スマホネイティブ登場 - - -高校生の 25% が「初めての携帯電話がスマホ」 いまこそ全社共通の仮想化基盤、プライベートクラウド導入を見据えた戦略立案を 博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所は 12 月 10 日、全国の携帯電話を所有する高校生を対象にスマートフォンの使用やメディア接触状況を調査した「スマートティーン調査報告」の結果を発表した。 高校生の 2 人に 1 人がスマートフォンを所有し、フィーチャーフォンを所有する高校生を上回った。 男女別のスマートフォン所有は女子が 6 割、男子が 5 割。 所有時期は 2012 年になってからの購入が約 6 割を占め、急激な普及がうかがわれると分析している。 スマートフォンを所有する高校生の 4 人に 1 人が「初めて買った携帯電話がスマートフォン」と回答し、特に男子では約 4 割に上る。 同社は、スマートフォンしか携帯電話を知らないユーザー、"スマホネイティブ" が登場していると表現している。 インストールしているアプリ数は平均 29 個で、そのうち有料アプリは 1 個とほぼ無料アプリが占めた。 だが、利用しているアプリは 11 個と、インストールしているアプリの半数程度であった。 2 人に 1 人が「スマートフォンを一日中さわっている」と回答し、特に女子からは「目が疲れる」、「睡眠時間が少なくなった」といった声も挙がった。 フィーチャーフォンユーザーよりもスマートフォンユーザーの方がネットの接触時間が長く、男子よりも女子の方が長い傾向にあるという。 ソーシャルメディアについては、携帯電話を所有する高校生の約 5 割が「人間関係が充実した」と回答。 スマートフォンユーザーでは約 7 割の回答に上った。 その一方で、携帯電話を所有する高校生の約 4 割が「人間関係がわずらわしいと感じることがある」と回答した。 メディア環境研究所は、ソーシャルメディアが高校生の友人関係に大きな影響を与えていると分析している。 月額の平均利用料金は約 6,000 円。 男女ともにフィーチャーフォンよりも平均で 2,000 円程度高いという。 調査は 11 月 7 - 12 日に、全国の携帯電話を所有している高校生の男女を対象にインターネットリサーチで行われた。 サンプル数は 416 人。 (浅賀美東江、Cnet = 12-11-12) ドコモのスマホ、遠隔支援を強化 店頭の混雑緩和狙う 【大宮司聡】 NTT ドコモは、スマートフォンを使う際のトラブルを遠隔操作で助けるサービスを強化する。 スマホに慣れない女性や高齢者に多く利用してもらうため、遠隔操作時の接続を切れにくくし、わかりやすいアイコンで使えるようにする。 専門技術を持つ韓国企業と資本提携し、研究開発を加速させる。 今年 3 月に始めた遠隔操作は、メール設定や電話帳の使い方など質問がある場合、利用者がドコモの窓口に電話する。 ドコモのオペレーターは、インターネット経由で利用者のスマホを操作し、画面を切り替えたり、画面に書き込みを入れたりする。 ドコモは今年 3 月、遠隔操作の技術を持つ韓国の IT 企業「アールサポート」と業務提携し、サービスを始めた。 ドコモは今年度中に同社に 20% を出資し、韓国内に研究拠点を設ける。 (asahi = 12-11-12) ドコモ、携帯電話契約数が純減 5 年 3 カ月ぶり 【大宮司聡】 携帯電話各社の 11 月の契約純増数(新規契約分から解約分を引いた数)で、NTT ドコモが 5 年 3 カ月ぶりにマイナスになった。 ドコモ以外の 2 社が扱う米アップルの「iPhone (アイフォーン) 5」の販売が伸び、契約を奪われたのが響いた。 電気通信事業者協会が 7 日発表した 11 月の契約純増数によると、ドコモは 4 万 800 件のマイナス(純減)だった。 一方、ソフトバンクモバイルは 30 万 1,900 件のプラス(純増)で 11 カ月連続のトップを守り、KDDI (au) が 22 万 8,800 件で続いた。 ドコモの純減は、協会が集計を取り始めた 1996 年 1 月以降で 3 回目になる。 前回の純減は、2007 年 8 月(2 万 2,900 件減)だった。 (asahi = 12-7-12) パソコン版「LINE」が音声通話に対応 NHN Japanは、パソコン向けのインスタントメッセンジャー「LINE」において、VoIP 機能を追加した。 従来通り無料で利用できる。 パソコン版の「LINE」は、これまでチャット機能のみが提供されてきた。 今回のアップデートで VoIP による通話機能が追加され、Android 端末や iPhone と同様に音声でのやりとりができるようになった。 音声着信があるとスマートフォン版とパソコン版の双方に通知がくる。 音声でやりとりしながら、他のユーザーとチャットも可能。 なお、フィーチャーフォン版や Windows Phone 版、BlackBerry 版で LINE を利用しているユーザーは、音声でのやりとりはできず、チャット機能のみが提供されている。 