日本こそパクリ大国だ! わが国がパクリを行う 1,000 年も前からパクっていた = 中国 日本では中国に対して「模倣」や「パクリ」という印象を持つ人は少なくないだろう。 だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国ではなく、日本こそ世界一のパクリ大国であると主張する記事を掲載した。 記事は日本が中国文化を「パクった」と主張し、その事例の1つとして、平城京と平安京を紹介。これらは「北魏の洛陽や隋唐の長安のパクリ」だと指摘し、京都に洛北、洛東、洛南、洛西、洛中などの地名があるのはこのためだと論じた。 さらに別の事例として、かつての日本で使用されていた銅銭を紹介。 中国で流通していた貨幣を鋳造するための型が日本で発見されたとき、学者たちは日本で中国銅銭の「パクリ貨幣」が使用されていたことを知るに至ったと説明。 中国がパクリを行う 1,000 年も前から日本はすでに中国をパクっていたと主張した。 記事の主張が見落としているのは「違法性」やパクられた側の経済的また精神的な損失という点だろう。 仮に平城京や中世の貨幣が中国文化のコピーであるとしても、これらが当時の中国に対して経済的また精神的な損失を与えたとは言えない。 むしろ平城京や日本の貨幣は中国の名声を高めるものとなったはずだ。 なぜなら当時の日本はそれらを独自のアイデアによるものとは決して主張していないからだ。 しかし市場が国際化している現在、例えば自動車のデザインをパクってそれを「独自のデザイン」とする一部の中国自動車メーカーの場合は、明らかに現代の法に反しており、また経済的・精神的な損失を相手に与えるものだ。 こうした点が理解できないからこそ、「日本が中国をパクっていた」という的はずれな主張が繰り広げられ、中国では今なお悪質なコピーが根絶されないのであろう。 (SearChina = 7-1-16) 日本と中国は「天と地ほどの違い?」 日中双方の足りないところ = 中国 中国では日本との距離の近さを「一衣帯水」と表現することがあり、日中は実際に海を隔てた隣国同士だが、相互に異なる点も数多く存在する。 だが、違うからこそ、それを知ることで互いに学ぶこともできるはずだ。 中国メディアの網易はこのほど、日本と中国は「天と地ほどの違い」があると主張し、「日中双方の足りないところ」について論じる記事を掲載した。 記事は、訪日中国人の増加とともに、このごろ中国では政治問題を抜きにした日本への理解が深まってきたと紹介。 同時に、日本人作者による「中国には何が足りない? 日本には何が足りない?」という本を読んで、日中両国にはそれぞれ足りないところがあると悟ったという。 まず、中国に足りないものとして「質の高いサービス」を挙げた。 「中国国内の高級ホテルも日本のファストフード店のアルバイトスタッフのサービスにはかなわない」ほどで、中国に帰ると不満がたまるという。 一方の日本は「責任感」が足りないと主張。 企業は細かい間違いや顧客からのクレームを恐れて新製品の企画がなかなか進まず、結局は却下されたり、上司は責任を部下に押し付け、部下は耐えきれずに退職したりと、いずれも「責任逃れ」という名の「日本病」が見られ、企業にとってマイナスだと指摘した。 次いで中国に足りないものとして指摘したのは「団結力」だ。 中国人にとって「同僚は戦友ではなく敵、または赤の他人」だという。 これは、競争社会の激しい中国では子供のころから「他人を蹴落とす」教育を受けているからだと分析、企業が社員をつなぎとめるのは給料アップしかない、という中国の厳しい現実を嘆いた。 最後に日本に足りないものとして挙げたのは「若い力」だ。 生活の安定した勤勉な日本の高齢者は、給与を気にせず進んで働くため、若者の仕事を奪っているのではないかとの懸念を示した。 日本と中国にはそれぞれ違いがあるのは当然だが、記事は、日中が互いに補い合い、「日中経済共同体が誕生するのを見たい」と締めくくった。 日本も中国に学べる点が少なからずありそうだ。 (SearChina = 6-18-16) 日本における「中国」、山陽・山陰地方の意味から現在の意味に変化した理由 「中国」という言葉を聞くと多くの日本人は中華人民共和国を思い浮かべるかもしれない。 