一足早く正月に成人式 友との再会喜ぶ 島根

島根県内のトップを切って 2 日、益田、江津両市で成人式があった。 振り袖やスーツ姿の新成人が旧友との再会を喜び、互いの門出を祝った。 益田市の式は県芸術文化センター・グラントワであり、対象者 484 人中 410 人が参加した。 新成人を代表し、式典実行委員長の三浦瑛奈さん (20) = 同市金山町 = が「失敗や変化を恐れず、勇気を持って一歩踏み出すことでより良き人生を作っていく」と決意を述べた。 この後、中学や高校の恩師によるビデオレターがあり、懐かしい顔が登場する度に歓声が上がった。

同市赤城町の看護専門学校生、河野鈴子さん (20) は「大人としての覚悟が少しできました。 何事にもしっかり取り組み、古里に貢献したい。」と話した。 江津市の式は市総合市民センターであり、168 人が参加した。 (竹内之浩、mainichi = 1-3-20)


松江の偉人・松平不昧公像制作へ 900 万円募る

松江藩 7 代藩主として財政再建を進める一方、松江に茶の湯文化を築いた松平不昧(ふまい)公(1751 - 1818 年)の功績を後世に伝えていこうと、座像が制作されることになった。 企画した松平不昧公像制作委員会は制作費 900 万円を目標に、募金を行っている。 委員会(事務局・松江市)は、同市を中心とした茶道や華道、菓子などの関係者らが委員となり、結成。 財政難だった藩を立て直した松平治郷は、隠居後に「不昧」と名乗り、独自の茶風を極めた。 また、美術工芸や和菓子、料理などの世界においても才能を発揮し、今の松江観光の土台を築いた人物とされる。

平成 30 年に没後 200 年を記念したさまざまな事業が行われたが、不昧公の育てた文化を継承していくシンボルとして、新たに不昧公の座像を企画した。 計画によると、座像(高さ 70 センチ)は出雲焼楽山窯による陶製で、台座(約 1 メートル)とともに完成後は同市へ寄贈する。 松江歴史館の展示ホールに設置され、不昧公の命日にあたる 4 月 24 日に公開される予定。 募金は 3 月 31 日まで実施。 個人で 2 千円以上、法人・団体で 2 万円以上の支援を求めている。 募金した人の名前は、座像の台座の中に収められる。 問い合わせは、同市観光文化課 (0852・55・5293)。 (sankei = 1-1-20)


山陰のわらべ歌 129 本収録、電子書籍に 島根

約 60 年にわたって島根・鳥取の集落を訪ね歩いて民話やわらべ歌を収集してきた松江市の民話研究者、酒井董美(ただよし)さん (84) が、両県のわらべ歌 129 本を収めた電子書籍「島根・鳥取のわらべ歌(22 世紀アート)」を出版した。 酒井さんは中学教諭だった 1960 年代から、各地の語り部に会い、肉声をカセットテープで録音。 集めたわらべ歌は書籍化されたり、朝日新聞島根版で 00 - 04 年に「山陰のわらべ歌」として計 150 回掲載されたりした。

今回の電子書籍には、129 本のわらべ歌の歌詞と音声データを収めた。 酒井さんによると、語り部が亡くなり、二度と聞くことができなくなった歌もあるという。 「貴重な無形文化遺産。 研究者やわらべ歌が好きな人に広く聞いてもらいたい。」と話している。 税込み千円で、通販サイト「アマゾン」から購入できる。 (市野塊、asahi = 12-30-19)


"美肌" 日本一! 島根「玉造温泉街」注目スポットや食べ歩きグルメ
歴史薫る街・松江の観光名所も

島根 "美肌" 県キャンペーン

記事コピー (12-28-19)


山陰道 出雲 - 仁摩間は 2024 年度に全線開通の見通し
島根県東部の未開通区間が 2023 年度から順次開通

国土交通省中国地方整備局松江国道事務所は 12 月 25 日、同事務所が管轄する山陰自動車道 (E9) 出雲 - 仁摩間(総延長約 37.2km)について、2024 年度までに全線開通する見通しであることを発表した。 同区間のうち、朝山・大田道路(大田朝山 IC - 大田中央・三瓶山 IC、約 6.3km)は 2018 年 3 月、多伎・朝山道路(出雲多伎 IC - 大田朝山 IC、約 9km)は 2019 年 3 月に開通済み。 残りの総延長 21.8km の区間では 4 つの事業が進められており、このたび主要工事が順調に進捗した場合の開通時期の見通しを明らかにしたもの。

残る区間のうち西寄りの 2 事業は、「大田・静間道路(大田中央・三瓶山 IC - 静間 IC//仮称、約 5km)」と、「静間・仁摩道路(静間IC/仮称 - 仁摩・石見銀山 IC、約 7.9km)」で、2023 年度開通の見通し。 両区間では今後、大規模な法面対策工事が予定されている。 東寄りの 2 事業となる「出雲・湖陵道路(出雲 IC - 湖陵 IC/仮称、約 4.4km)」と、「湖陵・多伎道路(湖陵 IC/仮称〜出雲多伎 IC、約 4.5km)」については 2024 年度に開通の見通し。 今後、高架橋や大規模法面対策、盛り土工事などが予定されている。