それらで利用しているアカウントでもパソコン版で利用すれば、普段チャットのやりとりだけしている仲間同士で、パソコンを使った音声コミュニケーションが可能になる。 (ケータイ Watch = 12-7-12) テレビとつなぐディズニースマホ ドコモ発売へ NTT ドコモは、テレビ画面につないで映画やドラマが楽しめるスマートフォン「ディズニーモバイル (N-03E)」を、14 日に売り出す。 端末とセットの無線接続機器を使えば、スマホで見ている映像をテレビ画面でも映し出せる。 端末の色は、ディズニーキャラクターにちなんだ 5 色から選べる。 価格は税込み 3 万円台前半(割引制度適用後)。 (asahi = 12-5-12) 「GALAXY S IIIα」レビュ - - クアッドコアとマルチウィンドウでさらに使いやすく ドコモからクアッドコア CPU を搭載した新モデル「GALAXY S IIIα SC-03E」が 12 月 5 日に登場する。 実は GALAXY S III は当初から一部の国や地域ではクアッドコア CPU が搭載された仕様で売られていたが、日本の GALAXY S III もクアッドコア搭載モデルになったということだ。 しかも Android 4.1 搭載。 マルチウィンドウにも対応し、CPU 以外の部分も強化されている。 クアッドコア CPU で速度アップ GALAXY S IIIα に搭載される CPU はクアッドコアで 1.6GHz 駆動のサムスンの Exynos 4412。 一足先に登場した GALAXY Note II と同じ CPU だ。 従来の GALAXY S III (SC-06D) がクアッドコアではなくデュアルコア CPU 搭載となっていたのは、LTE 対応のために、消費電力でも有利な LTE の無線モデムが内蔵されたクアルコムの Snapdragon S4 チップセットを採用したと言われていた。 しかし、クアッドコア CPU に LTE 対応とした GALAXY S IIIα が登場したところから、サムスンの Exynos 4412 の搭載にあたっての問題は解決したということだろう。 スペック表からは LTE (Xi) 利用時の連続待受時間が 270 時間から 250 時間に減少しているだけで、実際、試用した限りでは著しく電池が減るという印象はなく、処理が早いメリットだけを感じている。 画面は有機 EL の約 4.8 インチ 世界中で数多く販売され、Android 界の鉄板ともいえる GALAXY シリーズの最新かつ最強モデル が GALAXY S IIIα となる。 しかもワンセグやおサイフケータイまで揃った充実スペック。 Android を高性能機で徹底的に使いこなしたいと考える人なら、まず検討する機種なのは間違いない。 また、もたつきのない高性能機に加え、初心者には不可解な "固まる" といった動作もない。 「TouchWiz かんたんモード」といった「らくらくフォン」にも似たホーム画面も用意され、しかも大きな画面。 スマートフォン初心者が最初に触る機種としてもある意味最適だ。 GALAXY S IIIα は操作もサクサク、万人におすすめできるスマートフォンと言えそうだ。 (正田拓也、Cnet = 12-1-12)
さらに進化したドコモ「GALAXY Note II」レビュー Android スマートフォンの人気シリーズ、GALAXY の大型液晶搭載モデル「GALAXY Note II」が NTT ドコモから発売された。 クアッドコアの CPU を搭載し、持ちやすくなったボディ、おサイフケータイに対応する。 2 画面表示のマルチウインドウに対応し、上下で別々の表示が可能 クアッドコア CPU を搭載し、おサイフケータイにも対応した。 画面は表示画素数が若干減少したが、5.3 インチから 5.5 インチへ大型化。 ボディはわずかに横幅を抑えたため、持ちやすさがアップした。 また、マルチウインドウにも対応した。 画面を上下分割し、別々のアプリを実行できる。 使い方は、戻るボタンを長押しすると出てくるメニューからアプリのアイコンを掴んだまま画面の上下に持ってくると、半分が別のアプリを表示する。 基本スペックが高く、現時点で Andorid 最上級クラス 新しくなった GALAXY Note II は、スペックの上でも抜かりはない。 CPU はクアッドコアでサムスンの Exynos 4412 を採用、動作クロックは 1.6GHz。 OS は Android 4.1。 電池は従来よりも大容量の 3,100mAh。 画面は有機 EL の HD SUPER AMOLED で、解像度は 720 x 1,280 ドットとなる。 保存用内蔵メモリは 32G バイトで、さらに microSD スロットを持ち、64G バイトの microSDXC に対応する。 動作のための RAM は 2G バイトで、動作の快適度アップにも貢献している。 通信方式は NTT ドコモの Xi (LTE) に対応、エリアは限定的となるが新しくサービス開始する下り最大 100Mbps に対応するほか、Xi のエリア外では FOMA (3G) としても利用可能。 