島根「花嫁寿し」伝統の味 身近に ◆ 食べきりサイズで商品化 ◆ ![]() 松江市島根町野波地区で、祝い事に振る舞われる伝統料理「花嫁寿し」が商品化され、4 日、まつえ北商工会が市役所で披露した。 数口で食べ切れる大きさで、木型で松、竹、梅をかたどった 3 個セット。 土産物や贈答品としての販売を考えているという。 かまぼこ、白ごま、でんぶを具材にした押しずし。 結婚式の日に、花嫁の実家にお祝いに訪れた人への良縁のお裾分けや、上棟式などでの縁起物として振る舞われている。 砂糖をたっぷり利かせた甘い味付けが特徴で、「はしま(出雲弁で、おやつや間食)」としても食べられている。 一方、時代と共に振る舞われる機会が減ってきたことから「伝統の味を身近に楽しめるように」と 12 年前から、旧島根町の商工会女性部が「花嫁寿し」と名付け、地域の催しで販売していた。 今年から本格的に商品化に向けて取り組み、県と市の補助を受け、県外のデザイナーを招くなどして形や包装などを工夫した。 女性部の小川和子・島根支部長 (61) は「ほわっと甘くて懐かしい伝統の味を、たくさんの人に味わってほしい」と話している。 14 日には、カラコロ工房(殿町)で開かれる「松江こだわり特産市」で販売する。 問い合わせは商工会 (0852・82・2266) へ。 (斉藤智子、asahi = 10-5-12) 間伐材利用の魚礁で森と海守れ 島根・隠岐の島で試み 杉などの間伐材を利用した魚礁を海に沈め、森と漁場を守る取り組みが、日本海に浮かぶ島根県隠岐の島町で進められている。 3 日には、新開発の定点観察用カメラを設置した。 島の民間研究機関・海中景観研究所が昨年 12 月、地元の森林組合が間伐した杉や竹を束ねて魚礁を作り、効果を比較するためのコンクリート製の魚礁と 4 基ずつを漁港近くの水深約 10 メートルの海底に沈めた。 これまでの調査で、メジナやスズメダイ、イシダイなどが集まる様子を確認した。 魚礁の木をフナクイムシが食べ、その穴にすむエビなどが魚の餌になるという。 (asahi = 10-4-12) ローソン農場の大根をおでんに 鳥取から全国に出荷 ローソンは 6 日から、農業生産法人「ローソンファーム鳥取(鳥取県米子市)」で大根の収穫を始める。 隣接する加工場でおでん用に加工し、全国のローソン約 9,700 店に出荷する。 ローソンは 2010 年から全国にローソンファームを設立しているが、生産した野菜を全国店舗に出荷するのは初めて。 ローソンファーム鳥取は生産者の岡野農場(鳥取県境港市)とローソンなどが共同出資して 5 月に設立。 約 70 ヘクタールの農地で大根を生産している。 農薬や化学肥料の使用を抑えるなどで鳥取県の特別栽培農産物の認証を受けている。 初年度は約 5,300 トンを収穫し、約 2 億 2,000 万円の販売を見込んでいる。 ローソンは店舗に野菜を安定供給するため、全国の 7 カ所でローソンファームを展開している。 今年度中に新たに 5 - 6 カ所に設立する予定で、店舗で販売する野菜全体の約 1 割を供給する計画だ。 (nikkei = 10-4-12) 島根県が「平成 24 年度あいてぃ達者」募集 島根県は、パソコンやインターネットなどの IT (情報通信技術)活用に熱心な高齢者を知事が表彰する平成 24 年度「島根あいてぃ達者」の候補者を募集している。 対象は、島根県内の 65 歳以上の人と団体。 学識経験者らで組織する選考委員会で選考する。 制度が始まった平成 14 年度からこれまでに 48 人、8 団体を表彰している。 締め切りは 5 日。 応募用紙に必要事項を記入し、島根県情報政策課「島根あいてぃ達者」係(〒690-8501 松江市殿町 1)へ。 県ホームページから電子申請もできる。 問い合わせは、同課 (0852・22・5700)。 (sankei = 10-1-12) 島根県議会が竹島に関する決議「日本による強奪策動」 = 北朝鮮報道 北朝鮮の民主朝鮮は 25 日、「強盗的本性の発露」と題した論評で、竹島(韓国名 : 独島)問題に関連する決議を賛成多数で可決した島根県議会の対応を批判した。 島根県議会は、13 日に開会した 9 月定例県議会で、政府内に竹島問題を専門に扱う部署を早急に設置することや、国としての「竹島の日」の制定などを求める決議などを賛成多数で可決した。 竹島の領有権に関する決議の可決は、昭和 53 年 7 月以来となる。 同紙は、日本の地方議会議員が竹島問題に関連してさまざまな動きを見せているが、その率先に島根県議会議員がいると述べ、先日開催された島根県の 9 月定例県議会の決議について言及した。 これは、竹島の強奪策動を日本政府が主導して行うよう要請したものであり、竹島を強奪しようとする日本の反動層の領土膨張策動が日を追うごとによりいっそう無謀な段階に達していることを物語っていると指摘した。 同紙は、竹島は私たちの民族固有の領土であり、わが国の歴史資料を見ても、日本側の歴史資料でも明らかであると強調。 