頭からかぶる 3D 映画館 ソニー、11 月発売 ![]() ソニーは 31 日、3D (立体)で映画などを楽しめる「ヘッドマウントディスプレイ」を 11 月 11 日に発売すると発表した。 頭からかぶり、映像をみて、ヘッドホンで音声を楽しむ。 想定価格は 6 万円前後。 高精細の 0.7 型有機 EL パネルで、動きの速い映像にも対応したという。 「映画館にいるように感じ、没頭できるスタイルを開拓したい(広報)」という。 子どもへの影響を考慮し、対象年齢は 16 歳以上。 (asahi = 8-31-11) パナソニック、宇宙の 3D 映像を公開へ パナソニックは、スペースシャトルで撮影した宇宙の 3D (立体)映像を、9 月 2 日からドイツ・ベルリンで始まる国際家電見本市「IFA2011」で公開する。 2D にはない迫力や臨場感を持つ 3D の魅力を娯楽以外の分野でも強くアピール。 3D の活用を広げ、関連機器の収益増につなげる狙いだ。 米航空宇宙局 (NASA) が 7 月に打ち上げた最後のスペースシャトル・アトランティスに、同社の二眼式 3D ビデオカメラ「AG-3DA1」を提供。 国際宇宙ステーションでの科学実験などが撮影された。 NASA から提供された映像は 3 分ほど。 シャトルの打ち上げに始まり、船外の宇宙空間や船内の様子などが収められている。 宇宙空間に浮かぶ国際宇宙ステーションが立体的に迫ってくる場面など、SF 映画のワンシーンのような実写映像が楽しめる。 (asahi = 8-31-11) 震災でラジオに脚光、販売倍増 ソニーが新製品 ![]() ソニーは東日本大震災後で初となるラジオの新製品を 10 月 21 日に発売する。 地味な印象の強い電子機器だったが、非常時の情報収集手段として脚光を浴び、販売数は前年比 2 倍に膨らんでいる。 同社はラジオの「復権の好機」とみて品ぞろえを強化する方針だ。 新製品「SRF-18」は縦約 8 センチ、横約 15.5 センチ、奥行き約 3.4 センチ。 防災向けに限らず「普段使い」を意識した。 トーク番組も含めラジオ放送に興味を持った若者がターゲットで、携帯音楽プレーヤーをつないで聴くことも可能。 単 3 型乾電池を 2 個使い(AC アダプターは別売り)、想定価格は 3,500 円前後。 ソニーによると、同社製ラジオの国内販売台数(週別)は、大震災の起きた 3 月 11 日の直後から、前年比 3 - 4 倍の伸びを示した。 5 月以降も同 2 倍前後で推移しており、「手回し充電式を中心に非常用、日常用としての需要が落ちない」という。 同社はラジオの今年度の国内市場を前年の 255 万台より約 4 割多い 350 万台と予測している。 (asahi = 8-30-11) パソコンなどの記録容量倍増 TDK が HDD で新技術 電子部品大手 TDK は、データ保存に使われるハードディスク駆動装置 (HDD) の記録容量を 2 倍以上にする新技術を開発した。 パソコンやテレビなどの記録容量が一気に倍増する。来年末の量産化を目指す。 HDD は、回転する金属板(ディスク)に磁気ヘッドを近づけ、電子情報を書き込んだり、読み出したりする装置。 新技術は磁気ヘッドにレーザー光源をつけ、情報を書き込む直前にディスクにレーザーで熱を加えることで、情報が書き込みやすくなる。 2.5 インチ(ディスク 1 枚)の HDD は、標準の容量が 500 ギガバイトほどだが、新技術では 1 テラバイト以上になるという。 (asahi = 8-28-11) 最大 12 人までピント合わせ ニコンがデジカメ新モデル ![]() ニコンはコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」の新モデルを発表した。 主力商品の「S8200(店頭想定価格は 3 万 8 千円前後)」は、人物の顔を最大 12 人まで認識し、ピントを合わせることができる機能をつけた。 光学 14 倍のズームレンズも搭載。 発売予定は 9 月 22 日。 プロジェクター機能を内蔵し、撮影画像を投影できる「S1200pj (同 5 万円前後)」、防水機能つきで衝撃にも強い「AW100(同 4 万 3 千円前後)」なども同時に発表した。 AW100 の発売は 9 月 8 日。 (asahi = 8-27-11) パソコン生産、中国から日本国内に回帰 HP 日本法人 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード (HP) の日本法人は 24 日、ほぼすべての国内向けパソコンの生産を今後、現在の中国から東京都昭島市の自社工場に移管する方針を明らかにした。 国内生産によって納期を従来の約 3 週間から 5 日間に短縮。 人件費は 4 倍になるが輸送費などを合わせると経費はほぼ同じという。 