使われた湧水の源泉からノロウイルスが検出されたことを明らかにした。 これまでの調査結果も踏まえ、「食事や湧水が原因と推定される」としている。 県によると、下痢や 嘔吐(おうと)などの症状を訴えたのは、29 日までに少なくとも 23 都府県の計 618 人。 いずれも 3 - 12 日に敷地内の湧水を飲んだり、湧水を使用した料理を食べたりしていた。 一部の患者からノロウイルスが検出された。 県は食中毒と断定、13 - 15 日に営業停止処分とした。 旅館は 16 日以降も営業自粛を続けているという。 (yomiuri = 8-31-24) 九州新幹線新玉名 - 熊本で人身事故 博多 - 熊本上下線で運転見合わせ 23 日午後 8 時 40 分ごろ、JR 九州新幹線新玉名 - 熊本間で人身事故が発生した。 JR 九州によると、鹿児島中央発新大阪行きの「みずほ 614 号」が人と衝突したという。 乗客約 350 人にけがはないという。 同日午後 10 時現在、熊本 --博多間の上下線で運転を見合わせている。 (asahi = 8-23-24) 京浜東北線の品川 - 蒲田間で運転士が断続的に居眠り JR が謝罪 JR 東日本は 22 日、京浜東北線の品川 - 蒲田間で、20 歳代の運転士が快速電車の運転中に断続的に居眠りをしていたと発表した。 同社によると、居眠りしたのは、電車が品川駅(東京都港区)を 22 日午後 2 時 51 分に発車し、午後 3 時 1 分に蒲田駅(同大田区)に到着するまでの 3 駅間。 乗客から同社に「寝ていたのでは」との指摘があり、確認したところ、運転士が認めたという。 停止位置を超えたり、遅れたりはしなかったという。 JR 東日本首都圏本部広報ユニットは「お客さまにご心配やご不安な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」としている。 (asahi = 8-23-24) IHI のエンジン燃費不正、1970 年代から 不正は計 6,831 台に 重工大手の IHI は 21 日、エンジンの燃費データを改ざんしていた問題について、社内調査の最終結果を国土交通省に報告したと発表した。 6 月の中間報告では調査が完了していなかった 2002 年以前についても新たに公表。 不正が 1970 年代から続いていたことが判明し、1,913 台のエンジンで不正が確認されたという。 この問題による不正は計 6,831 台となった。 不正があったのは、エンジン製造子会社の「IHI 原動機」。 記録の残る 1974 年 12 月から 2002 年までに出荷されたエンジン計 2,754 台を調べ、1,913 台でデータの書き換えなどの不正が見つかった。 子会社がグループ入りした 03 年以降でも新たに13台の不正が判明した。 社内調査とは別に、外部の弁護士らによる特別調査委員会も 9 月に提言をまとめる予定だ。 (田中奏子、asahi = 8-21-24) 新千歳空港で保安検査がストップ 飛行機の出発が一時見合わせ 北海道の新千歳空港で 17 日、制限禁止区域内で保安上のトラブルがあり、保安検査と飛行機の出発を一時見合わせている。 新千歳空港の広報担当によると、このトラブルにより、保安検査を中断。 すでに飛行機に搭乗していた乗客も含め、制限禁止区域内にいた客らをいったん保安検査場の外に戻している。 また、飛行機も午前 10 時台から出発を見合わせているという。 担当者は「トラブルの内容は確認中で、問題がクリアになれば検査を再開する」としている。 再開時間の見通しは不明だという。 (asahi = 8-17-24) 複数電車のパンタグラフ損傷で不通 高架から落下も 中央・総武線 16 日午後 0 時 32 分ごろ、JR 三鷹駅(東京都三鷹市)を出発した三鷹発千葉行き各駅停車(10 両編成)の 2 号車屋根上にあるパンタグラフが壊れているのを、停車中の快速電車の運転士が気付き、緊急停止させた。