アップル端末 ID 「1,200 万件流出」ハッカー集団公表

ハッカー集団「アノニマス」系の団体が、iPhone や iPad などのアップル製品の端末 ID 約 1,200 万件分を入手したとして、約 100 万件をインターネット上に公表した。 団体は米連邦捜査局 (FBI) 捜査官のパソコンから入手したとしているが、FBI は否定している。

iPhone などのアップル製品には、ローマ字と数字を組み合わせた、40 桁の固有端末 ID がつけられている。 今回公表されたのは、この ID と、ユーザーが端末につけた名前など。 団体は「一部のデータには携帯電話番号や住所などもあった」としているが、公表はしていない。

また、これらのデータは今年 3 月、FBI 捜査官のパソコンをハッキングして入手したとしており、「FBI が人の追跡に使用していること」を告発するため、公表したという。 FBI は 4 日、「現段階では FBI のパソコンが侵入されたり、FBI がこのデータを求めたり、受け取ったりしたという証拠はない」というコメントを発表した。

固有端末 ID は利用者を認識するため、アプリケーションなどを通じて第三者に送信されることもあり、以前からプライバシーの問題が指摘されてきた。 米メディアによると、公表されたデータは少なくとも一部は本物とみられる。 (シャーロット〈ノースカロライナ州〉 = 中井大助、asahi = 9-6-12)


ソニーモバイルで顧客情報流出 アノニマス関連が声明

ソニーの子会社で携帯電話事業を手がけるソニーモバイルコミュニケーションで、中国と台湾の顧客 400 人分の個人情報が流出した。 ハッカー集団「アノニマス」の関連グループが攻撃したとの声明を出しているという。 (asahi = 9-6-12)


イー・モバイル障害、影響 27 万人

通信会社イー・アクセスのサービス「イー・モバイル」の携帯電話での通話やメール、データ通信がつながりにくくなった障害について、同社は 6 日、27 万人に影響があったと発表した。 原因はネットワーク設備にあり、保守作業の手順ミスとソフトウエアの不具合が重なって起きたという。 障害は 5 日午後 6 時 51 分 - 午後 11 時 34 分、東京、神奈川、大阪など 12 都府県の一部でつながりにくくなった。 (asahi = 9-6-12)

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イー・モバイルで通信障害が発生

イー・アクセスが 9 月 5 日、イー・モバイルの音声通話とデータ通信が同日 18 時 51 分から利用しにくい状況になっていることを発表した。 原因はイー・モバイルネットワークにおける通信機器の不具合。 原因は調査中で、現在復旧に向けて作業中とのこと。

影響範囲は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県、大阪府、岐阜県、愛知県、滋賀県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、三重県、和歌山県の一部。 なお、障害の対象となるのは 3G 通信のみで、EMOBILE LTE は通常どおり利用できる。 (田中聡、ITmedia = 9-5-12)


「脂肪分解」根拠なし ドクターシーラボに行政処分

「たった 10 分で脚もほっそり!」などと根拠のない効果をカタログで表示したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は 31 日、化粧品会社「ドクターシーラボ(東京都渋谷区)」に、こうした表示をやめるよう命じた。

同庁によると、同社は 2010 年 12 月から 1 年間、会員向けの会報誌で、販売していた美容機器「DR Rソニック L・I」について、超音波の振動で「余分な脂肪を分解」したり、微弱な電流を利用して「美肌成分もぐんぐん肌へ浸透」したりするなどと表示。 同庁がそれら効果の根拠資料を出すよう求めたが、同社は示せなかった。

会報誌は約 374 万部発行され、同社はその機器を今年 5 月までに約 3 万個販売、計約 6 億 4,200 万円売り上げたという。 ただ、機器の効果についての相談は、同庁に寄せられていない。 職員の家族が会報誌を見て不審に思い、同庁が独自に調査した。 (asahi = 8-31-12)


明治ミルクプリン 23 万個を自主回収 シロップに微生物

明治は 30 日、「明治ミルクプリン超 BIG 200g」約 23 万個を自主回収し、販売休止すると発表した。 使用しているメープルシロップの微生物が増殖し、風味が劣化したという。 同社は「毒性はない」としている。

問題の商品は賞味期限が 9 月 14 日までのもので、子会社のパンピー食品が製造した。 客から「苦い」、「変な味がする」などの苦情が寄せられたため調べていた。 「明治プリン超 BIG 200g」、「明治プリン(70 グラム x 3 個)」については問題ないという。 問い合わせは、明治お客様相談センター (0120・077・369)。 (asahi = 8-30-12)


三菱ふそう、約 1 万 6 千台リコール エンジン止まる恐れ

三菱ふそうトラック・バスは 30 日、小型トラック「キャンター」とマイクロバス「ローザ」の 2 車種計 1 万 5,908 台(2010 年 5 月 - 12 年 7 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 エンジンに設計ミスがあり、燃料が漏れてエンジンが止まる恐れなどがあるという。 (asahi = 8-30-12)


