曽田農機設計事務、高齢者も使いやすい草刈り機
曽田農機設計事務所(松江市、曽田清社長)は高齢者でも安心して使えるように配慮した自走式草刈り機を開発した。 円盤状の刃が高速回転する従来型の草刈り機(刈払機)は作業中に足を滑らすなど体勢を崩した際に刃が体に触れるなどしてけがをしやすいとし、刃の露出部分が少なく、軽量・小馬力で方向転換なども楽な設計にした。 (nikkei = 6-14-12)
書籍「島根の逆襲」 出川卓、出川通著
新幹線からは外れ、高速道路網も途切れて過疎化が進む島根県。 一方で江戸時代までは北前船が寄港し、たたらの製鉄技術や石見銀山の精錬技術など「先進国」だった。 島根出身の技術者兄弟が故郷の魅力をくまなく足で歩いて取材し、栄華を極めた神話の時代から現在まで残る神社や伝統文化を紹介する。
島根といえばだれもが思い付くのが出雲大社。 だが、周辺には 3 つも大神を祭る規模の大きい神社が存在する。 このほかさまざまな伝説が残る社が数多く点在し、文字通り一帯はパワースポットとなっていた。 また 1984 年には 358 本の銅剣が出土、強大な国家の存在が遺跡からうかがえる。 「縁結び」だけではない、本当の「出雲」を分かりやすく解説している。 (夕刊フジ = 6-14-12)
島根県が高齢者居住計画策定
65 歳以上人口の増加が今後も見込まれるため、島根県は 2012 年度から 6 年間の高齢者居住安定確保計画を策定した。 低所得の要介護者を中心に、住まいの確保や生活支援に乗り出す。 要介護者のうち、借家住まいの夫婦・単身世帯を「重点配慮高齢者世帯」と位置付け、優先して対応する。 最終年の 17 年度末までに介護サービスの受けられる県内の公的賃貸住宅を 610 戸に増やし、全員入居できるよう努める。
県の推計では 17 年度、県内の重点配慮高齢者は 600 世帯 790 人。 これに対し、自治体などの住宅供給見込みは 517 戸にとどまっており、県では市町村などに、空き家の建て替えと介護施設併設による供給増を働き掛ける。 持ち家に住む要介護の夫婦・単身世帯は 5,290 世帯と推計。 「介護を受けられない」、「介護できない」などの理由で公的賃貸住宅への入居を希望する本人・家族の増加も予想されるが、すべて受け入れると重点世帯に対する計画が破綻する。
このため県は、なるべく自宅に住み続けてもらうため、地域で高齢者の生活を支える仕組みを検討する。 (中国新聞 = 6-10-12)
「美肌」タオル「キビソ肌友だち」 注文殺到 … 島根
島根県浜田市弥栄の手織り職人らが開発したタオル「キビソ肌友だち」が、注文が殺到して品薄の状態が続いている。 テレビ番組で先月、「肌がすべすべになる」と紹介されたのがきっかけ。 JR 浜田駅にある同市観光協会の特産品販売所では今月から電話注文の受け付けを一時中止しており、担当者は「電話が鳴りっぱなしです」と悲鳴を上げている。
タオルは、京都市の老舗帯地メーカー「渡文」の弥栄工場(浜田市)が 2009 年に開発。 従業員の職人らが蚕の繭から生糸を取り出す際に捨てていたくず糸「キビソ」を有効利用して作り上げた。 たんぱく質「セリシン」を多く含み、保湿性に優れたタオルで、市観光協会の特産品販売所やホテルの土産店など市内の数か所で販売していたが、観光客らが時々買っていく程度だったという。
ところが、人気テレビ番組「ダウンタウン DX」の先月 24 日の放送で、ファッション評論家のピーコさんが「美肌効果がある」と紹介。 番組終了 2 時間後、販売を委託されている浜田市ツーリズム協議会に問い合わせの電話が入り始め、放映後わずか 2 日間で約 200 人から注文が入ったという。
市観光協会の特産品販売所でも、ハード、ソフトの 2 種類のタオルのうち、テレビで紹介されたソフト分は品切れ。 弥栄工場は今年 4 月に閉鎖されたため、現在は渡文が京都で生産しているが、100% 国産の繭にこだわった手織りのため、大量生産が出来ず、注文から最長で半年待ちの人もいるほど。 同販売所の河野希マネジャーは「在庫分は店頭に来てくれたお客さんに出すのが精いっぱい。 びっくりしてます。」と話している。
種類は SS サイズ(1,500 円) - L サイズ(5,000 円)。 電話注文は中止しているが、店頭販売はしている。 問い合わせは特産品販売所 (0855・28・7133) へ。 (田中誠也、yomiuri = 6-8-12)
山口・島根県境に風力発電
電力開発のジャネックス(福岡市)が、山口市と島根県吉賀町で出力 4 万キロワットの風力発電所の建設を計画していることが 7 日、分かった。 2017 年 4 月の運転開始と中国電力への売電を予定している。 山口市の阿東、徳地地区と島根県吉賀町の柿木地区にまたがる山の尾根に、出力 2 千キロワットの風車 20 基を建設する。風車は直径 85.3 メートル、高さ 119 メートルで、総事業費約 140 億円を見込んでいる。
