中国製造業は日本を全面的に上回った … のか? 実際には大きな差 = 中国報道 アジア開発銀行は 2015 年末、ハイテク製品の輸出シェアで中国は日本を大きく上回ったとする報告書をまとめた。 同報告書を受け、中国国内では中国の製造業はハイテク分野も含めて日本を「全面的に上回った」という論調が見られた。 だが、中国メディアの中華網はこのほど、「中国の製造業は日本を全面的に上回った」という論調に疑問を投げかけ、中国のハイテク製品の輸出シェアが上昇したのは中国国内に部品メーカーが集積しているためという見方があることを指摘し、実際には日中製造業にはまだまだ大きな差があることを指摘した。 続けて、日中製造業の大きな差の一例として、企業の寿命を取り上げ、中国の中小企業の平均寿命はわずか 2.5 年にすぎず、大企業でも 7 - 8 年程度と紹介。 これだけ中国企業の寿命が短いのは確固たる競争力のない企業が多いためであるとしたほか、中国の企業はあくまでも金儲けが目的であり、企業の規模が一定以上となると多角化を行って不動産や金融など儲かる業種に手を出す企業は多いと指摘した。 一方、日本の製造業は製品にこだわりを持ち、社会貢献などを目的に事業を展開しており、「製品の質が劣ることは恥である」とすら認識していると主張。 速度や効率、即効性のある事業ばかりを行いたがる中国の企業に比べ、日本の製造業はまじめで厳格に技術開発に取り組み、執着心をもって製品づくりを行っていると指摘し、こうした製品づくりに取り組む態度に大きな差がある以上、日中製造業にはまだまだ大きな差があることを意味するものだと論じた。 中国の一部メーカーが近年、著しい成長を遂げているのは事実だが、製造業全体としてみれば、やはり記事が指摘しているとおり、製品づくりに取り組む態度などで大きな差があることは否めない。 中国のハイテク製品の輸出量が増えたと言っても、それは中国企業ではなく、外資メーカーが生産した製品であり、中国が本当の意味で製造強国になるにはモノづくりに対する取り組み方を変える必要があると言えよう。 (SearChina = 9-11-16) 「やっぱり日本製がいい」 = エレベーターに閉じ込められた男女が墜落死、ネットに不安の声広がる - 中国 9 月 6 日、中国網によると、中国遼寧省瀋陽市で 5 日、マンションのエレベーターに 7 人が閉じ込められ、救出作業中に未成年の男女が墜落死するという痛ましい事故が起きた。 事故があったのは皇姑区の海麗徳大厦で、朝 4 時ごろ 6 階と 7 階の間で突然停止したエレベーターに 7 人は閉じ込められた。 救援隊が現場に駆け付けたものの、隙間から脱出を試みた 2 人が下に落ち、1 人はその場で死亡、もう 1 人は搬送先の病院で死亡が確認された。 事件発生後、ネット上には「以前から頻繁に故障していた」、「自分も閉じ込められたことがある」などの書き込みが寄せられ、この建物に職場のある人も「修理は頻繁に行われていた。 同僚が同じトラブルに巻き込まれたこともあり、この時は修理員がドアをこじ開けて助けた。」とコメント。 また、ある記者がエレベーターに表示されていた 24 時間受付の修理依頼電話に電話をかけてみたところ、「自分は 2 年前に離職した。 エレベーターの番号表示は当時のままになっている」と返されたとの報道もある。 中国ではエレベーターで人が死傷するという事故がたびたび起きている。 また、同市の品質管理当局に今年上半期に寄せられたクレームは 71 件に上り、このうちの 4 割近くをエレベーター・エスカレーターが占めた。 その主な内容は、「安全マークの有効期限切れ」、「緊急時の連絡装置が壊れている」、「中に人が閉じ込められた」など。 今回の事故に関し、ネット上には「毎年、市民が命を落としているのに、これが原因でエレベーター会社が倒産したという話を聞いたことがない」、「やっぱり日本のエレベーターがいい、非愛国者というわけではないが、日本の製品は品質が確かだ」、「自分はドイツブランドを支持」、「いや、低層階に住むのが一番安心」などの書き込みが見られた。 (RecordChina = 9-6-16) 前 報 (5-11-16) 甘粛省の荒れた山に、12 年かけて植樹し続けた日本人 感動し、敬意を抱いた = 中国メディア 日本と中国両政府の政治的な対立がクローズアップされ、両国民間の感情悪化や交流への影響が再び懸念される。 