山陰地域の新拠点「島根メンテナンスステーション」開設 株式会社ラックランド 島根・鳥取県におけるお問い合わせ増加に伴い、山陰地域での即時対応力を強化 https://www.luckland.co.jp/ 当社は、2021 年 3 月 30 日付の取締役会決議に基づき、業容の拡大に伴い、下記のとおり島根メンテナンスステーションを新たに開設することを決定しましたので、お知らせいたします。 記
米専門誌の庭園ランキング、島根の上位はなぜ 米国の専門誌が 2003 年に日本庭園ランキングを始めて以来、18 年連続 1 位の足立美術館(安来市古川町)をはじめ島根県内の複数の庭園が毎回、上位に入っている。 安来出身者としてうれしく思う一方、疑問がある。 「日本三名園」と言われる兼六園(金沢市)や後楽園(岡山市)、偕楽園(水戸市)をも上回り、島根の庭園が高く評価されるのは、なぜなのか。 専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング (JOJG)」は、米国在住のダグラス・ロスさん (60) と妻の合田玉青さん (55) が 1998 年に創刊した。 2 人ともかつて神奈川県に住み、日本庭園に関心があった。 庭石や庭木の流通ルートが無い海外で日本庭園の正しい知識の普及を図る JOJG は世界 37 カ国で約 2 千部発行。 日本庭園に関心がある個人や施設、図書館などが購読しているという。 庭園ランキングの正式名称は「しおさいプロジェクト」。 名は 2 人がほれ込んだ、葉山しおさい公園(神奈川県葉山町)にちなむ。 この庭園は近くの三ヶ岡山を借景に、滝や茶室もある本格的な庭園にもかかわらず、知名度が低い。 「隠れた名園は他にも多くあるのでは。」 そう直感した 2 人は庭園の歴史や広さ、知名度ではなく、「今見ても美しく、心から満足できるかどうか」に重きを置いたランキングを考案した。 審査はさまざまな国の約 30 人が担う。 多くは JOJG でも記事を執筆する日本庭園愛好家。 各自が自費で日本の庭園を訪ねて順位付けした結果を毎年末に集計し、発表する。 審査する庭園は千カ所以上。 当初はベスト 20 で始まり、10 年以降はベスト 50 を選んでいる。 隠れた名園として掘り起こされたのが足立美術館で毎年、桂離宮(京都市)を 2 位に押さえ、不動のトップ。 同館を筆頭に島根県からは近年、7 - 8 カ所が名を連ねる。 2020 年は 3 位・皆美館(松江市末次本町)、25 位・由志園(同市八束町波入)、26 位・湯之助の宿長楽園(同市玉湯町玉造) - といった具合だ。 島根から複数がランクインする理由について、合田さんは「島根の庭園は剪定の技術など全体的にレベルが高い」と指摘する。 さらに、名園が多いとされる東京や京都でなく、わざわざ足立美術館に足を延ばす審査員は相当熱心だとみて「日帰りなどせず、近辺の庭園も見るのでは」と審査員の目に触れる機会が多いと推察。 事実、ランクインする島根の庭園は、足立美術館から足を延ばしやすい県東部ばかりだ。 県東部の造園業者で組織する出雲流庭園保存会の竹田和彦副会長 (46) によると、出雲地方の松は品質が良く、古くから庭木に使われ、剪定技術が発達した。 さらに、島根は豊かな自然を借景とする庭園が多いといい「島根の環境を含めて評価されていると思えて、うれしい」と喜ぶ。 JOJG のランキングは足立美術館の客層を広げた。 「『日本一の庭園』という冠ができたことは、とても大きかった」と同館広報部の武田航部長が語る。 以前の同館の看板は、今も国内屈指の所蔵数を誇る近代日本画の巨匠・横山大観の作品だった。 庭園も、愛好家から高い評価を受けていたが、大観の作品目当てに訪れた人が庭園を知るという流れが主で、来館者は高齢者が多かった。 ランキングで日本一になると、庭園目当ての若年層や家族層が目に見えて増えた。 ランキング開始時の 03 年度は 1,600 人ほどだった外国人客は、多い年は約 5 万人にまで膨らんだ。 現在、同館のホームページやパンフレットには「○年連続日本一」の文字が躍る。 