日本人の竹島に対する認識は不足しており、彼らがあの島を指し示して呼ぶ名前一つだけ見てもそれが分かると主張。 朝鮮半島では独島と呼ぶが、それはこの島が岩だらけの石島(トクソム)であり、東側に孤独に立っている島という意味とも合わさって独島(ドクト)になった。 しかし、日本人は竹島と呼んでいる。 すなわちこの島に真竹がたくさん育つという意味だが、竹島には真竹どころかその影さえない。 このように竹島に対する無駄な表象を持ってわが領土だと叫ぶ日本の反動層の姿は、真に笑止千万であると述べた。 そして、竹島を自国領であると日本が主張することは、海外侵略の第一歩であり、日本の反動層はアジア大陸侵略の初めての関門という位置づけで竹島に目をつけていると分析。 アジアの平和と安全を威嚇して朝鮮民族の自主権を蹂躪しようとする日本の反動層の竹島強奪策動を、わが軍隊と人民は絶対に容認することはできないと述べた。 (サーチナ = 9-26-12) ◇ ◇ ◇ 韓国ドラマの削減を検討 BS 日テレ BS 日テレの赤座弘一社長は 7 日の記者会見で、韓国ドラマについて「多すぎるという声があり、適正なバランスを考えていく」と語り、放送枠削減を検討していることを明らかにした。 視聴者の意見が竹島をめぐる問題を機に表面化したとして、「少ないという声はないので、少なくする方向になる。 政治問題は一切抜きにして。」と話した。 同局では現在、平日の日中に 4 本、月、火曜の夜にも 1 本ずつ韓国ドラマを放送している。 同局は 8 月、主演俳優が竹島へ泳いで上陸を目指す動きに参加したとして、韓国ドラマの放送を延期している。 (asahi = 9-8-12) ◇ ◇ ◇ 韓国 : 竹島訓練 海兵隊上陸は実施せず 【ソウル西脇真一】 韓国軍当局は 3 日、島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で 7 日から計画している軍と海洋警察の訓練で、海兵隊による上陸訓練は実施しない方針を明らかにした。 訓練は敵の上陸などを想定し定例的に行われてきたが、険悪化する日韓関係に配慮し、日本を過剰に刺激するのを避ける狙いとみられる。 訓練は 8 月に予定していたが、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸後に 9 月に延期。 金星煥(キム・ソンファン)外交通商相が訓練内容の再検討に言及した経緯がある。 海兵隊の訓練中止について軍当局は「海洋警察中心の防衛訓練のため」としている。 また、韓国の聯合ニュースは 3 日、「外国の民間人が不法上陸する可能性がより現実的であるとの判断から、海兵隊は投入しない計画だ」との政府高官の話を伝えた。 竹島には警察の警備隊が常駐している。 (mainichi = 9-3-12) ◇ ◇ ◇ 「島根県竹島」表記増加、日本メディア "産経式" に切り替え = 韓国 複数の韓国メディアは 22 日、日本の主要メディアが、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)訪問以降、「竹島」から「島根県竹島」へと表記を切り替えていると報じた。 報道によると、NHK は竹島関連のニュースを報じる際、7 月 31 日までは「日韓が領有権を主張する竹島」としていたが、李大統領が竹島を訪問した 10 日は「竹島」と「島根県竹島」の両方を使用し、11 日からはほとんど「島根県竹島」と表記するようになった。 読売新聞、毎日新聞、東京新聞も、李大統領の竹島訪問を機に「島根県竹島」の表記を使用するケースが増えた。 韓国メディアは、「島根県竹島」の表記は保守系メディアの産経新聞が使用する程度だったが、李大統領の竹島訪問を機に、日本の主要メディアが相次ぎ "産経式" に切り替えていると指摘。 「竹島が島根県に属する日本の領土であることを強調しようとする狙いがある」との見方を示した。 (サーチナ = 8-22-12) ◇ ◇ ◇ 竹島で「韓国の領土」主張の石碑除幕式 日本と韓国双方が領有権を主張する島根・竹島(韓国名 = 独島)で、韓国の領土と主張する石碑が建てられ、19 日に除幕式が行われた。 日本側の反発はさらに強まることになりそうだ。 石碑の除幕式は 19 日午前、韓国政府の閣僚や慶尚北道の知事らが参加して行われた。 石碑の表側には竹島の韓国名である「独島」、裏側には「大韓民国」、側面には李明博大統領の署名が刻まれていて、竹島の実効支配を誇示する狙いがある。 韓国・孟亨奎行政安全相「我々の領土に名札をつけたからといって、外国からどうこう言われる理由はない。」 李大統領の竹島訪問に続く石碑の設置で、日本側の反発はさらに強まりそうだ。 (NNN = 8-19-12) 市民手作り「山中鹿介」映画化 家族愛描く 島根・安来、来月上映 島根県安来市の市民らによる戦国武将・山中鹿介を題材にした短編映画「おもいびな」の撮影が、同市広瀬町で行われている。 10 月 27、28 の両日に同市安来町の安来市民会館で開かれる「やすぎ映画フェスタ 2012」で上映される。 