「大好き☆出雲!」文字デザイン 入賞の 4 作品決定 島根 島根県出雲市が公募していた標語「大好き☆出雲!」の文字デザインの入賞 4 作品が決まった。 今後、市のホームページや各印刷物に活用する。 県内外の 104 人から計 126 作品が寄せられ、長岡秀人市長や市民でつくる出雲ブランド化推進市民委員会(24 人)などが審査。 ▽ 出雲ドームと北山を入れた同市の新宮一弘さん (44)、▽ 「雲」の字に出雲大社の本殿屋根を飾る千木(ちぎ)を採用した松江市の堀谷真澄さん (35)、▽ 「IZUMO」のローマ字を入れた広島県廿日市市の堀江豊さん (61)、▽ 「大」の字を大胆にはねさせた鳥取県倉吉市の福光康裕さん (64) - の 4 作品を選んだ。 4 人には賞状と副賞(賞金 3 万円とアゴ野焼きなど特産品)を贈った。 (sankei = 1-4-11) 甲陽ケミカル、グルコサミン生産能力 3 倍に 新工場完成 化学品製造の甲陽ケミカル(大阪市、赫太郎社長)が境港工場(鳥取県境港市)の隣接地に建設を進めていた新工場が完成し、2011 年の年明けから本格稼働する。 健康志向の高まりで需要が急増している機能性食品素材「グルコサミン」の専用工場で、生産能力を約 3 倍に引き上げる。 新工場の敷地面積は 7,500 平方メートル。 約 8 億円を投じて工場棟(1,462 平方メートル)と物流倉庫(2,072 平方メートル)を建設。 試験製造品の品質を確認しており、日本健康食品規格協会による健康食品原材料 GMP (適正製造規範)の認証取得などを経て製造を始める。 グルコサミンは軟骨の生成を促すとされる。 同社は境港産のベニズワイガニの殻を原料に年間 500 トン製造している。 新工場は初年度に 700 トンを生産する計画で、将来は境港地区で最大年 1,500 トンの生産を目指す。 (nikkei = 12-30-10) 平井・鳥取知事、パン焼き器「GOPAN」に期待 「米から作るパンは日本人の食感に合っている。 メードイン鳥取の GOPAN 普及が楽しみだ。」 鳥取県の平井伸治知事は 28 日、米粒からパンを作れる家庭用パン焼き器「GOPAN (ゴパン)」のヒットを受けて三洋電機が鳥取を生産拠点に加えて増産する方針を決めたことについて、期待を語った。 この日はゴパンを開発・生産する子会社、三洋電機コンシューマエレクトロニクス(三洋 CE、鳥取市)の大庭功社長が知事を訪問。 現在は生産委託先の中国で一貫生産しているが、今後は半製品までの加工とし、鳥取市内の三洋 CE 敷地内に組み立てラインを新設して 1 月下旬から最終の組み立てを始める方針を説明した。 平井知事は「業界の常識を打ち破る大発明でノーベル賞もの。 米で作るパンはジャパニーズスタンダードになるのでは。」と評価。 「鳥取の米の PR にもつながるので、ライン増設などで我々が支援できることがあれば相談したい」と述べた。 (nikkei = 12-29-10) 島根県・松江市、「地産」プログラム言語普及へ財団 島根県と松江市はプログラミング言語「Ruby (ルビー)」の普及促進活動を強化する。 推進母体の合同会社、ルビーアソシエーション(松江市)を 2011 年度に財団法人にする方針だ。 ルビーが 11 年 2 月にも日本工業規格 (JIS) に登録されるためで、今後は国際標準化を目指す。 国内外の産業界で幅広い利用を促し、地域の活性化につなげる。 ルビーアソシエーションは地元企業の経営者や松江市などが出資して 07 年 7 月に設立。 理事長には開発者で松江市内に住むまつもとゆきひろ(本名・松本行弘)氏が就任し、ルビーを扱うプログラマーの認定制度などを実施してきた。 JIS 登録が実現する見通しとなったことから、県と市は出資や人材面で支援してルビーアソシエーションを財団法人にする方針。 公益性を持たせて寄付を受けやすくするなど財政基盤を強化し、国際会議の開催など普及活動に弾みをつける。 JIS 登録はルビーを標準化する作業の第 1 弾だ。 ルビーは言語の仕様がやや複雑な点が課題だった。 標準化されればルビーで構築したソフトウエアの互換性が保たれるなど企業が安心して使える。 官公庁のシステム開発や外国の政府調達で利用する道も開ける。 まつもと氏が情報処理推進機構 (IPA) などと 08 年末から作業に着手。 8 月に JIS 原案を完成し、現在は日本工業標準調査会が原案への意見を関係者から受け付けている。 順調に進めば、11 年 2 月には登録され官報で公示する。 その後、まつもと氏らは国際標準化機構 (ISO) への登録作業に着手する方針。 JIS 登録すれば審査が早まる「ファストトラック」という手法を使う考えで、実現すれば 12 年にも登録される見通しだ。 島根県内のソフト業界は、ルビーの普及に伴ってビジネス機会が増えており、県外のソフト会社が松江に進出する動きもある。 地元では、ルビーの標準化をさらなる企業誘致などにつなげる。 (nikkei = 12-28-10) 鳥取ロケの韓流ドラマ好調 県、観光客増加に期待感 韓流ドラマの観光波及効果、秋田県に続く成功例になるか? 鳥取県でロケが行われた韓国の TV ドラマ「アテナ」の放映が今月中旬から韓国で始まり、これまでの視聴率が平均で 20% を超えるなど好調な出足となっている。 「アテナ」は人気ドラマ「アイリス」を手掛けた韓国のプロダクション、テウォンエンタテインメントが制作したアクションドラマ。 「アイリス」ではロケ地の秋田県で韓国人観光客が急増した例があるだけに、鳥取県は「県内で撮影したシーンの登場が今後増えていけば鳥取旅行への関心も高まるのでは」と期待している。 毎週月、火曜日の 2 回放送し、全 20 回を予定。 これまでの 4 回の平均視聴率はメディアコリア (TNS) 調べで 22.8% に達している。 特に「日本・鳥取」の字幕とともに白壁土蔵群(倉吉市)が登場した第 1 話は 25.9% を記録。 第 2 話も 25.4% と、「アイリス(第 1 話 24.5%、第 2 話 25.3%)」を上回った。 鳥取県で原子力関係の国際会議が開かれるという設定。 白壁土蔵群は主役が所属する韓国の情報機関が、亡命を希望する北朝鮮の博士を保護する作戦を練るシーンで登場。 本編終了後の予告編で岩美町や湯梨浜町のシーンが紹介されたほか、来年 1 月に放送予定の第 7、8 話でも県内の映像が登場するという。 県はドラマの観光波及効果を高めるため、ブロガーを対象にした PR イベントを企画。 「アテナ」に登場する県内の映像のうち、気に入ったシーンを県の韓国向け観光ブログで来年 1 月末まで募集する。 応募したブロガーの中から 5 人を県内ロケ地巡りツアーに招き、それぞれのブログで鳥取の魅力を発信してもらう考えだ。 (nikkei = 12-23-10) 断絶越える市民の絆 - 竹島問題 記事コピー (asahi = 12-22-10) 山陰合同銀行、貸倒引当金の積み増し対象を拡大 山陰合同銀行は今期(2011 年 3 月期)から、将来の債権回収が懸念される融資先への貸倒引当金を積み増せるよう自行の基準を厳しくする。 国の中小企業向け資金繰り対策によって、金融機関の不良債権の分類ルールが実質的に緩和されており、不良債権の潜在化が心配されている。 独自ルールを厳格にすることで、経営基盤を強化する。 銀行は常に融資先企業の経営状況を審査しており、リスクに応じて「正常先」、「要注意先」、「破綻懸念先」などに区分。 融資回収の危険性が高い企業には多くの引当金をあらかじめ積んで財務の健全性を保っている。 山陰合同銀行は要注意先と破綻懸念先の引当金の計算に、融資先企業の収益見通しを基に算出する「ディスカウント・キャッシュフロー (DCF)」法を導入している。 このうち従来は債権額を不動産担保などで賄い切れない保全不足分が 5 億円以上の企業について DCF 法で計算していたが、今期から 3 億円以上に適用範囲を拡大する。 DCF 法を採用すれば、利益が少ない企業向けの債権は多くの引当金を積み増す必要に迫られる。 より広い範囲の融資先を保守的に審査する。 同行がルールを厳しくするのは財務の健全性を保つためだ。 リーマン・ショックなどのために 1 年前から施行された、中小企業の融資返済を猶予しやすくする中小企業金融円滑化法を契機に金融検査のマニュアルが改訂され、融資先の審査基準が緩和された。 この影響で各銀行の不良債権処理額も減っている。 ただ、「経済状況は変わっていないのに、金融検査マニュアルの改訂で貸倒引当金が少なくなっている(古瀬誠頭取)」と危機感が強い。 景気が急変して倒産が増えれば大きな影響を被るためだ。 山陰合同銀行の場合、「破綻懸念先」に対する貸し倒れの引当率は、DCF 法を導入しなければ 10 年 4 - 9 月期では 54% にとどまっていたという。 DCF の採用とその基準強化により、同期で 62% の水準に引き上げた。 今後も 6 割程度の水準を維持したい考え。 中小企業金融円滑化法は当初予定された 11 年 3 月末の期限が 1 年延長された。 ただ、景気の先行きは不透明感が強いため、あらかじめ銀行の財務基盤を強化する。 (nikkei = 12-21-10) 松江・東出雲の合併可決 島根県議会、11 年夏実現へ前進 島根県議会は 17 日、松江市が隣接する東出雲町を編入合併する議案を可決した。 県議会の議決を得たことで、2011 年 8 月 1 日を目標期日とする両市町の合併が実現に向け大きく前進した。 合併後の松江市の人口は約 20 万 8,000 人で「人口が最も少ない県庁所在地」の座から脱却する。 今後、県が総務省へ合併を届け出て、早ければ来年 1 月にも合併が認められ告示される見通し。 手続きと並行して松江市、東出雲町は電算システム統合などの準備を進める。 県によると、11 月 1 日時点の松江市の推計人口は 19 万 4,000 人、東出雲町は 1 万 4,000 人。 