4K テレビ商戦、はや本格化 各社、買い替え需要に期待

フルハイビジョンの 4 倍の解像度をもつ「4K テレビ」の商戦が早くも本格化する。 シャープは 21 日、100 万円を切る新商品を 6 月から販売すると発表。 東芝やソニーも 1 インチあたり 1 万円前後の商品を投入する予定で、4K の専用放送が一部で始まる来夏に先駆けて競争が熱を帯び始めた。

シャープの新商品は「アクオス」ブランドで、70 インチは 6 月 15 日、60 インチは 8 月 10 日に発売し、価格は 85 万円と 65 万円と想定。 海外市場にも順次投入するという。 2 月には 60 インチで 262 万 5 千円の「ICC ピュリオス」を発売したが、主に愛好家向け。 今回は価格を抑え、一般家庭のリビングへの普及を目指す。 当面は月 2 千台の販売を目指し、2 - 3 年後に国内シェア 5 割、世界で 3 割を狙う。

ソニーも昨年 11 月に 84 インチの機種を 168 万円で発売したが、今年 6 月には 55 インチと 65 インチの 2 機種をそれぞれ 50 万円、75 万円で売り出す予定。 東芝も今夏に発売する 58 インチと 65 インチは「1 インチ 1 万円を切りたい」とする。 (asahi = 5-22-13)


Xbox One 年内発売へ 米 MS、8 年ぶり新型

【ニューヨーク = 畑中徹】 米マイクロソフト (MS) は 21 日、新しい家庭用ゲーム機「Xbox One (エックスボックス ワン)」を年内に売り出すと発表した。 カメラやセンサーで人の動きや音声を感知する MS の独自技術「キネクト」を改良し、操作性をよくしたのが特徴だ。 MS がゲームの新型機を投入するのは 8 年ぶりとなる。

同日、米ワシントン州の MS 本社で明らかにした。 キネクトの技術をいかし、音声や身ぶりによって、ゲームやテレビなどの画面をすばやく切り替えることもできる。 インターネット電話「スカイプ」も使えるようになった。 年末商戦をにらんで世界で投入する予定だが、発売時期や価格などは発表していない。

MS の現行機種である「Xbox360」は 2005 年に発売された。 家庭用ゲーム機では、ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) が新型機「プレイステーション (PS) 4」を年内に売り出す予定で、任天堂も日本では昨年 12 月に新型機を発売した。 MS を含めた大手 3 社の競争は一段と厳しくなりそうだ。 (asahi = 5-22-13)


新型ロケット「イプシロン」 8 月に打ち上げへ

宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が開発中の新型固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げ日が、8 月 22 日に決まった。 鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる。 無人補給船「こうのとり (HTV)」 4 号機を搭載した大型ロケット「H2B」は 8 月 4 日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられる。 下村文部科学相が 21 日の閣議後記者会見で明らかにした。

初の打ち上げとなる「イプシロン」は、全長 24 メートルの小型ロケット。 小惑星探査機「はやぶさ」などを打ち上げた M5 ロケットの後継機となる。 開発費は 205 億円。 打ち上げ費用を M5 ロケットの半分以下の 38 億円まで下げることを目指しており、火星などを観測する小型宇宙望遠鏡「スプリント A」を搭載する。 (yomiuri = 5-21-13)

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政府、H3 ロケット開発へ 20 年度打ち上げ目指す

政府の宇宙政策委員会の専門部会は 17 日、H2A ロケットの後継となる大型ロケット「H3 (仮称)」を新規に開発する方針を固めた。 日本の主力ロケットの開発着手は 1996 年の H2A 以来となる。 文部科学省などは、開発費を約 1,900 億円と見込み、2020 年度の 1 号機打ち上げを計画している。

部会は、開発の実施主体を三菱重工業にゆだねる方向で検討中。 民間のコスト意識を反映させて打ち上げ費を低減し、人工衛星の打ち上げサービスの競争力を確保する。 H2A は 95% を超える成功率を誇るが、費用が高い上に、人工衛星の大型化に対応しきれていない。 (kyodo = 5-17-13)

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人工衛星の生産能力が倍増 三菱電機が鎌倉の新工場公開

【上栗崇】 三菱電機は 12 日、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)内に新設した人工衛星の生産棟を報道陣に公開した。 6 階建てで延べ床面積は 7,817 平方メートル、衛星 4 機を同時に組み立てられる。 従来の設備を合わせた生産能力は年間 4 機から 8 機に倍増し、海外からの受注を本格化させる。

約 30 億円を投じた新棟の心臓部は、約 30 メートル四方、天井までの高さ 19 メートルの広大なクリーンルーム。 温度や湿度が一定に保たれ、微細なホコリもシャットアウトした。 大きいものはマイクロバスほどもある人工衛星を組み立てる。 5 月下旬から本格稼働する。