しかし中国メディアの今日頭条は 11 日、以前の日本人は「中国」という言葉を聞くと日本の本州西部に位置する中国地方を思い浮かべたと説明しており、何がこうした変化を生じさせたかという点について論じている。 「日本人が山陽と山陰を合わせた地域を中国と呼んでいたことを示す最も古い文献は、南北朝時代の太平記である」と記事は紹介。 一部資料によれば太平記は 1370 年代に現在の形にまとめられたという説がある。 では中華人民共和国を表す「中国」という言葉はいつから使用が始まったのだろうか。 この点について記事は「日本側の見解によれば、中華民国が出現して初めて「中国」という言葉の公式使用が開始された」と説明。 中華民国の成立は 1912 年だったゆえ、当時の日本人にとって中国という言葉の持つ主要な意味は、依然として本州西部の中国地方のことであったはずだ。 ではいつから変化が生じたのだろうか。 記事は「第 2 次世界大戦に至るまで、日本は我々を中国と呼ぶのをずっと避け、その代わりに支那と呼んだ」と主張。 しかし「第 2 次大戦後になって初めて、中国という言葉が中華人民共和国を指すということを受け入れるようになった」と主張、それゆえ日本人の態度の変化は敗戦と直接関係があると論じた。 これは歴史が自分個人の生活や習慣に深い影響を及ぼしていることを示す事例の 1 つと言えるのかもしれない。 日本人にとって「中国」という言葉の持つ主要な意味は、何百年もの間ずっと山陽と山陰を合わせた地域のことだった。 第 2 次大戦がなければ、日本人は現在に至るまで中華人民共和国あるいは中華民国を「中国」とは呼ばずにいたかもしれない。 支那という言葉のルーツに侮蔑的な要素はないが、中国人は侮蔑感を強く感じるため、日本人が支那という言葉をやめたのは、中国に対する配慮も一因と言えそうだ。 (SearChina = 6-16-16)
パナソニック、中国で EV 基幹部品 北京汽車と合弁生産 パナソニックは中国の大手自動車メーカー、北京汽車と組んで、天津市で電気自動車 (EV) 向けの基幹部品を合弁生産する。 数百億円を投じ、主に北京汽車向けに供給する。 中国政府は深刻な環境問題の解決に向け EV 普及政策をとっており、2015 年に世界最大の市場となった。 パナソニックは主要部品の現地生産で先行し、中国での EV 事業拡大を狙う。 パナソニックの津賀一宏社長が 5 月に中国を訪問し、北京汽車と年内に合弁会社を設立することで合意した。 北京汽車傘下の自動車部品メーカー 2 社が計 54%、パナソニックの中国事業統括会社が 46% を出資する。 18 年をメドに量産するのは EV などで使うエアコンの主要部品である電動コンプレッサー。 ガソリン車向けとは仕様が異なり、蓄電池の電気を使い効率的に冷暖房を制御する。 高性能なほど走行距離を伸ばせる重要な部品だ。 パナソニックにとって現地完成車メーカーとの合弁は初めて。 安定供給先を確保して合弁会社を早期に軌道に乗せる。 北京汽車以外への外販も検討する。 パナソニックはテレビ用パネル事業から撤退を決める一方、自動車と住宅の 2 分野を中心に企業向け事業の拡大を進めてきた。 自動車関連では 15 年度に 1 兆 3,000 億円の売上高を 18 年度に 2 兆円に引き上げる目標を掲げる。 特に急拡大する中国の EV 市場開拓に力を入れており、17 年には大連市に車載用リチウムイオン電池工場を稼働させる計画だ。 北京汽車は 1953 年設立の国有企業で、15 年の中国新車販売で 5 位。 独ダイムラーと提携しており、高級車「メルセデス・ベンツ」の中国での合弁生産・販売を手がけている。 EV やプラグインハイブリッド車 (PHV) ではシェアトップの比亜迪 (BYD) に次ぐ 2 位グループだ。 20 年に 40 万台の EV 生産を計画している。 大気汚染の改善を目指す中国の EV 普及政策によって、エコカーの開発競争が拡大している。 トヨタ自動車も 18 年から PHV の生産に乗り出すことを決めた。 パナソニックと北京汽車の提携を受け、完成車だけでなく、基幹部品でも現地生産する企業が増えそうだ。 