県庁所在地では甲府市(12 月 1 日現在で 19 万 8,000 人)、山口市(同 19 万 8,000 人)、鳥取市(11 月 30 日現在で 19 万 7,000 人)などに比べ松江市が最も少なかったが、合併後は島根、鳥取の山陰両県で人口が最多になる。 現在の松江市は 05 年に旧 8 市町村が合併して誕生した。 東出雲町は当初、この合併に加わる予定だったが 03 年の住民投票で合併協議から離脱した経緯がある。 その後の財政難などから、再び松江市との合併協議が始まり今年 8 月、合併協定書に両市町が調印した。 (nikkei = 12-18-10) サンタのペンギン、よちよちパレード 松江 クリスマスを前にサンタ姿のペンギンのパレードが松江市の松江フォーゲルパークで開かれている。 同園生まれのケープペンギン 5 羽が、毎日午前と午後の 2 回、鈴のついた赤いマントを身にまとい、園内 50 メートルほどを飼育係に付き添われ散歩する。 よちよち歩きの愛くるしい姿に観光客たちからは「かわいい」との歓声が上がっていた。 サンタ姿のパレードは今月 31 日まで。 (asahi = 12-18-10) 松江・益田の島根県立美術館、相互連携で企画展 島根県の県立美術館(松江市)と県立石見美術館(益田市)は連携し、互いの館蔵品を展示する企画展を開催する。 県は東西に約 230 キロと細長いため、展覧会で東西の文化交流を促す。 県立美術館では 16 日から 2011 年 3 月 14 日まで企画展「森鴎外と交友の画家たち」を開く。 県立石見美術館で所蔵する、益田市の隣の津和野町出身の作家、森鴎外に関連した洋画を展示する。 県立石見美術館では来年 2 月 9 日から 3 月 21 日まで「県立美術館名品展」を開く。 初日にはイベントとして美術館ロビーで安来節を公演する。 来年以降、県立美術館では「安野光雅の絵本展(2 月 25 日から 4 月 11 日)」、「ファッションの 20 世紀(時期未定)」を、県立石見美術館では「mite! 島根コレクション展(12 年 2 月 11 日から 3 月 26 日)」などを開催予定。 安野光雅美術館(津和野町)なども企画展で連携する。 (nikkei = 12-16-10) 卯年のあいさつ「因幡の白うさぎ」 鳥取県サイトで提供 卯(う)年の来年、えとにあやかり年賀状は「因幡の白うさぎ」デザインで決まり - -。 鳥取県は鳥取を舞台にした神話「因幡の白うさぎ」のイラストをあしらった年賀状デザインのダウンロードサービスを始めた。 一方、鳥取市は山陰海岸のデザインを取り込めるようにした。 ともに無料。 県が作製したデザインは因幡の白うさぎのイラストに古事記に登場する日本最古の恋物語との説明を付け、縁結びの神様である白うさぎが大国主命と八上姫の仲を取り持つというイメージを表現した。 イラストは鳥取市在住の漫画家、岩田廉太郎氏が担当した。 一方、鳥取市の年賀状デザインは貴重な地質や地形を教育や観光振興に生かす「世界ジオパークネットワーク」への加盟が今年決まった「山陰海岸」の写真を使用。 神話の舞台とされる白兎海岸や鳥取砂丘など 8 種類を作成した。 県の担当者は「因幡地方が鳥取県を指すことにピンとこない人も多く、鳥取をアピールする 12 年に 1 度の数少ないチャンス。 世界的に認められた山陰海岸を PR する市とともに鳥取の認知度を高め、観光集客につながれば」と期待する。 (nikkei = 12-15-10) 愛も熟成、1 年物「チョコレートビール」 島根ビール 2011 年のバレンタインにチョコレートビールはいかが - - ? 地ビール製造・販売の島根ビール(松江市、板橋正知社長)は、カカオ入りの発泡酒「ショコラ・ナンバー 7・2009・長期 1 年熟成」の販売を始めた。 タンクで 1 年熟成させてまろやかな口当たりにしたのが特徴。 ネット通販や地元の百貨店などで扱う。 チョコレート味にするために、黒ビールにカカオを 1 年間漬け込んで作った。 アルコール度数は 7%。 来年 2 月のバレンタインシーズンに向けて、贈答用などの需要を見込む。 容量は 300 ミリリットル入り。 市内にある松江堀川地ビール館で 950 円で販売中。 同社が楽天の仮想商店街に設けたサイトでも扱っているほか、市内の居酒屋などで味わえる。 来年 1 月以降は一畑百貨店(松江市)や、土産物店のしまね物産館(同)でも扱う予定。 販売目標は約 6,500 本。 同社はコーヒーを原料にした発泡酒なども開発しており、通称「チョコレートビール」は 05 年から手掛ける。 従来は熟成期間が半年から 8 カ月程度だったが、今回は 1 年に延長してカカオの苦みを少なくした。 (nikkei = 12-14-10) 鳥取砂丘、電球 22 万個でイルミネーション 11 日から 冬の鳥取砂丘(鳥取市)を 20 万個以上のイルミネーションで彩る風物詩「鳥取砂丘イリュージョン 8」が、11 - 26 日に開かれる。 