国内の人工衛星生産は三菱電機と NEC がほぼ独占し、年間 4 - 5 機ある国からの発注を分け合う。 鎌倉製作所の岡村将光所長は「海外から毎年 2 機を受注し、宇宙事業の売上高を現在の 700 億円から、2020 年には 1,500 億円に引き上げる」と語った。 (asahi = 4-12-13)


「Xbox」の技、手術にも活用 手ぶりや声で機器操作

【細見るい】 米マイクロソフト (MS) のゲーム機「Xbox360」向けに開発された技術「キネクト」が、手術室や住宅など様々な場所で使われはじめている。 手ぶりや声で機器を動かすこの技術。 日本市場でゲーム機は惨敗したが、技術の応用は日本で最も進んでいるという。

4 月中旬、東京女子医大の手術室。 脳腫瘍を取り除いていた執刀医が壁のモニター画面に右手を振ると、患部の画像が現れた。 手を上下に動かして手術前後の画像を見比べ、「取れたね」と腫瘍が残っていないことを確認した。 キネクトを使って同医大が開発したシステム「オペクト」だ。

手が血などで汚れていても、画像やカルテを簡単に画面に呼び出せる。 画面に向かって手を突き出したり、引いたりすれば拡大や縮小も自由自在だ。 開発に携わった同医大先端生命医科学研究所の村垣善浩教授は「看護師に画像の切り替えを頼んだときに『違う、違う』と振っていた手の動きをうまく利用した」と話す。 福島県立医大のほか、全国 13 の医療機関でも試験利用されている。 (asahi = 5-14-13)


痛くない注射針、より細く 世界最細 0.18 ミリ、輸出

【大和田武士】 「痛くない注射針」の開発で、医療機器メーカーがしのぎを削っている。 三菱マテリアルは 4 月、どんな注射針でも先端を細くできる製造装置を売り始めた。 テルモは昨秋、世界で最も細い自社の注射針を、さらに 1 割細くした。 患者の負担軽減につながりそうだ。 三菱マテリアルが開発したのは、注射、鍼灸(しんきゅう)、手術用などの針メーカー向けの製造装置。

プラズマ加工と呼ばれる技術で、先端部の表面を千分の 1 ミリ単位まで滑らかに鋭利にできる。 砥石などで削る従来の加工技術は小さな削り跡が残り、痛みの一因だった。 注射針は細すぎると、薬がスムーズに入らなかったり、針が折れたりする恐れがある。 そこで、同社は太い針でも先端部だけを細く加工する技術に目をつけ、約 4 年間かけて開発。 機器は 1 台数千万 - 1 億円ほどだが、すでに海外からも問い合わせがある。 今年度は 3 億円、3 年後に 20 億円の販売を見込む。 (asahi = 5-12-13)


ソニー、5 年ぶりに純損益が黒字 2013 年 3 月期決算

ソニーが 9 日発表した 2013 年 3 月期決算は、純損益が 430 億円の黒字となった。 前期は 4,566 億円の赤字で、黒字は 08 年 3 月期以来 5 期ぶりとなる。 アベノミクスによる円安と株高が業績を押し上げた。 売上高は前期比 4.7% 増の 6 兆 8,008 億円で、本業のもうけを示す営業損益も前期の 672 億円の赤字から 2,301 億円の黒字に転換した。 (asahi = 5-9-13)

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ソニーシティ大崎、1,111 億円で売却

ソニーは 28 日、東京・JR 大崎駅前の自社ビル「ソニーシティ大崎」を 1,111 億円で不動産投資信託 (REIT) の日本ビルファンド投資法人など 2 社に売却したと発表した。 テレビやカメラの販売不振に苦しむ中、5 年ぶりに純損益を黒字にしようと国内外で資産売却を進めている。 2013 年 3 月期の営業利益を約 410 億円押し上げるという。 純損益への影響額はまだはっきりしないが、13 年 3 月期の純損益は計画通り 200 億円の黒字を達成できる見通し。

同ビルは地上 25 階建てで 11 年 3 月完成。 約 5 千人が働いており、売却後もビルを借り上げて 5 年間は使うという。 ソニーは 5 年ぶりの純損益の黒字を「必達目標(加藤優・最高財務責任者)」としていたが、テレビやカメラ、パソコンなど主要製品の販売目標を 3 度にわたり下方修正するなど、達成が危ぶまれていた。 今年に入って米国本社ビルや子会社株の売却を相次いで発表しており、今回を合わせた資産売却額は計 2,200 億円超にのぼる。 (asahi = 2-28-13)


