ドコモが稲作向け農業 IoT サービス 水稲管理支援

NTT ドコモは 4 月 7 日、ベジタリア(本社 : 東京都渋谷区)の水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch (パディウォッチ)」を、全国の稲作農業生産者向けに 4 月 15 日から販売開始すると発表した。 センサーから取得した各種情報をクラウド上に蓄積する農業 IoT (モノのインターネット)を構築できる。

NTT ドコモの通信モジュールを内蔵したセンサー装置を水田に設置して水位・水温・温度・湿度の 4 つの情報を 10 分ごとに取得し、1 時間ごとに NTT ドコモのネットワークを通じてクラウド上に蓄積する。 生産者はスマートフォン(スマホ)アプリを使って水田の状況を確認し、水やりなどを効率的に行える。 また、時系列で過去と比較して傾向を把握したり、今後の農作業の計画立案に役立てたりできる。

参考価格(税別)は、水田センサー本体が 9 万 9,800 円、設置用ステンレスポールが 5,700 円。 サービス利用料は月額 1,980 円。 機器代金は NTT ドコモから、月額サービス利用料はベジタリアから請求する。 併せて、ウォーターセル(本社:新潟市)の農業生産者向けにアプリケーション「アグリノート」を、NTT ドコモの法人向けサービス「ビジネスプラス」のメニューとして 4 月 15 日に販売を開始する。 圃場の航空写真を活用し、スマホの画面上に日々の農作業などを記録できる。 利用料金は 1 アカウント当たり年額 6,000 円。

今後は、農業 IoT として PaddyWatch とアグリノートをシステム連携させる予定。 センサーから取得した情報を自動的にアグリノートに記録し、さらに効率的な農作業管理が可能になるという。 また、PaddyWatch から収集したビッグデータを、水温や湿度の管理が複雑で栽培が難しい酒米の生産に活用するなど、さまざまなサービスの開発を予定している。 (工藤宗介、nikkei = 4-8-16)


au、生保とセット割引 携帯業界で初、顧客囲い込み

KDDI (au) は 4 日、指定する生命保険への加入で携帯電話通信料を割り引くサービスを始めると発表した。 ウェブサイトで 5 日から扱う生保に加入すれば通信料を月 200 円、5 年間割り引く。 携帯業界初で、「格安スマホ」が増える中で顧客を囲い込む。 au がサイトで売るのはライフネット生命保険の 3 商品で、掛け捨て型や女性向け医療保険など。 au の一部の系列販売店では保険の相談に乗るが、加入はできない。

携帯大手は、通信料が半額以下の「格安スマホ」への顧客流出を食い止めるのが課題だ。 生保は加入後の乗り換えが少なく、セット加入で自社携帯を長く利用してもらう思惑がある。 NTT ドコモも今夏から、系列販売店で日本生命保険の商品を扱う予定だ。

保険業法は、公益性の高い保険で契約者間の不公平が生じないように、保険料の割引を禁じている。 au は今回のセット割引では、「割り引くのは通信料」として、問題ないとしている。 au はウェブサイトで住宅ローンも扱い、携帯とセットで契約すれば、月 500 円相当のポイントを 5 年間つける。 電力とのセット割引も始めており、様々なサービスをまとめて提供し、顧客を確保しようとしている。 (真海喬生、asahi = 4-4-16)


使った電力、一目で管理 家電各社が HEMS 用アプリ

4 月に家庭向けの電力販売が自由化されるのを前に、大手電機メーカーが電気管理システム「HEMS (ヘムス)」の販売に力を入れている。 スマートフォンによる家電の操作といった、新たなサービスもある。 パナソニックは昨年 12 月から、HEMS 用のアプリを提供している。 電気使用量をもとに、どの家電が動いているのかを割り出す。 6 - 9 月にかけて機能を広げ、洗濯が終わったことや、子どもが帰宅して部屋の電気をつけたことなども、教えてくれるようになるという。

自由化では時間帯ごとに電気代が違うプランが増えるとみられ、きめ細かい電力管理のニーズに対応する。 電力使用量が一目で分かり、ほかの家庭とも比較できるようにして、節電意識を高める。 同社の HEMPS は今年度末までの累計販売台数は約 8 万台の見込みだが、16 年度は普及が進むとして、1 年で 7 万台を売る目標だ。 (新宅あゆみ、asahi = 3-28-16)


iPhoneSE、値引き続ける大手 3 社 実質 1 万円台

携帯電話大手 3 社が売り出す米アップルの新型スマートフォン「iPhone (アイフォーン) SE」の価格が 25 日、出そろった。 3 社とも売れ筋モデルで実質約 1 万円と、アップル直営店で買うより 5 万円近く安い。 総務省は携帯各社に対し、通信料金を値下げするために、端末代の過度な値引きをやめるよう求めてきたが、大幅値引きが続くことになった。

