安倍昭恵夫人「着物着れば良かった」 物議のドレス「即位礼正殿の儀」で着用した後悔を古市氏に吐露 22 日に行われた「即位礼正殿の儀」に参列した安倍晋三首相の昭恵夫人が着用していたドレスが、いまだ波紋を広げている。 昭恵夫人は当日、白色のドレスで参列。 日本人の参列者の多くは着物を着用していた上、昭恵夫人のドレスはロングドレスではなく、膝丈で、袖が大きく膨らんだものだったこともあり、一部で「自分のおしゃれを披露する場じゃないんだけど …」、「座った時に膝が見えてるし、はしたない」といった厳しい声が上がっていた。 そんな中、24 日放送の『とくダネ!(フジテレビ系)』でも、昭恵夫人のドレスが「ドレスコード違反では?」と特集。 MC の小倉智昭は「ご本人はお洒落でお好きなのかも分からないけど、あの式典には『ちょっとな』とは思いましたけどね」とやんわりと苦言。 そんな中、スペシャルキャスターの古市憲寿はこれまでの式典では着物を着用していたこともあり、「これだけが取り上げられるのはちょっと違うかな」としつつ、昭恵夫人と交流のある立場から、「昭恵さんも反省じゃないけど、ちょっといろいろ思うところあるみたいですね」と代弁した。 これにスタジオから驚きの声が上がり、「失敗したってことですか?」と質問が飛ぶと、古市は「ちょっと …、『朝から着物着ればよかったなあ』みたいなことはおっしゃっていました」と話しており、その後番組では、「即位礼正殿の儀」のドレスコードが「ロングドレス デイドレス 白襟紋付 またはこれらに相当するもの」とされていたことから、膝丈のドレスはデイドレスとなり、ドレスコード違反には当たらないと紹介していた。 この古市の代弁に、「ドレスコード違反でもないし、そんなに目くじら立てなくてもいいのでは」といったフォローも集まっていたが、一方では「これだけが取り上げられるほど大きな式典だったって分からないのかな?」、「周囲の格好と世間の反応がないと本当に場違いって分からなかったのか …」といった苦言も聞かれてしまっていた。 昭恵夫人は夜に行われた祝宴「饗宴の儀」では着物を着用していたものの、着ていたのは色留袖ではなく訪問着だったという点もバッシングの対象に。 国外からも多くの賓客が集まったこともあり、ファーストレディーの服装にはいつも以上に注目が集まったようだ。 (リアルライブ = 10-24-19) ◇ ◇ ◇ 安倍昭恵夫人「即位礼正殿の儀」でのドレスに注目 白の膝丈 … トレンドにも 天皇陛下の即位を国内外に宣言する「即位の礼」当日の 2019 年 10 月 22 日、ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計する「トレンド」上位に、安倍晋三首相夫人・昭恵氏の名前がランクインした。 昭恵氏は 22 日、即位礼正殿の儀に安倍首相とともに出席した。 主に注目を集めたのは、そのファッションだ。 釣鐘状の袖も特徴的 カメラの前に現れた昭恵氏は、白のドレスに身を包んでいた。 スカートの丈が、膝までとやや短めなのが目を惹く。 また、袖の形も特徴的で、肘のあたりまではタイトに絞られているが、そこから先は大きく膨らんだ、いわゆる釣鐘状のデザインだ。 正殿の儀には、ほかにも複数の首相経験者らが出席し、昭恵氏はその夫人らと並ぶ形に。 そのファッションは多くが着物姿で、麻生太郎財務相夫人の千賀子氏が洋装だが、こちらは緑のロングドレスだ。 そのコントラストもあって、余計に昭恵氏のファッションは「脚光」を浴びることになった。 なお、首相官邸がウェブサイトで発表している「即位礼正殿の儀の細目について」によれば、女性参列者のドレスコードは、「ロングドレス、デイドレス、白襟紋付又はこれらに相当するもの」と指定されている。 (J-cast = 10-22-19)
