日本の中華料理は本場と違う! 日本人に改良された中華料理の味が気になる! = 中国メディア

中華料理は日本人にとってもっとも馴染みのある外国料理と言えるだろう。 ラーメンや麻婆豆腐、餃子などは日本の食卓に頻繁に登場する中華料理だ。 しかし、日本人が食べている中華料理の味は必ずしも本場の味と同じではない。 中国メディアの快資訊は 31 日、日本で広く食されている中華料理は「日本人によって改良されている」と伝えつつ、どのような中華料理が日本でどのように変わったのかを紹介している。

記事はまず、日本国内には数多くの中華料理店が存在するものの、そこで提供されている中華料理は本場の料理とは多かれ少なかれ違いが存在すると指摘。 たとえば、中国では「主食」として食べられている餃子が日本では副食として扱われ、しかも、中国では水餃子であることが一般的な餃子が日本では「焼き餃子」として食されていると指摘した。

また、中国でチャーハンといえば「卵チャーハン」を指すことが一般的であると指摘する一方、日本のチャーハンは卵以外にも多くの具材が入っていて、中国で言う「揚州チャーハン」に近い料理となっていることを紹介。 そのほか、麻婆豆腐も中国のものに比べて唐辛子や山椒による辛さが少なく、甘さすら感じられると指摘したほか、ラーメンも日本と中国では全く違う料理と言えるほど異なっていて、日本で独自の進化を遂げたものであることを強調した。

さらに記事は、日本で中華料理として扱われている「天津飯」は、中国には存在しない中華料理であり、日本生まれの中華料理であることを指摘。 日本で食されている中華料理は日本人によって改良され、中華らしさが減っているものの、中国人にとっても美味しく感じられるものが多いと伝え、日本を旅行で訪れた時には中華料理を食してみるのも一興であると伝えている。 (村山健二、SearChina = 4-1-18)


日本人と中国人は同じ「桜」を見ても、感じるものは「全然違っていた」 = 中国メディア

2018 年は桜の開花が例年よりも早く、東京などではすでに満開となる見頃を迎えた。 桜は中国人にも人気が高く、この時期に日本旅行を計画する人も少なくないが、近年では中国でも桜のスポットが増えている。 桜が中国人の興味をそそるのは、日本のアニメや漫画、映画などでさかんに桜が登場するからだろう。 しかし、日本人にとっての桜と中国人にとってのそれとは同じなのだろうか。 中国メディアの今日頭条は 22 日、日本人と中国人の桜を見る心境の違いに関する記事を掲載した。

記事は、中国人が桜を見るのは絶対に日本人のそれとは違うと主張。 日本人は、春の時期になると花に気持ちを託したくなるらしいと分析し、あるドキュメンタリー番組について紹介した。 その番組では、桜を見ながら日本人はどんなことを思うのか、いろいろな人にインタビューしている。 桜は卒業の時期に重なるが、ある学生は「来年桜を見るころには社会人になっている」とこの先の 1 年に思いをはせていたという。

また、「桜を見ながら若いころ桜の下でプロポーズした」と懐かしそうに回顧する老夫婦、妻が東日本大震災で亡くなったある男性は、「満開になった桜を妻が応援してくれていると言い聞かせる」と話し、別のお年寄りは「桜を見るとすでに巣立った子どもたちのことを思い出す」と話したと紹介した。 さらには、桜のおかげで普段はできない花見を楽しめる主婦たちもいると紹介。 松尾芭蕉の俳句「さまざまのこと思い出す桜かな」を引用しながら、日本人にとって桜とはただのきれいな花ではなく、過去を思い出す思い入れの深いものらしいと伝えた。

桜に対する思い入れが強いのは、桜の開花時期が日本ではちょうど卒業・入学式の時期に重なることもあるのだろう。 また、開花期間が短く、美しさも相まって強い印象を与えているのかもしれない。 桜を見に国内外に出かける中国人には、桜の美しさは目に映っても、日本人それぞれが抱く心境は理解できないに違いない。 (村山健二、SearChina = 3-28-18)

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中国、大都市中心に桜の花見が流行 「桜ビジネス」も活況

【上海・林哲平】 中国で大都市を中心に桜の花見が流行している。 中国で春の花と言えば桃や菜の花が定番だが、訪日観光客の増加で桜の魅力が広まったとみられ、中国内でも日本ゆかりの桜の名所が人気を集める。 ブームを当て込んだ「桜ビジネス」も活況で、偽物によるトラブルが生まれるほどだ。 上海市の静安彫刻公園。 遊歩道沿いの桜が花を付け、スマートフォンを構えた市民らでにぎわう。 会社員の劉楊さん (26) は「昨年の京都旅行で桜に魅せられた。 中国の風景との組み合わせもすてき。」と話した。 日本のように桜の周囲で飲食をする習慣はなく、多くは歩きながら楽しむ。

