ハルカス来場 46 万人 … 全面開業後 3 日間で 近畿日本鉄道は 9 日、日本一の高さの超高層ビル「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」に、全面開業した 7 日から 9 日までの 3 日間で計約 46 万 2,000 人が来場したと発表した。 内訳は、展望台「ハルカス 300」が 1 万 9,000 人、あべのハルカス近鉄本店が 42 万人、美術館 1 万 7,000 人などだった。 近鉄は「目標以上の数字。 晴天が続き、ハルカスの名にふさわしい門出になった。」としている。 (yomiuri = 3-10-14) ◇ ◇ ◇ 高さ日本一の 300M 大阪「あべのハルカス」全面開業 ![]() 日本一の高層ビル「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」が 7 日、4 年がかりの工事を終えて全面開業した。 高さは 300 メートルで、「横浜ランドマークタワー(横浜市西区)」を 4 メートル上回り、21 年ぶりに国内最高を更新した。 大阪の新しいシンボルの誕生を、地元の小学生らが 3 千メートルの「日本一長いテープカット」で祝った。 ハルカスは 60 階建て。 近畿日本鉄道が約 1,300 億円をかけて建設した。 名称は「心を晴れ晴れとさせる」という意味の古語「晴るかす」にちなんだ。 工事を終えたフロアはすでに営業しており、この日は 288 メートルの高さからの眺望が楽しめる展望台のほか、入居する大阪マリオット都ホテル、美術館がオープン。 展望台の入場券は 3 月中は前売りのみ(日時指定券、大人 2 千円)だが、4 月からは当日券(大人 1,500 円)も販売する。 (asahi = 3-7-14) ◇ ◇ ◇ 高さ日本一「あべのハルカス」、開業日は 3 月 7 日 高さ 300 メートルの日本一のビル「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」の開業日が来年 3 月 7 日に決まった。 近畿日本鉄道が 22 日、発表した。 地下 5 階、地上 60 階建て。 低層階に入る近鉄百貨店あべのハルカス本店の一部が 6 月に先行開業しており、残りの展望台や外資系高級ホテル、美術館などが一斉に開業する。 (asahi = 10-22-13) ◇ ◇ ◇ 改装工事続きで不便 ハルカス近鉄、売上高目標下方修正 近鉄百貨店は 8 日、6 月に部分開業したあべのハルカス本店(大阪市阿倍野区)の 2014 年 2 月期の売り上げ目標を 1,040 億円から 1 千億円に下方修正すると発表した。 改装工事が続き、売り場を見て回るのが不便になっており、想定より売り上げが伸びていないという。 来春の全面開業後 1 年間の目標 1,450 億円は据え置いた。 飯田圭児社長は 8 日の決算会見で「来店客は伸びたが、買い回りの悪さが影響し、複数の売り場で商品を買ってもらう機会が減っている」と説明した。 ハルカス本店は当初、阿倍野店だった時期も含め半年間で 443 億円を売り上げる計画だったが、4% ほど低い 423 億円にとどまった。 全面開業に向け、今後も改装工事が続く影響を織り込み、1 千億円に修正した。 一方、6 月の開業後、近畿日本鉄道や JR の沿線を中心に奈良や大阪市南部からの来店者が増え、入店客数は前年比 9 割増だった。 全面開業後の売上高目標について、飯田社長は「買い回りの問題が改善すれば、十分いける数字だ」と据え置く方針を示した。 (asahi = 10-9-13) ◇ ◇ ◇ 開業 1 カ月で売上高 100 億円 あべのハルカス近鉄本店 近鉄百貨店は 12 日、6 月 13 日に部分開業したあべのハルカス本店(大阪市阿倍野区)の売上高が 11 日までの約 1 カ月間で前年同期比 1.6 倍の約 100 億円、来店客数は 2.4 倍の約 290 万人に達したと発表した。 