武田部長は「ランキングを重ねるごとに露出が増え、知名度が上がった」と恩恵を実感している。 米国人に気付かされた島根の庭園や自然の魅力。 古里が一層誇らしくなった。 (山陰中央新報 = 3-21-21) 島根県益田市、RE100 電力を「競り下げ方式」で調達 電気代 6% 削減 エナーバンク(東京都中央区)は 3 月 17 日、島根県益田市から同市公共施設の電力契約に関するリバースオークション運営業務委託を受託し、公共施設の電力契約 36 件について、調達コストを約 6% 抑制しつつ再エネ 100% 電力調達を実現したと発表した。 これによる CO2 排出削減量は、年間約 125 トン - CO2 の見込み。 この取り組みは、同社が運営する電力リバースオークションサービス「エネオク」を活用し、益田市の公共施設の電力契約 36 件を対象に、再エネ 100% 電力の調達を試行的に支援したもの。 同オークション(実施期間 : 2021 年 2 月 1 日 9 時 - 19 日 17 時まで)において、10 社の小売電気事業者が入札を検討し、うち 4 社が入札を実施した。 再入札が可能なリバースオークション形式のため入札数は 7 となり、最終的には現行の電気料金よりも約 6% 削減した金額で事業者が選定された。 リバースオークションとは、「競り下げ方式」と呼ばれ、参加者が1度だけ条件提示ができる通常の入札による調達方法と異なり、定められた期間内であれば、最低の価格を確認しながら、何度でも条件提示を行うことができる。 エナーバンクによると、今回、リバースオークション実施の広報からオークション開始までに一定の期間を設け、周知と新規の入札参加資格申請の期間を確保したことで入札参加者数が増加したという。 このオークションには、36 契約のうち 34 契約で、低圧電力の契約が出品された。 低圧電力(動力)契約は、工場のモーター、商店の大型冷蔵庫、事務所のクーラーなどの動力機器を使用する顧客向けの契約で、電気を従量電灯よりも多く消費する業務用機器向けの契約。 エナーバンクは「電気の使用量が多くなることから、高圧契約のように低く設定されている。 低圧電力契約は契約切替による削減が困難だが、今回の取り組みにより、電気料金コストを削減しつつ再エネ 100% 電力への切替を達成した。」という。 (環境ビジネス = 3-19-21) 山陰発の「炉端かば」、パン店開業 好調業態で苦境打破 コロナ禍で外食産業が大きな打撃を受ける中、山陰両県と首都圏で居酒屋「炉端かば」を運営する「かばはうすホールディングス(本社・島根県安来市)」が 16 日、新たにパン店を開店する。 好調の異業種への参入で、コロナを乗り切ろうと模索している。 開業を目前に控えた 9 日、安来市安来町のパン店「あめのちハレ」では、慌ただしく販売研修が行われていた。 JR 安来駅近くの 50 坪ほどの空き店舗を改装して入居。 パンを作る工房やイートインコーナーも備え、地元産のイチゴを使ったクリームクロワッサンや、目玉商品のようかんを挟んだ塩バターロールなど、34 種類が棚に並ぶ。 店名の「あめのちハレ」には、暗いニュースが多い時代に明るい光が届くようにと願いを込めた。 従業員 13 人のうち、3 人は炉端かばからの「移籍組」だ。 かばはうすはコロナの影響を受け、運営する国内約 40 店舗のうち 7 店舗が閉店に追い込まれた。 外食が敬遠される中、一時休業やランチ営業のみの店舗も多く、売り上げは激減したという。 こうした状況を受け、同社は昨春、パン店業界への参入を企画。 国産小麦を使用したパン屋として人気の「おかやま工房(岡山市)」から開業支援を受け、3 月のオープンにこぎ着けた。 全国で約 250 店の支援を手がけたおかやま工房の河上祐隆社長 (58) によると、持ち帰りが中心のパン店はコロナ禍で大きく売り上げを伸ばしており、ビュッフェ形式のレストランやカラオケ店など異業種からの参入も増えているという。 同社ではマニュアル化を徹底。「機材の進化もあり、5 日間の研修があれば誰でもおいしいパンが作れるようになった。」 かばはうすの松田佳奈副社長 (50) は「コロナで減収となったパート勤務の人たちの雇用の受け皿にもなる。 