ホンダ、1 人乗り電動車を公開 アシモの技術を応用 ![]() ホンダは 15 日、1 人乗りの電動車「UNI-CUB (ユニカブ)」の試作機を公開した。 手を使わず、体を傾けるだけで思い通りの方向に進む未来型の乗り物だ。 実証実験を続け、実用化を目指す。 ホンダは 1 人乗り電動車(パーソナルモビリティー)の研究開発を 1989 年から続けてきた。 ユニカブはこれまでの試作機と違い、足を地面につけなくても、その場で旋回できるのが特徴。 二足歩行ロボット「アシモ」に使われている独自の技術を応用し、体を傾けた方向に曲がり、元に戻せば止まるしくみだ。 体を傾けるかわりに、スマートフォンのタッチパネルの操作によって移動する技術も初めて搭載した。 乗っている人でも、離れたところからでもスマホで操作できる。 行きたい地点を入力すれば自動運転も可能だ。 最高速度は時速 6 キロ。 フル充電で 1 時間走れる。 (asahi = 5-17-12) 夜間 450 キロ超は 2 人で運転 バス業界が新安全指針 群馬県の関越自動車道で 46 人が死傷した高速ツアーバス事故を受け、「高速ツアーバス連絡協議会」は 16 日、安全確保のための包括的な指針を初めて策定し、国土交通省に届け出た。 交代運転手を用意する目安の走行距離を明示し、旅行会社やツアーバス会社が指針を守っているかを公表。 問題のある会社のツアーは販売できないようにする。 協議会は計 89 社で構成。 ツアーバスを使った旅行を企画する旅行会社の 9 割が加盟している。 ツアーバス会社や、ツアーバスによる旅行を販売する会社もあり、協議会では業種別に 8 - 12 項目の指針を定めた。 ツアーバスの多くは夜に走行するので、新基準では夜間に乗客を乗せた営業運転で 450 キロ以上走る場合、運転手を 2 人にするよう定めた。 距離は高速道か一般道かを問わない。 (asahi = 5-17-12) ◇ ◇ ◇ バス会社、違法 10 項目超 高速事故、国交省処分へ 群馬県の関越自動車道で 46 人が死傷した高速ツアーバス事故で、バスを運行していた「陸援隊(千葉県印西市)」が、今回の運行の前後に運転手の健康状態などをチェックする点呼をしないなど、安全管理態勢が極めてずさんだったことが 2 日、国土交通省の特別監査でわかった。 運転手も短期雇用で、金沢への乗務は初めてだった。 監査では複数の正社員(運転手)が超過勤務状態だったことも判明。 バス運行の安全基準を定めた道路運送法に反する行為が多数見つかった。 同省は同社を行政処分する方針だ。 同省の調べによると、監査に立ち会った同社の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長 (55) は、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された河野化山(こうの・かざん)容疑者 (43) が 4 月 27 日に千葉県を出発する際、東京ディズニーランドに寄ってツアーを企画した旅行会社のハーヴェストホールディングス(大阪府豊中市)の担当者から行程表を受け取るよう指示していた。 本来は運行管理者の針生社長がルートや休憩場所などを記した運行指示書を作成し、出発前に河野容疑者に渡すことが同法で義務づけられている。 しかし、指示書は作成されておらず、安全面の具体的な指示は一切なく、指示内容は「金沢 3 日間」という程度だった。 同省に対する針生社長の説明では、河野容疑者は金沢発着の乗務が初めてで、「1 人では不安」と話していたという。 このため、千葉から金沢に向かう便では金沢方面に帰省する別の運転手が同乗し、千葉行きの折り返し便でも、途中までこの運転手が乗っていたという。 また、27 日夜に千葉県を出発した時と、28 日夜に金沢市を出発する際には、同法に基づく省令で、対面や電話で点呼を実施しなければならないが、いずれも針生社長は行っていなかった。 昨年 5 月からは出発前にアルコール検知器によるチェックも義務づけられたが、今回は実施されていなかった。 雇用契約も短期雇用だった。 不慣れな状況で運転させることの危険性などから同法は条件を設けて短期雇用を禁じており、同省は今後、河野容疑者の雇用形態が同法に違反するか更に調べる。 同省は今回の監査で同法違反の項目が 10 以上見つかったとしている。 針生社長は事実関係を認めているという。 (asahi = 5-3-12) ◇ ◇ ◇ バス運転中の睡魔 9 割 総務省の乗務改善勧告生かされず 総務省が 2009 年に貸し切りバス運転手を対象にしたアンケートで、約 9 割が睡魔に襲われたり事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット」の体験をしたりした、と答えていたことがわかった。 総務省は 10 年、運転手 1 人の 1 日の最大運転距離の基準を「670 キロ」とする国土交通省に距離の短縮を含めた措置をとるよう求める趣旨の勧告をしたが、改善されていなかった。 