みずほ証券、ネット取引再開できず システム障害 3 日目

みずほ証券は、26 日朝からシステム障害で停止しているインターネット取引を、28 日午前 9 時時点でも再開できていない。 同社は再開時期は現時点で未定としている。 27 日夜の記者会見では、28 日早朝の再開をめざすと表明していた。 同社によると、システムの不具合は解消したが、安全に利用できるようにするための作業に想定以上の時間がかかっているという。 (asahi = 6-28-18)


鉄道の枕木「コンクリ製に交換を」 運輸安全委が提言

全国の地域鉄道で 8 カ月に 4 件も脱線が相次ぎ、国の運輸安全委員会は 28 日、レールを支える「枕木」を木製からコンクリート製に換えるよう促す提言書を石井啓一国土交通相に提出した。 国交省は全国の鉄道事業者に対応を求める方針だ。

提言書などによると、和歌山県御坊市の紀州鉄道で 2017 年 1 月、1 両編成の車両が左カーブを走行中に脱線した。 調査の結果、木製の枕木が腐食したり割れていたりしていた。 その結果くぎでレールを固定する力が低下し、外側にレールが傾いて 2 本の間隔が広がり、間に車輪が落ち込むように脱線したという。

1 カ月後には熊本市の熊本電気鉄道で右カーブを走行中の 2 両編成が脱線。木製の枕木にレールを固定するくぎが緩み、レールが傾いて間隔が広がったことが原因だった。 17 年 5 月には群馬県桐生市のわたらせ渓谷鉄道でも同様の事故が起きた。 16 年 10 月に岐阜県大垣市の西濃鉄道で同様の脱線が起きてから、約 8 カ月で 4 件も脱線が続いたことになる。

運輸安全委は対策として、線路の枕木を木製から、より耐久性が高く固定する力が強いコンクリート製へ交換していくことを提言。 コスト的に難しい場合は、数本に 1 本の割合で交換するだけでも事故防止に有効だという。 他の対策としては、脱線防止ガードの設置などを挙げた。

運輸安全委によると、都市部の鉄道では枕木のコンクリート化が進んでいるが、経営環境が厳しい地方の中小民間鉄道では、今も木製の枕木が高い割合で使われている。 同委は、国や自治体の補助金や鉄道・運輸機構による技術支援制度などを活用できるよう、地方への情報提供を進めることも石井国交相に求めた。(伊藤嘉孝、asahi = 6-28-18)

木製の枕木が関係した脱線事故

2016 年10 月岐阜県大垣市 西濃鉄道で 25 両編成の貨物列車が脱線。 けが人なし
17 年1 月和歌山県御坊市 紀州鉄道で 1 両編成が脱線。乗客 5 人、けがなし
2 月熊本市 熊本電気鉄道で 2 両編成が脱線。乗客約 50 人、けがなし
5 月群馬県桐生市 わたらせ渓谷鉄道で作業車両が脱線。けが人なし

VW ゴルフ、10 万台リコール ヘッドライトなど不具合

独フォルクスワーゲンの日本法人は 20 日、ヘッドライトやブレーキランプが点灯しなくなる恐れがあるとして、「VW ゴルフ 1.4/90kw」など 30 車種 10 万 1,446 台(2008 年 6 月 - 12 年 9 月輸入)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 (asahi = 6-20-18)


東北新幹線 6 時間不通の原因は鳥 パンタグラフに衝突痕

東北、秋田、山形各新幹線の全線が 17 日に約 6 時間不通となったトラブルで、最初に一時的な停電が起きて非常ブレーキが作動し立ち往生した列車のパンタグラフに、鳥とぶつかった痕跡があることがわかった。 JR 東日本は、これが原因でショートし、列車の電気系統が故障したとみている。

JR 東日本によると、立ち往生したのは東京発新函館北斗・秋田行き「はやぶさ・こまち 21 号(17 両編成)」。 12 号車の屋根にあるパンタグラフの下部やカバー、屋根表面に、生き物がぶつかって過大な電流が流れた痕跡が見つかった。 停電が起きた場所では、鳥の死骸が発見された。 このトラブルで 17 日終電までに上越、北陸新幹線を含め計 25 本が運休し、15 万人以上に影響した。 ダイヤの乱れは 18 日午前も続き、4 本が運休、13 本が最大 1 時間 15 分遅れた。(細沢礼輝、asahi = 6-18-18)

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東北新幹線、停電で緊急停車 上下線で運転見合わせ

17 日午後 1 時 55 分ごろ、宮城県内の仙台 - 古川間を走行中の東北新幹線の車両に一時的な停電が起き、緊急停車した。 停電の原因は不明という。 車両点検を行っており、この影響で東北新幹線は東京 - 新青森間の上下線で運転を見合わせている。 再開は午後 5 時としていたが、トラブルの原因がわからないため再開はめどが立たないという。 停電が起きたのは、東京発新函館北斗行きと秋田行きのはやぶさ・こまち号(17 両編成)。乗客約 800 人が乗っており、JR 東日本は止まった車両の隣に上りの車両を横付けし、乗り換えられるようにしているという。 (asahi = 6-17-18)