NTT ドコモの通信障害 原因は設計上の問題

NTT ドコモは、今月中旬に発生した国際通話サービスの通信障害について、国際通信網の設計ミスなどが原因だったと発表しました。

通信障害は、海外で携帯電話やスマートフォンをそのまま利用できる国際ローミングサービスで今月 13 日から 15 日まで発生しました。 原因についてドコモは、国際通話で利用している NTT コミュニケーションズの通信設備が設計ミスで半分の処理能力しか発揮していなかったことを挙げました。

また、海外旅行が多い 8 月の中旬で通信量が増えていたのに通信が特定の経路に偏ってしまい、設備の処理能力が低下したことでつながりにくい状態になってしまったということです。 ドコモは、この設備の設定を見直すなどの対策を施し、再発防止を図るとしています。 (TV asahi = 8-29-12)

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ドコモ、また通信障害 = 海外 220 カ国・地域

NTT ドコモは 14 日、海外約 220 カ国・地域と通話ができないなどの通信障害が発生したと発表した。 13 日午後 6 時 24 分から発生し、同社は復旧作業を急いでいる。 同社では、今月 2 日にも関東甲信越や関西、海外で、通信障害が起きている。 (jiji = 8-14-12)

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ドコモ通信障害、145 万人に影響 交換機故障が引き金

NTT ドコモは 3 日、同社の携帯電話で 2 日夜に起きた通信障害で最大 145 万人が影響を受けたと発表した。 また、海外で携帯を使える「国際ローミング」でも 2 日午後 4 時ごろから 3 日昼まで障害があり、7 万人に影響したことも明らかにした。 どちらも NTT コミュニケーションズの国際電話用交換機の故障がもとで、ドコモの利用者情報を管理するサーバーに不具合が拡大したという。 (asahi = 8-3-12)

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ドコモ、一時通信障害 関東や関西で 1 時間 40 分

NTT ドコモの携帯電話の一部で 2 日午後 6 時ごろから 1 時間 40 分にわたり、通話やメールが使えなくなる通信障害が発生した。 ドコモの発表によると、障害は関東、東海、関西地方を中心に全国に広がったといい、詳しい原因と影響人数を調べている。

障害が起きたのは関東甲信越、東海、関西の 20 都府県で契約された携帯電話の一部。 現在主流の「FOMA (フォーマ)」と、次世代の高速通信サービス「Xi (クロッシィ)」の両方で起きた。 ドコモによると、利用者情報を管理するサーバーに不具合が発生したとみられる。 このため、ドコモから電話番号を変えずに他社に移った利用者にも影響が出ているという。

ドコモは昨年 6 月から今年 1 月までに 4 度にわたり大規模な通信障害を起こしたとして、総務省から行政指導を受けた。 1 月には通信設備の増強のため約 1,600 億円を投じる計画を発表している。 (asahi = 8-2-12)


カルピス、紙パック飲料 4 万本自主回収へ 微生物混入か

カルピスは 24 日、紙パック入り飲料「カルピス & フルーツビタミン もも(200 ミリリットル)」約 4 万 1 千本を自主回収すると発表した。 中部地方の購入者からの指摘で、劣化して酸っぱくなった商品が 6 月と 8 月に計 4 本見つかったため。 「微生物の混入が原因とみられるが、毒性はない」という。

問題の商品は、パッケージに賞味期限が「10 月 14 日」と表示され、4 月中旬以降に全国で出回った。 同時期に同じ工場で生産した商品を回収対象にする。 問い合わせは、カルピスお客様相談室 (0120・811・127)。 (asahi = 8-24-12)


リンナイ、食洗機 34 万台リコール 04 - 07 年製造

リンナイは 24 日、2004 - 07 年に製造した家庭用の食器洗い乾燥機、計約 34 万 3 千台をリコール(無償点検・修理)すると発表した。 内部で水漏れを起こし、出火するおそれがあるという。 同社が 04 年 12 月 - 07 年 10 月に製造した 22 機種が対象。 いずれもシステムキッチンへの据え付け型で、うち 4 機種は取引先のクリナップとタカラスタンダードのブランドで販売された。

リンナイによると、機体が老朽化したり、大きすぎる食器を詰め込んだりすると内部で水漏れが起きる。 さらに電子基板の防水対策が不十分で、ショートして出火する可能性があるという。 08 年以降、機体が大きく焼けて煙があがったり、内部が焦げたりしたケースが全国で計 7 件あった。 07 年 10 月以降の製品は設計を変更したため、出火のおそれはないという。 対象製品はリンナイのホームページ(http://www.rinnai.co.jp/)のほか、フリーダイヤル (0120・202・388) で確認できる。 (asahi = 8-24-12)


