"あじさい寺" のアジサイが見頃を迎える 3 万本のあじさいが咲き誇る
池にはスイレンの花も 松江・月照寺

季節の花々が梅雨のじめッとした空気を一変、鮮やかに彩る。 4 日ぶりの雨となった 6 月 26 日の島根県松江市。 「あじさい寺」としても知られる「月照寺」では水色や紫のアジサイが見頃を迎えていて、雨の中、訪れた人たちを楽しませている。

「久しぶりにアジサイ見に行こうかって。 いいですよね、あじさいは雨の日に似合って。 (訪れた人)」

毎年この時期、境内では約 3 万本のあじさいが咲き誇り、池にはスイレンの花も咲いていて、梅雨の季節を彩っている。 月照寺では 6 月末ごろまでアジサイやスイレンの花を楽しむことができるという。 ウェザーニューズによると、山陰では今週 1 週間曇りや雨が続く予想で梅雨明けは 7 月中旬ごろになりそうだという。 (日本海テレビ = 6-26-23)


復活「土曜夜市」商店街は人で埋め尽くされる大盛況 昭和の賑わいが再び 松江

6 月 24 日、松江市の商店街で約 30 年ぶりとなる土曜夜市が開かれ、多くのひとで賑わいました。

「午後7時半、松江市の白潟天神エリアです。歩行者天国となっている路上を埋めるぐらいの人が集まっています。(記者)」

24 日、松江市の白潟本町と北天神町を埋めつくした多くの人。 かつて、昭和の時代、夏の松江市中心部の商店街の風物詩ともなっていた「土曜夜市」が約 30 年ぶりに復活しました。 午後 3 時から 9 時までの間、歩行者天国となった道路沿いには、飲食店や射的など 50 以上の出店が並び多くの市民などで賑わいました。

「いろんな店があってびっくりした。(子ども)」
「この辺りは初めて来た。 また来てみる。(子ども)」
「すごく多いです。 めちゃめちゃ多いのでびっくりしている。(出店者)」

「土曜夜市」は 7 月以降も 10 月まで毎月第 4 土曜日に開かれるということです。 (TSK さんいん中央テレビ = 6-25-23)


「しまね留学」 215 人過去 2 番目の多さ 県外から島根の高校へ

県外の生徒を島根に呼び込んで高校生活を送ってもらう「しまね留学」で、今年度、島根の公立高校に入学したのは 215 人と過去 2 番目の多さとなりました。 「しまね留学」は、人口減少による高校の存続対策として県外から生徒を呼び込むもので、平成 22 年度に初めての生徒を受け入れました。 島根県教育委員会によりますと、今年度県内の公立高校に入学したのは 215 人と、昨年度より 31 人増え、これまでで最も多かったおととしの 230 人に次いで 2 番目に多くなりました。

生徒の出身地別に見ますと、最も多いのが中国地方で 80 人、次いで近畿地方が 57 人、関東地方が 47 人などとなっています。 また生徒を受け入れた高校の内訳は、川本町の島根中央高校が 32 人と最も多く、次いで海士町の隠岐島前高校が 28 人などとなっています。 生徒が増えた背景について島根県教育委員会は、コロナ禍ではオンラインで行っていた説明会を、去年は対面で行い、魅力をじかに伝えられたことなどがあると分析しています。 島根県教育委員会教育指導課は「県内出身の生徒の刺激にもなり切磋琢磨が期待できる。 教育効果も高いため、今後も推進していきたい。」としています。 (NHK = 6-19-23)


JR が去り、線路は山にのまれた 「ノーモア」住民が動かすトロッコ

記事コピー (6-17-23)


島根県でトリカブト食中毒を確認 1962 年以降初めて 患者は命に別条なし

島根県は 11 日、大田市在住の 70 代女性が、トリカブトを食べて食中毒にかかったと発表した。 女性はかゆみや動悸、吐き気の症状があり入院し、現在は回復傾向にあるという。 県薬事衛生課によると県内でトリカブトによる食中毒の確認は、記録が残る 1962 年以降初めて。

出雲市内の医療機関から 10 日、出雲保健所に届け出があった。 女性は自宅の庭に生えていた植物を取り、同日正午ごろに湯がいて食べ、3 時間後の午後 3 時ごろに症状が出たという。 症状や医師の聞き取り状況も踏まえ、原因食品をトリカブトと判断した。 トリカブトはキンポウゲ科の植物で、平地から高山まで広く自生し、茎の長さは 1 メートル前後。食べると手足のしびれやけいれん、不整脈なども引き起し、呼吸不全で死亡することがある。 観賞用に栽培されるほか、葉は山菜として食べられるニリンソウやモミジガサに似ていることから、県が誤食しないよう注意を呼びかけている。 (山陰中央新報 = 6-11-23)