「因幡の愛〜鳥取砂丘発! 愛の恋砂(れんさ)」がテーマで、白ウサギを助けた大国主命が八上姫と結ばれた神話にちなんだ。 クリスマスシーズンに「愛の聖地」をアピールし、8 万人以上の集客を目指す。 鳥取青年会議所などで組織する実行委員会が主催し、色とりどりの電飾を午後 5 時 30 分から同 10 時(最終日は 9 時)まで点灯する。 日本海の青い海や白い波、夕日に輝く太陽などロマンチックなイメージのデザインとし、砂丘入り口の階段そばの斜面に設置する。 使用する電球は 22 万個で昨年より 2 万個増やし、発光ダイオード (LED) の使用割合も 60% と昨年 (40%) に比べて高める。 また、会場には高さ約 3 メートルの大国主命と八上姫の砂像も展示。 23 日には模擬結婚式やウエディングファッションショーを行う。 今回は新たにオフィシャルグッズとして、手首に巻く「愛プレミアムバンド」を製作。 因幡の白うさぎを祭る市内の白兎神社に同商品を持って行き、縁結びの「祈とう」を済ませたという。 (nikkei = 12-11-10) 島根県とイオン、地域振興で提携 県産品拡販など 島根県とイオンは 9 日、地域振興などを目的とした包括業務提携をした。 今後、県産品の販路拡大で協力するほか、県内で盛んなプログラミング言語「Ruby (ルビー)」をイオングループで導入するなどして、地元産業の活性化でも連携する。 同日、島根県庁で溝口善兵衛知事と、イオン執行役で中核子会社のイオンリテール(千葉市)社長も務める村井正平氏が協定書に調印した。 今後、イオン各店で県産品を一堂に集めた「島根フェア」を開催するほか、観光客の誘致などで協力する。 今回の提携に合わせ、災害時には店舗の駐車場を提供するなどの防災協定も結んだ。 ルビー導入では同日、イオンの IT (情報技術)担当者らと、ルビー開発者のまつもとゆきひろ(本名・松本行弘)氏、県内の IT 企業で組織する島根県情報産業協会の会員企業の経営者らが松江市内で初会合しており今後、具体的な検討に入る。 イオンの店舗は県内に 5 店ある。 2008 年から全国で初めて鮮魚の直接買い取りを地元漁協と始めるなど関係を深めていた。 都道府県と結ぶ包括提携は今年 6 月の大阪府以降、6 府県目になる。 島根県が民間企業と包括提携するのは 09 年のローソン、ファミリーマート、先月末の楽天に次ぎ 4 社目。 (nikkei = 12-10-10) ◇ ◇ ◇ イオンと松江観光協が提携 ご当地「ワオン」発行 イオンと松江観光協会(鷦鷯 = ささき = 修一会長)は 29 日、松江市を中心とした地域での観光振興や地域活性化を目的に提携したと発表した。 第 1 弾としてイオンが 2011 年 2 月上旬に電子マネーの「WAON (ワオン)」が扱えるカード「出雲路縁結びワオン」を発行し、初年度 3 万枚の販売を目指す。 同カードには松江城など市内の観光名所が描かれている。 中国地方や関西圏のイオンの店舗など約 50 店で 1 枚 300 円で発売する。 他のワオンのカードと同様に、イオン各店を含む全国の約 5 万 5,000 カ所(2 月末時点)で利用できる。 同カードは、来年 3 月から 12 月まで市内各地でイベントなどを開催する「松江開府 400 年記念博覧会」の公式カードとして活用する。 各会場での決済のほか、松江城などの観光施設や土産物店で割引などのサービスが受けられるようにする。 同カードで決済された金額の 0.1% 相当額をイオンが寄付し、宍道湖や中海の環境保全活動に役立てる。 寄付額は現在の利用額から推計して年間 100 万円以上になる見通しで今後、委員会を設置して活用法を検討する。 イオンが地域振興を目的にしたワオンのカードを発行するのは全国で 20 例目で、島根では 4 つ目になる。 (nikkei = 11-30-10) 山陰合銀がプリペイドカード クレジット会員向けに 山陰合同銀行はクレジットカード事業を強化する。 2011 年春にも、カード会員の家族などが対象のプリペイド式カードを地方銀行として初めて発行する方針。 小口決済も含め幅広い利用を促す。 地元の小売店と協力した販売イベントなど利用促進策も拡充する。 地元の加盟店への来客増に役立てながら、自らの手数料収入を増やすのが狙い。 同行は、キャッシュカードにクレジット機能が付いた「ごうぎん Duo (デュオ)カード」を中心に発行し、約 25 万人の会員を持つ。 来春以降、主婦や高齢者、未成年者など会員の家族を主な対象にプリペイド式の「デュオプリカ(仮称)」を発行する計画。 プリペイド式のカードは事前に入金した一定額の範囲で買い物ができる。 入金に応じて利用額を決められ、未成年者に持たせても保護者が安心しやすい面もある。 今後、山陰両県に約 1 万ある加盟店と協力して、入金方法など詳細を詰める。 