メトロ電気、島根・雲南市の新工場が月内稼働−電気ヒーター増産 【名古屋】 メトロ電気工業(愛知県安城市、川合誠治社長、0566・75・8811)は、発熱体に炭素繊維を用いる電気ヒーター「カーボンヒーター」を増産する。 約 3 億円を投じ、島根県雲南市に同ヒーターの新工場を建設。 4 月中旬に稼働する。 金属の発熱体を使う従来のヒーターからカーボンヒーターへの置き換え需要が拡大し、本社工場の既存ラインでは手狭になったため。 同ヒーターで 2016 年 3 月期売上高 10 億円(13 年 3 月期比 3 倍強)を目指す。 新工場は災害リスクの分散を図る目的もあり、島根県に建設。 平屋建てで敷地面積は 3,526 平方メートル、建築面積 1,454 平方メートル。 従業員 10 人で開始し、16 年には計 20 人に増やす。 当面はヒーター管の組み立てのみ手がけ、中核部品の発熱体は本社工場から送る。 カーボンヒーターは赤外線の放射率が 85% と同 20 - 40% のハロゲンヒーターなどと比べ高いのが特徴。 温度上昇が速く、電力使用量を下げられるため、自動車関連製品の乾燥工程や食品機械、電気ストーブなどに採用が進んでいるという。 同社はこたつ用ヒーターユニットが主力。 同製品で、国内シェア約 8 割を持つ。 需要拡大の続くカーボンヒーターを「こたつ用に次ぐ経営の第 2 の柱に位置づける(川合社長)」考えだ。 (asahi = 4-8-13) なるほドリ : 石見銀山ってそんなにすごいの? 島根 ◇ 世界に類ない "自然を壊さない" 鉱山 産出銀が東西文明交流に影響も ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されてから昨年で 5 年を迎えた「石見銀山遺跡とその文化的景観(大田市)」。 市を挙げての観光キャンペーンも初めて企画されるなど注目を集めた。 改めて聞くけど、石見銀山ってそんなにすごいの? 記者 スペイン、ポルトガルなどヨーロッパの列強が、金銀や香辛料など価値の高い品々と、それを産出する土地を求めて世界中に進出した大航海時代がありました。 その後期、世界に流通する銀の 3 分の 1 を日本銀が占めたとされます。 その大部分が石見産の銀だったのです。 なるほドリ 世界に誇る銀山だったんだ。 A 国内を見ても、中国地方の覇者だった戦国大名の毛利氏、豊臣秀吉、徳川幕府など、強大な権力を支える裏付けが石見銀山でした。 文字通り、世界の歴史を動かしたのです。 Q 世界遺産にどうして選ばれたの? A 日本の文化庁は当初「東西文明の交流に影響を与え、自然と調和した文化的景観を形作る、世界に類を見ない鉱山」という点をアピールしました。 ところが諮問機関のイコモス(国際記念物遺跡会議)は一度、登録延期を勧告し、棚上げになってしまったのです。 Q 対処法は? A 日本のユネスコ大使たち関係者は、「補足情報」として勧告に反論しました。 その主な内容は「自然を壊さない開発」という銀山の歴史的特徴でした。 これがユネスコ世界遺産委員会の関係者や専門家に絶大な支持を受けたのです。 Q 環境にやさしい銀山だったんだ? A 欧米の金銀鉱山は、大規模な採掘と、燃料に使う森林の乱伐で山が丸裸になり、自然が破壊される場合も多かったのです。 ところが石見銀山では、狭い坑道を掘り進む採掘法によって山が崩されることはありませんでした。 森林も計画的に伐採され、植林も村々が割り当てで行いました。 研究者によると、これは失敗を重ね、石見の人々が完成させた方法といいます。 「自然を壊さない」鉱山は世界に類がなく、21 世紀に必要である普遍的な価値を石見銀山が持つと世界中の人々が認めたのです。 Q 登録 5 周年ではいろいろなイベントがあったね。 A 大田市は銀山を文化資源とし、同時に三瓶山と並ぶ観光資源に活用しようとしています。 昨年の市の観光キャンペーン「石見銀山ウオーキングミュージアム」では、市を博物館に見立て、滞在する観光客の増加を目指しました。 公式パンフレットを初めて発行し、電気バスツアーや漁船クルーズなどがありました。 Q 多くの観光客が訪れたんだよね? A それが難しいところです。 遺跡の中核といえる大森地区を訪れた観光客数は減り続けています。 準備不足などが理由と言います。 それでもイベントを通して石見銀山の名前を全国に PR できたのも事実です。 Q 島根が誇る世界遺産。 たくさんの人に知ってもらい、訪れてほしいよね。 A 銀山遺跡がよく保存されていた理由の一つに、交通が不便なため一種のサンクチュアリ(聖域)になり、荒らされたりすることが少なかったことが挙げられます。 世界遺産に登録後、現状変更は基本的にできなくなりました。 市などは、ありのままのかつての銀山の姿を観光客に見てもらい、学ぶ場として活用していく方針です。