100 均商品から発がん物質 おしゃぶりやゴム製調理具

100 円ショップなどで売られたシリコーンゴム製の調理用品や乳児用おしゃぶりの一部から、化学物質のホルムアルデヒドが溶け出していたことが、東京都豊島区の調査でわかった。 ホルムアルデヒドは発がん性が指摘され、調理用品や食器から検出されてはならないと食品衛生法などで定められている。 豊島区生活産業課は「濃度を調べていないので、危険と断定はできないが、問題提起で公表した。 しかるべき機関で早急に分析してほしい。」と言う。

豊島区消費生活センターが昨年度の商品テスト結果を公表した。 昨年 5 月と 9 月、区内の 100 円ショップなどで、電子レンジ用蒸し器やオーブン用ケーキ型、乳児用おしゃぶりなどシリコーンゴム製品 24 点を購入して調べたところ、調理用品 20 点と乳児用おしゃぶり 2 点の計 22 点で、ホルムアルデヒドの溶出を示す試薬の反応があったという。

22 点のうち 21 点は中国製。 日本製おしゃぶり 1 点からも検出された。 いずれも 100 - 300 円という。 シリコーンゴム製の調理用品は、レンジやオーブンで使えるのが特徴で、ここ数年、人気となっている。 ホルムアルデヒドは、合成樹脂の原料や農薬などに広く使われ、35 - 37% 水溶液はホルマリンとして知られている。 アレルギーなどを引き起こすシックハウス症候群の原因物質の一つでもある。 食品衛生法では、食器やおしゃぶりからの溶出は「陰性(検出限界未満の値)」でなくてはならないと定められている。

シリコーンゴム製品は加工の際、弾力や強度を高めるため添加剤を加えており、検出した 22 点は、その中の物質が加工の際の熱でホルムアルデヒドに変化したとみられる。 ゴム製品に含まれている場合は、使い始める前に 5 分程度煮沸しておくと、後で溶け出す量が減るとされる。 慶応大学理工学部の田中茂教授(環境化学)は「簡易なテストだが、調査方法は適切。 専門機関が濃度などを詳しく調べるべきだ。」と話す。 (本山秀樹、asahi = 8-10-12)


環境省サイトが閲覧できず システム障害か

環境省のホームページが 10 日午前 6 時ごろから、閲覧できない状態になった。 同日午後 5 時現在、復旧のメドはたっていない。 同省によると、原因は特定されていない。 ただ、外部からのサイバー攻撃は確認されておらず、内部のシステム障害とみられる。 (asahi = 8-10-12)


マクドナルドの景品コップでけが 型枠の整備不良

日本マクドナルドは 8 日、客に景品で渡したガラス製のコップに、とげ状の突起物が付いた不良品が混ざっていて、約 70 人が手や口に軽傷を負ったと発表した。 10 日から 10 月 31 日までの間、希望に応じて代わりのグラスと交換する。

グラスは「オリンピック応援コークグラス」。 ロンドン五輪にあわせて 6、7 月に購入客にプレゼントした。 突起物は約 2 ミリのガラスの固まりで、口をつける部分や手に持つ部分にあった。 工場の型枠の整備不良が原因という。 約 950 万個をプレゼント。 この工場では 600 万個がつくられ、6 月下旬以降、客からの指摘で約 130 個の不良品が見つかったという。 問い合わせ先は、マクドナルド・オリンピック応援コークグラス事務局 (0120・032・532)。 (asahi = 8-8-12)


東証でシステム障害 デリバティブ取引、1 時間半止まる

東京証券取引所は 7 日、システム障害がおき、東証株価指数 (TOPIX) 先物や長期国債先物などすべてのデリバティブ(金融派生商品)取引を、午前 9 時 18 分に停止したと発表した。 約 1 時間半後の午前 10 時 55 分に復旧したが、障害の原因はわかっていない。 現物株の取引はいつも通り行われている。

トラブルが起きたのは「Tdex+ (ティーデックス・プラス)」と呼ばれる売買システム。 欧州のデリバティブ市場で使われている、英国メーカーが開発したシステムを使っている。 2009年に導入後、全デリバティブ取引が止まったのは初めてとなる。

デリバティブ取引は主に、金融機関などの機関投資家が売買している。 将来、想定される価格で売買することを約束する先物取引などの総称で、現物株の値動きにも影響するとされる。 だが、この日午前11時までの段階では、現物株の値は大きく動いておらず、さほど影響は出なかったとみられる。 (asahi = 8-7-12)


請求総額 100 億円超す 茶のしずく石鹸、茨城でも提訴

「茶のしずく石鹸」の旧製品を使い小麦アレルギーを発症したとして、茨城県と福島県の 40 - 70 代の女性 5 人が 6 日、販売会社の「悠香(福岡県大野城市)」など 3 社に計 6,500 万円の損害賠償を求める訴訟を水戸地裁に起こした。 全国での請求総額は 100 億円を超えた。