しかし、政府的な関係冷却化の中でも民間交流も取り組みは着実に進んでいるのだ。 中国メディア・中国新聞網は 29 日、「日本人が 12 年かけて甘粛省の荒れた山に造林を行った」とする記事を掲載した。 記事は、甘粛省蘭州市で 2004 年から 12 年間行われてきた「日中緑化プロジェクト」が 29 日に完了したことを紹介。 同プロジェクトが秋田県の林業関係者らが 500 万元(約 7,660 万円)あまりを投じ、同市七里河区にある荒れた山林 4,360.5 ムー(約 2,908 ヘクタール)に 73 万株の苗木を植える造林作業を行ったものであると伝えた。 秋田県は中国の改革開放初期にあたる 1982 年に甘粛省と友好都市関係を結んでいる。 記事は、双方が 35 年に及び文化、教育、環境保護、医療、人材育成などの様々な分野で広く協力を行ってきたと説明している。 そして、プロジェクトに参加したあきた白神の森倶楽部・大高一成理事長が「04 年に初めて蘭州に来た時、荒れた山だらけだった。 どうして造林や緑化ができないのか、と思った.。」と当時を振り返って語ったこと、今後さらに同省天水市の植樹活動を進めることを明かしたことを紹介した。 さらに、中国側の反応として甘粛省人民対外友好協会の劉暁林副会長のコメントを紹介。 生態環境が脆弱な当地において「日本の友人が苦労を恐れず、報いを求めず、甘粛省で緑化プロジェクトを進めたことは、人びとを敬服させ、感動させた」とし、植えられた苗木が「必ずや両国の代々にわたる友好の象徴になると信じている」と語ったことを伝えた。 15 年ほど前、中国の郊外にある山間地域で、あらわになった山肌が鮮やかな緑色に塗られているのを見て、「これが中国なのか」と大きな衝撃と違和感を覚えた。 ネット上を探してみると、いまだにこの浅はかな行為を働き、見栄えだけを良くしようとする輩がいるようだ。 荒れた山に樹木を植えて育てるという事業が成果を出すには、10 年、100 年という長い期間が必要になる。 植えて終わりではなく、様子を見たり適切な措置を取ることも必要だろう。 このような事業が今の中国社会に教えることは、決して少なくないはずだ。 (SearChina = 8-31-16) 中国人の一方通行的な「日本ラブ」はなぜなのか - 中国メディア 8 月 27 日、中国メディア・創業理想使者は、「中国人はなぜ、かくも一方通行的な『日本ラブ』を貫き続けているのか」とする分析記事を掲載した。 訪日中国人観光客は、2015 年は 449 万人に上った。 日本滞在中の平均消費額は 28 万 3,800 円で、外国人観光客全体の滞在中平均消費額よりも 10 万円も高い。 7 月の訪日中国人観光客は 73 万 1,400 人に上り、その 41% がリピーターで、さまざまな商品を買って帰っている。 日本を訪れる中国人の多くは中産階級に属し、中国の中心的な消費者で、各国の情報を集めて最適な消費を考える層だ。 一方、中国の企業はそうした変化を続ける消費者の需要に応じられておらず、特に化粧品や日用品、医薬品などの分野でその傾向が強い。 つまり、中国国内では需要を満たすことができないため、おのずと海外での消費を視野に入れることになるのだ。 日本と中国の間には、偽造通貨やサービス品質、衛生面など、さまざまな面でまだまだ格差が残っているが、中国人は自らを絶えず高め、細やかさに気を配れるように気をつけていくことで自信が持てるようになり、外国人観光客にもより多く訪れてもらえるようになるはずだと、記事は伝えている。 (RecordChina = 8-30-16)
サバ漁船の増加抑制へ 北太平洋漁業委、中国船急増受け 北太平洋の漁業資源の保護について議論してきた北太平洋漁業委員会 (NPFC) が 26 日、閉会した。 中国のサバ漁船が急増していることを受け、日本が主導して、日中のサバ漁船数を現状より増やさない案を示し、採択された。 昨年の第 1 回会合ではサンマの漁船数を制限しており、規制対象を拡大させた。 日本、中国、韓国、台湾など 6 カ国・地域と、米国などがオブザーバーとして参加し、都内で開催されていた。 現在海域内でサバ漁を行っているのは日本と中国のみ。 中国のサバ漁船は昨年、前年比 4 倍の 80 隻に、漁獲量は 5.4 倍の約 13 万 4 千トンに急増。 三陸沖や道東沖でも目撃されている。 