中国汽車工業協会によると、15 年の中国での EV と PHV の販売台数は 33 万台となり、前年比 4 倍超と急成長した。 14 年まで最大市場だった米国を抜いた。 日本の販売は約 2 万 9,000 台で、その差は年々拡大している。 中国政府は今年 3 月、20 年に EV と PHV の累計販売を 500 万台に増やす 5 カ年計画を発表した。 日本政府の「20 年に最大 100 万台」の目標を大きく上回っている。 (nikkei = 6-12-16) SNH48 運営サイドが契約違反 運営を見直しへ AKB48 は 9 日、公式ホームページで、中国・上海を拠点にした SNH48 の運営を見直すことを発表した。 同サイトによると、SNH48 の現地の運営サイドに契約違反があったといい、運営の見直しなどを図るという。 「AKB48 オフィシャルサイト上に掲載されていた SNH48 に関するすべてのバナーや広告を削除したことを併せてお知らせいたします」と対応した。 また、中国・北京で展開されている BEJ48 と、広州の GNZ48 については、AKB48 グループとは関係がないことを通知した。 SNH48 は、12 年に AKB48 の海外姉妹グループとして発足。 同 8 月には、AKB48 宮沢佐江と鈴木まりやが移籍することが発表された(のちに、国内グループと兼任)。国内 48 グループのように、劇場公演を行い、14 年からは選抜総選挙も開催している。 (日刊スポーツ = 6-9-16) ピカチュウ「改名」に香港のファン猛反発 標準中国語風は侮辱 香港/中国 : 香港で世界的な人気コンテンツ「ポケットモンスター(ポケモン、Pokemon)」のキャラクター「ピカチュウ (Pikachu)」の名前をめぐってひと騒動が持ち上がっている。 任天堂が中国での名前を標準中国語のものに統一すると決めたことに対して、広東語風の名前に慣れ親しんだ地元ファンが猛反発。 撤回を求めて数千人が署名した嘆願書を任天堂本社に送ったほか、領事館前で抗議デモも繰り広げた。 背景には香港のファンのピカチュウ愛のほかに、中国政府の影響力拡大によって地元の広東文化が浸食されつつあるとの懸念もありそうだ。 中国でポケモンに登場するキャラクターの名前はこれまで、地域ごとにバリエーションがあった。 しかし任天堂はこのほど、これらを全て中国本土で「公用語」とされる標準中国語に統一することを決定。 ピカチュウの場合、中国語の公式名は「皮●丘(Pei Ka Yau)」となった。 この「改名」に対して、広東語が主に使われている香港では従来の「比●超(Bei Ka Chiu、ペイカーチュウ)」という名前に愛着を持つファンたちが侮辱だと強く反発。 一部は今週、日本総領事館前で小規模なデモを行った。 皮●丘は広東語では「ペイカージャウ」と発音される。 (「●」は、「上」と「下」を、「-」で結合した字。) また、これまでに 6,000 人を超えるファンが改名の撤回を求める嘆願書に署名。 嘆願書は任天堂の日本本社に送られた。 嘆願書では「このばかげた改名は英語で言えば『Pikachu』を『Pikayau』を変えるようなものです。 ピカチュウだと分からない商品にお金を払おうとする人などいないでしょう。 香港での売り上げにも打撃が出るはずです。」と警告している。 こうした中、任天堂の香港支社は 5 月 31 日、6 月に予定しているポケモンのゲームなどの世界一を決める「ポケモンワールドチャンピオンシップス」の香港予選について、「諸般の事情」によって開催の是非を検討しており、中止の可能性もあると発表した。 (AFP = 6-2-16) 日本製エンジンがないとやっていけない中国ブランド車の悲哀