映画は鹿介を市内外に広く紹介しようと、官民による「山中鹿介の大河ドラマ放映実現をめざす会」と、「しまね映画祭安来実行委員会」が製作する。 昨年、同市で開催された「しまね映画塾」の応募作品が原作で、尼子氏再興の望みに命をかけた鹿介と妻の千晶、娘の盛江の家族愛を描く。 上映時間は約 20 分を予定。 出演者とスタッフ、エキストラ計約 100 人はほとんどが市民によるボランティア。 鹿介役には安来市職員の野々村貴史さん (41)、盛江役に島根総合福祉専門学校 1 年の高平麻衣さん (19) が選ばれた。 23 日は月山山中御殿で見せ場となる尼子軍と毛利軍の合戦シーンの撮影があり、武者や足軽役の市民らが熱のこもった演技を披露した。 ロケは 29 日には月山花の壇で行われる。 野々村さんは「甲冑が重くて大変だが、多くの人に支えてもらっているのでいい作品にしたい」と意気込む。 上田耕司監督 (36) は「雨の中の撮影となったが、逆に臨場感が出たと思う。 家族愛と力強さの両方が出るメリハリのある作品に仕上げたい。」と話していた。 (sankei = 9-24-12) 中山間地域のお年寄りにタブレット講座 … 島根 最新のタブレット端末を使いこなして中山間地域のお年寄りらに快適に生活してもらおうと、島根県と同県江津市の NPO 法人「結まーるプラス(河部真弓理事長)」が今月から、高齢者に端末の使い方を "伝授" する出前講座を始めた。 全国で端末を利用した宅配サービスや交流事業が次々と進められており、買い物や情報入手が難しい中山間地域の利便性を高めるユニークな取り組みとして注目を集めそうだ。 県西部県民センターと結まーるプラスによる「中山間地域での生活の利便性を高める多機能携帯端末活用促進事業」で、事業費 340 万円。 今年度、大田市から益田市までの県西部各地で「タブレット PC 講座」を開く。 第 1 回目の講座を今月 11 日、江津市桜江町川戸のさくらえサロンで開いた。 参加したのは 30 - 90 歳代の 7 人。 端末は、アップル社の iPad (アイパッド)を使用。 参加者らは「テレビで見て知ってる。 使ってみたかった。」と興味津々。 約 1 時間半、講師の河部理事長からインターネットやメールの送受信、音楽やお絵かきソフトなどの使い方を楽しく学んだ。 端末は、指で画面を触れるだけで操作するタッチパネルで、参加者らは「軽くて持ちやすく、操作が簡単。 撮った写真もすぐに送れるので面白い。」と楽しそうだった。 総務省によると、全国の高齢者を対象にしたアンケートで、タブレット端末のどんな機能を利用したいか尋ねたところ、災害時の自動応答や血圧・歩数の健康管理などの機能を挙げた人が半数を超えていたという。大手コンビニエンスストアでは端末を活用した宅配サービスを始めており、東日本大震災で被災した一部の自治体では避難住民に端末を配布して情報入手に役立ててもらっている。 河部理事長は「各地に出向いて操作方法から購入の相談まで応じる。 気軽に連絡してほしい。」と呼びかけている。 問い合わせは、結まーるプラス (0855・92・8015) へ。 (田中誠也、asahi = 9-21-12) 大村塗料、キトサン活用した内装用塗料を製造・販売 塗料製造卸の大村塗料(鳥取市、大村善彦社長)は 11 月から、ベニズワイガニから抽出するキトサンにより抗菌や消臭、有害な化学物質を吸着させるなどの機能を持たせた内装用塗料の製造・販売を始める。 原材料の一部に天然素材を使用する安心・安全を売り物に病院、福祉施設、学校などでの利用を見込む。 新塗料を主力製品に育て、5 年後には全売上高に占める製造部門の比率を今の約 15% から 50% 程度に引き上げたい考えだ。 (nikkei = 9-21-12) 鳥取県の施設、LED ランプの標準仕様 鳥取県は県庁舎など県有施設に直管型発光ダイオード (LED) ランプ(蛍光灯タイプ)を導入する際に適用する製品の標準仕様を決めた。 同ランプは性能基準などに関する日本工業規格 (JIS) が制定されていない。 県が性能の目安を定めることで、入札を希望する県内の LED 関連企業の技術水準を高める。 標準仕様は既存の照明器具に取り付けができるランプが対象。 20 ワットと 40 ワットの 2 タイプについて、1 メートル直下の照度がそれぞれ 200 ルクス以上、400 ルクス以上、消費電力が 12 ワット以下、25 ワット以下などと規格・性能を定めた。 鳥取県は県道の道路灯を LED 照明へ切り替えるに当たって、入札を県内企業に限定するなど、LED 関連産業の育成に力を入れている。 (Nikkei = 9-21-12) 島根県がリーン・スタートアップによるパートナー型ビジネス創出支援、新たに 2 件採択 島根県は 2012 年 9 月 14 日、「パートナー型ビジネス創出支援事業」の採択事業第 2 号および第 3 号を発表した。 建設業向け eラーニング事業と、自動車学校向け学習支援システム開発事業の 2 件を採択。 