運転士異常音報告せず 新幹線破損 駅員、先端損壊見過ごす

山陽新幹線博多発東京行きのぞみ 176 号は、博多 - 小倉間で 14 日に人をはね、先頭車両のボンネットが割れたまま、新下関駅まで走行した。 運転士は「ドン」という異常音を感知しながら運転指令に報告せず、小倉駅ホームの駅員は破損を見過ごしていたという。 JR 西日本は「ただちに内規違反とは言えない」としているが、安全確認への姿勢が改めて問われそうだ。

JR 西は内規で、走行中に異常音がした場合、鳥などとの衝突では直ちに停止させる必要はなく、走行を継続するが、音の原因が特定できない場合は、運転指令への報告が必要だと定めている。 今回、運転士は過去に小動物に当たった経験から、今回も同様の衝撃音だと考え、運転を継続した。 JR 西は「音の原因を運転士が判断しているので、内規違反とは言えない」と説明する。

小倉駅ホームで乗客の安全確認をしていた駅員は「血のりのようなものが見え、車体にひびが入っているように思えた」として運転指令に報告した。 ただ、車体先頭の破損は認識していなかったという。 同駅では、のぞみ 176 号に対向して到着した下り新幹線の運転士が破損に気づき、駅員より先に運転指令に報告。 指令所から連絡を受けたのぞみ 176 号の運転士が新下関駅に停車させた。

小倉駅から新幹線を利用する市民からは 15 日、安全確認を求める声が相次いだ。 広島駅まで出張する 40 代男性会社員は、昨年 12 月、新幹線のぞみの台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題を踏まえ「安全性に多くの人が敏感になっているからこそ、気をつけてほしい」と注文した。

鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「運転士が駅に到着後、駅員に車両を確認するよう指示を出さなかった点に問題がある」と指摘。 破損した状態で走行を続けると「最悪の場合、線路上に落ちた破損部品によって脱線事故につながる可能性もある」と話した。 新玉名駅(熊本県玉名市)では 2016 年、駅のホームが無人化されている。 梅原さんは「駅員の削減が進むと、駅員はホームの状況を監視することで精いっぱいになりかねない」と懸念している。 (西日本新聞 = 6-15-18)

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線路内侵入「どうすれば」悩む JR 揺らぐ "安全神話" 山陽新幹線事故

線路内にどこから入ったのか。福岡県内の山陽新幹線で 14 日、のぞみ 176 号が人をはねた事故。 新幹線の線路上は、一般の人が立ち入れないようになっており、駅周辺を除いて過去にも事故は少ない。 揺らぐ「安全神話」に苦慮する JR 関係者。 一部区間の運行を完全に止めた事故による混乱は終日続いた。

福岡県警によると、北九州市八幡西区の線路内で衣類の一部と足とみられる体の一部などが見つかった。 発見場所近くには丘陵地を抜ける約 1 キロの石坂トンネルがある。 高架の線路下には地上からつながる作業用の階段が備えられている。 JR 西日本福岡支社の担当者は「一般的に線路への出入り口は厳重に施錠されており、人が立ち入ることはできない」と説明する。

九州では 2011 年に、鹿児島県出水市境町の九州新幹線新水俣 - 出水間で中学 2 年の女子生徒がはねられ死亡した。 02 年には福岡市東区で走行中の「のぞみ 34 号」が線路内に入った女性をはねる事故があった。 JR 九州の担当者は「11 年の人身事故が起きた現場は、約 4 メートルの柵が設置されていた。 そもそも人や動物が入れない構造。 どうすればいいのか悩ましい。」と話した。 関西大の安部誠治教授(交通政策論)は「新幹線の線路内に人が入るケースは珍しい。 いつ、どのような経緯で事故が生じたかをしっかり検証し、対策を講じるべきだ。」と指摘した。 (西日本新聞 = 6-15-18)

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山陽新幹線 大きなひび ボンネットから人体の一部

14 日午後、山陽新幹線の小倉駅で、のぞみ号のボンネットが大きく壊れているのが見つかった。 人と接触したということで、警察などがくわしく調べている。 新下関駅の上空からは、新幹線のボンネットの一部が割れていて、血のようなものがついているのが確認できた。 ボンネット部分の破損が見つかったのは、博多発東京行きの新幹線「のぞみ 176 号」。

JR 西日本によると、14 日午後 2 時 10 分ごろ、小倉駅に到着した対向列車の運転士が、のぞみ 176 号のボンネット部分が壊れているのを見つけた。 この車両は、そのあと、1 つ先の新下関駅で停車し、緊急点検を行ったところ、ボンネットから人体の一部が見つかったという。 この影響で、山陽新幹線は、小倉駅 - 博多駅間の上下線で運転を見合わせている。 (FNN = 6-14-18)


ホンダ、20 万台リコール ブレーキ不具合、物損 2 件

ホンダは 31 日、ブレーキの不具合で制動距離が長くなる恐れがあるとして、ミニバンの「ステップワゴン」、「フリード」、「フリード+」の 3 車種計 20 万 9,060 台(平成 27 年 4 月 - 今年 2 月生産)をリコールすると国土交通省に届け出た。

