「米に親しみ」過去最高の 82% 震災支援を好感 内閣府調査

内閣府は 3 日、外交関係に関する世論調査の結果を発表した。 米国に「親しみを感じる」との回答が昨年の前回調査より 2.1 ポイント上昇して 82% に達し、1978 年の調査以来最高となった。 外務省は東日本大震災での米軍の「トモダチ作戦」を国民が好意的に受け止めたと分析している。 「親しみを感じない」は 2.9 ポイント減の 15.5% で過去最低だった。 米との関係を「良好だと思う」は 0.4 ポイント増の 73.4%。 「良好だと思わない」は 1.3 ポイント低下し、23.2% だった。

中国に「親しみを感じる」は 6.3 ポイント増の 26.3% とやや改善した。 「親しみを感じない」は 6.4 ポイント低下し 71.4% だった。 昨年は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件直後の調査だったため、中国への反発があった。 中国との関係を「良好だと思わない」は 76.3% で 12.3 ポイント減ったものの、依然高水準だ。 韓国に「親しみを感じる」は 0.4 ポイント上昇し、62.2%、ロシアに「親しみを感じる」は 0.6 ポイント減の 13.4% と、いずれも横ばいだった。

対外経済で重点を置くべき分野を複数回答で聞いたところ、経済連携協定 (EPA) など「貿易・投資の自由化の推進」を挙げたのは 2.1 ポイント増の 37.6%。 震災を受けて初めて選択肢に入れた「日本ブランドの海外における PR」は 39.9% に上った。 調査は 9 月 29 日 - 10 月 16 日、全国の 20 歳以上の 3,000 人を対象に面接方式で実施。 1912 人から回答を得た。 有効回収率は 63.7%。 (nikkei = 12-3-11)


中国駐在員が抱える 3 つの悩み 求められる日本本社の理解と支援

私自身、中国に赴任し、まもなく 6 年になる。 主な業務として、日系企業を中心とするお客様の工場や倉庫等事業場に出向き、火災、自然災害、労働災害、盗難等のリスク対策について、第三者視点から様々なアドバイスをさせて頂いている。 そこで今回は、お客様企業を見て感じることを少しご紹介してみたい。

先ずもって感じることは、現地法人は小さい組織であっても一つの事業体であり、そこで皆さんが、一人何役もの責任体制の中、専門外の事項も数多く所管し、非常に苦労を重ねている点である。

具体的には、日本では、専門部署による分業体制の中で、専門分野に邁進されてきた方が、駐在するやいなや、限られた人数での経営管理体制の中、専門外の分野も数多く所管することになる。 例えば、財務畑の方が、工場の安全、環境保全といったことまで所管されている。 また、システム依存度が日増しに高まっているが、システム担当の駐在員が派遣されず、システム管理責任者の立場に就かれている方もいる。

二つ目として、そこには、沢山の現地スタッフが存在し、責任者の立場として見られる緊張感等も存在する。 日本では、終身雇用が一般的な概念だが、当地においては、全くもってその逆である。 転職 = 自らのキャリアアップで、少しも珍しいことではない。 安定操業のために、会社へのロイヤリティを持った永年勤続者が欲しい一方、なかなか思うように優秀人材が定着しないといった課題に、絶えず悩まされている経営者、管理者はかなり多いと思われる。

また、三つ目として、コミュニケーション障害も問題の根は深いと思われる。 元来、異文化環境の中、「あうんの呼吸」と言ったものは、多くを期待できない。 そうであれば、なお更ダイレクトなコミュニケーションが求められるが、現実的に旨く行っている事例は少ないと思われる。 語学力の問題だけでは、コミュニケーションは解決できないと考えるが、喋れないと言いたい事は伝わらない。 通訳も効果的ではあるが、これらの問題を完全に払拭することは難しい。

企業によっては、語学研修生制度を設け、現地で語学を一定期間先行学習し、その後ビジネスの実践に就くと言った対応をしている先も少なくない。

一方、外務省の海外在留邦人数調査を見ても、中国全土での在留邦人数は、2000 年 46,090 人だったのに対し、2010 年では、131,534 人と、10 年で約 2.9 倍となっており、人材の投資と言った意味でも、急展開を見せており、語学研修で十分な語学スキルを備えて ・・・ という環境ではなく、言葉を二の次にして即現場にといった状況が、刻々迫っていることもお分かり頂けるかと思う。

こういった体制の中、日本(本社)からの十分な支援はというと、現地の方々が「十分!」と満足しているケースは必ずしも多くないように感じることが多い。 かねてより、よく現地の方々の間では、「OKY : お前、来て、やってみろ(の頭文字)」という言葉があり、表現は少し乱暴ではあるが現地の方々が日本(本社)に対し「もっとわかってもらいたい」、「もっと踏み込んで支援してもらいたい」と思っている現状が示されていると思う。