開発費用の半分を最大 1,000 万円まで補助金として交付する。 第 1 号としては婚活応援システムが採択されている。 「パートナー型ビジネス創出支援事業」は、島根県が 2012 年度から開始した、県内の産業振興を目的とした施策。 県内に事務所を置くサービス事業者と、県内の IT 企業が連携し、新しいビジネスモデルを創出する取り組みを支援する。 永和システムマネジメントやソニックガーデンが取り組んでいるビジネスモデルを参考にしている。 建設業向け eラーニング事業は、松江市藤井基礎設計事務所が実施する。 事業名は「E ラーニングによる建設系継続教育事業 (Net CPD 「ミニツク」)」。 システム開発は松江市のネットワーク応用通信研究所がパートナーとして担当する。 自動車学校向け学習支援システム開発事業は、益田市の益田ドライビングスクールを運営するコガワ計画が主体となり実施する。 益田市のソコロシステムズがパートナーとしてシステムを開発する。 事業はリーン・スタートアップと呼ばれる手法を取り入れて進める。 リーン・スタートアップとは、短期間で仮説の検証とピボット(小さな方向転換)を繰り返し、ビジネスモデルを発見するプロセス。 具体的には「申請段階での仮説に対して第 1 段階では、必要最小機能 (MVP、Minimum Viable Product) による検証・評価を行い、それをクリアできて初めて第 2 段階であるサービスを開発。 開発後もサービス投入、検証、サービス改善へのフィードバックループを繰り返す(島根県)」としている。 (高橋信頼、ITpro = 9-19-12) 古事記 1,300 年 記念切手発売 島根県限定 4,000 セット 古事記編纂(へんさん) 1,300 年を記念する「神々の道しるべ」と題したオリジナルフレーム切手セットが 18 日、島根県内の郵便局で発売された。 この日は出雲中央通郵便局(出雲市)の堀江俊博局長らが松江市の島根県庁を訪れ、溝口善兵衛知事に 1 セットをプレゼントした。 発売したのは郵便局会社中国支社(広島市)で、80 円切手 10 枚つづりのセットとなっている。 切手の図案は「稲佐の浜」や「八重垣神社」など出雲神話ゆかりの地の写真。 台紙には島根県の地図が描かれている。 価格は「編纂 1,300 年」にちなみ 1,300 円。 限定 4 千セットが県内 257 局で販売される。 堀江局長は「島根の良さを全国に PR したい。 1 人でも多くの人に島根に来て購入してもらいたい。」とあいさつ。 溝口知事は「県の PR につながる」と感謝した。 問い合わせは同支社営業本部 (082・224・5991)。 (sankei = 9-19-12) 米子 - 上海チャーター便中止 鳥取県で開催中の「国際まんが博」に合わせ、23 日から 10 月 25 日まで運航予定だった米子空港(境港市)と中国・上海間のチャーター便について、上海市の春秋航空は 17 日、全 10 便の運航中止を県に伝えた。 県は、日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化や反日デモの影響とみている。 県交通政策課によると、チャーター便は 180 人乗りで毎週日・木曜日に 1 往復ずつ、計 10 便の予定だった。 両国ではツアー参加者の募集が進んでいた。 県の担当者によると、春秋航空は中止理由について「追って連絡する」と述べるにとどめたという。 (中国新聞 = 9-17-12) 出雲大社前駅に「縁結びスクエア」 完成祝う 島根 リニューアルされた一畑電車の出雲大社前駅(島根県出雲市)に隣接したポケットパーク(愛称・縁結びスクエア)ができ、15 日、関係者約 50 人が出席して完成を祝った。 ポケットパークは、県と市が同駅南隣の計約 420 平方メートルを買収して整備。 一畑電車がプラットホームに展示している国内最古級の電車「デハニ 52 型」に通じる自然石アプローチや芝生、身障者用駐車場、トイレを設け、木製とレンガベンチ計 5 基も設置した。 事業費は約 8,700 万円。 昭和初めに建設された同駅舎は一足早く復元整備され、新たに設けたカフェも好評。 長岡秀人市長は「地元住民と観光客らが交流する場になってほしい」と期待を込めていた。 (sankei = 9-16-12) 東日本大震災 : 回想法で認知症予防 島根の鈴木医師、仮設住宅で実演講習 - - 宮古・岩手 仮設住宅で暮らすお年寄りが認知症にならないようにと 13 日、島根県出雲市の出雲市民病院麻酔科部長、鈴木正典さん (65) が昔の写真や物を見るなどして思い出話を語る「回想法」の実演講習を宮古市の赤前仮設住宅で行った。 参加した約 30 人の被災者は戦後間もなくの懐かしい写真に見入って語り合い、思い出の歌を歌って記憶をよみがえらせ、元気を取り戻した。 「あした浜辺をさまよえば 昔のことぞ忍ばるる。」 懐かしい唱歌が集会所に響いた。 ビデオ映像には、はなをたらした少年や「黄金バット」の紙芝居を見つめる子どもら、バリカンで子どもを散髪する母親、アルミ鍋に穴が開いていないかのぞく主婦らの写真が映し出される。 