プリペイド式を追加するのは、会員数の拡大が狙い。 島根、鳥取両県の就業人口(約 70 万人)に占める同行の会員数の割合は 4 割近くになり既に高いシェアを持つ。 年齢や収入の制限が厳しいクレジットに比べプリペイド式は幅広い層が保有できる。 カードの利用促進策も拡充する。ゴルフに関心が高い会員向けに、レッスンプロの講習と併せた展示即売会を今年 4 月に初開催。 10 月下旬には豪華客船ツアーを実施したほか、今月 19 日には鳥取県で化粧品のイベントも行う。 今後も顧客分析に応じたイベントの開催や、ポイント優遇など特典策を打ち出し、利用を促す。 同行は 4 月にカードの会員事業を子会社から銀行本体へ吸収分割し、事業戦略を機動的に立案・実行できる体制を整えた。 この結果、同行のカードによるショッピング取扱高は 2010 年 4 - 9 月期に 150 億円と前年同期比で 1 割増え、同期の 1 枚当たりの利用月額は 2 万 7,000 円(同 4% 増)になったという。 プリペイド式の追加などで 12 年 3 月期には年間のショッピング取扱高を 465 億円(11 年 3 月期の計画に比べ 45% 増)、1 枚当たりのカード利用月額を 3 万 4,000 円(同 21% 増)に増やす。 また、10 年 3 月期には 14 億円だったカードからの収入を、12 年 3 月期には 19 億円に増やしたい考えだ。 (nikkei = 12-9-10) 島根・奥出雲町商工会が商品券 抽選で最高 10 万円プラス 島根県奥出雲町と奥出雲町商工会は経済対策の一環として、抽選券付きとプレミアム付きの 2 種類の商品券の販売を始めた。 抽選券付きは町民以外も購入できる。 抽選で最高 535 人に 10 万円分の商品券などが当たるのが特徴。 商品券の購入を通じて、地元での消費喚起を狙う。 奥出雲町商工会が発行する。 抽選券付き商品券は 5 千円分を買うごとに抽選券 1 枚が付く。 景品の商品券は 10 万円分が 5 本、5 万円分が 10 本など。 最高で 420 万円分を用意している。 2011 年 2 月 5 日に当選発表する。 1 人の購入限度額は 3 万円。発行総額が 1 億 5,000 万円分に達した時点で販売を打ち切る。 プレミアム付き商品券は町民のみ購入可能。 全住民約 1 万 5 千人に対し 1 人 2 枚の引換券を配布している。 引換券 1 枚に対し 5 千円を支払えば 5,500 円分の商品券を購入できる。 商品券は 11 年 5 月末まで町内のスーパーなど約 500 店で利用可能。 奥出雲町は経済対策として昨年 2 回、プレミアム付き商品券を発行した。 商工会と連携して抽選券付き商品券を発行するのは初めて。 (nikkei = 12-8-10) 広島空港結ぶ道、4 月中旬に開通 県、アクセス 18 分短縮 広島県は 7 日、建設中の県道「広島中央フライトロード」の一部区間約 10 キロが来年 4 月中旬に開通すると発表した。 広島空港(広島県三原市)と三原市大和町地区とのアクセスが従来より 18 分短縮し 22 分となる。 広島中央フライトロードは山陽自動車道と中国横断自動車道尾道松江線を結ぶ全長約 30 キロの建設が調査・検討されている。 このうち、1992 年度に事業に着手した約 10 キロの区間が今回開通する。 開通区間には、アーチ部分の支柱間の距離が 380 メートルで日本最大規模となるアーチ橋「広島空港大橋」が含まれている。 事業費は約 630 億円に上る。 広島県の湯崎英彦知事は「将来、尾道松江線と接続すれば、広島空港の国際線利用者増加が期待できる」と話している。 (nikkei = 12-8-10) 中海市長会、島根県出雲市が参加打診 島根県の松江市、安来市、東出雲町、鳥取県の米子市、境港市で組織する中海市長会に、島根県出雲市が参加を打診していることが分かった。 市長会を構成するメンバーのなかには慎重論もあり、今後の協議が必要になるが、実現すれば 2012 年度から加入することになる。 出雲市の参加打診は、松江市に隣接する斐川町と出雲市が 2011 年 10 月を目指して合併することが背景にある。 松江市と東出雲町も来年 8 月に合併する計画を進めている。 合併後の出雲市には出雲空港や出雲大社など観光資源が多く、市長会が目指す観光振興などに寄与することから市長会には賛成意見が多い。 松江市の松浦正敬市長は「新たな出雲市には大企業も多く、地域活性化には協力が不可欠」と話す。 一方で、「住民の生活圏が異なる」などと慎重意見もあるため今後、協議を継続する。 中海市長会は、道州制を視野に県境を越え一体となって観光振興やまちづくりに取り組むために 07 年に組織した。 08 年には、複数の自治体が連携し地域活性化を目指す総務省の「定住自立圏構想」で先行実施団体に選定されている。 (nikkei = 11-27-10) 松葉ガニ漁、出足好調 解禁 1 週間の水揚げ 49% 増 鳥取県がまとめたズワイガニ漁解禁後 1 週間の水揚げ状況によると、ズワイガニのうち、雄の松葉ガニの漁獲量は 48.6 トンと、前年同期に比べて 49% 増となった。 県水産試験場は「漁期前調査の結果から松葉ガニの水揚げ量を『前年を上回る』とした予測通りの出足」と指摘。 「比較的小型のものも目立つが、今シーズンは期待できそう」と話している。 6 日の漁解禁から 13 日までの水揚げ状況では、松葉ガニの漁獲量が昨年に比べて大幅に増加する一方、親ガニ(雌)は 129 トンと同 11% 減。 水揚げ額でも松葉ガニが 18% 増の 1 億 3,994 万円で、親ガニは 1% 減の 1 億 5,970 万円だった。 県水産試験場は漁期前の 10 月に鳥取沖や島根県の隠岐北西沖などの水深 200 - 400 メートルの漁場を調査。 その結果、漁場に生息する松葉ガニは昨年に比べて 60% 増、親ガニは 49% 増と推定している。 (nikkei = 11-27-10) 島根原発 2 号機、12 月上旬に発電再開 中国電力は 24 日、定期検査で停止中の島根原子力発電所 2 号機(松江市)の発電再開時期が 12 月上旬になるとの見通しを明らかにした。 検査の過程で原子炉格納容器の気密性の不足が判明し原因究明にあたった結果、従来計画より数日、発電開始が遅れる。 定期検査は 12 月末までに終了する見通し。 気密性の不足の原因は原子炉格納容器の上ぶた接合部にあったさび状の付着物。 付着物の除去や部品の交換により、基準を満たす気密性を達成できたという。 従来の計画では発電開始日を 12 月 1 日と公表していた。 (nikkei = 11-25-10) 大山スキー場、来月「再滑走」 4 カ所を一体運営 中国地方最高峰、鳥取県の大山の北側に広がる 4 スキー場の運営事業者が今秋までに一本化され、来月 23 日から営業を始める。 ピーク時の 1995 年には約 41 万人が訪れた西日本最大級の大山スキー場も、最近は当時の半数以下に低迷。 競技人口の減少で多額の設備投資に踏み切れない中、運営の一本化で合理化を推進し、手探り状態で「再出発」を迎える。 大山の北側に位置するスキー場は「豪円山」、「中の原」、「上の原」、「大山国際」の 4 カ所があり、「大山スキー場」と総称していた。 これらを 3 者が運営していたが、経営権の譲渡などで今秋、鳥取市の日本交通グループに一本化した。 「大山国際」を運営する日本交通グループは「豪円山」と「上の原」を運営する大山観光開発(鳥取県米子市)の経営権を 9 月下旬に取得。 「中の原」は大山町の直営だったが指定管理者制度の導入で日本交通の子会社「だいせんリゾート(大山町)」が 10 月から管理者として運営を引き受けている。 同町観光商工課は「運営を一本化することでリフトの稼働を効率化できるほか、ゲレンデごとに客層を絞ったスキープランを提案できるようになる」と説明する。 リフト券販売などでの協力を目的に同町と運営会社で構成する「大山スキー場管理組合」の名称と 4 スキー場の総称は、ともに「だいせんホワイトリゾート」に変更。 ゲレンデを 5 つのエリアに分け、昨冬に比べて 1 万 4,000 人増の約 16 万人の集客を目指す。 豪円山は比較的難度が低いことなどから初心者や子ども、学生を対象に設定した。 上の原の下部を新たに「下の原エリア」とし、豪円山でスキーやスノーボードを始めた初心者がある程度上達すると下の原で滑れるようにする。 さらにうまくなると、中の原、国際とステップアップしながら楽しめる。 上の原の上部は、競技練習向けなどとして使えるようにする。 一方で運営の効率化による経費削減策も実施。 計 21 本のリフトの運用を見直し、平日に 3 - 4 本、土日で 2 本止める。 ゲレンデ用を含めて計 11 台ある圧雪車も 8 台に削減。 利用者が少なく、老朽化している上の原の食堂施設「上の原ヒュッテ」は解体・撤去してゲレンデとして整備、計 5,000 万円程度のコスト削減効果を見込む。 ただ、4 スキー場の来場客は 95 年をピークに年々減少傾向で昨年は 14 万 6,000 人にまで落ち込んだ。 スキー人口の減少が背景で日本生産性本部の推計では 08 年は 690 万人と 10 年前の半分になった。 暖冬による雪不足の影響も重なっている。 だいせんホワイトリゾートの太田昌雄シニアマネージャーは「レジャーの多様化が進んでおり、スキー人口の減少は構造的なもの。 設備投資は難しく全国的にも珍しい『海の見える絶景ゲレンデ』を PR し、集客策を走りながら考えていきたい。」と話す。 日本人客を呼び込むだけでは経営の展望が開けないスキー場。 今後は韓国語や中国語といった外国語による案内看板の設置、ガイド養成や観光 PR など外国人客誘致の取り組みも欠かせない。 (鳥取支局長 青木志成、nikkei = 11-23-10) 縁結びスイーツはいかが 鳥取市観光協など開発・販売 神話「因幡の白兎(しろうさぎ)」の舞台を縁結びスイーツでアピール - -。 