繊維工場で火災、25 人死亡 バングラデシュ 【ニューデリー = 武石英史郎】 バングラデシュからの報道によると、同国の首都ダッカ郊外の大規模繊維工場で 14 日、火災が起き、少なくとも 25 人が死亡、100 人以上が負傷した。 工場は 10 階建てで、1 万 3 千人が働いていた。 逃げ遅れた社員が高層階から飛び降りたり、出口に殺到して負傷したりしたという。 当局が出火原因を調べている。 同国では、東部チッタゴンの輸出加工区で 12 日、賃上げを求める繊維労働者のデモに対し、治安部隊が発砲し、4 人が死亡、200 人以上が負傷する事件があったばかり。 13 日には、火災があったダッカの工場付近にもデモが広がり、道路をふさぐなどしていた。 デモ参加者は全土で 1 万人以上とみられ、混乱が広がっていた。 バングラデシュの賃金は世界最低水準にあるため、欧米の量販店や日本のユニクロなどが委託生産を拡大、中国に続く繊維加工の拠点として注目を集めている。 (asahi = 12-14-10) ◇ ◇ ◇ バングラデシュからの衣料品、関税ゼロ検討 首脳会談 菅直人首相は 29 日、バングラデシュのハシナ首相と首相官邸で会談し、同国から輸入する衣料品の関税引き下げを検討することを約束した。 同国にはカジュアル衣料品店「ユニクロ」など日本の繊維産業が進出しており、実現すれば、商品の値下げにつながる可能性がある。 外務省によると、ハシナ氏は会談で、日本が自国産の繊維でつくった衣料品に限り認めてきた関税ゼロの措置を輸入繊維を使った際も適用するよう要請。 菅首相は「前向きに検討する」と応じ、年度末までに無税にする方向で検討を進めることを明言した。 同省によると、安価な労働力と人口 1 億 4 千万人を超える有望市場のバングラデシュには日本企業の進出が加速している。 特に衣料品業界では、中国リスクの高まりもあり、糸編みから縫製までを一貫して担える生産拠点を同国に移す動きが目立っている。 ただ、バングラデシュから日本などに輸出する品質の高い衣料品向けの繊維素材はほとんどが海外からの輸入頼み。 この場合は日本政府は輸入の際に 5.6% の関税をかけてきたという。 (asahi = 11-29-10) 「今治タオル」中国で X? すでに「今治」商標登録出願 「今治」の名称が中国で商標登録出願されていたことが分かった。 「今治タオル」の名称を、四国タオル工業組合(今治市)が中国商標局へ商標登録を出願したところ、中国・上海市の企業が「今治」を既に商標として登録出願していることを理由に拒絶の通知が届いた。 同組合と愛媛県今治市は、中国商標局による公告がなされ次第、連名で異議申し立て手続きをし、商標登録を阻止したいとしている。 また、アートディレクター佐藤可士和さんがデザインした今治タオルのブランドマークとロゴについても、類似のマークを同じ中国企業が出願していることが判明。 こちらについては拒絶通知が来ていないため商標登録が認められるとみているが、確認を急ぐという。 同組合は昨年 12 月 25 日、「今治タオル」の名称とブランドマーク、ロゴの中国での商標登録出願を世界知的所有権機関 (WIPO) を通じて行った。 今年 11 月上旬、9 月 27 日付の拒絶通知が届いた。 通知書によると、中国企業が「今治」を出願したのは昨年 12 月 21 日で同組合より 4 日早かった。 拒絶通知を受けて今治市は先月、特許庁と対応策を協議。 異議申し立てを受け付ける中国商標局による公告期間 3 カ月間の間に手続きをすることを決めた。 同組合の平尾浩一郎理事長は、「中国は将来有望な市場で、『今治タオル』ブランドで今治産タオルを売り込んでいくためにも、中国企業による紛らわしい商標登録が認められては困る。 情報収集し、しっかりと対応したい。」と話している。 (寺門充、asahi = 12-12-10) 楽天と丸井が相互出品 ネットとリアル、手結び集客狙う 小売り大手の丸井グループとインターネット商店街で最大手の楽天は 25 日、業務提携すると発表した。 丸井がネット商店街「楽天市場」で衣料品などを売り、楽天市場に出ている衣料品店が丸井の店舗やイベントなどに出品する。 お互いに顧客層を広げる利点があるとみており、将来はさらに協力を深める考えだ。 首都圏に店が多く、若者向けのファッションに強い丸井は、衣料品や靴などの独自ブランド商品を売るサイトを、12 月中旬にも楽天市場に開く。 自社独自の通販サイトでも年間約 200 億円を売り上げているが、全国に顧客を広げるため、知名度の高い楽天市場の活用を決めた。 楽天市場のサイトでは年 100 億円の売り上げを目指す。 楽天側には、楽天市場に出ている小規模の衣料品・雑貨店に、丸井の店舗内や催事に出品する機会を与えられるメリットがある。 丸井のクレジットカードと、楽天の子会社が運営する電子マネー「Edy」の提携も来年 1 月から始める予定だ。 (asahi = 11-25-10) ◇ ◇ ◇ ヤフー、ファッション電子商店街大手と業務提携 ポータルサイト大手のヤフーと、ファッション関係の電子商店街「ZOZOTOWN (ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイは 24 日、業務提携すると発表した。 ゾゾタウンは若者を中心に 254 万人の会員を抱え、約 1,400 ブランドの計 10 万点以上を扱う国内有数のファッション通販・情報サイト。 スタートトゥデイは商品データベースや店舗の情報をヤフーに提供し、両社のサイトもリンクで連携させる。 また、ゾゾタウンでもヤフーの会員 ID やポイント、決済システムを使えるようにする。 (asahi = 11-24-10) 10 月の百貨店売上高、前年上回る 2 年 8 カ月ぶり ![]() 日本百貨店協会が 24 日に発表した 10 月の百貨店売上高(新店や閉店の影響を除く)は前年同月比 0.6% 増になり、2008 年 2 月以来 2 年 8 カ月ぶりに前年同月を上回った。 稼ぎ頭の衣料品が売れ始めている。 ただ、地方では苦戦が続いており、本格的な回復とはまだ言えない。 衣料品が 0.3% 増になり、07 年 6 月以来 3 年 4 カ月ぶりに前年を上回った。 9 月の残暑から一転、急に冷え込み、女性向けのコートやジャケットが売れた。 また、自宅で食事をする人が増え、食器などの家庭用品も伸びた。 地域をみると、東京が 2.7% 増と伸びた。 増床した三越銀座店や、改装した西武池袋本店が増えた。名古屋も 2.9% 増だった。 一方、地方都市は苦境が続く。 西日本で落ち込みが目立ち、福岡が 2.9% 減、広島が 0.3% 減。 景気回復が大都市より遅れているのに加え、西日本は台風で客足が鈍った影響もあるとみられる。 地方は大都市より遅れて売り上げが戻る傾向がある。 同協会の飯岡瀬一専務理事は「これからの回復が期待できる」とする。 ただ、経営環境は厳しい。 個人消費の冷え込みは続いており、10 月の売上高の水準はリーマン・ショック前年の 07 年 10 月と比べると 2 割程度減っている。 低価格の衣料品を扱うユニクロや H & M といった競争相手も増えている。 高島屋の鈴木弘治社長は「10 月の回復は前年が極端に落ち込んだ反動。 先行き不安の方が大きい。」と話す。 飯岡理事も「底打ちかどうかは、あと 2 - 3 カ月見てみないと何とも言えない」という。 国内が伸び悩み、各社はアジアでも活路を探す。 伊勢丹は 25 日にシンガポールで 6 店目となる新店を開く。 高島屋は 12 年にも中国・上海に出店し、ベトナムにも出店を検討している。 (南日慶子、内藤尚志、asahi = 11-24-10) APEC 首脳夫人に丹後ちりめん ドレス作り世界に PR ![]() アジア太平洋経済協力会議 (APEC) に出席する首脳の夫人らが 14 日、横浜市内で丹後特産の絹織物「丹後ちりめん」を使ったガウンドレスを身にまとう。 製作にかかわった京丹後市は「丹後ちりめんの魅力を世界にアピールできるチャンス」と期待を寄せる。 ドレスの生地は、丹後ちりめんの織元「田勇機業」など同市内の五つの事業所が「伝統技術と最先端のエコ素材の融合」をテーマに作製。 帝人グループがトウモロコシを原材料に開発した耐熱性バイオプラスチック繊維「バイオフロント」と絹糸を織り交ぜた。 バイオ繊維にも絹糸にも丹後伝統の撚糸(ねんし)技術が使われ、生地にはちりめん特有の「シボ」と呼ばれる凹凸がある。 色は紫、青、緑、赤、黄色の 5 種類。 バイオフロントと丹後ちりめんを使った生地は、上海万博の日本産業館内の料亭で仲居さんの着物にも採用されたが、今回は糸加工を工夫して、絹の光沢と手触りの良さがより強調された仕上がりになっているという。 生地は、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんのデザインで縫製され、首脳夫人が横浜の視察プログラムで着用。 そのまま進呈される。 田勇機業の田茂井勇人(たもい・はやと)社長 (46) は「ちりめんが持つ高級感のある光沢や風合いとともに、反物を無駄なく使う着物のエコ精神にも触れてほしい」と話している。 (平畑玄洋、asahi = 11-13-10) 神戸阪急、閉店も 業績不振、業態変更も検討 阪急阪神百貨店を傘下にもつエイチ・ツー・オーリテイリングが、神戸阪急(神戸市中央区)を閉店する検討を始めた。 業績不振が続いているため、2012 年秋に迎える店舗の賃貸借契約更新時に撤退する方向で調整している。 ただ百貨店以外の商業施設に業態を変更し、営業を続ける可能性もある。 神戸阪急は 1992 年、JR 神戸駅南側で神戸市などが手がける再開発地区、神戸ハーバーランド内で開業。 しかしハーバーランドでは、05 年にダイエーが閉店。 