鈴木さんはどんな会話が交わされたか、語らせる。 (mainichi = 9-14-12) スタバ、島根初進出へ 松江駅に来春出店 コーヒーチェーン大手のスターバックスコーヒージャパン(東京)は 12 日、松江市に来春出店すると発表した。 山陰地方へ初進出する。 松江市を訪れた関根純最高経営責任者 (CEO) は、鳥取県への出店にも意欲を示した。 関根 CEO が島根県庁を訪れ、溝口善兵衛知事に伝えた。 JR 松江駅構内の商業施設シャミネ松江店に来年 3 月 20 日ごろ出店する。 同社の標準的な店舗規模(約 130 平方メートル)になる。 アルバイト 20 - 30 人を採用する。 同社は全国で 955 店(3 月末時点)を展開しており、松江市への出店で、店舗のない都道府県は鳥取県だけとなる。 (中国新聞 = 9-12-12) 下水汚泥から水素製造 燃料電池車普及へ 4 社が実証実験 豊田通商は 10 日、三井化学、大和リースなど 4 社で下水汚泥から水素をつくる実証試験を始めた、と発表した。 トヨタ自動車は 2015 年までに水素を燃料とする燃料電池車 (FCV) の乗用車を発売する予定。 安く水素をつくるノウハウを確立し、車向け水素ステーションでの販売も手がけたい考えだ。 試験は、参加企業のコンサルタント会社「ジャパンブルーエナジー」が島根県内にもつ水素製造のための炉で実施。 同県内の下水処理施設から汚泥を持ち込む。 汚泥中の有機物が、炉内の熱によってメタンガスを発生させる。 さらに、メタンガスに水蒸気をあてて一酸化炭素と水素に分離させるしくみだ。 試験は今年度で終わらせ、15 年までに事業化を目指す。 4 社で販売会社の設立も検討する。 (asahi - 9-10-12) 宅配サービス 山間部も … 島根 大手小売業のイオンリテール(本社・千葉市)は 7 日、インターネットやファクス、電話で注文を受け、食料品などを宅配するサービスを、隠岐諸島を除く島根県内 15 市町で始めた。 県内では山間部などで近くに小売店がない地域も多く、日々の買い物に不自由する「買い物難民」の解消や、1 人では買い物に出かけることが難しい高齢者や妊婦らの利便性アップなどが期待される。 サービスはこれまで、イオン松江店(松江市東朝日町)の周辺地域だけで行っていたが、大幅に範囲を広げた。 インターネット上での注文は「イオンネットスーパー (http://www.aeon.jp/netsuper/)」で 24 時間受け付ける。 生鮮食品や衣料品、日用雑貨など約 1 万 2,000 点が対象商品。 会員登録(入会金・年会費無料)が必要で、松江市中心部では午後 3 時までに注文すれば当日中、他の地域でも午後 6 時までに注文すれば翌日には自宅に届く。 電話やファクスによる「とどくんです。」でも注文できる。 商品は約 3,000 点に絞られるが、午後 6 時までに注文すれば、どの地域でも翌日に届く。 県内 5 か所のイオン各店舗にある専用用紙で登録しておけば、自宅に定期的に商品カタログも送られてくる。 商品は、郵便事業会社の宅配事業「ゆうパック」などを活用して、イオン松江店から送られる。 配送時間を選ぶことも可能。 配送料は 105 円必要だが、年内なら 3,000 円以上注文した場合は無料。 サービスの拡大はイオン側と県が 2 年前に締結した包括業務提携の一環。 「イオンネットスーパー」では県内 5,000 人以上の登録が目標で、同社の森永和也・ネット推進部長は「地域に貢献したい。 配送体制を充実させ、当日中に配達できる地域を広げ、隠岐への配達も目指したい。」と話している。 (矢沢慎一、yomiuri = 9-8-12) 潜るパワースポットにダイバー続々 出雲の「海底遺跡」 神々の物語が語り伝えられてきた出雲には、海底にも不思議な世界が広がる。 日本海に突き出した島根県出雲市の日御碕(ひのみさき)沖に「海底遺跡」が沈み、ダイバーたちの人気を集めている。 「遺跡」を見つけたのは、日御碕のダイビングガイド・岡本哲夫さん (59)。 1999 年から周辺の海を調査してきた。 地元の日御碕神社の聖域で、毎年 8 月に夕日の祭りがある経島(ふみしま)周辺の海底。 岩を削ったように見える「祭壇」、「階段」、「参道」、玉砂利を敷き詰めた洞窟、大小の岩がウミガメの形に並ぶ「亀石」と水流に削られたような「曲水」などが、水深 30 メートルまでに点在する。 地元にはかつて夕日の祭りを行っていた場所が海中に没したとの伝承がある。 岡本さんは「海底遺跡」は古代の夕日信仰の痕跡だと信じている。 ダイビング雑誌などで紹介されたこともあり、近畿や山陽地方から団体で訪れるダイバーも増えている。 広島県福山市から毎月のように通う介護福祉士の小林睦子さん (53) は「本当に不思議な世界。ここに潜ると元気になる気がする」と言う。 (岡田和彦、asahi = 9-6-12) 魅力満載! 