日産「ダットサン」復活へ 新興国向けに 14 年発売 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は 20 日、インドネシアの首都ジャカルタで記者会見し、創業期の代表的なブランド「ダットサン」を新興国向けに復活させ、低価格車を発売すると発表した。 日本の自動車大手で新興国専用ブランドを設けるのは日産が初めて。 まずインド、ロシア、インドネシアの 3 カ国で 2014 年に売り出す。 ゴーン社長は「ダットサンは手ごろな値段で信頼性が高い車の代名詞だ。 このブランドで低燃費の安い車を提供する」と述べた。 ダットサンは 1981 年に「ニッサン」ブランドに統合された。 日産は現在、高級車向けに「インフィニティ」のブランドがあり、特徴を分けた三つのブランドを持つことになる。 (asahi = 3-21-12) ◇ ◇ ◇ 「ミラージュ」再び 三菱自が小型戦略車 タイで発表 ![]() 三菱自動車は 20 日、12 年ぶりに車名を復活させた小型の世界戦略車ミラージュの新車発表会を、製造するタイで開いた。 28 日にタイで売り出すのを皮切りに東南アジアや欧州に輸出する計画で、日本にも逆輸入して今夏に発売する予定だ。 ミラージュは 1978 年に登場した同社の往年の量販車。 実質的には同社の小型車コルトの後継で、日本向けは排気量 1 リットルのエンジンと無段変速機を搭載し、信号待ちでエンジンを止めるアイドリングストップ機能もつける。 燃費は新基準でガソリン 1 リットルあたり 25 キロ程度を目指し、最低価格は 100 万円を切る水準にする考えという。 バンコク近郊に新設した工場で、来年 3 月までの 1 年間に約 10 万台を生産し、この間に日本へ 3 万台を輸出する予定。 日産自動車も小型車マーチの生産を 2 年前に日本からタイに移し、日本に逆輸入している。 三菱自の動きもこれに追随するものだ。 スズキもアジアで生産した小型車の日本への逆輸入を検討している。 (asahi = 3-20-12) 「名物車両」も卒業シーズン 初代のぞみもブルトレも 東海道新幹線の初代「のぞみ」 300 系と、2 階建て食堂車が特徴だった 100 系の二つの新幹線が 16 日で姿を消した。 東京と大阪でそれぞれラストランの式典があり、多くのファンが詰めかけた。 300 系は 1992 年 3 月に初代「のぞみ」としてデビュー。 アルミ合金を採用した軽量車体で最高速度を 220 キロから 270 キロに引き上げ、東京 - 新大阪を 2 時間半で結んだ。 「大阪で朝 9 時の会議に間に合う」をキャッチフレーズに、ビジネスマンを空路から新幹線へと引き寄せた。 最終列車を運転した JR 東海の床並善次(とこなみ・よしじ)運転士 (61) は、初めて「のぞみ」に乗務した時、流れる景色の速さに驚いたという。 「なくなるのは寂しいですが、300 系の技術はその後の新型にしっかり引き継がれています。」 出張で東京と新大阪を何度も往復した辻精一さん (64) はラストランを見届けようと東京駅に駆けつけた。 「270 キロと聞いて日本の技術はすごいと思った。 振動が少なく、乗り心地の良い車両だった。」と振り返った。 (asahi = 3-17-12) ◇ ◇ ◇ お疲れさま「日本海」 大阪駅発着の寝台特急、姿消す JR のダイヤ改正に伴い、"ブルートレイン" として知られる大阪 - 青森間の寝台特急「日本海」が 16 日、最後の定期運行に臨んだ。 午後 5 時 47 分、大阪駅のホームから青色の車両が動き出すと、集まった鉄道ファンらは「お疲れさま」と手を振って見送った。 日本海の引退で、大阪駅を発着する定期運行のブルートレインは姿を消す。 東日本大震災で被災地への交通手段が寸断されたなか、震災 1 週間後に運転を再開。 乗務歴約 15 年で、この日車掌を務めた喜来好久さん (52) は「ボランティアの被災地入りに役立てたことが誇らしい」と振り返った。 ラストランを見守った大阪市の主婦 (35) は、父親の故郷の青森に帰省する際に頻繁に利用。 「駅での停車時間が長く、外に出てのんびり景色を眺めた。 時間を楽しむ列車がなくなるのは残念。」と名残惜しそうだった。 (nikkei = 3-17-12) 電動アシスト自転車「快走」 出荷台数、二輪車に迫る ペダルをこぐ力を電動モーターで補う「電動アシスト自転車」の国内出荷台数が、2011 年に初めて 40 万台を超えた。 日本発の乗り物として世に出て 20 年弱。 国内市場は年々拡大し、オートバイ(二輪車)の売れ行きに迫る勢いだ。 機能向上に伴って、客層も広がっている。 東京都大田区の「オートサロン・オギヤマ」。 昨秋、25 年余りオートバイ専門だった 3 階建ての店舗を改装し、1 階を電動アシスト自転車の専用売り場に変えた。 200 種類ものモデルをそろえ、週末には家族連れでにぎわう。 「軽くてデザインもいいので初めて買った」と主婦の猪股恵さん (41)。 