島根県内の山陰道は、上記区間が開通すると米子西 IC - 石見福光 IC 間が完成することになり、鳥取県内の大栄東伯 IC - 米子西 IC と合わせ、鳥取県西部〜島根県東部がつながることになる。 また、島根県内ではこのほか、浜田河川国道事務所管轄の三隈・益田道路(石見三隈 IC - 遠田 IC、約 15.2km)が 2012 年度から事業着手しており、工事が進められている。 (多和田新也、TravelWatch = 12-26-19)


島根・出雲のコメや大山産のビーツで紅白餅 4 営農組合

島根県出雲市斐川町の農事組合法人むすび営農組合など 4 つの集落営農組合でつくる連絡会議が、地元産のコメを使った紅白の丸餅の販売を始めた。 紅餅は無農薬有機栽培で育った根菜、ビーツの粉末を使って色を付けた。 ファッションブランド「群言堂」の石見銀山生活文化研究所(島根県大田市)や地元スーパーなどが取り扱う。

4 組合はむすび営農組合のほか、ひむろの郷、たけべの郷、神庭谷農産。出雲国風土記に記載された神名火山(かんなびやま)を望む場所で収穫した良質米を原料にしたことから「出雲神名火」と名付けた。 群言堂では「ふくふく餅」として販売する。 1 袋 10 個入り(1 個 30 グラム)で、600 円前後。 連絡会議の会長で、むすび営農組合の佐藤文男組合長は「ビーツは鳥取県大山町にある大山スマイルファームで栽培されたものを選んだ。 粘土質の土壌で水に恵まれて育ったコメが原料であることと合わせ、特産品として PR していきたい」としている。 (nikkei = 12-24-19)


寅さん旅した風景は今 島根ロケから 45 年 島根

人気シリーズ「男はつらいよ お帰り 寅さん」の新作が 27 日、全国公開される。 新作は 22 年ぶりで、50 作目になる。 島根県内を舞台にした第 13 作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」が公開されたのは、今から 45 年前だった。 ロケ地はどう変わったのか。

温泉津

公開されたのは昭和 49 (1974) 年。 寅さん(渥美清)が思いを寄せる絹代(高田敏江)が働くのが、温泉津(ゆのつ)町(現・大田市)の窯場だった。 思いを確かめようと、妹のさくら(倍賞千恵子)と「タコ社長(太宰久雄)」がクリームと赤色の「国鉄色」の「キハ 58 系」に乗って訪れる。 4 人掛けボックスシートに座る 3 人が買った駅弁は三つで 1,290 円のカニ弁当だった。

映画の中の温泉津駅の島式ホームにはポイントの手動式切り替えレバー、ディーゼル機関車と連結した蒸気機関車の姿も見える。 一行を駅長が出迎えるが、駅は今は無人駅。 駅舎は新しくなり、併設された JA しまね温泉津支店の職員が切符販売を担う。 切符売り場窓口には寅さんとさくらの写真が飾られている。 「たまに、撮影場所はここですかという人が来られますね」と女性職員。 絹代が働く窯場には、江戸時代に北前船で全国に運ばれたというあめ色の水がめ「はんど」が並んでいる。 窯場はその後、「温泉津やきものの里」になり、立派な登り窯が往時をしのばせる。

温泉津の温泉街は 2007 年、石見銀山とともに世界遺産に。 山田洋次監督らロケ隊と渥美さんらは旅館「後楽」に宿泊した。 シリーズ助監督を務めた五十嵐敬司さんは著書『寅さんの旅』で、温泉津を「妙に忘れられない町というものがある」と振り返り、後楽の女将(おかみ)と娘さんの家庭的サービスがよかったという。 後楽は、温泉津で番頭をしていたという寅さんの「幻」のシーンの写真や山田監督らのサインなどを飾り、「寅さんゆかりの宿」をうたう。

東京で石油関連会社に勤めていた萱島毅さん (79) は 13 年前、実家の跡を継いだ。 「古くからの旅館をつぶすわけにはいかんので。かつては世界遺産効果もありましたが、今はぼちぼち。 美肌の湯をアピールしていきたい。」 街の旅館は盛時の半数程度に減ったが、旅館組合は 5 年ほど前から近くの神社で毎週土曜の夜に神楽を上演し楽しんでもらっている。 旅館「ますや」の益田三代子さん (68) は「(上映当時は)アンアン族やノンノ族の若い女性もいました。」 当時 23 歳。 滞在が短かった高田さんの代わりに、雨の中を子役と一緒に歩く代役を務めた。 「モンペがはける人をということで半日がかりの撮影でしたが、映っている時間は 1 秒か 2 秒だけ」と笑う。

映画では、帰路の列車を待つさくらの耳に、ホーム脇の温泉津小学校の校庭からブラスバンドの音色が聞こえてくる。 小学校は 11 年に閉校し、ほかの 3 校と統合された。