鳥取県、島根県で「山陰デスティネーションキャンペーン」 「ほっと一息 あなたの旅 山陰から」をキャッチフレーズに「山陰デスティネーションキャンペーン」が実施される。 山陰の豊富な観光資源を広く紹介し、鳥取、島根両県の観光振興と地域の活性化を目的としたものだ。 期間は 10 月 1 日 - 12 月 31 日まで。 JR 西日本をはじめとする全 6 社、鳥取、島根両県、全国の旅行会社、観光関係団体などが一体となって行われるキャンペーンで、国内最大規模となる。 山陰地域は日本神話の舞台になったことでも知られ、史跡が多く残っている。 イベントは、神話の里でもあり古事記編纂 1,300 年にちなんだ催しが多い。 神楽の世界を和紙で表現する作品展「大元神楽と古事記」、伝統芸能のステージなどを見ることができる「神話博しまね」は出雲大社周辺での開催だ。 グルメイベントとしては「出雲全国そばまつり」、「とっとりバーガーフェスタ」、「神々の都神門市」など、バラエティに富んだものがもりだくさんだ。 また、鳥取県出身の漫画家が多いことにちなみ、鳥取県で「まんが王国とっとり」キャンペーンも行われている。 さらに山陰海岸はジオパークに認定されている景勝地。 ジオパークとは、科学的にみて特別に貴重なものや、美しい地質遺産を含む自然公園のことだ。 様々な地形、地質、風土を体験することができる。 島根県大田市には 2007 年に世界遺産に登録された石見銀山がある。 戦国時代から江戸時代にかけて、日本の銀は世界の銀産出量の 3 分の 1 を占めていたと言われ、相当な部分が石見銀山の産出と伝えられる。 みどころは、坑道を掘るノミの跡が残る「龍源寺間歩(まぶ)」や鉱山の歴史や暮らしを知ることができる石見銀山世界遺産センターなどだ。 島根、鳥取は温泉地が多く、展望の良い東郷湖畔の温泉、宍道湖畔の温泉など、景色を楽しめる温泉も多い。 また、日本海に面しているため海産物に恵まれている。 松葉ガニ、イカ料理、モサエビ料理など、新鮮な食材を味わうことができる。 (マイナビ OFFICE-SANGA = 9-6-12) 事業拡大へ覚書交わす エフイーエーシー、島根県などと 出雲 環境や食品成分などの分析を請け負う「エフイーエーシー(島根県出雲市)」は事業拡大に伴う覚書を、県、市との間で交わした。 企業立地促進条例に基づくもので、新たな設備投資は東京電力福島第 1 原発の事故などで検査依頼が増えたためとしている。 投資計画によると、約 770 平方メートルの研究棟を約千平方メートルに拡大し、イオン分析ができる最新の検査機器を 3 台導入。 3 年間で 11 人を新規雇用する。 投資額は 6,100 万円で、うち 2,650 万円を県と市が助成する。 同社の売上高は年間約 2 億円。 水質や輸入食品の成分などの分析を主な業務としており、原発事故以降は放射性物質に関する検査も実施している。 宮西尚一社長は「消費者の食に対する安全・安心意識は高まり、食品検査のニーズは多い。 理系の大卒者も雇用し地域経済に貢献したい。」と話した。 (sankei = 9-5-12) 島根・浜田のソウルフード ピンクの「赤てん」その正体 東京・日本橋三越のライオン像の斜向かいあたりに、「神々の国」島根県のアンテナショップがある。 その名も「にほんばし島根館」といい、松江名物の和菓子やソバ、しじみ加工品、工芸品などを豊富に取りそろえている。 ちょっと B 級な魚の練り物 充実の広さを感じる店内の冷蔵棚に、島根のちょっと B 級なご当地グルメとして見逃せない食品がちょこんと並んでいた。 「赤てん(江木蒲鉾店、5 枚入り 536 円)」だ。 真空パックになっていて、賞味期限は約 1 か月。 江木蒲鉾店からメールやファクスで取り寄せることもできる。 この「赤てん」は平たく言ってしまえば、四角い形をした魚の練り物揚げということになるだろうか。 魚の練り物ならば、各地の物産館でよく見かけるが、浜田市の名産であり、地元のソウルフードだというこの練り物は、見た目からしてちょっと独特。 「赤」のようなピンクのような色をしている。 どこかなつかしさを感じさせる 食べ方は、フライパンやオーブントースター網などで、弱火でふっくらとするまで焼く。 パン粉のさくっとした食感に、ふわりと甘いたらのすり身、練り込んである唐辛子のピリ辛の味わいと、三味の一体感が絶妙だ。 どこかなつかしさを感じるクセになる味わいで、ビールのつまみにもよい。 (Jcast = 9-5-12) 原子力政策講座 : 原発事故「島根も同被害」 福島の現状、課題語る 松江で県弁護士会 県弁護士会による連続市民講座「原子力政策と人権」の 5 回目が 1 日、松江市母衣町の県商工会館・松江商工会議所ビルで開かれた。 「福島の現状と法的課題」をテーマに同弁護士会の佐藤力弁護士が講演し、「島根で原発事故が起きれば福島と同じ被害が生じる。 そのことをよく考えてほしい。」と呼びかけた。 講座は約 40 人が参加。 佐藤弁護士は 8 月 26 - 28 日、福島県いわき市と福島市を訪ね、復興状況などを視察した。 