江蘇省無錫市の太湖湖畔には日中の市民団体が 1988 年に植樹を始めた 3 万本の桜が咲き、28 日からの桜祭りには毎年数万人が訪れる。 1,000 本が植えられた湖北省武漢市の武漢大学では 1 日の入場者が 20 万人を超えたことも。 現在は 1 日にネット予約した 3 万人に制限、ダフ屋防止のため入り口での顔認証技術を導入した。 無錫で植樹をする「日中共同建設桜友誼林保存協会」の新発田豊会長 (66) は「桜をめでる心は日中同じ。 絶やさず続けていきたい。」と喜ぶ。 日中関係が改善に向かう中、中国メディアも好意的に報道している。

桜ブームの中、各地で植樹の動きも進み、山東省の園芸業者は「注文が多く、発送が追いつかない」と話す。 浙江省温州市の公園では「桜の海」などとうたったイベントを開催。 だが会場にはプラスチックの桜しかなく、怒った客が返金を求める騒ぎがあった。 日本への桜ツアーの人気は健在。 中国のネット旅行予約大手は、桜目当ての中国人観光客は 1 カ月で 60 万人、消費金額は 80 億元(約 1,350 億円)に上ると試算した。 (mainichi = 3-27-18)


「日本人の匠の精神はやっぱりすごかった」 大阪の町工場が開発した商品、中国ネットで大受け!

大阪の町工場が開発したある製品が、中国のネットユーザーに絶賛されている。 中国メディア・財経網は 23 日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントで、ある動画を投稿。 内容は、シャンプーを一滴残らず使い切ることができるボトルを紹介するものだ。 ボトルの底に取り付けられたプロペラのような部分がくるくると回転しながら底にたまったシャンプーをかき集めて吸い上げる仕組みになっている。 開発したのはプラスチック加工を行う大阪の町工場ケーワールドで、動画では同社の社員が消費者にアンケートを取りながら開発に腐心する様子が紹介されている。

シャンプーがボトルの底に残ってしまう問題は万国共通なのか、この商品に対する中国ネットユーザーの注目度は高く、「これはすごい」、「このボトル、世界中で受けそう」、「これ好き」、「いつ中国に進出するの?」といった声や、「これぞプロの仕事だ」、「日本人の匠の精神はやっぱりすごかった」など、称賛するコメントが多数寄せられている。 また、「いつもボトルに水を入れて混ぜて使ってるよ(泣)」、「水を入れて振って、泡立たなくなるまで使い切ってる」というユーザーも多く、「もっと早くからこれがあったらなあ」というコメントが多くの人の気持ちを代弁していると言えそうだ。 (RecordChina = 3-24-18)


日本で着物を着たがる中国人、「それはいかがなものか」 = 中国メディア

日本に旅行に来る外国人にとって、日本でしか体験できないことをしてみたいというのは自然な願いと言える。 外国人の考える日本らしさといえば、まず着物を挙げることができるだろう。 着物を着て、町を散策したり寺をまわったり、浴衣で夏祭りに行くという体験は外国人にとって人気が高いことの 1 つだ。 中国メディアの今日頭条は 17 日、「中国人は日本に旅行に行くと、どうして着物で街に出るのか」と題して記事を掲載した。 記事はまず、中国人にとって日本という旅行先は、ショッピング、観光地、交通などが整っている観光業の発展した国だと紹介。 隣国という近さもあって多くの中国人を引き付けているとした。

多くの訪日中国人が何年か前に温水洗浄便座を爆買いしたように、日本の商品を大人買いすることがたびたび報じられてきた。 これに対して記事は苦言を呈し、「日本の商店が喜ぶだけではないか」と疑問を示した。 また、旅行者の着物体験についても疑問を呈している。 着物は日本の民族衣装なので、それを中国人が着るのはいかがなものかと感じているようだ。 記事によると、着物とは正式な場所で日本の女性が着るもので、高貴で優雅な雰囲気を出せる服装であると論じ、それを中国人が旅行の思い出に着て紀念撮影していると非常に不満げな様子だ。

外国の民族衣装を着て記念写真を撮るのは、どの国でも一般的なことでではないだろうか。 しかし、日本での着物となると、やはり反日感情から抵抗があるのかもしれないが、唐の時代に影響を受けて今の着物の形になったことを好意的に捉える中国人も少なくないのも事実だ。 感じ方は人それぞれだが、それほど深く考えず、旅の記念として着物を着ても良いのではないだろうか。 (村山健二、SearChina = 3-20-18)


正直、日本の治安はとても良い! 中国人は日本の治安を不安視していない 中国

法務省の在留外国人統計によれば、日本で長期にわたって暮らす外国人の数は 2017 年 6 月末時点で 247 万 1,458 人となり、東日本大震災によって一時的に減少したものの、12 年末以降は増加傾向にある。 生まれ育った環境と異なる国で暮らすことは慣れないことや不便なこともあるだろうが、「不安」なこともあるのだろうか。 特に外国での生活において「治安」は最も懸念する点の 1 つだが、日本で暮らす外国人は日本の治安について不安に思っているのだろうか。