弁護団によると、同様の訴訟は今回を含め 24 都道府県で起こされ、原告は 764 人、請求総額は約 100 億 3 千万円。 訴状によると、原告は旧製品の使用後じんましんや顔の腫れなどの症状があり、呼吸困難や意識障害が起きた人もいる。 中本義信弁護士は「被害に遭ったより多くの方が救済されるよう、準備を進めたい」と話した。 (河北新報 = 8-6-12)


トヨタ、北米で 88 万台リコール レクサスと RAV4

トヨタ自動車は 1 日、北米で販売したスポーツ用多目的車 (SUV) 「RAV4」とハイブリッド車「レクサス HS250h」、計約 88 万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。 販売店での整備後、走行が不安定になる恐れがある。 日本でも約 29 万台を対象に無償整備を実施する。

北米でのリコール対象は 2006 - 11 年型。 悪路を走ったあとに受ける整備のミスによっては、車のボディーとタイヤの間にあるサスペンションがはずれるおそれがあるという。 日本ではこうした整備を行うことが少ないので、不具合の報告はほとんどないという。 無償整備の対象は、同じ部品を使っている「ヴァンガード」、「オーリス」、「アベンシス」など。 (ワシントン、asahi = 8-2-12)


データ消失、マニュアル無視原因 ヤフー子会社

ヤフーの子会社「ファーストサーバ(大阪市)」のレンタルサーバーで 6 月、システム障害が発生し、5 千件を超す顧客データが消失した問題で、同社が設置した第三者調査委員会が 31 日、調査報告書をまとめた。 報告書によると、担当者がマニュアルに従わず自分で作った更新プログラムを利用し、システム変更をしたことが不具合の原因。 担当者は以前からマニュアルを故意に無視して独自の方法で変更しており、上司も黙認していた。 (河北新報 = 7-31-12)

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レンタルサーバーのデータ消失、混乱続く ヤフー子会社

ヤフーの子会社「ファーストサーバ(大阪市)」が提供するレンタルサーバーで 6 月、5 千を超す企業などのデータが消失した問題は、復旧作業中に顧客のデータが他の顧客に流出するなど混乱が続いている。 クラウドサービスへの依存が高まる中でのトラブルに、専門家は「サービスのリスクを、利用者にも分かりやすく示すしくみが必要」と指摘する。

同社によると、データが消失したのは約 5 万件の顧客のうち 5,698 件。 映画チェーン「109 シネマズ」を運営する東急レクリエーションや小林製薬、長野電鉄、ライブハウス運営のロフト・プロジェクト、日本新聞協会、大阪市の海遊館、大津市市民活動センターなどでウェブサイトが閲覧できなくなり、保存してあった電子メールや業務データなどが失われた。

原因は 6 月 20 日夕に行ったサーバーの安全対策のためのアップデート作業。 このプログラムに不具合があり、特定サーバーの一部のファイルを削除するはずが、同じネットワーク内のサーバーの全データが削除された。 提供サーバーのデータは毎朝 1 回、別のサーバーにバックアップをとっていたが、同様のアップデート作業を行ったため、こちらもすべて削除してしまったという。 (asahi = 7-7-12)

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ヤフー子会社、顧客情報漏れの恐れ データ復旧作業中に

ヤフーの子会社でレンタルサーバーを提供している「ファーストサーバ(大阪市)」の取引先のデータが消失した問題で、同社は 29 日、データの復旧作業中に一部で情報が漏れた可能性があると発表した。

同社によると、企業など最大で 2,308 ユーザーの復元データの一部が、145 ユーザーのデータに混在した可能性があることを確認したという。 取引先から指摘があり、精査してわかった。 データが混在した可能性のあるユーザーに個別連絡し、復旧したファイルの削除を依頼することにしている。 問い合わせは午前 9 時 - 午後 10 時、緊急フリーダイヤル (0120・353・024) まで。 (本間沙織、asahi = 6-30-12)

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データ消失 5 千超 ヤフー子会社でシステム障害 企業のホームページも

ヤフー子会社のレンタルサーバー運営会社である「ファーストサーバ(大阪市中央区)」でさきごろ大規模なトラブルが発生し、ホームページのデータなどの顧客データが消失する大規模障害が発生した。 メンテナンス用プログラムに不具合があり、サーバーに登録されたデータが次々と削除されたという。 企業ユーザーなど 5,000 件を超える傷害が起きた。

トラブルが発生したのは 20 日午後 5 時半ごろ。 「弊社一部のサービスにおいて WEB・メールなどのデータが消失し、ご利用いただけない状態になりました」という説明を自社ウェブサイトに掲載し、サービスを停止。 利用者に謝罪をした。 その後の調査結果をまとめ、25 日午前に自社サイトで「大規模障害の概要と原因について(中間報告)」とする説明文書を公開した。