両市の第一印象について「地震が起きたことが分からないくらい、町がきれいになっていた」と述べる一方、「怖いのは放射能。 警戒区域に指定されている地域は 1 年半たっても住民が帰れない。 20、30 年後も(問題は)続くのでは。」と指摘した。 また、被災者への損害賠償を巡り、国や東京電力の対応を批判。 「彼らは長期戦にしようとする。 ひたすら(解決を)引き延ばし、関係者が亡くなってから、適当な特別立法を作って終わりにしようとする。」と述べた。 福島の状況を島根に置き換えて考えることの大切さも訴え、「(放射能で)美しい町がなくなってしまう。 そのことを踏まえ、(原発について)議論、検討してほしい。」と語った。 (金志尚、mainichi = 9-2-12) 島根の神楽、神話を舞う 左京で 9 月 2 日 島根県に息づく伝統芸能・神楽が 9 月 2 日、京都造形芸術大(左京区)にある京都芸術劇場春秋座で公演される。 隠岐地方と石見地方の団体が、神話の世界に通じる演目を披露し、観客を魅了する。 東山区の京都国立博物館で、9 月 9 日まで開催中の特別展覧会「大出雲展(島根県、読売新聞社など主催)」に合わせ、「神々の国 しまねの神楽」と題して、今月 26 日と 9 月 2 日の 2 回実施。 26 日に同劇場で開かれた公演では、松江市の佐陀神能(さだしんのう)保存会が、能楽の影響を受けた演目「式三番(しきさんば)」やスサノヲの大蛇退治の神話を、ゆったりとした神妙な舞で表現した。 出雲市の大土地神楽保存会は、対照的に勇壮な舞いにユーモアを交え、相撲の原点とされる逸話を披露。 出雲国の大国主神(おおくにぬしのかみ)が天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲る神話も演じた。 八幡市男山の野々村幸雄さん (71) は「出雲の神楽は全体的に動きが緩やかで、独特の間合いがある。 神秘的な雰囲気を感じた。」と話していた。 9 月 2 日は午後 1 時半から、隠岐地方の島後久見神楽保持者会と、石見地方の石見神楽温泉津舞子連中などが公演する。 無料。 問い合わせは島根県立古代出雲歴史博物館 (0853・53・8600) へ。 (yomiuri = 8-29-12) EV 急速充電器を寄贈 日産、島根県と松江市に 電気自動車 (EV) 用の急速充電器などが、日産自動車から島根県と松江市に寄贈された。 EV の普及を図るため全国の自治体への寄贈を進めており、県には蓄電もできる充電器「EV パワーステーション」 2 基と急速充電器 1 基、市には同ステーション 1 基が贈られた。 島根県庁には、同社の片桐隆夫副社長らが訪れ、溝口善兵衛知事に目録を手渡した。 県内にはすでに東部を中心に急速充電器 18 基が設置されているが、片桐副社長は「電気自動車の普及に向け、充電器設置の補助など県の支援をお願いしたい」と話した。 EV パワーステーションは、同社の EV 「リーフ」を使って電気料金の節約などができるシステム。 料金の安い夜間に EV に充電した電力を、昼間の家庭使用に転用することができる。 急速充電器は、30 分で“満タン”の 80% まで充電できる。 (sankei = 8-25-12) 「廃校活用し企業入居を」 若手職員、知事に提言 島根・鳥取 島根、鳥取両県の若手職員交流セミナーが松江市内のホテルで開かれ、最終日の 22 日には参加者から、廃校を活用した定住施策や 30 代職員の交流研修などのアイデアが、溝口善兵衛、平井伸治の両知事に提案された。 両県の連携強化や地域活性化が目的で、参加メンバーは両県から選ばれた 25 - 34 歳の職員 10 人。 「SUN-IN シェアオフィス」、「さんいん BOX プロジェクト」と名づけた 2 つの事業について、実現可能性を 6 月から検討してきた。 「シェアオフィス」は、東京の商社から島根県庁に転職した職員が、体験を基に立案。 廃校になった小学校などの校舎を "お試し事務所" に改装し、夏限定で都会の企業に入居してもらうアイデアで、近隣の空き屋の貸し出しや自然体験なども行い、定住につなげることも視野に入れている。 「BOX プロジェクト」は、山陰を「自然・文化などさまざまな魅力が詰まった宝箱」ととらえて命名。 中学生向けの体験学習や 30 代の交流イベントを通じて "山陰人" に前向きになってもらうことで、地域を活性化させる効果を期待している。 提案を受けた溝口知事は「いいアイデアで刺激を与えてもらえた」と感想。 平井知事は「両県合同で取り組める施策にまとめていきたい」と話した。 会場には、両県のマスコットキャラクター「しまねっこ」と「トリピー」の着ぐるみも駆けつけ、開催中の「神話博しまね」と「国際まんが博」のエール交換が行われた。 (sankei = 8-23-12) 急性心筋梗塞診断法発見 島根大医学部・藤原助教 島根大医学部法医学講座の藤原純子助教 (35) が、DNA の分解酵素を分析する方法を用いて、急性心筋梗塞を診断する方法を発見し、今年の日本法医学会(東京都文京区)の学術奨励賞を受賞した。 