15 年 4 月に着工し、2 年後の完成を目指す。 建設用地は公有林と民有林。 西中国山地での風力発電所としては、ソフトバンクや三菱商事などが出資するグリーンパワーインベストメント(東京)が 15 年 1 月の運転開始を目指す浜田市の風車 29 基、出力 4 万 8 千キロワットに次ぐ規模となる。 (中国新聞 = 6-8-12)
太陽光発電ベンチャー、鳥取県大山町にメガソーラー
太陽光発電ベンチャーのソーラーウェイ(東京・千代田区、足利恵吾社長)は、鳥取県大山町に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。 出力は約 1.3 メガワットで、年間発電量は約 124 万 8,000 キロワット時を見込む。 10 月下旬の稼働を目指す。 同社は同県日南町でもメガソーラーを計画しており、県内では 2 カ所目になる。
6 日、同町と立地協定に調印した。 町有地約 2 万 6,000 平方メートルを賃借し、太陽光パネルを約 5,500 枚設置する。 パネルは地上 1.5 メートルに固定し、降雪対策として一般には 10 度にしているパネルの角度を 30 度に設定する。
投資額は約 4 億円で、事業期間は約 20 年。 8 月下旬に着工する。 発電した電力は中国電力に販売する。 町有地に隣接する民有地の賃借も可能になったため、パネルを増設して発電規模を約 2 メガワットに拡大することも検討している。 鳥取県内のメガソーラー建設計画ではソーラーウェイのほか、ソフトバンクグループが米子市に出力 30 メガワット級の施設の建設を計画している。 (nikkei = 6-7-12)
「マンガ博」と「神話博」 鳥取県と島根県、DC 開幕控えアピール
鳥取県と島根県は 5 月 16 日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で「山陰デスティネーションキャンペーン (DC) 観光情報説明会」を開催した。 約 90 人の旅行会社やマスコミ関係者が出席した。 DC は両県と JR グループが共同で 10 - 12 月に展開する。 5 月 19 日からはプレキャンペーンと銘打って、両県で催される大型イベントを軸に 2 次交通の充実、特別乗車券などを設定。 8 月 31 日まで展開する。
プレゼンテーションでは、鳥取県側は 8 - 11 月に全県で巡回展示する「国際マンガ博」を紹介し、まんが王国とっとり PR キャラバン隊・バードプリンセスが来県をアピールした。 島根県側はしまねっこ with こねっこ隊が県内の観光素材を PR。 7 月から始まる「神話博しまね」についても説明した。
説明会では主催者を代表して鳥取県文化観光局観光政策課の西尾浩一課長があいさつ。 その後の観光情報交流会では社団法人島根県観光連盟の門脇政弘専務理事があいさつし、旅行会社やマスコミ関係者と両県の観光担当者が熱心に情報交換を行っていた。
鳥取県は水木しげるさんや谷口ジローさん、青山剛昌さんといった国内外で著名な漫画家を多数輩出していることから「まんが王国とっとり」を掲げ、知名度向上や観光客誘致に積極的に取り組んできた。 2012 年 11 月に国内最大級の漫画イベント「国際マンガサミット鳥取大会」が開かれることを契機に「まんが王国とっとり」建国の年と位置づけて「国際マンガ博」を開催する。
マンガ博は 8 月 4 日から 11 月 25 日まで西部、中部、東部の県内 3 会場で開かれる移動型の博覧会で、中心となる「とっとりまんがドリームワールド」では漫画家の展示体験やライブステージが行われる。 このほか各地でイベントも実施される。
島根県の「神話博しまね」は出雲大社の東隣で古代歴史博物館前の特設会場で 7 月 21 日から 11 月 11 日まで開催される。 神話映像館では超ワイドスクリーンを使って実写と CG で神話のオリジナル映像を体験。 ナレーションは女優の浅野温子さんが担当する。
このほか特設ステージでは神楽や隠岐国分寺蓮華会舞、安来節など伝統芸能を毎日公演する。 神々の国しまね公式マスコットキャラクター「しまねっこ」のステージ、県民による「おもてなしステージ」も開かれる。 特別企画として現地学芸員が同行して案内する「よくばりバス旅」やドライバーの案内による「神話博しまね定時観光タクシー」も運行する。
JR では 12 月 31 日までの期間、島根・鳥取両県を周遊できるフリーきっぷ「山陰パス」を設定している。 連続する 4 日間、新幹線・伯備線と智頭急行線を使っての山陰への入出、自由周遊区間の利用ができる。 料金は大阪発が大人 1 人 1 万 6,500 円。 (トラベルニュース = 6-4-12)
島根の騒音、岩国基地に訴え
島根県の溝口善兵衛知事は 1 日、岩国市の米海兵隊岩国基地を訪ね、同県で起きている米軍機による低空飛行騒音の実情を訴えた。 同市であった中国地方知事会議に先立って訪問した。