店を運営する荻山商会の荻山靖久社長は「かつてはお年寄りしか買わなかったが、通勤用に購入する男性も増えてきた」と話す。 (asahi = 3-13-12) 三陸鉄道支援 「釜石から復興未来ゆき」切符 11 日発売 ![]() 「釜石から復興未来ゆき」の切符が大震災から 1 年となる 11 日、岩手県釜石市の釜石駅前で発売される。 被災して大半の区間が不通となった三陸鉄道を支援しようと地元有志が企画した。 有効期限は「諦めない限り」と書かれている。 切符が売られるイベント「かまいし復興の祈り」では、2,500 個のキャンドルをともし「復興の鐘」を鳴らして震災犠牲者の鎮魂と被災地の未来への希望を願う。 2014 年 4 月に全線開通を目指す三陸鉄道の釜石駅前が会場で、収益金で地域の足を応援する。 切符は 1 枚 300 円。 実際には乗れないが、本物同様の厚紙の硬券で、一回り大きい横 9 センチ、縦 4.6 センチ。 当日の日付印と改札ばさみのパンチ、通し番号が入る。 2 千枚を準備したが、前評判が高く 2 千枚を追加した。 (asahi = 3-10-12) 小型 HV アクア、トヨタが増産 東北、最大 2 割 トヨタ自動車は、東北だけで生産している小型ハイブリッド車 (HV) 「アクア」の生産ペースを 5 月から、最大 2 割上げる。 世界最高水準の燃費性能が人気を集めて納車まで約 6 カ月待ちとなっている現状の改善を急ぐ。 中部と九州に次ぐ国内第 3 の拠点である東北の復興も後押しする。 アクアを生産する関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)で 9 日、服部哲夫社長が会見し、同工場で手がけている小型車ラクティスの生産を静岡県裾野市の東富士工場に移す方針を表明。 移管により、アクアを最大で月あたり 6 千台ほど多く生産できるようになる見通し。 アクアの中核部品であるニッケル水素電池も増産体制を整える。 プライムアース EV エナジーは月 3 万台分を生産する宮城工場(宮城県大和町)をアクア用に特化するほか、静岡県湖西市の工場でもアクア用をつくれるようラインを改良する。 現在は全て愛知県で生産しているアクア用エンジンも、一部をトヨタ自動車東北での生産に切り替える。 このため、大和町に建設中の新工場の稼働時期を当初計画の来年から、今年中に前倒しする方針。 (asahi = 3-10-12) 首都高、9.7 万件未補修 09 年度末時点、改修検討へ 1 兆円規模の大規模改修を検討している首都高速道路会社は 5 日、2002 年度以降見つかった損傷が累計で約 26 万件あり、うち約 9 万 7 千件が 09 年度末時点で補修できずにいたことを明らかにした。 建設から 40 年以上たつ部分での損傷がとくに目立つため、老朽化している部分から順次改修する方向で検討に入る。 首都高は同日、改修の進め方を決める調査委員会を立ち上げ、老朽化の実態を調査委に伝えた。 調査委はこれをもとに具体的な改修場所や方法を絞り込み、12 月までに提言する。 首都高のなかでも傷みが激しい高架橋でみると、01 年度からの 10 年間での累計の損傷は、築 40 年以上の部分が約 7 万件あり、築 30 - 39 年の部分の 1.6 倍に達していた。 なかには、鋼鉄製の橋脚の亀裂など通行止めにつながりかねない重大な損傷もあった。 直下型地震の危険性からも早急な対策が必要とみられる。 (asahi = 3-6-12) 新車販売、5 カ月連続で増加 補助金効果で 50 万台超す 2 月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比 29.5% 増の 51 万 9,626 台だった。 増加は 5 カ月連続で、50 万台を超えたのは 10 年 3 月以来、1 年 11 カ月ぶり。 昨年末に復活した「エコカー補助金」が効果をあげている。 ![]() 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が 1 日発表した。 軽の販売台数は 25.4% 増の 18 万 6,413 台で、2 月としては過去最高。 軽以外の車も 31.9% 増の 33 万 3,213 台で、リーマン・ショック前の 08 年 2 月を上回る水準まで回復した。 日本自動車工業会は、今年の新車販売が 4 年ぶりに 500 万台を回復すると予測。 補助金対象となる新車が相次いで発売され、業界には期待感が広がる一方、補助金終了後の反動減を懸念する声もある。 (asahi = 3-1-12) ◇ ◇ ◇ 国内自動車生産 4 カ月連続増 1 月、エコカー補助復活で 自動車大手 8 社が 24 日、1 月の国内生産台数を発表した。 前年同月より 18.8% 増の 79 万 8,968 台になり、4 カ月連続の増加になった。 エコカー補助金が復活して国内販売が伸びたのに加え、各社が相次いで新車を投入したためだ。 