この不具合が原因で昨年 4 月に神奈川県、同 12 月に静岡県で、それぞれ柵や樹木に衝突する事故が計 2 件発生した。 けが人はいなかった。 事故に至っていないケースも 140 件報告があった。 国交省によると、問題があるのは、運転手がブレーキペダルを踏んだ力をタイヤに伝える装置。 ふたのような役割をするゴム製カップの材質や形状が不適切なため、ペダルをゆっくり踏むとブレーキ液が漏れて利きにくくなる場合がある。 (sankei = 5-31-18)


レオパレス物件に違法疑い 施工不良で全 3 万棟超調査へ

賃貸アパート大手のレオパレス 21 は 29 日、1996 - 2009 年に施工したアパートで建築基準法違反の疑いがある施工不良が見つかったと発表した。 同法が求める防火や防音効果を備えた住戸を隔てる壁がないなどの問題を確認した。 19 年 6 月までに同社が手掛けた全 3 万 7,853 棟を調査。 19 年 10 月までに必要な補修工事の完了を目指す。 東京都内で記者会見した田尻和人取締役専務執行役員は「当社に施工管理責任がある」と陳謝した。 下請け業者に対する検査体制が十分ではなく、意図的な手抜き工事ではないと説明した。 これまで確認された施工不良は 12 都府県で計 38 件に上るという。 (kyodo = 5-29-18)


エレベーター 9 人閉じ込め 地下鉄横浜駅、重症者なし

26 日午後 2 時 50 分ごろ、横浜市営地下鉄の横浜駅(同市西区)のエレベーターが故障により止まり、男女 9 人が約 1 時間 20 分にわたって閉じ込められた。 一時体調不良を訴えた人もいたが、重症者はいないという。 市によると、エレベーターは地上から地下へ降りる途中で突然停止。 消防やエレベーターの管理会社などが救助作業に当たり、午後 4 時 10 分ごろに 9 人全員が外に出た。 定員は 15 人で、市や管理会社が故障の詳しい原因を調べる。 神奈川県警戸部署によると、停止直後に 110 番があった。 地下鉄の出入り口付近に規制線が張られ、一時騒然とした。 (kyodo = 5-26-18)


JR 仙台駅で列車から出火 けが人なし、変圧器焼損

20 日午前 7 時 25 分ごろ、仙台市青葉区の JR 仙台駅構内で、停車中の列車の上部にあるパンタグラフ近くの変圧器が燃えた。 約 1 時間後に鎮火し、乗客約 30 人や駅の利用客にけがはなかった。 宮城県警や JR 東日本が原因を調べている。 県警や JR 東によると、車両は 1 番線に停車していた東北線仙台発利府行き普通列車(6 両編成)。 「バーン」という破裂音を聞いた運転士が、3 両目上部から白煙が出ているのを確認した。 ホームや線路上には、変圧器の破片が散らばっていたという。

この列車を含め、東北線と仙石東北ラインの上下計 7 本が運休となり、約 1,490 人に影響した。 JR 東の関係者が 119 番した。 仙台市消防局によると、消防車 16 台が出動したが、到着時には既に火は収まっていたという。 (sankei = 5-20-18)


<仙台地下鉄南北線停止> 線路脇の側溝沈み送電ケーブル損傷、漏電と断定 配線見直しへ

仙台市地下鉄南北線で 4 月に全区間の運転が約 6 時間停止した事故で、市交通局は 18 日、八乙女 - 黒松間で線路脇の側溝が沈み、地下の送電ケーブルが異常に変形して損傷、漏電が起きたことが原因と断定したと発表した。 再発防止に向け、事故現場のケーブルは地上を通すなど配線を見直す。 市交通局によると、当初 2、3 センチとみられた側溝の沈下は現地調査で 6 センチ程度と判明した。

直径 3.9 センチのケーブルに下方向の力が加わり、側溝と擁壁の接続部分で損傷、漏電した。 回収したケーブルを検証したところ、上側につぶれた跡があり、黒く焼け焦げていた。 樹脂の被覆は破れ、漏電に伴う高熱で溶けた銅線がむき出しだった。 ケーブルを覆う金属製の電線管も一部が粉砕していた。 ケーブルの下側は損傷がなかった。 押しつぶされて発熱し、徐々に損傷が進んだのではなく、側溝の重みに耐えられなくなり、一気に折れ曲がって損傷した可能性が高いという。

地下ケーブルから地中に漏れた高圧電流はレールを伝って広範囲に流れたとみられ、全 4 カ所の変電所で安全装置(ブレーカー)が作動。 影響が全区間に及んだ。 市交通局は今後、鉄道電気設備の専門家にも意見を求め、側溝が沈下した理由などを調べ、事故調査委員会で改善策を検討する。 当初ケーブルの老朽化が指摘された経緯もあり、メーカーに調査を依頼する。 (河北新報 = 5-19-18)

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仙台の地下鉄、原因不明の停電 一時運転見合わせ

18 日午後 5 時 15 分ごろ、仙台市営地下鉄南北線の長町南駅(仙台市太白区)近くの変電所で停電が起き、南北線は全線で運転を見合わせた。 市交通局は午後 6 時半ごろ、同日中の復旧は困難と発表。 夕方の帰宅ラッシュを直撃し、各駅は混乱する客でごった返した。 その後、南北線は同日午後 11 時半ごろ、運転を再開した。 19 日は始発から通常通り運行する見通し。