<回答・鈴木健太郎> (mainichi = 4-7-13) 奥出雲を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」 4 月から運行開始 ![]() 西日本旅客鉄道(JR 西日本)が木次(きすき)線で運転するトロッコ列車「奥出雲おろち号」は、4 月から運行を開始した。 沿線の名産品も販売 同列車は 2 両編成のトロッコ列車で、JR 木次線の木次駅 - 備後落合駅間までを、1 日 1 往復運行する。 運行は 4 月初旬から紅葉期間終了までの金・土・日・祝日。 夏休みや、紅葉期間中は平日も運行する。 また、トロッコ列車の運転にあわせ、同列車の車内や駅では、お弁当やそばなどの沿線の名産品も販売する。 全車指定席(全区間)で、定員は 64 名。 乗車には、乗車券の他に指定席券(大人 510 円、子供 250 円)が必要となる。 きっぷは 1 カ月前から発売。 詳細は奥出雲トロッコ列車で案内している。 (MyNavi = 4-5-13) 農業参入企業 7 割赤字 島根 島根県内で異業種から農業に参入した企業のうち、県が経営状況を把握する企業の 7 割近くが赤字経営であることが分かった。 県は経営改善に向け支援や指導を強化する。 2012 年度までに参入した 97 社のうち、09 年度までに加工機械などの施設整備で県から補助を受けた 36 社について、提出された事業報告書を分析した。 11 年度は 26 社が赤字で、うち 16 社は 10 年度よりも収支が悪化していた。 県農業経営課によると、栽培技術の不足で目標の収穫量が得られなかったのが主な原因。 また、販路の確保が不十分だったり、悪天候や規格外品の発生を想定していなかったりするケースもあった。 「工業製品の感覚で参入するとうまくいかないことが多い」と指摘する。 県は参入企業から聞き取り調査を実施し、経営改善計画の策定などを進めるほか、県農業技術センターによる技術指導も強化する。 また、有機栽培や経営の多角化、既存法人との連携など、参入企業の「成功パターン」を分析。 12 年度以降の新規参入では、補助金申請の際、成功例を参考に経営計画を作成するよう企業側に求めている。 (中国新聞 = 4-4-13) 尾道松江線の島根側開通 松江 - 広島 50 分短縮 中国横断自動車道・尾道松江線の三次東ジャンクション・インターチェンジ(JCT・IC、広島県三次市) - 吉田掛合 IC (島根県雲南市)間の 48.7 キロが 30 日、開通した。 島根、広島両県側で式典があり、関係者が開通を祝った。 松江市など島根県東部と山陽の所要時間が大幅に短縮され、観光や産業などの交流拡大が期待される。 同区間は国と島根、広島両県が事業費を負担する新直轄方式で建設され、通行料は無料。 国交省松江国道事務所によると、開通で松江、広島両市は約 2 時間 50 分で結ばれ、これまでより約 50 分短縮した。 島根県側の雲南吉田 IC (雲南市)と広島県側の三次東 JCT・IC で、それぞれ関係者がテープカット。 高野 IC 近くの高野小学校(広島県庄原市)であった式典には約 500 人が出席し、島根県の溝口善兵衛知事は「広島県との連携がさらに深まり、観光や産業の振興に大いに役立つ」と述べた。 午後 5 時から一般車両の通行を開始した。 今回開通した区間は暫定 2 車線で、事業費は 1,421 億円。 尾道 - 松江間(約 137 キロ)は 2014 年度の全線開通を目指している。 (日本海新聞 = 3-31-13) 韓国、高校教科書の独島表記で日本に強い抗議 公使呼び出す - 中国報道 韓国・聯合ニュースの報道によると、韓国外交部の趙泰永報道官は 26 日、日本の文部科学省が公表した高校教科書検定の審査結果で竹島(韓国名・独島)を日本領と明記した教科書が合格していたことについて、「日本政府が依然、歴史を直視せずに自身の責任を軽視した内容の教科書を合格させたことに対し、韓国政府は強烈に抗議する」と表明した。 また日本政府に対して根本的な改定を求めている。 中新網が伝えた。 趙報道官は「歴史に対する正直な反省のない教科書は日本の未来の世代に誤った歴史観を植え付け、歴史の重荷を背負わせる。 『過去を直視できなければ未来も見えない』ということを、日本政府は忘れるべきではない。 日本政府が歴史を直視し、責任感のある行動をとり、早期に歴史がもたらした傷痕を癒すことが、韓日両国の信頼関係回復への近道だ。」と述べた。 この問題をめぐって韓国外交部東北アジア局の朴俊勇局長は 26 日午後、在韓日本大使館の倉井高志総括公使を呼んで抗議し、日本の教科書検定の結果に対する韓国政府の立場を示す覚書を手渡した。 (中国・新華社 = 3-27-13) ◇ ◇ ◇ 【中国 BBS】 実効支配してるのに何を言ってる … 竹島めぐる抗議に 中国大手検索サイト百度の掲示板に「韓国人が『竹島(韓国名 : 独島)の日』に日本大使館前で抗議活動」というスレッドが立てられた。 スレ主が伝えたニュースについて中国人ネットユーザーが議論を交わした。 * * * * * 島根県が条例で定めた「竹島の日」の式典が 22 日に開催されたことを受け、ソウルの日本大使館前では多くの市民が集合して抗議活動を行った。 