中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で暮らす中国人の視点で、日本の治安について考察する記事を掲載し、日本はアジアはおろか世界的に見ても刑事事件の少ない国だと指摘した。 記事は、日本人は自国について「非常に治安の良い、安全な国」だと胸を張ると紹介する一方、中国でも広く報じられるような猟奇殺人も時おり発生していると指摘。 また、中国人留学生が日本で中国人を殺害するという事件が発生した際、中国では「日本に行くまで好青年だったはずの中国人が日本で同胞を殺したのは、日本社会に問題があったから」という見方も浮上したと紹介。 こうした見方は果たして正しいのだろうか。

これに対し、法務省が発表した犯罪白書を引用し、16 年における日本の刑事事件の発生件数は 99 万 6,120 件で、統計を取り始めて以来、初めて 100 万件を下回ったと紹介したほか、この刑事事件の 7 割以上は窃盗だったと紹介。 16 年の殺人事件の発生件数は 895 件と、第 2 次世界大戦以降としては最少となったことを指摘し、それなのになぜ日本では猟奇殺人が多発しているイメージがあるのだろうかと疑問を投げかけた。

記事は、この疑問の答えとして「日本人は他人に迷惑をかけることすら嫌う国民性」であり、貧富の格差が小さいなど「多くの国民が平均的水準」にある国であるがゆえに、猟奇的な殺人事件が発生すると社会に大きなインパクトをもたらすうえに、日本では事件をいつまでも掘り下げて報じることが多いため、強く印象に残ってしまうのだと主張。 実際には統計のように殺人事件は少ない国であり、治安の良い国であるのは間違いないと指摘した。

記事には、日本在住と見られる中国人ネットユーザーから複数のコメントが寄せられており、「正直に言って、日本の治安はとても良い」、「日本はとても安全だ」という意見があった。 少なくとも日本在住の中国人は日本の治安を不安視していないと言って良さそうだ。 (村山健二、SearChina = 3-10-18)


中国のバラエティー番組、日本の … 若者が見た互いの魅力

日中の若者が見た互いの良いところは - -。 日本と中国の大学生らが 3 日、東京都内で開かれた日中教育文化交流シンポジウムで両国の魅力について語り合った。 日中共同の世論調査で、相手に「良くない印象」を持つ人は日本人の約 9 割、中国人の 7 割近く。 互いを行き来した経験がある若者たちが、将来の日中関係に果たす自分たちの役割などを討論した。

6 人の若者が登壇し、日本の若手教員ら約 80 人を前に話した。 昨年の「中国人の日本語作文コンクール(主催・日本僑報社、メディアパートナー・朝日新聞社)」で最優秀賞を得た河北工業大の宋●(= 女偏に干を並べて二つ)さん (22) は、「信号機の押しボタン」に感心した。 日本の街のどこにでもあり、東京五輪を控えて外国人にも使いやすいよう工夫が進んでおり、生活する人のことを考えて工夫を惜しまない日本らしさの象徴だと感じたという。

中華圏の娯楽文化を紹介する活動をしている鈴木由希さん (28) は「今、中国のバラエティー番組が面白い」と指摘。 「広い大陸で撮影することでなかなか目にできない風景が次々出てくるし、おちゃらけのレベルも高い。」 政治状況からか、レギュラーの出演者が突然編集で消えたこともあったといい、「そんなところから、政治を考えるきっかけにもなる」と話した。(平井良和、asahi = 3-3-18)

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最優秀賞に河北工業大の宋さん 中国人日本語作文コン

記事コピー (12-12-17)


日本が憎たらしくとも敬服せざるを得ない! それだけ東京マラソンはすごい = 中国メディア

2 月 25 日に東京マラソンが開催された。 近年は中国でも人びとの健康意識が高まっており、市民ランナーも増えていることから各地でマラソン大会が開催されているが、中国人ランナーたちにとって東京マラソンはぜひとも参加してみたい大会であると同時に、さまざまな点で「敬服させられる」大会なのだという。 香港メディアの鳳凰網はこのほど、過去の東京マラソンに参加した中国人ランナーの見解として、東京マラソンは「参加してこそ、その凄さを実感でき、参加してこそ中国のマラソン大会がいかに国際レベルからかけ離れているかがわかる」と論じる記事を掲載した。

記事は、東京マラソンは「ワールドマラソンメジャーズ」に数えられる世界的な大会であることを指摘しつつ、ワールドマラソンメジャーズに加入したのは 2013 年と、ワールドマラソンメジャーズのなかでもっとも「若い大会」であるにも関わらず、今や世界で高い評価を得ている大会の 1 つになったと指摘。 そして、高い評価を支えている存在の 1 つが運営面の質であるとし、現場のボランティアは非常によく訓練されているうえ、参加ランナーは荷物を預けて実際に走り出すまで、「混雑によるストレスを一切感じずに済む」と紹介したほか、3 万人以上のランナーがいるにもかかわらず、スタート地点は非常に静かで、「その静けさには恐怖感すら感じるほど」だと論じた。