各社の国内販売が軒並み 2 ケタ増になったため、国内生産は三菱自動車を除く 7 社が前年同月を上回った。 このうち 6 社は 2 ケタ増になった。 富士重工業は 1 月では過去最高を記録した。 ホンダも国内販売が伸びたため、タイ洪水による減産を挽回しようと、主力工場で 1 月の休日のうち 2 日を操業日にした。 トヨタ自動車は新型ハイブリッド車のアクアが売れ、1 月に 1 万 3,485 台生産した。 (asahi = 2-24-12) 日産リーフでビルに電力供給 1 台でホール 42 時間分 日産自動車は 28 日、住友不動産が手がける 40 階建て高層タワー(東京都新宿区、オフィスとマンション)で、電気自動車 (EV) 「リーフ」を使った電力供給を 3 月から始めると発表した。 災害時に EV からビルに電力を送ったり、逆にビルの電源でリーフを充電したりできる。 このビルには災害時に帰宅困難者向けに開放できる多目的ホールがあり、リーフ 1 台でこのホールに約 42 時間電力を送れるという。 (asahi = 2-29-12) ◇ ◇ ◇ 電気自動車をマンション非常電源に 日産が供給システム ![]() 日産自動車は、災害時などに電気自動車 (EV) 「リーフ」からマンションへ電力供給するシステムを導入する。 ふだんは住んでいる人がレンタカーとして使用。 停電すると、共用部の集会所の電源として使う。 ラジオやスタンド式の照明、携帯電話の充電などに必要な電気を、最長で 10 日間ほどまかなえる。 2012 年 9 月に横浜市に完成する三井不動産の分譲マンションに、リーフ 1 台とともに導入する。 (asahi = 1-4-12) スバル軽、54 年の歴史に幕 富士重工業は 28 日、54 年に及んだスバル軽自動車の生産を終了。 群馬製作所(群馬県太田市)にて、最後の軽「サンバー」のラインオフ式が執り行われた。 スバルの軽自動車は、昭和 33 年に "てんとう虫" の愛称で知られた「スバル 360」から生産を開始。 54 年間で生産されたスバルの軽は 800 万台にのぼるという。 富士重工業は 2005 年にトヨタ自動車と資本提携を結び、独自技術の開発に専念する一方で、軽部門についてはトヨタ傘下のダイハツ工業株式会社より OEM 提供を受ける事となる。 群馬製作所の軽の生産ラインは、3 月以降、登録車生産工場へとリニューアルされ、トヨタと共同開発した BRZ、トヨタ 86 の生産に充てられる。 さらに 2012 年度中にはインプレッサの生産を開始する予定だ。 (asahi = 2-29-12) 静岡の高速、乗り降り自由プラン 東京などから安く 中日本高速道路は新東名高速道路の開業を記念して、静岡県内での高速道路の乗り降りを自由にする「まるごと静岡ドライブプラン」を販売する。 一定の料金を支払えば、名古屋や東京エリアから高速道路で静岡県に行くことができ、3 日間は新東名や東名高速の静岡県内インターチェンジ (IC) を、自由に乗り降りできる。 たとえば、名古屋市内から東名や新東名を使って、浜松西 IC や御殿場 IC など静岡県内の 5 カ所で乗り降りした場合、普通車なら 1 万 3,950 円かかるが、固定料金の 6,400 円で済むという。 (asahi = 2-25-12) 九州の観光消費 11% 増加、新幹線効果も 11 年度推計 2011 年度に九州の観光で使われたお金は 2 兆 4,900 億円になり、前年度を 11% 上回るとの推計を福岡市の民間シンクタンク・九州経済調査協会がまとめた。 九州新幹線が昨年3月に全線開通したほか、東日本大震災と原発事故もあり、国内の観光客が九州に集まった。 観光庁の統計や宿泊・レジャー施設への聞き取り調査を集計した。 11 年度の九州 7 県の宿泊者数は前年より 4% 増える見通し。 特に、11 年 4 - 9 月に近畿・中国・四国地方から泊まりがけで来た人数は前年の 1.5 倍。 山陽・九州新幹線で大阪から鹿児島まで乗り換えずに行けるようになったことや、震災と原発事故の影響で東日本方面への旅行が敬遠されていることが大きいという。 7 県の宿泊施設やレジャー施設に全線開通の影響を 5 段階評価で聞き、50 を基準にプラスとマイナスの効果を指数化したところ、鹿児島が 68 とプラス効果が最も大きく、熊本 (59.5) と福岡 (59) が続いた。 (asahi = 2-23-12) ◇ ◇ ◇ 九州新幹線、1 日乗り放題で 1 万円 3 月の 4 日間限定 JR 九州は、来月 12 日に九州新幹線が全線開通 1 周年を迎えるのを記念して、1 日乗り放題のきっぷを売り出す。 来月 17 日 - 20 日の 4 日間限定で、大人 1 万円、子ども 2 千円。 博多から鹿児島中央までの新幹線自由席が 1 日乗り放題になる。 今月 17 日から売り出す。 利用日の 1 カ月前から利用前日までに購入できる。 子ども用きっぷは大人用とセット販売のみ。 大人 1 人につき、子ども用は 3 枚まで買える。 (asahi = 2-15-12) 本四高速、14 年度から値下げへ 西日本との合併検討 国土交通省は 17 日、本州四国連絡高速道路が運営している高速道路が割高な料金になっているため、2014 年度から全国基準の料金設定にして引き下げる方針を明らかにした。 値下げのため、西日本高速道路と合併するなどして多額の債務(借金)負担を減らすことを検討する。 本四高速は、普通車の料金水準が全国の料金設定より「海峡部(橋の部分)」で約 10 倍、「陸上部」で 1.1 倍高い。 これまでの建設で 3 兆円の債務を抱え、その返済負担があるからだ。 ![]() 普通車の今の通常料金は、神戸淡路鳴門自動車道(神戸西 IC - 徳島・鳴門 IC)が 5,150 円(ETC 車)や 5,450 円(現金車)、瀬戸中央自動車道(岡山・早島 IC - 香川・坂出 IC)が 3,874 円(ETC 車)や 4,100 円(現金車)、西瀬戸自動車道(広島・西瀬戸尾道 IC - 愛媛・今治 IC)が 4,440 円(ETC 車)や 4,700 円(現金車)などとなっている。 (asahi = 2-18-12) 低燃費の大型バイク、ホンダが発売 リッター 41 キロ ホンダは燃費性能に優れた新型の大型バイク「NC700X」を 24 日に発売する。 同社の小型自動車「フィット」の低燃費エンジンの技術を応用して開発した、低回転でも高出力のエンジンを搭載。 燃料タンクを小型化し、フルフェースのヘルメットが入る収納スペースも確保した。 排気量は 700cc で、燃費は 1 リットルあたり 41km。 外国製部品を4割採用し、税込み 64 万 9,950 円と値ごろな価格も実現した。 欧米やタイ、ブラジルなどへの輸出も含め、熊本製作所(熊本県大津町)で生産する。 国内で年 3,500 台の販売を目指す。 (asahi = 2-18-12) 東京ゲートブリッジ開通 … トヨタ 2000GT ソーラー EV が渡り初め ![]() 東京ゲートブリッジ(東京港臨海道路 2 期)の開通式が 11 日に開催され、電気自動車など約 60 台のエコカーによる渡り初めが行われた。 テープカット後、白バイ先導の次に続いて "恐竜橋" を渡ったのは日産「リーフ NISMO RC」の 2 台で、うち 1 台は松田次生氏がドライブした。 続いて "オンリーワン" の存在感で注目を集めていたトヨタ「2000GT SEV」が音もなく静かに橋の勾配を駆け上がっていった。 この「2000GT ソーラー EV」、その名のとおりボンネットにフレキシブル太陽電池を、リアガラスに透過型太陽電池を取り付けたソーラーカー。 今年 1 月、幕張メッセで行われた東京オートサロン 12 で披露されたクルマだ。 ノートパソコンなどに使用されている 18650 リチウムイオン充電池を組んだバッテリーがフロントとフロアの下部にセットされ、ソーラーパネルからフル充電するのに 3 週間かかるという。 プラグイン充電機構は持たない "純ソーラーカー" である。 右フェンダーとドアの間に配置される 2000GT の鉛バッテリーについては「メーター類などの給電にそのまま使用しているが、リチウムイオン充電池とは連携しない。 そうした関係でオリジナルより 100kg ほど車重が重くなっている。」という。 「最低地上高が届いていないなどで車検が通らず、まだ公道は走れないが、改造申請でナンバー登録し、9 月末の日本電気自動車レース協会の全日本電気自動車グランプリシリーズに出場したい」と、開発に参画したトヨタ自動車の齋藤尚彦氏。 既報のとおり、このクルマの最高速度は 200km/h。 1967 年生まれの名車が「リーフ NISMO RC」などを静かに追い抜く姿を見られるか。 (大野雅人、レスポンス = 2-12-12) 博多 - 釜山間、往復 3,500 円 新旅客船の就航記念で ![]() 福岡市・博多 - 韓国・釜山間の新たな高速旅客船「ドリーム号(定員 300 人)」が 10 日、就航した。 韓国の大亜高速海運(本社・慶尚北道浦項市)が水曜日を除く毎日 1 往復、運航する。 釜山発の第 1 便には約 220 人が乗船し、定刻より少し遅れ、午後 0 時半過ぎに博多に到着した。 折り返しの博多発便には約 140 人が乗船した。 この区間には、既に日韓の 3 社が高速船やフェリーの定期便を運航し、年間 60 万人以上が利用する。 大亜は就航記念として 3 月 31 日まで往復 3,500 円の格安料金をアピール。 年間 10 万人以上の乗船をめざす。 4 月以降の運賃は、競合する JR 九州高速船(福岡市)の「ビートル」や未来高速(釜山市)の「コビー」と同額の大人片道 1 万 3 千円かそれ以下で調整中という。 所要時間は片道 3 時間 15 分で、釜山を午前 9 時、博多を午後 2 時 45 分に出発する。