報道によれば、「独島学院」の大学生が竹島で式典を取りやめるよう求める決議書を読み上げたほか、「韓国愛国国民運動大連合」のメンバーがソウル市内で抗議活動を実施し、責任者が頭髪を刈って抗議した。 そのほか、韓国広報専門家の徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大学教授は「竹島の日」式典に抗議する内容を記した資料を日本の報道機関 120 社あまりに送付したほか、韓国メディアの NEWSis によれば、49 歳の韓国人男性が駐韓日本大使館に汚物を投げ込んで警察の取り調べを受けた。 スレ主は韓国の抗議の様子を写真入りで紹介したところ、次のようなコメントが寄せられた。 ・「韓国が竹島をずっと実効支配しているんだろ? 韓国はなぜこんなにも、くどくどと言ってるんだ?」 スレ主が紹介した写真には、抗議の垂れ幕に「小日本帝国」と書かれているため、「小日本帝国だって。 笑っちゃうね!」、「韓国人が日本のことを小日本という資格があるのだろうか」、「韓国のほうが日本より国土が小さいのに、小日本と呼ぶのはおかしいだろう」などのコメントが寄せられた。 そのほかの意見には、「韓国より日本のほうが評価できる」、「話によると竹島は日本の物らしい」などといった日本寄りのコメントや、大韓民国をもじって「小韓民国だな」というコメント、「何をしても韓国と日本は馬が合わないな。 どっちも米国に保護してもらっている身内なのに。」という意見もあった。 (サーチナ = 2-23-13)
◇ ◇ ◇ 島根で午後に「竹島の日」式典 政務官が初出席へ 島根県は 22 日午後、松江市で 8 回目の「竹島の日」式典を開催、島尻安伊子内閣府政務官が政務三役として初めて出席する。 竹島の領有権を主張する韓国は、外交通商省報道官が「日本政府高官が出席した場合、対抗措置を取る」と明言。 25 日に就任を控える朴槿恵次期大統領率いる新政権と日本との関係構築に悪影響が出る恐れがある。 21 日までに県に入った連絡では、式典には島尻政務官、自民党の細田博之幹事長代行(衆院島根 1 区)、小泉進次郎青年局長ら、過去最多となる計 20 人の国会議員が出席。 溝口善兵衛県知事や国会議員があいさつし、県関係者が島尻政務官らに要望書を提出。 (kyodo = 2-22-13) 島根県内「カフェ戦争」激化 大手チェーン出店相次ぐ お茶どころ松江を中心に、島根県内で「カフェ戦争」が激化している。 松江市や出雲市では、大手コーヒーチェーン店の出店が相次ぎ、昔ながらの喫茶店は苦戦。 その一方で、抹茶や和菓子をメニューに取り込んだ地元発のカフェが若者や女性らの人気を集める。 熱気を帯びるコーヒー戦線を追った。 JR 松江駅に直結する商業施設「シャミネ松江」では 27 日、大手コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」が県内 1 号店となるシャミネ松江店をオープンする。 138 平方メートルの広々とした店舗に 45 席を用意。 島根限定のタンブラーも販売する予定で、駅を利用する客を中心に、幅広い年齢層をターゲットに据える。 担当者は「コーヒーにこだわりを持っている人が多い土地柄ですから」と緊張感をにじませる。 茶文化で知られる松江市だが、実は、市民のコーヒー好きも全国トップクラスだ。 総務省の家計調査によると、2009 年の松江市の 1 世帯(2 人以上)あたりの年間コーヒー消費量は平均 2,825 グラム。 大津市に次いで全国 7 位だ。 こうした事情を反映するかのように、県東部では大手の進出が続いている。 「タリーズコーヒー」が 04 - 05 年、松江、出雲の両市に計 2 店舗を出店。 08 年 6 月には出雲市で「サンマルクカフェ」が続いた。 タリーズの担当者は「(島根は)滞在時間が長いお客様が多いので、コーヒーの魅力をアピールする時間が増え、常連をつくりやすい」と手応えを語る。 一方で、こぢんまりとした昔ながらの喫茶店は減り続けている。 総務省によると、1981 年に県内に 727 店舗あった喫茶店は、06 年には 355 店舗と、ほぼ半減した。 背景には後継者不足などがあるという。 JR 松江駅近くで 30 年間喫茶店を営む男性 (63) は「開店当初は、近くに喫茶店が 10 店ほどあったが、今はわずか 2 店舗が残るだけ。 常連客も高齢化し、いつまで経営できるかわからない。」とため息をつく。 そんな中、地元発の新しいタイプのカフェも現れた。 老舗の日本茶製造メーカー「千茶荘(松江市)」が 08 年に開店したカフェ「Scarab (スカラベ) 136 (同市学園南)」。 店の内装は、白を基調に明るく開放的。 昔ながらの喫茶店の重厚で薄暗いイメージを一転させ、女性でも気軽に入りやすい雰囲気が人気だ。 メニューは、茶文化が残る松江にちなみ、「ほうじ茶ラテ(500 円)」、「抹茶みつラテ(同)」など。 