29 日に群馬県藤岡市の関越自動車道で起きた高速ツアーバス事故では、金沢市から千葉県浦安市までの約 545 キロを 1 人で運転する予定だった運転手が病院への搬送前に「居眠りをしていた」と説明しており、国交省は基準の見直しを検討するとしている。 07 年 2 月に大阪府吹田市でスキー客ら 27 人が死傷したツアーバス事故後、国交省は 670 キロの基準をつくる一方、総務省は運転手 500 人を対象に勤務実態などを調査。 回答した 136 人のうち 122 人 (89.7%) が運転中に睡魔に襲われたり、居眠りをしたりしたと答えた。 ヒヤリ・ハット体験も 9 割を超える 130 人 (95.6%) が認めたという。 (asahi = 5-1-12) 民間初の超小型衛星 ウェザーニューズが公開 ![]() 気象情報会社ウェザーニューズは 15 日、民間企業として日本で初めて打ち上げる「超小型衛星」を公開した。 世界的に北極海を経由した航路が増える中、海氷の状態を観測して新たな航路を確保するのが主な目的としている。 衛星は一辺 27 センチの立方体で重さ約 10 キロ。 ロシアのロケット打ち上げの際に相乗りし、上空 600 キロから北極海の海氷を観測する。 打ち上げは 9 月以降。 北極海は温暖化の影響とみられる海氷の減少で、夏に船が通れるようになりつつある。 アジアから北極海を通ってヨーロッパへ向かうと、その距離はスエズ運河や南アフリカの喜望峰経由の半分 - 3 分の 1 程度。 ウェザーニューズは「北極海を使う海運業者向けの航路情報を提供したい」としている。 (赤井陽介、asahi = 5-16-12) 日本航空が過去最高益 リストラ効果、2 年連続の更新 経営再建中の日本航空が 14 日発表した 2012 年 3 月期の連結決算は営業損益が 2,049 億円の黒字となり、前年同期の 1,884 億円を上回って 2 年連続で過去最高益を更新した。 純損益も 1,866 億円の黒字で過去最高だった。 路線の縮小などのリストラ効果が大きかった。 売上高は路線縮小などの影響で 1 兆 2,048 億円と、前年同期の 1 兆 3,622 億円より 1 割強減った。 (asahi = 5-14-12) 11 代目カローラ、初の小型化 顧客の高齢化に配慮 トヨタ自動車は 11 日、1966 年の発売以来、11 代目となる新型カローラを発表した。 顧客の高齢化に配慮し、カローラでは初めて前モデルよりも車体を小型化。 全長をセダンで 5 センチ、ワゴンで 6 センチ短くした。 モデルチェンジは 6 年ぶり。 世界での販売台数が累計 3,861 万台のカローラは、日本を代表するベストセラー車。 セダンの主な顧客である中高年層から、大きすぎて狭い道路や車庫で小回りがきかないとの不満が出ていたことから、初の小型化に踏み切った。 車内空間を広く設計したほか、運転しやすいようフロントガラスの視界も広げた。 エンジンの排気量も前モデルは最小タイプが 1.5 リットルだったが、11 代目は 1.3 リットルとした。 昨年から稼働したセントラル自動車宮城工場(宮城県大衡村)で生産する。 トヨタの豊田章男社長は「新型カローラで東北、日本を元気にしようという意気込み」と語った。 価格はセダンのアクシオが 135 万 7 千円から、ワゴンのフィールダーは 151 万 7 千円から。 月間それぞれ 3 千台、4 千台の販売を目指す。 (若松潤、asahi = 5-11-12) 目線移さず安全運転 窓に設置のナビ、パイオニア開発 ![]() パイオニアは 8 日、車の前方に進路の指示や周辺の地図が浮かんでいるように見える世界初のカーナビ「サイバーナビ」を発表した。 運転席からの景色がそのままナビになるため、従来のように目線を大きく移してナビの画面を確認する必要がなく「安全に運転できる」という。 7 月に売り出す。 実際に画像が映っているのは、フロントガラスの手前に取り付けた縦 7.5 センチ、横 26 センチの半透明のプラスチック板。 運転手の目線に合わせてあるので、3 メートル向こう側に縦 30 センチ、横 90 センチの映像があるように見える。 運転の邪魔にならないよう、案内にあまり文字を使わないよう工夫した。 カメラが捉えた前方の映像を分析し、速度標識を検知して大きく表示したり、高速道路でレーンをまたいで走り続けると警告音を鳴らしたりする機能もある。 想定価格は税込み 32 万円程度。 記者会見した黒崎正謙取締役は「先進性を好む消費者に受け入れられるはず」と話した。 (asahi = 5-9-12) トヨタ、米で EV 版「RAV4」 ベンチャーと開発 トヨタ自動車は7日、スポーツ用多目的車 (SUV) 「RAV4」の電気自動車 (EV) を、今年夏から米カリフォルニア州で発売すると発表した。 米国の EV ベンチャー「テスラ・モーターズ(本社・同州)」と共同で開発した。 価格は 4 万 9,800 ドル(約 400 万円)。 