ジェームス・スチュワート司令官と面会。 「島根県西部での飛行訓練で住民が騒音被害を受けている。 騒音の頻度や程度について地元の情報が十分伝わっていないという指摘もある。」と述べ、スチュワート司令官は「訓練は日米合意に基づいて行われている。 理解してもらうよう努めたい。」と答えたという。 島根県によると、2011 年の米軍機とみられる目撃情報は浜田市など県内 3 市 2 町で計 240 件。 前年に比べ 31 件増えた。 (中国新聞 = 6-2-12)
"お年寄りカフェ" オープン あす出雲の限界集落に 島根
■ U ターン主婦らが企画
高齢化率が 6 割を超える島根県出雲市大社町の限界集落に 6 月 1 日、お年寄りに元気になってもらおうという狙いのカフェがオープンする。 島根半島西端近くの鵜鷺(うさぎ)地区の住民らが旧鵜鷺郵便局を改装。 「カフェうさぎ」と名づけ、「地区内外の交流の場にしたい」と張り切っている。
◇
2 年前に滋賀県から U ターンした飯島正子さん (62) と松江市から移り住んだ立原加代子さん (50) の主婦 2 人が中心になって企画。 「お年寄りたちが集える場を提供し、地区に活気を取り戻したい」との思いで実現を目指した。 建物は地区の入り口を流れる八千代川沿いにあり、改装後の "店内" は 4 人がけの木製テーブル 5 卓が並ぶ落ち着いた雰囲気。 運営スタッフは、2 人のほか協力を申し出たボランティアも加わり、毎週金、土、日曜日と祝日に営業する。
地区の各戸には「住民パスポート」を配布して、コーヒーなどの飲み物は半額で提供。 食事も値引きされる特典がある。 地区外の人も、3 年間で 3 千円の会費を払って「うさぎ応援団」に加盟すれば、同じサービスが受けられる。
メニューには、白イカが入ったカレーライス(800 円)、アラメや藻塩が自慢の定食(500 円)など地元食材を生かした料理を用意。 定期的にコンサートや古本市も開く。 立原さんは「都会からも豊かな自然を見に来てほしい。 地域活性化に少しでも貢献できればうれしい。」と話している。 (sankei = 5-31-12)
日航 「島根仕様便」
◆ 機内誌には観光名所 / 食事は松江料亭の味 / 来月からタイアップ ◆
古事記完成 1,300 年を記念して 7 月から開かれる神話博しまねを空からも応援 - -。 日本航空と県がタイアップして 6 月、JAL 機内で配られる機内誌やファーストクラスで提供される機内食に島根の名所や名産が登場する。 中国地方では初で、観光客増や地域の活性化を狙う。
JAL と自治体がタイアップする JAPAN PROJECT は昨年 5 月、宮崎県から始まった。 JAL の国内・国際線内で配布される機内誌では 13 ページにわたってスサノオノミコトとイナタヒメが結婚式をあげたとされる八重垣神社(松江市)や、来年大遷宮を迎える出雲大社(出雲市)などの名所が紹介されている。
また、松江市の料亭「蓬莱吉日庵」の吉村日出国総責任者が製作した特産をふんだんに使った機内食も羽田 - 伊丹、福岡、新千歳のファーストクラスで提供される。 上・中・下旬で内容が変化し、1 カ月で 6 千食がふるまわれる予定。
28 日、県庁で旬のトビウオのすり身を 100% 使用したハンバーグや、出雲そばをサラダにアレンジした機内食を試食した溝口善兵衛知事は「これはいい」とご満悦。 「神話博の前でベストタイミング。 多くの人に古きよき世界に足を運んでもらえれば幸いだし、温かいおもてなしでお迎えしたい。」と話した。 (藤田絢子、asahi = 5-29-12)
アフレコしながらコミュニケーション 松江で「声優塾」
声優体験をしながら、コミュニケーション力を磨いてもらおうと、島根県松江市の NPO 法人「バリアフリー・シネマ & ライフ・ネットワーク」が「声優塾」を開催する。 名作映画の登場人物になりきって会話をすることで、楽しみながら交流をしてもらうのが狙いだ。
NPO 法人は誰もが映画を楽しめるよう、著作権の切れた名作映画に独自の字幕や音声解説をつける活動を続けてきた。 今回は「ローマの休日」や「若草物語」などを題材に、中学生 - 40 歳くらいまでの若者や障害者らに声優に挑戦してもらう。 サポートをする教員らの参加も募集している。 理事長の中嶋春喜さん (57) は「吹き替えをするときには相手のしぐさや状況を分析して、その上で言葉をかける。 普段の会話にも生かされる。」と効果を話す。
声優塾では、滑舌や発声練習をしたあと、映像にあわせて台本を読むほか、1 分半ごとにペアをかえてセリフを言い合う練習などもする。 その後、グループで役の心情を語り合いながら、作品を作りあげていく。 これまでバリアフリー映画の製作に関わってきた 40 - 70 代の人たちも指導スタッフとして参加する予定で、多世代の交流も生まれるという。
中嶋さんは 2 人の娘の小学校で PTA 会長を務めた経験を持つ。 「不登校やいじめなどで対人関係に自信がない子も、楽しみながら交流を広げてほしい」という。 声優にあこがれている人の参加も大歓迎という。 「セリフのかけあいは相手を信頼することから始まる。 練習をすると昨日より今日と変化もある 。興味のあることをしながら自分の変化も楽しんでほしい。」という。