ビジネスの拡大に、中国は欠かせないと言われる中、現地と日本(本社)が、真に一体となったグローバル経営が進むことを切に期待したい。(執筆者 : 海司昌弘 提供 : 中国ビジネスヘッドライン、サーチナ = 11-28-11)


「NARUTO」放映当日に中国で配信 テレ東のアニメ

テレビ東京は 24 日、同局が放送するアニメーション 3 番組を、中国の大手動画配信サイトに即日配信すると発表した。 12 月 1 日から開始する。 中国国内の業者と組んで正規の映像を流すことで、横行する違法映像を締め出すのが狙い。

配信する番組は「NARUTO (ナルト)」、「BLEACH (ブリーチ)」「SKET DANCE (スケットダンス)。」 さらに 4 - 5 作品を検討中という。 中国大手の動画サイト「土豆」と提携し、中国語の字幕と CM を付け、日本での放送より 1 時間遅れで配信する。 配信された番組は中国国内でだけ見ることができる。 中国側がスポンサーから集める広告料を運営費にあてるため、視聴者は無料で番組を見られるという。 (asahi = 11-24-11)


東京ラブストーリー、無断で舞台化 中国主催者に抗議

1991 年に放送されたフジテレビのドラマ「東京ラブストーリー」が、ミュージカル作品として中国で無断で上演され、著作権を侵害されたとして、同局は 14 日付で上海の主催者に抗議文を送った。

フジテレビによると、ミュージカルを主催するのは、錦輝芸術伝播有限公司。 上演は 11 日 - 19 日の予定で、作品のウェブサイトの主催者欄に、フジテレビの名前が掲載されるなどしていたという。 抗議文では、誤解を招く表示を広告から削除することや、知的財産権侵害の停止を求めている。 同局広報部は「このような行為はまことに遺憾」としている。 (asahi = 11-16-11)


スト長期化のシチズン工場で生産開始 中国

中国広東省深セン(センは土へんに川)市でシチズン時計などが生産委託する工場で 1 日、ストライキを続けていた従業員の大部分が職場に復帰し、2 週間ぶりに生産を再開した。 約 1,200 人が働く腕時計部品の主要工場で、先月 17 日から生産が止まっていた。

市労働局などが仲裁に入り、28 日に和解のための一時金支払いなどを提示していた。 シチズンホールディングス広報課は「別の工場への委託加工に切り替えるなどし、完成品生産への影響はわずかで済んだ」としている。 (広州 = 林望、asahi = 11-1-11)

◇ ◇ ◇

中国のシチズン工場でストライキ 6 月に続き

シチズン時計などが中国広東省深セン(センは土へんに川)市で操業する部品工場でストライキがあり、17 日から生産がストップしている。 シチズン・グループでは 6 月にも隣の東莞市の工場でストライキがあったばかり。

ストライキに入っているのはシチズン時計とシチズン東北が出資する冠星精密の工場で約 1,200 人の従業員の大半。 同工場は針などの腕時計部品の主力工場だが、シチズンホールディングス広報課は「十分な在庫があり、当面、完成品の生産には影響はない」としている。

12 日に給与体系の変更に反発する一部部門の従業員がストライキを始め、ほかの部門の従業員に広がった。 要求も拡散し、「不当に休憩時間を奪われた」などとプラカードを掲げて構内を行進するなどした。 (asahi = 10-24-11)


友好の拠点に … 上海に日本文化交流センター開設

【上海 = 角谷志保美】 上海の上海理工大学に 29 日、日本文化交流センターが開設された。 来年の日中国交正常化 40 周年を前に、相互理解を促進し、日中友好の拠点とするのが狙い。

同大日本語学科では約 200 人が学ぶ。 センターは、日本関連の書籍を置く部屋や畳の部屋などを設け、学生らが日本文化を体験できる場とし、日中の若者が集う交流イベント開催なども予定している。 29 日の開館式には財団法人日本さくらの会の「さくらの女王」も出席し、国交 40 周年を記念する 40 本の桜の木の植樹が行われた。 (yomiuri = 10-29-11)


上海で日系ブランドの出店相次ぐ

10 月 1 日の国慶節休暇での消費拡大を見込んで先月、日系ブランド店が相次いでオープンした。 東京の新宿に例えられる南京東路の「名人ショッピングセンター」にはカジュアルウエアの「アズールバイマウジー」や「ヴァンスエクスチェンジ」が開店。

「アズール」店頭には安室奈美恵や土屋アンナからのスタンド花が並び、客や地元メディアの注目を集めた。 同センターには、アジア最大の売り場面積を持つアップルストアも出店。 地方出身の観光客でにぎわう街から、ファッション発信基地へと変化を始めている。 また、青山・表参道に似た南京西路では、日本人鑑定師が常駐するブランドリサイクルショップ「BRAND OFF」の中国 1 号店も営業を始めた。 (須藤みか、asahi = 10-28-11)