今年も甘く … エメラルドグリーンに輝く「シャインマスカット」初出荷 出雲

大粒で皮ごと食べられる人気のブドウ「シャインマスカット」が、島根県内の出荷量の約 8 割を占める主要産地の出雲市から 6 月 9 日、初出荷されました。

「検査員の方が、ひとつずつ手に取りながら、シャインマスカットの形や大きさをチェックしています。(杉谷紡生記者)」

9 日午前 6 時過ぎ。 集荷場では JA Aの担当者が、運び込まれたシャインマスカットの粒の大きさや糖度などを確認していきました。 今年は例年より梅雨入りが早く、日照不足が心配されましたが、梅雨入り後は晴れ間も多く、順調に生育したということです。

「糖度 22.0(検査員)」

特に、糖度は出荷基準の 18 度を上回って 20 度を超えるものもあり、関係者は今シーズンの仕上がりに期待しています。

「これからどんどん出荷が増えてくる中で、天気に恵まれて、糖度が上がって、順調に出荷ができればいいなと思っています。(JA しまね・前島英樹部長)」

出雲産のシャインマスカットは、10 月下旬まで県内や関東、関西などへ 2022 年を上回る 220 トンが出荷され、JA は、5 億 5 千万円の売上を見込んでいます。 (TSK さんいん中央テレビ = 6-9-23)


「ネット」と「リアル」で縁結び 島根・出雲で婚活イベント

島根県出雲市が「メタバース」を活用した婚活イベントを今夏に開催する。 仮想空間上で自分の分身「アバター」を操作して相性を確認した後、縁結びの神様をまつる出雲大社などでのリアルデートを予定。 市によると、仮想空間と現実を組み合わせた婚活イベントは全国の自治体で初の試み。 定住者増加につなげたい考えだ。 市によると、メタバースを取り入れた婚活イベントは山形や千葉、山梨、長野の 4 県の自治体で例がある。 外見が見えない分、より内面を重視した相手選びができるとされ、4 県の自治体でのカップル成立率は約 8 割に上るという。

イベントはメタバース婚活協会などと協力して 7 - 8 月に開催。 参加者はまずアバターで自己 PR や 1 対 1 トークをした後、アバターデートを実施。 その後、出雲市に集まって対面の婚活パーティーに出席し、カップルが成立すれば、出雲大社周辺でデートが予定されている。 募集は独身男女各 12 人で年齢制限はない。 参加費は 8 千円で、希望者はメタバース婚活協会のホームページから 6 月 20 日までに申し込む。 (徳島新聞 = 6-6-23)


島根県の教員不足 37 人で過去最多 教員は都道府県間の争奪に
 欠員分はそのまま他の教員の負担増

島根県内の公立学校の教員が、今年 4 月時点で県の配置計画を 37 人下回り、過去最も多い欠員数になっていることが分かりました。 島根県教育委員会によりますと、37 人の内訳は、小学校で 14 人、中学校 13 人、高校 7 人、特別支援学校 3 人です。 昨年度の 32 人から不足が 5 人増えました。 これまで現場の教員数に不足が生じた際には、短期任用者によって補っていましたが、最近は教員の労働条件が問題視され、志願者数そのものが減少しているため、短期任用に応じられる人も減っているほか、教員不足感の高まりで、都道府県間の争奪にもなっているということです。

従って、37 人は最終的に補うことができなかった人数で、欠員分はそのまま他の教員の負担増になるとしています。 この教員不足解消を目的に県教委は、来年度採用分の教員一般選考試験で、初めての「島根創生特別枠」を設け、県内高校から島根大学または島根県立大学に進んだなどを条件に 23 人程度を募集します。 選考試験の出願はすでに締め切られ、7 月 8 日に第 1 次試験が行われます。 また今年度に続き、即戦力となる正規採用教員の経験者を対象とした特別選考試験を行い、5 月 18 日に 13 人が採用候補者名簿に登載されています。 (BSS 山陰放送 = 6-6-23)


鳥取のブランド岩ガキ「夏輝」が初競り 濃厚なうまみとプリプリ食感

鳥取県の夏の味覚として知られる天然岩ガキ「夏輝(なつき)」の初競りが 1 日、鳥取市の県漁協賀露市場などであった。 漁は 8 月下旬ごろまで続き、県内のほか京阪神などへ出荷される。 「夏輝」は県産の天然岩ガキのブランド名。 そのなかでも、殻の長さが 13 センチ以上あり、外観が平べったいものだけにラベルをつけて出荷される。