居酒屋が別の業態で成功する姿を見せることで、業界の希望になれれば。」と話した。 (清水優志、asahi = 3-10-21) 島根県、20 年の延べ宿泊客数は 36% 減の 242 万人 島根県は 9 日、2020 年の県内施設の延べ宿泊客数は前年比 36% 減の約 242 万人(速報値)だったと発表した。 1997 年に現在の方式で調査を始めてから最大の落ち込み。 「新型コロナウイルス感染症の大きな影響を受けた(観光振興課)」としている。 主要宿泊地では山陰有数の温泉街である玉造温泉(松江市)が 39% 減の約 34 万 7,000 人、松江しんじ湖温泉(同)が 48% 減の約 12 万 8,000 人、津和野(津和野町)が 58% 減の約 1 万 2,000 人だった。 外国人の延べ宿泊客数も約 1 万 5,000 人と 85% 減少した。 国・地域別では 19 年に約 1 万 5,000 人だった韓国からの宿泊者数が約 500 人になったほか、台湾、香港、中国からの宿泊客の落ち込みが目立った。 国内外を合わせた延べ観光入り込み客数も 35% 減の約 2,131 万人だった。 (nikkei = 3-9-21) 女性起業家コンテスト、島根県の高津川リバービアが大賞 中国地域ニュービジネス協議会と日本政策投資銀行などは 5 日、「第 4 回中国地域女性ビジネスプランコンテスト」の表彰式を広島市で開いた。 審査を経て選ばれた 7 社のファイナリストが事業内容や今後の展望などを発表。 大賞の中国経済産業局長賞には、クラフトビールの製造・販売を手掛ける高津川リバービア(島根県益田市)が選ばれた。 同社は島根県益田市の料亭跡地を活用し、同市を流れる高津川水系の水や流域の農作物を活用したクラフトビールを製造している。 地ビールづくり体験も手掛けているほか、リタイアしたシニア層の採用にも積極的に取り組んでいる。 上床絵理代表取締役は「販路拡大を進め、将来的にはノンアルコールの分野にも取り組みたい」と話した。 優秀賞には保育関連の情報サイトを手掛けるリノア(岡山市)、アスリート向けの食事指導サービスのアンサーキューブ(広島市)、柿の染料を使った衣料品製造のビッググロウス(鳥取市)の 3 社が受賞した。 中国経産局の渕上善弘局長は「新型コロナウイルス禍の激動の中、新しい市場を開拓する役割を果たしている。 今後の活躍も期待したい。」と話した。 (nikkei = 3-5-21) 【しまねの観光案内書 春編】 島根県 商工労働部 観光振興課 島根県では、観光事業のテーマとして「美肌」、「歴史・文化」、「自然」、「伝統」を掲げ、首都圏を中心に PR を実施しています。 春の島根県の魅力の他、島根県の最新情報をご紹介いたします。 【島根県 NEWS】 - 最新トピックと春のイベント情報 - 足立美術館の日本庭園が 18 年連続で日本一達成! (安来市) アメリカの日本庭園専門誌が発表した 2020 年の日本庭園ランキングで、足立美術館の庭園が一位に選出されました。 足立美術館は第 1 回から 18 年連続の日本一位となります。 また、島根県ではほかに皆美館(3 位)をはじめ、由志園など 7 つの庭園が 50 位以内に選出されました。 堀川遊覧船が「水上観光船 30 選」で 7 位にランクイン! (松江市) 国宝松江城の堀を約 50 分かけて周遊する「堀川遊覧船」が、専門誌による「水上観光船 30 選」で前年より順位を上げ 7 位にランクインしました。(西日本トップ) 堀川遊覧船は第 1 回からトップ 10 入りしており、前年から順位を 2 つあげ、これまでで最高順位を獲得しました。 「WEST EXPRESS 銀河」が再び島根県へ 昨年大好評だった特急「WEST EXPRESS 銀河」が、今年も関西と島根をつなぎます。 島根県内の停車駅は、出雲市駅、松江駅、玉造温泉駅など 5 駅。 松江城をはじめとした県内の観光スポットも朝からゆったりとお楽しみいただけます。 週 2 回往復、6 月末まで運行予定です。 