交通局によると、長町南 - 富沢間で列車 1 編成が一時止まったが、富沢駅まで動かして乗客約 70 人を降ろした。 けが人などの情報は入っていないという。 南北線には 4 カ所に変電所があり、八乙女駅と愛宕橋駅近くの変電所でも停電が起きた。 長町南と愛宕橋の変電所は午後 7 時 50 分までに復旧したという。 停電の原因はわかっていない。 また仙台市消防局によると、八乙女 - 黒松間で電気が流れる架線が焦げているのがみつかった。

地下鉄仙台駅の改札前では午後 6 時過ぎ、電光掲示板に「緊急案内中」と表示され、運転再開を待つ人たちが長い列を作った。 構内では「停電のため全線で運転を見合わせています」と繰り返しアナウンスが流れた。 同 6 時半ごろ、駅員が「本日中の運転再開はできません」とアナウンスすると、乗客が問い合わせに押し寄せた。 八乙女駅に向かうつもりだった仙台市泉区の会社員男性 (54) は「こんなに人が並ぶのは 7 年前の震災の朝以来。」 黒松駅へ行く大崎市の農業田内伸子さん (65) は、「慣れていない土地なので困る。 バスで行けるのかしら。」と、心配そうに駅員に尋ねていた。

八乙女駅では午後 7 時半過ぎ、駅員が「本日中の運転再開は難しい」、「バスやタクシーを利用してください」と呼びかけた。 駅を訪れた人々は、携帯電話で連絡を取ったり、走ってバスの列に並んだりしていた。 帰宅途中の仙台市宮城野区の会社員、山田真由さん (18) は「消防車がたくさん来て驚いた。 何があったんだろう。」と困惑していた。 (asahi = 4-19-18)


インド製中絶薬で多量出血 個人輸入、厚労省が注意喚起

厚生労働省は 14 日、インターネットで個人輸入をして買った経口妊娠中絶薬をのんだ宮城県の 20 代の妊婦が膣から多量に出血し、病院に入院したと発表した。 女性は回復し、すでに退院したという。 厚労省は女性が使ったインド製の中絶薬を、医師の処方なしで個人輸入できない品目に指定。 安易な個人輸入をやめるよう呼びかけている。

厚労省によると、中絶薬はインドで製造され、有効成分はミフェプリストンとミソプロストールと表示されていた。 これらを含む医薬品は、膣からの多量の出血や重大な細菌感染症などを引き起こす恐れがあるという。 厚労省は 2004 年、ミフェプリストンを含む経口妊娠中絶薬のうち、米国、EU、中国、台湾で販売されているものを医師の処方がなければ原則、個人輸入できない品目に指定した。 ただしインド製は対象ではなかった。 (黒田壮吉、asahi = 5-15-18)


白鶴酒造、にごりうめ酒 1 万本を自主回収

白鶴酒造は、キャップを開ける際に瓶の口が壊れるおそれがあるとして、全国で販売した「白鶴 にごりうめ酒 720ml 瓶」約 1 万本を自主回収し、返金すると 14 日に発表した。 対象は、ラベルに記載されたロット記号が「HBZG/UP」の商品。 2 - 4 月に出荷された。 製造過程でキャップを閉める際にゆがみが生じ、開けられないなどの可能性があるという。 4 月以降、購入者から計 4 件の指摘があった。 問い合わせは平日午前 9 時 - 午後 5 時、同社 (0120・158・567) へ。 (asahi = 5-15-18)


豪華寝台列車「瑞風」が運休 食器洗浄用の水に異常発見

JR 西日本は 11 日、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の一部の車両の水質検査で異常が見つかったため、12 日の山陰線の下りコースを運休すると発表した。 バーがあるラウンジカーの食器洗浄用の水が食品衛生法が定める基準を満たしていなかったという。 他の車両の水についても検査する。 JR 西によると、運休するのは 12 日朝に大阪駅を出発し、城崎温泉駅(兵庫県)などを経由して翌 13 日に下関駅(山口県)に到着するコース。 乗客 28 人の予約が入っていたという。

瑞風には山陽コースもあるが、3 - 6 月に出発する第 4 期の申し込み状況は山陰コースが 18 倍と最も倍率が高かった。 今回のツアーは旅行会社が企画したもの。 JR 西が企画するツアーでは、コースによって価格が 1 人約 25 万 - 125 万円ほどするという。 JR 西日本は「楽しみにされていたご旅行ができない残念な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません」とコメントした。 (asahi = 5-11-18)

前 報 (6-17-17)


福島のハワイアンズで 115 人食中毒 3 日間の営業停止

福島県いわき市にあるホテル「スパリゾートハワイアンズ・モノリスタワー」内のレストランで食事をした宿泊客 115 人が腹痛などの食中毒症状を発症したと市保健所が 10 日、発表した。 7 人から食中毒菌のウェルシュ菌が検出され、3 人が通院したが、快方に向かっているという。 市によると、発症したのは県内外から訪れた 1 - 73 歳の男女。 今月 5 日にビュッフェ形式の夕食をとった後、症状を訴えた。 ホテルは 9 日からレストランの営業を自粛。 市保健所は 10 日から 3 日間の営業停止処分にした。 (asahi = 5-10-18)