(asahi = 2-11-12) トヨタ輸出拠点、九州から北米へ 円高で SUV 生産移管 トヨタ自動車は 9 日、子会社のトヨタ自動車九州で手掛けている海外向けスポーツ用多目的車 (SUV) 「ハイランダー」約 3 万台(2011 年)の生産を 2013 年後半に打ち切り、米インディアナ州に移すと発表した。 国内生産にこだわってきたトヨタだが、長引く超円高を背景に輸出機能を国内から北米に移す。 トヨタ九州は高級車レクサスなど 9 車種を生産。 従業員は約 7,700 人で、福岡県内に 3 工場を持ち、年約 30 万台を生産する。 うち生産機能の一部を移すのは宮田工場(福岡県宮若市)。 生産能力の余りはほかの車種で埋め合わせ、雇用も守る方針。 一方、インディアナ工場には約 4 億ドル(約 300 億円)を投じ、年 28 万台の生産能力を 33 万台に引き上げる。 ハイランダーの増産分は北米だけでなく、九州からの輸出先だったロシアや豪州などにも売る。 約 400 人を新規雇用する。 (asahi = 2-9-12) ◇ ◇ ◇ トヨタグループ、過去最大の年間 958 万台販売計画 トヨタ自動車は 3 日、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループの 2012 年世界販売について、前年比 21% 増の 958 万台を計画していると発表した。 実現すればリーマン・ショック前の 07 年(937 万台)を上回り過去最高となる。 メーカー別での内訳は、トヨタが 21% 増の 858 万台、ダイハツが 17% 増の 85 万台、日野が 23% 増の 15 万台。 国内外の内訳は、国内が 30% 増の 232 万台、海外が 18% 増の 726 万台。 11 年は大震災とタイの洪水の影響で生産が滞り、グループの世界販売は前年比 6% 減の 795 万台にとどまった。 10 年まで 3 年守った首位を、米ゼネラル・モーターズに奪われ、独フォルクスワーゲン、日産自動車・仏ルノーグループ(ロシアのアフトバスを含む)に次ぐ 4 位だった。 トヨタは 12 年に巻き返しを目指す。 (asahi = 2-3-12) ◇ ◇ ◇ トヨタ「ハチロク」、4 月 6 日発売 199 万円から ![]() トヨタ自動車は 2 日、トヨタブランドとしては 13 年ぶりの新型スポーツカー「86 (ハチロク、排気量 2 リットル)」を 4 月 6 日に売り出すと発表した。 税込み 199 万円から。 レクサス店を除く 4 系列の全販売店で、月 1 千台の販売を目指す。 千葉市内で発表会に臨んだ豊田章男社長は、「クルマ好きがいる限り、スポーツカーはなくならない。 かつて楽しんだ 50 歳代はもちろん、IT 世代にも、ぜひ乗ってほしい。」と話した。 取扱店のうち全国 238 店に、専門スタッフが対応する「AREA (エリア) 86」を設け「ファンのたまり場」とする。 交流サイトもつくるほか、「86」のマークが入った時計や靴などのグッズも各分野の著名ブランドと組んで売る。 「86」は共同で開発した富士重工業の群馬製作所本工場(群馬県太田市)でつくる。 欧米や中国などでも順次発売していく。 (asahi = 2-3-12) ◇ ◇ ◇ 次世代エコカーの本命? 個人向けプリウス PHV 発売 トヨタ自動車は 30 日、家庭で充電できるプラグインハイブリッド車「プリウス PHV」を個人向けに発売した。 量産 PHV の販売は国内初。 PHV は電気自動車 (EV) と違い電池切れの心配がなく、ハイブリッド車 (HV) より低燃費。 トヨタは次世代エコカーの「本命」と位置づける。 搭載するモーターの電源を HV のプリウスに使われているニッケル水素電池から、小型で高出力のリチウムイオン電池に変えることで、ガソリンなしの 26.4 キロ走行を実現。 この結果、30 キロ走った時の電気代とガソリン代は HV のガソリン代と比べて 86 円安くなる。 運転手の半数以上は 1 日当たりの走行距離が 25 キロ以下なので、エンジンではなく専らモーターで走る EV として使うことになる。 最低価格は税込み 320 万円だが、国の補助金を使えば 275 万円から。 HV よりも 60 万円ほど高い。 別にトヨタが勧める充電設備にも約 16 万円かかる。 今後、量産化でリチウムイオン電池の価格が下がれば、PHV も安くなる可能性があるという。 (asahi = 1-31-12) ◇ ◇ ◇ トヨタ、HV でルマン参戦 欧州市場へ売り込み狙い ![]() トヨタ自動車が今年、自動車レースの世界耐久選手権シリーズに初めてハイブリッド車 (HV) で出場する。近年欧州のカーレースでは、ディーゼルエンジン車が上位を占め、量産車の普及に一役買っている。 レースでディーゼル車に勝ち、HV のエコカーとしての知名度向上を目指す。 欧州を中心に人気がある耐久レースは、耐久性だけでなく、速度や燃費とのバランスが車に求められる。 トヨタは、5 月にベルギーのスパフランコルシャンで開かれる第 2 戦の 6 時間レースから参戦する。 