NTT ドコモ、KDDI (au)、ソフトバンクの 3 社ともすでに予約を受け付けており、31 日に発売する。 24 日夜に最初に価格を示したのは au だ。 容量 16 ギガバイトのモデルで、2 年契約を条件に毎月の通信料金から計約 4 万 6 千円を割り引き、「実質 1 万 800 円(税込み)」にすると発表。 25 日午前にソフトバンクが同じ額で追随した。 ドコモは 25 日夜、両社より安い「実質 1 万 368 円(同)」とする価格を発表した。 ただ、大容量の 64 ギガモデルは、ドコモがほか 2 社より数千円高く、実質 1 万 9,440 円だ。 (真海喬生、内藤尚志、asahi = 3-25-16)

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iPhone 新型は小さめ・低価格 中国などを意識

米アップルは 21 日(日本時間 22 日未明)、カリフォルニア州内で新製品の発表会を開き、新型のスマートフォン「iPhone SE」を発表した。 既存の iPhone6s シリーズ 2 機種と同等の高画質カメラなどを搭載しながら、画面サイズを 5s 並みの 4 インチに小型化した。

SE は、現在も販売されている小型の 5s と同じ大きさで重さもほとんど変わらず、片手で操作しやすい。 シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの 4 色。 既存の 6 シリーズ並みの処理能力を持ち、決済に使えるアップルペイや指紋認証の機能も付く。 ハードディスクの容量は 16 ギガバイトと、64 ギガバイトの 2 種類がある。

日本などでは 3 月 24 日に注文の受け付けを開始し、31 日から販売を始める。 日本では SIM フリーモデルの場合、5 万 2,800 円(税別)から。 既存の 6s シリーズより低価格の 399 ドルから。 小型で低価格のモデルを投入する狙いについて同社は、小型のデザインを好む人がいることや、最初の iPhone として安価な小型を選ぶ例が中国などで多い点を挙げた。 ほかにタブレット端末「iPad Pro」の小型機種や、腕時計型のウェアラブル端末「アップルウォッチ」のバンド部分にナイロンを使った新作などが発表された。 (藤崎麻里、福田直之、asahi = 3-22-16)

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新 iPhone などお目見えか アップル、21 日発表会

米アップルは現地時間 21 日午前(日本時間 22 日未明)から新製品の発表会を開く。 10 日、米メディアに招待状を送った。 新しい iPhone (アイフォーン)などが発表される見込み。 発表会は、カリフォルニア州クパティーノのアップル本社で開かれる。 米メディアの報道などによると、画面の大きさが iPhone5s と同じ 4 インチの新型 iPhone や、新しい iPad、バンドの種類を増やし、ソフトウェアを変えた腕時計型のウェアラブル端末アップルウォッチなどが発表される見通し。 (オースティン = 宮地ゆう、asahi = 3-11-16)


大地震 … 家族に連絡は? 「171」で伝言、ネットでも

いつ、どんな状況で遭遇するのか分からない大地震。 家族と離ればなれの場合、どうやって連絡を取り合えばいいのか? 一般の電話回線がつながりにくい状態になっても、災害用伝言サービス「171」を使えば、メッセージのやりとりができます。 大災害が起きると、一般の電話回線はつながりにくくなる。 そんな時のために、NTT 東日本、西日本が利用を呼びかけるのが、災害用伝言サービス「171」だ。 ダイヤル版は、利用者が互いにメッセージを吹き込んだり、それを聞いたりすることができる。 両社は、震度 6 弱以上の地震が発生した場合、30 分以内に利用できるようにすることを目標にしている。

「web171」は、そのインターネット版。 伝言板のように、文字でやりとりできる。 これまではダイヤル版とは別の運用だったが、18 日から連携する。 録音した伝言がネット版で音声で聞けたり、入力した文字の内容が、ダイヤル版で音声で読み上げられたりするようになる。 NTT 東日本の広報は「災害時は、電話が使える場合、ネットの方がつながりやすい場合など、色々想定できる。 状況に応じて使ってほしい。」と話す。

自宅などの固定電話の番号が、メッセージを預けたり、見聞きしたりするのに必要な「合鍵」になるので、一つ決めておきたい。 合鍵となる番号のエリアは NTT 側が決めるが、被災地が原則だ。 ただ、近年は自宅に固定電話がない人も多いため、携帯電話の番号も使えるようにする(18 日から)。 NTT ドコモ以外の事業者の番号も可能。 携帯電話はエリアは関係ないが、NTT 東日本は「被災者との連絡に限って使って欲しい」と話す。

毎月 1 日と 15 日に体験利用ができる。 記者もダイヤル版を試しに使ってみたが、電話がプッシュ回線かダイヤル回線か尋ねられるなど、操作に戸惑う場面があった。 日にちを決めて、家族そろって使いこなせるよう練習しておきたい。 また、録音できる伝言数や秒数に上限があるので、どんな伝言を録音するべきか、家族で決めておくといい。 (asahi = 3-13-16)


宮城の海で ICT を活用した牡蠣・海苔養殖の実証実験始まる

宮城県東松島市の牡蠣・海苔養殖漁場で 3 月 10 日、ICT ブイを使った実証実験が始まった。 NTT ドコモとベンチャー企業らが協力し、これまでの勘と経験に頼った漁業から、データに基づく科学的な漁業を目指すプロジェクト。 この日、仙台で開催された「ドコモ東北復興支援の会」で報告された。