広報は「想定通りの売り上げで順調だ」と話している。 日本最大級のレストラン街が好調で、売上高が目標を約 4 割上回った。 子ども服売り場やデパ地下の洋菓子コーナーなども目標を上回ったという。 4 月に街開きしたグランフロント大阪(大阪市北区)の開業 1 カ月と比べると、来店客数こそ 761 万人に及ばないものの、売上高 50 億円超を大きく上回る。 月 100 億円規模の売り上げは、高島屋大阪店(13 年 2 月期、約 1,200 億円)とほぼ肩を並べる。 (asahi = 7-13-13) ◇ ◇ ◇ あべのハルカス本店、売上高 70 億円 開業から 18 日間 近鉄百貨店は 1 日、6 月 13 日に開業したあべのハルカス本店(大阪市阿倍野区)の売上高が月末までの 18 日間で前年同期比 1.7 倍の約 70 億円、来店客数は同 2.6 倍の約 200 万人に達したと発表した。 広報は「目標を上回る順調な売り上げだ」と評価している。 阿倍野店が移転、改名してオープン。 日本最大級のレストラン街の売上高が目標を 4 割上回ったほか、婦人服やデパ地下の洋菓子コーナーなども好調だったという。 今年度の売上高目標は 1,040 億円。 隣接するウイング館が来春までに改装オープンして全面開業すると、売り場面積 10 万平方メートルと百貨店で日本一になる。 その後の 1 年間では 1,450 億円の売り上げを見込む。 (asahi = 7-1-13) ◇ ◇ ◇ 百貨店、滞在型消費に注力 ソファ増やしジュースバーも 【近藤郷平、平井恵美】 都市部の大型百貨店が、来店客に長居してもらう仕掛けに力を入れている。 これまではブランド品など商品の魅力で集客しがちだったが、その手法はファッションビルなども採り入れ、「ふつう」になってしまった。 滞在型にして、いろんな消費を取り込むねらいだ。 三つの日本一をねらう百貨店が 13 日、大阪で開業した。 近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)の初日は、多くの買い物客でごった返し、約 13 億円を売り上げた。 各階のエスカレーター脇には凝ったデザインのソファが並ぶ。 奈良市の主婦、中馬朋子さん (55) は「座るのは今日で 2 回目。 ちょくちょく休みながら買い物できるのがいい。」と、革張りのソファに身を沈めた。 ハルカス本店は、高さ日本一のビル(300 メートル)に入り、来春には売り場の広さ(10 万平方メートル)も日本一になる。 もうひとつ目標とする日本一が「滞在時間の長さ(近鉄百貨店の飯田圭児社長)」だ。 来店客の平均滞在時間を、これまでの 70 分から 120 分に延ばしたいという。 (asahi = 6-15-13) ◇ ◇ ◇ ハルカス近鉄本店、「日本一」で勝負 6 月に一部開業 日本一高いビルに、日本一広い百貨店が入る。 近鉄百貨店は 1 日、「あべのハルカス近鉄本店」の一部分が 6 月 13 日に先行開業すると正式に発表した。 あべのハルカスに入る主要テナント。 大阪は商業施設が増えているが、老若男女を問わない品ぞろえの「総合力」で勝負する。 近鉄本店は、ホテルやオフィスも入る西側(タワー館)と、いまは近鉄百貨店阿倍野店として営業する東側(ウイング館)でできる。 先行開業するのはタワー館の 14 階まで。 ウイング館も順次改装する。 来春の全面開業時には、日本一の売り場面積(10 万平方メートル)になる。 タワー館の特徴は、ターゲット層をあえて絞らず、食品・衣料品・飲食のバランスを重視している点だ。 広いので、タワー館はバランス型、ウイング館は若い世代向けの特化型、というすみ分けができる。 タワー館地下には約 5,300 平方メートルの食品売り場。 全面開業後は約 9 千平方メートルで関西最大級になる。 (asahi = 5-2-13) ◇ ◇ ◇ 近鉄百、国内最大級「あべのハルカス本店」来月 13 日に部分開業 [大阪] 近鉄百貨店は 1 日、日本一となる高さ 300 メートルの超高層ビル「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」内に入居する「あべのハルカス近鉄本店」の部分開業日を 6 月 13 日とすると発表した。 同本店の 2013 年度の売上高目標は 1,040 億円、来年春に予定する全面開業後の初年度売上高目標は 1,450 億円。 目標年間来店客数は 4,500 万人。 全面開業後の同本店の営業面積は 10 万平方メートルで国内最大級となる。 総投資額は 320 億円。 建設が進む「あべのハルカス」は近畿日本鉄道が事業主となり、竹中工務店(大阪市中央区)が設計。 同百貨店のほか、ホテルやオフィス、美術館などが入居する予定。 大阪市内では先月 26 日、JR 大阪駅北側で三菱地所などが開発を手掛けた大型複合商業施設「グランフロント大阪(大阪市北区)」が開業。 また、昨年 11 月にはエイチ・ツー・オー リテイリングの百貨店「阪急うめだ本店(同)」が、建て替え工事を終えて全面開業するなど、百貨店・商業施設間の競争が激しさを増している。 (Reuters = 5-1-13) ◇ ◇ ◇ あべの新本店、売り上げ 4 割増見込む 近鉄百貨店 近鉄百貨店は 10 日、6 月に先行開業を予定している「あべのハルカス近鉄本店(現阿倍野店、大阪市阿倍野区)」について、2014 年 2 月期に売上高 1,040 億円と、前期の約 1.4 倍を見込んでいることを明らかにした。 飯田圭児社長はあべの本店について「百貨店が本来持っていた、情報や文化の発信基地になる。 (売上高は)積み上げた数字だ。」と自信を見せた。 あべの本店は先行開業の時点で、売り場面積が今より45%広い約7万平方メートルに。 来春の全面開業で10万平方メートルと日本一になる。 (asahi = 4-10-13) 大阪三越伊勢丹、売り場 6 割減 ブランド力浸透せず 百貨店の JR 大阪三越伊勢丹(大阪市北区)が、来春に約 3 万 3 千平方メートルある売り場面積の 6 割を返上し、隣接する専門店ビル「ルクア」と一体改装することになった。 店名は「三越伊勢丹」から変える方針。 開業から約 3 年での大幅縮小の決断は、東京などで「勝ち組」とされる三越伊勢丹ブランドが大阪では浸透せず「撤退」を余儀なくされたことを示している。 大阪三越伊勢丹を運営する会社に共同出資する JR 西日本と三越伊勢丹ホールディングス (HD) が 21 日、発表した。 大阪三越伊勢丹は、通路などを含めて約 5 万平方メートルをまとめて賃借しているのを見直し、改めて必要な売り場を借り直す。 「百貨店は固まって入るわけではない(JR 西日本の矢吹静副社長)」として、ビル内に売り場を点在させる考えで、百貨店は入居する店の一つに「格下げ」されることになる。 今年夏から改装に入り、来年春に再開業する。 改装費用は約 60 億円。 改装中は売り場の多くが休業するが、食品売り場とレストラン街は一部を除いて営業を続ける。 (asahi = 1-22-14) ここで一風呂? いえトイレです 梅田スカイビルに新名所 ![]() 大阪市北区の梅田スカイビルで、昭和のレトロな街並みを再現した飲食店街「滝見小路」に、まるで銭湯のような内装のトイレが登場した。 銭湯のペンキ絵に見立てて、世界文化遺産になった富士山が壁に描かれる。 「観光スポットになれば」という狙いが当たり、カメラを構える外国人客も。 実際に銭湯で使っていた木製ロッカーや看板もあり、思わず靴を脱ごうとする人もいるという。 「『土足でどうぞ』という札をたてないと」と広報担当者。 (asahi = 11-6-13) ◇ ◇ ◇ グランフロント大阪で生産者応援 産直市で収穫体験も 26 日に開業半年を迎えたグランフロント大阪(大阪市北区)のナレッジプラザで、農産物や海産物を生産者らが売る産地直送市が開かれた。 27 日まで。 農機具メーカーのヤンマー主催。 