無線 LAN は 5GHz 帯にも対応する IEEE 802.11a/b/g/n 準拠。 さらに Bluetooth は省電力対応の 4.0 となっている。 さらに、おサイフケータイ、ワンセグなどに対応する。 基本性能が高いだけでなく、通信回線も最新サービスに対応、機能も全部入りで、スペックは最上級クラスと言ってよいだろう。 バッテリは 3,100mAh の大容量 ペンの活用も健在だ。 従来から形状を変更し、ペンを持つ部分が太くなっているが、それだけではない。 対応アプリではペン先を近づけるだけでプレビューが見られる「AirView 機能」を搭載、さらに便利さが増している。 ペンに対応するアプリは、GALAXY Note 以来の「S ノート」があり、テンプレートを使って手書きの会議ノートや日記やレシピなどを作成できるほか、ペンを引き抜いたり、ペン先のボタン操作によっていつでも S ノートを起動できる仕組みも用意されている。 また、ペンによる手書きの文字認識機能もある。 手放せなくなるスマートステイとスマートローテーション スマートステイとスマートローテーションは設定のディスプレイから設定する。 イン側のカメラを使い、ユーザーがスマートフォンの画面を見ていればその間は画面が消灯しない。 又、「スマートローテション」という機能もついている。 これは、画面を見たまま体を横にしても、画面ローテーションが発生しないという機能だ。 例えば、スマートフォンを持ち、そのまま横に寝転がるような場面で、画面回転せず顔の向きのまま画面が維持される。 画面を見ながらベッドにゴロンという場面はないかもしれないが、リラックスした姿勢では、意図に反した画面回転が発生するため、回転をオフにしている人も多いはず。 この機能を使えば、画面回転をオンにしたままでも、意図しない回転が大幅に減った印象だ。 もちろん意図的にスマートフォンを横にした場合はしっかり回転してくれる。 スマートステイとスマートローテーションの 2 つの機能は、使い始めればやめられなくなる機能の一つだろう。 手書き機能と大画面が欲しい人は "買い" 今、スマートフォンの大画面化が進行中だが、さらにその一歩上を行く GALAXY Note II。 大画面Androidスマートフォンが欲しい人ならなんの躊躇もなく買ってしまってもよいものにバージョンアップしていると言っていいだろう。 (正田拓也、Cnet = 11-24-12)
災害時のけが人情報、スマホで管理 伊藤忠が新システム 【中川透】 大災害時にけが人の治療の優先度をつける「トリアージ」で、スマートフォンと IC タグを使って効率的に進めるシステムを伊藤忠商事が販売し始めた。 これまでは容体などを紙に書いていたが、電子化することで自治体の災害対策本部とすぐに情報を共有できる。 このシステムは、東芝のグループ企業が医療機関と共同開発した。 災害時の拠点となる病院を持つ自治体や民間の医療機関向けに、伊藤忠が販売する。 (asahi = 11-23-12) ウイルスアプリ提供容疑、逮捕の 5 人を釈放 東京地検 スマートフォンにアプリを通じてウイルスを感染させ、個人情報を抜き取った疑いで警視庁に逮捕されたネット関連会社元会長の男性ら 5 人について、東京地検は勾留期限の 20 日、処分保留のまま釈放し、発表した。 捜査は継続し、処分を決める。 ウイルスを組み込んだアプリをグーグル社の公式ストアに提供し、ダウンロードした女性のスマホの電話帳に登録されていた約 300 件の情報を抜き取ったとして、5 人は不正指令電磁的記録供用(ウイルス供用)容疑で 10 月 30 日に逮捕されていた。 ダウンロードの際には「連絡先のデータの読み取り」の許可を求めるメッセージが表示されていた。 電話帳まで対象になるとは明記されていなかったが、地検は、利用者の意図に反して読み取られたのか慎重に見極める必要があると判断したという。 (asahi = 11-20-12) ◇ ◇ ◇ 情報流出アプリで 5 人逮捕 スマホから 1,180 万件
スマートフォン(高機能携帯電話 = スマホ)の電話帳に登録された個人情報を抜き取るアプリ(ソフト)がインターネットで配信された事件で、警視庁サイバー犯罪対策課は 30 日、IT 関連会社の元経営者ら 5 人を不正指令電磁的記録供用容疑で逮捕した。 抜き取られた電話番号やメールアドレスなどの個人情報は約 1,180 万件に上るという。 アプリを巡り、大規模な個人情報流出事件が立件されるのは初めて。 逮捕されたのは IT 関連会社「アドマック(東京)」元会長、奥野博勝容疑者 (36) = 東京都港区赤坂 4 =、元社長、玉井裕理容疑者 (28) = 渋谷区松濤 2 =ら 5 人。 同課によると、奥野容疑者は「よく考えてから話す」と認否を留保。 玉井容疑者は「調査目的のアプリとは聞いていたが、犯罪に関わるものとは思わなかった」と容疑を否認している。 残る 3 人は容疑を認めている。 