この実験は、通信機能やセンサーを搭載した ICT ブイを漁場に設置し、漁業従事者がスマートフォンやタブレットの専用アプリで簡単に水温管理ができるようにするもの。 牡蠣や海苔の養殖では、水温が生産量に大きな影響を与える。

ICT ブイを活用することで、より適切な時期に採苗、育成、収穫が行えるようになり、質や生産量の向上につながることが期待されている。 地元企業と組んでビジネス化することで、地域に雇用を生み、地場産業を育てる意図もある。 将来的には水温以外のセンサーも追加し、風向きや風速データ、気象情報と連携させ、日本各地の様々な養殖漁業で活用できるサービスを目指すという。

「ドコモ東北復興支援の会」は、震災を風化させず、継続的な支援を続けるために 2012 年から開催されている。 今年のテーマは「一次産業で新たな価値創出 〜ICT が寄り添い、共に目指す東北復興〜。」 青山幸二東北支社長のあいさつのあと、東北復興新生支援室の佐藤一夫担当部長が登壇。 震災から 5 年目を迎え、インフラ整備などのハードウェア復旧から産業やなりわいの再生というソフト面の復興へと重点が移るなか、被災地の社会課題を解決するとともに新しい価値を生み出し、地方創生を目指すドコモの取り組みを報告した。 (関川隆、asahi = 3-11-16)


韓国、多数の高官の携帯を北朝鮮がハッキングと主張

韓国の情報機関、国家情報院 (NIS) は 8 日、北朝鮮が 4 度目の核実験後にサイバー攻撃を強化し、多数の韓国政府高官のスマートフォン(多機能携帯電話)をハッキングしていると主張した。 NIS は声明で、北朝鮮が 2 月下旬から 3 月初旬にかけて、数十人の韓国政府高官のスマートフォンから電話番号やメッセージを盗んだと述べた。 また、インターネット・バンキング用のセキュリティー・ソフト提供を専門とする大手ソフトウエア企業のサーバーも攻撃されたと述べている。

NIS の声明は、北朝鮮が 1 月 6 日に行った 4 度目の核実験に続いて「わが国(韓国)のサイバースペースに対する一連の攻撃を開始した」とし、韓国の銀行のネットワークに対する大規模なサイバー攻撃の準備だと思われると主張している。 さらに「そのままにしておけば、インターネット・バンキングのシステム停止や意図しない預金の移動など、金融に大規模な混乱が生じていたはずだ」としている。 NIS では政府省庁や公的機関に高度の警戒を維持するよう呼び掛けている。 (AFP/時事 = 3-8-16)


ドコモ「プレミアム 4G」さらに進化 6 月から下り最大 375Mbps 提供

NTT ドコモは 2 日、高速データ通信サービス「プレミアム 4G」の速度を下り最大 375Mbps に向上させると発表した。 新たな周波数となる 3.5GHz 帯を利用した同 370Mbps のサービスとともに 6 月から提供を開始する。 同 375Mbps のサービスは、800MHz 帯の一部を高速通信可能な規格である LTE 専用とし、2GHz 帯、1.7GHz 帯と組み合わせることで実現。 800MHz 帯が LTE 専用になっていないエリアでも、同 337.5Mbps になるという。

6 月のサービス開始当初の基地局数は同 375Mbps が約 50 局、同 337.5Mbps が約 3 千局になる。 新たに利用する 3.5GHz 帯は LTE 専用となる。 上りと下りの通信を 1 つの周波数で利用する TDD 方式を適用。 既存の FDD 方式を適用した周波数帯と組み合わせて下り最大 370Mbps を実現する。 既に商用環境のフィールド試験で同 340Mbps を達成しているという。

同社の大松澤清博・取締役常務執行役員は「周波数を道路、データ量を車に例えると、3.5GHz 帯はまったく新しい道路をつくり、新しい規格で車を走らせることになる」と説明。 「これまで混雑を解消するため、異なる周波数を合体させたり、車線を拡充したりしてきたが、今回は 8 車線分の道路が追加されるので、効果が大きくより快適な通信品質を体感できる」とアピールした。

3.5GHz 帯について、都心部など利用が集中する場所に小規模の基地局を設置するアドオンセルとして展開することで、「プレミアム 4G 全体の能力が向上する(大松澤取締役常務執行役員)」としている。 これらのサービスに対応した端末の準備が、夏モデルの商品発表会に向けて進んでいる。

また、ドコモは東日本大震災からまもなく 5 年目を迎えることから、新たな災害対策の取り組みなどを明らかにした。 首都直下地震に備えて重要設備の西日本への分散化のほか、地震科学探査機構 (JESEA) が進める地震予測システムの実証実験に協力し、基地局に設置した高性能カメラから津波の被災状況を監視する津波監視システムの運用をスタートする。 さらに石油連盟と覚書を締結し、災害時に円滑に燃料を確保し、速やかに通信サービスを復旧・維持できる体制を整えた。 (sankei = 3-2-16)