サンマ加工品 138 万匹分、産地偽装 農水省が改善指示

サンマの開きなどサンマ加工品 138 万匹分の産地を偽って表示し販売したとして、農林水産省は 8 日、福島県いわき市の水産加工会社「伴助(ばんすけ)」を食品表示法に基づいて改善を指示し、公表した。

同省によると、伴助はサンマの丸干し、開き、みりん干しの 3 商品のサンマの原産地について、実際は台湾産や韓国産、岩手産、宮城産だったのに、「北海道産」と表示して販売した。 2015 年 11 月 - 今年 2 月に、全国で 138 万 3,718 匹を売ったという。 伴助は農水省に対し、もともと北海道産のサンマを仕入れて加工していたが、在庫不足になり、ほかの産地のサンマを仕入れ始めたと説明している。 表示の違法性については認識していたという。 (浅野真、asahi = 5-9-18)


京都・南禅寺の異臭騒ぎ、イノシシ駆除スプレーが原因か

今月 2 日に京都市左京区の南禅寺で参拝客ら男女 24 人が気分不良を訴えた異臭騒ぎで、市が委託した業者が同日、イノシシ駆除用のスプレー剤を周辺でまいていたことが、市や京都府警への取材でわかった。 スプレー剤は異臭騒ぎの直前にまかれており、府警は業務上過失傷害の疑いで捜査している。 市街地での刺激の強いスプレー剤使用が不適切だったとして、市は業者を指導した。

市によると、2 日午前 11 時 20 分ごろ、市街地に出没しているイノシシやシカ対策のために市が委託している業者が、南禅寺周辺の山裾に設置している防護柵付近で、動物撃退用のスプレー剤を噴霧した。 業者はその後、現場を離れた。 業者は 3 日、「2 日に行った作業が原因の可能性がある」と連絡してきたという。 (asahi = 5-7-18)


きらぼし銀行発足初日、一部取引できず 東京最大の地銀

東京が地盤の東京都民、八千代、新銀行東京の 3 銀行が合併して 1 日に発足した「きらぼし銀行」で、初日午前からシステムトラブルが発生し、一部の取引ができなくなった。 東京都内最大の地方銀行として合併効果の発揮をねらうが、出だしからつまずいた格好だ。 きらぼし銀によると、旧八千代銀行の一部 ATM で振り込みができなくなったり、旧八千代の口座への他の金融機関からの送金が一部でできなくなったりしているという。 1 日正午現在、トラブルは解消しておらず、同行で復旧を急いでいる。 また、この日朝には旧新銀行東京のキャッシュカードを使った取引も一部できない状態だったが、こちらは復旧したという。

きらぼし銀は旧都民の金融機関コードを引き継いだため、旧八千代と旧新銀行東京のシステムは金融機関コードの変更が必要になった。 旧都民では障害は起きていないため、これが障害の引き金になった可能性もある。 原因やトラブルの規模については「調査中(広報)」としている。 きらぼし銀は 2014 年に旧都民と旧八千代が経営統合し、その後、東京都が出資する旧新銀行東京が加わった。 1 都 3 県に 164 店舗、総資産約 5.6 兆円(単純合算)の都内最大の地銀となる。 メガバンクを含め金融機関が入り乱れる激戦区で、早期にシステム統合などの効果を出すことが求められている。 (榊原謙、asahi = 5-1-18)


小田急線 線路脇陥没 伊勢原市内 ロマンスカー 54 本運休

30 日午前 10 時 35 分ごろ、神奈川県伊勢原市の小田急小田原線愛甲石田 - 伊勢原間で、上り線の線路脇の土砂が陥没しているのを、点検中の社員が発見した。 復旧作業や安全確認のため、本厚木 - 伊勢原間の上下線で 4 時間半にわたって運転を見合わせ、大型連休の行楽客ら 3 万 5 千人に影響が出た。 小田急によると、陥没は直径約 1 メートル、深さ約 3 メートル。 1 日以降、原因を調べる。 新宿と箱根湯本などを結ぶ特急ロマンスカーは、列車ごとに座席数が違うことから、予約数に合わせた車両の準備に夜までかかり、54 本が運休した。 (東京新聞 = 4-30-18)


近鉄南大阪線、始発から一部運休 乗換駅に客あふれる

近鉄南大阪線の橋脚が傾いた問題で、近鉄は 26 日、南大阪線の大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区) - 河内天美(あまみ、大阪府松原市)間の上下線で始発から運転を見合わせた。 JR や大阪メトロ、南海による振り替え輸送を実施しているが、通勤・通学ラッシュの時間帯は乗換駅に客が殺到し、一部の列車に遅れが出ている。