日本のサッカー、強さの秘密は? 中国高官、分析指示

中国政府のスポーツ教育分野を統括する劉延東国務委員(副首相級)が、日本のサッカーの強さを探るように政府の関係部門に指示を出したことが分かった。 劉氏が 27 日に北京で会談した日中友好協会の加藤紘一会長に語った。

劉氏は会談で「最近は(サッカーで)日本にかなり負けるようになった」と指摘。 新華社通信に分析を指示したほか、国家体育総局に「日本の強さを分析するように」と命じ、報告を求めたことを明かした。 中国サッカーは女子が好調だった時期もあったが、世界の壁を前に伸び悩んでいる。 加藤氏は「(劉氏は)なぜ日本が強くなったのか、かなりの関心を持っているようだった」と語った。 (北京 = 古谷浩一、asahi = 10-27-11)


来年にも神戸に雄パンダ 新たな借り受け、中国と合意へ

神戸市立王子動物園(同市灘区)にいる雌のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」のパートナーとして、新たな雄のパンダを中国から借り受ける方向になった。 矢田立郎市長が 24 日、中国側と今月末に合意すると発表した。 先代のパートナーが昨年死んだため、市は新たな雄の貸し出しを求めていた。

市によると、31 日に北京で、中国政府所管の中国野生動物保護協会と市が「パンダの補充に向けてお互いに手続きを進める」とする書面を取り交わす。 個体の選定はこれからで、来日は早くても半年以上先になる見通し。

市は「阪神大震災の地に明るい話題を」と中国側に要望を重ね、2000 年にタンタンと雄の「コウコウ(興興)」を借り受けた。 しかし、初代のコウコウは繁殖能力が低いと判断され、02 年に帰国。 次に来日した 2 代目コウコウは昨年 9 月、人工授精のための処置中に死んだ。 タンタンは 16 歳で、出産可能な時期はあと 2 年程度という。 奥乃弘一郎副園長は「残された時間は少ない。 今度こそ繁殖を成功させたい。」と話している。 (宮武努、asahi = 10-24-11)

◇ ◇ ◇

パンダの魅力、復興に貸して 仙台市が中国につがい希望

仙台市の奥山恵美子市長は 17 日、ジャイアントパンダをつがいで貸し出してほしいと中国政府に求めていることを記者団に明らかにした。 東日本大震災で被災した子どもたちを癒やそうと、八木山動物公園(同市太白区)での飼育を要望している。

奥山市長によると、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相が 5 月、宮城、福島両県の被災地を訪れた際、温首相からパンダのぬいぐるみを贈られた子どもたちの喜ぶ姿を見て、借り受けの検討を始めたという。 8 月に、中国首脳とパイプを持つ自民党の加藤紘一元幹事長に協力を求め、9 月には中国大使館を自ら訪れ、直接要請した。

奥山市長は「お金を出してのレンタルは難しい」と述べ、無償貸与の希望を伝えている。 阪神大震災で被災した神戸市の市立王子動物園に 2000 年 7 月に 2 頭が貸し出された際には、神戸市は中国側に年 100 万ドルを支払っていた。 (asahi = 10-17-11)


トヨタ、2015 年めどに中国で HV 生産 豊田社長表明

トヨタ自動車は 22 日、中国の企業や研究機関とともに、中国江蘇省の「トヨタ研究開発センター」でハイブリッド車 (HV) など次世代車の共同開発を始めることを明らかにした。 豊田章男社長はこの日あったセンターの定礎式で、「中国産の HV 技術をつかった車を開発し、2015 年をめどに中国で生産、販売する」と語った。

中国ではトヨタ初の 100% 出資の研究開発機関で、6 億 8,900 万ドル(約 530 億円)を投じる同社最大級の研究施設となる。 本格的な稼働は 13 年になる見通し。 環境技術の開発を中心とし、中国で製造する次世代車に載せるエンジンを研究したり、大規模なテストコースで車両の試験も始めたりする予定だ。 (asahi = 10-22-11)


中国の見本市に復興支援ブース 被災 3 県の 12 社出展

中国・広州市で開かれている中国最大級の国際見本市「広州交易会」で 15 日、東日本大震災の復興支援にと設けられた日本ブースの一般展示が始まった。 被災地のメーカーは中国市場に復興の足がかりを期待するが、海外シフトとなると中小企業には容易ではない。

岩手、宮城、福島の 3 県から南部鉄器や漆器といった伝統工芸、精密機械や生活用品などの中小メーカー 12 社・団体が出展した。 精密金属部品の林精器製造(福島県須賀川市)は、震災で工場が全壊。復旧に 3 カ月近くかかり、多くの納入先も失った。 石井広文統括営業部長は「ビジネスを再構築しなくては」と中国からの部品調達を真剣に検討し始めた。 (asahi = 10-15-11)