NTT ドコモの Android 端末、「Android6.0」へアップデートを開始

米グーグルは 2 日(日本時間)、NTT ドコモが販売する一部 Android 端末を対象に、「Android 6.0 Marshmallow」へのアップデートを開始したと発表しました。 まずは、「Xperia Z5」シリーズからアップデートを行い、他の機種についても順次アップデートを行うとのことです。 Android 6.0 Marshmallow のメインとなる機能として、ユーザーが次にすることを先読みするサジェスト機能「Now on Tap」が搭載されています。

「Now on Tap」は、ホームボタンを長押しすることで画面の情報を読み取り、関連情報や次に行うであろう行動を表示してくれる機能で、ユーザーの行動解析に膨大なノウハウがあるグーグルだからこそ出来た機能とも言えます。 今回は Xperia Z5 シリーズからアップデートが開始とのことですが、NTT ドコモを利用しているユーザーにとっては、Xperia Z5 シリーズ以外の Android 端末への早期アップデートが待ち望まれます。 (ドンカム、GGSOKU = 3-2-16)


スマホでネット、半数超 = 青少年の利用状況調査 - 内閣府

内閣府は 26 日、2015 年度の青少年のインターネット利用に関する調査結果を発表した。 それによると、スマートフォンによるインターネットの利用率は、前年度比 4.7 ポイント増の 50.4% で半数を超えた。 また、いずれかの機器でインターネットを利用したことがある青少年の割合は、同 3.7 ポイント増の 79.7%。 このうち、小学生は同 8.3% 増の 61.3% で、伸び率が中高生より大きかった。 平日 1 日当たりの平均利用時間は 141.8 分で、前年度からほぼ横ばい。 最も長かった高校生は 192.4 分だった。

保護者の取り組みを複数回答で尋ねたところ、インターネット閲覧を制限する「フィルタリング」利用者が 41.4% で最も多く、「子どもの利用状況を把握している」 35.7% が続いた。 調査は昨年 11 月 7 日 - 12 月 6 日に全国の 10 - 17 歳の男女 5,000 人とその保護者 5,000 人を対象に実施。 有効回収率はそれぞれ 68.8% と 72.8% だった。 (jiji = 2-26-16)


ドコモ、屋外環境で 20Gbps を超える 5G マルチユーザー通信実験に成功

NTT ドコモは 2 月 22 日、2 月 17 日にエリクソン・ジャパンとともに神奈川県横須賀市のドコモ R & D センタで 15GHz 帯を用いた屋外環境での第 5 世代移動通信方式通信実験を実施し、受信時最大 10Gbps を超える通信速度の無線データ通信に成功したと発表した。 また、2 月 21 日に同環境で実施したマルチユーザー通信実験では、世界で初めて 20Gbps を超える通信容量の無線データ通信に成功したという。

同社によると、10Gbps を超える高速通信を実現するには、連続した広い周波数帯域幅の確保に適している高周波数帯の利用が想定されているが、一方で、周波数は高くなるに従って電波の波長は短くなり、遠くまで伝搬しなくなる特性があるため、10Gbps を超える高速通信では、高周波数帯でより遠方に電波を届かせることが課題であるという。 同屋外実験は、NTT ドコモとエリクソン・ジャパンが共同で仕様を策定し、エリクソン・ジャパンが設計、製造した実験用の無線基地局と携帯電話端末に相当する移動局装置を用いて実施された。

基地局アンテナから複数のビームで、それぞれ異なるデータを同時に伝送し、通信速度を向上させる「マルチビーム MIMO」を利用することで、10Gbps を超える無線データ通信を実現。 64 個のアンテナ素子でビームを作り、電波の放射エリアを特定方向へ集中させる「ビームフォーミング」によって電波をより遠くへ届かせ、これまでの約 7 倍となる 70m 以上の距離の端末への 10Gbps を超える通信速度の無線データ通信が実現したという。 さらに、2 台の移動局装置を同時接続するマルチユーザー通信実験では、受信時最大 20Gbps を超える通信容量の無線データ通信を実現したという。

なお NTT ドコモは、KT、SK Telecom および Verizon Communications とともに、第 5 世代移動通信方式実証実験を行っている世界各国の団体や企業の協力を促進し、実証実験の共通の仕様を策定することで、第 5 世代移動通信方式の開発を効率的に進めていくことを目的とした「5G Open Trial Specification Alliance」の立ち上げに向けて協力していくことに 2 月 22 日に合意している。

NTT ドコモによると、3GPP (Third Generation Partnership Project) で 2018 年に仕様が完成予定の第 5 世代移動通信方式標準化に向け、第 5 世代移動通信方式に関連する業界の関心は高く、多くの団体や企業が複数の仕様にもとづいて第 5 世代移動通信方式の実証実験を行っているという。 5G Open Trial Specification Alliance では、複数存在する実証実験の仕様の共通化を目指しており、通信事業者に限らず、ネットワークベンダー、チップセットベンダー、端末ベンダー、測定器ベンダーなど、さまざまな団体や企業が参加できる開かれた組織をめざし、策定した仕様を公開する方向で検討している。