近鉄によると、南大阪線の道明寺駅(同府藤井寺市)や古市駅(同府羽曳野市)で乗り換える人がホームにあふれ、列車に人が乗り降りするのが難しくなっている。 このため、南大阪線の河内天美 - 橿原神宮前(奈良県橿原市)間と、吉野線の橿原神宮前 - 吉野(同県吉野町)間で、午前 8 時 40 分現在、最大約 30 分の遅れが出ているという。 近鉄南大阪線では、矢田(大阪市東住吉区) - 河内天美間の大和川にかかる「大和川橋梁(全長 197 メートル)」の橋脚の一つが傾いているのが 25 日に見つかった。 近鉄は 25 日午前から大阪阿部野橋 - 河内天美間の運転を見合わせており、再開までに数日かかる見込み。 (asahi = 4-26-18)


無印ソファカバー、撥水加工されず 不当表示で措置命令

「無印良品」のブランドで販売するソファカバーで、撥水加工をしているような不当な表示をしたとして、消費者庁は 25 日、運営する良品計画(本社・東京)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で、再発防止などを求める措置命令を出した。 同社の申し出を受け、同庁が調べていた。

発表などによると、同社は 2014 年 4 月 - 今年 1 月、ソファカバー 159 点の商品札などに「撥水加工を施した」と表示したが、実際は加工されていなかった。 14 年 4 月に生地の調達先を変更したことで、撥水性を備えない商品になったが、社内で情報が共有されず、商品札などの変更を怠っていた。 商品札を見直していた同社の担当者が昨年 12 月に気付いたという。 同社広報部の担当者は措置命令を受け、「商品札などを作る過程、経緯を改めて検討する」と話した。 同社 (0120・64・0336) は、商品を購入した顧客に対し、返品や交換などで対応している。 (asahi = 4-25-18)


三井住友銀行の ATM、西日本の広範囲で一時使えず

三井住友銀行は 25 日夜、大阪府や兵庫県など西日本の約 120 台の現金自動出入機 (ATM) でシステム障害が起き、現金の引き出しや振り込みなどが一切できない状態になっていたと明かした。 顧客の出入金を管理する「勘定系システム」と各支店をつなぐネットワークの一部に不具合があったという。 同日午後 6 時半ごろに 120 台の ATM がほぼ一斉に停止し、午後 8 時 45 分ごろ復旧した。 ツイッター上では、「支店の ATM が全部止まっていて、入り口で追いかえされた」、「どこ行っても ATM お取り扱いできませんになってる」、「システムエラー? ほんと困る!」などの書き込みが相次いだ。 (asahi = 4-25-18)


神奈川・横須賀市などで一時 4 万 3 千軒が停電

東京電力によると、23 日午後 1 時過ぎ、神奈川県三浦市、横須賀市、葉山町で停電が発生した。 一時、計約 4 万 3,200 軒で停電したが、午後 3 時ごろ復旧した。 鳥獣が同社の設備に接触したことが原因とみられるという。 (asahi = 4-23-18)


防犯ブザーの中国製電池、破裂の恐れ 注意呼びかけ

防犯ブザーに装着されていた中国メーカー製の電池が破裂する恐れがあるとして、国民生活センターは 19 日、この電池の使用を控えるよう注意を呼びかけた。 センターによると、西文舘(本社・札幌市)が販売する「安全防犯ブザー(生活防水)」についていた単 4 アルカリ電池。「Vinnic」というロゴと、ロット番号「12-2020」が記載されている。 センターには昨年 8 月以降、「防犯ブザーに入っていた電池が破裂した」という情報が 5 件寄せられた。 そのうち 2 件は、愛知県岡崎市で発生。 市内の小学 1 年生に昨年配布した防犯ブザーの電池が、今年 3 - 4 月に破裂するトラブルがあった。

センターは該当の電池が入ったブザーを 10 個調査。 ブザーを鳴らし続けるテストを実施したところ、2 個は 1 - 2 日後に電池が破裂した。 ブザー本体に電池破裂につながる異常はなかったという。 西文舘によると、2016 年 2 月 - 17 年 4 月、このロット番号の電池を入れたブザー約 2 万 5 千個前後を出荷。 同じ電池でも他のロット番号では破裂したという情報はないという。 問い合わせは同社東京支店(03・6802・4690、平日午前 10 時 - 午後 5 時)へ。 (滝沢卓、asahi = 4-20-18)


マグネットボール、誤飲で内臓貫通も 幼児の事故例

球体や立方体の小さな磁石をくっつけて遊ぶ「マグネットボール」を幼児が誤飲し、内臓に穴があく事故が起きている。 国民生活センターは 19 日、乳幼児の手が届くところに置かないよう、注意を呼びかけた。 センターによると、マグネットボールは「知育玩具」や「パズル」として販売されている。 直径や 1 辺が 3 - 5 ミリ程度。 1 セットに 200 個程度入っているものが多く、複数の磁石をくっつけて遊ぶ。 磁力が強い磁石を使っているという。

センターには 2 件の事故例が報告されている。 昨年 12 月、3 歳の男児がマグネットボール(直径 3 ミリ)を 5 個誤飲。 摘出手術をしたところ、胃や腸に穴があいていた。 胃と腸の中にあった磁石が、それぞれの壁を突き抜けてくっついていたという。 1 歳 9 カ月の女児が計 37 個を誤飲し、今年 1 月に医師の診察を受けた事例もある。