サッカー日本代表で、セレッソ大阪の柿谷曜一朗選手と山口蛍選手も駆けつけ、会場内の移動農園でカブやパプリカの収穫体験などをした。 ホテルのレストランの表示偽装が問題になっているが、買い物に訪れた飲食店経営の女性は「生産者の努力こそがブランド。 こういう時だからこそ、生産者には頑張ってもらいたい。」 (asahi = 10-26-13) ◇ ◇ ◇ グランフロント大阪、売上 200 億円超 目標上回る勢い JR 大阪駅北側のグランフロント大阪(大阪市北区)の商業施設部分の売上高が、4 月 26 日の開業から約 5 カ月間で 200 億円を超えた。 阪急電鉄など事業者 12 社が 17 日、9 月末時点の集計を発表した。 初年度 400 億円の売り上げ目標を上回るペースという。 商業施設には衣料や雑貨、カフェなど 266 店が入る。 商業施設だけでなく、ナレッジキャピタルやホテルも含めたグランフロント大阪全体の来客数は 9 月末時点で 2,700 万人に到達。 商業施設部分のみの初年度の来客数の目標は 2,500 万人だが、目標達成は確実とみられる。 (asahi = 10-18-13) ◇ ◇ ◇ うめきた、真夏の雪合戦 グランフロント大阪に人工雪 ![]() 【沢木香織】 都会の真ん中で「真夏の雪合戦」 - -。 JR 大阪駅北側のグランフロント大阪に 27 日、季節外れの銀世界が現れ、子どもや若者たちの歓声が響いた。 スノーマシンで 32 トンの人工の雪を降らせ、雪の深さは約 50 センチ。 この日の大阪市の最高気温は 33 度まで上がり、若者たちが汗を拭いながら雪玉を投げ合った。 開業から 3 カ月たったグランフロントは今も多くの買い物客でにぎわうホットな場所。 買い物中の女性 (20) は「つかの間の涼しさを楽しめました。」 (asahi = 7-27-13) ◇ ◇ ◇ グランフロント大阪、3 日間で 100 万人来場 JR 大阪駅北側の大型複合施設「グランフロント大阪」の来場者が 28 日、開業後 3 日間で 100 万人を突破した。 28 日は午後 9 時時点で 37 万人が訪れた。 グランフロントは 26 日に街開きした。 初日は 34 万人、初の休日となった 27 日は 36 万人が来場。 28 日午後 9 時までの累計の来場者は 107 万人となった。 (asahi = 4-29-13) ◇ ◇ ◇ グランフロント、266 店舗の商業施設を初公開 大阪 大阪・うめきたに 26 日街開きする「グランフロント大阪」で、衣料や雑貨、飲食など 266 店舗から成る商業施設が 23 日午後、報道陣に初公開された。 店舗面積は約 4 万 4 千平方メートル。 日本初や関西初の出店が計 75 店登場する。 全体の 4 割強、119 店は衣料品関連。 飲食関連では、午前 4 時まで営業するエリア「UMEKITA FLOOR (ウメキタ フロア)」などがある。 敷地を東西に横断する「けやき並木」沿いにはオープンカフェも営業。 周囲の庭園と合わせ、客に「お散歩」気分でゆったりと買い物をしてもらう狙い。 初年度に、来場者 2,500 万人、売上高 400 億円を目指す。 (asahi = 4-23-13) ◇ ◇ ◇ 知の最先端体験施設 梅田「ナレッジキャピタル」初公開 【木村和規】 街開きを 26 日に控えた JR 大阪駅北側のグランフロント大阪で、中核施設「ナレッジキャピタル(知的創造拠点)」が 22 日、報道陣に初公開された。 企業や大学の研究機関と、その研究内容を一般の人が体験できる場が混在。 一般人も巻き込んで、よりよい研究成果を生むのが狙いだ。 運営する一般社団法人ナレッジキャピタルによると似た施設は国内になく、世界的にも珍しい。 宮原秀夫代表理事は 22 日、報道陣に「めざすのは科学技術と感性の融合。 みんなでおもしろいことをして、大阪を元気にしたい」と語った。 ナレッジキャピタルは、グランフロントの北館に点在する。 目玉は「The Lab. (ザラボ) みんなで世界一研究所」だ。 