太平洋のマサバの資源量は 1970 年代の 300 万トン以上から 2001 年には 15 万トンまで落ち込んだが、その後の規制で 14 年には 147 万トンにまで回復したとみられる。 中国漁船の急増は資源回復に悪影響が出かねないとして、日本が規制を求め、中国は反発していた。 違法漁船をリスト化することも決めた。 水産資源の規制は他の魚種にも広がっている。 29 日からは福岡市で中西部太平洋まぐろ類委員会 (WCPFC) 北小委員会が開かれ、資源量が歴史的最低水準にある太平洋クロマグロの管理について議論する。 (野口陽、asahi = 8-26-16) 安倍首相がマリオになって閉会式にワープ! = 中国ネット「最高の演出!」、「どうせなら愛ちゃんが …」 8 月 22 日、リオデジャネイロ五輪の閉会式に人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮した安倍晋三首相が登場し、4 年後の東京五輪をアピールした。 この演出に中国のネットユーザーが反応を示している。 現地時間 21 日夜に行われた閉会式では、和服姿の小池百合子都知事に五輪旗が手渡された。 安倍首相が登場したのは東京五輪を紹介する場面。 PR 映像の中でマリオに変身した首相はドラえもんの道具でリオへと穴を掘り、日本から土管を使ってあっという間に「ワープ」。 閉会式会場に用意された特大の土管から現れたマリオが衣装を取ると、スーツ姿の安倍首相が現れるという仕掛けだった。 このシーンは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも紹介されており、中国のネットユーザーからは「あぜんとしちゃった」、「あれ? 安倍さん …、下水道管から出てきたぞ」、「この演出は最高! すごいアイデアだ」、「マリオは世界的な人気だからね。 漫画やアニメが発展している日本だから東京五輪の開幕式はもっと期待できそう。」、「ああ … 大好きなマリオが …」、「安倍首相じゃなくて(福原)愛ちゃんなら良かったのに」、「日本人のエンタメ精神は面白すぎる!」、「東京に期待!」など数多くのコメントが寄せられている。 (RecordChina = 8-22-16) ◇ ◇ ◇ 閉会式の "安倍マリオ" に韓国ネットは冷たい視線「一国の首相が娯楽ショー?」、「韓国は東京五輪をボイコットすべき」 8 月 22 日、ブラジル・リオデジャネイロ五輪の閉会式で安倍晋三首相がゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の主人公マリオに扮し登場したと、エクスポーツニュースなど複数の韓国メディアが報じた。 22 日(日本時間)、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われた五輪閉会式終盤、東京都の小池百合子知事に五輪旗が引き継がれた後、4 年後の東京五輪を PR する約 8 分間のパフォーマンスが行われた。 VTR には競泳の北島康介氏のほかアニメ「キャプテン翼」や「ドラえもん」が登場し日本の魅力を紹介したが、最も注目を集め会場を沸かせたのは、マリオのコスプレで登場した安倍首相。 韓国メディアもこれに大注目、「安倍首相、スーパーマリオになってサプライズ登場」、「下水管の中のスーパーマリオは安倍首相?」などの見出しで一斉に報じた。 韓国のネットユーザーもこれに反応しさまざまなコメントを寄せたが、好意的な声は少数。 「こうやって戦犯国のイメージを洗い落としている」との声が最多の共感を得たほか、次のようなコメントが寄せられた。 「本当に衝撃的!」 「軽過ぎ。 一国の首相ともあろう人が娯楽ショーかよ。」 「東京五輪の開会式では、選手入場の音楽が全部アニメソングになりそう。」 「この人が何をしても怒りしか湧かない。」 日本から中国への直接投資 減少傾向続く 日本から中国へのことし 1 月から先月までの直接投資は、去年の同じ時期に比べて 10% 余り減少していて、人件費の高騰などを背景に日本企業による中国への投資の落ち込みに歯止めがかからない状況が続いています。 中国商務省によりますと、ことし 1 月から先月までに日本の企業が中国に工場を作るなどの直接投資をした額は 19 億 1,000 万ドル(日本円で 1,920 億円余り)で、去年の同じ時期に比べて 10.9% 減少しました。 