日本法人の岡隆史副社長は「損益を左右する機会損失や過剰在庫を避けられる利点が大きい」と話した。 コスト削減のため海外生産に移行する企業が大半のなか、法人需要の一大消費地である東京近郊に生産拠点を戻す「逆張り」戦略で、顧客の取り込みを狙う。 今月から法人向けノート型パソコンの 2 機種の生産を始め、段階的に個人向けにも拡大する。 デスクトップ型はすでにほぼすべてを昭島市で生産している。 (asahi = 8-24-11) ◇ ◇ ◇ 米 HP がパソコン事業を分離へ 法人向け事業に集中 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード (HP) は 18 日、世界シェア首位にあるパソコン (PC) 事業の分離を検討すると発表した。 新興国メーカーなどとの競争が激化し、収益性が低くなっている同事業を切り離し、法人向けに経営資源を集中する。 同社は今後 1 年 - 1 年半以内に手続きを終えたいとしており、事業のスピンオフ(分離・独立)か売却を検討しているとみられる。 HP は 2002 年に同業の米コンパックコンピュータと合併し、世界最大の PC メーカーとなった。 米調査会社によると、昨年も PC の世界シェアは約 18% で首位。 しかし、最近は中国のレノボや台湾のエイサーなど低価格な PC メーカーとの価格競争にさらされているうえ、「iPad (アイパッド)」などのタブレット端末とも競合。 収益性は今後も低下すると判断した。 HP は同時に、英法人向けソフト大手オートノミーを約 100 億ドル(約 7,700 億円)で買収する方針も発表。 ネットを使ってサービスを提供する「クラウドコンピューティング」など、法人向けサービス中心の会社に移行する姿勢を明確にした。 (山川一基、asahi = 8-19-11) 見え方変わるガラス広告 昼・夜・内・外で 4 通り ![]() 昼と夜、内と外。 4 通りに見え方が変わるガラス広告が 18 日、東京都内に登場した。 フィルムを貼るため断熱効果があり、空調の利用を抑える節電効果も期待できるという。 開発したのは、印刷機メーカーの大日本スクリーン製造(京都市)。 採用した東京都千代田区のワコールの店舗では、昼間に外から見れば広告が、中からは外の景色が見える。 夜になると、明るい店内の側に違った広告が浮かび上がり、外からは店内のディスプレーが見える。 方向によって見えたり見えなかったりするフィルムを使うガラス広告は従来もあった。 大日本スクリーンの技術は、裏表で異なるデザインを表現できるのが特徴。 3 メートル四方なら画像データをもとに 4 時間程度で完成する。 9 月以降の市販化を目指す。 ガラスが割れた際の飛散防止にもなるという。 (asahi = 8-19-11) プレステ 3 を 5 千円値下げ ソニー、任天堂 3DS に続く ソニー・コンピュータエンタテインメントは 17 日、家庭用ゲーム機「プレイステーション 3 (PS3)」の希望小売価格を 18 日から 5 千円値下げすると発表した。 年末商戦を前に、販売を後押しする。 データを記録するハードディスクの容量が 160 ギガバイトの機種が従来の 2 万 9,980 円から 2 万 4,980 円に、容量 320 ギガバイトの機種が 3 万 4,980 円から 2 万 9,980 円にそれぞれ安くなる。 海外でも、北米で現地時間の 16 日から、欧州で同 17 日からそれぞれ値下げを始めた。 値下げ幅は北米が 50 ドル、欧州が 50 ユーロで、いずれも 2 割弱の大幅値下げだ。 (asahi = 8-17-11) ◇ ◇ ◇ 任天堂 3DS、値下げで販売好転 1 週間で 21 万 5 千台 11 日に値下げした任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー 3DS(希望小売価格 1 万 5 千円)」が、値下げ直後に大きく販売を伸ばしていることが 16 日、ゲーム雑誌編集のエンターブレインの調べでわかった。 8 - 14 日の国内販売台数は 21 万 4,821 台で、発売した 2 月末の週(37 万 1,326 台)に次ぐ多さとなった。 エンターブレインが全国約 3,600 の販売店のデータを元に推計した。 値下げを発表した週(7 月 25 - 31 日)の販売台数 1 万 5,819 台に比べ、13 倍を超す急回復ぶり。 値下げ直前の 8 月 1 - 7 日は買い控えもあり 3,701 台だった。 エンターブレインの浜村弘一社長は「年末の人気ソフトの発売も発表され、販売も盛り上がっていくのではないか」という。 (asahi = 8-16-11) ◇ ◇ ◇ 3DS を 1 万円値下げへ 任天堂、計画下回りてこ入れ 任天堂は 28 日、メガネなしで立体 (3D) 映像が楽しめる携帯型ゲーム機「ニンテンドー 3DS」の国内での希望小売価格を 1 万円引き下げ、8 月 11 日から 1 万 5 千円(税込み)にすると発表した。 