PM2.5 問題、追い風 計測器製造、増益見込む

計測器などをつくる東亜ディーケーケーは、2014 年 3 月期決算で増収増益を見込む。 環境問題を追い風に、中国では河川の水質分析機器、日本国内では微小粒子状物質 PM2.5 の測定装置の売上高が、それぞれ 1 億 - 1 億 5 千万円ほど伸びるとみているからだ。

12 年 3 月期は東日本大震災で水没した石油精製プラント用の分析機器などで特需があったため、その反動で 13 年 3 月期の売上高は前期比 4.8% 減の 136 億円にとどまった。 佐々木輝男社長は「一番悪い時期だったが、アベノミクス効果で今後(計測器業界に対する)需要が回復してくる」と期待している。 (asahi = 5-9-13)


電波望遠鏡アルマ、日本担当分完成 モリタアレイと命名

【波多野陽】 国立天文台は 7 日、チリのアタカマ高地で日米欧が運用している世界最高性能の電波望遠鏡「アルマ」で、日本が開発を担当しているパラボラアンテナの設置が完了したと発表した。 アルマ望遠鏡は 66 台のアンテナを組み合わせて一台の巨大な電波望遠鏡として使う。 このうち、日本が開発するのは、天体画像を高精度にするための 16 台のアンテナと受信機などから成る「アタカマ・コンパクト・アレイ (ACA)」というシステム。

チリで昨年、物取り目的とみられる殺人事件の犠牲になった森田耕一郎・国立天文台チリ観測所教授にちなみ、ACA は「モリタアレイ」と命名された。 森田教授は ACA の配列設計などの研究に従事していた。 森田教授の命日の 7 日、現地で研究者らによる追悼集会も開かれた。 国立天文台によると、国外の望遠鏡に日本人の名前が付くのは初めて。 (asahi = 5-7-13)


建設会社、LED 野菜作りに挑戦 装置販売で活路探る

【山口博敬】 横浜市港北区の建設会社「奈良建設」が農学部や園芸学部出身の若手を採用し、野菜作りの専門家の育成を急いでいる。 建設業だけで会社が先細りするのを防ぐため、発光ダイオード (LED) の照明を使った野菜の室内栽培装置の販売を手がけて多角化を図る狙いだ。

JR 新横浜駅から徒歩 10 分。 奈良建設の本社ビル 4 階に 18 日、広さ 73 平方メートルの「新横浜 LED 菜園」が完成した。 上から LED で光を当てる 5 段重ねの水耕栽培装置を 12 セット導入。 無菌室で温度管理にも気を配り、レタスや水菜、ほうれん草など 15 種類の野菜を栽培している。

レタスなら苗を植えてから約 2 週間で収穫できる。 毎月約 1 万 5 千株採れるといい、畑に換算すると約 3,300 平方メートルに相当する。 市内の飲食店に食材として納めるほか、こうした野菜が育ちにくい那覇市のデパートで販売するという。 装置を開発したのは同市中区のベンチャー「キーストーンテクノロジー」。 奈良建設は同社と提携し、全国の営業網を生かして装置を販売する子会社「アグリ王」を 2010 年に設立した。 本社総務部長の杉本隆さん (58) が社長を兼務する。

ビルや倉庫の空きスペースを「菜園」として有効活用することが、新たなビジネスにつながるとみて参入を決めた。 実際、同社の菜園も倉庫などを 3,200 万円かけて改装したものだ。 自前の野菜作りを目指す居酒屋チェーンなど顧客も増え、12 年 9 月期のアグリ王の売上高は前期比 86% 増の 1.5 億円。 新設した菜園は装置の PR と同時に、社員が野菜作りの技術を磨く場でもある。 (asahi = 4-28-13)


ペンでなぞると動画プレーヤー出現 不思議な黒板展示

【丹治吉順】 電子黒板にペンで丸や四角を書くと、その枠内が動画のディスプレーになる。 そんな不思議な動画表示用プレーヤーが、ニコニコ超会議2(27、28 日、千葉・幕張メッセ)の会場に展示されている。 ユーザーが思い思いに手書きして画面をデザインできる仕組みだ。 「黒板というアナログな道具に、先進的な機能が載っている。 そこに未来を感じてもらえれば。」と開発に当たった坂本将樹さん (30) はいう。

名前は「ニコニコ超未来プレーヤー」。 教室の黒板にチョークで書くのと同じ感覚。 動画プレーヤーを表示させるアイコンをペンで押して選択した後、四角や丸の枠を描く。 するとその枠の中で動画が再生される。 再生の早送り・巻き戻しなどを操作する「シークバー」もペンで書いて表示できる。 操作したい機能をアイコンで選択 → ペンで黒板に書く → その機能が黒板上にそのまま現れて操作できる、という使い方だ。 (asahi = 4-28-13)