センターは大手通販運営事業者のアマゾンジャパン、ヤフー、楽天に対し協力を要請。 3 社を通して、幼児がのみ込める大きさで、一定以上の磁力をもった玩具を、子ども向けとうたって販売しないよう、出店業者に指導することを求めた。 ヤフーは 19 日、「Yahoo! ショッピング」と「ヤフオク!」で、マグネットボールなどについて、「誤飲の危険があるため、小さなお子様には与えないでください」といった注意表示をしない商品は、これらのサイトでは販売を中止したり、削除したりすると発表した。 (滝沢卓、asahi = 4-19-18)


三菱製の監視カメラ、海岸付近で落下の恐れ 無償点検へ

三菱電機は 9 日、海岸付近に設置された監視用カメラについて、塩分を含んだ風や波しぶきの影響で金属が腐食して落下する恐れがあるとして無償で点検と補強工事を行うと発表した。 対象は 1994 年 1 月 - 今年 1 月製造のカメラ 11 万 2,705 台と、82 年 1 月 - 2017 年 11 月製造のカメラ装着用の照明 716 台のうち海岸近くで使われている製品。 同社によると、17 年 9 月以降に北海道苫小牧市、千葉県銚子市、神奈川県鎌倉市で計 3 件の落下が確認された。 けが人の情報はないという。 問い合わせ(フリーダイヤル)はカメラが 0120・733・552、照明が 0120・212・375 で、平日の午前 9 時 - 午後 5 時に受け付ける。 (asahi = 4-9-18)


日本ハム子会社、ヨーグルト自主回収 基準値超の殺菌剤

日本ハム子会社の日本ルナ(京都府)は 4 日、基準値を超える殺菌剤が残った大麦を使っていたとして、ヨーグルト商品を自主回収すると発表した。 TOPCUP シリーズの「アサイーヨーグルトボウル」と「グリーンスムージーヨーグルト」で計約 13 万 2 千個。 賞味期限が 4 月 6 - 23 日が対象となる。

問い合わせは平日午前 9 時〜午後 5 時、日本ルナお客様相談係 (0120・496103) へ。 7、8 日は土日だが受け付ける。 大麦は伊藤忠商事が豪州から輸入していた。 日本ハムによると、食品衛生法が定める基準値の 4 - 5 倍の殺菌剤が検出されたという。 3 日には日清シスコが、同様の大麦を使っていたとしてグラノーラ 2 品の自主回収を発表している。 (asahi = 4-4-18)

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グラノーラ 2 品、31.5 万パック自主回収 日清シスコ

日清シスコは 3 日、シリアル商品「1 日分のスーパー大麦グラノーラ」シリーズの 2 品(計 31 万 5 千パック)を自主回収すると発表した。 原料に、基準値を超える殺菌剤が残った豪州産の大麦を使っていたという。 ただ、発がん性、遺伝毒性などはなく、毎日食べ続けたとしても健康への影響の恐れはないレベルとしている。

対象は、賞味期限が 7 月 13 日 - 10 月 14 日の「4 種の彩り果実」と、8 月 24 日 - 10 月 15 日の「3 種のまるごと大豆」。 問い合わせは日清シスコお客様相談室(0120・825・066、午前 9 時 - 午後 5 時)。 農林水産省によると、問題の大麦は伊藤忠商事が豪州から輸入したもので、一部に基準値の 5 倍の殺菌剤「アゾキシストロビン」が検出された。 農水省は伊藤忠商事を米や麦の輸入業務で指名停止処分にする方針だ。 (asahi = 4-3-18)


ETC に高速料金誤表示 近畿圏の 5 路線、割引適用せず

西日本高速道路は 1 日、近畿圏の高速道路 5 路線で同日未明、ETC (自動料金収受システム)に誤った通行料金が表示される不具合があったと発表した。 後日の請求時には正しい料金になるが、不具合があった時間帯に通過したタクシー(約 230 台)の乗客は降車時に誤った料金で精算された可能性があるという。

不具合があったのは、1 日午前 0 時 - 午後 7 時 57 分の間で、近畿、阪和、西名阪の各自動車道と南阪奈道路、堺泉北道路の計 30 の出口。深夜割引料金の時間帯に通常料金が表示されるなどしていたという。 同社は昨年 6 月、距離に応じた通行料金体系を導入した。 ただ、ETC の改修が遅れ、今月 1 日午前 0 時から各高速の出口で料金が表示される仕組みに切り替えた矢先だった。 問い合わせは同社お客さまセンター (0120・924・863) へ。 (asahi = 4-1-18)


米テスラ、12 万 3 千台リコール 融雪剤でボルト腐食

米電気自動車テスラは 29 日、2016 年 4 月以前に製造されたセダン型の「モデル S」を約 12 万 3 千台リコールすると発表した。 融雪剤によってボルトが腐食する問題が明らかになったためという。 テスラが利用者に送ったメールでは「寒冷地でカルシウムやマグネシウムが入った融雪剤が使われていると、パワーステアリングのボルトが腐食することがわかった」としている。 現時点で緊急に対策を講じる必要はなく、「通常通りの運転が可能」としており、対象車はボルトの交換作業をするという。