値下げは海外でも 7 - 9 月に実施する。 3DS の販売台数は 2 月の発売以降、計画を大きく下回っており、大幅な値下げでてこ入れに踏み切る。 11 - 12 月には人気ソフト「スーパーマリオ」の新作などを投入してクリスマス商戦での盛り返しを狙う。 値下げに伴って、4 月に発表した 2012 年 3 月期の連結業績予想を下方修正。 売上高は 2 千億円少ない 9 千億円、純利益は 900 億円少ない 200 億円とした。 (asahi = 7-28-11) 日立、テレビ国内生産撤退へ 市場縮小、海外に生産委託 日立製作所は 3 日、テレビの国内生産から今年度内にも完全撤退する方針を固めた。 岐阜県の自社工場で国内向けのテレビを組み立てていたが、今後は海外メーカーへの生産委託にすべて切り替える。 7 月の地上デジタル放送完全移行後は国内テレビ市場の縮小が見込まれることから、生産体制を見直す。 日立はすでに、薄型テレビ向けのパネル生産からは撤退していたが、「Wooo (ウー)」のブランドで販売している比較的大型の国内向けのテレビを岐阜県美濃加茂市の工場で組み立ててきた。 海外ではテレビ生産をやめており、これでテレビの生産からの完全撤退となる。今後もブランドは維持し、販売は続ける方針。 同工場は今後、液晶プロジェクターなど、ほかの製品の生産を増やすことで、雇用は維持する方針。 (asahi = 8-3-11) パナソニック、三洋の白物家電事業売却へ 中国大手に パナソニックは、4 月に完全子会社化した三洋電機の洗濯機と冷蔵庫事業を、中国の家電大手ハイアール(海爾集団)に売却する。 三洋電機とハイアールが 28 日に基本合意を交わす予定で、同日夕にも発表する。 懸案だったグループ内の重複事業の解消が最終段階に入る。 売却するのは、三洋電機が日本と東南アジアに持つ洗濯機と冷蔵庫関連の子会社など 10 社程度。 合計の売り上げ規模は約 700 億円で、売却額は 100 億円程度の模様だ。 今回の対象に含まれない中国などの子会社は、撤退も含めて合弁相手などと協議を進める。 国内では、洗濯機をつくる三洋アクア(大阪府守口市)、冷蔵庫を開発するハイアールとの合弁会社ハイアール三洋エレクトリック(東京都港区)など 3 社が対象。 今年度内をめどに開発、製造、販売拠点を譲渡する。 三洋の東京製作所(群馬県大泉町)などで働く約 2 千人の従業員は、大半がハイアールに移る見込み。 (asahi = 7-28-11) 猛暑 + 節電、白物家電好調 6 月出荷 2,500 億円台 日本電機工業会が 25 日発表した 6 月の白物家電の国内出荷額は前年同月比 8.3% 増の 2,586 億円だった。 6 月の出荷額としては 10 年ぶりに 2,500 億円台の高水準を記録した。 東日本大震災後の節電意識の高まりや猛暑の影響で、エアコンが省エネ型製品を中心に売れ、11.0% 増の 1,167 億円と、13 カ月連続で増加。 扇風機も 30.6% 増の 37 億円に急増した。 震災で故障した必需品を買い直す動きもあり、冷蔵庫が 11.6% 増の 467 億円、洗濯機が 5.4% 増の 241 億円、電子レンジが 14.7% 増の 65 億円と、いずれも増加している。 (asahi = 7-25-11) 徘徊感知器「どこゆくの」 長野のメーカー開発 認知症高齢者の徘徊対策として、長野県下諏訪町の企業が県の協力を得て徘徊感知器を開発した。 福祉施設や高齢者家庭に簡単に取り付けられ、手軽に操作できるのが特徴だ。 開発したのは下諏訪町の光学機器メーカー「フィット」。 各地域の商品作りを手がける県地域資源製品開発支援センターが、販売促進などで援助する。 商品名は「どこゆくのおじいさん/おばあさん」。 タイプ別で 2 種類ある。 高齢者に電波を発信するお守り大の小型タグを身につけてもらい、施設や家から離れると警報器からチャイムが鳴る仕組みだ。 (asahi = 7-19-11) マイレシピ、ケータイで撮って登録 「ヘルシオ」新機能 シャープは、高温の水蒸気で加熱するウオーターオーブン「ヘルシオ」の新機種「AX-PX2」を 8 月 25 日に発売すると発表した。 携帯電話で撮った料理写真を赤外線通信で送り、自分だけのお気に入りレシピとして登録できる新機能を搭載した。 タッチパネル式の 4.3 型カラー液晶画面上で、メニューのタイトルを手書き入力。 うまくできた料理などの加熱方法や温度、時間などを写真とともに 25 パターンまで登録できる。 100 度以上の水蒸気でじっくり加熱することで、魚の骨を感じさせないほどやわらかく調理する新機能も搭載した。 