また、これだけ多くのランナーが参加するとなると、給水やトイレが問題になりがちだが、東京マラソンでは給水所が数多く設置されているうえに紙コップが投げ捨てられたまま放置されることもなく、トイレも 1 キロメートルあたりに 2 - 3 カ所は設置されていて、走っている最中に頭をあげればトイレの標識がすぐ目に入るよう配慮されていると紹介。 しかも、コースからトイレに向かう道で迷うことのないよう、ボランティアがわかりやすく誘導してくれるのは感動的であるとした。

さらに記事は、沿道で応援してくれる人びと、ゴール地点に設置された足湯、トイレ内に完備されたトイレットペーパーなどの存在も指摘したうえで、東京マラソンは「粗さがしをしようとしても、批判できる点が見つからない」と伝え、「東京マラソンに参加すれば、歴史問題を理由にどれだけ日本が憎たらしくとも、尊敬の念が生じ、敬服せざるを得ない気持ちになるはずだ」と論じている。 (村山健二、SearChina = 2-27-18)


奈良公園の鹿はなぜ「中国人にばかり噛み付くのか」 = 中国メディア

奈良公園には多くの鹿(ニホンジカ)が生息している。 これらの鹿は春日大社の神使とされており、奈良公園側によれば、公園内および公園付近にいる鹿は野生動物であり、飼育されているわけではない。 奈良公園は関西の観光地の 1 つであり、中国人旅行客も数多く訪れているが、鹿に噛まれるといった被害を受ける外国人のうち、大半が中国人なのだという。 中国メディアの今日頭条はこのほど、なぜ奈良公園の鹿は中国人ばかり噛みつくのかと疑問を投げかけ、そこには明確な理由があるはずだと伝えている。

奈良公園には修学旅行生から一般の観光客まで、日本人も数多く訪れるほか、中国人以外の外国人旅行客だってもちろん多く訪れるわけだが、なぜ中国人ばかりが鹿に噛まれるのだろうか。 記事は、「日本国内では奈良公園の鹿に噛まれる被害がたびたび報じられている」と伝えたうえで、その被害者の大半が中国人だと紹介した。 続けて、中国人に限ったことではないが、鹿に噛まれる人の多くは鹿と写真を撮りたいがために、鹿をエサで誘導しつつも、なかなかエサをあげようとせず、それに鹿がイライラしてしまい、最終的に噛み付くという見方があることを紹介した。 確かに奈良公園の公式サイトには「エサはすぐに与えてください。 焦らすと怒ります。」と書かれている。

旅行で日本を訪れている以上、日本ならではの写真を撮りたいという気持ちは良くわかるが、良い写真を撮りたいがために鹿を焦らし、最終的に噛まれてしまっては元も子もないだろう。 記事は「中国人旅行客は海外では自らを厳しく律し、自分の身を自分で守ると同時に中国の名声に傷がつかないよう慎重に行動すべきだ」と伝えている。 (村山健二、SearChina = 2-24-18)


中国だけじゃない、日本でもこの「革命」が進行中 - 中国メディア

中国では習近平主席の指導のもとで公共施設のトイレ環境を整備する「トイレ革命」が進んでいるが、中国メディアの澎湃新聞は 12 日、「日本でもトイレ革命が進行中」と伝えた。 記事は、南華早報の 2 月 10 日の記事を引用。 「日本では 2020 年の東京五輪開催前に、全国の人気観光地の和式トイレを、温水洗浄機能付きのトイレに交換する目標だ」と伝えた。

観光庁の昨年の調査によると、全国の主な観光地にある約 4,000 の公衆トイレのうち、58% が洋式で 42% が和式だったという。 外国人の洋式トイレに対するニーズは高いため、17 年から観光庁が費用の 3 分の 1 を補助金で負担することで、地方政府が公衆トイレを洋式化するよう促すのだという。 河村隆之名古屋市長は、昨年 6 月に公園や地下鉄などの公衆トイレをすべて洋式化する計画を発表。 「世界で一番クールなトイレがある名古屋を目指していく」と表明した。 230 万人の人口を抱える名古屋市は、市内の約半分の公衆トイレが和式であるため、まずは名古屋城の和式トイレから変えていく計画だという。

「京都市ではすでにトイレ革命が完了しており、公衆トイレには英語や中国語で使用方法を記した図を貼っている」と記事は紹介。 京都市の公式サイトには「公衆トイレ MAP」もあり、障害者や外国人、子連れ向けのトイレがどこにあるのかが分かるようになっている。 記事は、「日本ではトイレの洋式化が進められているとはいえ、改装工事には高額な費用がかかる」と指摘。 「そのため、政府からの補助金があるとはいっても地方政府は経済難に陥っており、最終的にトイレ革命を成功させることができるかは未知数」と結んでいる。 (RecordChina = 2-19-18)


マレーシアの街と比べて強く感じた、日本の街の「恐ろしさ」 = 中国メディア

中国メディア・今日頭条は 13 日、「マレーシアの街と日本の街を見比べて、日本の街に怖さを感じた」とする記事を掲載した。 簡単に言ってしまえば、その「怖さ」とは「あまり人間味を感じない」ということのようだ。