5G Open Trial Specification Alliance で対象とする 5G の実証実験は、2016 年から 2018 年までに行われるもので、前提となる周波数帯は、6GHz 以下の低周波数帯だけでなく、今まで移動通信に使用されていなかった 6GHz以上 の高周波数帯の双方が対象となる。 (飯塚直、Cnet = 2-23-16)


サムスン、ギャラクシー S7 発表 日本は夏ごろ発売か

韓国製携帯電話

記事コピー (5-30-15 〜 2-22-16)


中古 iPhone、ドコモ人気独走 1 万円高く

中古スマートフォン(スマホ)の店頭価格が、通信会社に応じて差がついている。 人気機種である米アップルの「iPhone (アイフォーン)」シリーズは、NTT ドコモ向けが他の通信会社と比べて 1 万円程度高い。 ドコモの回線を利用する低料金の通信サービス会社が他社に比べて多く、購入後に幅広い通信会社を選べることが人気を集めている。

東京・秋葉原などの店頭価格は、売れ筋の「iPhone5s」で内蔵メモリーが 32 ギガ(ギガは 10 億)バイトの場合、NTT ドコモ向けが 2 万 8,800 - 4 万 8,800 円程度。 2 万 1,800 - 3 万 6,800 円程度の KDDI (au)、およそ 2 万 1,800 - 3 万 2,800 円のソフトバンクに比べ平均して 7,000 - 1 万円程度高い。 新品との比較では、おおむね 4 割程度安い。

低価格の通信サービスを提供する MVNO (仮想移動体通信事業者)は「NTT ドコモの通信回線を利用する事業者が大半を占めるとみられる。(調査会社の BCN)」 au 向けなどと比べ「対応する MVNO の選択肢が多く、消費者の人気が高い。 在庫は品薄気味(中古スマホ販売店)」という。

「iPhone6」の中古品は 16 ギガバイト品でドコモ向けが 5 万円前後で、新品を割引なしで買うより 2 割以上安い。 中古品価格は年数の経過とともに下落傾向にあるものの、「訪日外国人の引き合いも伸びている。(ゲオモバイル運営部)」 通信各社が検討するスマホ端末代の値上げなどで需要が一段と高まれば、店頭価格も下げ渋る可能性がある。 (nikkei = 2-15-16)


三菱電機、無線 LAN と音波による誤差 1m 以内の屋内位置検出システム開発

三菱電機は 2 月 12 日、無線 LAN と音波による測位を組み合わせて誤差 1 メートル以内で位置を検出できる屋内位置検出システムを開発したと発表した。 これにより、例えば GPS の電波が届かない地下駐車場での駐車位置までのナビゲーションや倉庫での物流管理など、さまざまなシーンでの利便性向上に貢献するとしている。

同システムの特長として音波による位置検出装置を無線 LAN 基地局に搭載し、位置検出したい対象物とその周辺の複数の無線 LAN 基地局との間で音波を往復させ、その伝達時間から対象物の位置の特定が可能で送受信のタイミング・計測結果は無線 LAN で通信することができる。 また、すでに構内無線 LAN が設置されている場合、無線 LAN 基地局に位置検出装置を追加するだけで低コストでシステム構築を実現するほか、屋内や地下など GPS の電波が届かない場所で誤差 1 メートル以内の位置検出が可能だという。

さらに、スマートフォンに専用アプリをインストールし、内蔵のマイクとスピーカーを利用することで、駐車場での駐車位置検出ができることに加え、スマートフォンと周辺の無線 LAN 基地局に搭載した位置検出装置との間で送受信した音波の伝達時間からスマートフォンの位置を特定する。 これにより、ユーザーはスマートフォンだけで利用が可能で、RFID (電子タグ)などの専用機器は不要となる。 同社では 2017 年 4 月の実用化に向けたアプリケーション開発を進めていく方針だ。 (岩井健太、MyNavi = 2-12-16)


iPhone 国内出荷台数、初の前年割れ 10.6% 減 6s 伸び悩む

米アップルのスマートフォン、iPhone (アイフォーン)の 2015 年の国内出荷台数は 1,473 万台で、前年より 10.6% 減った。 前年割れは 08 年の国内発売開始後、初めて。 15 年秋に投入された最新モデル「6s」の売れ行きが伸び悩んだためという。 民間調査会社の MM 総研が 9 日、まとめた。 iPhone は、国内で出荷されるスマホの 5 割超を占める人気機種。 毎年秋に新モデルが出るたびに販売台数を増やしてきたが、「6s」は前モデルとの違いが小さいこともあり、世界的に販売が振るわなかった。 15 年 10 - 12 月期の iPhone の世界販売台数も、前年同期比 0.4% 増にとどまった。 (真海喬生、asahi = 2-10-16)