光使って水中で会話、機器開発 海底捜索などに活用へ

「ここにクマノミがいますよ」、「かわいい!」 - -。 光を使って水中で会話ができるライトが開発された。 専用マスクをつけて話すと、声が光の高速点滅信号に変換され、その光を相手の受信機に向けると、スピーカーを通してその声が届く。 初心者ダイバーでも安心して海を楽しめるほか、海底捜索などでの活用が期待されている。

通信機製造会社「マリンコムズ琉球(本社・沖縄県座間味村)」が開発した「i-MAJUN (イマジュン)」。 技師長の上間英樹さん (46) らが 6 年かけて改良を重ねた。 有線や超音波を利用したこれまでの製品と違い、潮流に影響されない利点がある。 1 台約 25 万円で、会話するには 2 台必要。 当面はダイビング・ショップへの販売を想定している。 同社によると、光を使った水中通話機器は世界初という。 (asahi = 4-22-13)


ネーム印ついてても軽いボールペン

シヤチハタは、カーボンファイバー製のネーム印つき高級ボールペン「ネームペン カーボネックス」を 22 日に売り出す。 従来の真鍮製より 2 割以上軽い 33g。 ネーム印がついていても疲れにくく書きやすいという。 全 3 色。 税込み 1 万 500 - 1 万 1,445 円。 ネーム印がないタイプは 9,345 円。 (asahi = 4-21-13)



山形・米沢工業高の挑戦、英語教科書に 電気自動車製作

【内藤文晴】 米沢市の県立米沢工業高校の生徒らが取り組んだ「ゼロ・エミッション・プロジェクト」が、2014 年度から使われる高校生用の英語教科書に取り上げられる。 「高校生に夢と希望を与えたい」と題材を探していた出版社が、米工生のユニークな取り組みに注目した。 開隆堂出版(東京)が発行するコミュニケーション英語 2 の教科書「イングリッシュ・ナウ」で、B5 判カラー刷り。 4 ページにわたり、英語と写真で、主に電気自動車製作の過程を紹介している。

「地球に優しい電気自動車を作りたい。」 生徒のそんなひと言からプロジェクトは始まった。 生徒たちは何度もあきらめかけたが、「公道を走る電気自動車を見たい」という思いに支えられて休み中も作業を続けた。 環境に優しい車であるために、太陽光発電や風力発電のシステムも作った。 完成までに 2 年間かかった。 生徒らはメンバー間のコミュニケーションの大切さなど多くを学んだと締めくくっている。 (asahi = 4-9-13)


カネカ、内視鏡分野に本格参入 グループ 3 社買収へ

大手化学メーカーのカネカは 4 日、リバーセイコーなど長野県の医療機器メーカーグループ 3 社を買収すると発表した。 3 社の持つ特許などをいかし、内視鏡分野の医療機器事業に本格参入する。 カネカは 3 年後に 100 億円の売り上げ増を目指す。 (asahi = 4-4-13)


つながる画面、何枚でも 初の量産化「将来は家庭用も」

ディスプレー製造の篠田プラズマ(神戸市)は 26 日、新製品「つながるシプラ」を発表した。 縦 2 メートル、横 1 メートルのプラズマ方式のフィルムディスプレーで横に何枚でもつなげられる。 1 メートル四方のフィルムを縦に 2 枚、つなぎ目を目立たなくしてつくった。 横に 6 枚つなげると約 250 インチになり、曲げることもできる。

これまで鉄道の駅や美術館の電子看板など注文に応じて生産してきたが、新製品は初めて量産。 価格は従来の半値の 1 枚 400 万円前後になる見込み。 富士通出身でカラープラズマディスプレーの「生みの親」ともいわれる篠田傳(つたえ)・会長兼社長は「将来はもっと価格を下げ、家庭にも普及させたい」と意気込みをみせた。 (asahi = 3-27-13)


ソニー・NEC・日産、リチウムイオン電池で統合交渉

【上栗崇、長崎潤一郎】 ソニー、NEC、日産自動車が、リチウムイオン電池事業の統合に向け交渉を始めたことが 26 日わかった。 政府系ファンドの産業革新機構が主導し、出資も検討している。 ソニーが売却を目指している電池事業に台湾企業などが関心を示しており、統合で海外への技術流出を防ぐ狙いがある。

ソニーの電池子会社「ソニーエナジー・デバイス」と、NEC と日産の合弁会社で自動車向けリチウムイオン電池を作る「オートモーティブエナジーサプライ」を経営統合させる方向で今月、3 社が交渉に入った。 2013 年度中の統合を目指す。

小型で大容量のリチウムイオン電池は、1991 年にソニーが世界に先駆けて商品化し、2000 年代初めまでは日本メーカーが世界シェアの約 9 割を占めた。 ただその後は韓国勢や中国勢がシェアを伸ばしている。 調査会社のテクノ・システム・リサーチによると、12 年はサムスン SDI が初めて日本勢から世界シェアトップを奪った。 (asahi = 3-27-13)