練習は月 2 回、来年 1 月まで続き、発表会も予定。 5 月 27 日は出雲市、6 月 2 日には松江市で体験会があり、9、10 の両日は合宿をしながら交流を深める。 問い合わせは中嶋さん (090・3889・6766) へ。 (藤田絢子、asahi = 5-27-12)
島根 = とうこん ステッカー発売 がん治療の一助に
島根を「とうこん」と読み、元気を出そうと呼びかけるステッカーが 22 日、発売された。 定価 500 円のうち 100 円を島根大学に寄付し、がん治療研究と医学生教育を支援する。 がん患者で治療を続ける出雲市芦渡町の紙芝居師、松田順さん (51) が企画した。 2009 年に脱サラして転身した。
様々な起業を模索するうち、「島根のとうこん魂」を商標登録(10 年 1 月)した。 商品開発を構想中の 11 年 12 月、胃がんが見つかり、今年 2 月には手術を受けた。 今も抗がん剤による治療を続けている。
ステッカーは縦 9 センチ、横 12 センチ。 赤色の県地図の上に「島根のとうこん魂 島根の元気! 音読みに隠されたパワー」の文字が浮かぶ。 闘病生活を通じて「みなさんの役に立ちたいとの思いが強くなった」と今回の企画を思いついたという。 松田さんが主宰する「出雲の神芝居一座」のホームページや出雲市塩冶町の販売代理店「リトルサインズ (0853・25・3308)」で購入できる。 (岡田和彦、asahi = 5-25-12)
島根 103 社に節電の影響調査
島根県は 22 日、県内企業 103 社に対し、節電による生産や販売活動への影響を 6 月上旬までに調査する方針を明らかにした。 中国電力が 7 月以降、猛暑となった 2010 年比で 5% 以上の節電要請をすることを受け、適正な節電幅を探る狙い。 調査は、県が 3 カ月に 1 度の業況調査を実施している県内の製造業 75 社、非製造業 28 社を対象とする。 5% 節電により「どんな影響・対応を想定しているか」について、職員約 30 人が各企業を訪問して聞き取る。 既に一部企業で始めたという。
県によると、11 年夏は企業に対し節電要請しなかった。 県は調査結果を踏まえ、企業活動に悪影響を及ぼさない範囲での対応を練るとともに、中電と情報交換する。 また溝口善兵衛知事はこの日の記者会見で、工場の稼働日をずらすなど、大がかりな節電対策の要請について「数字上は電力供給に余裕があり、現段階では検討していない」と否定的な見方を示した。 (中国新聞 = 5-23-12)
里見香奈名人、女流四冠達成 将棋・王位戦で 3 連勝
将棋の第 23 期女流王位戦五番勝負(新聞三社連合主催)の第 3 局が 23 日、福岡県飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸で指され、挑戦者の里見香奈・女流三冠 (20) = 女流名人・女流王将・倉敷藤花(とうか) = が 120 手で甲斐智美・女流王位 (28) に勝ち、タイトルを奪取した。 対戦成績 3 連勝で、自身初の女流四冠に輝いた。
将棋の女流タイトルの四冠制覇は、清水市代(いちよ)女流六段 (43) が 1996 年 7 月に 27 歳で達成して以来、2 人目。 里見の 20 歳での達成は史上最年少記録だ。 (asahi = 5-23-12)
広島・島根の神楽 5 団体共演
広島、島根両県の文化財指定神楽団などによる共演大会が 20 日、三次市作木町の文化センターさくぎであった。 作木町自治連合会主催。 約 800 人が来場した。 伊賀和志(同町)、横谷(同市布野町)、梶矢、日吉(いずれも安芸高田市)、雪田(島根県邑南町)の 5 神楽団が出演した。
横谷神楽団は、源頼光と、山中で出会った母子とのやりとりを描く「山姥(やまうば)」を披露。 鮮やかな衣装をまとった団員が素早く回転しながら舞うと、会場からは歓声が上がった。 同神楽団の長谷川克博さん (36) = 布野町 = は「たくさんの拍手をもらい、気持ちよく舞台を披露できた」と喜んでいた。 (中国新聞 = 5-22-12)
鳥取市庁舎新築を撤回 市長、住民投票受け表明
市庁舎の整備方法を問う鳥取市の住民投票から一夜明けた 21 日、竹内功市長は記者会見で「耐震改修という方向性がはっきりした。 市民の声に率直に、謙虚に耳を傾けたい。」と述べ、市が進めてきた移転新築計画を撤回する考えを明らかにした。
20 日に実施された住民投票では、約 21 億円で耐震改修する案が約 4 万 7 千票と、約 75 億円で JR 鳥取駅周辺に移転新築する案の約 3 万票を大きく上回った。 今後のスケジュールについて、竹内市長は「まずは議会内で意見を集約してほしい。 その上で、具体化に向けた基本計画をまとめる必要がある。」と述べた。 (asahi = 5-21-12)