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アイフォーンの販売失速 - スマホ普及で需要弱まる

【ニューヨーク】 米 IT 大手アップルは 26 日、2015 年 10 - 12 月期決算を発表し、スマートフォン「iPhone (アイフォーン)」の販売台数が前年同期比 0.4% 増の 7,477 万 9 千台だったと明らかにした。 2007 年の発売以来、最も低い伸び率となった。 スマホの世界的な普及に伴い新規需要が弱くなり販売が失速、アップルの成長に陰りが出た。 15 年 9 月に最新機種「アイフォーン 6s」と「6s プラス」を投入したが従来機種との違いが少なく買い替えも広がらなかった。 スマホに続く革新的な製品の開発が課題になりそうだ。 (kyodo = 1-27-16)


Facebook アプリを削除するとスマホのバッテリーが最大 20% も長持ちすることが判明

Facebook の iOS アプリがバックグラウンドの動作をオフにしてもバッテリーを浪費する動作を行っていた件で、2015 年に Facebook は公式に問題を認め、修正バージョンのアップデートをリリースしました。 一件落着したと思われた Facebook アプリ問題ですが、Android アプリでもバッテリーを無駄に消費していることが複数のユーザーから報告され、さらに iOS アプリでも依然としてバッテリーを消費していることが分かりました。

Android 系ブログ「Android Central」が Facebook の Android アプリをアンインストールするとパフォーマンスが向上するという記事を投稿して以来、Reddit で真偽を確かめる検証が立て続けに行われました。 複数の Reddit ユーザーによる検証の結果、Facebook アプリと Facebook の Messenger アプリを削除したスマートフォンでは、他のアプリの動作が 15% 速くなるということが証明されています。

これを受けた The Guardian の記者は、Facebook アプリのバッテリー寿命に対する影響の検証を実施。 Huawei 製 Nexus 6P から Facebook アプリを削除し、サードパーティ製アプリ「Metal for Facebook & Twitter」を使用してバッテリー消費量を 1 週間計測したところ、バッテリー寿命が 20% も向上したことを公表しています。

The Guardian の記者が Metal で行ったのは普段通りに Facebook の通知を受けたり、タイムラインを見たりするというもの。 Messanger アプリは削除しておらず、Android 版 Facebook アプリがバックグラウンドで必要以上に電力を消費していたことを示しているとのこと。 つまり、Facebook アプリを削除するだけで、Android スマートフォンの動作が素早くなり、バッテリーの消費量を抑えることができるわけです。 Metal の代わりに Chrome などから Facebook にアクセスしても、同様の効果が予測できるとのこと。

た、同じ The Guardian の記者が iPhone 6s Plus で同様の検証を 1 週間行ったところ、iOS アプリの削除でもバッテリー残量が 15% 向上したことが判明しています。 検証方法は Messanger アプリは残したまま Facebook アプリを削除し、Safari から Facebookを使用するというもの。 毎日フル充電から 7 時 30 分 - 22 時 30 分までに使用した後のバッテリー残量を計測した結果です。

動作速度に関する検証は行われていませんが、修正されたはずのバッテリー浪費問題がいまだに残っているということになり、記者は「いくつかの機能が制限されるが、Safari で Facebook のショートカットを作成すれば、アプリの見た目はほとんど同じでバッテリー消費量を抑えることができる」と話しています。 なお、Facebook の後広報担当者は iOS と Android 両方の問題に関して「現在調査中で、問題改善のため取り組んでいる」と返答しています。 (Gigazine = 2-9-16)

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Facebook で iPhone からライブ動画配信可能に 視聴者コメントをリアルタイム表示

米 Facebook は、ライブ動画を Facebook 上に投稿できる機能を追加した。 米国時間の 1 月 28 日から、米国内での iPhone ユーザーが利用可能になるほか、世界各国でも今後数週間以内に提供を開始。 日本は最初に提供開始される国のひとつで、同日から一部のユーザーが利用可能になり、「今後数週間をかけて他ユーザーに広がっていく」という。

2015 年 12 月からテストを開始しており、それをより多くのユーザーに開放した形となる。 Facebook ページでも利用できるが、Android 版アプリでの対応は、まだ準備中だという。 アプリで「近況アップデート」の欄をタップし、ライブ動画のアイコンを選択。 簡単な説明を加え、ライブ配信開始を告知する範囲を選択すると、配信がスタートする。

放送中は、ライブを見ている人の数と名前、コメントもリアルタイムで確認できる。 放送を終えると、通常の動画と同じようにタイムラインに動画が保存され、削除することも、ライブラリとして残しておく事もできる。 フォローしている友人や著名人のライブ動画はニュースフィードに表示される。 ライブ動画を見ている間、「フォロー」をタップまたはクリックするとその人が次にライブブロードキャストを開始するときに通知を受け取ることもできる。 (AV Watch = 2-1-16)


VAIO、法人向けスマホでドコモ、日本マイクロソフトと共同会見

2 月 4 日、VAIO は記者会見を開き、Windows 10 Mobile 搭載 SIM フリースマートフォン、「VAIO Phone Biz」を発表した。 4 月から販売を開始する。 .VAIO の代表取締役社長の大田義実氏は、「VAIO の強みである PC/ロボットなどの設計/製造技術と人、また VAIO というブランドを生かし、新規領域に取り組んでいる」と説明し、「今回のデバイスで Windows の世界を拡大できる」と語った。