09 年末にはホテルのニューオータニ神戸ハーバーランドが営業を終え、地盤沈下が進んでいた。 神戸阪急の売り場面積は約 3 万 3 千平方メートル。 阪急としてはうめだ本店(大阪市北区)に次ぐ広さで、「神戸地区の基幹店(幹部)」と位置づけられていた。 売上高は 10 年 3 月期は前期比 16.2% 減の 99 億円。 11 年 3 月期はさらに約 1 割の減少が見込まれ、損益も赤字が続いているという。 (asahi = 11-11-10) ポロ・ラルフローレン 16% 増益 7 - 9 月、欧米堅調 【NQN ニューヨーク = 横内理恵】 米ファッション大手のポロ・ラルフローレンが 10 日に発表した 7 - 9 月期決算は純利益が前年同期比 16% 増の 2 億 520 万ドルだった。 売上高が 15 億 3,210 万ドルと 11% 増えたうえ、小売部門の粗利益率改善などが寄与した。 卸売部門の売上高は 8% 増加。 米国や欧州が堅調だった。 小売部門の売上高は 17% 増、既存店売上高は 8% 増加した。 1 株利益は 2.09 ドル。 売上高、1 株利益はともに市場予想(それぞれ 14 億 8,405 万ドル、1.71 ドル)を上回った。 10 - 12 月期の売上高も 10% 台後半の伸びになるとの予想を示した。 2011 年 3 月期通期の伸び率の見通しも、前年同期比で「2 ケタの低水準」と、8 月時点の「1 ケタ台半ばから後半」から引き上げた。 (nikkei = 11-11-10) H & M、今度はランバンとコラボ 23 日から限定発売 ![]() H & M がパリ・コレクションの人気ブランド「ランバン」とのコラボレーションアイテムを 23 日から限定で発売する。 フェミニンなラッフルスリーブのドレスや、遊び心ある手描き T シャツなど、ランバンのコレクションの世界観が凝縮されている。 ランバンのレディース部門デザイナーのアルベール・エスパスは以前から、「大量販売用のコレクションは決して制作しない」と発言していたが、今回のコラボについては「ランバンが一般客層にというより、H & M がラグジュアリーの世界へアプローチするのだ」と話している。 独特のカッティングや存在感のあるファスナー、トレードマークのグログランのリボンなど、豪華で装飾的なランバンの特徴を生かしながら、ジャケットが 7,900 円、ドレスは 19,990 円と、本コレクションとは一けた違う低価格帯にまとめた。 タキシードジャケットやトレンチコートなどのメンズラインも、ランバンのメンズ部門デザイナー、ルカ・オッセンドライバーが手がけている。 H & M ではこれまでにも、コムデギャルソンやジミー・チュウなど人気デザイナーとのコラボ商品を求めて開店前から顧客が長い列を作っており、今回も話題を呼びそうだ。 発売は銀座、原宿、渋谷、新宿店のみ。 (asahi.com = 11-4-10) 百貨店大手、3 年 4 カ月ぶり 4 社そろって売上増 大手百貨店 4 社が 1 日発表した 10 月の売り上げ速報によると、新規出店や閉店の影響を除いた既存店売上高は、4 社とも前年同月を上回った。 全社がそろって増えたのは 2007 年 6 月以来 3 年 4 カ月ぶり。 ただ、比較対象の前年同月が歴史的な低水準だったこともあり、各社とも「本格的な消費回復とはいえない」とみている。 宝飾品など高額品は伸び悩んだが、気温が下がってコートやブーツなど秋冬物が売れた。 既存店ベースでは三越が 12.0% 増、伊勢丹は 2.2% 増、大丸松坂屋百貨店と高島屋はともに 0.5% 増だった。 三越は 9 月に増床した銀座店(東京)の売り上げが 62.2% 増、入店客数は 9 割増と好調だった。 一方、4 月の分社化で既存店売上高の集計対象外になった地方店の多くは前年を割った。 (asahi = 11-1-10) ◇ ◇ ◇ 百貨店売り上げ、下落率拡大 9 月は 5.2% 減 全国の百貨店の 9 月の売上高(新店や閉店の影響を除く)は、前年同月より 5.2% 減った。 前年割れは 31 カ月連続で、下落率も 7 月(1.4% 減)、8 月(3.2% 減)より悪化した。 日本百貨店協会が 18 日に発表。 厳しい残暑で、この時期の主力商品となる秋向け衣料品が苦戦したため、とみている。 (asahi = 10-18-10) ◇ ◇ ◇ 「百貨店に遊びに来て」 関西 10 店の案内係ずらり ![]() 売り上げ不振に苦しむ百貨店による業界をあげたキャンペーン「百貨店を遊ぼう!」の PR イベントが 2 日、大阪市中央区の大丸心斎橋店で開かれた。 ふだんはライバル関係にある関西の 10 店の案内係が勢ぞろい。 「いか焼きセット(阪神梅田本店)」や「チーズケーキギフト(近鉄阿倍野本店)」といった人気のデパ地下グルメを紹介した。 日本百貨店協会の主催。 初めて全国 8 地区に分けて、それぞれ催しを開いている。 24 日までの期間中、人気ギフトが当たる抽選も実施する。 