ソーラーパネル掃除ロボ:世界初 水無しでほこり除去

倉敷のベンチャー、試作機開発 香川

夢は中東市場進出

ソーラー発電ビジネスが活発となる中、岡山県倉敷市のベンチャー企業「未来機械」が、水を使わずにソーラーパネルを自動清掃するロボットを世界で初めて開発した。 大規模ソーラー発電所(メガソーラー)で課題のパネル清掃にかかる人件費を抑えられる。 26 日に香川大(高松市林町)で試作機を披露した三宅徹社長は「ソーラー発電ビジネスは、中東諸国などで市場拡大が期待できる。 2 年後の商品化を目指したい。」と意欲を示した。

試作機は幅約 72 センチ、長さ約 43 センチ、高さ約 22 センチ、重さ約 11 キロ。 本体にタイヤが三つ装着され、前後左右の 4 カ所にセンサーを内蔵。 回転ブラシでパネル面の砂ぼこりを払い落としながら進む。 搭載バッテリーで最長 2 時間連続運転でき、一度に約 1 平方メートルのソーラーパネルなら約 380 枚を清掃できるという。 最大で 45 度の傾斜まで対応できる。

三宅社長は、ロボット工学を学んでいた香川大在学中の 04 年に起業。 ソーラー発電ビジネスへの参入を検討している国内メーカー担当者からの要望などを受け、09 年にロボット開発に着手した。 同大工学部などの協力で 12 年に試作機を完成させ、同年 9 - 11 月、中東のサウジアラビアとアラブ首長国連邦のメガソーラーで実証実験をした。 その結果、ソーラーパネルを水で清掃するのと同程度、発電力が回復したという。

未来機械は商品化時の価格を 1 台約 200 万円と想定し、14 - 18 年の 5 年間で数百台の販売を見込んでいる。 三宅社長は「暑い中東での耐熱性や製造コストが課題だが、克服できるところまで来ている。 ソーラーパネルの清掃分野で市場をリードする存在になりたい」と語った。

日照時間が長くて平地も多い中東や北アフリカでは、メガソーラー適地が多いことから、世界各国の企業が近年、ソーラー発電ビジネスに相次いで参入。 情報調査会社の報告では、中東と北アフリカ計 17 国のソーラー発電設備は 17 年には、10 ギガワットとなるとされ、急激に市場が拡大している。

しかし、中東などの乾燥地域では水資源が乏しいうえ、砂ぼこりも頻繁に発生。 ソーラーパネルに砂ぼこりが積もると日光が遮られるため、掃除しない場合、発電量が 1 カ月で 10 - 15% 程度低下するとされる。 (鈴木理之、mainichi = 3-27-13)


パナソニック扇風機 100 年 初の羽なし型を発売へ

パナソニック子会社の前身企業が 1913 年に国産初の「交流式扇風機」を発売してから 100 周年を迎えるのを機に、パナソニックは初めて羽根なしの扇風機を発売する。 羽根なし扇風機は英ダイソンやシャープなどが発売して人気商品になっている。

「スリムファン F-S1XJ」。 本体は高さ 95 センチの円柱状で、縦型のスリットから風を吹き出す。 5 月 20 日から販売し、店頭想定価格は 3 万 5 千円前後。 扇風機の需要は東日本大震災後、節電意識の高まりから増加。 パナソニックの扇風機は 11 年度、1 万 8,500 店の系列店のみに卸していたが、12 年度は量販店にも展開をはじめた。 今年は電気料金値上げも控えており、引き続き需要は高まるとみている。 (asahi = 3-25-13)


世界初、透明な紙のシート開発 植物繊維製、硬くて丈夫

【大和田武士】 製紙大手の王子ホールディングスと化学大手の三菱化学が、植物繊維を使って「透明な紙シート」をつくることに世界で初めて成功した。 硬くて丈夫なうえ、自由に曲げたり、折りたたんだりできるという。 携帯端末の画面などに使う薄いガラスに代わるものとして、2016 年に製品化することを目指す。 (asahi = 3-24-13)


レコード音楽、SD カードや USB に 1 万円台の新機器

AV 機器製造のヴァーテックス(新潟市)は、レコードの音楽を簡単にデジタル化して SD カードや USB メモリーに保存できる「クラシックマルチレコードプレーヤー MRP-V001BK」を今月下旬に売り出す。 スピーカー内蔵で、CD やラジオも楽しめる。 想定価格は 1 万 2,800 円。 全国のツタヤなどで販売する。 (asahi = 3-20-13)