フランスで 24 日、チーム概要を発表した木下美明チーム代表は「ハイブリッド技術をモータースポーツの舞台で見せる」と語った。 ガソリンエンジンとモーターを組み合わせる HV は「低燃費」ばかりが注目されるが、ブレーキで減速する際に生じるエネルギーを蓄電器に蓄積するなど「効率のよいエネルギーの回収・再生」も強み。 レース車の「TS030 HYBRID (ハイブリッド)」では、このエネルギーを活用して加速性能のアップにつなげている。 蓄電器は日清紡ホールディングス、モーターはデンソーとアイシン・エィ・ダブリュが開発するなど、車両の随所に日本メーカーの技術を盛り込んでいる。 ドライバーには、日本人の元 F1 ドライバー中嶋一貴(かずき、27)も名を連ねる。 6 月にフランスで開かれるシリーズ第 3 戦の「ルマン 24 時間」には HV 2 台で出場する。 1923 年に始まった伝統レースだが、最近はディーゼル車の強さが際立っている。 昨年は上位 5 位を独占したほどだ。 日本車では 1991 年にマツダがロータリーエンジンで優勝したのが最初で最後。 トヨタの木下代表は「ラップタイムと燃料効率の両方で優位性を発揮できる」と優勝に意欲を見せる。 (伊沢友之、asahi = 1-26-12) 被災 2 路線、廃止しバス専用道提案へ JR 東、岩手県に ![]() JR 東日本は東日本大震災で不通になっている岩手県内の山田線(宮古 - 釜石)と大船渡線(気仙沼 - 盛〈さかり〉)の 2 路線を廃止し、専用道路を設けてバスを走らせる「バス高速輸送システム (BRT)」を導入する方針を固めた。 9 日、岩手県の達増拓也知事に提案する。 鉄道復旧を求める地元の反発は必至だ。 JR 東の清野智社長が 7 日、記者会見で「BRT も含めて考えるのも一つの方策。 これから地元とも話していきたい。」と語った。 同社幹部は朝日新聞の取材に「間もなく震災から 1 年。 復興へのメドをつけるためにも、時間のかかる鉄道ではなく、まずは BRT でいきたい。」と説明した。 JR 東によると、両路線の復旧には最短でも 5 年以上が見込まれる一方、BRT を導入すれば 1 年程度で運行が可能とされる。 また、本数や停車地を震災前より増やすという。 (asahi = 2-8-12) 三菱自、欧州生産撤退へ タイからの輸出に切り替え 三菱自動車はオランダの工場での自動車生産から 2013 年にも撤退する方針を固めた。 6 日夕にも発表する。 欧州の政府債務(借金)危機の影響で現地の新車需要が低迷し、採算の好転が見込めないと判断した。 債務危機後に日本の自動車大手が欧州生産の撤退を表明するのは初めて。 三菱自は「ネッドカー」と呼ばれるオランダの子会社の工場で小型車コルト、スポーツ用多目的車 (SUV) アウトランダーを生産し、欧州で販売しているが、工場の稼働率も低く今年末でコルトの生産を打ち切る方針を明らかにしていた。 欧州向けは今後、タイに建設中の工場からの輸出に切り替える方針だ。 三菱自の世界生産台数は約 110 万台(11 年 3 月期)で、国内は 61 万台、海外では約 49 万台。 うちオランダでは 4 万 7 千台を生産したが、工場の生産能力を大きく下回っている。 (asahi = 2-6-12) 北陸新幹線でフリーゲージトレイン案が浮上 国交省 国土交通省は 27 日、2025 年度にも開業見込みの北陸新幹線(金沢 - 敦賀)について、軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の導入を検討していることを明らかにした。 実現すると金沢から関西に出る場合、敦賀で乗り換えせずに、京都や大阪へ行くことが可能になる。 整備新幹線(北海道、北陸、九州)の投資効果などを検証する「整備新幹線小委員会」で、北陸新幹線の整備効果を高める手法として示された。 北陸新幹線の総工事費は 1 兆 1,300 億円。 昨年末の政府・与党合意で整備方針が決まっているが、敦賀から先はルートが決まっていなかった。 ただ、金沢 - 敦賀間で、新幹線規格も在来線も走れるフリーゲージトレインの導入で、既存路線との接続が可能となり、投資効果が高まるという。 (asahi = 1-28-12) ◇ ◇ ◇ 北海道・北陸・九州の整備新幹線、未着工の 3 区間認可へ 政府・民主党は 14 日、整備新幹線の未着工の 3 区間(北海道、北陸、九州の各新幹線)について、早ければ年内にも着工を認める方針を固めた。 新幹線と並行して走る在来線の経営分離など、沿線自治体の合意をとったうえで、来夏以降に建設を始めたい意向だ。 民主党の前原誠司政策調査会長から方針決定を一任されている三井辨雄政調会長代理らがこの日の会合で決めた。 着工が認められるのは、北海道新幹線の新函館 - 札幌(211 キロ)、北陸新幹線の金沢 - 敦賀(113 キロ)、九州新幹線の諫早 - 長崎(21 キロ)の各区間で、事業費は計 2 兆 7,500 億円。 