また、70 - 95 度で調理する「ソフト蒸し」機能には、疲労回復に有効とされる栄養成分「イミダゾールジペプチド」を、従来の蒸し器より約 11% 多く保つことができる健康効果も新たに確認した。 容量は 30 リットル。 想定価格は税込み 16 万円程度。 (asahi = 7-18-11) 官民一体、初の病院輸出へ 医療産業育成目指し 経済成長とともに医療へのニーズが高まっているロシア、中国、ベトナム、カンボジアの新興 4 カ国を対象に、日本が初めて官民一体の「病院輸出」に今秋にも乗り出す。 診療と医療機器をセットで提供し、日本医療の海外での評価を高めて外国人患者の国内誘致につなげ、医療産業を成長の柱に育てる狙いだ。 昨年度の補正予算で医療の国際化事業として経済産業省が計上した 3 億 5 千万円を活用。 海外で実際に医療サービスを提供しながら進める事業化調査に 6 事業が選ばれた。 経産省が 13 日にも発表する。 民間病院から日本人の医師や看護師を派遣し、医療機器はテルモや東芝メディカルシステムズ、パナソニックなど国内メーカーが提供、日本と変わらない治療が受けられる仕組みだ。 (asahi = 7-13-11) 「科学技術政策の見直し必要」 文科省が11年版白書 東日本大震災に伴う福島第一原発事故を受け、文部科学省は「原子力を含むエネルギー政策はもとより、科学技術政策の見直しが必要」とする 2011 年版科学技術白書をまとめた。 例年より 1 カ月ほど作業が遅れ、12 日の閣議で了承された。 白書は、東日本大震災を冒頭で特集し、事実の経過や政府の取り組みなどを記した。 原発事故について、放射性物質の放出によって国民に大きな不安を与えたと指摘。 「世界中の人々が現実を目の当たりにし、科学技術のもつ光のみならず、影の側面を再認識することとなった」との見解を示した。 情報発信が遅れたり、分かりにくかったりした問題点も挙げ、政府や専門家らの発信の実態について検証が必要と指摘。 「復興の原動力も科学技術」とし、国民の理解と信頼を得ることが求められているとした。 (佐藤久恵、asahi = 7-12-11) 「空洞化防止に部品や素材輸出促進を」 通商白書 経済産業省は 8 日、2011 年版の通商白書を公表した。 日本企業の海外生産が増えるに伴い、部品や素材など「中間財」の輸出が増えていると指摘。 震災後に懸念が高まる産業空洞化を防ぐため、経済連携協定 (EPA) を進めて、中間財の輸出を促すべきだとしている。 白書によると、09 年に米国に進出した日系メーカーは約 4 兆円の中間財を日本から調達した。 中国や東南アジア諸国連合 (ASEAN) への進出メーカーは約 3 兆円。 日系企業の売上高が増えるに伴って、増加傾向にある。 そこで、関税を引き下げて日本からの輸出を促進する経済連携や研究開発への支援を通じて「中間財の輸出競争力強化を後押しすることが重要だ」と強調している。 (asahi = 7-8-11) 音響の「ボーズ」、大阪・心斎橋に国内最大店 8 日開店 米国の音響機器メーカー「ボーズ」が 8 日、大阪市中央区に国内最大の直営店「ボーズ・プレミアムストア心斎橋」を開店する。 国内外から買い物客が集まる商業地で、独自の技術にこだわる同社ブランドの浸透を図る。 新たな直営店は、百貨店の大丸心斎橋店やユニクロ、高級ブランド店などが集まる心斎橋地区のビルに入り、1 - 2 階の約 250 平方メートル。 スマートフォン用のヘッドホンなど自社製品のほぼすべてをそろえ、2 階には自室の感覚で音を体感できる個室も設けた。 国内では 23 店目だが、従来は百貨店やアウトレットモールへの出店が中心だった。 関西では阪急うめだ店、JR 京都伊勢丹店、神戸店(三井アウトレットパークマリンピア神戸)に次いで 4 店目となる。 (asahi = 7-8-11) お風呂で台所で、防水タッチパネル TV パナソニック ![]() パナソニックは 6 日、防水のタッチパネルを搭載し、お風呂でテレビやインターネットを楽しめるワンセグテレビ「ビエラ・ワンセグ SV-ME970」を 30 日に発売すると発表した。 小型テレビの機能を拡充し、夏以降に減少が予想されるテレビ需要の掘り起こしに力を入れる。 液晶画面は 7 型のタッチパネルで、ぬれた手でも操作できる。 無線 LAN を内蔵し、インターネットの閲覧やメール、ツイッターなどを楽しめる。 同社のブルーレイディスク (BD) 対応レコーダー「ディーガ」と無線で接続し、デジタル放送や録画番組を転送して見られる。 想定価格は約 4 万 5 千円。 国内のテレビ市場は、24 日の地上デジタル放送完全移行を節目に買い替え需要の減少が見込まれている。 パナソニックは、無線 LAN とディーガの組み合わせで、家の中のどこでも転送された映像を楽しめる機能を PR。 風呂や台所、寝室などに設置する需要を発掘し、市場の拡大を図る。 (asahi = 7-7-11) LED 電球の販売、白熱電球上回る 節電意識が追い風 節電効果で注目を集める LED (発光ダイオード)電球の販売が 6 月、初めて白熱電球を上回った。 調査会社 GfK ジャパンが全国 4 千の家電量販店を調べた。 「大震災による節電意識の高まりが消費傾向を変えた」とみている。 電球販売を種類別でみると 5 月が白熱 43.0%、LED 37.2% だったのに対し、6 月は LED 43.5%、白熱 38.2% だった。 2009 年 7 月ごろから出回り始めた LED 電球は消費電力が小さく長持ちもする。 ただし割高なのが敬遠され、昨夏以降は 20% 前後で推移していた。 東日本大震災の後、停電を経験した関東地区を中心に売れ行きが加速し、販売数が 2 倍以上に増えたという。 (asahi = 7-6-11) 太平洋に大量のレアアース 海底の泥に存在、採取容易 ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)が太平洋の広い範囲で海底の泥の中に大量に存在すると、東京大などの研究チームが発表した。 採取や精錬しやすい形で存在しているとみられ、レアアース問題の解決につながると期待される。 4 日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に掲載される。 東大の加藤泰浩准教授(地球資源学)らによると、レアアースが多く存在すると見られるのはハワイ付近と仏領タヒチ付近の計約 1,100 万平方キロを中心とする広い海域。 水深 3,500 - 6 千メートルの海底に積もった厚さ 2 - 70 メートルの泥に含まれていた。 主に公海だが、日本の排他的経済水域 (EEZ) にも存在する可能性があるとみている。 ![]() 推定埋蔵量はこれまで知られている陸地の埋蔵量約 1 億 1 千万トンの 800 倍の 900 億トンとみられ、2 キロ四方の埋蔵量で日本の年間需要約 3 万トンを満たす計算。 技術的には、海底の泥を吸い上げるだけで採取でき、陸地の鉱床のような放射性元素をほとんど含まず、利用に適するという。 海底で、開発が有望なレアアースの存在が確認されたのは初めて。 (asahi = 7-4-11) ◇ ◇ ◇ レアアース高騰で緊急支援策 経産省、技術開発に補助 中国からのレアアース(希土類)の輸出価格が高騰している問題で、経済産業省は 3 日、事業規模 300 億円の緊急企業支援策を発表する。 代替素材やリサイクル技術の開発費用を補助することで、レアアースが欠かせない自動車・電機産業の国内空洞化を防ぐ。 レアアースの価格高騰は、中国税関が昨年末から、一定価格以下の輸出を認めない制限措置をとっていることが主因。 日本はレアアースの 8 割を中国に頼っており、先の日中首脳会談で菅直人首相が改善を要請。 温家宝(ウェン・チアパオ)首相は「世界貿易機関 (WTO) ルールに基づいて適切に管理したい」と応じたが、その後も制限措置は続き、価格は首脳会談前と比べて 1 - 3 割上昇している。 緊急支援策は、2010 年度補正予算に盛り込んだレアアース関連予算のうち 87 億円を活用。 タングステンなどレアメタル(希少金属)の一部も対象に含め、企業が取り組む代替素材やリサイクル技術の開発、使用量削減策など計 68 件について 2 分の 1 - 3 分の 1 を補助する。 企業の負担分をあわせると事業規模は 300 億円程度となる。 (asahi = 6-3-11) リコー、HOYA からペンタックスのデジカメ事業買収へ 事務機器大手リコーは 1 日、光学機器メーカー HOYA がもつ「ペンタックス」ブランドのデジタルカメラ事業を 10 月に買収すると発表した。 ペンタックスブランドの商品展開は続け、生産拠点や従業員も引き継ぐ。 リコーは、一眼レフカメラの技術と知名度を持つペンタックスを取り込み、カメラ事業をてこ入れする。 (asahi = 7-1-11) 放射線で光る樹脂、ペットボトルの素材で開発 京大など ![]() ペットボトルの素材を使って、放射線が当たると青く光る新しいプラスチック樹脂を開発することに、京都大や放射線医学総合研究所などのグループが成功した。 放射線検出器のセンサーに使われている従来の樹脂に比べ、費用は 10 分の 1 ほど。 安価な検出器の開発が期待できるという。 29 日、欧州物理学会の速報誌電子版に掲載された。 京大原子炉実験所の中村秀仁助教らのグループは昨年、ペットボトル樹脂に放射線を当てると光が出ることを突き止めた。 しかし、発する光の量が少ないという弱点があった。 グループは帝人化成とともに、樹脂に含まれる炭素と水素、酸素の割合を変えながら性質を分析し、これまで放射線検出器に使われているものと同等以上の能力を持つ樹脂を合成した。 (asahi = 6-30-11) 中小型液晶事業、日立も東芝・ソニーの統合交渉に合流へ 日立製作所が、東芝とソニーが進める中小型液晶パネル事業の統合交渉に合流することが 30 日分かった。 早ければ 7 月にも合意し、年内に新会社を発足させる方針。 新会社には官民共同設立の産業革新機構が、7 割にあたる数千億円を出資する方向で検討している。 中小型液晶パネルは、スマートフォン(多機能携帯電話)などで需要が高まっているが、各社とも設備投資が重荷となる。 日立も台湾企業からの出資で負担を軽くする交渉をしていたが、まとまらなかった。 統合が実現すると、3 社を合わせた中小型液晶パネルの世界シェアは 2 割を超えて首位となる見通し。 競合する韓国や台湾勢に対抗する狙いだ。 (asahi = 6-30-11) ◇ ◇ ◇ 東芝・ソニーが液晶事業の統合検討 世界トップシェア 東芝とソニーが、スマートフォン(多機能携帯電話)などに使う中小型の液晶パネル事業を統合する方向で検討に入ったことが 7 日分かった。 年内にも新会社を設立し、産業革新機構が出資する方向で協議している。 両社の事業を合わせると、中小型液晶パネルのシェアは世界首位となる見通し。 統合による規模の拡大と資金力の向上で、競合する韓国・台湾メーカーなどに対抗する考えだ。 (asahi = 6-7-11) ピンぼけ、後から修正できるカメラ 米企業が開発 うっかりピンぼけに撮ってしまった写真でも、ピント合わせが後からできる - -。 そんなカメラを米シリコンバレーの新興企業ライトロが開発した。 「カメラの革命」とアピールし、年内にも発売する。 ライトロによると、通常は撮影時に平面的に取り込む光の情報を多方向で取り入れ、被写体を立体的にデジタル情報で記録。 ピントが合う位置を調整できるという。 例えば、手前の人物にピントが合ってしまった写真でも、奥の人物をシャープにして仕上げられる。 価格は未定だが、同社は 23 日、朝日新聞の取材に「消費者が手軽に買える値段にする」と答えた。 (asahi = 6-25-11) 水注いで発電・20 年保存可 … ナカバヤシ、水電池販売へ ![]() スポイトなどで内部に水を入れると発電する「水電池」を、文具製本メーカーのナカバヤシ(大阪市)が 8 月上旬から販売する。 元々は子会社が販売していたが、今後は非常用として需要が増えるとみて、より販売力が強い親会社が直接取り扱うことにした。 商品名は「水電池 NOPOPO (ノポポ)」。 単 3 電池サイズで、付属のスポイトを使ってプラス極の脇にあいた穴に注水すると、内部の金属からイオンが溶け出す化学反応が起こって発電する仕組み。 水の代わりにジュースやビール、唾液(だえき)でも発電する。 未開封なら約 20 年間保存でき、1 回の注水で LED 照明なら約 5 時間使用可能。 電力が弱まっても注水すれば数回使えるという。 災害時や非常用の備蓄として、ポケットラジオや LED 懐中電灯など消費電力の少ない機器での使用に向いているという。 3 本パック 630 円、100 本パック 2万 790 円(いずれも税込み)で販売する。 1 年間で 100 万本の販売を想定。 製造元の水電池メーカーの日本協能電子(東京都港区)はこの製品の特許を取得している。 (asahi = 6-25-11) シャープとリクシルが共同出資会社 新製品を企画 シャープと住生活グループ傘下の事業会社 LIXIL (リクシル)は 21 日、それぞれが得意とする家電機器と建材を融合させた商品の企画を行う共同出資会社を設立すると発表した。 新会社は「エコ・ライフ・ソリューション(本社・東京)」。 資本金は 7 千万円で、出資比率は各 50%。 当初の社員は約 10 人でリクシルが社長を出し、8 月 1 日から事業を始める方向で準備している。 企画した商品の製造や販売ルートについては今後詰めるという。 両社は 4 月に、住宅向けの太陽電池や発光ダイオード (LED) 照明の開発・販売で提携することに基本合意。 具体的な契約内容について交渉を進めていた。 (asahi = 6-21-11) 「2 位じゃダメ?」のスパコン、速度世界 1 位に 理研 理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」が、20 日発表された計算速度の世界ランキングで 1 位になった。 速度は毎秒 8,162 兆回で、2 位につけた中国国防科学技術大の「天河 1 号 A」の 3 倍超。 日本のスパコンが世界一となったのは、2004 年の「地球シミュレータ」以来 7 年ぶり。 世界一を目指した「京」のプロジェクトは、一昨年にあった事業仕分けで、蓮舫氏から「2 位じゃダメなんですか」と問い詰められて話題となった。 日本のスパコンはこのほか、東京工業大の「ツバメ 2.0」が 5 位になった。 3 位は米国、4 位は中国製スパコンだった。 (asahi = 6-20-11) 待機電力ゼロにする技術開発、超節電に道 東北大など 大型コンピューターから携帯電話まで、様々な電子機器の心臓部に使われる集積回路の待機電力をゼロにする技術を、東北大や NEC などの研究チームが開発した。 製品化されれば大幅な省電力が期待できるという。 13 日から京都市で始まる国際会議で発表する。 東北大の大野英男教授らのチームは、電子が持つ磁石の性質を利用してデータを記憶させ、電源を切っても「システム LSI (大規模集積回路)」の情報が消えないようにした。 電子の出し入れでデータを記憶させる現在の LSI は、電気が流れないと情報が失われる。 このため、使用中は常に電気を流し続け、電源を切る時にはハードディスクなどに情報を移し、電源を入れた時は読み込む電力が必要になる。 (asahi = 6-13-11) 任天堂がタッチパネル式の新型ゲーム機 Wii の後継 任天堂は 7 日(日本時間 8 日未明)、全世界で約 8,600 万台を販売した家庭用ゲーム機「Wii」の後継機「Wii U」を発表した。 コントローラーにテレビ画面と連動するタッチスクリーンが付き、タッチスクリーンでの操作をテレビ側に反映させることができる。 2012 年中に発売する。 新製品は、コントローラーとテレビ側に設置された本体を無線でつなぎ、タッチスクリーンで、同じゲームの世界をテレビの画面とは別の視点で見ることもできる。 岩田聡社長は「ゲーム、テレビ、インターネットの間に強いつながりを築きたかった」と話した。 ロサンゼルスで毎年開かれる世界最大のゲーム見本市「E3」で発表された。 (ロサンゼルス = 山村哲史、asahi = 6-8-11) シャープの大型テレビ、米中に注力 販売 5 倍の方針 シャープは 1 日、主力の液晶テレビ事業で 60 型以上の大型サイズを強化し、成長が見込める米国と中国での 2012 年 3 月期の販売台数を前期比で 5 倍に引き上げる方針を明らかにした。 薄型テレビは中小型を中心に、世界的に価格下落が続いているが、高い技術力が必要で競合が少ない大型サイズを伸ばして収益の確保を図る。 シャープは現時点で 12 年 3 月期の販売計画を公表していないが、60 型以上の販売は米国で 100 万台以上、中国で 30 万台を見込む。 このサイズでの市場占有率は、米国、中国とも 7 割程度とされ、市場の成長を取り込むことで大幅な販売増を目指す。 特に注力する中国では今春、60 型を 3 機種から 5 機種に増やしており、秋には 70 型も投入する。 シャープ製テレビの取扱店も現在の約 9 千店から 9 月末には 1 万 1 千店近くに増やす計画で、その過半数の店で 60 型を扱える態勢をつくる。 (asahi = 6-4-11) ◇ ◇ ◇ シャープ、台湾・鴻海と提携へ TV 液晶で韓国勢に対抗 シャープが電子機器の製造受託の世界最大手、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業とテレビ用液晶パネルの部材調達などで提携交渉を進めていることが、3 日明らかになった。 液晶パネルでは、サムスン電子や LG 電子など韓国勢のシェアが高く、その対抗軸の台湾勢と連携して競争力を高める狙いがあるとみられる。 シャープはすでに、鴻海傘下の奇美(チーメイ)電子にパネルの技術を供与して、製品を互いに供給する提携を結んでいる。 今後、鴻海と合弁会社を設立して、部材を調達したり、パネルの設計に取り組んだりすることなどを検討している模様だ。 (asahi = 6-3-11) ◇ ◇ ◇ 亀山ブランド、液晶 TV からスマホに シャープが転換へ シャープは 2 日、薄型テレビ「アクオス」向けの大型液晶パネルをつくる亀山工場(三重県亀山市)を、スマートフォン(多機能携帯電話)などの携帯端末に使う中小型パネル中心の生産体制に切り替えることを明らかにした。 年内から移行を進め、7 割以上を中小型用に転換する方針だ。 液晶パネルの世界市場はテレビ用の値下がりが続く一方、スマートフォンやタブレット端末用は需要が急拡大しており、その影響が、「亀山ブランド」として高品質テレビのイメージを確立してきた生産拠点にも波及した形だ。 亀山の第 1 工場は大型パネルの生産設備をすでに中国に売却し、2012 年にも中小型パネルの生産を始める計画だ。 スマートフォン向けと見られる。 第 2 工場は、大型パネルの設備を改造して年内にもタブレット端末向け中小型パネルの生産を始め、生産の柱にする見通し。 米アップルの「iPad (アイパッド)」向けとみられている。 (asahi = 6-2-11) ◇ ◇ ◇ シャープ、液晶パネル新材料を実用化 スマホ用に生産へ シャープは 21 日、スマートフォンなどに使う中小型液晶パネルの材料として酸化物半導体 (IGZO) を世界で初めて実用化すると発表した。 