これは、人件費の高騰などによって経営コストが上昇し、中国で投資をしても利益が出にくくなっていることや、中国経済の減速懸念が根強いことなどによるものです。 日本から中国への直接投資は 2012 年をピークに去年まで 3 年連続で減少してピーク時の半分以下にまで落ち込んでいましたが、ことしも今のところ、企業の間では全般に中国への投資に慎重な姿勢が続いていて、依然、歯止めがかからない状況となっています。 日系企業の団体の関係者は「中国で製造して日本や第三国への輸出を目指す企業の投資意欲が特に弱まっている。 一方で、食品や自動車関連といった一部の業種やサービス業では中国の市場拡大を見据えた投資の動きも出ている。 件数自体は下げ止まりの兆しもあり、今後の動向を注目している。」と話しています。 (NHK = 8-17-16) 中国人が訪日すると「受けた教育と現実の日本には乖離がある」ことに気づく 日本を訪れる中国人旅行客が増えている。 中国では今なお歴史問題で日本を恨む人が数多く存在するが、中国人旅行客が自らの目で現在の日本を見ることは、中国国内におけるステレオタイプの日本観からの脱却にもつながるだろう。 事実、訪日した中国人のなかには「想像と違って日本人は友好的だった」などと感想を語る人もいる。 中国国内では反日ドラマなどの影響もあり、「日本人は野蛮で中国人を嫌っている」と勘違いしている人も多いということだ。 一方、中国メディアの網易はこのほど、中国社会科学院の関係者の話として「現代の日本人は 70 年前の日本鬼子ではない」と主張する記事を掲載した。 記事は、一般の中国人がいかにして日本という「重要な隣国」を正しく認識すべきかという課題に対し、中国社会科学院の関係者が「もっとも直接的な方法は自らの目で見ること」であると述べたことを紹介。 日本では多くの中国人が訪日していることに対し、「懸念」と「歓喜」の双方があり、どちらかと言えば「歓喜」のほうが多いとしつつ、「日本から帰国した中国人の対日観は肯定的なものへと変化する」と指摘した。 一方、中国国内における教育と、中国人が自らの目で見た日本の姿は「必ずしも合致しない」としたうえで、むしろ中国の教育内容と「対立」が生じ、自国の教育に対して中国人が疑問を抱く可能性があることは中国にとっては懸念であると指摘した。 続けて、一部の中国人は 70 年前の日本人と現在の日本人を「同一視」していると指摘する一方、「現代の日本人は 70 年前の日本鬼子ではない」と主張、中国人が日本を自らの目で見て、理性的に分析することが必要だと指摘した。 日本鬼子とは中国における日本人に対する蔑称だ。 中国語の「鬼」は本来、「幽霊」、「亡霊」、「亡者」の意味であり、外国人を蔑んで、「鬼子」などと言う場合がある。 中国の最高学術機構である中国社会科学院の関係者が現在の日本人は日本鬼子ではないと発言していることは、中国における対日観が変化し始めているのではないかと感じさせる。 (SearChina = 8-15-16) 中国人が語る「私が日系車の支持者になった理由はコレだ」 = 中国 中国では日本をあからさまに支持することや評価をすることは、時によっては「売国奴」であると批判されるリスクがつきまとう行為だと言える。 こうした風潮が存在するなかで、日本製品や日系車のファンであることを公言するのは勇気の必要なことだ。 中国メディアの易車はこのほど、ある中国人の見解として「日系車の支持者になった理由」を紹介する記事を掲載し、「自動車を理解する立場」の中国人として日系車の魅力を紹介している。 記事はまず、「日系車のファンになるうえでは、自動車について深い理解が必要であるうえ、それを公言するには勇気が必要なことだ」と指摘する一方、中国の大手自動車メーカーは日本の自動車メーカーと合弁会社を設立していることを指摘したうえで、「これは日本に学ぶことを選んだ証拠」であると論じた。 さらに、日本の自動車メーカーは「常に人を第一に考えている」と指摘し、「人」、「技術」、「環境」という三位一体による自動車づくりを行っていると称賛。 市場ニーズを探るうえでも、ユーザー体験を第一に考えていると指摘したうえで、虚無な価値で消費者の財布からカネを掠め取ろうとしないのが日本の自動車メーカーであると指摘した。 中国では日系車の安全性について「鋼板が薄く、安全性に劣る」という根拠のないデマが存在することについて、記事は「自動車を理解している人ならば、事故発生時に車内の乗員の命を守るのは鋼板の厚さではなく、自動車の構造であることを知っているはず」だとし、いかに衝突時のエネルギーを車体が吸収できるかが大事だと紹介。 