東北の製品、中国へ売り込み ジェトロが被災企業支援策

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、輸出に関心を持つ東日本大震災の被災地企業の支援プロジェクトを発表した。 対象は岩手、宮城、福島県などの中小メーカー。 応募があった 21 社と今月中旬に中国を訪ね、製品を売り込む。 11 月初めには欧米や中東の仕入れ担当者を都内に招いて、被災地企業と引き合わせる。

参加企業はせっけんやアクセサリーのメーカーなど。 今月 16 - 20 日に上海と成都を訪問。 売れ筋商品やその価格帯を学ぶほか、展示会で商談に臨む。 渡航費や滞在費はジェトロが負担する。 11 月 2 - 4 日には、被災地のインテリア、雑貨メーカーなど約 30 社と、世界各国の百貨店の仕入れ担当者らとの商談会も開く。 ジェトロ担当者は「成約まで時間をかけて支援する。 復興支援は今後も企画したい。」と話している。 (asahi = 10-5-11)


中聯重科、2012 年に日本での工場建設を計画

中聯重科は 9 月 29 日午前、日本の金堀重機にポンプ車 30 台を納入することで契約を結び、初回納入分の 33 メートルのポンプ車 2 台の納入式典を行った。 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

また同日、同社の責任者は、2012 年に全額出資または合弁の形で日本に生産施設を建設すると発表。 同施設は生産、研究・開発、部品調達を一体としたローカル生産を行うという。 そのほか、中聯重科は完備されたアフターサービス体制とプロモーション体制を日本で構築し、同社の日本市場における製品の質、サービス、評価を高める方針。

このほど日本に輸出することで契約を結んだポンプ車 30 台は、中聯重科が世界先進レベルのコンクリート機械の設計理念、安全理念、技術レベルのニーズを把握し、開発した先進国の技術レベルに合ったハイテク製品で、そのレベルは世界一流に達している。 (サーチナ = 10-2-11)


「日本語練習したい」に要注意 上海でぼったくり急増

中国・上海で日本人の旅行者や出張者を狙ったぼったくりが急増している。 「日本語を練習したい」などと親密に近づき、喫茶店やバーで談笑したところ、店から高額な会計を請求される手口だ。 今年に入り日本人だけで計 70 件、1 千万円近い被害届があった。

上海総領事館によると、出張で来たある男性の場合、深夜に中国人女性に片言の日本語で話しかけられた。 「お茶を飲みましょう」と誘われ、喫茶店でビールを 2 杯注文。 店の雰囲気が変だと思い、帰ろうとすると 1 万 7 千元(約 21 万円)の伝票が来た。 文句を言ったが逃げられず、クレジットカードで払った。

東日本大震災後も日本にいるきょうだいや親類が心配だと話を振り、「心配しなくても大丈夫ですよ」と応じる日本人の同情を引く例もある。 中には、1 カ所目はバーで数千元の高額請求をされ、「こんな店だとは知らなかった」と謝罪する女性を信じ、そのまま食事に行って再び数千元だましとられた例もあった。

観光客が多い上海市中心部の南京東路から、旧英国租界の夜景が有名な外灘(バンド)の一帯に被害が集中している。 会計の時にがらの悪い大柄の男が出てくることもある。 被害者は男性がほとんどだが、日本人女性が強引に店に連れて行かれる悪質なケースもある。 2 人で 5 万元(約 62 万円)支払わされた例もある。 (asahi = 10-1-11)


神戸製鋼、中国の鉄鋼大手と合弁へ 自動車用の高級鋼板

神戸製鋼所は 27 日、中国鉄鋼大手の鞍山鋼鉄と合弁で、自動車用の高級鋼板「ハイテン」の製造会社を中国につくることで合意したと発表した。 ハイテンは新日本製鉄、JFE スチールも別の相手と組んで現地生産しており、日本の鉄鋼大手の進出は 3 社目。

ハイテンは強く薄い先端素材。 車体が軽くなり燃費が良くなるため、中国でも需要増が期待されている。 鞍山鋼鉄はすでに独大手ティッセン・クルップと組んで自動車用鋼板を生産しているが、神戸製鋼は、より技術力が求められる高級鋼板の製造で協力する。 新工場の場所や生産能力、出資比率などは今後詰める。 (asahi = 9-27-11)


明治乳業の中国進出に、ネットでは歓喜の声

中国の大型掲示板サイト凱迪社区に、「日本の乳業企業が中国に進出してくるらしい」というスレッドが立てられた。 毒ミルク事件などもあり、中国では安全な乳製品の需要が高いようだ。 以下に中国語の BBS を日本語に翻訳して紹介する。 ( )内は編集部による素朴な感想。 (サーチナ = 9-24-11)

= 日本の報道によると、明治乳業が 2013 年に 30 億円かけて中国に工場を建て、牛乳とヨーグルトの生産・販売を始めるらしい。 現在わが国では、常温で長期保存可能な牛乳が主流であり、冷蔵保存の新鮮な牛乳の需要は高まっていくと思う。 価格は 2 倍もするというが。