鳥取市観光協会と地元菓子店 2 店は縁結びをテーマにした 2 商品を開発、販売を始めた。 市内に神話の舞台とされる「白兎(はくと)海岸」があり、白ウサギが神話で大国主命と八上姫の結婚を取り持ったことに着目。 来年のえとでもあることから企画した。 ロールケーキ「縁(えにし)ロール(1,000 円)」は「G-Style」鳥取店(鳥取市)が製造する。 ラズベリーのフルーツソースを白ウサギが取り持った恋人を結ぶ赤い糸に見立て、白ウサギをイメージした白い生地で巻いている。 また、京屋菓舗(同)は干菓子の落雁(らくがん)「白兎のちぎり(500 円)」を製造。 木と木をつなぎ合わせて離れないようにする木材加工法「ちぎり」を紅白の落雁で表したほか「恋みくじ」を同封した。 両店に加え、白兎海岸に面した道の駅「神話の里 白うさぎ」などで販売している。 鳥取市観光協会は「新たなお土産とともに縁結びスポットとして PR することで白兎海岸を中心に鳥取の認知度を高め、観光集客につなげたい」としている。 (nikkei = 11-23-10) 空気きりり 山陰最大級日本庭園「由志園」 ![]() 山陰最大級の池泉式日本庭園の「由志園(松江市八束町波入)」で、木々をライトアップする夜間観賞会が開かれている。 由志園によると、約 1 万 2 千坪の庭園に 500 個のライトを設置。 ライトの色は 2 種類で、モミジは黄色っぽいライト、松は白いライトというように使い分け、色彩の違いをより際だたせている。 夜間は滝を止めて水面が波打たないようにしているため、闇に浮かび上がった木々がまるで鏡のように池に映る。 ライトアップは 30 日までの日没 - 午後 9 時。 入園料は大人 600 円、高校生以下無料。 問い合わせは由志園 (0852・76・2255) へ。 (大野正智、asahi = 11-22-10) 島根県、楽天と包括連携 特産品販売や「ルビー」普及 島根県と楽天は、特産品の販路拡大や観光振興などを目的に包括的な連携協定を締結する。 開発者のまつもとゆきひろ(本名・松本行弘)氏ら県内に技術者が多く、楽天も自社のシステム構築で活用するプログラミング言語「Ruby (ルビー)」の普及などでも協力する方針。 25 日に島根県の溝口善兵衛知事と楽天の小林正忠取締役が島根県庁で協定書に調印する。 包括協定を結ぶのは 9 項目。 県内企業の IT (情報技術)活用を促して県産品を国内だけでなく海外にも拡販していくほか、県内への観光客の誘致で協力する。 また、共同でルビーの普及や研究を進める。 県と楽天は、仮想商店街「楽天市場」に島根の食品などを扱うコーナー「まち楽・島根」を 2008 年に開設するなど従来から関係があった。 今回の提携でさらに協力関係を深める。 楽天が都道府県と包括的な連携協定を結ぶのは北海道、岐阜、宮崎に次ぎ 4 番目。 (nikkei = 11-20-10) 和菓子の「はら屋」、お好み焼き味のたい焼き 和菓子製造のはら屋(島根県出雲市、原利明社長)はお好み焼き味など甘くないたい焼きの新商品を開発した。 12 月からコンビニエンスストアのポプラで発売する。 同社はたい焼き製造のノウハウを生かし菓子以外の商品展開を進めており、発売中の鍋具材に次いで第 2 弾になる。 お好み焼き味のたい焼きは、本物のお好み焼きを細分化して小豆あんの代わりに入れた。 同社のたい焼きの生地はもちもちとした食感があるためマッチするという。 中国地方で親しまれているオタフクソース(広島市)のお好みソースを使った。 このほかカレー味のたい焼きも開発した。 まず、お好み焼き味と、従来の小豆あんを入れた商品 2 品を、ポプラが中国地方を中心に関東から九州まで展開する約 700 店で 12 月上旬から発売する。 店頭では、フライドチキンや空揚げなどと同様に温めて提供する「ホットスナック」として販売する。 お好み焼き味など 12 月発売の 2 品は、当初 1 カ月で計 4 万個を生産する計画。 来年以降、カレー味や、検討中のほかの具材を入れた新商品を追加して販売する方針。 (nikkei = 11-19-10) 鳥取県、ハバロフスクと友好交流 知事会談で声明 鳥取県の平井伸治知事は 17 日、極東ロシア・ハバロフスク地方のシュポルト・ヴャチェスラフ知事と鳥取市の知事公邸で会談した。 今後、両地域の友好交流を深める内容の共同声明を発表した。 同地方は空路や航路、鉄路を備える交通の要所で、極東ロシアの中心地。県は観光やスポーツ、文化などでの友好交流を推進する。 ハバロフスクと、環日本海貨客船が寄港するウラジオストクがシベリア鉄道で結ばれていることから、ハバロフスクでビジネスが拡大すれば鉄道経由で同貨客船の貨物利用が増えることも期待している。 ハバロフスクでは、12 月中旬に農水省が市内のホテルで日本の農産物の商談会を行う予定。 