観光客や 20 - 30 歳代の女性を中心に口コミで人気を集め、今月 21 日には京店商店街(同市末次本町)に 2 号店をオープンした。 同店の永田祥代店長は「全国チェーンにはない、ここでしか味わえないお茶やコーヒー、スイーツを提供している。 ゆったりしたい時や、松江ならではの味覚を堪能したい時は、来てほしい。」と話す。 江津市出身で、週に 1 度はカフェを利用するという東京農大短期大学部 1 年・倉本絵里菜さん (19) は松江市を訪れ、「1 人の時は大手チェーン、友達を誘う時は個人経営のカフェに行く。 お店同士の競争は大変だと思うが、客にとっては、選択肢が増えて楽しい。」と歓迎していた。 (寺田航、yomiuri = 3-25-13) 鳥取道が全線開通 岡山・大原 IC - 西粟倉 IC 10 分短縮 鳥取市と兵庫県佐用町を結ぶ鳥取自動車道(62.3 キロ)が 23 日、全線開通した。 最後の工事区間となった岡山県美作市の大原インターチェンジ (IC) から同県西粟倉村の西粟倉 IC までの区間(8.8 キロ)の開通を祝い、関係者約 200 人が出席して美作市で記念式典を、西粟倉 IC 付近でテープカットと関係者による通り初めが行われた。 両 IC 間の所要時間は約 10 分短縮され、近畿や山陽方面へより早く、快適に行けるようになった。 式典に参加した平井知事は「県が大きなネットワークでつながった。 岡山県側の方々と新しい地域作りをやっていきたい。 観光地としても大変パワーアップし、産業振興面でも工業団地の造成など一気に進むことになると思う。 『近い』鳥取をさらに訴え、産業誘致につなげたい」と話していた。 ◇ 「近くなる」 PR 集客図る 鳥取自動車道が全線開通し、全線未整備の頃と比べて鳥取 - 岡山間で約 25 分、鳥取 - 神戸間で約 40 分短縮される。 中部や関西圏から「近くなる」をキーワードに、観光関係者は鳥取への誘客に努める。 ■ イメージアップ 県が大手インターネットリサーチ会社に委託して昨年末に 14 都府県の 5,400 人に行った「鳥取県」のイメージ調査では、魅力不足の点として、「交通の便」の 48% がトップ。 行きたくない理由も「遠い・不便」の 20% が最も多く、今後力を入れる必要がある分野では、「交通網の整備」は 27%、「情報発信」が 15%、「観光対策の強化」 12% などとされた。 県は約 1,100 万人が住む東海 3 県で「鳥取が近くなる!」をうたい文句に、名古屋 - 鳥取 4 時間半(車使用)を PR。 2 月に東海版「春ぴあ」に 8 ページの特集を組み、高速道路のサービスエリアで配布する広報物(65 万部)でも水木しげるロードなどを紹介。 9 - 10 月にも、温泉や全国都市緑化フェアなど秋の魅力を発信する。 ■ 観光客 鳥取に来た観光客の滞在時間を増やす仕掛けづくりにも余念がない。 鳥取市観光コンベンション協会は 23、24 両日、全線開通を記念し、神話の里として PR する白兎海岸で「恋人の聖地のルーツを巡るスタンプラリー(無料)」を開催。 白兎神社など 4 か所を巡ると 4 コマ漫画がそろう仕組みで、「巡る所が増えれば宿泊につながる」と期待する。 県や市などは和牛の産地である国道 29 号沿いにある 29 店の肉グルメを楽しむ「29 (ニク)ロードプロジェクト」を開催中で、関係者は県東部地区の食を活用した地域の魅力づくりを通し、「観光客がすぐ帰らないよう線でつなぎ、滞在時間を増やしたい」とする。 読売旅行鳥取営業所(鳥取市)は県内向けに、ちらしで「関西、関東、中部北陸が 1 本の大動脈でつながり旅行もパワーアップ」と PR。 吉野の千本桜を楽しむ日帰りバスツアーを企画、「『近くなった』イメージを印象付け、春の行楽シーズンにつなげたい」としている。 ■ 企業進出 国土交通省岡山国道事務所によると、鳥取道整備で、2002 年度からの 10 年間で、沿線に進出した企業は 101 社で、約 1,600 人の雇用を生み出したという。 「鳥取道があるので進出を決めた」という企業も少なくない。 沿線自治体は、案内板を設置するなど、2013 年度も様々な施策を打ち出し、地域の活性化を模索する。 (加藤あかね、yomiuri = 3-24-13) ◇ ◇ ◇ 鳥取市と国道 29 号沿線の飲食店、肉料理のグルメ選手権 鳥取市と、同市と兵庫県姫路市をつなぐ国道 29 号の沿線にある飲食店が鳥取県産肉を使った自慢の料理で人気投票に挑む「ガッツリ 29 (ニク)グルメ選手権」が 17 日、鳥取市の鳥取環境大学で開かれる。 各店が多彩な肉料理を提供し、地域の魅力向上につなげる。 グルメ選手権に先立ち、鳥取市と国道 29 号沿線の八頭町、若桜町にある 29 店が自店で「29 グルメ」の提供を開始。 このうち 13 店が同大前庭で開くグルメ選手権に出場する。 焼きぶたどんぶり、鳥取地鶏のステーキ、牛ホルモン焼きそばなどで腕前を競う。 