新技術の中小型パネルは既存の大型パネル工場を改造すれば生産でき、初期投資や準備期間を減らせるという。 三重県の亀山第 2 工場の設備の一部を転用し、年内に月産数十万枚の生産に入る。 IGZO は、一般的な材料のアモルファスシリコンに比べ、画素を細かくしたり電力消費を抑えたりすることができる。 試作端末は、消費電力が従来型の 3 分の 2 になったという。 中小型液晶パネルはシャープが得意とする分野で、調査会社ディスプレイサーチによると、2010 年の世界シェア(出荷額ベース)は 14.8% で首位。 IGZO 液晶も他社に売り込む方針で、iPhone を作る米アップルなどと交渉を進めているとみられる。 シャープはテレビ用大型パネル工場が東日本大震災後の消費の落ち込みで在庫を抱えるなどして休止中。 一方、スマートフォンなどの需要が伸びている中小型はフル生産が続き、新技術の導入で生産設備と需要のギャップ解消を図る。 液晶パネル工場の建設には、1 千億円単位の投資が必要とされる。 シャープは亀山第 2 工場の改造費用を明かさなかったが、ディスプレイデバイス事業本部の迫周司・副本部長は「既存の工場を転用でき、競争力はある」と話した。 IGZO 液晶のテレビ利用や、亀山第 2 以外の工場での生産は「需要を見ながら検討する」とした。 (asahi = 4-24-11) ◇ ◇ ◇ シャープ、液晶パネル生産を一時休止 テレビ用の大型 シャープは 8 日、亀山工場(三重県亀山市)と堺工場(堺市)でテレビ用大型液晶パネルの生産を 4 月初めに休止したと明らかにした。 東日本大震災による販売の落ち込みと、パネルに使う部材の供給が難しくなったためだ。 5 月の黄金週間明けの再稼働を目指す。 国内のテレビ用大型パネルの生産で、シャープは、パナソニックとほぼ二分する大きな存在だ。 休止する両工場の 1 カ月あたりの生産能力は、亀山が 32 型で 180 万枚分、堺は 40 型で 130 万枚分にのぼる。スマートフォンなどに使う中小型液晶パネル(おおむね 10 型以下)の生産は、三重など別の工場で続ける。 薄型テレビの販売は震災後に低迷し、同社は 1 カ月分近い在庫を抱える。 家電エコポイント制度も駆け込み需要が盛り上がらないまま 3 月末で終わり、当面は内外ともに販売の大きな回復が見込みにくい状況だ。 加えて、液晶の部材をつくる工場が被災し、部材の供給は不安定な状態が続いているという。 東北と関東は、液晶パネルの生産に必要な部品や素材で、世界的にシェア(市場占有率)が高いメーカーの工場が数多く、影響はシャープにとどまらないとみられる。 一方、中小型液晶の需要は国内外で旺盛だ。 シャープが培ってきた技術力を発揮しやすい領域でもある。限られた部材を、中小型用を生産する三重工場(三重県多気町)や天理工場(奈良県天理市)に振り向けることで、より安定的な稼働を目指す。 (山村哲史、asahi = 4-9-11) 停電でも、すぐ消えぬ「レス球」 震災で一転、注文殺到 兵庫県の山あいにある小さな工場が 2 年前に売り出した電球に、続々と注文が舞い込んでいる。 停電してもすぐには消えない。 "救助" の意味をこめた、その名も「レス球(キュー)」。 「停電なんてめったにない」と、見向きもされていなかったのが、東日本大震災で一変した。 見た目は普通の電球と変わらないが、充電池と光センサーを内蔵。 暗くなると自動的に点灯し、停電時はそのまま非常灯に。 取り外すと懐中電灯がわりになる。 明るさや停電後の点灯時間(1 時間または 3 時間)の違いで 3 種あり、価格は 6 千 - 9,500 円。 電子回路基板の組み立てが本業の「加美電機(多可町)」が作った。 きっかけは、夜明け前に発生した阪神大震災。 「真っ暗で何も見えなかった。」 「どこに逃げたらいいか分からなかった。」 池田一一(かずいち)社長 (67) は神戸の得意先や知人から、そんな被災体験を何度となく聞かされた。 (asahi = 6-1-11) 三洋の人気商品、パナソニックに衣替え 愛称存廃で明暗 パナソニックは、三洋電機のデジタルムービーカメラ「ザクティ」や小型カーナビ「ゴリラ」をベースにした新製品を、パナソニックブランドで売り出す。 パナソニックの完全子会社となった三洋の技術や意匠が生かされたが、愛称ではゴリラは存続、ザクティは廃止で明暗が分かれた。 パナソニックは 25 日、柄を握って動画を撮影するザクティ独自の縦型の形状を踏襲した「HX-DC15」など 3 機種を 6 月 25 日に売り出すと発表した。 ザクティ同様水深 3 メートルまで潜って撮れる機種もあり、野外や旅先で手軽に使える。 撮影対象の明るさなどに応じて適切な撮影モードに自動変更する機能ではパナソニックの技術も盛り込み、両社の強みが融合。 ただ、ザクティの愛称は廃止となった。 店頭想定価格は 3 万 5 千 - 5 万円。 (asahi = 5-26-11) |