鳥取沖の日本海は、中国山地から栄養豊かな水が注ぎ込む。 良質なプランクトンが生息するため岩ガキの身は大きくなり、濃厚なうまみとプリプリした食感が人気を集める。 県漁協賀露市場ではこの日、1,425 キロ(前年 1,070 キロ)が水揚げされ、1 キロ平均 1,065 円(同 1,224 円)で取引された。 県漁協漁政指導課の山本正志さん (36) は「生で食べる方が多いが、焼いても蒸しても身が縮まりにくいのでおいしい。 栄養があるので夏バテ防止にぜひ食べて欲しい。」と話した。 (大久保直樹、asahi = 6-1-23)


監護者性交罪「身分なき共犯」を適用 親ではない男を起訴 松江地検

交際相手の女の 10 代の娘と性交したとして、松江地検が島根県内の男を監護者性交等罪で起訴したことが分かった。 男は、女の娘の生活の面倒をみる「監護者」の立場ではなかったが、監護者である女に要求して犯行に及んだとして、女と共に「身分なき共犯」で起訴された。 捜査関係者によると、同罪の身分なき共犯での起訴は極めて珍しい。 起訴されたのはいずれも 30 代の男女。 起訴は 2 月 28 日付。

監護者性交等罪は 2017 年 7 月施行の改正刑法で新設された。 親などがその影響力を利用し、18 歳未満の子どもに性的行為をした場合、刑法改正以前は児童福祉法違反(淫行) = 10 年以下の懲役または 300 万円以下の罰金 = が主に適用されてきた。 監護者性交等罪では、罰金刑がなく、5 年以上の有期懲役という重い罰則を科すことが可能となった。 起訴状などによると、男は今年 1 月 2 - 4 日、女の娘が 18 歳未満であることを知りながら娘と性交しようと考え、女に要求。 女が娘に男の要求を伝え、男が性交したとされる。 女も、男と性交するよう娘を説得したとして、監護者性交等罪で起訴された。

捜査関係者によると、児童相談所が 1 月に娘を保護し、県警に通報したことで事件が発覚。 県警が 2 月に男と女を監護者性交等容疑で逮捕し、地検も身分なき共犯で起訴できると判断した。 また、男と女は 20 年 6 月 - 22 年 12 月に 29 回にわたって女の自宅などで娘の裸を撮影し、画像 29 点を女や娘のスマートフォンに保存するなどしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪でも起訴されている。

刑法が専門の斉藤豊治・甲南大名誉教授の話 : 監護者としての身分がない交際相手を監護者性交等罪の共同正犯で検察が起訴するのは珍しい。 母親が積極的に関わっているなら、児童虐待として悪質だ。 そうした点で、検察が重罪に問えることを示そうとしているのではないか。 児童虐待を含めた性犯罪に厳罰化を求める流れがある中で、児童福祉法などよりも厳しく処罰されうることを示すことになり、新たな事例として注目される。 (asahi = 5-30-23)

〈身分なき共犯〉 特定の「身分」がある人が行うことで成立する犯罪を「身分犯」という。 たとえば、収賄罪は公務員という身分がある人が賄賂を受け取ることで、犯罪として成立する。 一方で刑法は、身分がない人でも、身分犯の犯行に加われば、共犯に問えると規定している。 今回の事件では、監護者の身分がある交際相手の女の「身分なき共犯」として、男が起訴された。


JR 木次線 ラッピング列車 4 種類の愛称決まる

利用者の低迷が続いている島根県と広島県を結ぶ JR 木次線の利用促進につなげようと、現在 4 種類のデザインがある「ラッピング列車」の愛称が決まり、地元では多くの人に愛着を持ってもらえることを期待しています。 JR 木次線では利用者の増加につなげようと、ことし 1 月から 4 種類の「ラッピング列車」を運行しています。 この列車に親しんでもらおうと全国から愛称を募集したところ 387 点の応募があり、沿線自治体に住む人たちの投票などを経て 29 日、雲南市の石飛市長が決定した愛称を発表しました。

愛称はピンクのラッピングが施された列車が「さくら」、ブルーは「しんわ」、グリーンは「たなだ」、それにグレーは「たたら」で、地元の名所の桜並木やかつて栄えた「たたら製鉄」などといった沿線地域の特色が反映されています。 今後は駅にポスターを貼るなどして愛称を広く周知するとともに、ラッピング列車を使ったイベント実施などを検討しているということです。 石飛市長は「『しんわの列車を見たよ』というように住民の中で話題になることを期待している。 車両ごとに個性があるので、地域のツアーに生かしていきたい」などと話し、多くの人に愛着を持ってもらえることを期待しています。 (NHK 5-29-23)