島根ワイナリー 2,500 万人突破
島根ワイナリー(出雲市大社町)の通算来場者数が 19 日、2,500 万人を突破した。 1986 年 3 月のオープンから 26 年 2 カ月での達成。 2,500 万人目は、兵庫県明石市の会社員井上真一さん (54)。 妻豊子さん (53) とともに今岡豊社長から認定証や記念品のワインなどを受け取った井上さんは「ますます島根が好きになった」と喜んでいた。
同ワイナリーはこれまで約 1,700 万本のワインを製造している。 今岡社長は「神話博しまねや平成の大遷宮に合わせて、喜んでもらえる商品を開発したい」と話していた。 (中国新聞 = 5-20-12)
お座り・立っち、お手のもの ミニブタ、鳥取で人気
お手、お座りなど、芸達者なミニブタが、鳥取県北栄町の観光農園「浜根農園」で人気を集めている。 園内で飼育されている 4 匹のミニブタのうち、芸をするのは、どんべえ(2 歳、オス)とあい(1 歳、メス)の 2 匹。 生後数カ月のころからしつけをはじめ、次第にできる芸を増やしていった。 農園の浜根裕介さん (27) によると、「覚えが早く、教え始めて数日で芸をした。」
2 匹とも、お手にお座り、一回り、立っちなどができる。 どんべえはさらに、大技の二足歩行もできる。 最長 5 メートルほど進んだこともあるという。 来場者は、2 匹と一緒に遊ぶことができ、ショーなどへの出演もするという。 問い合わせは浜根農園 (0858・36・4173) へ。 (實重かおり、中崎太郎、asahi = 5-20-12)
「砂の美術館」入場、18 日にも 10 万人 新観光スポット、出足好調
鳥取市が鳥取砂丘近くに 4 月 14 日に開いた砂像の屋内展示施設「鳥取砂丘砂の美術館」の累計来場者数が、5 月 18 日にも 10 万人に達する見通しになった。 新たな観光スポットとして出足は好調なようだ。 16 日午後 3 時現在の累計来場者数は 9 万 7,330 人。 同市は今回の展示が終わる来年 1 月 6 日までに 50 万人の来場を目標にしている。
同美術館は砂と水でつくった砂像を展示する世界でも珍しい施設。 約 2,500 トンの砂を使っている。 ロンドン五輪にちなんで「砂で世界旅行・イギリス」をテーマに、10 カ国 15 人の砂像彫刻家が英国国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)などの建造物や、シェークスピアの戯曲をイメージした砂像など 16 作品を展示している。 砂像は展示が終われば壊され、次の展示には新たな砂像を制作する。 (nikkei = 5-17-12)
復興のギンザケ、境港で出荷始まる 鳥取
水産大手の日本水産が鳥取県境港市沖の美保湾で試験養殖しているギンザケの出荷が今月上旬から始まっている。 今月末までに 6 万匹(120 トン)を出荷し、関東や県内のスーパーなどに加工品や鮮魚として並ぶ。 同社は、宮城県女川町で養殖をしていたが、東日本大震災で被害を受けたこともあり、境港に進出。 倉吉市の養魚場で稚魚を育て、昨年 12 月から美保湾沖合 3 キロのいけすで育ててきた。
宮城県沖に比べ水温が高めで生育もよく、ギンザケは半年ほどで 40 - 50 センチ、1.3 キロほどに成長した。 養殖を担当したグループ会社「臨海研究」の鶴岡比呂志・境港事業所長 (40) は「宮城産に負けない脂ののったおいしいギンザケに育った。 宮城の復興とあわせ、来年以降も続けていきたい。」と話している。 (竹野内崇宏、asahi = 5-15-12)
出雲大社「大祭礼」開幕 新緑の中、勅使迎え 島根
出雲大社の「大祭礼」が 14 日、島根県出雲市の同神社に天皇陛下の勅使を迎えて開幕した。 由緒ある祭りが数多く営まれる同神社でも最大規模の年中行事で、青葉がまばゆい境内では 16 日まで、古式豊かな祭典が繰り広げられる。
この日は午前 9 時から、クロマツの古木が立ち並ぶ「松の参道」で的射祭があり、神職が矢を放って厄払い。 陛下から贈られる五色の絹織物が入った唐櫃を先頭に、衣冠装束姿の勅使一行が仮の本殿に向かった。 仮本殿では、溝口善兵衛知事ら約 700 人の参列者が見守る中、千家尊祐宮司が国家安泰を願う祭文を読み上げた。 境内では、田植え舞や流鏑馬神事、奉納相撲大会などもあり、カメラを構える参拝客らの姿も目立った。 (sankei = 5-15-12)
鳥取ふるさと大使にトリンドル玲奈さん 「まんが博」 PR
鳥取県は 11 日、8 - 11 月に県内で開く「国際まんが博」を PR するため、タレントのトリンドル玲奈さんが「鳥取ふるさと大使」に就任すると発表した。 トリンドルさんは 17 日、東京都内で開くイベントに「まんが王国とっとりの王女」にふんして登場し、観光客誘致を呼びかける。