それによると、今回の障害は、メンテナンス作業で用いている管理プログラムのバグにより起きた。 これにより、同社のサービスのうち、業務用から個人用まで、クラウド方式のものも含め複数のサーバーで障害が発生。 これらを利用していた顧客のホームページやメール、ウェブサービスなどを構成するデータやプログラムが消失した。 その後、データの復旧を試みたが、バックアップデータもなく、復旧は不可能だという。

ファーストサーバでは有償契約を結んでいる顧客については、サービス約款の範囲内で損害賠償に応じるもようだ。 (sankei = 6-26-12)

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レンタルサーバー会社でデータ消失 5 千社・団体に影響

ヤフーの子会社でレンタルサーバーを提供している「ファーストサーバ(大阪市)」は 22 日、プログラムミスで、同社のサーバー利用者の一部でメールやホームページのデータが消失したと発表した。 全国の企業や自治体など約 3 万の取引先のうち、映画館「109 シネマズ」や小林製薬、大阪市の水族館「海遊館」など約 5 千に影響が出たという。

ファーストサーバは、企業などがホームページを運営するためのサーバーを貸し出している。 20 日にウイルス対策などで一部のシステムを更新したところ、プログラムに欠陥があり、データが消えたという。 取引先に電話などで連絡するとともに復旧作業を進めているが、取引先がデータのバックアップをとっていないと、復元できないものがあるという。 (asahi = 6-22-12)


ツイッター、一時世界的につながりにくく すでに復旧

「つぶやき」を投稿することができるネットサービスのツイッターが米国東部時間で 26 日午前 11 時(日本時間 27 日午前 0 時)ごろから、少なくとも 1 時間ほどにわたって全世界的につながりにくくなった。 同社(本社・米サンフランシスコ)の広報担当者は「問題には気付いており、調査している」とトラブルを認めた。

米メディアによると、同種の広範囲なサービス停止が 6 月 21 日にも、数時間ほどの長さで起きており、その原因とされる技術上の問題がまだ解決されていないという見方もある。 ツイッターは全世界で 1 億 4 千万人が利用しているとされる。 開会式を目前にしたロンドン五輪では、国際オリンピック委員会 (IOC) が選手にツイートを推奨することもあって利用者の急増が予想され、トラブルの再発も懸念されている。 (ニューヨーク = 真鍋弘樹、asahi = 7-27-12)


アドレス勝手に変更の障害 ドコモ、スマホサービスで

NTT ドコモは 25 日、同社のスマートフォン(多機能携帯電話)のインターネット接続サービス「sp モード」で、自分のメールアドレスを変更しようとすると、他人のアドレスが勝手に変更されてしまう障害が発生した、と発表した。 実際に約千人が変更されてしまったという。

25 日午前 1 時 41 分から、サイトへの接続をできなくした同日午前 9 時 14 分までの間、不具合が続いた。 サービスを管理しているサーバーのソフトを更新した際に設定を誤ったのが原因。 ドコモはアドレスを勝手に変更されてしまった人に個別に連絡し事情を説明している。 (kyodo = 7-25-12)


財務省パソコンから情報流出 サイバー攻撃、緊急調査

安住淳財務相は 20 日の閣議後の記者会見で、財務省職員が使っているパソコンがサイバー攻撃を受け、情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。 財務省は全職員のパソコンを緊急調査しており、20 日に調査結果を発表する。 関係者によると、パソコン内部の情報を外部に流出させる「トロイの木馬」と呼ばれるウイルスがメールで送り付けられていたことが判明。 情報が外部に流出した形跡も確認したという。 メールの発信元など詳しいことは分かっていない。 (西日本新聞 = 7-20-12)


ホンダ CR-V、1 万台リコール 走行中にドア開く恐れ

ホンダは 19 日、スポーツ用多目的車 (SUV) の「CR-V」 1 車種計 1 万 231 台(2011 年 11 月 - 12 年 6 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。 ドアノブを引いたまま運転席のドアを閉めてロックをかけると、時速 15 キロまで加速した際に勝手にドアが開く恐れがあるという。 設計ミスが原因で、アジアやオセアニアなどの海外で販売している計 31 万台にも同様の不具合があるという。 (asahi = 7-19-12)


カルピス、個人情報が流出 キャンペーン応募の 9 万件

カルピスは 13 日、景品が当たる「09 年秋の HAPPY REFRESH キャンペーン」に応募した個人の情報 9 万 5,689 件が、今年 2 月 3 日から 7 月 5 日の間、インターネット上で見られる状態になっていたと発表した。 閲覧できたのは名前、住所、電話番号、メールアドレスなど。 今月 2 日から 5 日にかけて、情報が載ったページに 87 件の閲覧記録があった。 今のところ悪用された形跡はないという。