記事はまず、マレーシアの街について紹介「マレーシアは気楽である。 クアラルンプールでは地下鉄やビルの前など至るところでセルカ棒を持って自撮りしている人たちを見かける。 まるでセルカ棒がマレーシア人によって発明されたかのようである。 そして、彼らは一家総出で外出することを好む。 多い時には十数人が一団となって自撮りするのだ。 彼らは天真爛漫な子どものようだ。 また、彼らの身なりも非常に個性的であり、みんな自分に自信を持っていて他人の目など全く意に介さず、こころの底から自分で自分を楽しんでいる、そんな印象を受けるのだ。」としている。

一方で日本については、「マレーシアとは全く異なる。 東京の街や観光スポットで自撮りをしている人はとても少ない。 家族や友だち、同僚の大集団が自撮りする姿などはなおのこと見られない。 そして、日本人たちはどこに行っても静かである。 自撮りするにしてもワーワーはしゃいだりしない。 他人に迷惑がかかるからだ。」と説明した。

また、日本人の身なりについてもマレーシアとは全く異なることを指摘。 「みんな同じような色で、カラフルで派手な服装は少ない。 そのため、街全体のカラーバリエーションが少なく、活発さや個性がないように見える。 大笑いしたり騒いだりする様子も少ない。 夜の渋谷や秋葉原ならどうかというと、やっぱり同じである。 何人かの若者がちょっと大騒ぎすれば、す人目につく。 日本では特に夜は静かで、何をするにもサイレントモードだ。 集団から発せられるべき音がないように感じ、むしろ怖さを覚える。」と伝えている。

そして、「日本は社会全体が団結し、人びとの自律性が高い国であり、絶対に他人に迷惑をかけるようなことをしないと言っていた人がいる。 日本の街はまさにその表れという感覚だ。 しかし、よくよく考えてみると、それはとても恐ろしいことだとは思わないか?」と結んだ。 (今関忠馬、SearChina = 2-14-18)


請け負いサイト通じ免許証偽造容疑 中国から発送、発覚

偽の運転免許証を注文できるインターネットサイトを利用して免許証を偽造したとして、愛知県警は 6 日、ともに県内在住の 30 代で会社員の男 2 人を有印公文書偽造の疑いで書類送検した。 捜査関係者への取材でわかった。 2 人は免許取り消し中で、任意の調べに対して容疑を認めているという。 捜査関係者によると、2 人はそれぞれ何者かと共謀して昨年 11 - 12 月、偽の運転免許証を 1 枚ずつ作った疑いがある。

2 人は 8 万円で偽造を請け負うサイトに、免許証に記載するための住所や写真をメールで送るなどしていた。 免許証は国際郵便で中国から日本へ送られ、税関の検査で相次いで発覚した。 県警は中国で偽造されたとみている。 外見は本物とよく似ているが、「番号」欄に書かれた 12 桁の数字は実在しないものだった。 このサイトでは作製期間を「1 週間以内」とうたい、「本物と 99.9% 一致」などと書いていた。 (asahi = 2-6-18)


中国騒然 河野太郎外相、中国外務省の「あの人」とあま〜い 2 ショット

現地メディアも「素敵な笑顔!」と好意的

河野太郎外相が 1 月 29 日、Twitter 上で中国外務省の華春瑩副報道局長とのツーショット写真を公開し、話題になっている。 河野外相は 27 - 28 日まで中国・北京を訪問。 李克強首相や王毅外相との会談に臨み、日中間の関係改善や北朝鮮情勢などで意見を交わした。 公開されたツーショット写真は、この日程のどこかで撮影されたものと思われる。

華氏といえば、記者会見ではいつも厳しい表情で中国政府の見解を伝えることで知られている。 ところが、今回公開された河野外相とのツーショットでは、普段の硬い表情とはうって変わって、チャーミングな笑顔だ。 尖閣諸島など東シナ海情勢をめぐり対立が続く中で、今後の日中間の「雪解け」を感じさせるような一枚だ。 河野外相は「With a famous Chinese lady! (中国の有名な女性と)」と、写真を紹介。 現地メディアは「日本の外相、華春瑩氏と微笑みの自撮りを公開」、「素敵な笑顔!」などと、好意的に報じている。

華氏をめぐっては、2017 年 12 月の記者会見で上野動物園のパンダ「香香(シャンシャン)」と日本の外務省の杉山 (ShanShan) 事務次官を勘違いした際、珍しく笑顔を見せたことで話題に。 この時は中国でも「笑顔が温かい」、「かわいい」など、好意的な意見があがった。 華氏は 29 日、記者会見で河野外相の訪中について言及した。 「人民網」によると、華氏は「現在中日関係は正念場にあり、積極的な進展があると同時に、少なからぬ妨害や阻害にも直面している」、「日本側が中国側と共に努力し、同じ方向に向かい、両国関係を早期に正常で健全な発展の道に戻す後押しをすることを希望する」と述べた。 (Huffpost = 1-31-18)