アドマックは出会い系サイトなどを運営していたとみられ、同課は奥野容疑者らが出会い系サイトへの勧誘などに個人情報を利用する目的で、スマホを誤作動させるアプリ型のウイルスをネット上に公開したとみている。 同課によると、奥野容疑者らは今年 2 - 4 月ごろ、グーグルの基本ソフト (OS) 「アンドロイド」を搭載したスマホ用の専用サイト「グーグルプレー」上で人気ゲームなどのタイトルに「the Movie」などと付加した名前のアプリを約 50 種類作成し、ネット上で公開。 アプリを起動した約 9 万人のスマホを誤作動させ、アドレス帳に登録された個人情報を不正に取得していた。 アプリをダウンロードすると、起動後に個人情報が勝手に流出する仕組みになっていた。 アプリは 4 月 12 日までに削除されたが、アドレス帳から抜き取られたメールアドレス約 600 万件、電話番号や ID など計約 580 万件が東京都内のレンタルサーバーに残っていた。 サーバーの接続記録から、情報は都内の IT 関連会社など複数の会社に流出していた。 逮捕容疑は 3 月 21 日ごろ、「グーグルプレー」上にアプリ型のウイルスを複数公開。 4 月 6 日、アプリをダウンロードした都内在住の女子大学生 (20) のスマホから電話帳の個人情報を抜き取った疑い。 同庁は 5 月 17 日、アドマックなど数カ所を不正指令電磁的記録供用容疑で家宅捜索していた。 (nikkei = 10-30-12) 当たり前のことをきっちりと : 年度末に 4,000 局が 75Mbps 対応
NTT ドコモが 11 月 16 日、同社の LTE サービスへの取り組みに関する説明会を開催。 代表取締役副社長の岩崎文夫氏、取締役常務執行役員の尾上誠蔵氏、執行役員の入江恵氏が、2012 年冬モデルから提供する下り最大 100Mbps の「Xi」、LTE 基地局の展開、人口カバー率などの詳細を説明した。 東名阪で 100Mbps のLTEサービスを使えるのは 2014 年春から 日本では他社に先駆けて 2010 年末に LTE サービス (Xi) を開始したドコモ。 当初はデータ端末を発売し、2011 年末に LTE 対応スマートフォンも投入した。 まず提供したのは、2GHz 帯の 5MHz 幅 (x2) を使った下り最大 37.5Mbps/上り最大 12.5Mbps と、10MHz 幅 (x2) を使った下り最大 75Mbps/上り最大 25Mbps のサービス。 全国主要都市から展開し、2012 年度末に約 75% の人口カバー率を目指す。 なお、全国政令指定都市の人口カバー率は 100% を達成している。 「高速スループットを利用してサクサク使えることが有用な場所 - - 例えば主要駅、空港、新幹線といったところでも、ナンバーワンの品質を確保していきたい」と岩崎氏は意気込む。 2012 年 11 月 16 日からは、1.5GHz 帯を利用した下り最大 100Mbps のサービスも提供し、2012 年冬モデルのスマートフォンは全機種が 100Mbps の通信をサポート。 16 日には 100Mbps 対応機種として「GALAXY Note II SC-02E」と「Xperia AX SO-01E」を発売した。 実効速度が気になるところだが、11 月 12 日にドコモが新潟市の 100Mbps 対応エリアで調べたところ、下りは平均78Mbps 以上、上りは平均 21Mbps 以上を計測したという。 2012 年度内には、下り最大 112.5Mbps の通信が可能な LTE の "Category 4" に対応した端末を発売する予定だ。 ただし 100Mbps と 112.5Mbps の通信が可能なのは、当初は新潟県、石川県、愛媛県、香川県、高知県、徳島県、沖縄県の一部都市に限られる。 東名阪と九州の場合、1.5GHz 帯は現在タクシーなどで使われる MCA 無線用に割り当てられているため、ドコモ端末で 15MHz 幅をフルに利用できるようになるのは 2014 年春からだ。 「事前の準備はできるので、電波が出せるようになり次第、垂直起ち上げをしたい。(岩崎氏)」 なお、東名阪と九州においても、1.5GHz 帯の 1 波(5MHz 幅)だけは使用できる。 「これを基盤として、(1.5GHz 帯で) 2 波 3 波の許可をいただいたときに通信速度を上げられるように、東名阪と九州でも展開していきたい。(入江氏)」 Xi の契約数はすでに 600 万を超えていることもあり、ここ最近「Xi の通信速度が遅い」という声が多く聞かれるようになった。 ドコモもこうした現状は認識している。 「一部の場所や時間帯でXiのスループットが落ちていることがあるが、75Mbps 対応で改善できる」と岩崎氏は説明する。 基地局のチューニングも行い、「山手線沿線上(の Xi エリア)は 96% ほどに向上している。 1 - 2 カ月前とは環境が違う。(岩崎氏)」という。 「無線のパラメーターの最適化を行い、山手線や中央線などの鉄道沿線で、より LTE 電波を捕捉するようチューニングしている。 まずは山手線から注力し、この秋に集中的にやっている。」 ([田中聡、ITMedia Mobile = 11-17-12) ◇ ◇ ◇ ドコモ、3 倍速い LTE 導入へ 地方都市から順次拡大 NTT ドコモが、高速無線通信「LTE」を現行よりも 3 倍速くした新サービスを 2013 年 2 月にも提供し始めることがわかった。 現在主流の第 3 世代 (3G) 携帯 FOMA (フォーマ)の約 8 倍で、光ファイバー回線並みになるという。 3 大都市圏からではなく地方都市から順次拡大していく。 ドコモが現在提供している LTE の通信速度は毎秒 37.5 メガビットがほとんどだが、新たに始める LTE は光回線と同等の 112.5 メガビット。 スマートフォン(多機能携帯電話)などで動画を見たり、大量のデータをダウンロードしたりするのがより快適になる。 提供を始める予定の地域は盛岡市、仙台市、福島県郡山市、新潟市、富山市、金沢市、石川県小松市、福井市、松山市、徳島市、高知市、那覇市。 ただ、新サービスは現在の携帯電話端末では使えず、13 年 2 月以降に発売される予定の春モデルで対応する。 (大宮司聡、asahi = 10-5-12) ヤフー、グリーと包括提携 交流ゲーム開発や決済 DeNA に続き「2 強」と組む ヤフーとグリーは 8 日、包括的に業務提携することで合意したと発表した。 ソーシャルゲームで競争が激化するなか、有力タイトルの共同開発などに乗り出して顧客を囲い込む。 ヤフーは 2010 年にディー・エヌ・エー (DeNA) ともゲーム配信で業務提携ずみで、ソーシャルゲーム 2 強と連携する格好。 ヤフーはパソコン主体だった事業モデルをスマートフォン(高機能携帯電話 = スマホ)中心に切り替えるうえで、ゲームを集客増の中核に据える。 まず、ヤフーがスマホ版トップページなどから、グリーに直接飛べるボタンを設けるなどして、送客を担う。 グリーのサービス内で、ヤフーの会員向け決済手段「ヤフー! ウォレット」や、ポイント「ヤフー! ポイント」も使えるようにする。 さらに、ソーシャルゲームのタイトルの共同開発にも乗り出す。 共同出資でゲーム開発会社を設立する方向で検討する。 互いが持つコンテンツについても融通し合う。 映像デジタルコンテンツに投資する新会社も共同で設立する方向。 ヤフーは DeNA とも 10 年に提携。 パソコン上で共同のゲーム用プラットフォーム(配信基盤)「ヤフー! モバゲー」を運営している。 (nikkei = 11-8-12) ソフトバンク、携帯電話純増数トップ 10 カ月連続首位 携帯電話各社の 10 月の契約純増数は、ソフトバンクモバイルが 28 万 4,200 件となり、10 カ月連続で首位を維持した。 KDDI (au) は 23 万 8,800 件で 2 位だった。 両社とも 9 月に販売を始めた「iPhone (アイフォーン) 5」が好調だった。 NTT ドコモは 7,200 件で 3 位。 ドコモは、電話番号を変えずに携帯会社を乗り換える「番号持ち運び制度 (MNP)」の月間の転出超過数が、18 万 9,800 件と過去最も多くなった。 (asahi = 11-7-12) KDDI ウェブと提携した米 Twilio、クラウド電話 株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズは 10 月 31 日、クラウド電話 API サービスを展開する米 Twilio と業務提携し、Twilio のサービスの日本での独占販売を行うと発表した。 Twilio は、クラウド電話 API の分野で 15 万人の登録開発者を集めるなど、米国でも注目のベンチャー企業だ。 KDDI ウェブコミュニケーションズも、日本でクラウド電話 API「boundio」を展開しており、同じクラウド電話 API を展開する Twilio とは提携に向けた基本合意はしていたが、今回正式に業務提携を発表した形だ。 (InternetWatch = 11-1-12) ワイヤレス充電、スピードアップ スマホなど対応 ![]() スマートフォン(多機能携帯電話)など向けのワイヤレス充電規格「Qi (チー)」が、来春から急速充電に対応する。 充電できる電力容量を増やすことで、対応する機器が増え、充電時間も短くなる。 タブレット端末も充電できるようになる。 Qi は、国内外の通信機器、電機メーカーなどでつくる団体「ワイヤレスパワーコンソーシアム」が定めた国際規格。 コードでつながなくてもスマホなどに電力を供給できる仕組み。 充電器から、5 ミリ程度離した位置でも充電できるという。 (asahi = 10-23-12) DeNA、実名制の無料通話アプリ「comm」を世界に公開 「トーク」や「スタンプ」も ディー・エヌ・エー (DeNA) は 10 月 23 日、スマートフォン向け無料通話アプリ「comm (コム)」を、日本や欧米、アジアをはじめとした世界 204 の国と地域で公開した。 実名で利用し、高音質に通話できるのが特徴という。 「Mobage など既存のサービスではリーチが難しかった層に使ってもらい、グローバルでユーザーベースを拡大する」と狙いを説明している。 