- 何てブランドだ? この先ずっとこのブランドを買うぞ!
- 日本のものは安心だな。(やはりそういうイメージが強いですね!)
- 早く来ないかな。 楽しみだ …。
- いいことだ。 やっと安心して牛乳を飲めるよ。 国内の劣悪な環境に同化されず、高品質を維持してほしいものだ。
- 日本人の製品を支持する。
- 乳業市場はよそにとって大きな商機だ。(それだけ中国の乳業関連企業は信頼されていないということですね!)
- 中国の新たな夜明けの到来だ!
- こういう牛乳だったら安心だね。
- 日本製品ボイコットのターゲットがまた 1 つ増えた。(反日愛国青年たちのターゲットですね。)
- さあ来い。 企業のクオリティーと商品の品質で中国の乳業企業に教訓を与えてやってくれ。
- そんなに喜ぶなよ。 日本車を見てみるといい。 アメリカや日本での日本車の品質と、中国での日本車の品質の違いを見てみたら分かるだろう。
- 歴史ある街、魚や米のふるさとに工場を建てるなんてけしからん。 まったくお前たちは。
- やった! これで憂鬱な日々ともさよならだ。
- 雪印は来るのか?


SMAP は「日中関係の温度計?」 16 日夜に北京公演

人気グループ「SMAP」が 16 日夜、北京の工人体育場でコンサートを開く。 1988 年の結成以来初めての海外公演は、尖閣事件などで何度か延期を強いられながらも温家宝(ウェン・チアパオ)首相の招待を受けるかたちで実現した。 国交正常化 40 周年を来年に控え、国民の相互感情が過去最悪との調査もあるが、両政府は「アイドル」外交に期待を寄せる。

人民大会堂で 15 日に開いた関係者のパーティーで、メンバーの中居正広さんは「これをゴールでなくスタートにしたい」、草なぎ(弓へんに剪)剛さんは「日中の懸け橋になれるよう全力でライブをする」などと中国語も交えて語った。 駐日中国大使を務めた王毅氏や崔天凱氏ら中国外務省幹部も駆けつけた。

チケットの価格はもっとも安い席で 280 元(約 3,360 円)で、最高は 1,980 元(約 2 万 4 千円)。 北京以外の都市や、香港や台湾のファンも北京入りしている。 会場のスタジアムは 4 万人を収容する。 テーマは「加油日本! 感謝中国! 亜州一家! (がんばれ日本、ありがとう中国、アジアは一つ)」。 東日本大震災からの復興と、中国からの支援への感謝を込めたという。 「世界上唯一的花(世界に一つだけの花)」以外にも数曲を中国語で歌う予定だ。

SMAP のコンサートはもともと昨年 6 月に上海万博の会場で開かれるはずだったが、ファンの殺到を恐れて 10 月に延期に。 ところが、直前の 9 月に尖閣事件の影響で日中関係が悪化し、中止された。 その後、大震災後の 5 月に訪日した温首相とメンバーが懇談。 「中国に来てほしい」と「招待」されていた。

このため SMAP が「日中関係の温度計(香港紙)」との見方も。 中国外務省の姜瑜・副報道局長は 15 日の定例会見で「人々の交流を通じて国民感情の改善を希望する」と述べた。 日本側も「若い人たちの相互理解の起爆剤にしてほしい。 (SMAP に)各省を回ってほしいぐらいだ。(丹羽宇一郎・駐中国大使)」と期待は大きい。 (北京 = 吉岡桂子、asahi = 9-16-11)


日本の有名ベアリングメーカー 南京でプロジェクト

世界的に有名な日本のベアリングメーカー・NTN 株式会社による精密ベアリングプロジェクトが、8 日に江蘇省南京市でスタートした。 NTN の投資額は総額 10 億ドルに上るという。 「人民日報」海外版が伝えた。 (中国・人民網 = 9-9-11)


ニッセン、中国で通販提携 直販体制整え販売拡大目指す

通販大手のニッセン(京都市)は 5 日、中国で通販事業を展開する Venus (ビーナス)・Veil (ベール)グループと業務提携すると発表した。 中国では日本のファッションが人気で通販の市場規模も大きく、ニッセンはビーナス側の通販ノウハウを生かして商品の販売拡大を目指す。

ニッセンは 2009 年、検索サイト運営で中国最大手の百度(バイドゥ)と業務提携し、中国でのネット通販事業に参入(現在は提携解消)。 今回の提携でビーナスが持つ中国での通販カタログの発行(会員約 150 万人)や物流網、コールセンターなどの通販インフラを活用できる。