これまで財源の確保が課題になっていたが、6 月の法改正で、JR が毎年支払っている線路などの使用料を建設費用にあてられるようになった。 国の公共事業費もあてることで、財源のめどがついたという。 これまでの新幹線の建設期間は約 10 年だったが、お金の制約もあることから、3 区間については 15 - 25 年に延ばすことも検討している。 (asahi = 12-15-11) 車の電子ロック解除器具、条例で規制検討 窃盗団が悪用 自動車の盗難が 4 年続けて全国最多の愛知県で、車のイモビライザー(電子式ロック装置)を解除する器具「イモビカッター」が窃盗団に悪用されていることから、県警は全国で初めてとなる条例での規制を検討している。 カッターの所持や販売を取り締まりの対象にするのが狙いだ。 カッターの所持や販売を取り締まる法律や規則は今のところない。 「窃盗用具」の規制では、住宅に侵入するためのピッキング用具の所持を規制する法律が 2003 年にでき、被害が大きく減った例がある。 県警によると、自動車の販売・修理業者など正当な目的がある人以外がカッターを持ったり、売ったりすることを禁じる条項を、「県安全なまちづくり条例」に盛り込む方向で検討している。 罰則を設け、違反すれば警察が容疑者を逮捕できるようにする。 6 月県議会に条例改正案を提出することを目指す。 (asahi = 1-28-12) 日産・ルノー連合、トヨタを抜き 3 位浮上 世界販売台数 日産自動車・仏ルノー連合の 2011 年の世界販売が初めて 800 万台を上回ったことが 27 日わかった。 2 年続けて過去最高をぬりかえ、トヨタ自動車グループ(795 万台)を抜いて世界 3 位に浮上した。 新興国の需要を着実につかんだことが躍進につながった。 日産の販売台数は前年比 14.4% 増の 466 万 9,981 台、ルノーは同 3.6% 増の 272 万 2,062 台。 ルノーが 25% を出資するロシアの自動車大手、アフトバズの販売台数(63 万 7,179 台)を含め、トヨタグループを上回った。 アフトバズには日産も出資を計画しており、ルノーと共同で過半数の株式を取得する方針だ。 日産の販売台数は、中国やメキシコで前年より 20% 前後も伸ばした。 新興国での躍進を支えたのは、コスト削減のために開発した世界共通の車台だ。 この車台を使って、タイの工場で 10 年に小型車「マーチ」の生産を始め、11 年には中国、インド、メキシコなどでも現地生産を増やした。 (asahi = 1-28-12) ◇ ◇ ◇ ベンツのエンジン、日産米工場で生産へ 日産車にも搭載 産自動車・仏ルノー連合は 8 日、資本提携している独ダイムラーの高級車のエンジンの一部を、2014 年から米テネシー州にある日産のデカード工場で生産する、と発表した。 エンジンや車台の共用化などを柱とする連携強化策の一環という。 米デカード工場は、いまは米国向けなどの日産車のエンジンをつくっている。 14 年からは、ダイムラーの高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の「C クラス」用にも、新たな 4 気筒ガソリンエンジンを生産する計画だ。 このエンジンは、ダイムラーが米アラバマ州の拠点で組み立てている車両に搭載される。 日産も同じエンジンを、同社が海外で展開する高級車ブランド「インフィニティ」の複数車種につかう方針。 このエンジンの生産能力を最大で年約 25 万基にする見込みだ。 北米市場での現地生産を拡大し、円高が進んでも利益が出やすいようにする狙いもある。 (asahi = 1-8-12) ◇ ◇ ◇ 世界の自動車市場「12 年も拡大」 日産のゴーン社長 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は朝日新聞社などとのインタビューに応じ、2012 年の世界の自動車市場は新興国を中心に拡大が続くとの見通しを示した。 「11 年は過去最高の水準になり、12 年はさらに更新するだろう。 欧州以外のほぼすべての市場で需要は上がる。」と語った。 欧州の債務危機の影響についてゴーン氏は「欧州市場については弱気にみており、需要は減る。 11 年の 11 月以降は受注が大きく減り、12 年の 1 月以降の販売に影響が出るだろう。」と話した。 ただ新興国については、「まだ自動車の保有が増える余地がある。 米国でも販売が増え、日本でも補助金などで需要が喚起される。」とも語った。 日本自動車工業会によると、世界の自動車生産は 7,761 万台(10 年)。 販売台数も同規模とみられるが、ゴーン氏はさらに拡大が続くとの見通しを示した形だ。 (asahi = 1-4-12) 新東名の御殿場 - 三ケ日間、4 月 14 日に開通 ![]() 中日本高速道路は 27 日、建設中の新東名高速道路のうち、静岡県の御殿場ジャンクション(JCT、御殿場市) - 三ケ日 JCT (浜松市)間を 4 月 14 日午後 3 時に開通すると発表した。 