"ものづくり" を盛り上げるコワーキングスペース お台場「MONO」

3D プリンタをはじめとした機器を使った "ものづくり" に注目が集まりつつある。 そうした中、3 月 1 日にお台場・テレコムセンタービル内に、ものづくりに特化したコワーキングスペース「MONO」がオープンした。

MONO は、3D プリンタやレーザーカッターなど、ものづくりのための基本的な設備を設置し、スタートアップや個人が製品のプロトタイプを開発できる。 運営は建築設計事務所の後藤建築事務所。 企画やプロデュース面は、天王洲にコワーキングスペース「Samurai Startup Island (SSI)」を運営するサムライインキュベートが担当する。

MONO は、東京都の手掛ける臨海副都心 MICE (Meeting、Incentive、Convention、Exhibition) 拠点化推進事業の 1 つとして、国内およびアジア各国の起業家への起業、経営、進出支援を目的として作られた。

「(海辺で交通のアクセスがよくないという)立地の問題もあり、普通のコワーキングスペースを運営するのは難しいと考えた。 そこで、まだ日本にないものづくり支援のための場所にしたらいいのでは、と提案したのが始まり」とサムライインキュベートの安藤庄平氏は MONO 設立の経緯に関して語る。

ものづくりと IT 技術を融合させる場所に

スペースの利用には固定席プラン(月額 3 万 1,500 円)とフリー席プラン(月額 2 万 1,000 円)、1 デイドロップイン(1 日 2,000 円)の 3 つのプランが用意されている。 広い空間には、イベントスペースや図書コーナー、仮眠室なども設置。 3D プリンタやレーザーカッター、CNC システムなどの工作機械、オシロスコープなどが用意され、入居者は自由に利用できる。

「サンフランシスコやシリコンバレーのように、まわりが静かで集中できる場所」と安藤氏が語るように、テレコムセンターは渋谷や六本木といった IT スタートアップが集まるエリアとは異なり、周辺には商業施設などはほとんどない。 ただしビル内には飲食店やコンビニエンスストアがあり、開発に没頭できる環境となっている。

また、道路を挟んで向かいにある東京都立産業技術研究センターとは協力関係にあり、共同で勉強会を開催したり、試験用の機器のスムーズな利用申請ができるような取り組みをしたりしていく。 「これまで IT とものづくりの連携が取れる場所は少なかった。 MONO を通じて、ものづくりスタートアップを生み出していきたい。」(安藤氏)。

サムライインキュベートでは今後、MONO に加えて天王洲の SSI や、大田区などの町工場を連携していく計画があるという。 「スタートアップがサンプルやプロトタイプを開発し、ビジネスモデルを作る。 そして町工場がプロダクトを製造するといったように、ものづくりに関わる人たちが活きる環境を作っていきたい。(安藤氏)」

入居対象については、小規模なメンバーで新しいサービスやプロダクトを作るスタートアップなど「個人や起業したての人たちに来てもらいたい(安藤氏)」という。 士業関係の入居者もすでに決まっているという。 また今後は週に一度の体験ツアーや、親子参加を前提としたワークショップなどで、幅広い層が 3D プリンタやレーザーカッターなどに触れられる機会も提供していく。 (江口晋太朗、Cnet = 3-18-13)


電子ペーパーで屋外競技の時間表示 モルテンが発売

モルテン(広島市)は、屋外競技の計測時間や得点の表示板として、初めて電子ペーパーを使った「アウトドアタイマー 30」を 4 月 2 日に発売する。 幅 90.5cm、高さ 32.5cm、厚さ 3.5cm で、重さは 3.1kg。 青地に白く 5 桁の数字を表示。 磁気で数字部分の板を動かす従来型と比べて、重さは 4 割、厚みは 4 分の 1 以下になった。 単 3 形アルカリ乾電池 4 本で約 140 時間使える。 税込み 15 万 7,500 円。 (asahi = 3-14-13)


LED ライトで肌くっきり ポーラ、メーク用鏡発売

ポーラは、5 倍拡大鏡と 36 個の LED ライトで肌の細部までよく見えるメーク用の鏡「ハリウッドビューティミラー」を発売した。 暗い場所でもアイラインなど細かいメークがスムーズにでき、肌の状態のチェックにも便利。 表面は通常の鏡、裏が拡大鏡で、縁のライトは明るさを 3 段階で調整できる。 税込み 1 万 8,375 円。 百貨店をのぞく全国のポーラのお店で扱う。 (asahi = 3-9-13)



ファイル 6 冊収容可能 背幅変えられるクリアブック

コクヨ S & T は、収容量に応じて背幅を変えられるクリアブック NOViTA (ノビータ)シリーズの新商品「ノビータα」を 4 月 10 日発売する。 背の内側に刻まれた 6 本のレールを使って最大 6 冊のファイルを収容できる。 ファイルは、A4 判の書類を入れられるポケットタイプや、カードサイズに区切られていて名刺などの整理ができるタイプなど 5 種類から選べる。 希望小売価格は 680 円(税抜き)で、A4 判ポケット型ファイル 2 冊がつく。 (asahi = 3-7-13)