5 月 29 日、中国のポータルサイト・今日頭条は、中国ブランド車の多くが、三菱製エンジンがないとやっていけないと紹介する記事を掲載した。 記事によると、今では中国企業でも自主ブランドのエンジンを開発できるものの、売り上げの良い中国ブランド車のほとんどが三菱製エンジンを採用していると指摘。 その理由として、核心技術を有していないことや、開発コストがかかるため購入した方が安いこと、技術は古くても信頼性があることなどを挙げた。 これに対して中国のネットユーザーからさまざまコメントが寄せられた。 「中国製品は品質が悪すぎる。 質より量という考えだから。」 「三菱エンジンがなかったら中国の自動車メーカーの半分が倒産する。」 「愛国者たちは自分の車に三菱製エンジンが搭載されていたらすぐに取り外さないと、だな。」 「中国自主開発のエンジンといってもトヨタや三菱のパクリなんだけどね。」 アリナミン生産能力を倍増へ 武田薬品、中国で販売方針 武田薬品工業は 27 日、ビタミン剤「アリナミン錠」の生産能力を、いまの 2 倍の年 24 億錠に引き上げると発表した。 生産子会社の武田ヘルスケア(京都府福知山市)の工場に約 30 億円を投じて、生産ラインを増やす。 アリナミン錠を中国市場でも売る方針も示した。 アリナミン錠は 1954 年の発売で、武田の一般薬部門の主力商品だ。 16 年 3 月期の売上高は 252 億円で、部門売上高の 3 割以上を占める。 外国人観光客にも人気で、生産ラインをフル稼働しても供給が追いつかない恐れが出てきたという。 新しいラインは、17 年 4 月に動かす予定だ。 中国には福知山市の工場から輸出するという。 当局の認可が下りれば、既に販売している香港に近い華南地方から販売網を築いていく。 杉本雅史・部門長は「日本を超える市場に成長する可能性がある」と話す。 国内の一般薬市場は、健康食品などとの競争もあって縮小している。 武田はアジア展開などを進め、一般薬部門の売上高 1 千億円を目指す。 (伊沢友之、asahi = 5-28-16) 「ガリガリ君」 10 円値上げ CM に中米のメディアが反応
温泉宿を "爆" 買収 中国人は地方観光の救世主か
記事コピー (5-16-16) 地上 119 階まで何秒? 上海に世界最速エレベーター 三菱電機は 10 日、世界最速の分速 1,230 メートル(時速 73.8 キロ)のエレベーターを開発し、中国・上海で今年開業が見込まれる「上海中心大厦(地上 632 メートル)」に納入する、と発表した。 地下 2 階から地上 119 階までの 565 メートルを 53 秒で移動できるという。 上海中心に納入予定だった、分速 1,080 メートル(時速 64.8 キロ)のエレベーター 3 台のうち 1 台を入れ替える。 6 月から工事を始め、7 月中旬に終える。 これまでは、日立製作所が、今年完成予定の中国・広州のビルに納入する分速 1,200 メートル(時速 72 キロ)のエレベーターが世界最速となる見通しだったが、三菱電機はエレベーターのロープを巻き上げる制御装置の性能を高めるなどして、世界最速を奪い返す。 稼働中のエレベーターでは、東芝エレベータが台湾のビルに納入した分速 1,010 メートル(時速 60.6 キロ)が世界最速という。 (asahi = 5-11-16) 日本はこれまで何度も中国に謝罪している! 日中の問題の多くは誤解が原因 = 中国 中国メディアの捜狐はこのほど、2010 年から日本の大学で勉学に勤しんでいるという中国人留学生が個人的に感じたという日本の良い点や、日中間の誤解について紹介する記事を掲載した。 同記事の主張の根底に存在するのは、日本人と中国人は交流の機会を持てば必ず理解し合えるというメッセージだ。 日本人同士でも偏見や誤解は往々にして生じるものだが、これは正しい判断を下すために時間をかけたり、注意を払ったりしないために生じるとも考えられる。 つまり、相手を深く知るためには注意深く、そして時間をかけることで偏見を取り去ることもできるということだ。 記事は、日本における留学生活を通じて、初めて知った日本の本当の姿について紹介。 その 1 つは、「国家レベル」では日中間にさまざまな問題があるかもしれないが、民間レベルにおける日中交流は非常に活発で、「日本人が中国人を排除しているという現象は絶対に存在していない」と断言している。 また、日本では大学教授などと飲食を楽しみながら日中間に存在するさまざまな問題について「思いのままを語り合う」機会がとても多く、こうした機会を通じて互いに対する理解を深め、多くの偏見を取り除くことができていると説明。 