長引く消費不況で、百貨店の売上高は前年割れが続く。 大丸心斎橋店の山本正好店長は「業界を挙げて盛り上げないと立ち行かなくなる。 百貨店に遊びに来てもらうきっかけにしたい。」と話した。 (asahi = 10-2-10) ◇ ◇ ◇ 8 月の百貨店、猛暑で秋物低調 30 カ月連続前年割れ 全国の百貨店の 8 月の売上高(新店や閉店の影響を除く)は前年同月比 3.2% 減となり、30 カ月連続で前年実績を下回った。 日本百貨店協会が 17 日発表した。 猛暑の影響で、8 月中旬から本格的に販売し始めた秋物衣料品が低調だったという。 夏向けの衣料やサングラスなど小物類は売れたが、セールで単価が下がっており、全体の売上高を押し上げるまでには至らなかった。 株安で富裕層の購買意欲が伸び悩んでおり、美術・宝飾・貴金属は 7.1% 減と落ち込みが目立った。 夏物衣料が好調だった 7 月は、前年同月比の売上高の減少幅が 2008 年 3 月以来の 1% 台まで縮小したが、8 月は再び拡大した。 9 月に入っても気温が高い日は続いており、飯岡瀬一専務理事は「秋物が売れないまま、冬物のシーズンに移行してしまうことが懸念材料」と話した。 (asahi = 9-17-10) ◇ ◇ ◇ 7 月の百貨店売上 1.4% 減 衣料品が堅調、減少幅縮小 日本百貨店協会が 19 日発表した 7 月の全国の百貨店の売上高(新店や閉店の影響を除く)は、前年同月比 1.4% 減で、29 カ月連続で前年実績を下回った。 減少幅が 1% 台だったのは、2008 年 3 月(1.2% 減)以来。 猛暑で夏物衣料品が堅調だったが、株価の低迷で宝飾などの高額品が振るわず、本格的な売り上げの回復には至っていない。 全店での総売上高は 6,002 億円だった。 主力商品の衣料品で盛夏物の売れゆきが良く、夏のセールは好調だった。 婦人服は 3.7% 減、紳士服は 1.6% 減と前年割れが続くが、底打ちの兆しも出てきた。 食料品や調理器具も売れた。 株安で景気の不透明感が増したこともあり、値段が高い美術・宝飾・貴金属が 8.5% 減と減少幅が拡大。 協会は「株価が回復しないと、高価格品の個人消費は戻ってこない」とみる。 (asahi = 8-19-10) 汗かいてもにおわない生地発売へ 東レ、宇宙服を応用 宇宙服で使われる「汗をかいてもにおいにくい生地」を、東レが来春にも一般発売する。 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) と共同開発した宇宙服をもとにしたもので、宇宙ステーションで 1 週間着続けられるほど消臭効果が高い。 下着では同様の商品があるため、スポーツウエアや作業着向けを狙う。 宇宙ではくズボン用に開発された化学繊維の生地に、洗濯を繰り返しても消臭効果が落ちない特殊な加工をした。 汗をかいても、においがほとんど消えるという。 吸水速乾性が高くスポーツウエアに適した「ムッシュオン」、洗濯しても生地が傷みにくく作業着や介護医療用の服に適した「ナノアージュ」の 2 種があり、アパレルメーカーが縫製して一般向けに発売する。 価格は未定だが、「通常のスポーツウエアの生地と比べ、1 - 2 割高くなる(東レ)」という。 JAXA は、政府の事業仕分けで広報施設が廃止と認定されるなど、活動の成果を問われている。 東レなど企業と連携し、今後も宇宙関連品の開発を進めたい考えだ。 (南日慶子、asahi = 10-27-10) 「物作りの人の励ましになれば」文化勲章の三宅一生さん 〈文化勲章の三宅一生さん〉 受章の感想よりも、新たに手がけた服のブランドやデザイン展示スペースの話に熱が入る。 「環境や資源など課題のある時代に、視点を変えて何かをしなくては」と始めた仕事だからだ。 協力を仰ぐ国内の物作りの現場の疲弊ぶりにも改めて直面している。 「今回の勲章が、そういう場で絶望的になりかけている人たちへの励ましになれば」と語る。 「一枚の布」という考え方を基本にした服作りは、優れたアート感覚と最新の素材や技術を融合させたことで、衣服デザインの枠を超えて世界に影響を与えてきた。 昨年、自らの原爆体験に触れ、オバマ米大統領の核兵器廃絶の主張を書面で支持した。 「ジョン・レノンの曲イマジンでも聞きながら、皆それぞれに考えるべき問題。 物作りも同じです。」 (asahi = 10-26-10) 東京スタイルとサンエー・インターが経営統合
