ロシア反体制派ナワリヌイ氏に実刑 米独など非難声明

【モスクワ = 石川陽平】 ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の詐欺事件を巡り、モスクワの裁判所は 2 日、2014 年の有罪判決の執行猶予を取り消し、懲役 3 年 6 月の実刑に切り替えるとの決定を下した。 この決定直後、モスクワでは支持者が抗議行動を再開し、米独外相らは同氏の即時釈放を求める非難声明を出した。 裁判所の決定が下されると、ナワリヌイ氏の弁護士は記者団に、直ちに控訴する考えを示した。 弁護士によると、すでに自宅軟禁されていた期間などを除いて、実際の服役期間は 2 年 8 カ月になる見通しだ。

審理が始まった 2 日午前から、裁判所の近隣でナワリヌイ氏の支持者が抗議集会を開いた。 人権団体によると、モスクワで 350 人以上が治安当局に身柄を拘束された。 ナワリヌイ氏陣営は裁判終了直後にも支持者に抗議運動を呼びかけた。 これに対して治安当局はモスクワ中心部を事実上、封鎖し、新たに多数の拘束者も出ている。 プーチン政権批判の急先鋒に立つナワリヌイ氏を巡っては、同政権が毒殺しようとした疑惑がある。 療養先のドイツから 1 月 17 日に帰国した直後、モスクワ郊外の空港で司法当局に身柄を拘束された。 同 18 日には 30 日間の勾留が決まった。

17 日の拘束は、連邦刑執行局が要求した。 ナワリヌイ氏は 14 年にフランス系化粧品会社を巡る詐欺事件で弟とともに有罪判決を受けた。 執行猶予付きの有罪判決だったが、連邦刑執行局は同氏が執行猶予中に出頭義務を繰り返し怠ったとして、実刑への変更を要求した。 これを裁判所が 2 月 2 日に認めた形だ。 ナワリヌイ氏は 14 年の有罪判決について、政治的な動機にもとづく「でっち上げだ」と強く反発している。 欧州人権裁判所(仏ストラスブール)は 17 年、有罪判決には根拠がないとの判断を示した。 同氏の弁護士は欧州人権裁判所の判断が無視されたとして、欧州の閣僚委員会に訴えると述べた。

ロシアの司法は独立性に欠けるとの指摘がある。 ナワリヌイ氏を実刑にするかどうかについての裁判所の判断には、プーチン大統領ら政権の意向が反映されたとみられる。 プーチン氏は 20 年 12 月、ナワリヌイ氏を「米特殊機関の支持を受けている」と批判していた。 実刑が決まった直後から、欧米の批判が相次いだ。 ブリンケン米国務長官は声明で「ロシア当局の決定を強く懸念する」と述べ、ドイツのマース外相も即時釈放を求める声明を発表した。 欧州連合 (EU) のミシェル大統領はツイッターに「我々は判決を受け入れない。 司法は政治化されてはならない」と書き込み、ナワリヌイ氏の即時解放を求めた。 ロシアに対する追加制裁が検討される可能性がある。 (nikkei = 2-3-21)


反プーチン政権デモ、拘束者は過去最多に 1 日 5 千人超

ロシアで 1 月 31 日に行われた反プーチン政権デモでの拘束者数が約 90 都市で計 5,135 人となった。 同国の人権監視団体がまとめた。 反政権デモの 1 日あたりの拘束者数では過去最大とみられる。 反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の解放を求める全国規模の反政権デモは、同月 23 日に続き 2 回目。 政権は、デモは違法だとして治安部隊を動員し、各地で参加者を拘束し強制排除した。 一方、デモを呼びかけたナバリヌイ陣営は、「我々の力と勇気が、自ら思っているよりはるかに強いと証明した」とし、デモの継続を宣言した。

ナバリヌイ氏は 1 月、療養先のドイツからの帰国直後、執行猶予中の出頭義務違反を理由にロシア当局に拘束された。 2 日、モスクワの裁判所で執行猶予を実刑に切り替えるかどうかが判断される予定で、同氏陣営は当日、裁判所前でのデモを呼びかけている。 今後、ロシアに対する欧米諸国の非難が高まるのは必至だ。 ロシア大統領府は「ナバリヌイ氏に関連して国外の声明に耳を傾けるつもりはない」としており、欧米との対立もさらに深まる可能性がある。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 2-1-21)


ロシア全土で反プーチンデモ ナバリヌイ氏の解放求める

ロシア全土で 23 日、ドイツからの帰国直後に拘束された反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の解放を求める反政権デモがあった。 デモが行われたのは、極東のカムチャツカ半島から西部サンクトペテルブルクまで 60 都市以上。 反プーチン政権のうねりが全土に広がるなか、政権側は強硬姿勢で抑え込みをはかっており、人権監視団体 OVD インフォによると、少なくとも 1,610 人以上が拘束された。