日本メーカーの車の衝突安全性能が高いことは各種テストで証明されており、こうした点も「常に人を第一に考えている」ことの証であることを紹介した。 (SearChina = 8-9-16) ◇ ◇ ◇ 日本車を買うな! 先祖に顔向けできるのか! = 自動車販売店で叫んだ中国女性に中国ネットが鋭いツッコミ 8 月 8 日、中国ではたびたび愛国を訴える人が、中国と外交的な問題を抱える国の製品をボイコットするよう呼び掛ける騒動が起きるが、このほど話題になっている動画では、中年女性が自動車販売店で日本車のボイコットを叫んでいた。 女性は南京大虐殺などに言及し、「日本車を買うな!」と店のソファに立ち叫んでいた。 店の従業員に対して、「こんな(日本車を売るような)会社にいて、先祖に顔向けできるのか? 日本の犬になり下がるな!」と声をからし叫んでいた。 騒動に関する詳細な報道はないが、女性と従業員のやり取りから、女性が購入した日本車にトラブルがあり、それに不満を持った女性が店で騒ぎを起こしたと思われる。 女性の行為に対し中国のネットではその愛国心を支持する声も数多くあったが、「彼女は本当に純粋な愛国心から日本製品ボイコットを叫んだわけではない」と批判的な意見が寄せられたほか、「自分が買った日本車に問題があったから国民の感情をあおるような行為をしているに過ぎない。 日本車を売っている従業員を『先祖に顔向けできない』と批判していたが、その日本車を買った自分は先祖に顔向けできるのか?」と鋭いツッコミも見られた。 (RecordChina = 8-9-16) 中国版 SNS で日本の魅力発信 日本大使館で授賞式 在中国日本大使館は 30 日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で日本の魅力を写真と文章で投稿してもらう第 3 回「微博コンテスト」の授賞式を、同館内で開いた。 日本を旅した中国人らから約 2 千件の投稿が寄せられ、専用ページの閲覧数は約 4,300 万回。 日本のイメージアップを図る強力なイベントに成長している。 コンテストは今年 4 月から 5 月にかけて、「享受日本(日本を楽しむ)」をテーマに投稿を募集。 今回から、ネット上でさまざまな日本関連情報を発信している中国の新メディアとも連携して広報活動を展開した。 「青」をテーマに沖縄の海や空の写真を集めた投稿や、銅像やオブジェを集めた投稿など、旅行者がおもしろいと思った日本各地の風景が寄せられた。 会社員の孫暁楠さん (34) は、4 月初めの花見の時期に初めて妻と東京を訪れ、いろいろな角度から東京タワーを写した投稿で一等賞に選ばれた。 「受賞できると思っていなかったので感激した。 日本はとても清潔で安全だった。」と話した。 一等賞の 4 人には日本行きの航空券や日本製カメラが贈られたほか、同館が発信する微博の「アドバイザー」に任命された。 表彰状を手渡した横井裕大使は「一人でも多くの中国の方が日本を訪れ、日本を楽しみ、日本を理解していただくことは、日本と中国のよりよい未来のために何よりも重要」と話した。 (北京 = 西村大輔、asahi = 7-31-16) 中国人はいつまで日本を恨み続けるのか! ともに前進することこそ正しい道 = 中国 中国で反日感情を持つ人が一部存在するのは事実だ。 だが、中国メディアの東方頭条はこのほど、中国人は日本に対する歴史的な恨みを抱き続けるべきだろうかと疑問を投げかける記事を掲載した。 記事はまず冒頭の問いかけに対し、「中国人は日本に対する恨みを抱き続けるべきではない」と主張したうえで、日本と中国はともに前進することこそ正しい道であると主張。 恨みしか見えない目では進歩を遂げることはできないとしたうえで、「中国人は日本に対する恨みを抱き続けるべきではない」と主張する理由を挙げた。 1 つ目の理由として、日本の科学技術力、経済力、防衛力のいずれも世界トップの水準にあることを挙げ、「中国にない技術が日本にはあること」を挙げた。 日本と中国が協力しあうことによって得られる利益は、双方が敵対することによって得られる利益を大きく上回るのは明白であるとした。 2 つ目の理由は、すでに日中経済の結びつきが強まっていることを挙げ、中国人も日本人も互いの国の製品なしでは生活できないと主張。 