アパレル大手のサンエー・インターナショナルと東京スタイルは 14 日、来年 6 月に共同持ち株会社を設立し、経営統合すると発表した。 両社の直近の連結売上高の単純合計は約 1,525 億円で、国内アパレル 3 位グループに浮上する。 東京スタイルの普通株1に対し、持ち株会社の普通株を 1、サンエー・インターナショナルの普通株 1 に対して同 1.65 を割り当てる。 持ち株会社「TSI ホールディングス」の社長には中島芳樹・東京スタイル社長、同会長には三宅正彦サンエー・インターナショナル会長が就く。 サンエー・インターナショナルの三宅孝彦社長は持ち株会社の取締役となる予定だ。 サンエー・インターナショナルは「ナチュラルビューティーベーシック」などのブランドを展開し、駅ビルなどでの営業に強みがある。 東京スタイルは「スタイルコム」など百貨店ブランドを持つほか、新興セレクトショップなどを買収で傘下に収めてきた。 両社は統合により事業で相互補完が見込めると判断したようだ。 今後、相互のインフラを活用し、さらなる M & A (合併・買収)や海外展開の加速を目指す。 (nikkei = 10-14-10) 「カリアング」展開の衣料品会社が自己破産 若い女性向けのブランド「カリアング」を扱う衣料品会社「ローカスター(東京都港区)」が、東京地裁に自己破産を申請し、7 日付で破産手続き開始決定を受けた。 東京商工リサーチによると、負債は数億円程度とみられる。 カリアングは、カリスマ販売員として知られる森本容子さんが立ち上げたブランドで、30 代の女性に人気。 東京商工リサーチによると、ローカスターは 2005 年設立で、カリアングを全国の百貨店などに 16 店展開していた。 09 年 7 月期に約 21 億円の売り上げがあったが、管理費がかさみ、収益が伸び悩んでいたという。 店の営業は別の会社が引き継ぐとみられる。 (asahi = 10-13-10) グンゼ、チリ落盤事故作業員に下着寄付 宇宙用と同素材 チリの鉱山落盤事故で今も地下に閉じこめられる 33 人の作業員のため、下着大手のグンゼは 29 日、汗を速く吸収し、においも抑える機能下着を現地に送ったと発表した。 今年、同社の T シャツが宇宙で活躍したことから「過酷な環境は同じ」と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) から提案があり、応じたという。 送ったのは今春、宇宙飛行士の山崎直子さんが乗ったスペースシャトルに積まれた T シャツ「スペースインナー」と、同様の技術を用いたボクサーブリーフ各 66 枚。 (asahi = 9-29-10) イオン、「新世代店」展開へ 衣料品など専門店並み充実 イオンは 17 日、衣料品など特定分野の売り場を専門店並みに充実させた「新世代店」を出すと発表した。 総合スーパーは、価格が安くて消費者のこだわりに応えた専門店に押されて苦戦しており、新たな店舗展開で打開を図る。 新世代 1 号店となる千葉市美浜区の「イオン幕張店」を、18 日に改装オープンする。 イオンは総合スーパー不振の原因を「浅く広い品ぞろえ(幹部)」と分析している。 このため、新世代店を 2013 年度までに、全国に約 420 店ある傘下の総合スーパーに順次導入する予定だ。 新世代店は、衣料品やペット関連用品、お酒、雑貨など、こだわりを持つ消費者が多い 9 分野の売り場を専門店並みに充実させるのが特徴だ。 各売り場にはそれぞれのブランド名を掲げ、内装も専門店風にする。 衣料品の「トップバリュコレクション」など新設したブランドも活用する。 傘下の総合スーパー「ジャスコ」や「サティ」の店名を「イオン」に統一するのも、早ければ来春から取り組む方針。 商圏が重複する店について、イオンの村井正平執行役は「それぞれ特徴づけをしていく」と話し、閉店せず、すみ分けを目指す考えを示した。 (内藤尚志、asahi = 9-17-10) 久々に表参道・青山をにぎわせた「ナイト・アウト」の新しさ ![]() 厳しかった今年の残暑もそろそろ終わり。 長袖の感触が懐かしくなると、秋の本格的なファッションシーズンが始まる。 すでにニューヨークでは 2011 年春夏のコレクション・ウイークが始まっているが、東京では 9 月 11 日に青山界隈で開かれた「ファッションズ・ナイト・アウト (FNO)」がその皮切りとなったようで、この夜は遅くまで店や通りがおしゃれな人々でにぎわった。 そして、それはある意味ではとても不思議な光景だった。 ナイト・アウトのメイン会場ともいえる表参道ヒルズでは、夕方からこの催しのオープニング・セレモニーが開かれ、FNO のアンバサダーを務める富永愛や土屋アンナのほか人気モデルや女優、ダンサーらが本館吹き抜けの大階段で、ファッションショーやトークイベントなどを披露した。 表参道ヒルズはたぶん 4 年半前のオープン以来の人出だったと思うが、オープンの時の喧騒ぶりとは違って会場はとても静かで、にもかかわらずみんな楽しげに見えた。 表参道や青山通りをはさんだみゆき通り、骨董通りの辺りがこんなにいっせいににぎわったのは、考えてみれば(去年の 1 回目の FNO の時は別にして)ずいぶん久し振りのことだった。 1980 年代の終わり頃から 90 年代の半ばまでは、週末の夜はたいていこれくらいの人出があったものだ。 