電車は立ち往生し、乗客約90人は線路を約200メートル歩いて駅に戻った。この影響で、中央・総武各駅停車線の三鷹―中野間は上下とも約7時間にわたって不通が続いた。 JR 東日本によると、この電車と同様に三鷹駅近くの車両基地を出入りした複数の電車でパンタグラフの破損が確認された。 同日午前 8 時ごろには、相互直通する東京メトロ東西線原木中山 - 西船橋駅間を走行中の電車のパンタグラフが壊れ、最大約 5 キロの破片が高架橋から約 6 メートル下の道路上に落下した。 東京メトロによると、けが人はいなかったが、同線妙典 - 西船橋駅間は約 2 時間半にわたって不通となり、そのまま台風 7 号に伴って計画運休された。 JR 東と東京メトロが詳しい原因を調べている。 (細沢礼輝、asahi = 8-16-24) 大阪の大規模停電、地中の送電線の不具合が原因か 24 万戸超に影響 15 日午前 4 時ごろ、大阪市と大阪府守口市の一部で大規模な停電が発生した。 関西電力送配電によると、約 4 時間後に解消したが、停電は最大約 24 万 4,600 戸に及んだ。 この影響で、京阪電鉄や JR 各線の一部区間で運休するなど、5 万人以上の足が乱れた。 関西電力送配電によると、大阪市内の地中を通る送電線に不具合が発生し、他の複数の送電線に影響を与えたことが原因とみて、さらに詳しく調査するという。 停電が起きたのは、大阪市城東区や東成区、北区などの 9 区と守口市の一部地域。 京阪電鉄では、京阪本線の淀屋橋 - 京橋駅間の上下線と中之島線の全線で始発から運転を見合わせるなど、計 84 本に遅れが出て約 3 万人に影響した。 JR 西日本では、学研都市線や大阪環状線、東西線、宝塚線などの計 43 本が運休し、約 2 万 5 千人に影響が出た。 (asahi = 8-15-24) 地震 : 東海道新幹線、品川-静岡間で 運転見合わせ JR 東海によると、9 日午後 7 時 57 分ごろに神奈川県西部を震源に発生した地震を受け、安全確保のために送電を停止したため、東海道新幹線が品川 - 静岡間の上下線で運転を見合わせたと明らかにした。 東海道新幹線では、一定規模の地震を検知すると自動的に送電を停止し、列車に緊急停止指令を出すシステムを運用している。 (sankei = 8-9-24) ネズミの子ども混入の製造ライン、出荷再開へ パスコ東京多摩工場 敷島製パン(名古屋市)は 10 日、食パンに小動物が混入したため、5 月上旬から生産を停止していたパスコ東京多摩工場(東京都昭島市)の製造ラインの出荷を再開する。 再発防止策をとり、外部の複数の専門業者から問題ないとの評価を得たという。 同社によると、同工場で生産した「超熟山型 5 枚スライス」に異物が混入していると、5 月 5 日に購入者から連絡があり、同様の指摘がほかにもあったことから同月 7 日にこのラインを止めた。 同社は同じラインで製造した可能性がある、1 都 14 県で販売した約 10 万個を対象に、自主回収した。 監視カメラなどで対策強化 有害生物を防除する専門業者による鑑定の結果、異物は体長約 6 センチのクマネズミの子どもと判明。 ネズミは工場の外から資材を搬入する昇降路を通り、パンの生地を成形する工程に入り込んだことが分かった。 同社は工場の建物の隙間をすべて閉じ、監視カメラを多数取り付けて監視を強化。 ネズミの侵入を防ぐための超音波発信器も設置した。 製造ラインには X 線検査装置を入れ、設備には異物の混入を防ぐカバーも付けた。 同社は、念のためほかの工場でも周辺環境を確認し、パスコ東京多摩工場と同様の対策強化をはかる方針で、順次実施しているという。 (大平要、asahi = 8-9-24) ◇ ◇ ◇ パスコ「超熟」にネズミ混入か 1 都 14 県で販売の 10 万 4 千個回収 敷島製パン(名古屋市)は、同社のパスコ東京多摩工場(東京都昭島市)で生産した「超熟山型 5 枚スライス」に、小動物らしきものの一部が混入していたと公式ホームページで発表した。 同社はこのラインを止め、同じラインで生産された商品について自主回収を始めた。 同社によると、小型のネズミの可能性が高いという。 回収するのは、関東・東北地方や新潟、静岡など 1 都 14 県で販売された「Pasco」ブランドの食パン「超熟山型」の 5 枚と 6 枚スライス。 消費期限が 5 月 7 日から 11 日までの約 10 万 4 千個。 パッケージに印刷された、製造所を示す記号「+P1」のあとの 3 ケタの管理記号が「A」で始まるものだという。 同社によると、5 月 5 日に購入者から異物が混入していると連絡があり、6 日に商品を回収した。 7 日にも同じ地域の購入者から同様の連絡があった。 現時点では健康被害の報告はないという。 ラインを止め、混入の経緯などを調べている。 回収は同社ホームページなどから申し込む。 問い合わせは専用フリーダイヤル (0120・001・781、平日午前 9 時から午後 5 時)へ。 (asahi = 5-8-24) 「横揺れ感じる」 JR 鹿児島線レール暑さでゆがむ 一時運転見合わせ 鹿児島県日置市の JR 鹿児島線で 4 日、レールのゆがみが見つかり、市来 - 鹿児島中央間で一時運転を見合わせた。 JR 九州によると、暑さでレールの温度が上昇したことでゆがみが生じたという。 同社によると、4 日午後 2 時ごろ、伊集院駅近くを走っていた鹿児島線下り列車の運転士から「横揺れを感じる」と連絡があった。 気象庁によると、この日の日置市の最高気温は午後 3 時までで 34.9 度だった。 鹿児島県内では、鹿児島市中心部で 36.1 度、伊佐市で 37.8 度を記録。 霧島市牧之原(35.1 度)など観測史上最高を記録する地点もあった。 最近では、熊本県宇城市の鹿児島線小川駅近くで暑さが原因とみられる線路のゆがみが見つかっていた。 (伊藤未来、asahi = 8-4-24) トヨタ、「ない」はずの不正また発覚 国交省指摘「幅広く意図的に」
記事コピー (12-21-23〜7-31-24) 北薩トンネル、内壁はがれ土砂流入 鹿児島、被害拡大のおそれも 鹿児島県は 28 日、北部の北薩トンネル(長さ 4,850 メートル)で、路面が盛り上がり、コンクリート内壁がはがれ落ちて土砂がトンネル内に流入するなどの異変が相次いでいると発表した。 原因はわかっておらず、被害がさらに拡大する可能性もあるとしている。 県によると、北薩トンネルは出水市とさつま町を結ぶ高規格道路の一部で、2018 年に供用が始まった。 異変が起きたのは出水市側から約 1.8 キロの地点。 25 日午後 1 時ごろ、一般の通行車両と警察から通報があり、長さ約 50 メートルにわたって舗装路面が最大 40 センチほど浮き上がっているのを確認。 現場を含む 14.5 キロの区間を全面通行止めにした。 翌 26 日には、路面が最も盛り上がった付近のコンクリート内壁の一部が幅 6 - 7 メートルにわたってはがれ落ち、湧水や土砂がトンネル内に流入した。 27 日には土砂の流入が増え、トンネル断面の大半を埋めるほどになった。 現場はトンネル建設工事の際に大量の湧水が見つかった区域で、異変に湧水が関わっている可能性が考えられるという。 トンネルに近い紫尾山(1,067 メートル)では 7 月 10 - 16 日に総雨量約 600 ミリの大雨が観測された。 ただ、異変時は天候もよく、地震なども発生していないという。 