トリンドルさんはソフトバンクの携帯電話の CM に留学生役で出演。 出身地を尋ねられ、米国のハワイならぬ「鳥取のはわい(羽合)だでぇ」と答えた。 CM 放映で湯梨浜町の「はわい温泉」の知名度が高まったことを受け、鳥取県は同博を売り込むためにふるさと大使への就任を要請した。
イベントでは、トリンドルさんがドレスにティアラを冠して、まんが王国とっとりの「トットリンドル王女」として登場。 トークセッションなどで同博を PR する。 鳥取県は水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌の各氏ら著名な漫画家を多く出している。 (nikkei = 5-12-12)
匿名で図書カード届く 島根・益田の 31 小中高
島根県益田市の全 31 小中学校に、市在住とする匿名の人から計 17 万円分の図書カードが送られてきたと、市教育委員会が 11 日、発表した。 気持ちに沿うよう活用するという。
9 日の消印で届き、5 千円か 1 万円のカードと「本との出会いが自分の生き方に大きな影響を与えた。 活用いただければ幸い。」などと記した手紙が同封されていた。 市立吉田小学校の中島恵治教頭は「心の豊かさを見せて頂いた。 子どもたちに伝えていきたい。」と話した。 (杉田基、asahi = 5-12-12)
「松江イワガキ」本格出荷へ 島根
■ 来年度 / 5 倍増の 5 万個めざす
松江市が新たな特産品を目指している「松江イワガキ」の養殖について、美保関、島根町で携わる生産者が市役所で 10 日、来年度の出荷量を今年度の 5 倍の 5 万個に増やして本格的な出荷を始めると小川正幸、松浦芳彦副市長に報告した。
養殖は 1998 年度、出荷は 2002 年度に始めた。 09 年度は市の補助で養殖施設や稚貝を増やし、10、11 年度は市内を中心に各 1 万個出荷。 8 経営体・個人が生産しており、市は昨年度から「まつえ農水商工連携事業」として、ブランド化を後押ししている。 愛称も募る予定だ。
島根町野井地区の村上真吉さん (73) は「販路の開拓が課題。 養殖と定置網漁を組み合わせ、若い人が子育てできるだけの所得を確保したい。」と話した。 13 日には普及を兼ね、カラコロ工房(殿町)である「松江こだわり特産市」で炭火焼きを販売する。 1 個 300 円(売り切れ次第終了)。 (斉藤智子、asahi = 5-11-12)
高速無料化終了で GW 観光客 6.3% 減 島根県内主要観光施設
島根県は 9 日、県内の主要観光施設をゴールデンウイーク(4 月 28 日 5 月 6 日)に訪れた観光(入り込み)客数を発表した。 調査した 14 施設のうち、前年に比べ増加した施設は 5 カ所にとどまり、全体は 25 万 6,246 人で、同 6.3% 減少した。 県観光振興課によると、連休後半(2 - 4 日)が悪天候だった影響で、屋外施設は減少。 ▽ 石見銀山・龍源寺間歩(17.4% 減)、▽ ぐるっと松江堀川めぐり (16.3%)、▽ 埋没林自然公園 (15.6% 減)、▽ 足立美術館(13.4% 減)などで落ち込みが目立った。
また、屋内施設では増加したところもあり、▽ 日展を開催中の県立美術館(19.3% 増)、▽ 県立宍道湖自然ゴビウス(9.8% 増)、▽ 松江フォーゲルパーク(6% 増)、▽ 県立三瓶自然館サヒメル(5.7% 増)などが好調だった。 同課は「昨年 6 月下旬まで続いた高速道路無料化が終了したことも減少に影響を与えたとみられる」と分析している。 (sankei = 5-10-12)
◇ ◇ ◇
GW の集客、中国地方は明暗 鳥取、島根
今年のゴールデンウイーク (GW) は中国地方では前年の東日本大震災による落ち込みからの反動増に加え、近隣商業施設の開業で例年以上ににぎわった観光地が多かった。 夏の行楽シーズンに向け一層の集客増を期待する声も出ていた。
鳥取市の鳥取砂丘周辺は、東日本大震災が影響した前年に比べ 38% 増の約 21 万 3,000 人が訪れた。 4 月にオープンした砂像の屋内展示施設「鳥取砂丘砂の美術館」が集客に貢献した。 8 月からは県内で大型イベント「国際まんが博」が開かれ、夏休みには一層の客数増を期待している。
松江市では期間中の松江城周辺の主要観光施設への入り込み客数は 10 万 3,443 人と、昨年の同時期と比べて 0.5% 下回った。 「松江開府 400 年記念博覧会」の開催や高速道路無料化などが観光需要につながった昨年と比べてやや低調な状況となった。 島根県では古事記編さん 1,300 年を記念した「神話博しまね」を夏から開催の予定。 「各種イベント開催により観光需要を盛り上げていく(市観光振興部)」としている。 (nikkei = 5-9-12)
海で異変か … 深海魚やクジラ類? 続々漂着
5 日午前 10 時頃、島根県隠岐の島町東部の黒島埼灯台付近の海岸で、全長約 2.6 メートルのクジラらしき生物の死骸が打ち上げられているのが見つかった。 海洋生物の調査をしていた環境省自然公園指導員、野津大さん(67、隠岐の島町卯敷)が発見。 死後数日がたっているとみられる。 野津さんが隠岐諸島でクジラらしき生物の漂着を見たのは初めて。 県立しまね海洋館「アクアス(同県浜田市)」に問い合わせたところ、鯨類のハナゴンドウらしいという。