津和野

絹代の夫が戻り、失恋した寅さんは、福光海岸(大田市)で物思いにふける。 背後にはウミネコ繁殖地の「沖の蛇島」も。 その後、大日霊(おおひるめ)神社(益田市)で日傘を啖呵売(たんかばい)。 高津川にかかる歩行・二輪専用の安富橋を渡って、津和野町に移動する。 寅さんが「すさや食堂」でうどんをすすっていると、夫の実家のある津和野の町立図書館で働く歌子(吉永小百合)と 2 年ぶりに再会。 夫とは死別したと寅さんに身の上を明かす。 食堂は今は更地だが、かつてはうどんが評判で当時は芸妓(げいこ)さんも通っていたという。 藩校養老館にあった町立図書館は移転。 養老館は解体・改修され、今年、幕末期の姿に復元された。

夫の実家の設定は、観光客の多い殿町通りにある古橋酒造と華泉酒造で撮影された。 古橋酒造会長の古橋道正さん (82) は、会社の中庭で吉永さんが自転車の練習をしたのを覚えている。 撮影に協力したという近所の「香味薗上領(かみりょう)茶舗」の上領愛子さん (89) は「(吉永さんは)べっぴんさんで、撮影を見ようと人がたかってました。」 吉永さんが古橋酒造に帰宅する場面で、傍らで遊びに興じる子どもたちの姿が映る。 その中の一人が社長の古橋貴正さん (53) だ。

70 年代、旧国鉄のキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」で全国の「小京都」に人気が集まり、75 年には山陽新幹線が全線開通した。 町は年間 100 万人程度の観光客が訪れるが、かつては 150 万人を超えたことも。 「観光客は減りましたが、今は欧米の人が目立ちますね」と貴正さん。 会社はドイツや中国、台湾に輸出も始めた。 映画のエンディング。 ヒッチハイクした寅さんが持石海岸(益田市)で降り立つと、夫や子どもと海水浴に興じる絹代と出くわす。 今の海岸に立つと、約 10 年前にできた高津川風力発電所の巨大な風車が景観にアクセントを添えている。

評論家の川本三郎さんは寅さん映画に残る風景を「動態保存」された日本の姿と例え、「山田洋次監督は(中略)高度経済成長によって消えゆく懐かしい風景のなかを寅に旅させようとしたのではないか」と記している(『「男はつらいよ」を旅する』)。 (小西孝司、asahi = 12-22-19)


島根・出雲にペンの新工場 寺西化学、能力倍増

油性ペンや水性ペンなど筆記具製造販売の寺西化学工業(大阪市)は島根県出雲市に新たな工場を建設する。 大阪府守口市にある現在の工場が老朽化したため、移転して生産設備を一新する。 すでに着工済みで、2020 年 9 月に操業を始める予定。 新工場の生産能力は現在の約 2 倍に高まるという。

同社は内田洋行が商標を持つ「マジックインキ」などが主力。 18 年にナカバヤシと業務提携し、マーケティングや物流の共同化に取り組んでいる。 提携の一環として生産子会社の島根ナカバヤシ(出雲市)の敷地内の一部を借り、鉄骨平屋建て、延べ床面積約 2,700 平方メートルの工場を建てる。 投資額は約 7 億 6,500 万円。 操業時に 11 人の新規雇用を計画している。 18 日に県、出雲市と立地に関する覚書を結んだ。 県は設備投資や雇用計画に対し約 1 億 2,600 万円、出雲市も約 8,200 万円を助成する。 中林一良社長は「海外展開や新製品開発に積極的に取り組みたい」と語った。 (nikkei = 12-18-19)


島根の片岡さんに文科大臣賞 高校生科学技術チャレンジ

世界で活躍する科学者や技術者をめざす高校生・高等専門学校生が研究成果を競うコンテスト「第 17 回高校生科学技術チャレンジ (JSEC、朝日新聞社、テレビ朝日主催)」の審査会と表彰式が 15 日、東京都江東区の日本科学未来館であった。 文部科学大臣賞には「オカダンゴムシのフンに常在するブレビバクテリウム属菌による揮発性抗カビ効果」をテーマにした島根県立出雲高の片岡柾人(まさひと)さんが選ばれた。

科学技術政策担当大臣賞は橋本晃志さん(大阪府立大手前高定時制)、科学技術振興機構賞は長島大来さん(千葉・渋谷教育学園幕張高)、特別協賛社賞の花王賞は石川悠さん、横山佳観さん(福島県立福島高)が受賞。 協賛社賞では JFE スチール賞に小川福史さん、三室裕暉さん、相原聖玲星さん(静岡理工科大静岡北高)、栗田工業賞に前田彩花さん(岡山・ノートルダム清心学園清心女子高)が、朝日新聞社賞は浜崎莉未さん、森凪沙さん、水口喬太さん(長崎県立諫早農業高)が選ばれた。 今年は、全国から 267 件の応募があった。 (asahi = 12-15-19)

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ダンゴムシのふんに抗カビ効果 研究 10 年の高 2 が発見

ダンゴムシのふんの、ある不思議な特性を発見した島根県立出雲高校 2 年生の片岡柾人さん (17) が、7、8 月に佐賀県であった全国高校総合文化祭「2019 さが総文」で最高賞に輝いた。 ダンゴムシ研究を始めて 10 年。 成果が実を結んだ。 発表した研究タイトルは「ダンゴムシの研究 IX 〜カビを抑えるフン常在菌を探る!〜」。 ダンゴムシのふんに含まれる菌がカビの繁殖を抑えるというものだ。