県は、技術的知見を持つ専門家の助言を受けながら、原因究明や対策の検討を進める考え。 県道路維持課の塩屋勝久課長は「日に日に状況が変わり、これで終息するかもわからない。 現場は危険な状況で正確な調査もできない。 復旧は 1 年では難しいのではないか。」」と話した。(安田朋起、asahi = 7-28-24) 大雨被害で 8 月中旬ごろまで運転見合わせ 山形新幹線の山形 - 新庄間 JR 東日本は 28 日、東北で降った記録的な大雨の影響で、山形新幹線の山形 - 新庄間と、奥羽線の村山 - 新庄間で 8 月中旬ごろまで運転を見合わせると発表した。 芦沢 − 舟形間でのり面が崩壊するなどの被害があり、復旧に時間がかかるという。 奥羽線の新庄 - 院内間、陸羽東線の鳴子温泉 - 新庄間でも当面の間の運転見合わせが決まっている。 (asahi = 7-28-24) 観光列車「ゆふいんの森」と特急「ゆふ」が全区間運休、落雷で信号設備故障 … JR 九州 JR 九州は 28 日、JR 久大線由布院駅(大分県)で落雷による信号設備の故障が発生し、観光列車「ゆふいんの森(博多 - 由布院・別府)」と特急「ゆふ(博多 - 別府)」を全区間運休にすると発表した。 野矢(大分県) - 庄内(同)間の普通列車は、始発から運転を見合わせていたが、復旧作業を終え、同日午後 1 時頃から順次運転を再開した。 (yomiuri = 7-28-24) ドクツルタケなど食べた男性死亡 長野県が有毒キノコの食中毒注意報 長野県は 26 日、有毒キノコの食中毒注意報を全県に出し、注意を呼びかけている。 上田市でドクツルタケとコテングタケモドキ(推定)を食べた 20 代の男性が死亡したことを受けたもので、有毒キノコについての食中毒注意報は 11 年ぶり。 県によると、男性は 20 日に上田市内の道路脇で有毒キノコを採取して自宅で食べた。 翌日から腹痛や嘔吐、下痢の症状を訴え、入院したという。 有毒キノコによる食中毒では、2019 年度以降の 5 年間で全国で 2 人が亡くなっている。 県は注意報の文書やテングタケ科のキノコの写真をホームページに掲載。 「ツバやツボがあるキノコは猛毒キノコが多い」などと呼びかけ、知らないキノコを採ったり、食べたり、人に譲ったりしないよう呼びかけている。 (高木文子、asahi = 7-27-24) 京浜東北線、全線で運転を見合わせ 復旧のメドは立たず JR 東日本によりますと、京浜東北線は午後 6 時前、大宮駅で一部のホームドアが動かなくなった影響で大宮から大船までの全線で運転を見合わせています。 復旧のメドは立っていません。 (日テレ = 7-27-24) 熊本日日新聞が電子版登録者情報を漏洩 2 万 8 千人、検索で閲覧可能 熊本日日新聞社は 23 日、2021 年 8 月時点の電子版の登録者 2 万 8,777 人の個人情報が漏洩したと発表した。 氏名と住所、電話番号、メールアドレス、性別などを含むファイルがインターネットで閲覧可能な状態になっていたという。 登録者から「電話番号でグーグル検索すると自分の情報が表示される」と 22 日に通報があった。 委託先のシステム開発会社が今年 6 月、電子版の刷新作業をした際、過去に作成したファイルの設定を誤って変更したことが原因という。 6 月 26 日から閲覧可能になり、7 月 21 - 22 日に計 13 回のアクセスがあった。 (渡辺淳基、asahi = 7-23-24) ソフトバンク、全国で通信障害 緊急通報にも影響 1 時間半で復旧 ソフトバンクは 23 日、午後 0 時 5 分ごろから 1 時半ごろまで全国で通信障害が発生した、と発表した。 携帯電話の音声通話が利用できなかったり、つながりにくかったりする状況が 1 時間半ほど続いた。 110 番など緊急通報も影響を受けた。 障害の原因を調べている。 