トヨタとテスラは 2010 年 5 月に EV の分野での業務提携に合意。 テスラの持つリチウムイオン電池などの技術を活用して、通常は 5 年ほどかかる開発期間を短縮し、提携から約 2 年で発売にこぎつけた。 6 時間の充電で 160 キロほど走ることができるという。 3 年間で約 2,600 台を販売することをめざす。 トヨタは当面、利用者の環境への意識が高く、電気自動車の充電スタンド数も多いカリフォルニア州に販売を限る予定だ。 米国でのEV は、日産自動車「リーフ」などがすでに発売されており、トヨタの参入で競争が一段と厳しくなる見通しだ。 (ニューヨーク = 畑中徹、asahi = 5-8-12) 渋滞の原因を見逃しません ホンダ、運転判定システム ホンダは、自分の運転が交通渋滞の原因となっていないかを判定してくれる世界初のシステムを開発した。 海外での公道実験を経て、2015 年の実用化を目指す。 周りの自動車より速度が遅かったり、急ブレーキや急加速を繰り返したりすると、後続車に影響を与え、渋滞発生の一因になることが知られている。 こうした走行パターンを、東大先端科学技術研究センターの協力で算出。 新システムは、速度やブレーキの頻度などから走行パターンを分析してドライバーに知らせ、より滑らかな運転を促す。 ホンダが茨城県のテストコースで行った実験では、走行中の車の 3 割がこのシステムで滑らかな運転を心がければ、後続車の平均速度が 23%、燃費が 8% 向上した。 二酸化炭素 (CO2) の排出量や追突事故を減らす効果も見込める。 新システムをイタリアやインドネシアの公道でも実験し、いずれホンダ車のカーナビやメーターと連動させることも検討する。 ネット経由で、同じシステムを載せた周りの車の様子を把握し、適切な車間距離をとれるようになれば、さらに平均速度が 16%、燃費が 5% 向上するという。 (角田要、asahi = 5-4-12)
米新車販売、4 月も 2 ケタ増 4 カ月連続、トヨタ好調 米調査会社オートデータは 1 日、米国の 4 月の新車販売台数が約 118 万台だったと発表した。 月間の営業日の数が違うこともあるため、1 営業日あたりの販売台数に換算すると、前年同月より約 15% 増えた。 4 カ月続けて 2 ケタ増となり、米自動車市場が回復しつつあることを示した。 このペースで 1 年間売れたと想定した年換算(季節による変動要因を調整)は約 1,440 万台。 4 年ぶりの高水準だった 2 月(1,510 万台)には届かなかったが、米景気の緩やかな回復を受け、2008 年 9 月のリーマン・ショック以前と同じような高い水準を保っている。 昨年 3 月に起きた東日本大震災の影響で前年同月に苦戦したトヨタ自動車は、ハイブリッド車「プリウス」が好調で 2 ケタ増となった。 主力のセダン型などが堅調だったクライスラーも 2 ケタ増。 レンタカー向けの販売などが落ち込んだゼネラル・モーターズ (GM) はわずかな伸びにとどまった。 (ニューヨーク = 畑中徹、asahi = 5-2-12) ◇ ◇ ◇ トヨタが世界首位奪還、生産台数が過去最高 トヨタ自動車は、今年第 1 四半期(1 - 3 月)の生産台数(レクサス、ダイハツ、日野を含む)が前年同期比 35.6% 増の 270 万 5,770 台だったと発表した。 トヨタは、世界的な金融危機や大規模なリコール(回収・無償修理)などで業績低迷に陥る直前の 2008 年第 1 四半期に記録した四半期ベースで過去最大の販売台数(253 万 9,738 台)を 4 年ぶりに更新した。 トヨタの第 1 四半期の全世界での販売台数はまだ発表されていないが、約 250 万台と推定される。 トヨタは今年 2 月、今年の販売目標を前年比 21% 増の 958 万台に上方修正している。 一方、昨年首位だったゼネラルモーターズ (GM) の第 1 四半期の販売台数は 227 万 8,454 台で、前年同期比 2.6% の伸びにとどまった。 昨年 2 位だったフォルクスワーゲンは、第 1 四半期に 9.6% 増の 216 万台を売り上げ、過去最高の販売台数を達成した。 トヨタの 3 月の生産台数は全世界で 97 万 6,326 台で、前年同月を 65.2% 上回った。 内訳は日本国内での生産が 181% 増の 45 万 5,581 台、海外生産が 21% 増の 52 万 745 台だった。 海外生産は月次ベースでは過去最高だった。 トヨタが世界首位の座を奪還できたのは、生産・販売の基盤を新興市場中心に転換し、世界的にマーケティングを強化しているためだ。 これはトヨタが最近まで大規模リコール、世界経済の低迷、東日本巨大地震、タイ大洪水、円高など複数の悪材料に直面したにもかかわらず、依然として強い競争力を備えていることを示すものだ。 昨年の世界のメーカー別販売台数順位は、GM (903 万台)、フォルクスワーゲン(816 万台)、トヨタ(795 万台)、ルノー日産(739 万台)、現代・起亜自動車(659 万台)の順だった。 - 崔元碩(チェ・ウォンソク)記者 (韓国・朝鮮日報 = 4-27-12) ◇ ◇ ◇ 米新車販売 12.7% 増 トヨタ、2 年半ぶり高水準 【ニューヨーク】 米調査会社オートデータが 3 日発表した 3 月の米新車販売台数は、米景気回復を背景に、前年同月比 12.7% 増の 140 万 4,774 台と大幅なプラスとなった。 プラスは 10 カ月連続。 トヨタ自動車が 15.4% 増の 20 万 3,282 台と 09 年 8 月以来、約 2 年半ぶりの高水準となり、東日本大震災の影響から順調に復活していることを示した。 季節調整後の年換算は 1,440 万台で、前月の 1,510 万台からは減少したが、前年同月比では 130 万台増加するなど好調を持続。 ただ、ホンダは 5.0% 減の 12 万 6,999 台と日米大手 6 社で、唯一マイナスとなり、トヨタと明暗が分かれた。 (kyodo = 4-4-12) 4 月の新車販売 93% 増 補助金効果や震災の反動 国内の 4 月の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比 93.7% 増の 35 万 9,631 台と大幅に前年を上回った。 エコカー補助金・減税の効果で販売が好調だった。 昨年は東日本大震災でメーカーが生産を減らしたため、今年はその反動も大きかった。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が 1 日発表した。 軽を除く新車は 92% 増の 20 万 8,977 台、軽は 96% 増の 15 万 654 台。 ともに単月では過去最大の伸び率だった。 エコカー補助金・減税を追い風にハイブリッド車や低燃費車の販売が好調だ。 軽も 4 月としては過去最多だった 1991 年の 15 万 768 台に迫り、過去 2 番目に多かった。 (asahi = 5-1-12) 関空着陸料、引き下げ検討 高収益の路線に限り 7 月に経営統合する関西空港と大阪(伊丹)空港の運営を担う新関西国際空港会社の安藤圭一社長は 27 日、関空の着陸料の引き下げを検討していることを明らかにした。 統合後のサービス向上策として導入し、劣勢な他空港との競争で巻き返しを狙う。 朝日新聞のインタビューに答えた。関空の着陸料は重量 1 トン当たり 2,090 円で、ライバルの韓国・仁川空港の約 3 倍になる。 安藤社長は「関空はとにかく高いという声が圧倒的」と指摘。 「経営統合で巨額の負債から切り離され、戦略的な料金設定ができる」として、着陸料のほか、施設利用料や水道料なども引き下げる方向で見直すという。 着陸料については、航路別に複数の価格を設定。高収益を見込める路線に限って引き下げることなどを検討している。 具体案は 7 月をめどにまとめる経営戦略に盛り込む方針だ。 (asahi = 4-30-12) 北陸新幹線、在来線と直通に 「フリーゲージ」導入へ 2025 年度末に敦賀(福井県)まで通じる予定の北陸新幹線で、国土交通省は線路の幅が違う在来線と行き来できる新型列車「フリーゲージトレイン (FGT)」をとり入れる方針を固めた。 FGT なら敦賀 - 大阪の在来線区間も走れるため、富山 - 大阪間を乗り換えなしの直通運転でつなぐことができる。 FGT が走っても、敦賀 - 大阪間にかかる時間は今の特急と変わらない。 乗り換えの手間が省けるだけだが、国交省は「心理的な不便さが消える」と説明している。 列車を運行する JR 西日本も前向きだ。 FGT は北陸新幹線が 25 年度末に敦賀まで開通するのと同時に走らせる。 今の在来線特急が走る富山 - 大阪間で直通運転する見通し。 国交省はさらに米原経由で名古屋方面に乗り入れることも検討しており、富山 - 名古屋の直通運転をする可能性もある。 (asahi = 4-28-12) EV コードレスで充電 IHI、15 年実用化目指す 電源コードを使わずに送電し、電気自動車 (EV) に充電する装置が 2015 年にも登場することになった。 造船重機大手の IHI が米国のベンチャー企業と組んで生産・販売に乗り出すもので、磁場を使って電力を無線で伝える「非接触給電」の技術をもとにしている。 EV の普及に弾みをつける新しいインフラとして注目を集めそうだ。 電気の送り手側と受け手側の装置が 20 センチ離れていても、3 キロワット超の電力を 90% 以上の高効率で送電できる「磁界共鳴方式」という仕組みで、マサチューセッツ工科大学 (MIT) の研究者が 07 年につくった米国ベンチャー企業、ワイトリシティ・コーポレーション(マサチューセッツ州)が開発に成功。 IHI が 3 月末に、この技術を用いて EV 向けの充電装置を製造・販売できるライセンス契約を結んだ。 IHI は横浜事業所(横浜市)で実証実験を続けている。 IHI は車に載せる受け手側と、地上に設置する送り手側の装置の双方を市販する計画だが、最初は三菱自動車の EV、アイミーブのオプション装備として 15 年に実用化する予定だ。 (asahi = 4-26-12) 日産「シーマ」 HV で復活 社長車・富裕層向けに 日産自動車は最高級セダンのシーマを 5 月 21 日に発売すると 25 日発表した。 1 年半前に生産を打ち切ったが、ハイブリッド車 (HV) として復活させる。 高級セダン・フーガより上級モデルとし、社長車として使う企業や富裕層向けに売り込む。 「日産のフラッグシップ(旗艦車種)にふさわしい仕上がりだ。」 西川(さいかわ)広人副社長は、横浜市の本社で開いた発表会で胸を張った。 排気量 3.5 リットルのガソリンエンジンに独自の HV の技術を搭載。 燃費は同型車ではトップ級のガソリン 1 リットル当たり 16.6 キロで、税込み 735 万 - 840 万円。 海外向け高級ブランドのインフィニティなどをつくる栃木工場(栃木県上三川町)で生産し、年 1 千台の販売を目指す。 三菱自動車への OEM (相手先ブランドによる生産)供給も検討する。 (asahi = 4-26-12) 北京モーターショー開幕 世界一市場狙い 2 千社出展 世界の自動車ショーで最大級の規模を誇る北京国際モーターショーが 23 日開幕した。 米国を上回る世界一の自動車市場の需要をつかもうと、欧米や日本、韓国、中国の大手メーカーが世界初公開の車やコンセプトカーを展示。 最新の環境技術を競ってアピールし、現地専用車の展示にも力を入れる。 中国市場は足元で減速感が出ているものの、「乗用車の販売は伸びており、成長を期待できる重要な市場(日本自動車工業会の志賀俊之会長)」であることに変わりはない。 日系メーカーも現地のニーズを反映させた車種を数多く出展する予定で、今後の市場を占う重要なイベントになる。 ![]() 日系メーカーで販売首位の日産自動車は現地専用ブランド・ベヌーシアの量産モデルを初公開する。 ホンダはコンセプトカー 2 車種を世界初公開、今年売り出すハイブリッド車も展示する。 トヨタ自動車は高級車ブランドレクサスや、現地生産を目指すハイブリッドのコンセプトカーなどを展示する。 世界の自動車各社の幹部も集まり、日本勢ではトヨタ、日産、ホンダなど主要各社のトップ自ら中国市場の戦略を披露する予定。 (asahi = 4-23-12) 復活から四半世紀 秩父鉄道 SL、今年の運行スタート 秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)の SL「C58 363」が 21 日、今年の運行を始めた。復活から 25 年の節目で、出発式には約 1 千人が参加。 同県加須市で避難生活を送る福島県双葉町民約 80 人も招待され、熊谷駅から乗り込んだ。 1944 年に製造された「C58 363」は 72 年に引退し、県内の小学校に保存された後、88 年に復活した。 機関車の老朽化が進んでいたため、ボイラーの一部や車輪を交換するなどした。 SL は 12 月 3 日まで、週末を中心に熊谷 - 三峰口(秩父市)を走る。 (asahi = 4-21-12) 世界初、機内で電子マンガ JAL 国際線で「離陸」へ 旅の機内で電子漫画。 ありそうでなかったサービスが 22 日、世界で初めて日本航空の新型機就航にあわせて一部の国際線で始まる。 その名も「スカイマンガ」。 構想から 5 年。 倒産や機体納入の遅れで足踏みしたが、ようやく離陸にこぎつけた。 読めるのは、「名探偵コナン」、「MAJOR」、「お〜い! 竜馬」など 30 タイトルの各 1 - 3 巻と、原発事故後の少女を描いた萩尾望都さんの「なのはな」の計 91 冊(いずれも小学館)。 22 日に日航の新型機ボーイング 787 型が成田 - ボストン線でデビューするのを皮切りに、同型を使った国際線で無料で見られるようになる。 座席前のタッチパネル画面で読みたい本を選び、ボタンに触れてページをめくる。 体裁は紙の本と同じ。 内容は 3 カ月ごとに更新していくという。 (asahi = 4-19-12) ジェットスター「最低価格保証」も LCC 競争激化 日本航空が出資する格安航空会社 (LCC) のジェットスター・ジャパンが 17 日、成田空港、関西空港発着の計 6 路線に就航すると発表した。 大手の半額程度の運賃で、関西からの 2 路線は、3 月に就航した同じ LCC のピーチ・アビエーションと重なる。 国内の航空路線で、LCC 同士の価格競争が激しさを増す。 ジェットスターはまず 7 月 3 日、成田 - 札幌、福岡線に就航する。 運賃は札幌線が片道 4,590 - 1 万6,990 円、福岡線が 5,590 - 1 万 8,990 円。 那覇線(6,990 - 2 万 2,990 円)と関西線(3,990 - 1 万 5,990 円)にも 7 月 9 日に就航する。 夏休みなど繁忙期は高くなる。 購入が早いほど安いが、空席があれば直前でも安くする。 発券時に手数料が片道 200 円かかり、座席指定や荷物を預ける場合は追加料金がかかる。 (asahi = 4-17-12) 北海道新幹線、建設費が大幅増 新青森 - 新函館間 2015 年度開業予定の北海道新幹線新青森 - 新函館間(148 キロ)の建設費が 4,670 億円から 5,548 億円に増える見通しであることがわかった。 17 日の青森県議会で、建設を担う鉄道建設・運輸施設整備支援機構が明らかにした。 新幹線が青函トンネルを通る際、従来想定していなかった電気設備の増設に 280 億円、雪害対策に 187 億円などが新たにかかるうえ、材料費の高騰も響くという。 同区間は事業費の 3 分の 2 を国、残りを青森県と北海道が負担する。 (asahi = 4-17-12) 新東名高速が開通 御殿場 - 三ケ日、新たな大動脈に 新東名高速道路の御殿場ジャンクション (JCT) - 三ケ日(みっかび) JCT 間(162 キロ)が 14 日午後、先行開通した。 着工から 17 年。 首都圏と名古屋圏を結ぶ新たな大動脈の誕生に期待が高まる一方、渋滞解消と裏腹にスピードが出やすい造りの道路に、警察はピリピリと神経をとがらせている。 ■ 渋滞解消・防災が売り 「日本の発展を支えてきた大動脈が 2 本になり、観光の振興にもつながる。」 御殿場 JCT から西へ約 33 キロの新富士インターチェンジ (IC) で開かれた開通式典で、前田武志国土交通相は力強く語った。 会場には沿線の川勝平太・静岡県知事のほか、神奈川、愛知両県の副知事の姿も。 「地域の発展に貢献したい」とした中日本高速道路社長のあいさつの後、出席者は午前 11 時のテープカットに臨んだ。 東名より 10 キロ短い新東名では所要時間が約 20 分短縮され、東京 - 名古屋間の普通車の通行料は 7,100 円から 200 円下がる。 JTB が「新東名一番乗り」をうたったバスツアー(定員 500 人)は完売。 国土交通省中部運輸局によると、京都交通や徳島バスなど 17 社が新東名を走る高速バスの運行を計画している。 (asahi = 4-14-12) カローラちっちゃく変身 登場 46 年、初の小型化 トヨタ自動車は 5 月、国内向けの乗用車「カローラ」の車体を 1966 年の発売以来、初めて小型化する。 半世紀にわたって車内を広くしようと全面改良の度に車体を大きくしてきたが、顧客層の高齢化などを受けて、小回りがきいて運転がしやすい大きさへと生まれ変わる。 カローラの全面改良は 06 年以来で、今回で 11 代目となる。 セダンタイプ「アクシオ」で現在発売中の車両より、全長は 5 センチ短い 436 センチになる。 ワゴンタイプ「フィールダー」も 6 センチ小型化する。 燃費性能もアップ。 路地や駐車場で小回りが利くように車体を小ぶりにする。 車高や幅は変わらないが、設計上の工夫で車内空間は広くする。 価格は現行並みになるとみられる。(asahi = 4-14-12) 銀座線に新型車両デビュー 80 年前の「レトロ」仕様 ![]() 東京メトロ銀座線に 11 日、28 年ぶりとなる新型車両「1000 系」がデビューした。 80 年前に銀座線を走っていた国内初の地下鉄をほうふつとさせるデザインで、黄色い車体にチョコレート色の屋根をかぶせた「レトロ」仕様だ。 11 日午前に浅草駅(東京都台東区)であった出発式で、東京メトロの奥義光社長は「多くの方に東京を楽しんでもらうための案内役として活躍して欲しい」と語った。 ゲストとして招かれた女優の武井咲さんは「かわいらしく、早く乗ってみたい」と話した。 1000 系は外観がレトロな一方で、設備は最新型を採用。 銀座線は急カーブや急勾配が多いため、騒音や振動を減らす台車を導入したという。 身長の低い人にも配慮して棚を10センチ低くしたほか、1 人あたりの座席幅を2センチ広げた。 2016 年度までに全 38 編成が 1000 系に置き換わる。 銀座線は浅草と渋谷を結ぶ路線で、上野や日本橋など 19 駅ある。 (asahi = 4-11-12) ◇ ◇ ◇ JR 埼京・横浜線に新型車両 定員 1 割増・LED 照明も JR 東日本は 10 日、埼京線(大崎 - 大宮)と横浜線(東神奈川 - 八王子)に新型車両「E233 系」を導入すると発表した。 混雑緩和のため丸みを帯びた車体にして幅を広げ、乗車定員を 1 割ほど増やすという。 E233 系は、2006 年に中央線快速でデビューして以来、相次いで首都圏の通勤路線で使われている。 ステンレス製で車体の横に路線カラーが引かれているのが特徴だ。 同社では初めて車内の照明をすべて LED にした。 約 4 割の省エネになるという。 また身長の低い人に配慮して女性専用車と優先席にある荷棚とつり手の高さを 5 センチ低くする。 ゆったり座れるよう、1 人あたりの座席の幅は約 2 センチ広げる。 (asahi = 4-10-12) 国交省、高速道路 4 車線化再開へ 09 年凍結の 6 区間 国土交通省は 5 日、民主党政権が 2009 年に凍結した高速道路 6 区間の「4 車線化事業」を再開する方針を固めた。 