日本人と中国人が「実際に交流」を行うことが偏見を取り除くうえで非常に重要との見方を示した。 日本が依然として侵略戦争の謝罪をしていないという中国側の主張は、中国人の対日感情に暗い影を落とす主な要因となっているが、記事は 1972 年に発表された日中共同声明に言及。 声明文には、日本が戦争で中国国民に重大な損害を与えた責任を深く反省するという記述があることや、日本の歴代首相もこれまで何度も日中共同声明と同様の見方を示したことを指摘、「日本人との討論を通じて、日中間の問題は互いに対する誤解から生じていることを深く実感した」と表現している。 民族間の偏見を助長する報道は日本にも中国にも存在するが、この記事の見方は非常に建設的であり、日中の明るい未来を実現させるための効果的な方法を提示するものといえるだろう。 (SearChina = 5-7-16) 米 WH、中国で「原発 10 基受注交渉」 東芝の子会社 東芝の米原発子会社ウェスチングハウス (WH) のダニエル・ロデリック社長兼最高経営責任者 (CEO) は 3 日、中国で 10 基の原発受注を見込み、交渉が進んでいると明らかにした。 「世界で潜在的な需要が最も高い中国での事業が、我々の成長のカギを握る」と強調した。 ロデリック氏はこの日、米南部ジョージア州のボーグル原発で日本メディアの取材に応じ、中国のほか、インドでも合意できそうな受注があると表明。 さらに東欧などにも受注が広がる可能性があるとした。 東芝の不正会計問題については「コメントをする立場にない」とした。 東芝は 4 月 26 日、高値で買収した WH の資産の一部「のれん代」の大半にあたる約 2,600 億円を 2016 年 3 月期決算で減損処理すると発表した。 (オーガスタ・米ジョージア州 = 畑中徹、asahi = 5-4-16) 本物のトトロ関連商品販売店 初めて中国本土に 中国・上海で、「となりのトトロ」などスタジオジブリの作品の関連商品を販売する、中国本土で初めてとなる店舗がオープンし、キャラクター商品の偽物があとを絶たない中国で、正規品の魅力をアピールして対策につなげたいとしています。 この店舗は、中国・上海の中心部にあるショッピングモールに、1 日にオープンしたもので、中国本土では初めて、スタジオジブリの作品の関連商品を公式に販売します。 店舗には、開店直後から 100 人以上が列を作り、中国でも人気の高い「となりのトトロ」のぬいぐるみやキーホルダーなどを次々と買い求めていました。 中国では、海外のアニメのキャラクター商品の偽物があとを絶たず、スタジオジブリの作品の関連商品の偽物もインターネット上などで多く出回っています。 スタジオジブリでは、これまで公式の店舗がなかったことも偽物が出回る原因の1つだとしたうえで、正規品の魅力をアピールして対策につなげたいとしています。 店を訪れた男子大学生は「以前買った偽物は、どれも品質が悪かった。 公式の店舗ができれば、熱心なファンは正規品を買うと思う。」と話していました。 スタジオジブリ商品企画部の今井知己部長は「本物と偽物を見比べればすぐに分かるし、中国の人にも本物のよさを分かっていただけると思う。 コピー商品は、どこかでとう汰されると思う。」と話していました。 (NHK = 5-1-16) 堺の「飯炊き仙人」、中国で技を伝授へ 市役所に報告 堺市の大衆食堂・銀シャリ屋ゲコ亭で半世紀にわたり、飯を炊き続けた村嶋孟(つとむ)さん (85) が 25 日、市役所を訪れ、妻恵美子さん (80) らと活動の場を中国に移すと報告した。 中国側の招きで 1 月に北京で実演し好評だった。 3 年かけて中国で産地を回って良い米を見つけ、飯炊きの技を伝授する。 中国製炊飯器の開発にも携わる。 村嶋さんは「隠居してもいい年だが機会を与えて頂き勉強の思いで行ってきます。」 店は営業を続けるが「飯炊き仙人がいないと寂しい」と竹山修身市長。 (asahi = 4-26-16) トヨタ、中国で PHV 販売 18 年から 現地生産も視野 トヨタ自動車は、コンセントから充電できる「プラグインハイブリッド車 (PHV)」を 2018 年から中国市場でも販売する。 