研究結果によると、ふんの抗カビ効果は、カビの発生の前でも後でも確認できたという。 また、ふんの中の菌を入れたカビ培地と入れないカビ培地を仕切って抗カビ効果を試す実験をしていたところ、両方に抗カビ効果が見られ、抗カビ物質が揮発性であることも判明した。 また、この菌の近縁種は深海の土壌から見つかった珍しいもので、菌自体の先行研究も少ないという。 さが総文では、成果を 120 x 180 センチのポスター 1 枚にまとめ、プレゼンテーション。 40 校が参加したポスター発表の部で最優秀の文部科学大臣賞に選ばれた。

今回の発表には、片岡さんの 10 年分のダンゴムシ研究の成果がつまっている。 ダンゴムシ研究の始まりは小学 1 年。 家の畑にたくさんいたダンゴムシと、見た目が似ているワラジムシを飼育。 ワラジムシは触っても丸くならないなど、2 種の違いを夏休みの宿題としてまとめた。 それ以来、ダンゴムシに夢中に。 小学 4 年の時には、ダンゴムシの飼育ケースにエサとして入れていた果物の皮にカビが生えないことに着目。 疑問に思って実験を続け、小学 6 年でダンゴムシのふんや唾液に抗カビ効果があると突き止めた。 さが総文での発表内容は、この時の研究の延長線上にある。

「実験そのものが好き。 仮説が裏付けられていくのも面白い。 結果に自信が持てるまで実験を妥協しない。」と片岡さん。 中学時代には、両親におねだりして、ほこりや雑菌の混入を防いで実験ができる「クリーンベンチ」や殺菌灯などを買ってもらい、自室に無菌状態の実験場所を作った。 今後の目標は、ダンゴムシのふんの抗カビ効果の利用法を考えることや、ダンゴムシと菌の共生関係を明らかにすること。 「自分で見つけた菌。 いけるところまで突き詰めて研究したい。」と意欲は十分だ。 (市野塊、asahi = 9-15-19)


麦わらの一味の転校先は鳥取? カップヌードル CM

日清食品「カップヌードル」の CM シリーズ「HUNGRY DAYS ワンピース」の新作に鳥取県が登場しているとツイッター上で話題になっている。 一方、CM 中に登場するある乗り物を巡っての指摘も - -。 話題となっている CM は、人気漫画「ワンピース」とコラボレーションしたシリーズ。 「もしもワンピースのキャラクターが高校生活を送っていたら」というテーマで、主人公のルフィが率いる「麦わらの一味」の仲間たちの青春を描く。

7 日からオンエアされている第 3 弾は、別の学校へ転校することになった女子高校生のビビが、ともに過ごしてきた仲間たちへの思いを振り返るストーリー。 その中で、ビビの行き先と思われる駅のホームの電光掲示板に「鳥取」と表示されている。 これを受けてネット上では「なんで鳥取」という疑問の声が。 ビビは、もともと原作で「アラバスタ」という砂漠の中にある王国の王女という設定だ。 ネット上では「砂漠と砂丘の砂つながりでは?」という考察が多く見られる。 鳥取県のトリピー公式ツイッターも 8 日、「アラバスタのような、砂の王国へようこそ」と、ビビを歓迎するかのように鳥取砂丘の写真を添えてツイートした。

果たしてその真偽はどうなのか。 日清食品の広報部に聞いてみると、「鳥取という表記が出ているのは事実ですが、ビビの向かう先が本当に鳥取であるのかも含めて、そこはみなさんに想像して楽しんでもらいたい」と、解釈は視聴者に委ねる形だという。 一方で、ツイートの中には電光掲示板が示すある乗り物への指摘も目立った。 鳥取行きを示す上には「新幹線」の案内。 これに対して、「鳥取に新幹線はない!」、「悲願の山陰新幹線がついに開通」といったつぶやきが続出。

広報部の担当者は「あくまで麦わらの一味のパラレルワールドの話なので、必ずしも現実世界と同じである必要もないかな、と。 もちろん、鳥取に新幹線が走っていないことは承知しております」。 (矢田文、asahi = 12-14-19)


消えた韓国人客に街は … 山陰観光、官民で対策

日韓関係の悪化が、山陰の観光地を直撃している。 韓国からの飛行機や船の直行便がすべて運休になり、「上得意」の韓国人客が街からほぼ消えてしまった。 かわりに他国や国内からの客を増やそうと、官民あげて対策に乗り出している。

山陰有数の観光スポット「足立美術館(島根県安来市)」。 館内から庭園を眺めると「一幅の絵画」のように見られる仕掛けが人気で、米国の日本庭園専門誌のランキングでは 16 年連続 1 位だ。 2018 年の外国人客は約 4 万 4 千人と、9 年前の 7.5 倍に。 そのうち韓国人客が 3 分の 1 を占めていたが、この夏から激減し、10 月は前年同月の 4 割ほどにまで落ち込んだ。 牡丹(ぼたん)が有名な日本庭園「由志園(ゆうしえん、松江市)」も、韓国人客がこの秋以降ほぼいなくなった。 外国人客の 4 割近くを占める大事なお客だっただけに、「波に乗ってきたところだったのでさみしい。(担当者)」