日本マイクロソフト代表執行役員社長の平野拓也氏は、「社長就任後一番多くの声を Windows スマホにいただいている。 今回の『VAIO Phone Biz』の登場で、包括的なデバイスとクラウドサービスを法人向けに提供可能となり、非常に期待している」とコメントした。 NTT ドコモ法人ビジネス本部長の高木一裕氏は、「デバイス、ネットワーク、サービスを VAIO、NTT ドコモ、日本マイクロソフトが三位一体となってワンストップで提供していく」と意気込みを示した。

Windows 10 Mobile は、Windows 10 のスマートフォン版 OS。 Windows 10 と共通のUIと、Windows 搭載 PCやWindows ベースの企業システムとの高い親和性が特徴となっている。 また、NTT ドコモのキャリアアグリゲーションにも対応し、出張先など、日本国内であればどこでも高速に使えるように設計されている。 市場価格として 5 万円台を想定。 主に法人向けを想定し、NTT ドコモの法人ビジネス本部、またダイワボウ情報システムを通じて販売する。 そのほか VAIO 直営オンラインストア「VAIO STORE」やビッグローブ、楽天モバイルなどの MVNO、一部量販店でも個人向けに販売する。 (BCN Vizline = 2-4-16)


「家計簿アプリ」広がる利用 個人情報保護の懸念も

買い物したらレシートをスマホで撮影し、自分の銀行口座とつながったアプリで賢く家計を管理 - -。 そんな「家計簿アプリ」の利用が広まっている。 IT を通じた新しい金融サービス「フィンテック」の一つとしても注目されるが、個人情報保護などの懸念も浮上している。

「銀行もカードも証券も 自動でグラフ化 気持ちいい〜。」 ベンチャー企業のマネーフォワードは昨夏から、こんなテレビ CM で家計簿アプリをアピールしている。 利用者が複数の銀行やクレジットカード会社のネット用 ID・パスワードを登録すれば、すべての金融機関の残高や取引額などを自動的に取得し、一元的に見られるサービスが売り。 スマートフォンのダウンロード数は 300 万件を突破した。 別の資産管理アプリを提供するベンチャー企業・マネーツリーも金融機関との連携が特色だ。 家計簿アプリ「Zaim」や「ドクターウォレット」も、2014 年から同様のサービスも選択できるようにした。 (藤崎麻里、asahi = 2-1-16)


パナが次世代無線 LAN 「WiGig」、成田空港で実験 WiFi の 10 倍の速さ

パナソニックは 1 日、高速で通信できる次世代無線 LAN 「WiGig (ワイギグ)」の実証実験を 18 日から成田空港で実施すると発表した。 専用端末で動画をダウンロードし、訪日客など空港の利用者に体験してもらう。 26 日まで。 実証実験ではアクセスポイントを設置し、日本の観光情報を紹介する動画を配信。 専用のタブレット端末でワイギグと従来の「WiFi (ワイファイ)」を比較できる。 2 時間(容量 2 ギガバイト)の動画だと 10 倍以上速く取り込めるという。

ワイファイは利用者が集中すると電波干渉により通信速度が低下するが、ワイギグは異なる周波数帯を利用するため、速度を維持できるという。 ただ、通信距離は 10 メートル程度と比較的短い。 成田空港は 2020 年の東京五輪に向けてアクセスポイントの整備を進めており、対応機器が普及し始めると見られる 17 年以降のワイギグ導入を目指す。 (sankei = 2-1-16)


島屋が「d ポイント」導入 NTT ドコモと共同販促も開始

島屋が NTT ドコモのポイントサービス「d ポイント」を導入する。 2016 年 8 月をめどに始めるとして、両社は 28 日に業務提携を発表した。 島屋が共通ポイントを採用するのは初。 三越伊勢丹は「T ポイント」、大丸松坂屋は「楽天スーパーポイント」を取り入れている。 島屋で買い物をする際、ドコモのクレジットカード「d カード」や d ポイントカードを提示すると、購入額 100 円につき 1 ポイントを付与する。 また、1 ポイントを 1 円として使えるようにする。 春には、JR 新宿駅南口の島屋新宿店周辺で、共同プロモーションを実施する計画もある。

4 月からは先行して、相互でポイント優待を始める。 ドコモでの支払いに島屋のクレジットカードを使うと、同社の商品券と交換できる「タカシマヤポイント」を通常の 2 倍付与する。 反対に、島屋で「d カード」を用いて決済すると、ポイントが 2 倍になる。 「d ポイント」会員は約 5,400 万人。 現在、ローソンやマクドナルドで 100 円につき 1 ポイント付与される。 春からはイオンシネマや、タワーレコード、オリックスレンタカーも加盟する予定。 (AduerTmes = 1-28-16)


KDDI 研究所、誤入力を自動補正するスマホ向け文字入力アプリ

KDDI 研究所は 1 月 21 日、米 Fleksy とスマートフォン向け文字入力アプリ「Fleksy (フレクシィー)」の日本語対応で共同開発したと発表した。文字入力を誤っても正確な単語に変換できるため、高速で正確な文字入力が可能という。 同日から日本語対応版を Google Play で公開した。 Fleksy は、独自の「ジェスチャー操作 UI」により、文字の誤入力をスワイプするだけで自動補正できるアプリ。 世界最速の文字入力アプリとしてギネス認定され、Google Play の「Editor's Choice アプリ」に選出されるなど、高い評価を得ているという。