DeNA グループが持つ技術やインフラを活用。 一般的な携帯電話での通話より高ビットレートの音声コーデックを使用し、「通話がとぎれず、相手の声がしっかりと聞こえる」品質を実現したという。 実名と生年月日の登録が必須。 検索欄で友人の実名を検索し、友達追加できる。 登録時に端末のアドレス帳をアップロードすることで、アドレス帳の友人と簡単につながることも可能。 Facebook と連携して登録する機能も備えた。 個人やグループでメッセージ交換できる、LINE の「トーク」に似た機能も備え、大きなイラスト「スタンプ」で感情表現できる。 近況を投稿できるアクティビティ機能、写真共有機能、comm を利用していない友人に招待メールを送れる機能も備えている。 「Mobage」や「ビッダーズ」など既存のサービスでリーチが難しかったユーザ層にリーチし、ユーザーベースをグローバルに拡大するのが同社の狙い。 将来は、両サービスと comm を連携させ、相互に価値を高めていくとしている。 無料通話とメッセンジャー機能を備えたスマートフォン向けアプリとしては、NHN Japan の「LINE」、韓国 KAKAO Corporation 傘下の「カカオトーク」、Microsoftの「Skype」、Viber Media の「Viber」などが世界で利用されており、日本国内では LINE が人気。 カカオトークを国内で運営するカカオジャパンにヤフーが出資するなど、国内でも競争が激しくなっている。 (ITmedia = 10-23-12) ◇ ◇ ◇ ヤフーがカカオトーク運営会社に資本参加、LINE 追撃へ ヤフー (Yahoo JAPAN) は 2012 年 10 月 19 日、無料メッセージサービス「カカオトーク」を展開する韓国カカオの日本法人、カカオジャパンに資本参加したことを発表した。 既にカカオジャパンの第三者割当増資を引き受けており、同社はヤフーが 50%、韓国カカオが 50% を保有する合弁会社になった。 出資額は公表していない。 ヤフーはカカオジャパンに取締役 2 人を派遣する。 今後、ヤフーとカカオジャパンはカカオトークをはじめとしたサービスを共同で展開する。 カカオトークは無料で音声通話・チャットを利用できるスマートフォンアプリで、世界 216 以上の国・地域で利用されている。 利用者数は全世界で約 6,500 万人(2012 年 9 月末時点)で、競合するスマートフォン用メッセージサービス「LINE(韓国 NHN Corporation の日本法人である NHN Japan が運営)」の利用者数(10 月上旬時点で約 6,500 万人)に匹敵するユーザー基盤を持つ。 日本国内では LINE が利用者数約 3,000 万人を擁するのに対し、カカオトークの利用者はまだ少ないとみられる。 カカオトークはヤフーの資本参加を機に、LINE 追撃を目指す。 (清嶋 直樹、ITpro = 10-20-12) 米スプリント、高速無線会社を買収 ソフトバンクに技術 【ニューヨーク = 畑中徹】 ソフトバンクが買収を発表した米携帯電話3位のスプリント・ネクステルは 18 日、米高速無線通信のベンチャー企業「クリアワイヤ」の経営権を得ることで合意した、と発表した。 米証券取引委員会への届け出によると、スプリントはすでにクリアワイヤに 48% 出資していたが、別のクリアワイヤの株主から株式を追加で買って出資比率を 50% 超に高め、子会社にする。 ソフトバンクは、201 億ドル(約 1 兆 5,900 億円)でスプリントの株式 70% を得ることで合意しており、スプリントを通じてクリアワイヤが持つ技術や周波数を手に入れ、米国の基盤を固めることができる。 (asahi = 10-19-12) ◇ ◇ ◇ ソフトバンク、スプリント買収で合意 1 兆 5,709 億円 ソフトバンクは、米携帯電話 3 位のスプリント・ネクステルを買収することで両社が合意したと発表した。 ソフトバンクは 1 兆 5,709 億円を出資し、スプリント株の 70% を保有する。 2013 年半ばに手続きを終える予定。 実現すれば、携帯電話契約数が計 9 千万件を超える世界有数の規模の通信グループが発足することになる。 (asahi = 10-15-12) ◇ ◇ ◇ ソフトバンク、成長維持へ大きな賭け 2 兆円買収 孫正義社長率いるソフトバンクが勝負に出た。 米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する。 5 位のメトロ PCS コミュニケーションズの買収も検討している。 2 兆円超の巨額投資に成算はあるのか。 12 日の東京株式市場では、ソフトバンク株の売買代金が前日の約 6 倍に膨らみ、東証 1 部の首位に浮上した。 株価は 17% 安と急落したが、「もっと下落する」、「長期的な成長力を確保できる」と思惑は交錯した。 今回の買収には明と暗がちらついている。 明るい面は金融環境だ。 「安いお金と魔法の円を持つ日本企業は、外国企業を買う機会を迎えた。」 米シティグループ副会長、スティーブン・ボルク氏は強調する。 