また 3 つ目の理由として、中国で日本文化が広く受け入れられ、特にアニメや漫画、日本食といった文化が中国で広まる一方で、日本も中国文化の影響を受けてきた国であると指摘。 日中はともに学びあい、ともに前進すべきであると論じている。 記事の主張はあくまでも一部の中国人の意見であって、中国人全体を代表する意見ではない。 だが、親日的な姿勢を見せるだけで売国奴扱いされかねない中国において、このような言論が存在することは喜ばしいことだ。 近年は日本を知ろうとする「知日」という動きが中国で見られるが、日本に対する考え方が中国で変化しつつあることを示しているのかも知れない。 (SearChina = 7-29-16) 中国、「等身大の日本」に関心 訪日客増え、社会を目の当たり かつて反日デモの嵐が吹き荒れた中国で、「等身大の日本」に対する関心が高まっている。 観光で現実の日本社会に触れた体験が、文化への興味にもつながっているようだ。 北京と上海で取材した。 ■ 映画・専門誌・絵本 … 「心身に癒やし」 先月開催の第 19 回上海国際映画祭で、阪本順治監督の「団地」に主演した藤山直美が最優秀女優賞を受賞した。 庶民が暮らす団地を舞台に、大阪弁の軽妙なやりとりで話が展開するコメディータッチの SF 作品。 公式上映では役者の動作や字幕のセリフに笑いが絶えなかった。 阪本監督は「団地という舞台設定は中国の人々にとっても身近で、入りやすかったのかもしれない。 漢字文化同士でダジャレも理解されやすいのか、ドカンと笑いがきていた。」と話す。 映画祭の関連イベント「日本映画週間」は、オープニング作品として竹野内豊、江口洋介共演の「人生の約束」を上映した。 富山を舞台に人と人のつながりの大切さを描いた作品。 観客からは「友人や家族、地域に対する日本人の思いが伝わった」という声が多く聞かれた。 中国で日本映画の代名詞と言えば、高倉健の出演作や、小津安二郎、黒澤明など巨匠監督の作品だった。 しかし間口が広がり、身近なテーマも受け入れられ始めている。 昨年の日本映画週間で上映された「ビリギャル」は、今春一般公開されると 3,700 万元(約 6 億円)の興行収入を記録した。 日本の実写映画としては「ノルウェイの森」以来 5 年ぶりの一般公開。 有村架純が演じる女子高生が、どん底の成績から慶応大学に現役合格しようと努力する姿に共感が集まった。 作品に投資、中国公開を実現した北京鳳儀文化伝媒の鄭力斉(チョンリーチー)総裁は「中国人も日本人も感情は共通。 親子の絆、努力すれば報われるというメッセージに多くの観客が泣いた。 高考(大学入試)という共通体験もあり、感情移入しやすかったのも成功の要因。」と語る。 同社は今後、制作段階から関わり、さらなる日本映画の公開を目指すという。 日中の映画交流に詳しい東京大学学術研究員の劉文兵さんは「市場原理で劇場を満員にする動員力が求められる中、中国映画は視覚的な驚きを求めるファンタジー大作ばかりになった。 一方、日本映画は低予算の限界の中で人間関係をしっかり描いた手堅い作品が多い。 映画本来の魅力が支持されている。」と話す。 日本への関心の高まりは映画だけにとどまらない。 2011 年には日本文化の専門誌「知日」が創刊。 日本の漫画やデザインなどを特集し、5 万 - 10 万部の売れ行きを保つ。 かつて日本でベストセラーになった『ジャパン・アズ・ナンバーワン』も今春、中国で再出版(『日本第一』)、書店で平積みされ話題を呼んでいる。 講談社(北京)文化有限公司では 14 年、複数の日本人学者が書いた中国史の 10 冊シリーズが計 70 万部売れたほか、佐野洋子の『100 万回生きたねこ』が間もなく 100 万部に達するなど、絵本も好調だという。 中国で長年、出版ビジネスに関わってきた劉岳(リウユエ)社長は「『中国の日本ファンは 1 万人。 日本に関する本はどんな本でも 8 千部売れるが、それ以上は売れない。』と言われてきた。 今は、コアな層から一般層にファンが拡大している。」と話す。 なぜ日本文化に関心を持つ人が増えたのか。 劉社長は「反日デモ以降、国と国との関係が良くないことで逆に関心が高まった」とみる。 観光で日本社会に触れる機会も拡大。 「高度経済成長が 30 年続き、中国人も心と体が疲れている。 でも今の中国社会は、それを癒やすものを提供できない。 そこを日本の本や映画、安心・安全を提供する日本社会がカバーしたのでは。」