では今回のナイト・アウトのにぎわいがそれに似たフラッシュバックのようなものかといえば、決してそうとは思えないのだ。 今回のにぎわいが以前のそれと違うのは、雰囲気がゆったりとしていてカジュアルなことだろう。 80 年代から 90 年代にかけてのにぎわいには、いつも新しいものを求めるような熱気と、早めにそれを買おうとする欲望が渦巻いているような感じだった。 その買い物の対象は、自分が本当に欲しいものではなくて、人が欲しがるもの、みんなが欲しがるものだった。 11 日の夜に感じたのは、そんな「他者の欲望」を追い求めるような熱気とは無縁の「涼しさ」のような風情だった。 みんなが思い思いに装って楽しげに街を歩いて、好きなブティックをのぞいて品定めをしているようだった。 それでいて、そのほとんどがセレブでも特別な富裕階級でもないのに、こんなにおしゃれな人たちが東京にはいるのだと改めて驚くほど多かった。 こんな都市は世界中のどこにもないだろう。 この催しは、不況で沈みがちなファッション業界を元気づけようと、米ヴォーグ誌のアナ・ウィンター編集長の呼びかけで去年から始まった。 世界の主な都市でもほぼいっせいに開催され、去年はその一晩でブティックの売り上げもかなり好成績だったという。 そのため今年は参加ブランドやブティックもさらに増えたようだが(東京では約 350 店舗)、今年の東京の「涼しさ」からすれば、店の売り上げが増えるかどうかは疑問な感じがする。 ニューヨークでは今年は 8 日に開催された。 現地に電話で聞いたところ、コレクション期間中なのにアレキサンダー・ワンが DJ をやったり、プロエンザ・スクーラーがカラオケ大会の審査員をやったりなど、人気デザイナーたちも各イベントに参加してマンハッタン中が盛り上がったとのこと。 ところが実際に買い物をする人は案外少なくて、早くも来年の開催を危ぶむ声も出ているという。 ニューヨークの事情はともかくとして、東京のナイト・アウトのにぎわいは、一見バブル景気のころの再来のようでいてそれとはかなり違う新しい現象だと思えるので、店の売り上げにあまりこだわらずまた来年も続けてほしいと思う。 おしゃれをしてゆっくり街を歩いて、気が向いたら店に入ってシャンパンを飲みながらいい物をじっくり見てみる。 そんな楽しみがファッションにとっては基本的に大事なことなのではないだろうか。 11 日には銀座でも三越がリニューアルオープンした。 店舗面積を広げ、独自の銀座らしいテーストの自主編集売り場が改装のポイントで、こちらも今までとは違う店歩きや買い物の楽しさを提案しているように思える。 これがうまくいくかどうかは分からないが、大切なのはやはりいい物をどれだけそろえられるかどうかだろう。 いい物をゆっくりと選ぶ楽しみ。 ファッションには本来それが欠かせない。 2010 年の「9・11」は、不況のもとでそれがかなえられる芽を見せてくれた。 ついでだからはっきり言えば、ファストファッションだけではファッションはだめなのだ。 (上間常正、asahi = 9-16-10) ◇ ◇ ◇ 表参道の夜が一変? 11 日に「ファッションズ・ナイト・アウト」 ![]() 東京・表参道でブティックなど約 350 店が夜遅くまでオープンし、イベントや限定商品の販売などを行う「ファッションズ・ナイト・アウト」が 11 日、開催される。 リーマン・ショック以降、落ち込んだファッション業界の活性化を目指して、米ヴォーグ誌のアナ・ウィンター編集長の呼びかけで昨年から始まった。 今年は世界 16 カ国で、日付を前後して行われる。 イベントを前に、PR 大使を務めるモデルの冨永愛、歌手の土屋アンナらがトークショーを開いて多くの参加を呼びかけた。 全身シャネルでコーディネートした冨永愛、T シャツにレザーパンツとカジュアルながら、クロムハーツのスカルアクセサリーなどで味付けした土屋アンナ。 共に、昨年に続く 2 回目の出場となる。 冨永は「主会場の表参道ヒルズでは、大階段を使ってファッションショーを行います。 転ばないかとドキドキですが、そうは見せられないし …」と裏話を披露。 土屋は「去年はライブをしたし、おしゃべりもし過ぎて、お店をあんまし回れなかった。 今年は買いまくるぞ 〜」と意気込みを語った。 2010 ミス・ユニバースジャパンの板井麻衣子は、グッチの黒い上下で登場。 「オフィスがあるので普段通っている表参道が、また違った雰囲気になるのが楽しみ」と話し、ドルチェ & ガッバーナのボルドー色ドレスで登壇したモデルの松島花は「同世代の若い人々も、表参道で買い物を」と呼びかけた。 当日は夕方から、表参道ヒルズでファッションやダンスなどのショーが行われるほか、各店舗も午後 11 時まで営業時間を延長。 スタンプラリーや、ドリンクサービスなどがある。 (asahi.com = 9-10-10) 婦人服のクロスカンパニー、下期に 52 店集中出店 婦人服製造・販売のクロスカンパニー(岡山市、石川康晴社長)は 2011 年 1 月期の下半期に幅広い年齢層を対象とする主力業態「アースミュージック & エコロジー」を中心に 52 店を新たに出店する。 