輸出企業の利益、1 ドル 83.9 円が境目 6 年ぶり円安

【藤田知也】 国内の輸出企業がぎりぎり利益を出せる為替レートは今年度、平均 1 ドル = 83.9 円だった。 昨年度の 1 ドル = 82.0 円より 1.9 円の円安ドル高で、6 年ぶりに円安方向に振れた。 昨年 11 月から急速に円安が進んだため、輸出企業の円高への警戒感が和らいだとみられる。

内閣府が 1 月、株式上場している企業 2,374 社に「企業行動に関するアンケート調査」をした際、輸出などで利益が出るかどうかの分かれ目となる為替レートを聞いた。 1 年後の予想為替レートは平均 1 ドル = 88.4 円で、さらに円安ドル高になった。 一方、1 年後に材料などの仕入れ価格がどうなるかを聞いたところ、今年度より 1.4% 高くなるとの予想だった。 円安で輸入品が上がる影響とみられる。 ただ、1 年後の販売価格は 0.1% 安くなるとの予想で、物価が下がる「デフレ」は続くとみている。 (asahi = 3-3-13)

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電機大手、円安効果で 7 社が営業黒字 収益力には差 4 - 12 月期

電機大手 8 社の 2012 年 4 - 12 月期決算が 7 日、出そろった。 年末からの円安が業績を押し上げ、シャープを除く 7 社が営業損益の黒字を達成。 だがテレビやパソコンを中心に販売不振が続いており、本業の収益力には、大きな差がある。 「円安は大変な追い風だが、本業のエレクトロニクスは厳しい環境が続いている。」 ソニーの加藤優最高財務責任者 (CFO) は 7 日、都内であった記者会見で表情を曇らせた。

円安のメリットは大きい。 昨年 10 月から今年 3 月までで営業利益が 170 億円押し上げられ、円安を受けた株高なども金融事業の利益を 50 億円程度増やすと予想する。 だがテレビ事業だけで今年度 800 億円の営業赤字となる見通しで、プラス効果を食いつぶす。 コスト削減を進め、来年度はテレビを黒字化させる計画だ。

富士通も半導体やパソコン、携帯電話の不振が円安効果を打ち消し、4 - 12 月期の営業利益が前年同期比 65.2% 減に。 山本正已社長は半導体事業を中心に大幅なリストラに取り組む方針を打ち出し、「来期以降は確実に収益を回復させる」と話した。

一方、日立製作所や東芝は為替の影響に加え、国内外で火力発電所事業が好調だった。 中国や欧州の景気減速の影響は受けたものの、日立の中村豊明副社長は「(為替など)外部環境にかかわらず、利益を出せる体質の会社になってきた」と自信をみせた。 NEC は携帯電話用の通信機器が売り上げを伸ばした。

円安が 10 - 12 月の売上高に与えたプラス影響は、公表しなかった東芝とシャープを除く 6 社合計で 1,423 億円。 ただ、各社とも今期は交換レートの予約などを行っていたため、利益面の影響は限定的だ。 ソニーの加藤 CFO は「来期は為替がかなり効いてくる。 今のレートが続けば、(サムスン電子など)韓国メーカーともかなり戦いやすくなる。」と力を込めた。

韓国、ウォン高で苦戦

一方、ドルに対して自国通貨が切り上がっている韓国。 ウォン安を背景に業績を伸ばしてきた日本のライバル企業たちに、変化の兆しが見え始めた。 先月発表された LG 電子の昨年 10 - 12 月期の決算は、連結売上高が 13.5 兆ウォン(約 1.2 兆円)、純損益は約 4,700 億ウォン(約 405 億円)の赤字。 売り上げは前年同期比で横ばいだったが、赤字幅は約 4 倍に膨らんだ。 白物家電などの利益率が落ち込み、財務担当役員は「為替レートが損益に大きく影響した」と話した。

電機大手・サムスン電子の昨年 10 - 12 月期の決算は連結売上高が 56 兆ウォン(約 4.8 兆円)、純利益は 7 兆ウォン(約 6 千億円)。 好調なスマートフォンに支えられて増収増益になった。 しかし、電話会見で李明振専務は「ウォン高によるマイナスの影響は 10 - 12 月期だけで約 3,600 億ウォン(約 310 億円)。 この基調は当面続くとみられ、影響は今年 3 兆ウォン(約 2,600 億円)を超すおそれがある。」と、警戒感を示した。