日本のスマホゲーム「旅かえる」、中国で異例の大ヒット

日本のスマートフォンアプリ「旅かえる」が中国で大ブームだ。 旅立ったカエルが帰るのをひたすら待つという、ゆるやかな流れのゲーム。 経済成長が続き、急激な都市化が進んできた中国の人々は、スマホの中のカエルに心の安らぎを求めているようだ。

「旅かえる」は日本企業ヒットポイントが開発。 中国では「旅行青蛙(リュイシンチンワー)」の名前で親しまれている。 中国語版がないにもかかわらず、米アップルのアプリ配信プラットフォームの中国版では、無料アプリの人気トップを走り続けている。 中国のネット上では有志がアプリの日本語表示を中国語に翻訳し、攻略法を配信している。 ソーシャルメディアでカエルが旅先から送ってきた写真を披露する人も多い。 有力紙・新京報は開発者へのインタビューを掲載。 中国共産党機関紙・人民日報系メディアもブームを報じた。

ゲームはシンプルだ。 庭先に生えたクローバーを収穫し、通貨としてお店でお弁当と道具を買いそろえ、カエルの旅支度をしてあげる。 カエルは普段、家の中で書き物をしたり、本を読んだり、食事をしたりしているが、支度を調えておくと、カエルは旅に出る。 その後は旅からカエルが帰ってくるのを待つ。 4 日間帰らないことも。 ただ、カエルは旅先から中国人観光客にも人気の名古屋城や奥入瀬渓流、天橋立などの日本国内の観光名所と、カエル自身が写った写真を送ってくれる。

いったん支度をしてあげれば、カエルは勝手に旅に出る。 スマホの通知で帰ってきたことを教えてもらえる。 スローテンポなゲームの仕組みが、残業や休日出勤が多い中国の若者でも楽しめるため受けているようだ。 ネット上では「自分も旅行に行きたいけどなかなか行けない」と、自由に旅するカエルをうらやむ声もある。

かわいらしいカエルは人々の母性本能をもくすぐっている。 ネット上の反応も「うちの子はまだ帰ってこない。 心配。」、「2 日たっても帰らない。 彼女ができたのかな。」と、カエルをまるで我が子のように心配する利用者も多い。 中国では子どもが都市に出て地方に取り残された高齢世帯「空巣老人(コンチャオラオレン)」が社会問題化している。 なかには「『帰ってきなさい』とうちの親が言う気持ちがわかるようになった」と、ゲームで親子の絆を認識した人もいるようだ。 (北京 = 福田直之、asahi = 1-30-18)


三井住友銀、中国企業の省エネ支援 業界団体と提携

【上海 = 張勇祥】 三井住友銀行は中国の省エネ関連企業の業界団体と提携する。 25 日に調印する。 三井住友ファイナンス & リースと共同で、環境負荷の低いボイラーなどの導入を支援する。 日本企業の技術、経験を中国側に紹介する足がかりにもしたい考え。 提携するのは「中国節能協会」下部の委員会で、中国民政省が管轄する。 会員企業は 1,100 社にのぼる。 メーカーのほか銀行、リース会社が名を連ねており、三井住友銀にとっても協力の余地が大きいと判断した。

中国では習近平(シー・ジンピン)指導部が大気汚染の解消へ政策を強めている。 工場への査察強化のほか発電所やボイラー燃料である石炭の利用を制限し、天然ガスへの転換を急いでいる。 大気汚染に改善の兆しがある一方、設備導入が遅れて工場の操業に影響するなど副作用も生じている。 資金調達に問題を抱える企業は多く、三井住友銀は中国企業に顧客網を広げる機会にもなるとみている。 (nikkei = 1-25-18)


昨年中国メディアに注目された日本企業トップ 10

最も熱い視線を浴びたのはこの会社だ! = 中国メディア

日中両国の経済的なつながりが深まっている現在、中国国内では日本企業に関するニュースを見ない日はないと言えるほど、日本企業に対する注目が高まっている。 中国メディア・環球網は 18 日、中国のシンクタンク・日本企業研究院が発表した「2017 年に中国メディアに注目された日本企業トップ 10」を紹介する記事を掲載した。 発表されたランキングでは、昨年日本企業の間で噴出した不祥事の数々を含むネガティブな要素ではなく、ポジティブな面で中国のメディアや世論の注目を浴びた企業が並んでいる。

10 位から 6 位は、日立、安川電機、LINE、トヨタ、資生堂の順となっている。 日立は、「早い段階で中国の一帯一路構想に反応していた企業で、昨年 6 月に安倍晋三首相が同構想に協力の意向を示したことで注目が高まった」という。 安川電機は、ロボットが中国の経済ニュースでホットな話題になったこと。 LINE は、中国のシェアサイクル事業者・モバイクとの提携発表。 トヨタは、2020 年までに 10 車種の電気自動車を発売すると宣言したこと。 資生堂は、EC 分野への参入で中国での業績が急拡大したことにより、それぞれ注目度が急上昇したとのことだ。