韓国人観光客は全国的に減っているが、距離が近い山陰は依存度が高く、打撃も大きい。 週 6 便あった米子 - ソウル便が 10 月に全て運休し、鳥取・境港と韓国・東海を結ぶ定期船も 11 月 28 日から休航となった。 いずれも再開の見通しはたっていない。 こうした状況に、行政や観光業者も手をこまぬいてはいない。 期待をかけるのは韓国以外の国や地域だ。

冬の味覚・松葉ガニが人気の皆生(かいけ)温泉(鳥取県米子市)も韓国人が激減した。 昨年は旅館組合の加盟 19 軒だけで約 1 万 7 千人が宿泊したが、今年は 7 月からキャンセルが出はじめ、10 月はわずか 77 人だった。 危機感を抱いた伊木隆司(いぎたかし)・米子市長は「訪日客の多角化にスピードを上げて取り組まなければいけない」と宣言。 鳥取空港とチャーター便がある台湾からの集客増をねらい、10 月末 - 11 月初めには現地で皆生温泉を PR した。 また、来年 1 月に米子 - 上海便が就航するのにあわせ、旅館組合で富裕層の誘致も強化する。 中国で普及しているキャッシュレス決済を温泉街でも使えるようにする。

国内客の掘り起こしを進める動きもある。 国宝・松江城(松江市)のお堀を遊覧船で回る「堀川めぐり」も、韓国人離れが響いて客足が大きく減った。 そこで地元の大学生らと一緒に PR 方法を考え、理美容学校生に遊覧船で観光案内をしてもらう取り組みに力を入れる。 県内外で就職した際に「松江のよさ」を広めてもらう狙い。 市観光振興公社の乙部明宏・専務理事は「若い人が松江をよく知り、誇りを持って話せるようになってほしい」と言う。 (金本有加、asahi = asahi = 12-10-19)


「鳥取でカニ、島根では温泉」楽しんで 山陰観光連盟

冬の山陰を PR するため、鳥取県や島根県、JR 西日本などでつくる「山陰観光連盟」が 6 日、神戸新聞社(神戸市中央区)を訪れた。 カニの水揚げ量日本一の鳥取県は「蟹取県」として、美肌日本一とされる島根県は「美肌県しまね」として、キャンペーン展開している。

また同連盟は、ノスタルジック山陰プレゼントキャンペーンを実施。 山陰地方の対象となる駅スタンプと旅館、ホテルの宿泊証明印を集めて応募すると、大山ハムなどが抽選で当たる。 7 日には JR 姫路駅中央改札口付近(兵庫県姫路市)でイベントがあり、両県の郷土芸能などを披露。 特産品や商品を賭けたじゃんけん大会もある。 担当者は「鳥取で冬の味覚・カニを食べ、島根では温泉で温まって美肌になって」と話した。 (篠原拓真、神戸新聞 = 12-7-19)


島根県出雲市、外国人が職求め市外へ 世界経済減速で

ブラジル人など外国人との共生をうたう島根県出雲市が、曲がり角を迎えた。 市内の大手メーカーの雇用拡大に伴って、外国人住民は 4 年間で 2 倍の 5 千人近くに達したが、世界経済減速に伴う生産調整の動きを受け、今年 4 月末をピークに減少に転じたからだ。 人口減対策として外国人の定着を掲げる市は先行きを注視する。 市役所から徒歩数分、アパートの一室にある NPO 法人「ブラジル・サポートセンター」。 子連れの日系ブラジル人の夫婦が相談に訪れた。 日本での滞在延長のためのビザ申請を、日本語に堪能な同じ日系ブラジル人の職員に依頼するためだ。

フラビオ・ムラカミ・トシオさん (40) は 1 年ほど前から出雲市の出雲村田製作所の工場で働いてきたが、派遣会社から指定を受けた勤務日が減った。 「このままでは収入が減り、暮らしていくのが難しい。」 知人のつてを頼りに、松江市のリフォーム会社に転職することを決めた。 最近、出雲市内の企業を辞めて転職するブラジル人労働者が増えているという。 同センターの専務理事、藤井アリソン悟さん (30) は「定住希望を持つ人も多いが、収入減により、やむなく市外に移るケースも多い」と話す。

外国人支援の NPO 法人「エスペランサ」が 11 月 29 日に市内で開いた日本語教室。 8 人の受講生のうち 2 人がブラジル人だった。 そのうちの 1 人で出雲村田で働く 50 代の男性は「12 月は月の半分が休みだ。 会社を辞めた友人も多い。 来年以降もこの状況が続くと厳しい。」と不安げだった。 市内の外国人住民は 2015 年 3 月末時点で 2,440 人だった。 電子部品を製造する出雲村田などの雇用拡大を受け急増した。 市は 16 年、人口 17 万人台の維持を目指すため「出雲市多文化共生推進プラン」を制定。 15 年 3 月末時点の外国人住民のうち 21 年 3 月末にも住み続ける人を 30% 台とする目標を掲げた。