同町では今年 2 月 14 日、東側にある卯敷の海岸で、深海魚のサケガシラ 1 匹が漂着、同 22 日頃には西側にある都万の塩の浜などで、深海魚のキュウリエソが約 1 キロにわたって打ち上げられているのが見つかった。 野津さんは「深海で異変が起こり、海の生物たちが住みにくい環境になっているのでは」と話している。 (彦根進一、佐藤祐理、yomiuri = 5-6-12)
"自虐的" キャンペーンが話題 「おしい!」、「負けるな!」出身タレントら活躍
「定休日じゃないです。 人がいないだけです。」 「生産量日本一なのに知られていない。」 島根や広島など中四国の各県の観光PR で、"自虐的" なキャッチフレーズやタレントやアニメを起用したユーモアあふれるキャンペーンを展開し、話題となっている。
◇ 島根 アニメキャラのカレンダーが人気
島根県は、11 年に「日本で 47 番目に有名な県」、「砂丘はありません」など自虐フレーズと、「負けるな! しまね県」のコピーが書かれたカレンダーを販売、すぐに売り切れるなど大反響を呼んだ。
カレンダーは、同県で活動をしていたアニメクリエーターの FLOGMAN さんの人気作「秘密結社 鷹の爪」のキャラクターの一人「吉田くん」が島根県吉田村(現・雲南市)出身と設定されていることから、08 年に「しまね Super 大使」に任命されたことをきっかけに製作された。 「秘密結社 鷹の爪 x しまね県 スーパーデラックスカレンダー」には吉田くんはじめ、同作のキャラクターと自虐コメントが描かれて人気となり、12 年度版も 2 日に販売終了した。 (MantanWeb = 5-4-12)
京大発ベンチャー「ナノ」、13 年から米子市で小型 EV 量産
鳥取県米子市で電気自動車 (EV) の生産を計画する京都大学発ベンチャー、ナノオプトニクス・エナジー(米子市、舞原俊憲社長)は量産に向けて体制を強化する。 米子市の工場を取得して本社を京都市から移転。 大手電機メーカーから役員経験のある人材も入社させ経営陣を拡充する。 小型 EV の生産体制を整え、2013 年から量産を開始する。
米子工場の土地・建物を約 9 億円で正式に取得して 4 月末に本社を同工場に移した。 家庭で充電ができ、1 - 2 人乗りで最高時速 60 キロメートル程度の小型 EV の試作に取り組む。 今秋には試作車を発表する。 同工場では通常の四輪車換算で年間 2 万台の生産が可能だが、「よりコンパクトで使い勝手の良いものから商用化したい(藤原洋取締役ファウンダー)」として、まず小型 EV を量産化する。 年間 2,500 台程度の生産を目標にする。 量産に向けて数億円規模の資金調達もする方針。
経営陣も強化する。 大手電機メーカーの技術者出身で役員経験がある 2 人を取締役として招き、このうち 1 人が 7 月に社長に就任する予定。 創業社長だった藤原洋氏は、データセンター運営の別会社社長に就任したため 4 月にナノ社の社長を退き、取締役ファウンダーに就任した。 (nikkei = 5-3-12)
日本公庫、山陰の NPO 向け融資 21% 増 介護・子育てなど
日本政策金融公庫の鳥取、島根両県での特定非営利活動法人(NPO 法人)に対する融資額が 2011 年度は 1 億 520 万円と前の年度より 21% 増えた。 08 年度に比べると 7 倍強の水準で、急速に拡大。 介護や医療、福祉、子育てなどの分野での資金需要が高まっているという。
11 年度の NPO 法人向け融資 11 件のうち 9 件が介護関連だった。 松江市内で認知症のグループホームを建設するための資金調達や、障害者が焼くパンの小売りなどを手掛けている NPO 法人がカフェ部門を充実するための資金として調達するケースがあったという。 同公庫は NPO 法人向け融資の拡大に対応して、12 年度から社会貢献する事業を対象とした融資制度「地域活性化・雇用促進資金(社会貢献型事業関連)」の貸出利率を通常の融資よりも低い年 1.15 - 3.80% に引き下げた。 (nikkei = 5-1-12)
島根ぶどう「作柄良好」 JA いずもの集荷所で出陣式
島根県特産の「島根ぶどう(デラウエア種)」を出荷する出陣式が 27 日、出雲市の JA いずも大社東部ぶどう集荷所で開かれた。 生産者ら約 150 人が出席し、全国 27 市場に出発する大型トラックを見送った。
主産地の出雲、益田市の農家 5 戸が前日に収穫した約 680 キロ(442 ケース)が持ち込まれ、井上祐司検査員ら 15 人が糖度(20 度以上)、酸度(PH3.2 以上)、粒張り、房の締まりなどを入念にチェック。 「1 月の日照不足から竜巻、豪雪、強風など厳しい気候条件に見舞われて生育は 1 週間遅れたが、作柄は良好」と話す。