24 日、発表した。 中国での PHV 生産もめざす。 現地生産や購入補助によって価格を下げ、世界最大市場での販売増をねらう。 25 日に始まる北京モーターショーを前にトヨタが発表会を開いた。 「カローラ」、「レビン」の 2 車種で PHV を導入するという。 2 車種は昨秋、初めて中国で基幹部品から生産したハイブリッド車 (HV) が出ている。 これまでに約 4 万台の受注を集めるなど好評だ。 この技術をもとに、中国での PHV 生産に向けた準備を進める。 トヨタの PHV は、日米欧で「プリウス」を販売しているが、生産は日本だけで担っている。 中国で PHV を生産すればコストを下げられるほか、国産化などいくつかの基準を満たせば中国政府の購入補助を受けられることから、これまで実現していない海外生産に踏み切ることにした。 トヨタは中国市場に今年、効率を高めた排気量 1.2 リットルのターボエンジンや、安全運転の最新技術も導入することも公表。 環境と安全の技術を看板に、中国市場での存在感を増したい考えだ。 (北京 = 斎藤徳彦、asahi = 4-24-16) 中国の産業高度化 日本の技術に期待 中国が目指す産業の高度化を巡り日中両国の企業の幹部らが話し合うフォーラムが中国・山東省で開かれ、日本の技術やノウハウに対し、中国側から活用への期待が寄せられました。 このフォーラムは中国の企業家らで作る団体が開いたもので、日中両国の大手企業の幹部らが出席し、中国が目指す産業の高度化について議論しました。 この中で日本側は、工場の生産性を素早く改善するため、人の動きや物の流れの膨大なデータから必要な情報を選び出して解決策を導く大手電機メーカーのシステムや、環境に配慮する企業の金利を優遇して産業構造の転換を金融面から支援する大手銀行の取り組みなどを紹介しました。 一方、中国企業からは日本の技術やノウハウの活用に対する期待が寄せられた一方、日本企業は欧米と比べて提携などビジネスの決断が遅いといった指摘も出ていました。 主催した団体は、毎年中国の民間企業のトップらが一堂に会する大規模な会合を開いていますが、日中経済をテーマにしたフォーラムが開かれるのは初めてで、参加した中国企業の代表は「製造業の自動化で日本は中国の先を行っていて学びたかったのでよかった」と話していました。 司会を務めた日中経済協会の岡本巖理事長は「中国で新たなビジネスモデルが出るなか、日本の強みや経験を説明するよい機会になった」と話し、今後もフォーラムが続くことに期待を示しました。 (NHK = 4-23-16) くまモンの絵でエール、中国の漫画家らも ネットで拡散 ![]() 地震で大きな被害を受けている熊本県に声援を送ろうと、中国の漫画家らが描いた県の PR キャラクターくまモンの漫画が中国内のネット上でも広がっている。 反日感情から心ないコメントをする人も少なくないが、「一日も早い復興を」と願う人たちも多い。 がれきの中でけがをしたくまモンをパンダが隣で抱きかかえる漫画を描いたのは、北京の女性漫画家「天才朱青大人」さん (25)。 最初の大きな地震から 2 日後の 16 日夜、「支援の気持ちを伝えたい」とブログに載せたところ、「加油(チアユー、がんばれ)」などの言葉が添えられ、瞬く間に転載された。 (広州 = 延与光貞、asahi = 4-22-16) 中国農民の「笑い者」だった日系の農業法人、大きな「花を咲かせた」理由 2006 年 5 月、大手の日本企業 3 社が中国山東省に農業法人を設立した。 設立当初から現在に至るまで、同農業法人は中国において「安全」かつ「高品質」な農作物の生産に取り組んでいる。 だが、同農業法人は設立から最初の 5 年間は現地の農民の間では「笑い者」だったという。 農薬や化学肥料を使用せず、除草もしなかったために単位面積当たりの収穫量が現地農民の半分というありさまで、当然利益を得ることもできなかったからだ。 だが、中国メディアの「今日頭条」はこのほど、この日系の農業法人の取り組みは「価値あるもの」と絶賛する記事を掲載した。 記事は、日系の農業法人が農薬や化学肥料を使用せず、当初は赤字続きだったとしながらも、その狙いは最初の数年間で土地の地力を回復させることにあったと紹介している。 