金融緩和が演出した 0.7% 台の低い長期金利は、巨額の資金調達を容易にする。 今回も早速、3 メガ銀行が融資の検討に入った。 1 ドル = 80 円を超える円高も、円建ての買収金額を抑える。 6 年前、同社は約 2 兆円で英ボーダフォンから日本法人を買収して携帯電話に参入した。 当時は長期金利が 1.7% 台で円相場は 1 ドル = 116 円台。 格付けも上昇し、環境は激変した。 米通信の競争激化でスプリントの株価は 2006 年末から 7 割も下落。 円高とあわせて「お買い得感」も増した。 暗部は事業リスクだ。 まず相乗効果。 統合で通信設備の調達費用を抑制できる期待もあるが、UBS 証券の梶本浩平アナリストは「日米で使っている周波数帯が異なり、効果を出すには時間がかかる」と指摘する。 外国企業と融合できるかどうかも未知数だ。 解消に追い込まれた NTT ドコモと米 AT & T ワイヤレスとの資本提携に見られるように、人気端末や通信規格が異なる通信業界の国境を越えた再編には成功例が少ない。 失敗すれば屋台骨が揺らぐ。 米スタンダード・アンド・プアーズ (S & P) は 12 日、投資負担を理由にソフトバンクの格付けを引き下げる検討に入った。 だが、長期的な成長に賭ける強い意志は創業者ならでは。 2 社を一挙に買収して世界的な統合を主導する大胆な発想は、鉄鋼世界最大手、アルセロール・ミタルを率いるラクシュミ・ミタル氏とも重なる。 インドの貧困地帯生まれ。 創業後はおびただしい数の海外不振企業を買収し、再建して1代で世界の頂点に立った。 内需の成熟などを背景に「日本市場だけで生き残れるというのは幻想(西田厚聡・東芝会長)」との声は強まる一方だ。 孫社長の決断の行方は、グローバル化に活路を求める日本企業全体の成長戦略にも影響する。 (梶原誠、nikkei = 10-13-12) ◇ ◇ ◇ ソフトバンク、米 3 位の携帯電話会社を買収検討 ソフトバンクが、米国 3 位の携帯電話会社スプリント・ネクステルの買収を検討していることがわかった。 買収額は 1 兆円程度とみられ、米国での通信事業への本格進出となる。 国内の通信会社が米国の携帯電話事業に本格的に進出するのは、NTT ドコモが 2001 - 02 年にかけ、AT & T ワイヤレス株の 16% を約 1.2 兆円で取得して以来。 (asahi = 10-11-12) au スマホ、有害アプリを完全遮断 11 月から 【大宮司聡】 KDDI (au) は 11 月、子どもに有害なアプリやウェブサイトの利用を簡単に制限できる「フィルタリング」機能を、自社のスマートフォン(多機能携帯電話)などに導入する。 これまで国内の携帯会社では、「WiFi 接続」など無線回線の種類によっては完全に制限はできなかったが、これを改善する。 11 月以降に売るスマホに、新しいフィルタリング機能を持つ専用アプリ(アンドロイド OS 対応)を導入する。 親が子どものスマホを買う場合、店頭で「小学生」、「中学生」、「高校生」の制限レベルを設定できる。 新アプリは旧機種にも取り込める。 子どもが、個人情報を不適切に読み取ったりする有害アプリをスマホに取り込むなどした際、インターネット経由で自動的にアプリの内容を判断し、アプリを動かせないようにする。 ウェブサイトへの接続でも同様だ。 (asahi = 10-16-12) 「スマートテレビ」参入へ ソフトバンクモバイル ソフトバンクモバイルは 9 日、スマートフォン(多機能携帯電話)を使って、映画などの専用コンテンツを楽しめる「スマートテレビ」のサービスを 12 月にも始めると発表した。 テレビの「HDMI 端子」に専用機器を差し込み、家庭の「Wi-Fi」経由で高速通信につなぐ。 スマートフォン上でコンテンツを選べば、テレビに映し出される。 新サービスは契約が必要で、料金は税込み月額 490 円。 「TSUTAYA.com (ツタヤドットコム)」が提供する約 4 万本の映画などを、1 本 100 円からレンタルで視聴できる。 エイベックス・グループ・ホールディングスとの提携で、ミュージックビデオやライブ映像なども有料で見られるようになる。 同様のサービスは KDDI (au) も計画中だ。 (asahi = 10-9-12) 中国「華為技術」、躍進の秘密 中国本社ルポ 尖閣諸島問題で日中関係がぎくしゃくする中、日本の家電見本市「シーテックジャパン」に中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が初出展した。 同社は今年上半期の売上高で同分野の世界最大手、スウェーデンのエリクソンを抜き、世界トップに躍り出た。 経営統合で話題を呼ぶソフトバンクとイー・アクセスの通信基盤も支えている。 華為躍進の秘密を同社の中国本社に追ってみた。 世界の工場、中国経済特区の深セン市。 人口は 1,400 万人を超え、東京より大きい新興産業都市の北部に華為の本社がある。 高速を降りて道沿いに行くと、今度は道路が左右に分かれる。 表示板の矢印は右が「華為」、左が「富士康」。 