式典では JA 全農しまねの坂本忍・県本部長が、天候不良と加温燃料価格高騰など苦労した生産者をねぎらい、出雲市西園町の大野正治さん (76) ら 5 人に記念品を贈った。 JA 全農しまねによると、出荷は 20 日に始まり、1 ケース(2 キロ入り)で 6,500 円 - 1 万円の高値。 また、シャインマスカットなど大粒系を含めた 24 年産は、昨年とほぼ同じ出荷量 1,848 トン、販売額 19 億 7 千万円を計画している。 (sankei = 4-28-12)
益田赤十字病院の「お産制限」解除へ 常勤医着任で
◆ 5 月から解除 里帰り制限は当面継続 ◆
妊婦のお産制限について、益田赤十字病院(益田市乙吉町)は 26 日、5 月 1 日から解除すると発表した。 常勤の産婦人科医 1 人が今月、着任したことを受けた。 里帰り出産(年間 150 件)は制限を続けるが、今後の状況を見て解除も検討するという。 お産制限は、産科医不足を理由に昨年 8 月から、市の一部地域や津和野、吉賀両町の妊婦は受け入れず、他病院を紹介していた。 3 月までに 63 件にのぼった。
着任したのは、島根医科大(現島根大医学部)出身の森山昌之医師 (58)。 広島の病院に勤めていたが、妊婦から「益田ではお産もできない」という窮状を聞いて決めた。 森山医師は「私を医師にしてくれたのは島根。 お世話になった島根のために頑張ってみようと思った。」と話している。 (杉田基、asahi = 4-27-12)
まめ茶アイス評判、香ばしさ + 甘さ 島根
吉賀町や津和野町で栽培されている「まめ茶」を使ったアイスクリームを、吉賀町樋口の酪農家山吹寛さん (59) 、里子さん (57) 夫妻が今月半ばから販売している。 お茶の香ばしさと牛乳の甘さが合うと評判になっている。 まめ茶は、マメ科の薬草カワラケツメイから出来る。 津和野の製茶業者、秀翠園茶舗から「やってみないか」と声を掛けられて始めた。 茎などと共にいって粉末にした後、アイスに混ぜている。
山吹さんは「自分で生産して売る」が信条で、酪農や稲作、養鶏、飲食店を手掛ける。 ジャージー牛の牛乳で作るアイスは自慢の品で、カボチャやクリ、イチゴ、トマト、古代米、チョコなど地元作物を中心に 11 種類に上る。 収穫に影響されるため、現在も販売しているのは古代米、ミルク、トマト、まめ茶という。
山吹さんは「まめ茶アイスは、作る時に作業場が香ばしい香りでいっぱいになる。 ジャージー牛ならではのコクと合って、まろやかでおいしい。」と話す。 山吹さんが営む山里食堂やまぶき(土日曜・祝日のみ営業)や、道の駅「かきのきむら」などで販売している。 100 ミリリットル 350 円。 問い合わせは山吹さん (0856・77・1012) へ。 (杉田基、asahi = 4-27-12)
GW の鳥取砂丘、22 万人来訪見込む 「砂の美術館」効果で
鳥取市はゴールデンウイーク期間(28 日 -5 月 6 日)の鳥取砂丘の入り込み客数の見通しをまとめた。 14 日にオープンした砂像の屋内展示施設「鳥取砂丘砂の美術館」の集客効果で、期間中は前年同期比 63% 増の 22 万人が訪れると予想している。
同美術館は砂と水でつくった砂像を展示する世界でも珍しい施設。 今夏のロンドン五輪にちなみ、「砂で世界旅行・イギリス」をテーマに 10 カ国 15 人の砂像彫刻家が英国国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)などの建造物や、シェークスピアの戯曲をイメージした砂像など 16 作品を展示している。 同市は期間中、6 万 8 千人の来館者を見込んでいる。 (nikkei = 4-27-12)
島根県が新品種アジサイ開発 「万華鏡」
島根県は、アジサイのオリジナル品種「万華鏡」を開発した。 花びらの中心部に近づくほど色合いが濃くなるグラデーションが特長。 5 月中旬の「母の日」需要を見込み、4 月下旬から県内に加え広島県、大阪府へ計 3 千鉢の出荷を目指す。 青とピンクの 2 種類。 商品名は「万華鏡のようにきらびやかな色(県農畜産振興課)」にちなんだ。 卸値は 5 号鉢(直径 15 センチ)で 1,200 円前後。 一般的なアジサイに比べて割高だが、高付加価値品として売り込む。
県農業技術センター(出雲市)が 2006 年、市場に流通するアジサイの品種「隅田の花火」と「ミセスクミコ」を交配し誕生させた。 センターで試験栽培後、11 年夏から出雲市と吉賀町の生産者計 6 軒が栽培している。 3 月に千葉市であった「日本フラワー & ガーデンショウ」では、来場者による鉢花部門の人気投票で全国 58 品中、2 位に輝いた。 農畜産振興課は「独特の色合いが喜ばれた。 県のブランド品として定着させたい。」としている。 (中国新聞 = 4-22-12)
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