運行期間 : 令和 3 年 3 月 26 日(金) - 6 月 26 日(土) オンラインイベント「しまね館の縁結び」開催 東京・日比谷にある島根県のアンテナショップ「日比谷しまね館」が起点となり、まだ知られていない島根県の魅力を全 4 回にわたってナビゲートしていくオンラインイベント「しまね館の縁結び」がスタートしました。 2 月 14 日に実施された第 1 回目のテーマは「地域とつながるクラフトビールとクラフトホテル」でした。 次回以降もオンラインを通して、島根県の暮らし・風土や文化・歴史に触れていただく旅へナビゲートいたします。 (以下省略、PR Times = 3-4-21) 島根県奥出雲町長、東京五輪合宿の誘致断念を表明 新型コロナ収束見込めず 島根県奥出雲町の勝田康則町長は 2 日、東京五輪・パラリンピックでの事前合宿受け入れで、進めてきたインドのホッケー代表の誘致を断念すると明らかにした。 新型コロナウイルスの世界的な感染の収束が見込めないため。 この日開会した町議会定例会の本会議で、勝田町長は「新型コロナ感染拡大の中で、国が示す感染対策に沿った受け入れ態勢を整えることが極めて困難。 これまで積極的に取り組んできており、誠に残念だが断念することにした。」と述べた。 インドでは感染者数が累計で約 1,100 万人を超えている一方で、同町では 1 日時点で感染者が確認されたことがない。 今年 1 月下旬には、宮城県栗原市が、新型コロナの感染対策の負担などの理由で南アフリカ男子ホッケーチームの事前合宿誘致を断念している。 (中国新聞 = 3-2-21) 島根の反旗「知事は本気」 五輪前提の政府に突きつける 東京五輪の聖火リレーの中止を検討すると表明した島根県の丸山達也知事は 25 日、関係省庁や国会議員を訪ね、方針を説明した。 新型コロナウイルス対策が理由とするが、感染者が比較的少ない島根がなぜ、首都圏が舞台の五輪に反旗を翻すのか。 丸山知事は関係省庁などに要望書を渡して回った。 要望書は「五輪は感染リスクが高まるイベント。 感染対策強化が講じられなければ五輪で再拡大を招き、再び緊急事態宣言が出れば、島根の飲食店は厳しくなる。 五輪開催を前提とした聖火リレーは現状のままでは中止とせざるを得ない。」とつづる。 島根では、新型コロナによる死者は出ていない。 だが、首都圏などに緊急事態宣言が出されている影響で経済が止まり、宣言地域以外の島根の飲食店も苦境に陥っている、と丸山知事は訴える。 国の観光支援策「Go To トラベル」が止まって島根への観光客が激減したほか、宣言に伴う飲食店利用の自粛意識も影響しているという。 島根県は、国に緊急事態宣言地域以外の飲食店への支援を訴えるが、県独自の飲食店への現金給付はしていない。 県財政課の担当者は「島根はもともと財政基盤が弱く全国でも最低レベル。 国からの追加の支援措置がなければ、給付金は不可能だ。」と言う。 国は「地方創生臨時交付金の活用を」と言う。 島根分は約 234 億円あるが、丸山知事は「(金額が)飲食店などに現金給付できるレベルではない」とする。 県幹部の一人は「知事は政府に本気で問題提起を届けたいと思っている。 その手段としての聖火リレー中止検討表明だ。」と、知事の態度に理解を示す。 「東京の感染状況が改善されること、政府が地方と大都市との不平等をなくす対応をすること。 その二つがなければ、知事は中止するつもりだろう。 知事は本気だ。」 自民系会派の会長の五百川純寿(いおがわすみひさ)県議も、「五輪を楽しめる状況なのか、都会と地方の格差の問題をどう考えるのか。 五輪開催に向けた条件がそろっているとは言えない。 全国の中山間地を抱える自治体も思いは同じだと思う。」と話す。 一方で、「全都道府県を通る聖火リレーに、島根だけぽっかり穴を開けるわけにはいかない」とも漏らす。 島根県関係者によると、丸山知事は今回、西村康稔経済再生相らへの面会を希望した。 だが、実際に面会できたのは副大臣や担当職員だった。 人影まばらな繁華街「バブル破綻より深刻」 島根の飲食店街の苦境は深刻だ。 松江市中心部の繁華街はいま、通りを歩く人影はまばらだ。 ネオンサインは点灯していても閉店している店も多い。 