環境と創造性と、力強く 20 年春夏パリ・コレ 今月 1 日までの 9 日間、2020 年春夏パリ・コレクションが開かれた。 ファッション産業が地球環境に及ぼす影響を問われるなか、かつてないほどサステイナブル(持続可能)なもの作りへの強いメッセージが発信された。 一方で、ファッションの美的な創造性の復権を目指すブランドも目立った。 「目を覚ませ」演出でも主張 シマウマ、カメ、アルマジロ …。 ステラ・マッカートニーは、荘厳なオペラ座の壁一面に交尾中の動物たちの映像を映し続けた。 環境が悪化する地球を救うために目を覚ませ、とのメッセージだ。 マッカートニーは 01 年から、革の使用を止めるなどサステイナブルなもの作りを進めてきた先駆者。 今回は花びらモチーフや英国の田舎で撮ったマーガレット畑の写真をプリントしたドレスなどフェミニンな作風で、新作の服の 75% に再生ポリエステルやエコファーを使用するなど、過去最高に環境に配慮した。 招待状には「世界が変化を切望する今、行動することは我々の義務」との言葉があった。 (画像は左右にスライドしてください。) クリスチャン・ディオールは、会場に 170 本の樹木を持ち込み、林に仕立てた。 専門業者が栽培した木で、付けたタグの QR コードから植え替え地などをたどれる仕組み。 庭師だった創始者の妹をヒントにした作品は、ワークウェア調が中心。 自然素材ラフィアの小さな花刺繍を施すなど凝った手仕事も。 デザイナーは地元紙に「私たちに向けられた問題の解決策を探らねば。 服も 1 シーズンで時代遅れにならないものを目指した。」と話していた。 新進マリーン・セルのテーマは、前回同様「核戦争後の世界」。 生き残った人々が集まって暮らすイメージだ。 会場は雨がそぼ降る郊外の草むらで、観客席は武骨な鉄管。 中古のカーテンで作ったドレスなど、約半数がリサイクル素材。 そんな服を、妊婦や犬連れ、老若男女のモデルが着た。 デザイナーは「何もなくなった時、私たちはどうするのかを見せたかった。」 日本発のサカイは世界地図の柄の服を発表した。 デザイナーの阿部千登勢はその意図を「地球環境ももめごとも、幸せな方に向かえばいいと思って」と話した。 期間中、パリ・コレを運営する協会も環境問題について「責任を認識し、取り組んでいく」との異例の発表をした。 刺繍やフォルム、優雅な美 一方で、ファッションの美を改めて追求する動きも。 ドリス・ヴァン・ノッテンは、1980 - 90 年代に一世を風靡し、現在は舞台衣装を手がけるクリスチャン・ラクロワを迎えて一回限りの共作を発表した。 金刺繍が肩から首につながるドレスや花のように大きくふくらむコート。 ヴァン・ノッテンのシックな色や形と、ラクロワのダイナミックな造形や装飾性が絶妙な調和を生んだ。 「ファッションが工業製品になり下がったいまこそ、プロがつくる正真正銘の美の創造物を送り出す時だと思った」とヴァン・ノッテンは語った。 ヴァレンティノは、何の変哲もない白いコットンポプリンのシャツをプリーツや刺繍によって優雅に仕立てた。 ノワール・ケイ・ニノミヤの模造パールで覆ったドレスや雲のようにふわふわと浮かぶチュールのドレスにも目を見張った。 「自分のクリエーションの基本に戻って、新しく美しいものを探した」と二宮啓は話した。 ニナ・リッチは、若々しく大胆なクチュール的な作りが印象的だった。 セリーヌは前回に続く 70 年代調。 なかでもボヘミアンスタイルが、すっきりとした華麗さを放っていた。 カール・ラガーフェルド亡き後 2 度目のパリ・コレに臨んだシャネルは屋根の上を模した会場で、オレンジや赤のミックスツイードのジャンプスーツなどを並べた。 イッセイミヤケは、84 年生まれの新デザイナー、近藤悟史による初のショー。 風をはらむコートや、跳び上がると揺れて上下するドレスなど、創始者三宅一生の作風をほうふつとさせた。 色や形の軽さ、スケートボードに乗るモデルなど現代的な表現に拍手が湧き起こった。 12 月にウィーン国立歌劇場で上演されるオ ペラ「オルランド」の舞台衣装を担当するコムデギャルソンは、メンズに続いて同作をテーマにした。 冒頭では花飾りやジャカードなど古典的な要素を組み合わせた造形で、ラストは黒いコートとドレスがつながったモダンな服。 デザイナーの川久保玲は「最初より最後の服の方が前進しているでしょ」と語った。 環境問題や創造性の面で次の段階に進まなければならない、現在のファッション界を暗示しているようだった。 (高橋牧子、asahi = 10-14-19) 東京発、一足早くしなやかな風 有力ブランド、20 年春夏新作発表 東京の有力ブランドが、2020 年春夏コレクションを 8、9 月にそれぞれ発表した。 10 月中旬に開かれる東京コレクションではビジネス的に時期が遅いとして、単独でショーや展示会を開いている。 ブランドの個性を磨きつつ、柔らかさをはらんで程良く肩の力が抜けたスタイルが目立った。 (画像は左右にスライドしてください。) サポートサーフェスは、端正にプリーツを寄せたトップスや、ひねりをきかせたドレスなどを披露。 デザイナーの研壁(すりかべ)宣男は「構築的だが、体と生地の間のゆとり、人が動いたときにどう布が動くか計算している。 安くて程良い質の服が多い中で、プロの力を見せたかった。」と話した。 エズミ(江角泰俊)はスペイン出身の建築家サンティアゴ・カラトラバの作品を着想源に、力の釣り合いをデザインに落とし込み、ベルトやドローストリングを多用。 大人のエレガンスとかわいらしさが共存していた。 ブランド名を 18 年秋冬コレクションより「ヤストシ・エズミ」から改め、海外でも覚えられやすくなったという。 ウィーウィル(福薗英貴)のテーマは野球。 ユニホームに着想を得たベージュや黒のセットアップを提案した。 1950 年代に流行したスタイルを参考にしたといい、レトロな雰囲気をモダンに仕立てた。 ゆったりしたシルエットは活動的ながらリラックスした雰囲気を漂わせている。 着る人次第で アキコアオキは、ベストの肩から四角い布を垂らし、ジャケットの袖のように見せるなど、東洋的な「1 枚の布」に着目しデザインに入れた。 四角い布をそのまま使うことで、ひだや形が自然に生まれる。 デザイナーの青木明子は「予測不可能なのが良い。 着る人の歩く速さや体形で落ち感も変わってくる。」 彫刻のような独自のフォルムを生かしつつ、シルクや麻を用いて柔らかさを加えたのがヨウヘイオオノ。 デザイナーの大野陽平は「人はオブジェのようなものを欲しがるわけではないと思った。 優しくて風合いがあるものを使い、新しいものができないかと模索した。」と話す。 10 月の東コレ ビジネス的に「遅い」 なぜ、東コレ前に新作を発表するのか。10 月の東コレでの発表は、9 月上旬のニューヨークから、ロンドン、ミラノ、パリとレディースの海外コレクションが終わった後になる。 バイヤーの予算や、生産を考えると「10 月では遅い」とデザイナーらは声をそろえる。 バイヤー歓迎 今回 2 年ぶりにショーを開いた江角は「海外メディアやバイヤーもまとまって呼びやすくなるので、コレクションの利点は使いたい。 ただ、宣伝や販売が目的のはずなのに、パリの後では遅いのでは」と疑問を投げかける。 あるセレクトショップのバイヤーは「10 月だと予算がなくなっている。 早めのショーで雰囲気を見られると良い。」 20 年春夏の新作を発表する東コレは 10 月 14 日から始まる。 日本ファッション・ウィーク推進機構は、東コレを前にした会見で、開催時期について「今がベストとは考えていない(後藤信昭事務局長)」とした。 太田伸之理事は「世界基準でビジネスできるよう、一番良い方法を考えていきたい」と話した。 今回から、IT 大手の楽天が冠協賛。 同社の三木谷浩史会長兼社長は、9 月 17 日の会見で、協賛について「短期では意味がない。 最低でも 10 年くらいはやりたい。」と意気込んだ。 (神宮桃子、asahi = 10-8-19) - プレスリリース - 玉城ティナもフロントロウに! ドルチェ & ガッバーナが 2020 春夏 ウィメンズ コレクションを発表 ドルチェ&ガッバーナ ジャパン株式会社 2019 年 9 月 22 日(現地時間)、ドルチェ&ガッバーナが 2020 春夏 ウィメンズ コレクションをミラノにて発表した。 女優モニカ・ベルッチやダイアナ妃の姪であるキティ・スペンサー、モデルのビアンカ・バルティをはじめとする世界各国のセレブリティが並ぶフロントロウには、女優・モデルとして幅広く活躍する玉城ティナの姿も。 まるでプリンセスのような真っ赤なチュールドレス姿がひときわ注目を集めていた。 ドルチェ & ガッバーナの今季テーマは「Sicilian Jungle (シシリアン ジャングル)」。 "センシュアリティ" をコンセプトに、ジャングルやアマゾンの熱帯林、サファリといったエキゾチックな要素に、ドルチェ & ガッバーナの DNA と 1950 年代の雰囲気を融合させたコレクションを披露した。 時代を超えたエレガンスと新たなセンシュアリティを生み出した「シシリアン ジャングル」コレクションは、女性らしい美しさをオマージュしている。 またファッションショー前日の 9 月 21 日(土)には、リニューアルオープンしたミラノの代表的なブティックであるドルチェ & ガッバーナ スピーガ 2 番地にて、お披露目のカクテルパーティーも行われた。 