新規出店による既存店との相乗効果で今期売上高を 385 億円と前期比 44% 拡大する。 今期末の全店舗数は 284 店となる。 女優の宮崎あおいさんを起用したテレビコマーシャルの効果もあり、「10 代半ばと 40 代の母娘が主力だった顧客層が 20 代半ばと 50 代の母娘にも広がってきた(石川社長)」ため、新しい顧客層を新規出店を通じて取り込む戦略だ。 下半期に出店する 52 店のうち、ファッションビルなどに展開する「アース」を 22 店増やし 124 店にする。 やや低価格のファミリー向け「グリーンパークス」は 16 店増やして 90 店とする。 今上半期(10 年 2 - 7 月)の売上高は 177 億円と前年同期比 46% 伸びた。 素材の品質を高めた花柄のワンピースやリーバイス・ジャパンと共同開発したジーンズなどが好調だった。 残暑が厳しい中、スエードのハーフブーツやニットのポンチョを戦略商品とした秋冬物の出足も好調。 既存店売上高は 8 月が 29% 増、9 月上旬も 15% 増となっている。 (nikkei = 9-15-10) 三越銀座店、改装終え再オープン 開店前に 2 千人が列 三越銀座店(東京都中央区)が 11 日、約 2 年半の増築・改装を終えて再オープンした。 銀座地区では最大級の百貨店とあって、開店前から買い物客約 2 千人(広報発表)が並び、予定より 15 分早い午前 9 時 45 分に店を開けた。 低価格の「ファストファッション」が人気を集めるなか、百貨店が巻き返せるのか。業界内でも注目の的だ。 420 億円をかけて売り場を約 1.5 倍に拡大した。店内には芝生の広場がついた休憩スペースや銀座の観光案内所もあり、「ストレスを感じずに買い物をしてほしい」と安達辰彦店長。 埼玉県から来たパートの女性 (55) は「老舗(しにせ)らしい落ち着いた店になってほしい」と期待を語った。 営業時間は午後 8 時まで。 新設のレストラン街などは午後 11 時まで開いている。 (asahi = 9-11-10) フォーエバー 21、渋谷 HMV 跡地に出店へ 東京・渋谷で 22 日に閉店した大型 CD 店「HMV」の後継テナントとして、米国のカジュアル衣料店「フォーエバー 21」が出店することになった。 京阪電鉄グループの京阪流通システムズが、1 - 6 階の約 4 千平方メートルを借り受けて誘致する。 開業時期は未定。 渋谷には近年、H & M や ZARA (ザラ)、ユニクロといった低価格で流行も取り込んだファストファッションの大型店が相次いで進出しており、同じ業態のフォーエバー 21 の出店で競争がさらに激化しそうだ。 京阪グループは経営の多角化を進めており、地盤の関西以外でも福岡市の商業施設、ホークスタウンモールや、東京・銀座の商業ビルなどの運営を手がけている。 (asahi = 8-30-10) ファストファッションに対抗、総合スーパーが新ブランド 総合スーパーが、ファストファッションへの対抗策を次々と打ち出している。 低迷する売り上げのなかでも、衣料品の落ち込みがとくに厳しいからだ。 低価格や着心地、流行への感度といったファストファッションと同様の特徴をアピールするが、ブランド力で劣るだけに、巻き返しは簡単ではない。 「清貧で心豊かな暮らしを求めるようになった生活者に、たしかな品質と機能を最低な価格で提供する。」 23 日、イオンが開いた衣料品の新ブランド「トップバリュコレクション」の説明会。 村井正平・イオンリテール社長はあいさつでこう強調した。 新ブランドの特徴は「価格」、「ファッション」、「品質・着心地」。 いずれもユニクロなどのファストファッションが売りにしてきたものだ。 デザイナーには、米国のファストファッション「アバクロンビー & フィッチ」にも在籍した外国人男性を起用。 イオンはすでに衣料品にも独自ブランド「トップバリュ」の商品を展開しているが、より商品開発のスピードを速めて、流行を追いやすくするという。 2008 年にイオンと資本提携した三菱商事が、原材料の調達や生産委託先の選定を支援する。 おもな商品は、女性用の刺繍(ししゅう)ブラウス(税込み 2,980 円)、男性用のチェック使いチノパンツ(1,980 円)など。 売り場ではマネキンを使って着こなしを提案し、シャツやズボンをセットで買ってもらえるようにする。 売り場は、イオン傘下のジャスコやサティなどの店内に展開。 まず 27 日に、ジャスコ津田沼店(千葉県)など 2 店に開く。 イトーヨーカ堂も、婦人服の新ブランドを 9 月中旬にも設立する。 衣料品に強い香港の大手商社と提携して、別の衣料品ブランドも新設する計画も進む。 自ら商品を企画して生産にもかかわる「製造小売り」の手法を強化し、流行をすばやく商品に反映させられるようにするという。 