ソフトバンクのほか、ワイモバイルや LINEMO などの携帯電話サービスにも影響が出た。 ソフトバンクによると、利用しづらい状態が続いている場合、携帯電話を再起動したり、機内モードのオンとオフを切り替えたりすることで改善する場合があるという。 (asahi = 7-23-24) 東海道新幹線、本日中の運転再開を断念 車両脱線の復旧作業長引く 22 日午前 3 時 37 分ごろ、愛知県蒲郡市内の東海道新幹線上り線路上で、夜間作業中の保守用車両 2 台が衝突し、いずれも脱線した。 自走できなくなった保守用車両の撤去などの復旧作業は長引き、東海道新幹線は浜松 - 名古屋間で始発から運転見合わせが続いた。 JR 東海は、同日夕、同日中の全面運転再開を断念した。 保守用車両脱線で油漏れ、作業に手間取る JR 東海によると、この事故で、保守用車両の運転手ら男性作業員 2 人が頭や足などにけがを負った。 事故を起こしたのは線路のバラスト(砕石)を突き固めたり、運搬したりする保守用車両。 停止中の 1 台に後続車が追突し、2 台とも脱線した。 現場では油漏れも確認されたため復旧作業に手間取った。 浜松 - 名古屋間は始発から運転は見合わせとなり、山陽区間への直通運転は中止となった。 東京駅では、すべての「のぞみ」と「ひかり」が運転をとりやめ、「こだま」だけが発着した。 JR 東海はホームページ上で、混雑防止のため「来駅は控えてください」と呼びかけた。 事故現場がある蒲郡市の消防などによると、午前 3 時 55 分ごろ、「保守点検中に作業員が負傷した。 額から出血している。」と現場から 119 番通報があり、事故を起こした車両のそばで作業していた 40 代男性を救急搬送した。 搬送時は自力で歩ける状態で、軽傷とみられるという。 「今日中に着ければ …」 新幹線の運転見合わせに伴い、全日空 (ANA) は同日午後から羽田 - 大阪(伊丹)便を臨時に運航すると発表した。 JR 東日本と JR 西日本は北陸新幹線東京 - 敦賀間に上下 1 本ずつ臨時「はくたか」を走らせるとともに、敦賀 - 大阪間に新幹線と接続する臨時特急を走らせると発表した。 迂回ルートとなる北陸新幹線は終日混雑し、指定席はほぼ満席。 自由席の混雑率は最高約 180% にのぼった。 このトラブルの影響で、22 日朝の東京駅では、新幹線の改札前で駅員に運行状況を聞いたり、代わりの交通手段をスマートフォンで探していたりする人が複数いた。 中には大きなスーツケースを持った外国人観光客もいた。 さいたま市の 50 代の夫婦は、22 日から姫路と神戸に旅行にいく予定だったという。 年に 1 回 の楽しみで、6 月からホテルなどを予約し、計画を立てていた。 運転見合わせのニュースは東京駅に来る途中で知ったという。 「今日中になんとか着けばいいけれど …」と会社員の夫。 運転再開まで、東京駅周辺で時間をつぶすという。 東京都内の会社に勤める 40 代の男性はこの日、広島県の取引先に出張する予定だった。 すぐに広島行きの飛行機を探したが、午前 7 時にはすべて売り切れていた。 約束は午後 1 時。 取引先には同僚と 4 人で行く予定だったが、1 人はすでに前乗りして広島にいるという。 「まだ東京駅に来ていない同僚を待って、どうするか考えます」と話した。 JR 名古屋駅の新幹線乗り場の前では、大きなスーツケースを引く人たちが大勢立ち往生していた。 ハンカチで汗を拭きながら足早に構内を移動する人や、ワイシャツ姿で電話をする男性などの姿が目立った。 メーカーに勤務する会社員男性 (32) は、これから同僚と一緒に新富士駅へ行く予定という。 「仕事の研修があり、午前 9 時半過ぎの新幹線に乗る予定だった。 3 - 4 時間くらい遅れるかもしれない。 