デモは、各地の現地時間の午後 2 時から始まった。 モスクワでは市中心部の広場に 1 万人以上とみられる市民が集まり、「泥棒プーチン」、「ナバリヌイを解放しろ」などとシュプレヒコールをあげた。 プラカードを掲げるなどして目立つ参加者は、治安部隊によって次々と連行された。 周囲の市民からは「恥を知れ!」と怒号が飛び交った。 現地メディアによると、ナバリヌイ氏の妻のユリヤさんも拘束された。

モスクワのデモに参加したビクトリアさん (17) は「私は自由のためにここに来た。 国民の声を聞かない政権は認めない」と話した。 昨年の憲法改正で、政権が国民の意見を無視したと感じ、初めてデモに参加したという。 「拘束される理由なんてない。 何も怖くない。」と力を込めた。 ウラジオストクのウラジーミルさん (27) は、朝日新聞助手の取材に「政権は傲慢で、官僚は私腹を肥やし、集会の自由もない。 ナバリヌイがベストのリーダーかどうかはわからないが変化が必要だ。」と語った。 大学生のチモフェイさん (17) は「ベラルーシみたいにデモを続ければ、きっと政府も耳を傾けるはずだ」と訴えた。

デモはナバリヌイ氏が、モスクワの空港で拘束された翌日の 18 日にビデオメッセージで自ら呼びかけた。 政権は無許可のデモは違法だとして、22 日までに同氏の側近ら 30 人以上を拘束。 ゴロボイ第 1 副内務相は、反政権派の抗議が続くベラルーシや野党勢力の抗議で政変が相次いだキルギスを例に挙げ、「社会や政治を不安定化する試みが行われる可能性がある」として強硬姿勢を強めていた。

ロシアの反政権派の間では、ナバリヌイ氏の過激な言動を嫌う人も少なくない。 だが、同氏が毒殺未遂事件を生き延び、拘束を恐れずに帰国したことで求心力が高まり、反政権派の結束が強まった可能性がある。 ナバリヌイ陣営は 19 日、プーチン氏の汚職の実態を暴露したとする動画を公開。 再生回数は 6 千万回を超えている。 スポーツ選手や俳優などの著名人も相次いで同氏の支持を表明するなど、影響が広がっている。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 1-24-21)


ナバリヌイ氏側、動画公開「プーチン氏汚職の実態暴露」

ドイツからの帰国直後にモスクワの空港で拘束されたロシアの反政権活動家、アレクセイ・ナバリヌイ氏の陣営がプーチン大統領の「汚職の実態を暴露した」とする動画を 19 日、インターネットに公開、再生回数は半日で 1 千万回を突破した。 政権打倒を市民に呼びかける同氏の陣営は 23 日、全国規模の反政権集会も計画しており、政権との激しい対立に発展する可能性もある。

動画は 19 日夕方、ナバリヌイ氏の陣営が公開した。 ロシア南部クラスノダール地方の黒海沿岸にあるとされるプーチン氏の私邸の建設のため、側近や親族を通じて国営企業などの利益を吸い上げる汚職の構図を明らかにしたとしている。 撮影はナバリヌイ氏の帰国前で、拘束されることも予測し、事前に用意していたとみられる。

動画を制作したのはナバリヌイ氏が設立した「反汚職基金」。 治安機関の追跡をかわしてドローンを飛ばし、劇場や畳敷きのトレーニングルーム、専用の港に通じる地下通路もあるという宮殿のような私邸を上空から撮影したとされる。 隣接するブドウ畑やワイン工場などを含めた敷地の総面積は「モナコ公国の約 39 倍の 7,800 ヘクタール」、建設費は「少なくとも 1 千億ルーブル(約 1,400 億円)」としている。 汚職の真偽は不明だが、建設作業員から入手したという設計図や登記書類などを示し、建設に関わった関係者の証言も紹介している。

ナバリヌイ氏は政権与党の候補の当選阻止を訴え、「与党が負ければ政治的競争が生まれ、政治家や官僚の質が上がり、国民の暮らしが豊かになる」と主張。 「これ以上我慢し、沈黙してはならない。 未来は我々の手にある。」とし、街頭での抗議も呼びかけた。 ロシアでは 9 月、下院選が予定されており、ナバリヌイ氏のメッセージは、選挙に向けた実質的な宣戦布告だ。 動画の再生回数は公開から約 11 時間後には 1,300 万回を突破。 23 日に全国で反政権集会の開催を呼びかける陣営のメッセージも加えられており、政権にとって打撃となる可能性がある。