ブランドにとってのスタート地点であり、イタリアのファッションブランドのホームであるミラノに対し、ドルチェ & ガッバーナから感謝の意をこめて開かれたこのパーティーでは、バロック調のデコレーションが施されたロングテーブルがスピーガ通りにセッティングされ、カルテットが奏でるクラシック音楽とともにゲストを出迎えた。 可憐なフラワープリントドレス姿の玉城ティナをはじめ、出席したセレブリティも会場に華を添えた。 (PR Times = 9-23-19) 20 周年「ヴォーグ・ジャパン」が仕掛けるファッションのお祭り「FNO」 (画像は左右にスライドしてください。) 今年で 11 回目を迎えるファッションショッピングイベント「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト 2019 トウキョウ(以下、FNO)」が 9 月 14 日に開催された。 対象エリアである表参道、原宿では同イベントの参加店舗が限定アイテムの販売やイベントの実施、ノベルティーの配布などを行う。 今年で創刊 20 周年を迎える「ヴォーグ ジャパン」が主催する同イベントの今年のテーマは "サステイナブル" だ。 17 時からメイン会場の表参道ヒルズで開催されたオープニングセレモニーは、SEKAI NO OWARI のスペシャルライブで幕開け。 メンバーが登場するや否や会場は大歓声。 ライブでは「スターライドパレード」にはじまり、「RAIN」、そして 8 月に End Of The World 名義でリリースした最新曲「LOST」の 3 曲を披露。 会場は熱気に包まれた。 ライブ後は「FNO」スタート時から MC を務めるクリス・ペプラーの司会のもと、冨永愛や森星、福士リナ、シシドカフカ、柴咲コウ、デザイナーのフィリップ・リムらが登場した。 渡辺三津子「ヴォーグ ジャパン」編集長は、「今年で『ヴォーグ ジャパン』は 20 周年を迎えたが、本当にあっという間だった。 今年のテーマである "サステイナブル" に現在、ファッション業界では一丸となって取り組もうとしている。 『ヴォーグ ジャパン』でも再生ポリエステルのチャリティー T シャツを『アンダーカバー』と『アンブッシュ』とコラボして作ったが、オシャレをしながら環境問題への意識を高めていくこともファッションでできると思っている。 みなさんと一緒に意識を高めていきたい。」と語った。 ラストでは毎年恒例となっている、ゲスト全員の「行ってらっしゃい」の一言で来場客たちをイベントへ送り出した。 (WWD = 9-14-19) - プレスリリース - Lyst と Pinterest が、ファッション影響力の高いドラマの登場人物を発表 ファッション検索プラットフォームの Lyst と画像収集アプリの Pinterest が 2019 年の 1 月 - 7 月の間、各社の膨大なグローバルデータを分析して、現在ファッショントレンドに多大な影響を与えているテレビドラマの登場人物トップ 11 を明らかにしました。 誰もがお気に入りの番組をライブストリーミングしたり、好きな番組を好きなときに見られる現代では、登場人物の生活を簡単に詳しく調べられ、着用している洋服はストーリーの中で重要な役割を果たします。 今まで以上に、スタイリストによる洋服のコーディネートがネット上の話題を呼び、ドラマの登場人物自体がファッションアイコンになることもあります。 このリストを作成するために、Pinterest と Lyst の担当チームは 2 社合わせて月間 3 億 600 万人もの世界中のユーザーによる検索を分析しました。 ここに今年のファッショントレンドに大きな影響を与えたドラマの登場人物を人気順に発表します。 (画像は左右にスライドしてください。) <ランキング>
- プレスリリース - 着物や歌舞伎の衣装など、江戸時代に派生した色と色のコンビネーションを、現代ファッションで表現! 株式会社ファイブフォックス (株)ファイブフォックス(本社 : 東京都渋谷区/代表取締役 : 上田稔夫)が展開するコムサマチュアは、"いくつになってもオシャレ心は変わらない" をテーマに、ミセスに向けたファッションを提案するブランドです。 この度、江戸時代に歌舞伎の衣装や着物などで見られた、色と色の美しい組み合わせに注目し、現代のファッションで表現したアイテムを発売します。 9 月 5 日(木)よりコムサマチュア全店で展開します。