研修の後は今日中に千葉に行かなければならず、予定が全体的にずれこんでしまうので困る。」 母と一緒に東京ディズニーリゾートに行く予定という女性 (58) は「今年仕事を退職し、がんばったご褒美として楽しみにしていたのに。 現地でホテルを予約しているので、今日中に着かないといけない。」と話した。 (細沢礼輝、asahi = 7-22-24) 海自の手当不正、4 人の逮捕公表せず 「説明不十分だった」と釈明 海上自衛隊の潜水艦救難艦 2 隻に所属する隊員による「潜水手当」の不正受給問題をめぐり、海自は 18 日、警務隊が当時の隊員 4 人を詐欺と虚偽有印公文書作成、同行使の容疑で逮捕していたことを明らかにした。 防衛省が 12 日に特定秘密保護法の違法運用や手当受給の不正などを巡って計 218 人の処分を公表した際には説明していなかった。 国会内で 18 日に開かれた立憲民主党の会合で質問され、防衛省が明らかにした。 海自によると、4 人は昨年 11 月 15 - 16 日、警務隊に逮捕され、その後検察が 12 月 27 日に全員を不起訴処分(起訴猶予)にしたという。 逮捕を公表しなかった理由について「(担当部署間の)横の連携がうまくいかなかった」と説明。 「隠蔽しようという意図はなかった」、「説明が不十分だったのは反省している」と述べた。 潜水手当をめぐっては、潜水艦救難艦「ちはや」と「ちよだ」の隊員が、2022 年 10 月までの 5 年半、架空の訓練実績の申請を繰り返して不正に受給していた。 総額は計約 4,300 万円にのぼり、この問題では懲戒免職 11 人を含む 74 人が処分された。 (田嶋慶彦、矢島大輔、asahi = 7-18-24) サーキュレーター使用中に発火 … カインズが 1 万 5,000 台自主回収 ホームセンター「カインズ」は、販売したサーキュレーターの一部商品で、使用中に発火する事例があったと発表した。 使用の中止を呼びかけるとともに、約 1 万 5,000 台を自主回収する。 対象は、発火があった「分解してお手入れできるサーキュレーター GY」と、類似の構造を持つ 2 製品の計 3 製品。 いずれも 4 月に発売した。 6 月 21 日に消防から出火があったと連絡があり、発覚した。 同社は原因を調べている。 対象商品を最寄りの店舗に持ち込めば、返金に応じる。 問い合わせはコンタクトセンター (0120・992・534)。 (yomiuri = 7-13-24) 日立造船、船舶用エンジン 1,364 台でデータ改ざん 不正 20 年以上 日立造船は 5 日、船舶用エンジン 1,364 台の燃費に関する測定データを、子会社 2 社が改ざんしていたと発表した。 20 年以上にわたって不正を続けていたという。 子会社は船舶エンジン製造「日立造船マリンエンジン(熊本県)」と「アイメックス(広島県)」。 両社は、出荷前のエンジンを試運転して納入先などに報告するデータで、「燃料消費率」を実際よりよく見せるなどしていた。 許容値の範囲内におさめることや、データのばらつきを抑えることが目的だったと説明している。 燃料の消費量を測る装置を、意図的に良い数値が表示されるよう設定するなどしていたという。 1999 年秋以降に出荷するなどしたタンカーなどに使われる大型船舶用エンジン計 1,366 台の、ほぼすべてで改ざんがあった。 日立造船は今後、弁護士らでつくる特別調査委員会を設置し、原因究明にあたるという。 国土交通省は 5 日、日立造船と子会社の計 3 社に対し、8 月末までに全容を解明し、再発防止策を提出するよう求めた。 8 日にはマリンエンジン社の有明工場に立ち入り調査する方針。 また、4 月には IHI の子会社でも同様の燃費データの改ざんが発覚していたことから、ほかの船舶用エンジンメーカー 19 社に対しても、不適切な行為がなかったか調べ、9 月末をめどに報告するよう求めた。 (渡辺七海、大和田武士、asahi = 7-5-24) フォルクスワーゲン日本法人、7 万 9 千台をリコール ミラー不具合で フォルクスワーゲン (VW) 日本法人は 4 日、ドアミラーに不具合があったとして、「VW ゴルフ」など 8 車種計 7 万 9,762 台(2013 年 5 月 - 17 年 9 月輸入)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、車のドアミラーが長時間、直射日光を浴び続けるなど紫外線の曝露(ばくろ)が大きい場合、鏡面の保護コーティング層が劣化し、最悪の場合には鏡面が脱落するおそれがあるという。 (角詠之、asahi = 7-4-24) 給食のビワでアレルギー反応、児童生徒 126 人症状訴え 全員快方へ 山梨県富士吉田市教育委員会は 25 日、小中学校の給食で提供されたビワが原因とみられるアレルギーで、児童生徒計 126 人がのどや目のかゆみなどの症状を訴えたと発表した。 市学校給食センターによると、この日は給食の果物として、市内の 11 校にビワを 1 人 1 個ずつ約 3,500 人分を提供。 その後、のどや目のかゆみ、吐き気、発疹などの不調を訴える児童生徒が出た。 このうち 3 人が病院に搬送され、1 人が入院。 入院した子どもは翌日退院し、全員が快方に向かっているという。 同センターによると、ビワについては、アレルギー対策として提供しない食材リストの対象外だったという。 担当者は「旬の食材でビタミン類も豊富なので、食育としても適しているとして選んだ」と話しているが、「今後の提供については慎重にならざるをえない」としている。 (米沢信義、asahi = 6-26-24) JR 中央線と総武線が運転再開 飯田橋駅付近の火災で運休 JR 飯田橋駅(東京都千代田区)付近の火災に伴い、26 日午前から運転を見合わせていた JR 中央線快速と中央・総武線各駅停車は、午後 2 時 5 分ごろに運転を再開した。 JR 東日本によると、午前 8 時 40 分ごろ、飯田橋駅付近で火災が起きているのを、中央線快速電車(東京発武蔵小金井行き、10 両編成)の運転士が確認し、両線で運転見合わせとなった。 その後、一時運転を再開したが、同 10 時 50 分ごろから再び運休していた。 JR 東によると、火災の影響で上下線 81 本が運休し、151 本に最大約 3 時間 10 分の遅れが出て、約 14 万 9,000 人に影響が出た。 飯田橋駅近くの変電所につながる電力ケーブルが燃えたという。 (竹田直人、mainichi = 6-26-24) 「バキッ」という異音で新幹線が停車 博多 - 小倉駅間で車両確認 東京方面行き一部列車に遅れ JR 西日本によりますと、20 日午前 6 時過ぎ、博多発東京行きの「のぞみ 2 号」が博多 - 小倉駅間を走行中に「バキッ」という異音がしたため停車しました。 乗務員が車両と線路の確認をしたところ、異常が認められなかったということです。 この影響で、広島 -ー新大阪駅間の東京方面行きの一部列車に遅れが出ています。 (ABC = 6-20-24) クイーンビートル航行中浸水、7 月 10 日まで運休 1 隻体制のもろさ 博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船「クイーンビートル(定員 502 人)」が 7 月 10 日まで 1 カ月以上、全便運休する事態となっている。 航行中に浸水が確認され、修理が必要となったためだ。 運航する JR 九州高速船が原因調査や予約客への対応を進めている。 同社によると、5 月 30 日に釜山港に着く直前、船首部分への浸水を知らせる警報が出た。 