実用化すれば死因の特定だけでなく、救命率向上にも力を発揮することが期待される。 法医学は、殺人や事故死の死因を究明し、警察や司法に医学の観点から協力する学問。 同賞は、法医学会の若手の中で特に研究論文のレベルが高い研究者に贈られ、今年は全国で 2 人が受賞した。 農学部出身の藤原助教は、DNA のタンパク質の違いなどを研究しており、医師以外の受賞は珍しいという。 藤原助教は、心筋梗塞の発症から 2 時間で活性化する DNA 分解酵素のひとつ「DNase I」に着目。 電気を流して DNA を解析できる電気泳動装置を用いて DNase I の活性を見ることで、心筋梗塞の発症を素早く判断できることを突き止めた。 心筋梗塞の判定には、従来の測定キットもあるが、測定に時間がかかったり、医師の判断も合わせて行ったりする必要があるため、より迅速に高い精度で測定する方法が求められていた。 藤原助教は「受賞には驚いているが、これを励みに、さらに研究を進めていきたい」と話した。 研究成果は来年 6 月、北海道で開催される日本法医学会総会の受賞講演で報告する。 (山陰中央新報 = 8-21-12) 子ども神楽サミット開幕 島根県浜田市 子ども神楽の継承に向け全国の団体が集う「全国子ども神楽サミット in 島根」が 18 日、島根県浜田市の石央文化ホールで始まった。 岩手や奈良、宮崎県などの 8 団体と県内 12 団体、計約 400 人が参加し、各地域の伝統的な舞を披露しながら交流を深める。 19 日まで。 古事記編さん 1,300 年に合わせ、県などが企画。 初日のオープニングセレモニーでは、地元の子どもたちが「日本の伝統文化である神楽を未来に引き継いでいくことを誓う」と宣言文を読み上げた。 この日の出演は 10 団体で、出番のない団体は市内の神楽工房を見学するなどした。 舞台では高知県の仁淀川町立池川中が「天磐土開舞(あまのいわとひらきのまい)」と「四天舞」、江津市の嘉久志公民館神楽子ども会が「隠れ岩」などを演じた。 子どもたちは笛と太鼓の囃子に合わせ、生き生きとした舞を繰り広げた。 前日には全ての出演団体が集い、日頃の活動内容を紹介するなどして交流。 県の担当者は「これだけの規模で集まるのは、全国でも初めてでは。 伝統文化に携わる子どもたちが仲間意識を芽生えさせる場になってほしい」と期待を寄せた。 19 日は残る 10 団体が出演。 特産品の販売や石見神楽の衣装と神楽面の展示もある。 入場無料。問い合わせは同ホール (0855・22・2100)。 (陶山格之、yomiuri = 8-19-12) 島根知事、水質調査へ 来島ダムの環境影響を視察 島根県飯南町の神戸川上流部で中国電力が発電用に運営している来島ダムの環境への影響について、溝口善兵衛知事は、早急に専門家チームによる水質調査などを実施する考えを明らかにした。 中・下流部の出雲市の住民らでつくる「神戸川再生推進会議(林要一会長)」の要請を受け、現地視察して答えた。 神戸川漁協のメンバーら約 50 人と同ダムを訪れた溝口知事は、中電の担当者から毎秒 15 トン(最大値)の水を導水トンネルで約 11 キロ離れた潮発電所(美郷町)に送水、高低差 280 メートルを利用して発電後、江の川に放流している説明を受けた。 この後、清流が流れる神戸川最上流部や中流部の乙立発電所などを視察。 水流不足で川底の石が黒ずんでいるという同市佐田町上橋波地区では、農業代表者から「水流不足で水質悪化は明らか。 清らかな水を取り戻してほしい。」との要望も受けた。 溝口知事は「専門家の調査結果や中電の方針、流域住民の意見などを踏まえ、県として適切に対応したい」と話した。 同ダムは昭和 31 年に完成。 中電の水利権が来年 3 月末に更新時期を迎えるのを機に、同推進会議は水利用の使用許可を更新しないよう国、県、市に求めていくとしている。 (sankei = 8-18-12) 鳥取が舞台の漫画原作募る 鳥取市、入賞作は短編集出版 あなたのストーリーが漫画になります - -。 鳥取市は 9 月 3 日から、鳥取を舞台にした新作漫画の原作を全国から公募する。 入賞作は鳥取出身の漫画家の作画により来年 10 月に漫画短編集として出版する。 4 日から県内で始まった「国際まんが博」と連動した取り組みで、漫画を生かした市の PR につなげる。 鳥取市など鳥取県東部地域を舞台にしたショートストーリーを 400 字詰め原稿用紙 5 枚以上 20 枚以下にまとめ、応募する。 物語はフィクション、ノンフィクションを問わない。 審査委員長は県出身の漫画家、谷口ジロー氏が務める。 最優秀賞 1 作品と優秀賞 4 作品を選び、2013 年 1 月に発表する。 「文章の完成度よりも、設定やストーリー展開が面白いか、漫画化ができるかを重視する(同市)」という。 募集期間は 12 月 17 日まで。 作品の内容に応じて作画を依頼する作家を決める。 問い合わせは同市文化芸術推進課 (Tel 0857・20・3226)。 (nikkei = 8-17-12) |