400 年以上もの歴史を持つ歌舞伎。 その豪華絢爛な衣装は女形の見せ所の一つです。 また当時の着物の文化にも見られるように、十二単などで使われた色を重ねる手法は、現代においても変わらない美しさが感じられます。 今回は日本の伝統色を用い、現代のファッションに落とし込みました。 色と色の重なりは、日本伝統の深みのあり色だからこそクセがなく、それでいてきれいなコントラストを表現しています。 アイテムは全てウール混で発色が良いので、美しい色をそのまま表現できます。 トップスはニット、ボトムスはジャージー素材で、特有の伸縮性があり、柔らかい着心地を楽しめます。 軽やかで動きやすく、ファッショナブルに仕上げました。 (PR Times = 8-27-19) 前 報 (10-26-18) マドンナも「ディオール」も熱視線 アフリカのファッションがアツい ビヨンセは新曲「スピリット」の MV でセネガルのブランド「トンゴロ」を着用し、ナオミ・キャンベルはナイジェリア・ラゴスで開催されたアライズ・ファッション・ウイークでキャットウオークを披露した。 「LVMH ヤング ファッション デザイナー プライズ」では南アフリカの「テーベ マググ」デザイナーとナイジェリアの「ケネス イズ」デザイナーが 2019 年ファイナリストに選出された。 今まさに、アフリカのファッションが国境を超えて脚光を浴びている。 特に顕著な変化を見せているのがモロッコ中央部に位置する都市、マラケシュだ。 17 年にイヴ・サンローラン美術館が開館したこの地では、ファッションやアート、写真、ダンス、音楽をけん引する新たな世代のクリエイターが数多く登場し、ファッションに関するニュースも途切れることがない。 (画像は左右にスライドしてください。) 昨年 60 歳の誕生日を迎えたマドンナは自身のポートレートの撮影に、"マラケシュのアンディ・ウォーホル" として知られる芸術家のハッサン・ハッジャージュとファッションデザイナーのアミーネ・ベンドリウィッチを起用した。 07 年にユニセックスブランドを立ち上げたベンドリウィッチは「当時は何もなかった。 モロッコには 4、5 人のデザイナーしかおらず、彼らもクチュールか刺しゅうのどちらかの職人だった。 どうやって生計を立てるのかとたびたび聞かれたものだった。 それから今日になると、写真家、ブロガー、モデルとなる若い子が増えてきた。 これはほんの始まりに過ぎないが、マラケシュに根付く美学は非常に力強いのだ。」と話す。 こういった現状にラグジュアリーブランドも注目し始めている。 「ディオール」は今年 4 月に、マラケシュのエルバディ宮殿で 20 年プレ・スプリング・コレクションを発表した。 飛行機 2 機をチャーターしてゲストを招待し合計 110 ルックを披露して、同時にアフリカのゲストデザイナーを招いた展示会も開催した。 コレクションの中心となったのは、職人の技術を用いて伝統的なファブリックを生産するコートジボワールの工場、ユニワックスがデザインしたワックスパターンだ。 同社のクリエイティブ・ディレクターであるアナベル・オリヴィエは、「今回の『ディオール』のコレクションはわれわれがグローバルに販路を広げるチャンスとなった。 現状ではアフリカでのみ販売しているが、新しいマシンに投資をし、オンライン販売のウェブサイトも開発している。 今後は生地のカスタマイズにも応じられるようになり、これまで手が届かなかった多くの新しい市場が開拓できるだろう」と期待する。 さらに「ディオール」の親会社である LVMH は社内誌でアフリカに関する特集を組んだ。 その中でコンサルタントのコラリー・オンバは「17 年に 59 億ドル(約 6,254 億円)ほどだったアフリカ大陸のラグジュアリー市場は今後 5 年間で 30% 成長する」と予測している。 「LVMH ヤング ファッション デザイナー プライズ」でファイナリストに選出された 2 人のデザイナーもアフリカの勢いに胸を踊らせる。 テーべ・マググは 3 月のパリ・ファッション・ウイークで開催されたカクテルパーティーで、「これまでアフリカのファッションはちょっとしたスパイスを加えるものくらいに見過ごされてきた。 しかし今はかなりエキサイティングでバブルのようなことが起きている」と話した。 