JA 鳥取なども参加する方針で、ハバロフスクで鳥取県産品をアピールするため、県はこの商談会にあわせて訪問団の派遣を検討している。 (nikkei = 11-18-10) 出雲市・稲佐の浜で厳かに神々を迎える 島根 全国から八百万(やおよろず)の神々を迎える出雲大社(島根県出雲市)の「神迎え神事」が 15 日夜、国譲り神話の舞台で知られる稲佐の浜で営まれた。 かがり火がたかれた浜辺では、厳かな雰囲気の中、大勢の信者や観光客らが神事を見守った。 神職が白波が立つ海に向かって祝詞を読み上げ、神々が乗り移った神籬(ひもろぎ)と呼ばれるサカキを白い布で覆い、約 2 キロ離れた出雲大社へ移動した。 神々は 22 日までの神在(かみあり)祭期間中、本殿横にある東西十九社に泊まり、向こう 1 年間の男女の縁結びや農事などについて話し合うとされる。 (sankei = 11-17-10) 島根発健康飲料に新顔 笹エキス茶・野草茶・エゴマヨーグルト … 島根県の中小食品会社が新たな健康食品を売り出す。 食品販売の出雲不二本舗(松江市、来海芳久社長)はクマザサのエキスなど 2 品を来年から本格販売する。 大田市の協同組合は山野草の茶を今月中に発売予定。 社会の高齢化で健康への関心が高まっているため、島根県もこうした動きを効能の試験などで後押ししており、今後も新商品が増えそうだ。 出雲不二本舗が商品化したのは、地元の山間部に多いクマザサを使ったエキス「笹の食物繊維(36 グラム入り、6,300 円)」と茶「おなかの気持ちが一番茶(90 グラム入り、3,380 円)」。 同社はエキスを使って九州大学大学院の研究者らと臨床試験を実施。 便秘改善効果や免疫力の向上などを確かめた。 結果は 8 月末に名古屋市で開催された日本臨床栄養学会総会で発表された。 8 月からネット通販を始めており、来春から本格的にドラッグストアなどに販路を広げる方針。 錠剤の新商品も追加する計画で、2 年後には年商 2 億円を目指す。 水産物販売の大田農水加工協同組合(大田市、堀勇理事長)は県内に多く自生する山野草のアカメガシワを使った茶「青春回帰茶」を商品化した。 当初はネット通販から始め、将来は 20 億円規模の年商を目指す。 県産業技術センターの調べではアカメガシワの葉に抗酸化物質があり、紫外線などでストレスを受けやすい肌の状態を良くするという。 エゴマの栽培・加工を手掛けるオーサン(川本町、甚田尚社長)は 10 月、「のむえごまヨーグルト(150 ミリリットル入り)」を発売した。 県内の川本町を中心に栽培されるエゴマは、人間が体内で合成できないα(アルファ)リノレン酸が多い。 島根大学医学部などはラットを使いエゴマが持つ生活習慣病の予防効果を確認した。 オーサンは昨春、エゴマ葉の青汁粉末を商品化しており今回、より手軽に摂取できるようにと新商品を出した。 エゴマヨーグルトは年内にも県内のスーパーなどに提案し、販路拡大を目指す。 1 次産品の需要拡大につながることから島根県は 2003 年から健康食品業界の支援を開始。 産官学で、健康への効果の検証、試験や商品開発に取り組んできた。 関連商品の出荷額は 08 年に約 13 億円(6 年前に比べ約 3 倍)に、関連企業の雇用者数は約 200 人と同 2.5 倍になった。 今後も県内の複数の企業が乳酸菌を使った健康食品などの商品化を準備しているという。 県はさらに出荷額を増やし地域経済の活性化を目指す。 (nikkei = 11-10-10) 皇太子さま、島根で若手農家と交流 島根県滞在中の皇太子さまは 10 日、出雲市で「第 13 回全国農業担い手サミット」に出席し、あいさつした。 また、20 - 30 代の農業担い手 4 人と懇談。 生産しているホウレンソウを使ったパンを試食し、ハトムギ入りコーヒーを試飲しながら、農業の楽しさや苦労を語る話に耳を傾けた。 (asahi = 11-10-10) 東京土産を米子から 歌舞伎座名物の押しずし、都内で販売 歌舞伎座名物の押しずしを東京土産にいかが - -。 駅弁・仕出し料理の米吾(鳥取県米子市、内田雄一朗社長)は東京都内で「東京黒昆布巻き押し鮨」の販売を始めた。 主力商品の「吾左衛門鮓(ござえもんずし)」は現在建て替え中の歌舞伎座(東京・銀座)で名物の一つとして販売されていた。 新商品もパッケージに歌舞伎の大首絵をデザインして、日本の伝統芸能の歌舞伎と伝統食の押しずし、東京の象徴の歌舞伎座をアピールする。 日本海産サバと鳥取県産米のすし飯を北海道産黒昆布で巻いて熟成させた。 クマザサ塩とユズ塩の 2 種類の島根県産天然塩で味わう。 内田社長は「押しずしを 2 種類の天然塩で味わう新しい提案で自信作。 吾左衛門鮓は歌舞伎俳優にもファンが多く、新たな東京の名物にしたい。」と意気込んでいる。 価格は 1 本 1,800 円。 JR 東京駅の売店や日本橋三越銀座店(東京・中央)などで年間 100 万本の販売を目指す。 (nikkei = 11-9-10) |