飲食店経営者の一人は「同業者が来店しあって助け合っているのが現状。 人通りが減った街を歩くのは、慣れた道のはずなのに怖いほどだ。」と言う。 飲食店主らでつくる島根県飲食業生活衛生同業組合(組合員 491 人)などは 19 日、給付金支給を求める要望書と、飲食店主ら約 1,170 人分の署名を丸山知事に手渡した。 署名を集めた足立真智子さん (58) の居酒屋も、経営は厳しい。 年末年始も見込みが外れ、お客がゼロの日も続く。 月 8 万円余の家賃は蓄えを崩して支払っている。 バブル経済破綻の頃より格段に深刻だという。 同組合の後藤勇理事長 (79) は「組合員に融資制度を紹介しても『返済できない、先行きが見えない』と言われる。 現金の支援を求める人が多くなっている。」と話す。 (浪間新太、杉山匡史、asahi = 2-25-21) 島根県「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね。」山陰広告賞グランプリに 山陰広告協会が主催する「山陰広告賞 2021」の審査会が 2 月 16 日に松江市内で行われ、グランプリをはじめとする各賞が選出された。 7 部門 162 点の応募があり、グランプリには、島根県が 2020 年 4 月 29 日付の山陰中央新報朝刊に掲載した 15 段の新聞広告が選ばれている。 グランプリの島根県の新聞広告では、出雲弁で「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね。」、そして石見弁で「早く会いたいけぇ、今は帰らんでいいけぇね。」とエリアごとに異なるコピーを用いた。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、大型連休中の外出自粛を呼びかける新聞広告であり、便箋に見立てた背景や、手書きのあたたかみのあるメッセージとなっている。 受賞作品の一覧は、次の通り。 受賞作品(かっこ内は広告主、制作者の順) グランプリ : 「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね。 / 早く会いたいけぇ、今は帰らんでいいけぇね。」(島根県 / 山陰中央新報社、エードット島根支社) 新聞/雑誌広告 テレビ CM 以下、略 (AdverTimes = 2-24-21) 竹島を日本名表記、海図を発見 1952 年に米国が発行 竹島を「Take Shima」と日本名で表記した、1952 年 10 月発行の米国政府の海図 1 点が見つかった。 公益財団法人「日本国際問題研究所(東京都)」が 19 日発表した。 調査を担った島根大学の舩杉力修(ふなすぎりきのぶ)・准教授は「戦後の日本領を規定したサンフランシスコ平和条約(51 年 9 月調印、52 年 4 月発効)の起草国・米国が、起草時に竹島を日本領と認識していたことを示している」と語る。 研究所は 2018 年から、舩杉准教授に依頼して竹島関係の古地図を調査している。 今回の海図は日本列島や中国東部、朝鮮半島が範囲で、縮尺は 646 万 9,545 分の 1。 20 年秋 - 21 年 1 月に米国、英国、ドイツの古書店から購入した米英政府の海図や航空図約 30 点を調べた。 今回の海図は米国・カリフォルニア州の古書店から購入したものという。 海図で、竹島は日本名で「Take Shima」、韓国の鬱陵島(ウルルンド)は韓国名で「Ull●(uの上に-)ng Do」と記載されている。 舩杉准教授は「平和条約で日本が放棄した朝鮮や済州島、鬱陵島などは韓国名で表記している一方、竹島は隠岐諸島や対馬と同じく日本名で記されている」とし、「海図が発行された52 年 10 月の時点で、米国政府が竹島を日本領と認識していたことが確認でき、日本側の主張を補強する資料だ。」 海図の複製版は竹島資料室(松江市殿町)で展示されている。 舩杉准教授は「22 日は竹島の日。 改めて国内外の人に日本側の主張が正しいことを知ってほしい。」と話す。 (浪間新太、asahi = 2-23-21) 島根知事「大きな問題」 JR 西のローカル線見直し 島根県の丸山達也知事は 19 日、JR 西日本の長谷川一明社長が収益性の低いローカル線について廃止も含めて今後のあり方を見直す方針を打ち出したことについて「鉄道網の脆弱な島根県にとって非常に大き問題だ」と述べた。 島根県では 2018 年春に江津市と広島県三次市を結ぶ三江線が廃線となっている。 今回、具体的な路線名は明らかにされていないが、島根県の宍道(松江市)と広島県の備後落合(庄原市)を結ぶ木次線は 18 年度の旅客運輸収入が約 6,000 万円で JR 西日本の管内路線で 3 番目に少なかった。 「JR 北海道や四国で行われている政府の支援スキームが、コロナ禍の中で本州の JR にも必要なのではないか」との考えを示した。 (nikkei = 2-19-21) 鳥取・島根県が宿泊費用を半額補助 3 月 1 日から 鳥取県と島根県は、両県民を対象にした宿泊・観光割引「#WeLove山陰キャンペーン」を発表した。 期間は 3 月 1 日 - 3 月 31 日。 Go To トラベルが再開された場合はその時点で終了する。 同キャンペーンでは、宿泊施設の半額(1 人 1 泊あたり上限 5,000 円)、観光施設の半額(* 1 人 1 回あたり上限 3,000 円)を補助する。 施設入館料、日帰り温泉、スキー場のリフト代、ゴルフ場の利用料等が対象で、具体的な施設は 2 月 19 日夕方に発表する。 対象施設は2月19日の夕方に各県の公式サイトで掲出し、随時追加する方針。キャンペーン利用時には本人確認書類(運転免許証・健康保険証等)を求める。 (神奈川はな、ITmedia = 2-18-21) 本田商店が新工場、6 億円を投資して生パスタ増産 雲南市 食品製造の本田商店(島根県雲南市)は 15 日、雲南市内で約 6 億円を投資して新工場を建設すると発表した。 すでに着工していて、2021 年 6 月操業開始の予定。 需要が拡大している生パスタを増産する。 新工場は同市の神原企業団地内に建設し、鉄骨平屋建て延べ床面積 1,245 平方メートル。 大正時代の創業の同社は出雲そばや生パスタを生産していて、新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要で販売が好調なことに対応する。 新工場はパスタ製造に特化し、これまで日産 8,000 食だった生産能力を 1 万 6,000 食に倍増させる。 土産店向けに鳥取県の大山小麦を使った生パスタの製造も始める予定だ。 同社の 21 年 3 月期の売上高は約 8 億円の見込みで、3 年後に 10 億円以上を目指す。 新工場の操業開始後、3 年間で新たに 14 人を雇用する。 この日、島根県などと立地に関する覚書を結んだ。 島根県は約 1 億 3,000 万円、雲南市は約 8,000 万円を助成する。 (nikkei = 2-15-21) トロッコ、悲願の県境越え 江の川鉄道の実証実験始まる ![]() 【島根】 旧JR三江線跡の島根県邑南町と広島県三次市にまたがる区間で 13 日、乗客を乗せた観光用のトロッコ列車が江の川の鉄橋を渡って初めて県境を越え、邑南町から三次市に乗り入れた。 町内でトロッコ列車を運行してきた NPO 法人「江の川鉄道」などが実証実験として企画した。 最初の便は午前 10 時 50 分に口羽駅(邑南町)を出発。 晴天の中、6 人の乗客が乗った車両が午前 11 時すぎ、時速 5 キロほどで高さ約 20 メートルから江の川や山々が見渡せる県境の鉄橋「第 4 江川橋梁(長さ約 230 メートル)」を越えた。 三次市側の堤防には地元住民ら 20人ほどが訪れ、子どもたちが歓声を上げながら車両を出迎えた。 実証実験は、往復約 2 キロ、35 分間の道のり。乗客は口羽駅から鉄橋手前のトンネルまで江の川鉄道の屋根付き車両で進み、トンネル内で宮崎県で観光車両を運行する会社「高千穂あまてらす鉄道」からリースした、屋根なしの車両に乗り換えた。 トンネルの壁にはプロジェクターで三江線の開通から廃線までの歴史を振り返る映像が映し出され、乗客を楽しませた。 