戦争、コロナ乗り越え 4 年ぶりに外国で響く歌声 山陰少年少女合唱団

鳥取県米子市を拠点に活動する山陰少年少女合唱団リトルフェニックスが、4 年ぶりとなる海外公演をリトアニアで開いた。 さまざまな困難を乗り越えて歌いに向かった子どもたち。異なる文化や生活習慣に触れる貴重な体験をするとともに、平和の大切さをかみしめた。 今年 2 月末。合唱団の原礼子代表は、迷っていた。 2022 年に日本とリトアニアが友好 100 周年を迎えたのに合わせ、リトアニアでまたコンサートをしてほしい。 リトアニア側からは熱烈なラブコールが寄せられていた。 駐日リトアニア大使が 2 年続けて、合唱団の定期演奏会にあいさつ文を寄せてくれるほど関係も深まっていた。

「とにかく見に来て」熱意にほだされ

09 年に初めて現地を訪問したときも大歓迎してもらった。 でも今は、コロナが収まったとは言いがたい。 近くのウクライナではロシアとの軍事衝突が続いている。 ためらっていたが、リトアニア側からは「とにかく見に来て。 それから決めてくれていいから。」 下見に向かったが、ロシア上空を避けるため中央アジア上空を飛ぶ南回り航路経由。 15 時間過ごした機内では緊張しっぱなしだった。 しかしリトアニアに入ると、そこは平穏そのもの。 街中ではマスク姿の人もなく、コロナもどこ吹く風という雰囲気だった。 公演の場となるカウナス市の副市長らからも「子どもたちは守ります」と力強い言葉をもらった。 原代表は決断した。

「子どもたちには今という時間は今しかない。 チャンスは逃したくない。」

団長の引野真杏(まな)さん(高 2)は当初、家族とも相談して行かないつもりだった。 でも、帰国した原代表に話を聞き「行ってみたい」と考えが変わった。 最終的には米子周辺に住む幼稚園〜高校生の団員 17 人中、小学校低学年以下などを除く 11 人が 4 月 30 日、出雲空港(島根県)から出発した。 5 月 3 日、カウナスで開かれた国際青少年音楽祭。 副題には「平和のための音楽」とあった。 主催する委員会名についていた西暦表記は「2022」。 リトルフェニックスが来るのを、年を越えて待っていてくれたのだった。

歌で通じ合えた手応え

「さくら」や「きなんせ節」など 5 曲を披露したほか、リトアニア国立音楽学校生とも共演。 演奏後は、500 人を超える聴衆が立ち上がり、しばらく拍手が鳴りやまなかった。

「歌詞が分からない人たちにも、歌で通じ合えたと思った。 本当にうれしかった。(引野さん)」

観光に訪れた教会でも「歌っていいよ」と言われ、急きょ「ふるさと」などを歌い、居合わせた客から大きな拍手をもらった。 「構えないで聞いてくれ、自然に拍手をしてくれた。 人の温かみを感じた。」と稲田創大さん(中 3)は感激した。 岡本瑛仁(あきひと)さん(小 6)は海外も飛行機に乗るのも初めて。 最初はちょっと怖かったけど、リトアニアは平和でいいところだった。 「歌もちゃんとやれ、耐えられない喜びを感じた。」 最終日のお昼に食べたハンバーガーが「おいしい」と言ったとき、ホストファミリーの夫婦が見せてくれた笑顔が忘れられない。

「ケンカしないように頑張る」二回り成長した子どもたち

鷲見音羽さんは、参加者最年少の小 4。 3 人家族と白い犬がいるホストファミリーに泊めてもらった。「みんな優しくて、仲がいい。 私はテレビのチャンネルできょうだいケンカしてたけど、これからはケンカしないように頑張る。」 高 1 の娘に同行した林原加奈子さんは「日本と違う文化に触れられて、自分に自信がついたよう。 一回り、二回り成長したと感じた。」と喜んだ。 (吉田博紀、asahi = 5-25-23)


島根・老舗酒蔵の日本酒「懸け橋」、中国 EC モールで部門売上げトップに

〜人気俳優とコラボしたプロモーションで提供〜

株式会社 ACD

株式会社 ACD (代表取締役 : 古居 弘道、本社 : 東京都港区、以下「ACD」)は、島根県の酒蔵「田部竹下酒造」の中国本土向け日本酒「懸け橋」をプロデュースし、中国最大規模の EC サイト「天猫」の清酒部門において単日のの部門別売り上げトップを記録しました。 創業 150 年を超える島根県雲南市の老舗酒蔵 「田部竹下酒造」は、中国本土をはじめとした海外での販売展開を視野に、2022 年から若手杜氏を迎え、新たな日本酒作りを進めています。

その第一弾とし、中国向け商品の企画、販売、プロモーションを ACD がサポートして実施しました。 中国で人気のある日本人俳優「青柳尊哉」が名付けからデザイン、ACD が天猫にて運営する「全日空海外旗艦店」で販売し、動画配信といった効果的なプロモーションを行なった結果、発売初日には、中国最大規模の EC サイト「天猫」の清酒部門において、日本の人気ブランドを抑え、単日の部門別売上げトップとなりました。