通貨ウォンは昨年 5 月、1 ドル = 1,185 ウォンで底を打ったのを機に米国などの量的緩和で上昇した。 1 月 11 日には 1 ドル = 1,054 ウォンを記録。 韓国貿易保険公社の調査で大企業の損益分岐点とされる 1 ドル = 1,059 ウォンを上回った。 (ソウル = 中野晃、asahi = 2-8-13)


自分撮り簡単ミラーレス ソニーが発売

ソニーは、自分撮りが簡単にできるミラーレス一眼「NEX-3N」を 3 月 8 日に売り出す。 背面の液晶モニターが上のほうに 180 度回転するので、レンズと同じ方向に向く。 昨年発売した前モデルより 18% 軽くし、コンパクト機のようにシャッター近くのレバーでズームができるなど、一眼初心者の女性を意識して設計した。 白、ピンク、黒の 3 色で想定価格は 6 万円前後。 (asahi = 2-25-13)


大スクリーンでも超高精細 プロジェクター向けに新技術

【上栗崇】 画像技術開発が専門のアイキューブド研究所(東京)は 25 日、プロジェクターで超高精細な映像を映し出す「ISVC」と呼ばれる新技術を開発したと発表した。 フルハイビジョンの映像を独自技術で加工し、カメラではうまく撮れない細かな部分まで映像化できるという。

フルハイビジョン映像を元に、4 倍の解像度を持つ「4K」方式の映像を作り出すのは市販の最高級プロジェクターと同じ。 新技術は映画の登場人物などに加え、森林や岩肌、水面のさざ波など背景まで高精細にし、150 インチ超の大スクリーンに映しても隅々までくっきり見えるのが特徴だ。 今後技術を採用する電機メーカーを募り、来年の商品化を目指す。

アイキューブドはソニー OB の近藤哲二郎氏が創業。 2011 年に開発した 4K テレビ向けの技術「ICC」を採用した液晶テレビが今月、シャープから発売された。 (asahi = 2-25-13)


ソニー、PS4 発表 画面高精細、PS3 ソフトは使えず

ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) は 20 日(日本時間 21 日)、新しい据え置きゲーム機「プレイステーション (PS) 4」を売り出すと正式に発表した。 2006 年の「PS3」以来 7 年ぶりの新型。 ニューヨークで開いたイベント「プレイステーション・ミーティング」で、アンドリュー・ハウス社長が明らかにした。

PS4 は画面がより高精細になるほか、ネット経由で PS3 向けゲームの多くをダウンロードできる。 保存したゲームを携帯ゲーム機「PS ヴィータ」やスマートフォン、タブレット端末に移すこともできる。 PS3 のソフトは使えない。 コントローラーに付く「シェア(共有)ボタン」を押せば、ゲーム画面をツイッターなどの交流サイト (SNS) や動画サイト「ユーストリーム」に投稿できる。 触って操作するタッチパッドが付くほか、コントローラーに付いた LED ライトの動きをテレビ近くに置いたカメラで読み取り、直感的にゲームを操作することもできる。 (asahi = 2-21-13)

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PS ヴィータ、最大 1 万円値下げ 低迷打開へてこ入れ

ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) は 18 日、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」を 28 日から最大 1 万円値下げし、税込み 1 万 9,980 円にすると発表した。 他のゲーム機やスマートフォンに押されて販売が低迷しているため、大幅値下げでてこ入れする。 現在は携帯電話回線でもインターネット接続できる機種が 2 万 9,980 円、無線 LAN のみの機種は 2 万 4,980 円だが、ともに 1 万 9,980 円にする。 (asahi = 2-18-13)

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プレステ 4、年内発売 7 年ぶり新型、ソーシャル連携も

【上栗崇】 ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) が、新しい据え置きゲーム機「プレイステーション (PS) 4」を年内に売り出すことが 6 日わかった。 2006 年の「PS6」以来 7 年ぶりの新型で、日米で年末商戦に投入される見通し。 価格は検討中だが 4 万円を超えるとみられる。

20 日に米国で開かれるイベント「プレイステーション・ミーティング」で、SCE のアンドリュー・ハウス社長が発表する。 ソニー側は詳細を明らかにしていないが、画面が高精細になるほか、コントローラーはPS3とほぼ同じ形で、指で触って操作するタッチパッドが付くとみられる。 (asahi = 2-7-13)


撮った後、美肌に小顔に修正 ニコンが小型カメラ

ニコンイメージングジャパンは、撮った画像を加工してメークしたり歯を白くしたりできる小型カメラ「クールピクス S9500」を 23 日に売り出す。 美肌、小顔、目を大きくするなど 8 種類の加工ができ、撮影した位置情報を画像に記録することもできる。 光学 22 倍ズームで、赤、黒、銀、茶の 4 色。 想定価格は約 4 万円。 (asahi = 2-20-13)