最初の便に夫婦で乗った広島市の会社役員、中本由佳里さん (61) は「トロッコで県境の鉄橋を越えるのはとても新鮮な体験。 周辺の景色がきれいで、旧三江線は地元の暮らしにとって大切なものだったのだろうと実感した。」と話した。 実証実験は、観光庁が進める「誘客多角化等のための滞在コンテンツ造成」実証事業に採択され、事業費として上限 1,600 万円の支援を受けて実現。 NPO 法人伊賀和志(いかわし)江の川鉄道(三次市)と共同で13、14 日と 19 - 23 日に 1 日 4 便、定員 6 人で運行する。 江の川鉄道は 2018 年 9 月から、邑南町が JR 西日本から譲渡された町内の口羽駅、宇都井駅と、両駅周辺の線路を観光資源として活用してトロッコ列車を運行。 両駅間の約 5 キロは島根・広島両県境が入り組み、未譲渡の三次市側の線路の手前で折り返し運行していた。 江の川鉄道の日高弘之理事長 (80) は「無事に県境を越えられてほっとしている。 実証実験を契機に、旧三江線を観光資源としてさらに活用し、地域振興につなげていきたい。 実験の成果を踏まえ、口羽駅・宇都井駅間の 5 キロの運行を目指して、三次市や JR 西と協議を続けていく」という。 (浪間新太、asahi = 2-14-21) 古代製鉄の町並み、ろうそくで照らす 島根県雲南市、13 日に旧家土蔵群でイベント たたら製鉄の町として栄えた島根県雲南市吉田町の町並みをろうそくの明かりで照らすイベントが 13 日、田部家土蔵群(雲南市吉田町吉田)周辺である。 江戸時代、松江藩の鉄師を務めた田部家に伝わる餅つきを披露し、コンサートを開く。 入場無料。 同町でたたら製鉄を営んだ田部家第 25 代当主の田部長右衛門氏が社長を務める住宅・食品関連の田部(同市吉田町吉田)と、たなべの杜(松江市乃木福富町)が 2020 年から開催。 たたらと人々の暮らしに欠かせない火をキーワードに地域活性化を図る。 イベントでは、土蔵群と周辺道路 200 メートルにろうそくなど約 2 千本を並べる。 コンサートを開く特設カフェスペースには、町内の子どもたちが絵付けしたキャンドルグラスを設け、柔らかな明かりで照らす。 午後 5 時にオープニングセレモニー、5 時半から餅つきがあり、ピアノとバイオリンコンサートは 6 時半開催。 豚汁と、つきたての餅を使ったぜんざいを振る舞う。 12 日は、社員 5 人が竹製のキャンドルスタンドや、発光ダイオード (LED)、ろうそくを配置する場所を確認した。 田部の井上裕司事業部長 (42) は「コロナ禍の今だから、温かい火を見て優しい気持ちになってもらえればうれしい」と話した。 (山陰中央新報 = 2-12-21) 「ゴーストタウンに」島根ルールで県も飲食店の利用呼びかけ 新型コロナの影響でかつてない打撃を受ける飲食業界。 早急な対策、待った無しの状況が続いている。 きのう地元の経済団体の代表が島根県選出の国会議員に飲食店への支援を求める要望を出した。 その席で、
窮状を訴えるのは松江市の繁華街で居酒屋 4 店を経営する高麗社長。 店にお邪魔すると、
ここ数か月の間、予約がゼロの日もあるという。 こうした苦境が続くなか島根県は、
県内在住者同士での飲食、9 人以下での利用、1 時間 30 分以内といった県独自の基準「島根ルール」を示した上で飲食店の利用を促している。 ルール導入から 1 週間経ったが、
10 年以上伊勢宮で居酒屋を営む高麗社長。 「島根ルール」の浸透にはまだ時間がかかりそうで、街全体の活気のなさに顔を曇らせる。
昨夜も平日とはいえ人通りはまばら。
TSK の記者が馴染みの店はどうなっているのか久しぶりに訪れてみると。
明るく振る舞いますが、こちらのスナックも、
客足の回復にはまだ時間がかかるだろうと嘆く。 こうした現状に島根県の丸山知事も強い危機感を持ち、国に積極的に働きかけている。 東京へ赴き国交省へ直談判 テレビ会議システムも使い、地域の実情に合った支援を求めている。 飲食関連に係わる要望は今年に入って度々行っているが、
前向きな回答を得られないケースもあるものの、積極的な働きかけを続けるとしている。 (TSKさんいん中央テレビ = 2-5-21)