ACD と田部竹下酒造は、中国市場のマーケティング、質の高いプロモーションを商品の製造段階から共に進めてきました。 また、ACD がもつ中国への豊富な輸出実績とノウハウをもとに、スムーズな通関手続きを実現させました。 (PR Times = 5-22-23)


水辺豊かな城下町を持続可能な街へ 松江市が SDGs 未来都市に

国連が掲げる SDGs (持続可能な開発目標)を達成するため、松江市が政府に提案したまちづくりが評価され、内閣府から 2023 年度の「SDGs 未来都市」に選定された。 島根県内の自治体では初めて。 22 日に東京で、他の 27 自治体とともに選定証授与式がある。 松江市は「『国際文化観光都市 松江』の豊かさ創出」のテーマで提案した。 「水の都」「城下町」という松江の特性を生かし、観光、水辺の利活用、漁場の再生などを通して経済、社会、環境の好循環をめざす。

松江市は未来都市の中でも特に優れた先導的な取り組みを提案したとして「自治体 SDGs モデル事業」にも選定された。 上定昭仁市長は 19 日、取材に応じ「地域全体がバランスよく発展するまちづくりを市民と一緒に進めたい」と喜んだ。 SDGs 未来都市は 18 年度から政府が選定を進めている。 地方自治体の持続可能なまちづくりを後押しするためで、提案のあった中から審査する。 (大村治郎、asahi = 5-20-23)


最高賞に島根のノドグロ丼セット 日本ギフト大賞

地域の特色ある贈答品を表彰する日本ギフト大賞選考委員会は 19 日、2023 年の「ふるさとギフト最高賞」に、水産加工品の販売を手がける日本海(島根県出雲市)の「のどぐろ丼ネタセット 特製だし醤油付」を選んだと発表した。 ノドグロは高級魚とされ、全国のご当地丼が競う大会で 2 年連続 1 位を獲得している。 本格的な味を家庭で簡単に味わえることが評価された。 付属のだししょうゆは、地元のメーカーとこの丼のために開発したという。

「親子の絆・深化賞」はサントリー HD の「サントリー新成人向け CM」が選ばれた。 「医食同源賞」には農業法人唐芋農場(鹿児島県)の「あめんどろ純芋蜜 紫」。 (神戸新聞 = 5-19-23)


オール島根の映画「ミセス J」 1 日だけの上映会 意外な松江の魅力を発信 島根・松江市

松江市を舞台に県内在住の出演者とスタッフが手掛けた自主製作映画の上映会がきょう松江市で開かれました。 自主製作映画「ミセス J」。 松江市内の企業 13 社が出資し、県内在住の出演者とスタッフで製作した完全地元製作の映画です。

「松江の新しい発見を感じてもらいたい。 映画を通して松江をより好きになってもらえればいいなと思います。(「ミセスJ」企画・脚本 原田瑞樹さん)」

きょうは完成披露を兼ねた 1 日限定の上映会が島根県民会館で開かれ、出演者など約 550 人が鑑賞しました。 映画は合コンに招かれた 8 人の男女がパーティーを楽しむ場面から始まり、松江定番の観光地ではなく意外な場所が登場します。

「ひとりでも多くの方にこの映画のことを知ってもらえるように発信し、上映会を開いて多くの方にご覧いただきたいと思っています。(同上)」

製作した団体は、今後も上映会を開いて松江の魅力を発信していきたいとしています。 (TSK さんいん中央テレビ = 5-14-23)


島根県 ことし 2 月の給与 実質賃金 14 か月ぶりプラスに

島根県内で働く人 1 人あたりのことし 2 月の給与は去年より上昇し、物価の変動分を反映した「実質賃金」も 14 か月ぶりにプラスに転じました。 物価の上昇が続く中、持続的な賃上げが広がるかが焦点です。 国や島根県によりますと、県内にある従業員 5 人以上の事業所で、基本給やボーナスなどをあわせた働く人 1 人あたりのことし 2 月の現金給与総額は平均で 23 万 9,866 円と、前の年の同じ月より 4.1% 増加しました。

これは、おととし 8 月以来、18 か月ぶりの高い水準で、前の年の同じ月を上回るのは 2 か月連続です。 また、受け取る給与に物価の変動分を反映した、働く人 1 人あたりの「実質賃金」は前の年の同じ月と比べて 0.2% 増加し、14 か月ぶりにプラスに転じました。 これまで給与の増加が物価高騰の勢いに追いつかない状況が続いてきた中、企業の間で物価上昇に連動した持続的な賃上げが広がるかが焦点です。 (NHK = 5-12-23)