情報が載っていた本人からの指摘で 5 日に発覚し、同日削除した。 キャンペーンの情報管理を委託した会社の担当者が、抽選に使ったプログラムを、誤って個人情報を載せたままネット上に公開したことが原因だという。 (asahi = 7-14-12)


米ヤフー、45 万件の個人情報流出 ハッカー侵入か

インターネット検索大手の米ヤフーは 12 日、同社のネットワークに外部から不正な侵入があり、パスワードなど約 45 万件の個人情報が流出した、と発表した。 ハッカー集団からの攻撃を受けたとみられるという。

ヤフーの発表や米メディアによると、流出したのはネットで通話ができるサービス「ヤフー・ボイス」のサイトに入るときに使うユーザーネームとパスワード。 ハッカー集団に盗まれたパスワードなどの約 95% は、サービスの利用者が定期的に更新をした結果、すでに無効になったものだという。 米ヤフー広報によると、「流出したほとんどが米国内の利用者の情報だとみられる」という。

複数の米メディアは「ハッカー集団はヤフーのシステムの安全性が低いことを世間に知らせ、改善させようとしてネットワークに侵入したようだ」などと報じている。 ロイター通信などは、ヤフーが情報流出を公表する前に、ハッカー集団がネット上に同社から盗み出した 40 万件以上の個人情報を公開していると伝えていた。 (asahi = 7-13-12)


いすゞ、15 万 6 千台リコール フォワードなど 5 車種

いすゞ自動車は 12 日、トラックの「フォワード」と、日産自動車に OEM (相手先ブランドによる生産)供給している「アトラス」など 5 車種計 15 万 6,672 台(2006 年 12 月 - 11 年 5 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。 電気系統の設計ミスで、エンジンがかかりにくくなるなどの恐れがあるという。 (asahi = 7-13-12)


三菱自動車が 9 万 3 千台リコール eK-SPORT など

三菱自動車は 5 日、軽乗用車の「eK-SPORT」や、日産自動車に OEM (相手先ブランドによる生産)供給している「オッティ」など 4 車種計 9 万 3,584 台(2002 年 8 月 - 12 年 5 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。 同省によると、エンジン内部の配線の設置ミスで、走行中にエンジンが止まる恐れがあるという。 (asahi = 7-5-12)


探偵業者、4 年で 8 億円売り上げ 携帯情報漏洩

携帯電話大手のソフトバンクの顧客情報が漏れていた事件で、愛知県警に不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕された広島市の探偵業平田一雄容疑者 (36) に、情報の入手を依頼していたとされる愛知県あま市の探偵業者は、情報を全国の同業者に転売することで 4 年間で約 8 億円を超える売り上げがあったことが捜査関係者への取材でわかった。

あま市の探偵業者は県警の家宅捜索を受けている。 任意の調べに対し「平田容疑者が顧客情報を不正取得しているとは知らなかった」と説明しているという。 県警が押収したこの業者のちらしによると、ソフトバンク、ドコモ、au の顧客情報のほか、戸籍情報などの個人情報を売っていた。 (asahi = 7-3-12)

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ソフトバンク漏洩 3 年半で 1,000 件か 逮捕の元店長

携帯電話大手のソフトバンクの顧客情報が漏れていた事件で、不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで愛知県警に逮捕された岡山市の携帯電話販売店元店長の横田太佑容疑者 (33) が、広島市の探偵業平田一雄容疑者 (36) に、2007 年夏からの約 3 年半で 1 千件の顧客情報を漏らしていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。

捜査関係者によると、横田容疑者は 07 年 4 月から 10 年 11 月末まで岡山市北区の販売店に勤めていた。 07 年 5、6 月ごろに、系列店の女性店員から平田容疑者を紹介され、すぐに漏洩を始めたという。 横田容疑者は、平田容疑者から依頼を受けると、店の端末で全国の顧客情報を検索していた。 検索の記録と平田容疑者からの入金記録を突き合わせたところ、店をやめる 10 年 11 月末までの 5 カ月間だけで約 150 件の漏洩があったことが確かめられた。 (asahi = 6-30-12)


交流サイトのミクシィで 4 時間障害 うるう秒直後に発生

日本最大級のインターネット交流サイト「ミクシィ」で、1 日午前 9 時から約 4 時間にわたりシステム障害が発生し、利用できなくなっていたことが 2 日、分かった。 運営会社のミクシィによると、地球の自転の遅れに合わせて午前 9 時前に 1 秒挿入された「うるう秒」が影響した可能性が高いという。

同社によると、障害は午前 8 時 59 分 60 秒の直後に発生。 ミクシィのサービス全体の動きが悪くなり、会員のログインができなくなったり、操作の反応がなくなったりした。 サーバーの通信障害が起きたためで、システムのプログラムを改修するなどして午後 1 時すぎ、復旧したという。 (asahi = 7-2-12)