19 年 3 月末の市の人口は約 17 万 5,600 人で、前年同期比で 400 人近く増加した。 定住外国人が増え、転入者数が転出者数を上回る「社会増」が寄与した。 ただ今年度に入り、状況が変化している。 外国人住民数は今年 4 月末の 4,986 人をピークに減り始め、10 月末は 4,636 人。 4 月末に 3,626 人だったブラジル人が 3,242 人になり、約 10% 減ったことが大きい。

市も定住促進の対策を取っている。 来日間もない児童・生徒を対象に初歩的な日本語を教える教室を開設。 今年度からは「農業やりたい外国人支援事業」を始め、外国人向けモデル農園を年度内に 2 カ所設ける計画を立てた。 ただ大手の工場から農業に転じても収入減は避けられず、言葉の壁もある。 「就農者が増えるのは、かなり先になりそう(市農業支援センター)」という。

11 月 21 日にあった島根県市長会と丸山達也知事との意見交換会。 出雲市の長岡秀人市長は「出雲村田は新工場建設などの設備増強を進めており、雇用情勢は改善に向かうだろう」との見通しを語った。 あるブラジル人は「世界経済がそう早く回復するとは思えない」と先行きに対する不安を口にする。 外国人住民の減少を食い止めることができるか、まだ見えない。

外国人住民支援、市民団体で活発

出雲市では市民団体などによる外国人住民支援が活発だ。 「ブラジル・サポートセンター」は今年 2 月に NPO 法人の認可を受け、ブラジル人スタッフがさまざまな相談に乗っている。 多い日には 10 人前後の来訪があるという。 2010 年に発足した「エスペランサ」は週 1 回、日本語教室を開くほか、外国人には理解が難しいゴミの出し方なども教えている。 出雲市に住み続けたいと希望する外国人が転出している状況に、こうした団体も危機感を強める。 エスペランサなど 3 団体は 11 月上旬に市を訪れ、長岡市長に対し「職を失った外国人の転職をサポートする体制が不十分」などと、現在の課題を指摘。 市に企業との仲介役を務めることを要望した。 (西村正巳、nikkei = 12-4-19)


ブロッコリーで体キレイ JA しまね、国内初出荷 島根

JA しまね出雲地区本部は、体内の解毒作用などを高める成分が多く含まれるブロッコリー「出雲フォルテ」の出荷を始めた。 同地区本部によると、現在、国内で出荷しているのは唯一という。 JA しまねでは、新たな収入源として高付加価値の農作物の生産を試みており、市場で広く流通することを期待している。

JA しまね出雲地区営農企画課によると、ブロッコリー「出雲フォルテ」は、体内の解毒作用や抗酸化作用があるとされる成分「スルフォラファン」が従来品よりも約 3 倍多く含まれるという。 2018 年 8 月に、米国で流通している「ベネフォルテ」という品種の種子を購入し、出雲地区の農家が試験的に栽培。 県産業技術センターが分析したところ、成分や品質に問題がなかったため、今年本格生産を開始したという。

出雲地区の 60 アールの畑で、約 6 トンを栽培。 11 月下旬に出荷した。 県内の JA 直営スーパー「ラピタ」で販売しており、価格は従来の 1.5 倍ほどだという。 JA しまね出雲地区本部の大野剛・営農部マネジャーは「体に良いだけでなく、甘みがあっておいしい。 ぜひ食べてみてほしい。」と話した。 (市野塊、asahi = 12-3-19)


出雲神話の漫画、資金募り書籍に 島根の起業家集団

コンテンツビジネスを手掛ける起業家集団「Dramatic CIMANE (島根県浜田市)」は、出雲神話をテーマにした漫画を書籍化する。 島根県東部での DMO (観光地経営組織)設立に向けた活動資金をクラウドファンディング (CF) で募り、出資額に応じて返礼品として贈る。 日本神話の魅力を発信し、インバウンド(訪日外国人)誘致にも役立てる。

漫画名は「オロチ」。 古事記や日本書紀などに記されたスサノオによるヤマタノオロチ退治の物語を基に作成した。 すでにネットで無料公開し、フェイスブックでは約 42 万人のフォロワーを獲得している。 漫画本は B5 サイズで 64 ページ。 来年 2 月 1 日の発行を予定する。 出資は CF サイト「Makuake (マクアケ)」で 12 月 30 日まで受け付ける。 募集額は個人の場合、3,000 円から 5 万円までで、金額に応じて 1 - 5 冊を贈る。 漫画本はまず日本語で作成し、英語版なども検討していく。 (nikkei = 11-29-19)


壮観! つるし雛 2 万超、晴れてギネス認定 島根

島根県出雲市大社町杵築南の「ねがい雛(びな)ミュージアム」内の 2 万 1,911 個の「つるし雛」が、世界最多の手づくり雛人形の展示としてギネス世界記録に認定された。 京都の NPO 法人・日本つるし雛協会がギネスへの挑戦として企画。 出雲市民や高校生、大学生らも製作に協力し、出雲らしく大国主命(おおくにぬしのみこと)が助けたウサギの雛を中心に集めた。 高さは 9.6 メートルにもなり、ギネスの公式認定員が数え、これまでの記録の 1 万 8,430 個を超えたと認めた。 認定式は 22 日にあり、長岡秀人市長は「ギネス達成おめでとう。 新しい観光スポットができる。 多くの人に見てほしい」と祝った。 (杉山高志、asahi = 11-26-19)