富士康とは、シャープとの提携交渉で一躍有名になった台湾の電子機器受託製造の世界最大手、鴻海精密工業の中国子会社、富士康科技集団(フォックスコン)だ。 華為は世界 140 カ国以上に事業を展開し、従業員数は 14 万人を超す。 11 年の売上高は 324 億ドル(約 2 兆 5,300 億円)で、今年は 3 兆円規模に拡大し、通年でもエリクソンを抜く見通しだ。 研究者やエンジニアの数は約 6 万 5,000 人と、全従業員の 44% に達する。 華為が最も得意としているのが高速データ通信技術だ。 ソフトバンクと経営統合を決めたイー・アクセスの千本倖生会長は、統合理由の一つとして通信設備の親和性を理由に挙げ「両社とも華為という先進的な技術を持つ会社に目をつけた」と言う。 「ポケット WiFi」などのモバイル通信機器はまさに華為が開発した技術だった。 華為はさらに海外で第 4 世代 (4G) と呼ばれる「LTE」のデータ通信技術にも早くから目をつけ、02 年から研究開発に着手。 LTE 関連の基本特許の 15% 以上を保有する。 胡副会長は「我々は多くを欧米の企業から学んだ」と言う。 華為は研修施設以外にも、IBM コンサルティングやプライスウォーターハウスといった欧米のコンサルタント会社から経営や財務、人事などの仕組みを導入。 早い段階から欧米企業と同じ枠組みで経営ができる体制を整えた。 そうしたコンサルタント企業に払った金額は 10 億ドルを下らないという。 さらにもう一つ、政府資本が一切入っていない民間企業の華為の成長を支えているのが従業員による持ち株制度だ。 任 CEO の発案で始まった利益共有制度で、14 万人の従業員のうち、半分の 7 万人が参加する。 現在は売上高の 68% を海外が占め、現地採用の従業員が増えているため「今年から海外の従業員もこの制度に参加できるようにする」と胡副会長はいう。 華為は 2 日から千葉県の「幕張メッセ」で始まったアジア最大級の家電・IT (情報技術)見本市「CEATEC (シーテック) JAPAN 2012」に初出展した。 ソニーや東芝に負けないくらいの大規模なブースを構え、発売したばかりのスマートフォン「アセンド」を披露。 尖閣諸島問題で出展を取りやめる中国企業が多い中で、その存在が際立った。 技術開発面でも華為の躍進は目覚ましい。 アフリカのケニアではマサイ族などが携帯電話を利用しているが、そこに端末や基地局を提供しているのは華為だ。 すなわち途上国や新興国で着実に技術力を養い、スマートフォンや高速データ通信の普及をきっかけに先進国市場に参入してきた形だ。 その先兵となるのが、各国の通信会社や電子部品メーカーなどと現地の通信規格に合った技術を開発する「ジョイント・イノベーションセンター」だ。 かつてはフィンランドのノキアがそうした現地化戦略で成功を収めたが、現在は華為がその役割を担っている。 日本市場でも最初はソフトバンクやイー・アクセスなどの新興通信会社しか扱わなかったが、この夏からはドコモがスマートフォンの「アセンド」を取り扱うようになった。 部品開発でもパナソニックや住友電気工業など多くの日本メーカーが華為と協業を進めている。 (関口和一、nikkei = 10-4-12) ドコモ、海外でも使える通信不要な Android アプリ「うつして翻訳」 NTT ドコモは、外国語の料理メニューや看板にスマートフォンのカメラをかざすだけで、瞬時に翻訳を画面上に表示する Android アプリ「うつして翻訳」を出展。 同アプリは 10 月 11 日より提供開始となる。 アプリは無料。 翻訳時に通信が発生しないため、海外旅行時などのオフライン環境での利用も可能だ。 翻訳の際には、カメラで写した文字列とアプリ内の辞書をマッチングさせる。 英・中語・韓の 3 カ国語と日本語を相互に翻訳することが可能だ。 ブースでは韓国語の地下鉄マップや料理メニューが用意されており、カメラをかざすとリアルタイムに日本語に翻訳するデモを行っている。 担当者は「海外旅行先で迷ったり、読めないメニューがあった時でも安心」と実用性をアピールしていた。 NTT ドコモでは、スマートフォンの通話を英・中・韓の 3 カ国語に通訳する Android アプリ「はなして翻訳」も出展。 同アプリは 11 月 1 日に無料で提供される。 通話だけでなく、目の前にいる相手と会話をする際に、1 台のスマートフォンを共用して通訳を行う対面利用も可能。 クラウド上のネットワークで通訳処理を行うため、スマートフォンの性能にかかわらず高速かつ高精度に翻訳できるのが特徴だという。 11 月中にはフランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、タイ語、インドネシア語にも対応する。 ブースでは、中国人のスタッフと「はなして翻訳」を使って会話するデモを実施。 中国語で「外の天気はどうですか?」と聞かれると即座に日本語に通訳され、「雨が降っています」と答えると中国語に通訳されるなど、いつもどおりに話すだけで会話が成立していた。 (InternetWatch = 10-3-12) |