西友は 20 日から、保温効果のある女性向け肌着「エコヒート」の新製品を売り出した。 9 月下旬には男性向けも売り出す。 通気性がよくてべたつかない素材による「快適な着心地」で、ユニクロのヒット商品「ヒートテック」に対抗する。 ■ 衣料品の巻き返し、各社共通の課題 総合スーパーにとって、利益率のよい衣料品は収益の柱だ。 だが、近年は売れ行きが低迷し、とくに 08 年の金融危機後は落ち込みに拍車がかかっていた。 「H & M」、「フォーエバー 21」、「ZARA」など外資系ファストファッションも攻勢を強めるなか、対抗できる衣料品を育てるのは各社共通の課題となっていた。 ファストファッションの特徴は、大量生産・販売でコストを抑えて低価格を実現することと、流行を採り入れた新商品を次々と出すことだ。 最近は出店攻勢も目立つ。 ユニクロの国内店舗数は 7 月末で 789 店。 1 年間で 40 店近く増えた。 都市部から郊外まで全国に広がる。 効率を高めるため、小規模店を改装して大規模化も進める。 10 月 1 日には、大阪・心斎橋に国内最大級の店を開く予定だ。 百貨店内や総合スーパーが入るショッピングモールへの出店も増やしている。 外資系も、都心部を中心に次々と出店している。 スーパー側も手をこまねいていたわけではない。 価格を抑え、着心地などの機能性を高めた商品も投入した。 だが、「商品を大量に並べる販売手法で、ファッション性のアピールが弱かった(イオン幹部)」こともあり、ファストファッションから人気をとりもどせなかった。 その間も、ユニクロは、ブラジャーなしで着られるブラトップなどの商品をヒットさせて、機能性に優れるというブランドイメージを確立。 「H & M」など外資系にも、世界各国で通用する高いブランド力がある。 ファストファッション同士の競争も激化するなかで、これらに勝るブランド力を築くのは容易ではない。 (内藤尚志、多田敏男、asahi = 8-24-10) ◇ ◇ ◇ イオン、衣料品 PB の新ブランド 30 - 40 代向け イオンは 17 日、今月下旬から衣料品のプライベートブランド(PB = 自主企画)で 30 - 40 代向けの新商品を発売すると発表した。 商品企画から生産、販売までかかわる SPA (製造小売り)の手法を採用。 3 年後に年商約 600 億円を目指し、苦戦が続く総合スーパー (GMS) をてこ入れする。 名称は「トップバリュコレクション」。 シャツやジーンズなど約 800 品目で、中心価格帯は 1,980 - 2,980 円。 米カジュアル衣料品専門店の関係者がデザインを監修、従来の PB より洗練されたデザインにする。 GMS に 200 - 700 平方メートルの売り場をつくる。 3 月に設立した専門子会社トップバリュコレクション(千葉市)が事業を担当。 3 年後に GMS 中心に約 350 店で展開する。 イオンは主力の GMS 立て直しへ商品ごとの専門店化を進めており、今回の施策もこの一環。 (nikkei = 8-17-10) ![]() 瀬戸朝香「戻って来られて良かった」 出産後初会見で 3 月に第 1 子を出産した女優の瀬戸朝香さんがアパレル大手・ワールドのブランド「Reflect (リフレクト)」のキャラクターに起用され、19 日に都内で開かれた会見に姿を見せた。 出産後、初めて公の場に現れた瀬戸さんは、「緊張しますね。 でもやっぱりお仕事も大好きなので、早くこういう場に立ちたいと思っていました。」と復帰の喜びを語った。 リフレクトは 30 代女性向けのファッションブランド。 家庭や育児、趣味などプライベートと仕事を両立・充実させようという「アンドキャリア」をコンセプトに、働く女性の通勤用の衣服などをラインアップする。 瀬戸さんのファッションコーディネートは「その日の気分次第。 体のラインが気になるなと思ったら、それをカバーする洋服を着たり、ぱっと明るくなりたいなと思ったときには、モノトーンをやめて明るめの色を持ってきたりして遊んでいますね。」 瀬戸さんはファンに向けて、「戻って来られて良かった。 リフレクトの洋服を通じてたくさんの幸せを贈りたい。」とファンにメッセージを送った。 (asahi.com = 8-19-10) 丸井、京都進出を正式発表 河原町阪急の後継ビル出店 大手小売りの丸井グループは 10 日、今月 22 日で閉店する京都市の百貨店、四条河原町阪急の後継テナントとして出店すると正式発表した。 阪急閉店後、内部を改装するなどして来年春に開業する。 京都市内で記者会見した川下雄司専務は、「京都では最高に良い立地。 地元の方々の要望を聞いて、若い感覚を持つ人に支持される店づくりをしたい。」と話した。 グループで手がけるクレジットカードの会員獲得とインターネット通販事業の拡大に向け、九州など、ほかの地方都市への出店を検討していることも明らかにした。 (asahi = 8-10-10) |