同じく建設計画を止めた名古屋環状 2 号線(名 2 環)の西側区間の建設も再開する。 政権交代直後に掲げた「コンクリートから人へ」から、再び大型公共事業を進める路線にかじを切った。 4 車線化は 6 区間の計約 190 キロ。 上信越道(信濃町 - 上越ジャンクション)、館山道(木更津南ジャンクション - 富津竹岡)、東海北陸道(白鳥 - 飛騨清見)、阪和道(御坊 - 南紀田辺)、高松道(鳴門 - 高松市境)、長崎道(長崎 - 長崎多良見)だ。 事業費は当初計画で計約 3,500 億円にのぼる。 各高速道路会社が料金収入から負担する見通しだ。 (asahi = 4-6-12) 輸入車シェア過去最高 11 年度、減税などプラス材料に 2011 年度の輸入車(日本メーカーの海外生産分を除く)の新車販売台数は、前年度比 22.1% 増の 22 万 3,272 台で、2 年連続で増えた。 国内の新車販売台数全体(軽自動車除く、約 306 万台)に占める輸入車のシェアは 7.3% と過去最高を記録した。 日本自動車輸入組合が 5 日発表した。 各社がエコカー減税や補助金の対象となる車種を増やし、販売を押し上げた。 東日本大震災やタイでの洪水に伴う在庫不足の影響が、日本メーカーより小さかったこともプラスに働いた。 輸入車の前年度のシェアは 6.1% だった。 会社別では、フォルクスワーゲン (VW) が 5 万 5,671 台で首位。 BMW (3 万 6,814 台)、メルセデス・ベンツ(3 万 6,520 台)、アウディ(2 万 2,348 台)が続き、ドイツ勢が上位を占めた。 VW のゴルフやポロをはじめ低燃費の小型車が軒並み販売を伸ばした。 輸入車に占めるエコカー減税対象車の割合は 10 年度の 27.9% から 50.3% に急上昇した。 日本メーカーが海外で生産した車の輸入を含めた販売台数も、前年度比 22.9% 増の 29 万 5,149 台。 日産自動車がタイで生産するマーチの輸入を増やしたのが目立った。 (asahi = 4-5-12) エコカー補助金追い風 新車販売 72% 増 3 月前年比 3 月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比 71.8% 増の 75 万 1,888 台で、2007 年 3 月以来、単月で 5 年ぶりに 75 万台を超えた。 復活したエコカー補助金が追い風となり、需要の伸びが鮮明となっている。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が 2 日発表した。 軽を除いた新車が同 78.2% 増の 49 万 7,959 台と特に好調で、統計が比較できる 1975 年以降、過去最大の上げ幅を記録した。 昨年 3 月は東日本大震災の影響で販売が落ち込んでおり、その反動も重なった。 トヨタ自動車のプリウスやアクア、ホンダのフィットなど、ハイブリッド車を中心に低燃費車の販売が大きく伸びた。 軽も同 60.5% 増の 25 万 3,929 台だった。 この結果、2011 年度の国内新車販売台数は、前年度比 3.3% 増の 475 万 3,273 台で、2 年ぶりに前年度実績を上回った。 軽は 3.7% 増の 168 万 8,937 台で 5 年ぶりのプラス。 軽以外も 3.1% 増の 306 万 4,336 台で 2 年ぶりにプラスに転じた。 年度前半は東日本大震災に伴う減産で低迷したが、挽回生産と補助金効果で後半に持ち直した。 (asahi = 4-2-12) 横長ナンバープレートを検討 国交省「ご当地」型に対応 ![]() 国土交通省は、海外のような横長ナンバープレートの導入を検討していることを明かした。 「ご当地ナンバー」導入で情報が増え、その都度、運輸局や自動車販売店などが使うナンバープレートの管理システムの変更にコストがかかるためだ。 実行されれば 57 年ぶりのモデルチェンジとなる。 ナンバープレートが今の長方形になったのは 1955 年。 運輸支局名と 3 桁以下の分類番号、ひらがな、4 桁以下の指定番号の四つが二列にわけて書かれ、車の所有者が特定できる。 ただ、06 年のご当地ナンバーの導入で、ご当地名と運輸支局名の二つを管理する必要が出てきた。ご当地ナンバーは今後も増加が予想され、国交省は、横長で文字が一列のナンバーにしたほうがシステムでの管理がしやすく、コストも安くなるとしている。 ホームページ上で意見を募り、夏ごろ正式導入を決める方針だ。 (asahi = 3-28-12) 博多駅前で自転車レーン実験 750 メートルを青色に 自転車の専用レーンが、福岡市の JR 博多駅筑紫口側の国道に整備され、福岡市と福岡県警が 27 日、社会実験を始めた。 歩道を歩く人との接触事故を減らす目的で、市内では初の試み。 自転車利用者は、国道に敷かれた青色のレーンをすいすいと走っていた。 実験区間は、同市博多区博多駅南 1 - 2 丁目の国道 385 号音羽交差点から宮島交差点までの 750 メートル。 