ニッセンはすでに海外向けの自社通販サイトで中国の会員向けにも販売しているが、中国で生産した商品をいったん輸入して日本で保管。 中国の顧客の注文を受けて発送する仕組みで、コスト高を招いている。 このため、ニッセンは 2 - 3 年かけて会員を増やし、一定の受注規模を確保。 中国の顧客の注文には、中国で保管していた商品をそのまま発送する直販、直送態勢を整える。 商品の低額化にもつなげ、購買層を広げる戦略を描く。 (asahi = 9-5-11)


トヨタ、中国で HV 電池など生産へ シェア拡大狙う

トヨタ自動車は、国内でしか造っていないハイブリッド車 (HV) のモーターや電池などの基幹部品を中国でも生産する方針を固めた。 中国は世界最大の自動車市場ながら、トヨタは欧米勢に比べ苦戦中。 強みのある HV で現地化を進めることで中国重視を鮮明にし、シェア拡大を図る。

トヨタの吉貴寛良常務役員が 3 日に中国・天津であった国際会議で講演し、「モーターや電池など、次世代車のカギとなる部品の国産化(中国での現地生産化)を検討していく」と述べた。

中国自動車大手の第一汽車集団との合弁会社で 11 月から生産を再開する HV 「プリウス」などで使うモーターや電池について、日本からの輸出を「できるだけ早く現地生産に切り替える(トヨタ首脳)」方針。 すでに準備に入っており、2013 年にも実現する可能性がある。 (asahi = 9-5-11)


中国初の日系コミック誌創刊 角川、日本から編集者派遣

角川グループホールディングスは 5 日、中国で初めてとなる日系の月刊コミック誌「天漫」を創刊した。 中国国営の出版グループ、湖南中南出版伝媒集団と共同で昨年設立した「広州天聞角川動漫有限公司(広州市)」から発売した。

「新世紀エヴァンゲリオン」のオリジナル版や「涼宮ハルヒの憂鬱」の中国コミック版を掲載。 中国で人気のオンラインゲームのコミック版や、現地の人気マンガ家のオリジナル作品も連載する。 角川は日本からベテラン編集者を送り込み、創刊準備を進めてきた。 今後も、日本や台湾で培ったノウハウを投入し、作品のアニメ化やゲーム化、キャラクターグッズの販売など様々な事業に取り組むという。 (asahi = 9-5-11)

◇ ◇ ◇

講談社、中国の出版社と提携 現地でマンガ誌創刊へ

講談社は 2 日、北京で記者会見を開き、中国の広西出版伝媒集団有限公司とマンガ、アニメの分野で提携を進めていくと発表した。 共同出資で中国に合弁企業を設立、来年 3 月に中国で月刊マンガ誌を創刊する。 将来的には、単行本の出版や映像作品の制作、キャラクター商品の開発にも着手する。

講談社の野間省伸社長は会見で「中国で成長を続けるマンガという文化を、今回の提携によって、なおいっそう高めていきたい」と語った。 日本の出版社では、昨年 7 月、角川グループホールディングスが湖南出版集団と合弁企業を設立している。 業界最大手の講談社が、ドル箱のマンガ分野で中国に本格進出を果たしたことで、今後は他の出版社にも追随する動きが出てきそうだ。 (asahi = 9-2-11)


日本アニメのパクリ作品が地方の最高文芸賞を受賞、ネット騒然 = 中国

日本の有名なアニメ映画「秒速 5 センチメートル」を盗作していた中国アニメ「心霊の窓」がこのほど、広西チワン族自治区の最高文芸賞に当たる賞を受賞したことが中国ネット上で大きな話題となっている。 29 日付で環球時報(電子版)が報じた。

2009 年 9 月の「心霊の窓」初回放送後、盗作の疑いが浮上した。 制作会社による調査の結果、2,500 を超えるカットの中で 28 のカットが日本のアニメ映画「秒速 5 センチメートル」と酷似していることが確認され、そのうちの複数のシーンで盗用が明白であった。 会社側は制作を下請け会社に委託しており、最終チェックが不十分であったためこのような重大な問題を招いたことを明らかにした。

制作会社側は「2009 年 11 月以降に作品の盗用部分はすべて修正されており、今回の受賞は修正後の作品に対するものゆえ、問題はない」と述べた。 さらに賞を授与した広西チワン族自治区共産党委員会宣伝部文芸局は、「ネットユーザーの反応を考え、われわれはさらに調査を行なうつもりだ。 もしも『心霊の窓』の盗作疑惑が晴れないようであれば、われわれは厳正な処分を下すだろう。」と明らかにした。

記事は、「最近の中国アニメ作品には海外作品をまねたものが少なくない」と指摘、「名前、人物、カットや物語の内容までもが海外作品と酷似しており、広く非難を集めている」と報じた。

広西民族大学芸術課主任の秦林毅氏は、「アニメは中国において新しい業界であり専門的人材が欠けているため、時間をかけて育成に専念する必要がある。 しかし、現在のところ海外アニメ作品を盗用する現象がよく見られることは、イノベーション不足や技術面での未熟さが原因であり、とりわけ用心すべきなのは目の前の利益を求める態度である。」と述べた。 (サーチナ = 8-30-11)