日本語対応版では、従来実装していた「QWERTY 入力」に加えて、日本語独自の「フリック入力」に対応した。 また、KDDI 研究所が持つ文字入力や自然言語解析などの技術を活用し、日本語入力に対応した「ジェスチャー操作 UI」と「誤入力自動補正機能」を実装した。 動作環境は Android 4.1 以上搭載のスマートフォン。 無料で利用できる。 なお、iOS 版の日本語対応については現在検討中。 (鴨沢浅葱、ITPro = 1-21-16)


「百度」提供のアプリ、スマホ乗っ取られる恐れ

スマートフォンの基本ソフト (OS) 「アンドロイド」端末向けに国内で提供されているアプリに、本来存在しないはずの「バックドア(裏口)」があると指摘されていたことが分かった。 情報セキュリティー会社はスマホを乗っ取られる可能性も指摘しており、アプリ提供会社が利用者に対し、今月中のアプリ削除などを呼び掛ける事態になっている。

このアプリは、中国検索大手の百度(バイドゥ)が提供するアンドロイド用アプリ「Simeji プライバシーロック (SPL)」。 他人に見られたくないスマホの写真やアプリなどに個別に鍵をかけ、非表示にする機能を持つ。 国内で約 4,500 人がダウンロードしたとされる。 情報セキュリティー会社トレンドマイクロ(東京)が昨年秋、百度の提供するアプリ開発キットに、外部からの侵入を許すバックドアを確認した。 このキットで作られたアプリにはバックドアが仕込まれる。 SPL の中にはキットと同じ文字列があったほか、スマホの OS バージョンや画面サイズ、端末に割り振られる固有番号などの情報を勝手に送信する機能があった。

昨年秋に外部から「バックドアがある」との指摘を受けたという百度は「情報を抜き取られる可能性は、指摘されるまで気付かなかった。 過失であって、意図的に作った『バックドア』ではない。 日本のアプリでこのキットは使われておらず、文字列が残っていただけだ」と主張している。 ただ、百度は「チェックが不十分だった」として、今月 31 日に SPL の更新版の配信を停止する。 既に利用している人に対しては、非表示にした写真やアプリなどが失われないよう、解錠してから SPL をスマホから削除するよう求めている。

トレンドマイクロによると、このキットで作られ、バックドアが残ったままのアプリがスマホに入っていると、外部のパソコンからスマホ内に保存してある写真や文書などのデータを抜き取ったり、連絡先を追加したりできた。 特定のサイトに接続し、スマホに他のアプリを入れることや、別のバックドアを仕込むことも可能だった。 こうしたスマホはネットでも検索でき、同社は「情報の抜き取りだけでなく、様々な機能が外部から乗っ取られ、さらなる被害に遭う恐れもある」と指摘している。 (yomiuri = 1-15-16)


ソフトバンク、「ギガ学割」の特典を毎月 3G から 6G へ拡大へ KDDI に対抗

ソフトバンクは 1 月 12 日、1 月 15 日から実施する「ギガ学割」の特典を変更し、25 歳以下のユーザーを対象にしたデータ増量特典を毎月 3G バイトから 6G バイトに拡大したと発表した。 ギガ学割は、新規契約(25 歳以下のユーザーは機種変更を含む)を対象にしたキャンペーンだ。 申し込みは 5 月 31 日まで。 同日午前中にギガ学割を発表したソフトバンクだが、午後に発表された KDDI の学割内容を受けた措置だ。

なお、キャンペーンとして、200G バイトとキリのいい数字で PR するが、実際は 6G バイト x 36 カ月で 216G バイトになる。 これは、23 万 3,280 円相当(「スマ放題」、「スマ放題ライト」データ定額パックの追加データ購入単価で換算した場合)になるという。 25 歳以下のユーザーの家族向け特典となる容量は、100G バイト(実際は 3G バイト x 36 カ月 = 108G バイト。 11 万 6,640 円相当)で変わらない。 データ容量の増量か、ホワイトプランの月額基本使用料が 3 年間 0 円(「スマ放題」、「スマ放題ライト」の場合は 2 年間 1,620 円割引/月)割引のいずれかを選択できるのも同じだ。

KDDI は、開催した同社の春モデル発表会の中で、若年層に向けたキャンペーンを発表。 KDDI は、25 歳以下で「データ定額 5/8/10/13」に契約したユーザー向けに 25 歳までデータ容量(5G バイト)を毎月プレゼントするとした。 中学 1 年生の場合、25 歳までに 780G バイトがもらえることになるという。 ただし、データの増量は 25 歳以下の本人のみとなっており、家族はデータ定額料金から最大 1 年間、月額 1,000 円を値引く(LTE フラットの契約の場合は、最大 1 年間 934 円割引)。 (坂本純子、Cnet = 1-12-16)