俳優甲本さん、島根県親善大使に 島根舞台の映画主演

島根を舞台とする錦織良成監督の最新映画「高津川」で主演を務める俳優の甲本雅裕さん (54) が、県のふるさと親善大使「遣島使」に就任した。 21 日に県庁を錦織監督とともに訪問し、丸山達也知事から委嘱状を受け取った。

甲本さんは岡山県出身だが、テレビ版の「砂の器」や錦織監督の「たたら侍」など島根を舞台とする作品にも多く出演していることから、遣島使への就任が決まった。 「高津川」でも高津川流域で牧場を営む主人公を務める。 甲本さんは丸山知事に「島根は一度来ると不思議なことに、次からは『帰る』という感覚になる」と島根の印象を説明。 報道陣には「一番大切な癒やしがある。 ぜひ来てみてほしい。」と話した。 映画は 29 日から出雲市の T・ジョイ出雲と松江市のイオン松江で上映される。 (市野塊、asahi = 11-24-19)


世界最高額 500 万円の松葉ガニはどこへ行った

日本海の冬の味覚を代表する松葉ガニ(ズワイガニの雄)のシーズンが到来した。 なかでも鳥取県の最高級ブランドガニ「五輝星(いつきぼし)」は、厳しい基準をクリアした“松葉ガニの王様”。 昨年の初競りで 200 万円で落札され、「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録に認定されると、今年は昨年を大幅に上回る 500 万円で競り落とされた。 こうして毎年その価格が話題になるが、これら最高額のカニはその後、どこへ行ったのだろうか。

500 万円落札の理由は …

今月 7 日に鳥取市の鳥取港で開かれたズワイガニの初競り。 五輝星の松葉ガニ 1 匹に 500 万円の値がつくと、場内がどよめいた。 鳥取県が平成 27 年に認定を始めた「五輝星」。 認定の基準は、▽ 甲幅が 13.5 センチ以上、▽ 重さ 1.2 キログラム以上、▽ 鮮やかな色合い - など 5 つ。 昨年これらの基準を満たしたのは 101 匹で総水揚げ量のわずか 0.02% だった。 27 年に最高 70 万円の値がつくと、翌年は 130 万円に高騰。 29 年は鳥取港の初競りでの水揚げがなかったものの昨年は 200 万円で落札されていた。

「500 万円のカニ」は甲羅の幅 14.6 センチ、重さ 1.24 キロ。 落札したのは、鳥取市の仲買業者「かねまさ・浜下商店」で、同社直営店で 2 日間展示した後、今月 4 日に開店したばかりの割烹料理店「銀座結絆(ゆいな、東京都中央区銀座 7 丁目)」に卸された。 店主の小林和紀さんによると、「仕事でお世話になった人に五輝星のカニでお礼をしたい」との注文が入り、「かねまさ・浜下商店」に落札を依頼したという。

500 万円のカニは入荷した 9 日の夜に出された。 食べたのは経営者の男性 2 人。 松葉ガニを使ったコースメニューは通常 3 万円だが、この日は別の五輝星のカニと合わせ、800 万円のフルコースとして提供した。 メニューは刺し身や焼きガニ、天ぷら、しゃぶしゃぶ、雑炊、炊き込みご飯など。客の目の前でさばいて出した小林さんは、500 万円のカニについて「身詰まりが良く、身に弾力や張りがあった」とし、客 2 人も「ほぐしたときの身の量が普通のカニの倍だった」と話していたという。 小林さんは「料理人冥利に尽きる。 人生で一度しかない経験ができた。」と振り返る。

寿命も「記録級」

「世界一からは陥落したが、現役では一番高価な五輝星になる。」 こう話すのは鳥取市の水族館「とっとり賀露(かろ)かにっこ館」の担当者。 同館では、昨年の初セリで 200 万円で落札され「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録に認定されたカニがいる。 500 万円のカニと同じ「かねまさ・浜下商店」が落札し、その後、県に寄贈され、同館で生きたまま展示されている。

試験操業で捕獲されたズワイガニが 1 つの水槽に約 30 匹入っているのに対し、200 万円のカニは 1 匹で水槽を占有する "VIP" 扱い。 人が近づいてもほとんど身動きしない堂々とした態度は職員から「チャンピオン」と呼ばれている。 タフさも王者だ。 同館によると、捕獲されたカニが人工飼育で一年以上生存するのは極めて珍しい。 開館当初からカニの飼育を担当する丸山将士さん (44) も「捕獲されたカニはダメージが大きく人工飼育は難しい」と打ち明ける。

「200 万円のカニ」も同館に来た直後はしばらく食欲がなかったが、施設改修で 2 週間休館したのを境に変化がみられた。 「休館中は館内が真っ暗な状態。 それからエサを食べるようになり、安定して飼えるようになった。」と丸山さん。 現在も水温を 3 度に設定するなど深海に近い環境で大事に育てられている。 これより以前の「最高額のカニ」はどうなったのか。 70 万円と 130 万円のカニは鳥取市の別の業者が落札して県に寄贈。 ただ、70 万円のカニは約 2 カ月、130 万円のカニも半年ほどで死んだ。 慣れない環境でストレスがたまったのが原因とみられている。 現在はかにっこ館で剥製が展示されている。