来場者はお試しサイズで提供する料理(300 〜 500 円)を味わった後、お気に入りの「29 グルメ」に投票し、人気ナンバーワンを決める。 会場ではパネル展示で 29 店の料理を紹介する。 同沿線は和牛の産地で、若桜町はブランド豚の生産に力を入れている。 グルメ選手権を主催する 29 ロードプロジェクト実行委員会は「食イベントで地域の知名度を高め、誘客に結びつけたい」と話している。 (nikkei = 3-12-13) 島根県と金融機関、中小支援のファンド設立 島根県は 21 日、中小企業支援を目的とした地域金融機関などと共同出資によるファンド「島根中小企業未来挑戦投資事業有限責任組合(しまね中小企業未来への挑戦ファンド)」を設立したと発表した。 ファンド規模は 7 億円。 県が 1 億円、山陰合同銀行、しまね信用金庫(松江市)、島根中央信用金庫(出雲市)など 7 金融機関が計 3 億 5,000 万円、独立行政法人中小企業基盤整備機構が 2 億 5,000 万円を出資する予定。 存続期間は 2022 年 12 月まで。 投資対象は地域経済への波及効果が期待される中小企業で業種は特に定めない。 新規参入や海外進出などのほか、再編など新たな挑戦に取り組む企業を支援する。 投資と併せて経営・技術支援や販路の開拓などもサポートしていく。 (nikkei = 3-22-13) 「春の妖精」イズモコバイモとユキワリイチゲ、島根西部で見頃 ![]() ともに希少植物で山里に春の訪れを告げる山野草、イズモコバイモとユキワリイチゲの花が、島根県西部で見頃を迎えている。 川本町谷戸の県道脇斜面では、900 平方メートルに 2 千株植わるイズモコバイモが、8 日から咲き始めた。 直径 2 センチの釣り鐘形の花は「春の妖精」とも呼ばれ、訪れた県内外の写真愛好家が、さかんにシャッターを切っていた。 4 月上旬まで楽しめる。 17 日には近くの谷戸集会所で午前 11 時から学習会がある。 邑南町井原の空き地の斜面約 300 平方メートルでは、100 株以上のユキワリイチゲが咲き誇っている。 地元有志がササを刈るなどして自生地を広げてきた。 20 日までが見ごろという。 (中国新聞 = 3-16-13) 「石州和紙」歴史学べる絵本 … 島根県立大生 地域に伝わる石州和紙を題材にした絵本「きいてきいて! こうくんのひみつ」を島根県立大生が製作し、5 日、同県浜田市に寄贈した。 市は小学校や公民館に置くほか、紙すき技術で交流があるブータン王国にも、17 - 23 日に市長らが訪問するのに合わせて届けるという。 絵本は、同大 4 年の玉木さくらさん (22)、幸野裕香さん (22) と、絵本サークル「ゆるりの会」のメンバーで 200 冊製作。 AB 判で全カラーの 32 ページ。 紙すき職人を取材し、実際に作ってもらった和紙を色づけ、切り張りして原版を作成、半年間で完成させた。 物語は、原料のコウゾから誕生した石州和紙の「こうくん」が風で飛ばされ、様々な仲間に出会うストーリー。 末尾には、職人から取材した和紙の情報も詳しく紹介しており、伝統の石州和紙を伝える教材としても仕上がっている。 市役所での贈呈式で、玉木さんは「多くの人に読んでもらい、少しでも浜田を知ってほしい」と話した。 絵本は 8 日以降、同市三隅町の石州和紙会館のほか、市内の図書館や小学校などで閲覧できる。 問い合わせは、石央商工会 (0855・42・0070) へ。 (Yomiuri = 3-7-13) 島根県が離島振興計画案 島根県は、2013 年度から 10 年間の隠岐郡 4 町村への支援方針となる離島振興計画案をまとめた。 イワガキなど特産品の海上輸送費補助や交流サイトを活用した観光 PR といった国の新たな交付金を使うソフト事業を柱に盛り込んだ。 計画案は A4 判 56 ページにまとめた。 ▽ 人材育成や交流の推進、▽ 産業振興による雇用確保、▽ インフラ整備、▽ 自然・文化の保存・継承、▽ 防災対策 - の 5 本柱。 新たな取り組みとして、再生可能エネルギーの導入や津波対策の強化、日韓両国が領有権を主張する隠岐の島町の竹島(韓国名・独島 = トクト)の啓発を掲げた。 国への要望事項には、島内の高校に本土の生徒が入学する「島留学」の財政支援を挙げた。 隠岐と本土を結ぶフェリー運賃を JR 運賃の水準に引き下げるため、年間約 8 億円の国の補助も求める。 県は 3 月 7 日まで県のホームページなどで計画案への意見を募っている。 意見を踏まえて修正し、4 月 1 日に国へ提出する予定。 (中国新聞 = 3-5-13) 島根の「美肌温泉手帖」、各地の特徴評価 女性客呼び込む 松江観光協会玉造温泉支部は玉造温泉をはじめ、島根県内の美肌効果があるとされる温泉地を紹介する冊子「しまね美肌温泉手帖」を作った。 出雲大社の大遷宮や中国横断自動車道尾道松江線開通へ向けての観光 PR の一環。 美肌に関する情報発信で女性の集客を強化する。 玉造温泉街で化粧品などを販売する「玉造温泉美肌研究所 姫ラボ」の統括店長で温泉ソムリエマスターの資格を持つ藤田智加氏が県内 62 カ所の温泉をすべて体験しまとめた。 