トヨタ・レクサス、米でリコール 再びフロアマット問題

トヨタ自動車は 29 日、運転席のフロアマットがアクセルペダルに引っかかる恐れがあるとして、米国で販売した高級車ブランド「レクサス」のスポーツ用多目的車 (SUV) の 2 モデルについて、計約 15 万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

回収の対象は、2010 年型の SUV 「RX350」と、同年型のハイブリッド車「RX450h」。 今回は、09 - 10 年に米国で大規模リコールに発展したときと同じフロアマットとペダルの問題として追加される形で実施される。 米国でのフロアマット関連のリコール台数は、計約 710 万台にのぼることになる。 (asahi = 6-30-12)


マリオの腕時計、やけどの恐れ 消費者庁が注意呼びかけ

消費者庁は 22 日、「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクターをあしらった中国製の腕時計 (MR003) に製造不良があり、4 月下旬に長野県で、つけていた男子児童が就寝中、右手首に重傷のやけどを負う事故が発生したと発表、注意を呼びかけた。

輸入元のマルマンプロダクツ(東京都台東区)が 2011 年 2 月 - 今年 3 月までに計約 7,800 個を国内で販売。 2 月に 10 代女性が軽傷のやけどを負う事故が起き、3 月に経済産業省にリコールを届け出、現在も無償点検・修理を実施中。 問い合わせは同社お客様相談室 (0120・105・379) へ。 (asahi = 6-23-12)


節電の夏ですが … 古い扇風機、火災注意 30 年超で多発

今夏も節電対策として期待されている扇風機だが、夏本番を前に、経済産業省所管の製品評価技術基盤機構 (NITE) が、特に古い扇風機の使用に注意を呼びかけている。 NITE によると、扇風機による事故は 2006 - 11 年度に 231 件発生。 2 人が死亡、17 人が重軽傷を負った。 このうち約 30% の 62 件で火災が起きており、コンデンサーやモーターなどの部品の劣化が最も多い原因だったという。

経年劣化による事故は、事故原因が製品にあると特定できた 151 件のうち、91 件。 このうち、使用期間が判明したもので 30 年以上経過した製品による事故は 56 件に上った。 製品安全調査課の葛谷弘之課長は「古い扇風機を使う際は、就寝中や人のいない場所での使用を避け、異常な音を出すなど、気になることがあったら使うのをやめてほしい」と話す。 (asahi = 6-21-12)


ハイエースなど 4 車種 9 万台リコール トヨタ

トヨタ自動車は 20 日、ワンボックスカーの「ハイエース」など 4 車種計 9 万 1,198 台(2007 年 8 月 - 10 年 8 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。 排気管の一部の強度が弱く、亀裂が入って排ガスが漏れる恐れなどがあるという。 (asahi = 6-20-12)


トヨタ車に発火の恐れ、米当局調査 142 万台対象

リコールの可能性も

【ニューヨーク = 共同】 米道路交通安全局 (NHTSA) は 18 日までに、米国で販売したトヨタ自動車の主力車「カムリ」や小型車「ヤリス(日本名ヴィッツ)」などで、運転席側のドアから発火する恐れがあるとして、本格的な調査に乗り出した。 対象は合計で約 142 万台。 今後、安全性にかかわる不具合があると認定した場合は、リコール(無料の回収・修理)に追い込まれる可能性もある。

NHTSA は、カムリなどについて、購入者などから苦情が寄せられたため、2 月に「予備的調査」を開始していたが、今回、調査対象を拡大。 調査の段階も一層本格的な「技術者による分析」に移行させた。 NHTSA によると、運転席に備え付けのパワーウインドーのスイッチから発火する可能性がある。 対象は 2006 - 08 年ごろに生産されたカムリやヤリス、スポーツタイプ多目的車 (SUV) の「RAV-4」など。

NHTSA によると、これまで 161 件の事故や火災が起き、9 件で負傷者が出たとの報告が寄せられているという。 (nikkei = 6-19-12)


光量不足の LED 電球を不当表示 消費者庁が 12 社指導

「白熱電球 60 ワット型相当の明るさ」などと表示して光量が足りない LED 電球を売ったとして、消費者庁は 14 日、ホームセンター「コーナン商事(本社・堺市)」や家電量販「エディオン(本社・大阪市)」など販売業者 12 社に対し、景品表示法に基づき、再発防止などの措置をとるよう命じた。

同庁によると、12 社が事実と異なる表示をして販売した LED 電球(計 54 商品)の出荷額は、2009 年以降で計 8 億円に上るという。 日本工業規格 (JIS) では、白熱電球 40 ワット型が 485 ルーメン、60 ワット型が 810 ルーメンと光の量が決まっている。 LED にはまだ JIS 規格がない。 ただ各社が販売した LED 電球は、「同等」と表示していた白熱電球に比べて、光量が 3 分の 1 程度しかないものもあったという。 (asahi = 6-14-12)