コウノトリ 3 羽誕生 島根・雲南で 7 年連続

島根県雲南市で国の特別天然記念物コウノトリの卵がふ化し、3 羽が誕生した。 3 羽は「ピーピー」と元気に鳴き、親鳥に餌をもらう様子が確認されている。 市でのふ化は 2017 年以降 7 年連続。 6 月下旬の巣立ちを予定している。 市教育委員会が 12 日までに発表した。 市教委によると、3 羽は 4 月中旬に誕生したとみられる。 担当者は「誕生してくれてありがたい。 巣立つまでできることをやっていきたい。」と話した。 父鳥は福井県、母鳥は兵庫県生まれ。 例年、市立西小に設置された塔に飛来し、営巣する。 (秋田魁新聞 = 5-12-23)


島根県浜田でセアカゴケグモ発見、駆除

島根県浜田市は 8 日、同市浅井町の民有地内で有毒のセアカゴケグモの雌 1 匹(体長 1.3 センチ)と卵のう(長さ 1 センチ)を発見し、駆除したと発表した。 土地の所有者が同日午後 3 時ごろ見つけ、市に通報した。 人的被害はなかった。 市内では 2022 年 9 月に熱田町の民家で雌 4 匹が見つかって以来の確認となった。 (中国新聞 = 5-9-23)


「母の日」に「ありがとう」たくさん届け 島根・出雲市

14 日の「母の日」を前に、島根県出雲市でアジサイの出荷が最盛期を迎えた。 県育成の「万華鏡」や「銀河」など 6 品種を手がける常松哲夫さん (49) は、満開となった鉢にフィルムを巻くなど、出荷作業に追われる。 5 号鉢を中心に、本年度は 5 月中旬まで、関西方面の市場に 1 万鉢を出荷するという。

常松さんが会長を務める、県内の農家 17 人でつくる「島根県アジサイ研究会」では、年間 10 万鉢を出荷。  主に冬場のシクラメンの裏作として栽培を広げている。 株張りや高さ、花の輪数などで規格を厳しく設けて品質を統一し、市場からの評価が高い。 常松さんは「見た目が豪華な品種が人気。 アジサイ栽培を希望して参入する若手も増えている」と話す。 (木村泰之、日本農業新聞 = 5-9-23)


マイナカードで子どもの登下校管理、島根・美郷町で実証実験へ
政府が開発後押し

政府は、マイナンバーカードで学校が児童・生徒の登下校状況を管理するシステム開発を後押しし、希望する全国の自治体への普及を目指す。 島根県美郷町が今年度、実証実験に着手する。 共働き世帯が増加する中、デジタル技術を活用し、学校や保護者が子どもを見守りやすい環境を整える狙いがある。

新たなシステムは、児童らが登下校する際に学校の各教室などに設置した専用の読み取り機にカードをかざし、時刻を記録するものだ。 保護者にはスマートフォンに通知が届き、学校側もパソコンなどで登下校の状況を速やかに把握することができる。 美郷町は今年度中に IT 企業と連携してシステムを開発し、小中学校で試験運用を行って効果や課題を検証する予定だ。 カードの紛失防止策などについても検討する。

岸田首相は「デジタル田園都市国家構想」を看板政策として推進しており、政府は昨年度、カードを利用した先進的な取り組みを募集。 補正予算に関連する交付金を計上し、美郷町が提案した登下校管理システムの開発に 2 億 5,000 万円支出することを決めた。 将来的には、子どもが通学バスの車内に置き去りにされる事故を防止するため、通学バスにも読み取り機を設置することも想定している。 また、必要に応じて児童の登下校状況を地域の防犯団体と共有することなども検討している。

政府は今夏にも、システムの概要や開発費、導入期間などをまとめ、他の自治体に導入を促す。 一定の要件を満たせば、導入する自治体に対して財政支援を行う方向だ。 児童の登下校を巡っては、全国的に防犯ボランティア団体が見守りを担ってきた。 ただ、高齢化などを理由に 2016 年の 4 万 8,160 団体をピークに減少しており、子どもを狙った犯罪が増加する中、通学時の安全確保が課題となっている。 (yomiuri = 5-8-23)


大型連休・松江 国宝松江城天守は大混雑! 遊覧船は … 船頭不足でコロナ禍前の半数に

大型連休もいよいよ後半、松江城では …

「大型連休中のきょう、松江城は大勢の観光客でにぎわっています。(村上遥アナウンサー)」

国宝松江城天守には午前中から観光客の長い列ができました。

「愛知県名古屋市から来ました。 階段はちょっと怖かった。(愛知からの観光客)」
「国宝制覇。 宍道湖もあるし、城の佇まいもすごく良かったです。(大阪からの観光客)」