つるつる、ぺたぺた、しっとり、もちもち、うるうる、さらさらの六角形グラフで各温泉の特徴を評価している。 3 月中に姫ラボで、23、24 日にイオンモール広島祇園(広島市)で各 1,000 部を無料配布する。 4 月以降は 1 冊 300 円で玉造温泉街などで販売する。 玉造温泉などでは出雲大社などへの縁結び祈願やパワースポット巡りの観光客の流れが波及。 若い女性層の割合が増えており、女性らしい感性での温泉地ガイドブックを作製して集客に生かすことにした。 (nikkei = 3-1-13) 和牛王国復活へ本腰 島根 島根県は 2013 年度、「和牛王国」の復活を目指し、畜産振興を強化する。 雌の子牛の購入費を助成する制度を新設し、世代交代による品質向上を目指す。 農畜産振興課に畜産振興室を新設し、担い手確保にも力を入れる。 新制度は、飼育農家が県内の市場で雌の子牛(1 頭 40 万円前後)を購入する際、1 頭当たり 10 万円を補助する。年間約 200 頭の申請を見込んでおり、子牛購入を後押しすることで、全体の繁殖牛を若返らせる狙い。 14 年度以降も補助継続を計画し、10 年度の繁殖牛の平均年齢 8.15 歳を、15 年度に 7.80 歳にする目標を掲げる。 支援の背景には、12 年秋に長崎県であった全国和牛能力共進会(全共)の成績低迷がある。 県勢は「和牛のオリンピック」と呼ばれる全共で、初めて優等賞 3 席以内を全 9 部門で逃した。 県産牛のブランド価値の低下につながりかねないうえ、「資金的に厳しい小規模農家は優秀な繁殖牛を更新できない(県内飼育農家)」との課題が浮上していた。 ただ、畜産の抜本的な改革には担い手確保が欠かせない。 県内では飼育頭数 10 頭未満の小規模農家が約 85% を占め、高齢化で撤退が相次いでいる。 県は 13 年度、農畜産振興室(11 人)を設置し、後継者の支援体制を充実させる。 集落営農組織に耕作放棄地で繁殖牛を放牧してもらうなど、畜産への参入を促す方針。 畜産振興費計 1 億 6,500 万円を 13 年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。 (中国新聞 = 2-28-13) 全国初、島根県警が原子力災害対策要員 21 人を任命 原子力分野などの専門的知識を学び、中国電力島根原発(松江市)などで原子力災害があった際に対応できる体制を目指し、島根県警は 26 日、警察官と職員計 21 人を「原子力災害対策要員」に指定した。 全国で初の任命という。 21 人の中には、経済産業省の旧原子力安全・保安院への出向経験者や県警本部の保健師らが含まれ、事故の際には、情報収集に加え、住民の避難・誘導、現場での放射線測定などにもあたる。 (sankei = 2-27-13) 島根県吉賀町、4 中学統合を計画 町民から反発の声も 【杉田基】 島根県吉賀町が、町内の 4 中学校を 1 校に統合する計画を進めている。 急速に進む少子化を理由に 2015 年度の実施を目指しているが、町民からは「地域の活力を奪ってしまう」と反発する声も出ている。 町教育委員会によると、4 中学校の生徒数は、柿木 39 人、吉賀 65 人、六日市 54 人、蔵木 18 人の計 176 人。 いずれも 1 学年 1 学級となっている。 町教委は「生徒が学び合い、競い合う場が保てない」などとして、09 年に学校再編に向けた検討委員会を立ち上げて議論を進め、10 年に「1 校統合が望ましい」とする基本方針をまとめた。 吉賀高校に隣接する吉賀中に統合し、高校と連携した教育を推し進めていくという。 (asahi = 2-27-13) 島根県、宍道湖のシジミ回復へ覆砂実験 島根県は宍道湖のシジミの減少に対応し、ヘドロ状となっている湖底を砂で覆い、資源の回復につながるかどうかを検証する。 今月から宍道湖西岸で始めており、秋に北岸、南岸でも実施する。 湖底を覆う砂は宍道湖に流れ込む斐伊川の河口の砂を使う。 西岸、北岸、南岸の 3 カ所とも 50 メートル四方に 40 センチの厚さで覆う。 2 カ月に 1 回は覆砂部分の水質、底質、生物の状況を観察する。 2 - 3 年程度経過を検証する。 県は新規に「シジミ資源回復実証事業」として 2013 年度予算案に 2,523 万円を計上した。 宍道湖のシジミ資源量は昨春と昨秋の調査のいずれも 1997 年の調査開始以来の最低水準に落ち込んだ。 猛暑による水温上昇や、湖底のヘドロの増加、貧酸素状態の広がりなどが原因とみられている。 島根県は 12 年 4 月にシジミ資源量減少の原因解明を目的に専門家からなる宍道湖保全再生協議会を設立し、今年度末にも報告がまとまる予定だ。 追加で必要な対策があれば取り組む考えだ。 (nikkei = 2-26-13) 空間アーティスト天津さん、モナコに出展へ 島根 ![]() 【杉田基】 津和野町を拠点に活動している空間アーティストの天津恵さんのタペストリー「パーク・レッドバイオレット」が 4 月 25 - 28 日、モナコで開かれる世界 5 大アートショーの一つ「アート・モナコ 2013」に出展される。 天津さんは、地下鉄・東京メトロの渋谷駅や JR 博多駅の陶壁画を手がけるなど第一線で活躍している。 「パーク・レッドバイオレット(縦 90 センチ、横 140 センチ)」は公園をテーマに手がける連作の一つ。 太陽を浴びている心地よい空間を表す、というレッドバイオレット(赤紫色)をベースに、星や家がちりばめられている。 天津さんは「子どもたちは公園で遊んで心豊かに育ってほしい。 よく遊んだ子どもは立ち直る力もある。」と作品に込めた思いを語っている。 作品は 3 月 28 日まで、津和野町後田の「ギャラリー アマツ(火曜日休み)」で展示されている。 (asahi = 2-24-13) 島根の野菜「あすっこ」 冬から稼ごう 早生系統を本格普及 島根県農業技術センターは、県オリジナル野菜「あすっこ」の早生系統の固定選抜や栽培技術の研究を進めている。 従来の中生系統と組み合わせ、農家の冬場の収入拡大につなげる。 「あすっこ」は同センターが200 年に育成した。 摘芯して出てくる側枝を収穫。 葉、茎、花蕾(からい)を全て食べられる。 06 年秋の作付けから本格的な栽培が始まった。 (日本農業新聞 = 2-19-13) 吹奏楽「手本」の演奏 島根・雲南で指導教諭らのバンド 【藤田絢子】 県内の小学 - 高校の吹奏楽の指導者でつくる島根ディレクターズバンドの公演が 16 日、雲南市木次町のチェリヴァホールであった。 地元中学校の吹奏楽部との共演では、息の合った演奏を見せた。 バンドは 1983 年、演奏を楽しみながら指導力を高めることを目的に発足。 県内や海外で公演するなどしている。 同日も県内全域の教諭ら 62 人がマーチ「ブルー・マリーン」や歌劇トスカなど 5 曲を披露した。 また地元の加茂、木次両中学校の吹奏楽部員との総勢約 100 人で、「風が吹いている」や高校野球の応援歌としても知られる「エル・クンバンチェロ」も演奏した。 出雲高校吹奏楽部顧問の片岡利之さん (45) は「時々、楽器を持って演奏するのは楽しいですね」と話していた。 (asahi = 2-17-13) 島根特産「石州瓦」 ロシアに活路期待 「極寒の地にも耐えられる」 島根県西部の特産で、日本の代表的な瓦の一つである「石州瓦」の販路としてロシアが注目されている。 関係各社は「寒さに強く、極寒の地にも耐えられる」と期待している。 島根県の瓦生産量は愛知県に次ぎ全国 2 位。 しかし、近年は日本家屋の減少などで生産量は激減し、現在はピーク時の約 3 分の 1 に落ち込んでいる。 島根県浜田市の貿易会社「エル・アイ・ビー」は、高温で焼くため強度が高く、凍害などに強い石州瓦の特質に着目し、ロシアへの輸出を発案。 現地での商談会での売り込みを経て、平成 19 年から輸出を開始した。 日本からロシアへの瓦輸出は初めてだったという。 国土の広いロシアで瓦が長距離の陸上輸送に耐えられるかどうかが課題だったが、シベリア鉄道を使って実験したところ運べることが分かった。 輸出は年々、増加傾向にあり、昨年は 2 万 6,500 枚を数えた。 モスクワや極東のウラジオストク近郊などで、富裕層をターゲットに日本風の瓦屋根の家約 20 棟を建築中という。 瓦製造会社の丸惣(同県江津市)は、「ロシアで好評を博すことで『厳しい環境でも耐えられる』という評判が広まれば」と話している。 (sankei = 2-10-13) 「島根県エネ基本条例」制定向け直接請求へ 市民有志 中国電力島根原発(島根県松江市鹿島町)に依存しない地域社会の実現を目指す島根県内の住民有志が 11 日、「島根原発・エネルギー問題県民連絡会(仮称)」を立ち上げ、原発やエネルギーに関する基本方針を定めた「県エネルギー自立地域基本条例(同)」の制定を求めて直接請求に取り組む。 島根県庁で 8 日記者会見した連絡会結成準備会によると、条例案は、(1) 省エネルギーの推進、(2) 再生可能エネルギーへの移行、(3) 原発に頼らない地域の実現 - を柱とする。 県にこれらを盛り込んだエネルギー基本計画の策定を求め、目標を定めて実現を図るという。 連絡会には 100 団体以上の参加が見込まれ、11 日午後 1 時半から松江市殿町の県民会館で開く結成総会で、条例案のたたき台を提示。 県内各地で学習会を開き、県民の意見を取り込んで 7 月に最終案を取りまとめる。 8 - 9 月の 2 カ月間で直接請求に必要な署名を集める。 署名は有権者の 50 分の 1 (約 1 万 1,700 人)以上が必要となる。 準備会の保母武彦島根大名誉教授は「再生可能エネルギーへの転換が、地域の雇用や所得を増やす。 原発に頼らないエネルギー政策の策定は、島根県の再生に避けて通れない」と話した。 (日本海新聞 = 2-9-13) 江津総合病院 小児科医 4 月からゼロ … 島根