牛の糞を主要な肥糧として農薬は極力少なくするなどの循環型農法により、現在は安全で高品質な野菜、牛乳、果物を生産することができている。 その農作物は同業者も品質の高さを認めるほどで、売上も大都市で急激に伸びていることを紹介した。 日系の農業法人の取り組みの背景には中国の食品安全問題がある。 同問題は中国 10 大社会問題のなかで毎年トップの座に君臨している極めて深刻な問題だ。 貧富の差、腐敗、医療、治安などの問題より、中国人にとってはずっと重大な問題なのだ。 人が生きるためには食べることが必要不可欠だが、食品安全問題は健康に取返しのつかない損害をもたらす可能性があるからだ。 中国の食品安全問題を風刺する言葉として、中国には「外国人は牛乳を飲んで健康になったが、中国人は牛乳を飲んで結石になった」、「中国人は食品分野で化学音痴を一掃した」というものがある。 目先の利益のために食品に有害な物質を用いても構わないとする考えが良く表れている。 記事は日系の農業法人の取り組みを絶賛したうえで、「5 年間、農薬を使わずに損をし続けても、それによって土地は回復し、今ようやく花を咲かせ始めている」と指摘。 日系の農業法人の取り組みは、中国の農業関係者に対して、目先の利益を捨てても消費者の健康を考えれば必ず報われることを教えるものとなっているはずだ。 (SearChina = 4-21-16) 「ビリギャル」が中国で上映、有村架純さんも受験生にエール 学年最下位の女子高校生が慶応義塾大学に現役合格するまでを描いた大ヒット映画「ビリギャル」が、14 日から中国で公開されます。 日中関係が悪化した後、アニメ以外の日本映画が上映されるのは、実に 5 年ぶりのことです。 上映が実現した背景には、中国のし烈受験事情がありました。 「先生に誓います。 自らに誓います。」 まもなく年に 1 度の全国統一大学入試 = 「高考(ガオカオ)」が行われる中国。 大学ごとに入試が行われる日本とは違い、中国は、この「高考」一発勝負で希望大学の合否が決まる、日本以上の受験地獄ともいえる環境です。 その中国で、受験生が最後の追い込みをかけるこの時期に、彼らの背中を後押しするような映画が 14 日から公開されます。 「そんなの今さらやめられるわけないっしょ。 工藤さやかは慶応大学に合格します! (ビリギャル映画より)」 偏差値 40 にも満たない学年最下位の女子高校生が受験戦争を勝ち抜き、見事、慶應大学に合格するサクセスストーリーを描いた映画「ビリギャル」です。 「あす、中国全土で『ビリギャル』が公開されます。 こちらの劇場には、ハリウッド映画やディズニー映画に並んで、大きな『ビリギャル』のポスターが置かれています。 『クラスで一番成績の悪いギャル』と、中国語で書かれています。(記者)」 共産党による一党支配が続き、言論統制が行われている中国では、1 年の間で上映できる外国映画の数が制限されています。 特に、尖閣諸島の国有化などに伴い、日中関係が悪化したことで、日本の映画を目にする機会はほとんどありませんでした。 それが今回、「ビリギャル」は、実写の邦画として実に 5 年ぶりに上映されることになりました。 その背景とは ・・・、 これはある高校の授業の写真。 体に鞭を打つように、アミノ酸の点滴を受けながら、受験勉強を行っています。 こちらは、生徒の自殺防止のために、設けられた柵です。 研究機関によりますと、中国の児童の自殺率は、世界最悪とも言われていて、2013 年には、受験のストレスで 79 人が自殺したといいます。 「疲れているし、心の中でプレッシャーを感じています。(北京の高校 3 年生セツさん)」 北京に住む高校3年生のセツさん。 目指すのは、北京の有名難関大学です。 セツさんは、希望する大学に入学するため、朝 6 時から夜の 0 時まで勉強しているといいます。 「大学は、将来、社会に出るための最初の社交場になります。 良い大学に入れば、周りのレベルも違うし、自分の視野も広くなります。(北京の高校 3 年生セツさん)」 中国の受験が多くの自殺者を出すほどし烈なものになってしまった背景には、深刻な社会事情があります。 