車道両側の路肩部分を幅約 1.8 メートルにわたって青く塗り、車と同じ進行方向の一方通行とした。 歩行者や車、バイクは通行できず、自転車も並走や駐車は禁止。 利用者や歩行者、バス運転手らから意見を聞いて定着化をめざす。 この日は誘導員が立ち、自転車利用者にレーンを走るよう促した。 逆走する自転車や、レーン内に駐車する自動車もあり、警察官らが注意して回っていた。 利用した近くの自営業福島真祐さん (68) は「車がそばを通って不安はあったが、歩道と区分けされていて走りやすい」と話した。 (asahi = 3-27-12) 格安航空ピーチ、関空 - ソウルは最安で 5,280 円 関西空港を拠点とする格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーションは 27 日、5 月 8 日に就航する同社初の国際線、関西 - ソウル(仁川)線の運賃を発表した。 片道 5,280 - 2 万 3,980 円で、燃油サーチャージの追加徴収はしない。 28 日から販売を開始し、6 月 30 日分までは一部座席を片道 2,500 円のキャンペーン運賃で販売する。 最安料金で往復した場合、運賃 1 万 560 円に販売手数料や空港使用料を加えた総額は約 1 万 5,710 円となる。 全日本空輸や日本航空、大韓航空などの大手は 3 万 5 千円前後で、ピーチは半額以下だ。 ただ、ピーチでは国内線と同じく座席指定や荷物を預けるのにも別途、料金がかかる。 荷物 1 個を預ける料金や座席指定料金などを含めた料金は、片道 7,080 - 3 万 2,080 円と少し高くなる。 ピーチは「他の LCC やツアーの料金を参考に、競争力と利益が保てる価格にした。 新しい客層を開拓し、平均搭乗率 7 割を目指したい。(広報)」としている。 (asahi = 3-27-12) ◇ ◇ ◇ LCC ピーチ、関空 - 長崎線も就航 片道 3,780 円から 関西空港を拠点とする格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーションが 25 日、福岡、札幌(新千歳)に続く 3 番目の路線、長崎線を開設した。 1 日 2 往復し、運賃は片道 3,780 - 1 万 1,780 円。 長崎発第 1 便の乗客は 141 人、搭乗率 78% だった。 4 月 1 日から鹿児島線も就航する。 長崎空港であった就航記念式典で、井上慎一社長は「長崎は歴史的にアジアとのつながりが深い。 アジアから人々を迎え入れることが期待できる。」と述べた。 (asahi = 3-25-12) BMW 5 シリーズにハイブリッド 右ハンドルも 独 BMW の日本法人は 22 日、5 シリーズのハイブリッド車 (HV) モデル「アクティブハイブリッド 5」を発売した。 BMW の HV としては初の右ハンドル車で、時速 60km までモーターだけでの走行が可能。 燃費は 1 リットルあたり 14.6km と従来の 5 シリーズの「535i」より 15% 向上したが、価格は 10 万円高い 850 万円に抑えた。 エコカー補助金・減税の対象。 (asahi = 3-23-12) 最高速度マッハ 0.8 国内初の研究用ジェット機公開 ![]() 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) は 22 日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)で、国内初の研究用ジェット機「飛翔(ひしょう)」を報道陣に初めて公開した。 同空港を拠点に、6 月から国産旅客機「MRJ」の開発につながる実験などに活用する。 「飛翔」は米国製の双発ジェット機で、全長約 20 メートル。 最高速度マッハ 0.8 で、高度 1 万 4 千メートルを飛ぶことができる。 機体と改造の費用は二十数億円。 機内に様々な計測機器を積み、航空機の開発をはじめ、次世代の運航システムの検証やロケットの打ち上げの支援などを行う。 これまで使ってきたプロペラ研究機と比べ、高い高度で速く飛べるため、実験の幅が広げられるという。 (asahi = 3-22-12) マツダ、来春の定期採用 7 割減 4 期連続赤字見通し マツダは 22 日、来春の定期採用計画を発表した。 運営する病院などで働く社員を除くと、今春入社予定の 465 人から約 7 割減の 145 人とした。 計画通りなら、新入社員が 74 人だった 1996 年以来の少なさとなる。 マツダは 2012 年 3 月期の連結業績予想で 1 千億円の純損失を見込み、4 期連続で赤字となる見通し。 2 月から幹部社員を対象に早期退職を募っており、新卒の採用を絞ることになった。 来春の採用計画の内訳は、研究開発を担う技術系が 50 人、事務系が 10 人、生産現場の技能系が 85 人。 (諏訪和仁、asahi = 3-22-12) |