テスラによると、これまでにこの問題による事故やけがの報告はないが、ロイター通信は、ネット上の利用者の掲示板でボルトが腐食する問題を訴えていた人たちがいたと報じた。 日本でのリコールは国土交通省の審査と承認を経て実施される予定。 (サンフランシスコ = 宮地ゆう、asahi = 3-30-18)


パズドラ広告の不当表示、課徴金 5 千万円の支払い命令

スマートフォン向けゲーム「パズル & ドラゴンズ(パズドラ)」の広告で不当表示があったとして、消費者庁は 28 日、供給元のガンホー・オンライン・エンターテイメント(東京)に対し、課徴金 5,020 万円の支払いを命じた。

パズドラは、パズルを解きながら敵を倒して自分のキャラクターを育てるゲームで、金を支払えば強くなるキャラクターを入手できる可能性が高まる。 ガンホー社は昨年 2 月に実施したサービスで、入手できるキャラクター 13 体について、より強く育つ能力があると宣伝していたが、その通りに強くなるのは 2 体だけだった。 このため、同庁が景品表示法違反で再発防止などを求めていた。 同社は、13 体がより強く育つよう対応済みだとしたうえで、「命令を踏まえて今後の対応を慎重に検討したい」としている。 (末崎毅、asahi = 3-28-18)


特急「スーパーいなば 2 号」のブレーキ部品脱落 JR 西

JR 西日本岡山支社は 18 日、鳥取発岡山行き特急「スーパーいなば 2 号(2 両編成)」のブレーキ部品の一つが脱落していたと発表した。 部品が落ちた原因は不明だという。 列車の制動に影響はなかった。 同支社によると、18 日午前 9 時 25 分ごろ、列車が岡山駅に到着した際に運転士が確認したところ、部品がなくなっているのを発見した。 同日早朝、職員が鳥取駅近くの車庫で車両点検した時には部品はあったという。 岡山駅で同じ部品を取り付けるため、この列車の運行を一時取りやめたという。

部品は横約 32 センチ、縦約 10 センチ、奥行き約 6.5 センチで、重さは約 6.1 キロ。 車輪付近に設置され、ブレーキ動作の一部を担う。 列車には同じ部品が計 16 カ所に取り付けられていたという。 同日午後 5 時現在、部品が落下した場所は不明。 落下した部品も見つかっていないという。 (山口啓太、asahi = 3-18-18)


市営温泉、レジオネラ菌検出で営業中止 大分・杵築

大分県杵築市は 13 日、同市山香町の市営浴場「山香温泉センター」の温泉水からレジオネラ菌が検出された、と発表した。 市は同日から営業を中止した。 今のところ、健康被害の訴えはないという。 市福祉推進課によると、今月 1 日に水質の定期検査をしたところ、基準を超える菌が見つかったことが 13 日に判明。 男湯と女湯のそれぞれの注ぎ口、浴槽の計 4 カ所から見つかった。

同センターでは、源泉にお湯を加えてかけ流している。 利用者は 1 日平均約 80 人。 2015 年 12 月にも男湯の浴室から菌が見つかり、消毒のため 16 日間、営業を中止した。 レジオネラ菌をめぐっては、国東市の高齢者施設で利用者 3 人が感染し、1 人が死亡していたことが今年 1 月に明らかになった。 (加藤勝利、asahi = 3-15-18)


2 日間運休の名鉄空港線 ワイヤ破断が原因

名古屋鉄道空港線(常滑 - 中部国際空港間)が 2 日間運休した架線トラブルについて、名鉄は 12 日、架線を固定するワイヤの破断が原因とみられると発表した。 名鉄によると、ワイヤが何らかの原因で破断。 パンタグラフが架線から外れ、ショートが起きて停電したという。 架線は 230 メートルにわたり損傷した。 トラブルは 9 日午前 6 時 36 分ごろ発生。 中部国際空港発新鵜沼行きの回送列車が走行中に停電し、りんくう常滑駅の 300 メートル手前で止まった。 強風のため架線の修理ができず、10 日も運休した。 運休区間はバスで代替輸送し、2 日間で 3 万人を運んだ。 浅野直宏電気部長は「お客様に多大なご迷惑をおかけした」と陳謝した。 (asahi = 3-13-18)


東海道新幹線、停電で 20 万人に影響 客「始発で帰る」

東海道新幹線は 11 日午後 4 時 9 分ごろ、静岡 - 浜松間で停電が発生し、同区間の上下線で一時運転を見合わせた。 JR 東海によると、午後 6 時 20 分までに上下線とも再開したが、影響で名古屋駅発東京駅行きのこだま 672 号が運休。上下線 191 本に最大 144 分の遅れが発生し、約 20 万人に影響が出た。 同社が停電の原因を調べている。

同日夕、東京駅で運転再開を待っていた名古屋市の女子大生、永井明音さん (19) は「ディズニーランドからの帰宅途中だった。 泊めてくれる友人もいないので、何時に帰れるかどうか不安です。」 払戻窓口に並んでいた大阪市の会社員、中村正広さん (53) は「仕事で来ていたが、何時に帰れるか分からないので、今日は東京に泊まって、明日の始発で帰ります。 会社の同僚には迷惑をかけることになり、申し訳ない。」と話した。 (asahi = 3-11-18)