情報流出件数、過去 2 番目の多さ 発見数カ月後が半数超

米通信大手のベライゾンによると、2011 年に世界で起きた企業などの情報流出のデータ数は、約 1 億 7,452 万件で、過去 2 番目の多さだった。 発見が「数カ月後」のケースが半数を超え、対応が難しくなっていると指摘している。 調査によると、11 年の流出件数は、08 年の約 3 億 6,083 万件に次ぐ規模だった。 「アノニマス」などハッカー集団の活動による流出もあり、前年までの減少傾向から増加に転じた。

問題が起きてから発見するまでの時間も調べた。 「数カ月」かかった事例が全体の 54%に。 前年の 36% から大幅に増えた。 「数週間」は 29% だった。 企業などが自ら流出に気づいたケースは 1 割以下にとどまり、80% 超が警察や調査会社など外部からの指摘でわかった。 (asahi = 6-13-12)

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サイバー攻撃で流出「世界年 1 億 8 千万件」 米大手発表

米セキュリティーソフト大手シマンテックは 1 日、企業や政府機関などのコンピューターを狙ったサイバー攻撃による個人情報の流出が昨年、世界で 1 億 8,700 万件に上ったなどとする報告書を発表した。

発表によると、同社のソフトが防いだサイバー攻撃は昨年、前年比 81% 増の 55 億件。 コンピューターにスパイウエアなどを侵入させて、情報を盗み出す「標的型攻撃」はこれまで、官庁や大企業が狙われることが多かったが、中小企業が狙われる傾向が出ている。 同社日本法人の浜田譲治主任研究員は「防御の薄い取引先などを踏み台に大企業などの機密情報を狙っている」と分析する。

個人情報の流出件数の調査は今回が初めてだったが、ソニーのオンラインサービスが攻撃を受けて流出した顧客情報の件数が半数を占めていた。 (asahi = 5-2-12)


インプラント事故、5 年で 300 件 あごや舌にマヒ

インプラント(人工歯根)治療に伴う事故が、最近の 5 年間で少なくとも 300 件以上起きていることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。 日本口腔(こうくう)インプラント学会は、事故を防ぐ対策などを盛り込んだ歯科医師向けの治療指針を作って、近く公表する。 インプラント治療では、歯が抜けた部分に金属製の人工歯根という土台を埋め込み、人工の歯を作る。 調査は 47 都道府県の歯科医師会と 96 歯学部・医学部付属病院で行った。 歯科医師会の 9 割、大学病院の半数が回答した。 (asahi = 6-13-12)


富士重工、2 万 9 千台をリコール エクシーガなど 4 車種

富士重工業は 7 日、乗用車「エクシーガ」など 4 車種計 2 万 9,253 台(2008 年 5 - 11 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。 設計ミスでエンジン内部を回るベルトが切れ、エンジンが止まるおそれがあるという。 (asahi = 6-7-12)


383 軒の住宅で耐火性能不足か 東京のメーカー建造

国土交通省は 5 日、住宅メーカー「アキュラホーム(東京都)」が建てた木造住宅に、耐火性能が不足し、建築基準法に違反する問題が見つかったと明らかにした。 同様の住宅が全国に 383 軒ある可能性があり、各自治体に調査を求めている。

違反が見つかったのは名古屋市内の木造 3 階建て住宅。 延焼を防ぐ準耐火建築物として建てられたが、内壁の石膏(せっこう)ボード上部に隙間があったり、止めネジが短かったりしたほか、天井板を張り付ける下地材が不足するなどの違反があったという。 建築主の指摘で判明し、名古屋市が同社に是正を指導した。

同社がこれまでに建てた約 1 万件を調べたところ、1993 年以降の 383 軒で同様の違反の可能性があることがわかったという。 同社担当者は「社内マニュアルに不備があり、細かな施工方法まで把握していなかった」としている。 (asahi = 6-5-12)


信金ネット決済でトラブル 法人向けサービス、利用停止

全国 142 の信用金庫が取引先の法人に提供するインターネット決済サービスで、31 日午前にシステム障害が発生した。 午前 10 時半ごろ、利用者がシステムを使えなくなるトラブルが起き、午後 2 時から利用を停止している。 システムを運営する信金中央金庫の関係会社が原因を調べている。 (asahi = 5-31-12)


ダイハツ、パイザー 4 万 4 千台をリコール

ダイハツ工業は 30 日、乗用車のパイザー計 4 万 4,098 台(1996 年 8 月 - 2000 年 6 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 エアバッグ制御装置の防水性が悪く、装置の上にある暖房機器の冷却水が漏れてきた場合、勝手にエアバッグが開いてしまうなどの恐れがあるという。 (asahi = 5-30-12)