島根県江津市の済生会江津総合病院は 6 日、同病院でただ一人の常勤の男性小児科医 (64) が 3 月末で退職すると発表した。 4 月から常勤の小児科医が不在となる見通しで、後任の医師を確保できなければ、夜間の救急外来と入院治療の受け入れを休止する。 産科の分娩(ぶんべん)は当面続けるが、「今後、場合によっては分娩制限することもあり得る」としている。 堀江裕院長らがこの日、同市役所で記者会見。 医師は鳥取大医学部出身で、1984 年から勤務。 定年が 1 年後に控えており、早めに辞めるという。 現在、この医師のほか、島根、鳥取大など 3 機関から非常勤医を派遣してもらい、週 5 日の診療と、救急外来や入院、分娩などのための宿直体制をとっているが、常勤医がいなくなることで、4 月以降は日中だけの診療に切り替える。 市内唯一の病児保育室も休止。 島根大からの派遣を増やし、週 5 日診療は維持する。 同病院の小児科の夜間の救急外来は月平均 60 人。 入院治療は、五つのベッドが常にほぼ満杯という。 夜間の救急外来、入院治療とも浜田医療センターなどに受け入れを要請したという。 同病院は今後も、全国公募するなどして常勤医の確保に努める。 堀江院長は「少子化の中で小児医療、周産期医療は重要。 その光を消さないよう努力したい」と語った。 (田中誠也、yomiuri = 2-7-13) トリンドル玲奈さん、鳥取満載写真集 誕生日記念し発売
![]() 「まんが王国とっとり」建国年だった 2012 年に「王女」に即位していたタレントのトリンドル玲奈さん (21) の写真集が発売された。 約半数の写真は県内で撮影されており、トリンドルさんが「特別町民」の湯梨浜町はホームページで紹介している。 トリンドルさんの 21 歳の誕生日を記念して出版された「コトリんどる。(講談社、税込み 1,470 円)」 2 部構成のうち、前半の「とっとりんどる編」が県内を旅行する設定で撮影された。 大手携帯電話会社の CM で「出身地」とされた湯梨浜町のはわい温泉では、街中を散策したり、浴衣を着て旅館でくつろいだりする姿も撮影された。 県西部でも JR 境線の鬼太郎列車に乗り、水木しげるロードを散策する様子も。 湯梨浜町内での撮影に同行した、町企画課の林紀明係長は「県内での撮影は、トリンドルさん本人の意向とも聞いており、大変ありがたい。 観光資源を認められたと自信を持って、地域PRにつなげたい。」と話した。 (中崎太郎、asahi = 2-6-13) ふるさと納税が島根で好調、その理由は … 自治体への寄付で所得税などが軽減される「ふるさと納税」が、島根県内の市町で好調だ。 一定額を寄付すると特産品ももらえる利点を生かし、各地の特産品を集めるブームが東京などで広がっており、浜田市では、63 件だった昨年度の寄付件数が、今年度は 12 月末で約 4 倍の 233 件。 松江、出雲市でもすでに昨年度実績を上回っている。 各市町の昨年度実績は、出雲市が 1,384 件でトップ。 次いで安来市 307 件、雲南市 164 件、飯南、津和野町 128 件、松江市 112 件。 今年度は 12 月末で出雲市が 2,188 件、松江市も 197 件に増えている。 浜田市は今年度、特産品を贈る対象条件を「3 万円以上」から「1 万円以上」に引き下げ、特産品も高級魚のノドグロやどぶろくなどの人気商品を寄付者が選べる仕組みに変更。 その結果、東京、神奈川などの都市圏からの納税件数が大幅に伸びたという。 特に、確定申告前の "駆け込み納税" で 12 月中の納税が 111 件(昨年度 21 件)と急増。 特産品を販売する市観光協会市民サロンでは、午前 9 時 - 午後 6 時の通常営業中も発送作業に追われる忙しさ。 ノドグロの一夜干しなど海産物が人気で、市定住促進課は「ノドグロが都市圏で浸透し、その人気が納税にもつながっている」と分析する。 出雲市も今年度、特産品の選定を業者からの提案方式に切り替え、意欲ある業者の商品をそろえた。 宿泊施設も特典提供に加わり、全市一丸で取り組む。 市出雲ブランド室は「制度も浸透してきた証拠。 制度を利用して様々な特産品をアピールしたい。」と話す。 (田中誠也、yomiuri = 2-4-13) 山陰合銀米子支店 来月 18 日移転 島根原発事故想定でバックアップ 山陰合同銀行米子支店(鳥取県米子市東倉吉町)は同市加茂町に新店舗を建設しており、完成後の 3 月 18 日に移転する。 中国電力島根原発(松江市鹿島町)の事故が起こった場合、同原発から約 32 キロ離れた 30 キロ圏外の新店舗に緊急対策本部を設け、松江市の本店機能を持たせる。 合銀によると、本店は原発から約 10 キロの位置にあることからバックアップ体制を強化する。 新店舗は、鉄骨 3 階建て、延べ約 3,300 平方メートル。 3 階に本店のバックアップ体制機能を備えた対策室を設け、緊急対策本部を設置できるようにする。 (sankei = 2-3-13) |