と分析する。 (竹端直樹、asahi = 7-26-16) 台湾、過半数が一番好きな国は日本、日本人から「台湾は兄弟」、「ありがとう」の声 - 台湾メディア 7 月 24 日、台湾の中央通訊社によると、日本の財団法人・交流協会が発表した世論調査で、「一番好きな国は日本」と回答した台湾人が 56% に上ったことが分かった。 発表された「第 5 回台湾における対日世論調査(2015 年度)」によると、調査は今年 1 - 2 月に行われ、「台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」という問いに、56% が日本を挙げた。 2 位以下の中国 (6%) や米国 (5%) を大きく引き離し、過去最高の割合で「日本が好き」という結果になった。 海外旅行先としても、42% が「行きたい国」に日本を挙げ、2 位の欧州 (23%) を引き離した。 また、「今後台湾が最も親しくすべき国(地域)はどこですか」の問いでも、日本を挙げた人は 39% で最多。 2 位は中国 (22%)。 3 位は米国 (14%)。 こうした結果を伝えた日本のニュースのコメント欄には、日本のネットユーザーから「そんな台湾の兄弟が私も大好き」、「これからもどうぞよろしく」、「今年も(台湾に)行くよー」、「私も台湾は大好き」、「ありがとう台湾」など、台湾に好意的なコメントが多数寄せられている。 (RecordChina = 7-25-16) 〈編者注〉 日中関係とは対照的です。 唯、中国も現在のような体制ではなかったら、もっと好意的な結果が出るのではないかと思えてなりません。 「ポケモン GO」で中国人が靖国神社を "占拠"、ネットで話題に - 日本 7 月 22 日、ポケモン GO の日本サービスが開始初日、靖国神社が中国人ネットユーザーに "占領" されたことが、中国のネットで話題になっている。 22 日、スマートフォンゲーム「ポケモン GO」が日本でリリースされた。 他国同様、日本でも社会現象というにふさわしい盛り上がりを見せ、街はスマートフォンを片手にポケモンを探す人々でにぎわった。 そうした中、中国のネットで話題になったのが「靖国神社占領」だ。 靖国神社はポケモン同士が戦うことができる「ポケモンジム」に指定されているが、その王者として君臨しているのが「中国万歳」さん。 サービス開始初日にもかかわらず 24 レベルと高レベルに達しており、米国でのサービス開始から鍛え上げたポケモンを日本に持ってきたのではとうわさされている。 この "事件" は中国ネットユーザーの間で話題となり、「あー、中国人っぽいわー」、「そこまでやる? やっぱり中国人やな」、「まあいいんじゃないの。 中国人だし。」、「仕方ないな。 中国人だからな。」などと称賛ともあきらめともつかないコメントを集めている。 (RecordChina = 7-23-16) 「やっぱり日本はいい」上海ディズニーの "惨状" を米国籍の華人男性がリポート
7 月 20 日、鳳凰網は上海ディズニーランドを訪れた米国籍の華人が中国人を見下す動画を掲載していると伝えた。 動画では、上海ディズニーランドの園内で米国籍の華人とされる若い男性が、カメラに向かって語りかけている。 「ここは日本ではありません。 日本は私が見た中で最も礼儀正しい国であることは間違いありません。」と語り、アトラクションに並ぶ列が隙間なく埋まっていることに「パーソナルスペースはほぼゼロです」と漏らしたり、ショーを見ている際に傘を差している女性が数人いることについて、「雨が降っているわけでも、日差しが強いわけでもないのに、どうして傘を差して後ろの人の視線を遮るのでしょう」と苦言を呈したりしている。 ほかにも、放置されたごみの山に「このごみを見てください」とコメントし、園内のコンセントで携帯電話を充電しようとする人がいたり、涼むために日陰になっている建物の壁に沿って延々と地べたに座り込む人が続いていたり、持ち込みが禁止されている自撮り棒を持っていたり、子どもに植え込みでおしっこをさせたりする様子を撮影している。 この動画にネットユーザーからは、 水原希子、天安門に中指写真へ「いいね!」で謝罪 女優の水原希子 (25) が、中国・天安門に向けて中指を立てた写真作品にインスタグラムで「いいね!」をつけたことについて、多くの中国人が騒ぎたて炎上騒ぎになった。 