「『下級から上級へ行くためには、試験に合格しなければならない。』 このような考え方が、社会全体に強く刻まれている。 中国の大半の家庭は、子どもに自分の将来を選ばせない。 両親が子どもの趣味や進路を決めてしまっている。(中国人民大学教育学部 項賢明 教授)」 程度の差こそあれ、友だちと遊ぶ時間も我慢し、睡る時間も削り、2 度と戻らない青春を受験に費やす厳しい環境は、日本も中国も一緒です。 今回、「ビリギャル」が中国で上映されることになったのは、周囲の協力を得ながら必死の努力によって難関大学に合格した女子高校生の物語が、国境を越えて共感を呼んだことが大きかったと思われます。 主演した有村架純さんも、「この映画が、海の向こう中国の受験生たちにとってエールになれば」と話します。 「日中の関係を『ビリギャル』という作品が懸け橋になるような存在になったら、すごいことだと思うし、国は違っても受験がつらいとか勉強が苦手という思いは、誰もが持っていることだと思うので、皆さんにとって奇跡を起こせるような映画になってほしいと思います。(有村架純さん)」 人生をかけた一発勝負に挑む中国の受験生。 「ビリギャル」のような奇跡は起こるのか。 統一試験は 1 か月半後に迫っています。 (TBS = 4-13-16) 日中間のモラルの差は、依然として全面的 中国人よ、冷静に物を見よ! = 中国メディア 政治、経済、製造業、科学技術、軍事力 … 急速な発展を遂げてきた中国では昨今、様々な分野で日本と比較する評論がさかんに繰り広げられている。 中国メディア・環球時報は 8 日「日本と中国の社会モラルの差は、依然として全面的だ」とする評論記事を掲載した。 記事は、羽田空港のロビーへと向かうエスカレーターで、大連から日本にやってきて約 20 年という中国人運転手が長時間お辞儀して見送ってくれたというエピソードを紹介。 一方、その 5 分後には空港内で「爆買い中国人」に遭遇、荷物のパッキングや税関通る方法を尋ねてきたので答えると、彼らは「ありがとうの一言もなく、去っていった」とした。 そのうえで、運転手からは「日本の優れたサービスと文明による教化に驚嘆することしきり」という印象を受け、かたや「爆買い中国人」からは「長年の急発展を遂げた 2 つの社会に出現したモラルの差」を感じたと評している。 また、日本滞在の数日間で「経済規模を除き、中国と日本の社会発展には依然として全面的な差がある」ことを証明する事例に数十件遭遇したことを告白した。 これを中国で発信すると「世論からは必ず罵られ、『(日本は)政治的におかしい』という声すら出てくる」と指摘したうえで、本来は冷静に日本の長所と中国の不足点を観察すべきであるとの意見を示した。 そして「中国人観光客がどうして日本に向かい、日本での平均消費額が世界最多なのかを全面的に分析する研究報告を急いで出す必要がある」と論じた。 中国出身の人が長年の日本生活によって日本の礼儀や習慣を身につけ、それを見た筆者が驚いたという話は、個人のモラルやマナー意識が社会的環境に大きく左右されるものであることを物語っていると言える。 「中国人はマナーが悪い」と認識してしまいがちであるが、「人」ではなく現代中国の社会環境自体に問題があることを忘れてはいけない。 (SearChina = 4-11-16) 太湖湖畔の桜に託す友好のバトン @中国・無錫 日本の市民グループが 30 年近く、桜の植樹を続けてきた場所が中国にある。 東部の江蘇省無錫市、太湖湖畔の公園の桜は中国側が植えたものも含めると 3 万本を超える。 中国で有数の桜の名所だ。 「国際花見ウィーク」の開幕式が 3 月 25 日、この公園で開かれた。 上海の日本総領事館が協力し、琴や尺八の演奏、浴衣の着付け体験などのイベントもあった。 無錫市に住むエンジニアの男性 (25) は「両国の交流が進む、いいイベント。 関係がもっとよくなればいい。」と笑顔で語った。 植樹は 1980 年代の後半から途切れずに続いてきた。 市民グループ「日中共同建設桜友誼林保存協会」の新発田豊会長 (64) は「友好のバトンを桜に託して若い世代に引き継ぎたい」と意気込む。 (金順姫、asahi = 4-7-16) |