5 位は、中国での勢力拡大を進める日本のコンビニ大手の筆頭格としてセブンイレブンがランクイン。 4 位に入ったのは前田建設で、こちらは中国のネット上で大きな注目を集めた「日本の工事現場を見学して、管理体制や環境保護のすばらしさに震えた」という文章で、作者が実際に見学したのが前田建設だったというユニークな理由だ。 3 位はユニクロで、11 月 11 日のネットショッピング祭りにて 13 年から 5 年連続 EC サイト・天猫の成約金額ランキングトップ 10 入りした数少ないブランドの 1 つとして脚光を浴びた。 2 位は、アンドロイド搭載プロジェクター「Xperia Touch」を発売したソニーが入っている。

そして、栄えある第 1 位に輝いたのは、カルビーだ。 昨年 3 月 15 日の消費者権利デーの特番で、「フルグラ」が「放射能汚染食品を中国に輸出している」としてやり玉に挙げられる災難に見舞われる一方、後日それが誤った情報であることが発覚して「名誉回復」され、しかも、「誤爆」をチャンスに変えて昨年の中国での売り上げを大きく伸ばしたことで非常に大きな注目を集めたとのことである。

日本企業に対するネガディブな報道が目立ちがちだが、中国のメディアは一方で日本企業のポジティブな面にもしっかり注目している。 今年は、一体どんな日本企業が中国メディアから熱い視線を浴びることになるだろうか。 (今関忠馬、SearChina = 1-21-18)


中国の若者たちに性を教えた日本のポルノ女優

記事コピー (1-16-18)


中国、日本人紹介番組が人気 2 年間で 2 億回再生

【南京(中国江蘇省) 林哲平】 中国で暮らす日本人を紹介したインターネットのドキュメンタリー番組が、中国で再生回数 2 億回を超す人気ぶりだ。 60 代でカレー店を開いた男性、一人娘を育てるシングルマザー。 登場人物の多くは華々しいとは言えない経歴の一般人だが、中国社会に溶け込んで懸命に生きる姿が、若い世代の共感を呼んでいる。

昨年 12 月 30 日、南京市のレストランは 200 人を超す若者であふれかえった。 目当てはドキュメンタリー番組「私がここに住む理由」の監督で南京市在住の竹内亮さん (39) と番組に出演した日本人らだ。 放送 2 年を記念する初のファン感謝イベントで、1,000 人以上の応募の中から選ばれたファンが中国各地や米国、日本から駆けつけた。

2015 年 11 月に始まった番組はほぼ週 1 回のペースで放送を重ね、98 回を迎えた。 当初は在日中国人を紹介していたが、番外編として中国の日本人を取り上げた回がヒットし、中国の動画サイトなど 14 媒体での再生回数は計 2 億回を超える人気番組に成長。 中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」が選ぶ「影響力のある旅行動画ベスト 10」に入った。

番組は台本なし。 竹内さん自らがくだけた雰囲気でインタビューする。 NHK などで放送されたドキュメンタリーの監督経験を持つ竹内さんだが、「あえて適当に、取材らしくしない」ことにこだわった。 予定調和的な中国のテレビドキュメンタリーとは正反対の作品で若者の心をつかむ作戦が当たった。

北京市の北京語言大学の留学生、西田聡さん (24) は修業中の中国漫才「相声」を滑らかな中国語で披露し、中国メディアが競って取り上げる有名人に。 一人娘の凉沙さん (7) を育てる大連市在住の松尾梨恵さん (38) の姿には「どの国でも母の愛情は最高だ」などのコメントが画面いっぱいにあふれた。 番組のファンだという中国人大学院生 (25) は「普通の人の生活の温かさに国の違いはない。 中国にない番組のスタイル。」と魅力を語る。

「日本を知りたいという中国側の思いが強くなる一方で、日本側の反応は弱いままなのが気がかり」と竹内さん。 日本語字幕を付けた動画を日本のネットサイトで流し、生の「中国」を知ってもらうのが次の目標だ。 (mainichi = 1-11-18)


日本のコメを中国に 全農、アリババとネット通販

全国農業協同組合連合会(JA 全農)は中国インターネット通販最大手のアリババ集団と連携し、日本産のコメを中国で販売する。 アリババの電子商取引 (EC) のサイトを通じ、三重県と石川県のコシヒカリを贈答品などとして売る。 日本産は訪日観光客の増加で人気が高い。 コメの輸出拡大に弾みをつける。 中国でもコシヒカリは高級ブランドとして人気がある。 JA 全農を経由し三重・石川両県のコメをアリババが買い取る。 まず 4 トンを輸出し売れ行きに応じ追加する。

中国の EC サイトでは、個人で日本産のコメを販売する例があるという。 本当に日本産かどうかを心配する人が多いのが実情で、今回はアリババが買い取ることで信頼を積み上げ、ブランドイメージの向上につなげる。 価格は 2 キロの袋詰めで、日本円で 3,000 円程度に設定する。 高所得層を中心に贈答品などとしての需要を見込む。 流通のコストがかかるため、中国の一般家庭で消費されるコメより 8 倍以上高いが、ネット通販によって百貨店などで販売するものよりは安い。