ナバリヌイ氏は昨夏、ロシアで毒殺未遂に遭い、17 日に療養先のドイツからロシアに帰国。 直後にロシア当局に拘束され、欧米諸国もプーチン政権への批判を強めている。 政権側は、拘束は司法当局の法的な判断だとして批判に取り合わない姿勢だが、拘束が長期にわたれば、国内外の緊張がさらに高まるのは確実だ。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 1-20-21)


毒殺未遂被害のナバリヌイ氏、ロシアで拘束 帰国直後に

昨夏に毒殺未遂に遭ったロシアの反政権活動家、アレクセイ・ナバリヌイ氏が 17 日、療養先のドイツから帰国し、直後にモスクワの空港で拘束された。 ロシアでは 9 月、政権が足場固めの場としたい下院選が予定され、拘束は長期化も予想される。 反政権派や欧米諸国は反発を強めており、国内外で緊張がさらに高まるのは必至だ。 「今日はこの 5 カ月間で最高の日だ。 平常心で入国審査を通り、自宅に帰る。」 ナバリヌイ氏は 17 日、到着したモスクワの空港内で、ベルリンからの飛行機に同乗してきた記者団を前に語った。 「私に対する刑事告訴はでっち上げで、何も恐れていない」と述べ、妻のユリヤさんと共に入国審査に向かい、直後に拘束された。

拘束の理由についてロシア司法当局は、2014 年にナバリヌイ氏が受けた経済事件の禁錮 3 年半の有罪判決について、執行猶予期間中の出頭義務などを果たさなかったためだと説明。 地元裁判所は 18 日、30 日間の拘束を認めた。 今後、執行猶予が取り消されれば、収監される見通しだ。 さらに、ロシア当局は、ナバリヌイ氏が設立した「反汚職基金」への寄付金を流用したとする別の詐欺や名誉毀損などの容疑でも訴追方針を示している。 今後、これらの罪でも有罪となれば、拘束はさらに長期化する可能性がある。 ナバリヌイ氏は同日、新たな動画メッセージを公開し、「私のためではなく、皆さん自身の未来のため、街に出てほしい」と街頭での抗議を呼びかけた。

ナバリヌイ氏の拘束で、プーチン政権への非難の声が国内外で高まっている。 米バイデン次期政権の大統領補佐官(国家安全保障担当)に指名されているサリバン氏は「ナバリヌイ氏に対するロシア政府の攻撃は、人権侵害であるだけでなく、声を聞いてほしいと願っているロシア国民への侮辱だ」と指摘。 ポンペオ米国務長官も声明で、「ナバリヌイ氏の拘束は政権批判を黙らせる試みだ。 自信ある指導者は、競合する声を恐れたり、政治的な対立相手に暴力を用いたり、不当に拘束したりはしない。」と非難した。

欧州連合 (EU) のボレル外交安全保障上級代表は、「司法の政治化は容認できない」と批判。 欧州各国も相次いで非難声明を出し、即時の解放を求めた。 一方、ロシアのラブロフ外相は 18 日の記者会見で、拘束はロシアの法律にのっとった判断だとし、欧米の批判は「(西欧社会が直面する)民主的な発展モデルの危機から注意をそらそうとしているだけだ」と反発した。

暗殺未遂事件をめぐっては、プーチン政権の関与を指摘する EU と、否定するロシアが互いに制裁を発動し合うなど対立が深まっている。 今秋に下院選を控え、プーチン政権は、国際世論も巻き込んだ反政権活動の活性化を警戒している。 ナバリヌイ氏の拘束は、欧米の反発を招いてでも反政権派を抑えこむためとみられる。 支持率が低迷するなか、選挙を前に焦る政権が、今後も反政権派への圧力を強める可能性がある。

ナバリヌイ氏は意識が戻った直後の昨年 9 月、体調の回復後はロシアで反政権活動を続ける意向を表明していた。 ナバリヌイ氏の帰国に際し、一部メディアは離陸前の機内から中継するなどし、ナバリヌイ氏や当局の動きを詳報。 政権は、到着予定地だったモスクワ南部のブヌコボ空港に多数の警官隊を配置し、搭乗客など以外の空港ビルへの立ち入りを禁止した。 空港前には数千人のナバリヌイ氏の支持者らが集結し、着陸直前に到着予定地がモスクワ北部のシェレメチェボ空港に変更された。 ロシアメディアによると、機内では「技術的要因により空港が閉鎖された」などと説明があったという。

ブヌコボ空港の前には、着陸地の変更が伝えられた後も多数の支持者が残り、零下 20 度以下の寒空の下、「ロシアに自由を」などと声をあげた。 市民団体の集計によると、同空港では約 60 人が拘束されたという。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 1-18-21)


毒殺されかけた活動家、ロシア帰国へ 拘束の可能性も

昨夏に毒殺未遂事件の被害に遭い、ドイツで療養していたロシアの反政権活動家、アレクセイ・ナバリヌイ氏が 17 日にロシアに帰国することを表明した。 秋のロシア下院選に向け活動を本格化するためだ。 ただ、ロシア当局はナバリヌイ氏を入国後に拘束する方針を示しており、反政権派や欧米諸国が猛反発するのは必至だ。