◇ ◇ ◇

高速鉄道に続き、鉄道アニメにもパクリ疑惑、制作側は否定 = 中国

高速鉄道を題材にした中国の国産アニメ「高鉄侠」が、日本のアニメ「超特急ヒカリアン」に酷似しているとして物議を醸している。 これに対し「高鉄侠」の制作会社である瀋陽の非凡創意動画公司の担当者は「似ているだけで完全なオリジナル」と主張している。 法制晩報が報じた。

ある中国人ネットユーザーは掲示板に、「高鉄侠」と「超特急ヒカリアン」を同時に比較できる動画を貼りつけた。 動画によると確かに人物・背景・シーンの切り替えまでほとんど同じだった。 さらに「超特急ヒカリアン」のなかで日本地図が出てくるシーンがあるが、これもそのまま「高鉄侠」にコピーされている。 ほかにも細かい描写までまったく同じだった。

比較動画を視聴した中国人ネットユーザーからは製作会社に対して、非難の声が続出。 「パクリのうえに 20 年前のアニメにも及ばない」、「史上最大の国産国辱アニメ」などの非難の声が上がっている。

多くのネットユーザーは中国産アニメに懸念を示し、「発展初期の模倣は正常なことだ。 しかし 80% 以上がオリジナルでなければ、それは盗作だ」、「国際的に恥をかくくらいなら、もう国産アニメなんて作らない方がいい」と手厳しい。 中には「中国の盗作ではなく、日本のほうがタイムトラベルして盗作した」などと皮肉る声まで出ている。

しかし制作会社の担当者によれば、この作品は登録商標と版権保護を申請済みで、日本のアニメの盗作説は成立しないという。 本来、2011 年 8 月に放送予定だった「高鉄侠」は制作上の問題などで、10 月以降に放送予定だという。 (サーチナ = 7-21-11)


紙おむつ原料工場、中国に新設へ 最大手の三井化学

三井化学は 26 日、紙おむつ原料の工場を中国・天津市に新設すると発表した。 投資額は 50 億円で、2013 年 9 月に稼働予定。 中国では、ユニ・チャームや花王などの紙おむつ大手が市場拡大を見込んで現地生産に乗り出しており、こうした企業への供給をめざす。

紙おむつ原料の海外拠点は 03 年から稼働中のタイに続き 2 カ所目。 新工場の生産能力は年 1 万 5 千トンで、「不織布」と呼ばれる肌に接する部分の素材をつくる。 肌触りの良さや蒸れない性能が求められ、日本国内では三井化学がシェア 4 割の最大手といわれる。 三井化学は三重県四日市市の工場にも 50 億円を投資し、来春までに現在の約 1.5 倍の年 4 万 9 千トンの能力にする。 (asahi = 8-26-11)


旧満蒙開拓の慰霊碑撤去 中国、建立から 10 日余り

中国黒竜江省方正県にある日本の旧満蒙開拓団員の慰霊碑が、建立からわずか 10 日余りで県当局によって撤去された模様だ。 地元関係者が明らかにした。 国内で「侵略者の慰霊碑をなぜ建てるのか」といった厳しい批判にさらされ、ペンキをかけられるなどしていた。

碑は日中友好を目的に方正県政府が中国外務省などの承認を受け、70 万元(約 840 万円)で 7 月 25 日に建立。 近くには中国残留日本人孤児の養父母の慰霊碑も建てた。 地元関係者によると、8 月 5 日夜から 6 日早朝の間に開拓団員の慰霊碑だけが撤去された。

同県政府は 6 日午前 8 時ごろ、中国版ツイッターで「多くの人が疑問を持ち石碑も汚されたため、関連部門は石碑を処理することを決めた」と伝えた。 (asahi = 8-7-11)


新日鉄、中国の鋼線生産能力 6 倍に 車部品会社に供給

新日本製鉄は 28 日、鋼線をつくる中国の子会社の生産能力を 2013 年 3 月から 6 倍に増やすと発表した。 鋼線は自動車部品のボルトの原料になる。 中国に進出している日系自動車部品メーカーに安く供給する狙いがある。

中国江蘇省にある「日鉄特殊鋼棒線製品」の生産能力を今の年間 7 千トンから年間 4 万 2 千トンに引き上げる。 近くにトヨタ自動車や日産自動車系の部品メーカーが進出しており、現地調達の割合を高めて価格競争力をつけようとしている。 (asahi = 7-28-11)


日産、中国で販売倍増計画 技術移転「制限なし」

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は 26 日に北京で会見し、2015 年の中国での販売を、現在の 2 倍の 200 万台超に伸ばすと表明した。 6,100 億円を投じて生産を増強し、新型車を投入する。 世界一の中国市場では他社も生産を拡大するが、市場の勢いには鈍化の兆しも出始めている。