これについて水原が謝罪動画を公開した。 天安門といえば、過去に何度も政治的な衝突や運動が起きた場所であり、89 年には、民主化弾圧もあった。 単なる観光名所という以上に、政治に関わるさまざまな出来事がつきまとう場所であるが、あるインスタグラムユーザーが、天安門に向けて中指を立てる画像をアップし、水原がそれに「いいね!」をつけた。 これが中国で問題となり、水原は 16 日、中国の動画サイトにて謝罪動画を公開した。 画像を投稿したインスタグラムユーザーが友人だったためその友人に対して「いいね!」をつけたこと、すぐに取り下げたことを英語で釈明した。 動画の中で水原は「私は父がアメリカ人で、母が在日コリアン。 アメリカで生まれ、2 歳のときに来日し神戸で育った。 様々な文化的背景を持っていることで、いろんな国の人と仲良くなれた。 中国で過ごす時間も増え、中国の歴史や素晴らしい文化にも触れるようになった。 誰も攻撃するつもりもないし、中国の人を傷つけるつもりもありませんでした。」と謝罪。 「誤解させてしまった方々に本当にわかってほしいのは、たくさんの文化がある中で、私は相互理解、愛、平和が、全ての人により良い世界をもたらすと信じているということです」と真摯に語っている。 なお、問題となった写真は中国の現代美術家アイ・ウェイウェイの作品で、世界中の建造物に中指を立てる写真シリーズのひとつ。 その中でも天安門のものがよく知られている。 (asahi = 7-16-16) 実は日本人が発明していた 10 の製品 - 中国ネット 7 月 9 日、中国のインターネット上に、「これらは日本人が発明したものだったなんて、夢にも思わなかった」と題する文章が掲載された。 文章は、「日本の技術力や創造力は世界でも有名。 日本人が発明した多くのものは、その業界のスタンダードになっている。 これは日本人の細かいところにこだわる性格と密接に関係している」とし、日本人の「10 大発明」を紹介している。 (RecordChina = 7-10-16)
日本と中国の「巨大な差こそ現実」 視察で訪日した中国人が語る = 中国 日本を訪れる中国人が増えているが、なかには視察のために訪日する中国の有識者や政府関係者もいる。 中国メディアの捜狐はこのほど、日本を訪れた中国国務院の関係者の見解として、「日本経済は 20 年以上も低迷しているが、それでも日本と中国の差は巨大」であり、その差を「正視すべき」であると論じた。 記事では、21 日間にわたる視察のために日本を訪れた中国国務院の関係者による見解を紹介している。 この見解は日本政府の関係者や日本の企業、大学、研究機関などとの交流のほか、日本各地を訪問した結果として、国務院の関係者が得た日本に対する知見と、中国との差を考察したものだ。 文章は、日本がバブル崩壊によって経済成長が低迷する一方、同期間に中国経済が著しく成長したことについて、「多くの中国人は、"まもなく中国は全面的に日本を超える" と認識している」と紹介。 だが、実際に日本を訪れてみて、中国国務院の関係者は「全面的に日本を超える」どころか、日本と中国には「巨大な差があることが分かった」と論じた。 では、日本と中国の「巨大な差」とは一体なんだろうか。 まず 1 つ目の差として、経済的な実力を挙げ、「中国は国内総生産 (GDP) では日本を超えたが、中国の国土は日本の 25 倍、人口は 10 倍以上もいる」と指摘。 それにもかかわらず、日本の 1 人あたり GDP は中国の 10 倍近くもあると指摘し、「製造業」、「金融」、「科学技術力」における差は極めて大きいのが現実だと指摘した。 続けて 2 つ目の差として、「現代化の水準」を挙げ、日本はどこでも一定の水準を超えた現代化がなされていたとし、都市部と地方部で極端な発展の不均衡は存在しなかったと指摘。 確かに中国の場合は北京や上海は著しく発展しているが、地方には昔ながらの生活を強いられている人びとも少なくない。 また、3 つ目の差として「清潔さ」や「調和の取れた秩序ある社会」の存在を挙げ、日本人は誰もが自発的にルールを守って暮らしていたと指摘。 治安の良さや公平さが実現された社会についても、中国と大きな差があると指摘。 中国国務院の関係者は、日本を実際に日本を訪れた感想として、中国がまもなく「全面的に日本を超える」どころか、日本と中国には「巨大な差があるのが現実」と指摘している。 (SearChina = 7-4-16) |