国宝の城めぐりをしているという夫婦、松江城で 5 つコンプリートです。 松江城には、3 日、約 4,000 人が来場、去年の同じ日を 4 割ほど上回りコロナ禍前の 8 割を超える水準まで回復したということです。 一方、城下町の風景を水上から楽しむ「堀川遊覧船」も、昼前には待ち時間が 1 時間に。 待合室は大混雑。 すべての船を稼働させ対応しました。 堀川遊覧船には、3 日、1,700 人余りが乗船。 去年をわずかに上回ったということですがコロナ禍前、2019 年の半数程度に留まっています。

利用回復が進まない背景にあるのは船頭の不足

管理事務所は、コロナ禍でここ数年、新たな船頭の確保が進まず、不足につながったとしています。 行動制限がないなか迎えた今年の大型連休。 コロナ禍が観光業界に与えたダメージは、まだ十分に癒えていないようです。 (TSK さんいん中央テレビ = 5-4-23)


カツデンアーキテック、島根に研究開発拠点

カツデンアーキテック(本社・東京都台東区、社長・坂田清茂氏)は、島根益田工場(島根県益田市)の隣接地に R & D (研究開発)センターを整備した。 建築面積は 737 平方メートルで、実験室や研究室といった開発に必須な設備に加え、新たな発想の起点となるような遊び心あふれたプレイルームや全社員が集まれるセミナールームを完備。 10 人体制で始動し、現地での採用活動などを通じて技術スタッフを集める。 工場では受注の増加に対応できるよう拡張工事が進む。 人材育成とともに既存事業の技術的な知見を積み重ね、コア事業を育てる拠点に位置付ける。 (鉄鋼新聞 = 5-2-23)


崖の中にホテル? 大型レストランやパーキングも
島根県出雲市に巨大複合施設誕生 5 月 1 日オープン

5 月 1 日、出雲に巨大複合施設がオープンです。 全国で飲食店を手がける大阪の企業と島根銀行などがタッグを組んだビッグプロジェクト。 島根県出雲市郊外に建設されたレストランや宿泊施設などの巨大複合施設が、18 日、オープンを前に報道公開されました。 出雲市の多伎町と湖陵町にまたがる西海岸。

「横に長いオーシャンビューのレストランに、崖の中にある洞窟のようなオシャレなホテル。 さらに、観光客も立ち寄れる大型パーキングでは、地元食材を使った絶品グルメが味わえます。(記者 木谷茂樹)」

オープンする複合施設「WINDY FARM ATMOSPHERE」。 全長 40 メートルのカウンター、そして夕日を望むテラスがある 185 席の大型レストランに …、崖の中に作られた全 8 室のホテルは洞窟の中をイメージ。 さらに、大型パーキングエリアは 200 台が駐車可能で、アイスクリームやバーガーショップなどの店が並びます。

「我々は地方から始める地方創再生、観光で訪れ働きたい、そして最後にその街に住みたいと思った時、もう一度この街に戻ってきたいと思える街こそが地域の創再生につながると思います。(バルニバービ 佐藤裕久会長)」

この巨大複合施設は、「地方創再生プロジェクト」として、大阪に本社を置き全国 90 以上の飲食店を展開するバルニバービと島根銀行、SBI ホールディングスなどがタッグを組み誕生しました。 18 日は、それぞれの代表者が現地で会見を行い、施設が報道陣に公開されました。

入浴しながら朝日や夕日を独り占め … 非日常の極み

バルニバービがコンセプトとするのは「食から始まる地方創再生」。 レストランでは地元食材を使ったグルメが揃います。 そして、パーキングでは、島根和牛の肉厚バーガーに多伎町産の藻塩を使ったアイスクリームなどをテイクアウトで楽しむことができます。 さらに…。

「これジャグジーですよ。 入浴しながら朝日や夕日を独り占め。 非日常の極みですね。(記者 木谷茂樹)」

「IZUMO HOTEL THE CLIFF」と名付けられた崖の中にあるホテル。 空と海を眺めながら特別なひと時を感じられる自然一体型の客室となっていて、サウナも利用できます。

「消費するだけの文化でなく、地域の方たちが共にコミュニケーションし祭りをやります! そのようなまちづくりを出雲湖陵でできればと考えています。(バルニバービ 佐藤裕久会長)」

5 月 1 日オープンの「WINDY FARM ATMOSPHERE」。 出雲市の新たなランドマークとして賑わい創出に期待がかかります。 (BSS 山陰放送 = 4-18-23)


17 年ぶりの視界不良 5 キロ先が見えない「黄砂」で遠くの山は霞んで車は黄色に

中国で大量に発生している「黄砂」が日本列島にも飛来。 4 月 12 日、山陰地方でも広い範囲で観測されました。 松江市では一時交通障害の恐れがあるほど見通しが悪くなりました。