中国は東京電力福島第 1 原子力発電所の事故を受け、新潟県や宮城県など 10 都県からのコメの輸入を停止。 このため JA 全農は産地として三重・石川両県を選んだ。 2016 年に日本から中国本土へ輸出したコメは 375 トンで、輸出数量全体の 4% 未満にとどまる。 JA 全農は 17 年に香港の EC 市場を通じコメ輸出を始めたが、中国本土で大手ネット通販企業と組むのは初めて。 中国の EC 市場は世界トップで、市場規模は米国の 2 倍以上ある。 中国でシェア 5 割を超えるアリババのネットワークをいかし、輸出拡大をねらう。

中国はコメ以外でも、日本産の野菜や果物などの輸入も厳しく制限している。 中国からの訪日客の増加に伴い日本の農産物の評価は高まっているものの、輸出のハードルは高い。 日中の政府間交渉の経過を見極めつつ、コメ以外の輸出促進も探る。 (nikkei = 1-11-18)


中国人が "日本の産婦人科" に殺到する理由

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中国、日本産解禁へ協議 10 都県の食品輸入

日中両政府は、中国が 2011 年 3 月の東京電力福島第一原発事故以降続けている宮城や福島など 10 都県の日本産食品に対する輸入禁止措置について、撤廃や緩和に向けて本格的に協議する方向で調整に入った。 中国側が作業部会の設置を提案した。 日中関係筋が 31 日、明らかにした。 これまで日本側が規制緩和を求めても「動きがなかった(日本政府関係者)」が、原発事故から 7 年近くがたち、中国側から対応を見直す兆候を見せた格好だ。

日中平和友好条約締結 40 周年を迎え、関係改善を後押しする思惑が双方にあるとみられる。 安倍晋三首相は習近平国家主席と年内の相互訪問を狙っており、首脳会談のテーマとなる可能性もある。 関係筋によると、自民党の二階俊博幹事長は 17 年 12 月 29 日、訪問先の北京で食品の安全管理を担う国家品質監督検査検疫総局の支樹平局長と会談した。 二階氏が求めた輸入禁止措置の緩和に関し、支氏が「日中関係が改善状況にある中で、政治情勢を見極めながら考えたい」と語り、作業部会設置を提案した。

作業部会の具体的な設置時期は決まっていないが、日本側は提案を受け入れる方針だ。 会談には元農相の西川公也内閣官房参与も同席した。 中国が輸入規制の見直しに動けば、他のアジア諸国にも波及するとの期待感が日本側にある。 別の日本側関係者は取材に「これまでとは対応が異なる。 今後は協議が進むのではないか。」と指摘した。 二階氏は 5 月に訪中した際も支氏と会談していた。

農林水産省によると、12 月時点で中国や韓国、香港など 9 カ国・地域が食品輸入を全てまたは一部停止する。 中国は 10 都県以外についても放射性物質検査証明書や産地証明書の添付を義務付けるなど厳しい規制で知られる。 (東京新聞 = 1-1-18)


中国でもっとも長いメインストリートは「日本人が作った道路」が基盤だった = 中国報道

中国吉林省長春市には「人民大街」と呼ばれる通りがある。 長春市の中心を南北に貫く人民大街は全長 13.7 キロメートルに達し、「中国でもっとも長いメインストリート」としても知られている。 中国メディアの今日頭条はこのほど、長春市の「人民大街」はもともと日本人が作った 900 メートルほどの通りが起点となっていることを伝え、「中国でもっとも長いメインストリートは日本人が作った道路が『基盤』となって生まれたものだった」と伝えている。

長春はかつて満州国の首都「新京」とされていた時期があり、記事は「人民大街」は新京時代に作られた道路が起点となっていることを紹介。 当時、約 900 メートルほどしかなかった人民大街は長春の発展とともに延伸を続け、今では中国でもっとも長いメインストリートになったと紹介した。 続けて、日本人が建設した当時の人民大街は、中国式の「長春大街」という名称だったが、それから日本式の「中央通り」という名称に改められ、国民党政権下の 1946 年には「中正大街」と改められたと紹介。

さらに 1949 年には当時のソ連との友好を示すために「斯大林大街(スターリン通り)」となり、1996 年に現在の人民大街となったと紹介し、「延伸と発展を続けるなかで、人民大街は何度も名前を変えてきた通り」であることを伝える一方、その発展の礎となったのは「日本人が作った 900 メートルほどの通りであった」と紹介した。 記事が紹介しているのは長春市の「中央通り」だけだが、中国では「旧満州時代の長春市は北京や上海を凌ぐ発展を遂げた都市だった」と伝える声もあり、実際に長春市には旧満州時代の旧跡がたくさん残されている。 (村山健二、SearChina = 12-29-17)


日中「死刑観」の違いを浮き彫りにした「中国人留学生殺害事件」の判決

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