日産が公表した 15 年までの計画では、日産ブランドの乗用車と小型商用車で 15 年に年 200 万台以上を中国で販売。 中国企業との合弁事業を含めて年 230 万台以上を生産・販売し、市場シェア 10% を目指す。 生産設備も増強。 広東、湖北、江蘇省に完成車の新工場を造るだけでなく、エンジンや変速機など部品工場も増やす。 日本などからの技術移転は「制限なし」とし、9 割程度としてきた中国での国産化率を「100%」に高める目標だ。 (asahi = 7-26-11)


中国も「果汁 100%」の時代 丸紅、現地大手と提携

丸紅は7日、中国での「百 %」果汁の普及を見こんで、果汁飲料メーカー最大手「中国匯源集団(北京市)」と戦略的提携の覚書を結んだ、と発表した。

中国では今のところ果汁が 3 割以下のジュースが大半を占める。 ただ、所得水準の向上につれて 100% のものがじわじわと増えつつある。 匯源は 100% では市場の半分を握る。 リンゴや白桃は中国内で調達しているが、ブドウやオレンジは輸入している。 丸紅はこうした原料をブラジルなど南米から調達するとともに、製品を日本などへ輸出する。 (北京 = 吉岡桂子、asahi = 7-7-11)


中国高速鉄道特許の動き「提訴も検討」 川崎重工会長

中国の高速鉄道に技術を提供した川崎重工業の大橋忠晴会長は 4 日、中国企業による国際的な特許申請の動きについて、「日本から提供した技術に抵触する状態にあれば、提訴しなくてはならない」と述べ、法的措置も視野に入れて検討する考えを明らかにした。

会頭を務める神戸商工会議所の定例会見で語った。 大橋会長は、中国側との契約については、「移転した技術は中国国内の使用に限るということが明確だ」と説明。 その一方で、「(中国側が特許申請する)内容が分からないので、今は対応のしようがない。 もう少し冷静に見守ったほうがいい。」とも話した。

中国の高速鉄道は川崎重工をはじめとする日本企業やシーメンスなどドイツの技術を基に開発された。 だが、中国側は「独自に発展させた」として、日米欧など 5 カ国・地域で特許を申請する準備に入った。 (asahi = 7-4-11)

◇ ◇ ◇

「はやて」モデルの中国・和諧号、米で特許申請計画

中国の国有企業が、日本の東北新幹線はやての技術を基にした高速鉄道「和諧号 CRH380A 型」の特許を米国で申請する計画であることが 23 日、分かった。 日本の技術を導入したことは認めつつ、「車両の台車や形などを独自開発した」との立場だ。

米国での特許申請準備を進めているのは、鉄道車両などを製造する中国南車四方(山東省青島市)。 同社関係者は朝日新聞の取材に対し、「(米国での特許申請は)かなり前から準備を進めている」と語った。

また、同社の技術責任者の馬雲双氏が中国の英字紙チャイナデイリーに対し、すでに米国の弁護士を雇い、同車両に関する知的財産権の評価を始めていると説明。 「初期的な評価結果は良好で、中国が米国で特許を申請できることを意味している」と述べ、申請準備を進めていることを明かした。 (asahi = 6-23-11)

◇ ◇ ◇

中国高速鉄道「独自技術でない」 元幹部、中国紙に暴露

中国が威信をかけて進める高速鉄道網整備を巡り、中国鉄道省の元幹部が中国紙に対し、「世界一にこだわり、設計上の安全速度を無視しただけで、中国独自の技術によるものではない」との見方を示した。 証言したのは同省科学技術局長などを務めた周翊民氏。 21 日付の「21 世紀経済報道」が伝えた。

中国は日本とドイツから導入した技術を元に独自技術で時速 380 キロの営業速度を実現したとしていたが、実際には安全上の考慮を無視し、日独が試験走行で達成していた速度に近い速度での営業を命じただけだったと証言。 「自分の技術でないので問題が起きても解決できない。 結果の甚大さは想像もできない。」と指摘した。 (asahi = 6-22-11)


三菱商事、不動産で中国進出 第 1 弾は天津の商業施設

三菱商事は 30 日、不動産事業で中国に本格進出すると発表した。 第 1 弾は、来年 6 月に天津市内で開業する商業施設の運営。 今後も大都市近郊の中流層をターゲットに、商業施設や分譲マンション、物流施設を展開するという。

天津では、三菱が 55% を出資して現地開発業者と合弁会社を設立。 地下 1 階地上 4 階(延べ床面積 2 万 8 千平方メートル)で、ファッションや雑貨など約 70 の専門店からなる施設を運営する。 今年度は住宅と物流施設も含め、中国の不動産事業に 200 億 - 300 億円を投資する計画という。 (asahi = 6-30-11)