ナバリヌイ氏は 13 日、自身のインスタグラムで、「健康はほぼ問題ない」と述べ、17 日のモスクワ行きの航空券を購入したと明らかにした。 意識が回復した直後の昨年 9 月、体調が戻り次第ロシアに帰国し、反政権活動を続ける意向を示していた。 約 5 カ月にわたってリーダー不在だった支持者や反体制派は勢いづき、空港でナバリヌイ氏を出迎えるイベントには 1,800 人以上が参加を表明している。 こうした状況に、反政権活動の活発化を抑えたいプーチン政権は難しい判断を迫られている。

ロシア当局は昨年末、ナバリヌイ氏が、政権幹部らの汚職疑惑を追及するため自ら設立した「反汚職基金」に寄せられた寄付金約 3 億 5,600 万ルーブル(約 5 億円)を詐取したとし、刑事訴追すると発表。 名誉毀損容疑でも捜査が行われ、別の事件で付された刑罰の執行猶予の取り消しも検討されている。 ナバリヌイ氏を野放しにすれば弱腰との批判を受け、反政権派を勢いづかせかねない。 一方で、拘束すれば反政権派が猛反発し、欧米諸国からの強い非難を招く恐れがある。 そのため、拘束を警告して帰国を思いとどまらせる狙いがあったとみられる。

今回の帰国表明を受け、ロシア当局は「悪意ある違反を犯したナバリヌイ氏を勾留する義務がある」と強調。 国内メディアや政治専門家らは、「空港で即座に拘束される」との見方を強める。 だが、ナバリヌイ氏は、「帰国を迷ったことはない」としている。 今年秋の下院選に向け、国際世論も巻き込んだ反政権活動の活性化を目指しているとみられる。

プーチン氏は昨年 7 月の憲法改正で、3 年後の次期大統領選への出馬が可能になった。 後継者を指名する可能性も残されているが、いずれの場合も下院選で政権与党が圧勝し、政権基盤を安定させることが必須だ。 そのため昨年秋から、集会やデモなどの制限や、反政権派が利用する動画投稿サイトや SNS への規制を強める法改正を矢継ぎ早に行い、反政権派の抑え込みを急いでいる。

ナバリヌイ氏は昨年 8 月、ロシア国内で意識不明の重体になり、ベルリンで療養を続けていた。 ドイツ政府などは、旧ソ連で開発された兵器級の神経剤「ノビチョク」による毒殺未遂事件と断定。 プーチン政権の関与を疑う声が強まり、関与を否定するロシアと欧州連合 (EU) が互いに制裁を発動し合うなど対立が深まっている。 政権が最も避けたいのは、バイデン次期米政権や欧州が反政権派を支援し、反政権運動がベラルーシのような国民的盛り上がりにつながることだ。 秋に向け、プーチン政権は今後も締めつけを強めるとみられ、反政権派や欧米との間で緊張がさらに高まる可能性がある。 (石橋亮介、asahi = 1-15-21)



ロシア反政権活動家に毒? 機中で体調悪化、意識不明に

ロシアの代表的な反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏 (44) が 20 日、体調不良を訴え病院に緊急搬送された。 ナバリヌイ氏の広報担当者がツイッターで明らかにした。 意識不明の重体で、毒物を使われた可能性があるとしている。 広報担当者によると、ナバリヌイ氏は同日朝、西シベリアのトムスクからモスクワに戻る機中で体調が悪化。 飛行機は途中のオムスクで緊急着陸し、病院に救急搬送された。 同日正午(日本時間午後 6 時)現在、集中治療室で人工呼吸器をつけられているという。 広報担当者は「アレクセイは朝からお茶しか口にしていない。 お茶に何かを混ぜられたのだろう。」としている。

一方、タス通信によると、ロシアの治安機関当局者は「毒物の可能性は今のところない」としている。 ナバリヌイ氏は昨年 7 月にも、無許可の抗議デモを呼びかけたとして逮捕され、収監中に原因不明のアレルギー症状で病院に搬送されている。 ナバリヌイ氏はプーチン政権批判の急先鋒。 2018 年の大統領選では立候補が認められず選挙戦から排除された。 政権与党の撲滅を訴えており、トムスク訪問も 9 月の市議選に向けた活動の一環だったという。 ロシアでは、反政権活動家やジャーナリストの襲撃や暗殺事件が少なくなく、しばしば当局の関与が指摘されている。 ナバリヌイ氏の体調不良の原因が明らかにならなくても、再起が難しくなれば国民の反政権感情が高まる可能性がある。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 8-20-20)