復路は乗客を乗せず、博多港に戻って点検した結果、溶接部に長さ 110 センチ、幅 1 - 2 ミリのひび割れが見つかった。 同社は当初、6 月 28 日までの運休を決めたが、工期を精査して延長。 期間中の約 1 万 2 千席の予約について、連絡や返金を進めている。 クイーンビートルは昨年 2 月にも船首部分から浸水。 JR 九州高速船は必要な臨時検査を受けずに運航を続け、国土交通省から処分を受けた。 今回は直ちに同省に報告して検査を受けたという。 コロナ禍での運休前は旧ビートルの 3 隻体制だったが、採算悪化で同社は全 3 隻を売却することを決定。 現在はクイーンビートルのみの 1 隻体制で、修理に入ると直ちに全面運休となるリスクを抱えている。 (江口悟、asahi - 6-17-24) トヨタ、2 か月半ぶりにプリウス生産再開 … ドア部品の不具合でリコール トヨタ自動車は 17 日、後部座席ドアの部品の不具合でリコールを届け出た「プリウス」の生産を約 2 か月半ぶりに再開した。 ドアを外から開くスイッチの防水機能が不十分で、多量の水がかかると内部で回路がショートし、最悪の場合には走行中にドアが開いて半ドアとなる恐れがあった。 防水機能を高めた部品を調達し、生産再開にこぎ着けた。 出荷済みの車両の修理も販売店で受け付けている。 対象は 2022 年 11 月以降に製造された約 13 万 5,000 台。 (yomiuri = 6-17-24) 約 4 万 7 千戸停電で切符券売機や信号使えず、昼過ぎ復旧 愛知・豊橋 11 日午前 11 時 40 分ごろ、愛知県豊橋市で、大規模な停電が発生した。 中部電力パワーグリッドによると、同市西部を中心に計約 4 万 7 千戸が停電した。 午後 0 時 14 分ごろまでに順次復旧したが、原因は調査中という。 名鉄豊橋駅では、切符の券売機が使えなくなり、駅員が「取扱中止」の貼り紙を掲げていた。 行き先案内板の電光表示も消えるなど一時混乱した。 豊橋の駅ビルも停電のため営業中止の貼り紙が掲げられ、営業再開を待つ人たちがいた。 このほか、市内の信号機が一時的に使えなくなり、豊橋署員が交通整理にあたった。 (asahi = 6-11-24) 個人情報の漏洩、過去最多の 1 万 3 千件 NTT 西や LINE の流出も 国の個人情報保護委員会(個情委)は 11 日、2023 年度に企業や行政機関などから報告された個人情報の漏洩の件数が 22 年度より約 5,500 件増え、初めて 1 万件を超え、今の調査形式になった 17 年度以降で過去最多の 1 万 3,279 件になったと発表した。 個情委は、個人情報保護法やマイナンバー法に基づいて、個人情報の取り扱いについて企業や省庁・自治体などを監督する。 22 年度以降、個人情報が漏洩した際の個情委への報告や本人への通知が、それまでの努力義務から義務化されたことなどで、報告件数が急増している。 23 年度の事例では、漏洩した個人情報の人数が 5 万人を超えるといった重大なケースで下す処分のうち、2 番目に厳しい「勧告」が 3 件あった。 NTT 西日本子会社の元派遣社員が約 900 万件の個人情報を不正流出させた問題や、LINE アプリの利用者情報など約 50 万件の個人情報が外部に流出した問題などが対象だった。 昨年はマイナンバーをめぐるトラブルも相次いだ。 マイナンバー法にからむ漏洩報告は 334 件あり、100 人以上の情報が漏洩したのは 30 件。 データが入った USB を紛失したりデータベースに不正アクセスがあったりした。 今のところマイナンバーが悪用された例はないという。 これらの問題では、デジタル庁や複数の自治体、システムを開発した企業のうち富士通の子会社など計 11 団体が、3 番目に厳しい「指導」を受けた。 (上地兼太郎、asahi = 6-11-24) |