「午後 1 時半の松江市です。 快晴で青空が広がっているものの黄砂の影響で視界はすっきりしておらず、あちらの山は霞んで見えます。(福島アナウンサー)」

12 日の松江市。 遠くの山は霞んで見え、車は黄色く汚れてしまっています。 山陰地方にも広い範囲で飛来した黄砂の影響で、気象台によると松江市では肉眼ではっきりと見える範囲が 5km 未満に。これは視界不良で交通への影響が発生するレベルで、5km を切ったのは 17 年ぶりです。 午前 10 時には既に広い範囲が霞んで見え、視界が悪くなっていました。

さらにそこから時間が進むにつれ、正午前には数 km 先もぼやけるほど悪化、激しい黄砂に見舞われました。 日本気象協会によるとこの黄砂は 13 日にかけて続くものの、島根県のピークは過ぎたとしています。 一方鳥取県では 13 日ところによっては視程 5km を切る恐れもあり引き続き、注意を呼びかけています。 (TSK さんいん中央テレビ = 4-12-23)


4 年ぶり時代絵巻 松江武者行列

城下町に春の風物詩が戻ってきたー。 松江城を築いた武将・堀尾吉晴一行の約 400 年前の入城を再現する「松江武者行列」が 8 日、新型コロナウイルス禍による中止を経て 4 年ぶりに実施された。 甲冑や着物に身を包んだ約 170 人が練り歩く「時代絵巻」に、詰めかけた観光客らが見入った。

市内の商店街や松江観光協会でつくる実行委員会の主催で 2019 年以来、16 度目の開催。 例年、白潟天満宮前(松江市天神町)から城に向かって練り歩くが、多くの観光客や住民に見てもらうため、城発着のコースで初めて実施した。

吉晴役は清原学さん (61) = 神戸市東灘区 = が務め、強風が吹く中でもどっしりと馬にまたがって行進。 途中、参加者が鉄砲や刀を構える演舞があり、ほら貝や鐘といった鳴り物で当時の勇壮な雰囲気を醸し出した。 一行は、殿町の市街地を 1 時間半かけて回り城に戻ると、最後は「エイエイオー」の勝ちどきで締めくくった。

3 年間待ち望んだ出演者の思い入れは強く、毎年のように参加し、先頭でほら貝武者を務めた松江市春日町の吉田健一さん (60) は「久々の行列はやっぱり気持ちがいい」と感慨深げだった。 初めて訪れた同市西川津町、会社員の安達学さん (64) は「盛大でにぎやかな様子が良かった」と話した。 (原暁、山陰中央新報 = 4-8-23)


「出雲プロジェクト」始動 スタバ、商業テナント誘致

山陰中央新報社が出雲市の中心市街地で進める開発事業「出雲プロジェクト」の安全祈願祭が 6 日、同市今市町北本町 4 丁目で開かれた。 地方都市の中心市街地のにぎわい創出を通じて若年層の定住促進を目指す。 プロジェクトの開発エリアは国道 184 号沿いの旧出雲体育館隣接地、5,265 平方メートル。 第 1 期でスターバックス店舗、第 2 期で複数の商業テナントを誘致し、行政、地元経済界と連携して魅力あるまちづくりを進める。

第 1 期のスターバックスはドライブスルー併設型で、店内のほかテラスにも席を設ける。 9 月末の完成を予定している。 第 2 期で計画する商業ビルは周辺環境にマッチした建築デザインを採用し、若い女性層やファミリー層がゆったりくつろげる空間を創出。 新聞社の情報発信機能を生かし、地方暮らしの最先端が感じ取れる場所にする。 現地であった安全祈願祭には、飯塚俊之市長ら関係者約 30 人が出席。 山陰中央新報社の松尾倫男社長は「楽しんでもらえる場をつくり、最終的に人口減少を食い止め、活気をここから取り戻す。 ずっとこの地が栄えるように努力していく。」と話した。 (松本直也、山陰中央新報 = 4-7-23)

〈編者注〉 地方都市では中心部にあるシャッター商店街が話題に上がります。 道路が狭い、駐車場がない、といった致命的な問題を抱えるのであれば、商店街の看板を下ろして、むしろ、中・高級住宅地に衣更えしては如何かと考えてしまいます。 今さら買い物は「郊外のスーパーや複合商業施設」で、との流れは止められないでしょうし、シャッターを下ろした老舗のお店も商いの中心は複合商業施設の中に移っているはずです。

大都市に住む人からみれば、広い庭のある一戸建てには十分魅力がありますし憧れでもあります。 「静かで利便性の高い広いお家」をセールストークに家族単位で招致し易いように思えてなりません。 家族単位での定住しか人口増には繋がりません。 当然、人が増えれば街角にコンビニも開けるでしょうから、更に利便性も高まるはずです。 発想の転換をされてみては?