同時にファイナリストに選出された「ケネス イズ」のブースでは、ベルナール・アルノー LVMH 会長兼最高経営責任者と長女のデルフィーヌ・アルノー「ルイ・ヴィトン」エグゼクティブ・バイス・プレジデントが、コレクションで使用した伝統的な布地に興味を示して立ち止まったという。 デザイナーのケネス・イズドンモウエンは「夢みたいだった」と語り、「私がドイツのウィーン応用美術大学に留学するという道を選んだのは、これまでアフリカのデザイナーを見たことがなかったからだ。 少しずつグローバルなブランドになりつつありとてもうれしい。 これが私のしたかったことだ。」と続けた。 「これらは間違いなく素敵な兆候だ」と、「アダマ パリス」のデザイナーでありブラック・ファッション・ウイークとダカール・ファッション・ウイークの創始者であるアダマ・ンジャイは言う。 「2 つのファッション・ウイークのプラットフォームをつくってから 17 年の月日が経った。 数年前までは業界の人に足を運んでもらうことでさえとても苦労していたが、今では全てがとても簡単になった。 インターネットがアフリカを世界に開かせたのだ。」と続ける。 9 月にパリで開催される次のブラック・ファッション・ウイークでは、南アフリカ、ナイジェリア、セネガル、コートジボワール、モザンビークのデザイナーをフィーチャーする。 しかし、問題はまだまだ山積みだ。 彼女はダカールに衣料品工場を開設するために投資家を探しているが、金銭的な助成が不十分だという。 「私たちはデザイナーを援助するために小さなファンドを設立し、私個人も 5 万ユーロ(約 590 万円)を投資した。 しかし私はマザー・テレサではない。 金銭的な行き詰まりを感じることも多い。 政府がインフラを支援し、推進する必要がある。」と主張する。 「ディオール」のショーに協力した西アフリカのブルキナファソ出身のデザイナー、パテオもンジャイの意見を繰り返した。 「受賞などを通して認められたデザイナーたちが活躍するために、生産体制を確保し政府の支援を受けることが重要である。 そうすればアフリカがこの戦いを制する日は近いだろう。」 (Joelle Diderich、WWD = 8-18-19) 新宿伊勢丹でファッションを楽しむ小柄女性のためのイベント開催 伊勢丹新宿店では、ファッションを楽しむ小柄女性のためのイベント「150cm-ish "STYLE"」を、8 月 28 日から 9 月 2 日まで、6 階催物場にて開催する。 「150cm-ish "STYLE"」は、1 号から 7 号の小さいサイズの婦人服を取り扱う伊勢丹新宿店本館 2 階の「ストロベリーショップ」が手掛ける企画。 「ストロベリーショップ」は人気ブランドが手掛けた伊勢丹新宿店限定品など、ここでしか出会えないアイテムが充実している。 「150cm-ish "STYLE"」第 2 弾となる今回は、新たな取り組みとして、アミューズ所属アーティストの山出愛子など小柄なインフルエンサー 6 名を集め、ファッションを楽しむ小柄女性のコミュニティ「リトル カフェ イチゴーマル (Little Cafe 150)」を結成。 山出を始め、アップフロントクリエイト所属の橋本愛奈に島崎友莉亜、そして SNS を中心に活躍している har、RIHO、NATSUNO と、145cm から 153cm の小柄なメンバーがミーティングを重ね、デザインから、生地選び、サイズ感にこだわった着回しのできるワンピース「7WAY ワンピース(1 万 5,000 円)」を開発した。 「7WAY ワンピース」は、今期トレンドのロングワンピースを小柄な女性も引きずらずに着用できる丈にし、深めのスリットで、軽さをだしている。 とろみのある生地のネイビー、カジュアルに着られるシャツ地のカーキ、コート風にも着こなし可能なクリームの 3 種類がラインアップ。 ベルトが 2 本付属し、7way の着こなしを楽しめる一着。 ウェブサイト では、8 月 21 日より先行発売、店頭では 8 月 28 日より発売する。 同期間、それぞれのパーソナルな悩みに答える「リクチュール (Recouture) サービス」を特設コーナーにて開催。 骨格や一人ひとりが抱える様々な悩みにパーソナルに応えるカスタマイズサービスで、「7WAY ワンピース」に、自分がより素敵に魅えるポイントを詰め込み仕上げることができる。 (Fashion Headline = 8-14-19) |