低アレルゲン小麦、商品化へ CF で資金調達 島根大など 島根大学医学部などのグループが低アレルゲンの小麦を開発し、島根県西部の耕作放棄地で栽培を始めた。 アレルギーの発症を抑えられる小麦の商品化に向け、クラウドファンディング (CF) で資金を募っている。 島根大学医学部の森田栄伸教授、京都大学の遠藤隆名誉教授らのグループが開発した。 島根大学医学部皮膚科学講座によると、森田教授らは 2003 年に「ω(オメガ)-5 グリアジン」というたんぱく質を小麦アレルギーの主原因と特定。 その後、1 万種以上の品種が登録されているデータベースから「ω-5 グリアジン」を含まない品種を発見した。 ただ、栽培には適さない品種だったため、既存品種との掛け合わせなどの改良を重ねて複数の低アレルゲンの食用小麦を開発。低アレルゲン小麦の総称を「しまね夢こむぎ」と名付けた。 小麦アレルギーのある人は、じんましんや息苦しさなどの症状が出るため、原則、小麦製品を食べることができない。 「しまね夢こむぎ」はアレルゲンを含まないため症状が出にくく、風味も通常の小麦と遜色がないという。 既存品種の「ホクシン」と交配した品種は香りが良く製粉すると中力粉に、「ミナミノカオリ」と交配した品種はパンに向く強力粉になる。 製品化に向けた課題はいかにアレルゲンを含む通常の小麦の混入を防ぐかだという。 グループでは昨年 11、12 月、耕作放棄地となっていた県西部の棚田 2 ヘクタールに種をまき、独立環境での栽培を開始。今年 6 月に 8 トンの収穫を見込む。 まずは島根県益田市内のうどん店や県内のパン屋での提供をめざす。 ただ、ほかの小麦が混ざらないよう専用の施設で選別や製粉をする必要があり、選別機械の購入のため CF での資金調達が必要になったという。 森田教授は「低アレルゲンの小麦が流通すれば、世界初だろう。 小麦アレルギーになる方がいなくなるよう貢献したい。」と話した。 CF での寄付受け付けは 4 月 16 日まで。 目標金額は 680 万円。 寄付額が目標を上回った場合、製粉機などの購入費用に充てる。 詳細は 専用サイト へ。 (清水優志、asahi = 2-2-21) 特急「やくも」 利用回復見込めず減便に
1 日、運行本数が大幅に減少したのは、出雲市駅と岡山駅を結ぶ特急「やくも」。 当面の間、これまで 1 日あたり 30 本だった運行本数を半分の 16 本に。 2 時間あたり 1 本のペースでの運行となる。 新型コロナの影響で JR 西日本管内を走る特急列車の利用率が低下していて、「特急やくも」の 1 月の利用率は前の年の約 3 割以下に。 当面の利用回復が見込めないとし、運行本数を半数にまで削減したもの。
JR 西日本によると、「特急やくも」の減便の期間はまだ決まっておらず、感染状況などを注視しながら、検討していきたいとしている。 (日本海テレビ = 2-1-21) 生きたダイオウイカが漂着、体長 4.1m、重さ 170 キロ 島根 島根県出雲市の猪目漁港で、体長約 4.1m、重さ約 170 キロのダイオウイカが生きたまま見つかったと、県立しまね海洋館(浜田市)が 28 日、発表した。深海に戻すのは難しく、捕獲後に動画撮影し、冷凍保存された。 担当者は「生きたダイオウイカが漂着するのは全国的にも珍しい」と話した。 同館によると、ダイオウイカは通常、水深 600m より深い太平洋側に生息している。 海流の影響により、日本海に迷い込んだ可能性があるという。 26 日、漁師が生きたまま捕獲した。 同館で冷凍保存され、臓器が腐っていないことや、赤褐色の体色が残っていることから、今後の研究への活用が期待される。 (kyodo = 1-28-21) 10 億円超稼いだ風力発電に迫る耐用期限と事業継続の判断 記事コピー (12-28-20) 島根銀、SBI が迫る変革 「モノ売り」から伴走型へ 記事コピー (12-5-20) 日本と台湾を結ぶ美酒「台中六十五」 記事コピー (11-14-20) フォトアルバム ![]() ![]()
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