先行区間は 162 キロで、高速道路が一度に開通する距離としては過去最長。 海側を並行して走る東名高速には御殿場、清水、三ケ日の 3 カ所で連絡道路などで合流できる。 開通で交通量が分散し、静岡県内で年約 2,500 回起きる渋滞がほぼ解消される見込み。 カーブも坂道もゆるやかなため、所要時間は東名高速を使うより東京 - 静岡間は 10 分、名古屋 - 静岡間は 12 分、短縮される。 東京 - 名古屋間の料金も普通車で 200 円安くなる。 14 年度には浜松いなさ JCT (浜松市)―豊田東 JCT (愛知県豊田市)間が開通。 神奈川県の海老名南 JCT までの全線開通は 20 年度になる見通し。 (asahi = 1-27-12) 韓国 LCC、関西 - ソウル線に 3 月末就航 韓国の格安航空会社 (LCC) のイースター航空が関西 - ソウル(仁川)線に新規就航する。 3 月 30 日から 1 日 2 便の運航。 イースター航空は 2007 年設立で、日本路線は仁川から新千歳と成田にも就航している。 関西国際空港会社が 27 日、発表した。 関空への韓国 LCC の就航は 3 社目。 アジアを中心に LCC の就航が相次いでおり、3 月 1 日就航のピーチ・アビエーションを含めれば、イースター航空で 8 社目となる。 (asahi = 1-27-12) ◇ ◇ ◇ 関空 - 札幌、3,800 円から スカイマーク スカイマークは 24 日、3 月 25 日に就航する関西空港と札幌(新千歳)、那覇を結ぶ路線の割引運賃を片道 3,800 - 1 万 8,800 円にすると発表した。 予約時の空席率が高いほど安くなる新制度を導入。 最安値では、格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーションの札幌線(4,780 円)よりも安く設定した。 両路線とも大人普通運賃は 1 万 9,800 円。 席数限定でのキャンペーン運賃は両路線とも 780 円とし、今月 25 日から販売する。 3 月 31 日までの運賃で、その後は未定という。 昨年 9 月に札幌、那覇線の就航を発表した際に最安値は 5,800 円としていたが、さらに下げた。 ピーチが札幌線の運賃を 4,780 - 1 万 4,780 円と発表し、那覇線の就航(運賃未定)も明らかにしたことへの対抗措置とみられる。 (asahi = 1-24-11) ◇ ◇ ◇ FDA、名古屋 - 新潟便を運航へ 青森・花巻便も増便 フジドリームエアラインズ (FDA) は 3 月 25 日から、県営名古屋空港と新潟空港を結ぶ路線を 1 日 1 往復就航させ、名古屋 - 花巻、青森の 2 路線を 1 日 1 往復から 2 往復に増便すると発表した。 新潟便は、日本航空の子会社ジェイエアが運航していたが、昨年 3 月に撤退。 FDA は、新潟県内に自動車部品メーカーも多く「ビジネス客の需要が見込める」と新規就航を決めた。 花巻、青森便はこれまで名古屋発が午後だったが、増便して午前 1 便、午後 1 便とする。 昨年 5 月に就航した花巻便は搭乗率が 68.5%、7 月就航の青森便は 70% と好調で、地元からも要望が上がっていた。 24 日に会見を開いた FDA の内山拓郎副社長は「東北へ日帰りでも行けるようになった。 たくさんの人に東北観光に訪れてほしい。」と話した。 (asahi = 1-24-12) ◇ ◇ ◇ 中国の格安航空、九州に第 1 便 上海から佐賀に 180 人 中国の格安航空会社 (LCC) 「春秋航空(上海市)」の佐賀 - 上海の定期チャーター便の第 1 便が 18 日、佐賀空港に着いた。 中国の LCC の九州就航は初めて。 最安運賃片道 3 千円で当面週 2 往復を運航する。 午前 11 時 8 分、中国人客約 180 人を乗せたエアバス A320 が、上海・浦東空港から約 2 時間のフライトで佐賀空港に降りた。 空港展望台の関係者らから歓声が上がった。 到着ロビーには「熱烈歓迎」の横断幕が掲げられ、にぎやかな雰囲気に包まれた。 一行は 3 泊 4 日で九州北部の観光地などを回り、21 日に佐賀から上海へ戻る。 18 日夜には佐賀市の大型商業施設で買い物を楽しむ。 (asahi = 1-18-12) ◇ ◇ ◇ 豪格安航空ジェットスター、成田 - 豪ダーウィン線を新設 豪州の格安航空会社大手ジェットスターは 10 日、成田と豪州北部のダーウィンを結ぶ便(フィリピン・マニラ経由)を 3 月 26 日から週 4 往復で就航すると発表した。 エコノミークラスの通常料金(片道)は成田 - ダーウィン間が 2 万 3 千円から、成田 - マニラ間が 1 万円から。 2010 年 7 月に就航した台北経由の関西 - シンガポール便は 1 日 1 往復なのを 3 月 25 日から 2 往復に増やす。 (asahi = 1-10-12) |