鳥取県はカニのシーズンに合せて「蟹取県」に改名し、観光キャンペーンを展開中。 平井伸治知事は「鳥取県のカニがブランドとして、一流どころが高い値段をつけても買いたいというように変わってきた。 (500 万円の落札は)その弾みとなる瞬間だった」と話している。 (sankei = 11-19-19)

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松葉ガニ、1 杯 500 万円 最高値にどよめき - 鳥取港で初競り

鳥取港(鳥取市)で 7 日午前、冬の味覚ズワイガニの初競りが行われた。 大きさや身の入りなど、最高品質のブランド「五輝星(いつきぼし)」の認定を受けた松葉ガニ(山陰地方で水揚げされたズワイガニの雄)が 5 杯水揚げされ、このうち 1 杯は 500 万円の最高値で落札された。 昨年の初競りの最高値は 1 杯 200 万円で「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録に認定された。 鳥取県水産課の担当者は前年を大幅に上回る結果に「おそらく世界最高を更新した。 ギネス申請を検討する。」と話した。 (jiji = 11-7-19)


「まるやまくん」 島根知事、広報キャラクターに

島根県は 14 日、丸山達也知事のキャラクターを制作したと発表した。 同県では初の試みで、名前は「まるやまくん」。 県政に親しみを持ってもらうためのツールとして、新聞記事やネット広告などへの広報などに活用していく。

制作はコメディーアニメ「秘密結社 鷹の爪」の作者で、フロッグマンの名前で知られる映像クリエーター、小野亮氏に依頼した。 小野氏は島根県の広報に使われているキャラクター「しまね Super 大使 吉田くん」の生みの親で、県では「今後、まるやまくんと吉田くんのコラボも考えていきたい(広報部)」という。 丸山知事は記者会見で「県の代表である私に注目していただくことが、県内外への情報発信に効果的だと考えた」と制作の狙いを語った。 (nikkei = 11-14-19)


可愛すぎるジュノンボーイ 井手上漠さんが登場!
島根県の新しい観光 PR 動画と観光ガイドブックが完成!

[島根県]

今年 7 月に、島根県のふるさと親善大使「遣島使」に就任した可愛すぎるジュノンボーイ・井手上漠さんが島根の魅力を伝える観光 PR 動画と島根県総合観光ガイドブック「ご縁旅しまね VOL. 23」に登場する。 撮影は、井手上さんの出身地「隠岐の島」を始め、縁結びの聖地「出雲大社」や国宝「松江城」など県内全域で行われ、「美肌県しまね」の魅力がたっぷり詰まった内容になった。

観光 PR 動画は、しまね観光ナビで閲覧でき、総合観光ガイドブック「ご縁旅しまね」は県内の主要観光地で配布中。(しまね観光ナビ内では撮影中のスナップショットも公開しています。)

【しまね観光ナビ】 https://www.kankou-shimane.com/bihadaken-shimane/

井手上漠(いでがみばく)さん : 島根県隠岐郡出身、第 31 回(2018)ジュノン・スーパーボーイコンテスト、ファイナリスト、インスタグラムのフォロワーは 37 万人を超える jiji = 11-12-19)

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井手上漠さん「美肌県」ポスターに起用 島根

縁結びの神様として知られる出雲大社などがあり、「ご縁の国」をキャッチコピーとしてきた島根県が、「美肌」をアピールポイントに加えた観光ポスターを作製した。 県内外に順次、貼り出す。 島根県は、大手化粧品メーカーが実施している「ニッポン美肌県グランプリ」で過去 7 回中 5 回、全国 1 位を獲得した。 「美肌日本一」が定着しつつあることを踏まえ、県は「美肌県」を売りとした観光客誘致を本格的に進めている。

ポスターの作製はその一環で、日本遺産に認定された石見神楽などに加え、「美肌」を象徴するモデルとして県内在住の高校生、井手上漠さんを起用した。 井手上さんは、昨年のジュノン・スーパーボーイコンテストでファイナリストとなり、「可愛すぎるジュノンボーイ」として注目されている。 インスタグラムのフォロワーは 37 万人以上にのぼっており、県のふるさと親善大使「遣島使」に任命されている。

ポスターは県内では主要観光施設や駅、道の駅などに順次、貼り出す予定で、県観光振興課は「国内外に大きな発信力のある井手上さんの力も借り、島根の魅力を広くアピールしたい」と話している。 (sankei = 10-13-19)


島根原発、3 日間の政府の防災訓練終了

全国で唯一、県庁所在地にある松江市の中国電力島根原発で、大地震による重大事故が起きたと想定した政府の原子力総合防災訓練が 10 日実施され、3 日間の日程を終えた。 5 - 30 キロ圏の住民が岡山、広島県などに避難し、駆け付けた県外の医療チームが被ばく患者を想定し対応した。 10 日は既に放射性物質が放出されたとして、国指針の基準値以上の放射線量が確認された 5 - 30 キロ圏の住民が県内外へ。 松江市と島根県出雲市の集会所などでは、緊急速報メールなど避難呼び掛けに応じて集まり、大型バスに乗り込んだ。 (kyodo = 11-10-19)