2 - 3 階には独立行政法人の情報通信研究機構や三菱電機などが開発中の技術やサービスを公開する研究室があり、メガネ型コンピューター、世界最大の 200 インチ 3D ディスプレーなどが展示される。 キャピタルの担当者は「来場者が未来の生活を体感でき、その感想を研究にさらに生かせる。 ここが新しい。」という。 1 階のカフェでは、テーブルに置かれた電子端末で来店客が開催中のイベントにまつわる電子書籍を読める。 地下 1 階の展示場では、「世界一」をキーワードにした企画展などが催される。 (asahi = 4-22-13) ◇ ◇ ◇ 新しい街「関西の切り札」 グランフロント大阪完成 ![]() 【木村和規】 JR 大阪駅北側の再開発地区「うめきた」の先行開発区域「グランフロント大阪」が完成し、26 日の街開きまであと 1 週間となった。 18 日には完成式典が開かれた。 再開発構想の浮上から四半世紀。 参加した人たちは、ついに誕生する新しい街と関西の発展に期待を寄せた。 「2002 年に国際コンペがあり、我々が土地を取得したのが 06 年。 みなさまの支援で今日を迎えられた。 厳しい都市間競争の中で、関西が発展していく一翼を担いたい。」 事業者を代表してあいさつした杉山博孝・三菱地所社長は抱負を述べた。 (asahi = 4-19-13) ◇ ◇ ◇ リアルぐるなび、初の実店舗 食の情報発信 うめきた 【木村和規】 インターネットの飲食店情報サイト大手ぐるなび(東京)が、食の情報を提供する初の店舗を 26 日、大阪・うめきたに開業する。 飲食店を紹介するコンシェルジュが常駐し、旬の食材を使った商品も販売。 バーチャルな世界からリアルな世界に打って出る。 店を出すのは、JR 大阪駅北側で街開きするグランフロント大阪内。 旬の食材情報ラウンジ「SHUN*SHOKU LOUNGE (シュンショク ラウンジ)」と、飲食店情報ラウンジ「ぐるなび」から成る。 食材情報ラウンジでは、旬の食材を使った弁当などを販売。 旬の食材を様々な方法で味わうイベントも開く。 (asahi = 4-11-13) ◇ ◇ ◇ 好みの情報は IC カード分析し提案 うめきたに新技術 【笹井継夫、木村和規】 26 日に街開きする JR 大阪駅北側の「グランフロント大阪」で、最新の情報技術を使った世界初の試みが始まる。 IC カードを使って利用者の来訪記録をためて好みを分析、次に訪れた際に個々に合ったおすすめ情報を知らせる。 新しい街が常連客をつかむ道具にもなるため、欧米や新興国も注目する。 3 日午前、大阪市で開かれた「コンパスサービス」の発表会。 端末の大画面に触れると、「ポン」という音とともに黄色とピンク色の魚に似たキャラクター「クピ」が現れた。 「ますます欲しくなっちゃうなー!」 数々のコメントが表示されたフロア図からある店の場所をタッチすると、さらに詳しい情報が出てくる。 12 種類いるクピは、グランフロント大阪の案内役だ。 訪れた人の行動記録に応じて割り振られる。 コンパスは IC チップが入っている ICOCA (イコカ)やキャッシュカード、免許証などをかざせば利用できる。 専用アプリを導入したスマートフォンでも使える。 街に 36 台ある端末は、42 インチテレビを縦に置いたようなタッチ式の大画面だ。 (asahi = 4-5-13) ◇ ◇ ◇ うめきた、IT で成長する街 「あなただけの情報」提供 【木村和規、笹井継夫】 「大阪最後の一等地」と言われた JR 大阪駅北側のうめきた。 四半世紀かけて進められてきた再開発も、最初の街開きまで 1 カ月に迫った。 最新の情報技術や規制緩和の特典を駆使。 めざすは、自ら成長する「未来の街」だ。 うめきたの先行開発区域「グランフロント大阪」がオープンするのは 4 月 26 日。 その中には、あちこちに 40 インチテレビを縦にしたようなタッチパネル画面が設置されている。 街全体で 36 台。 IT 機能「コンパスサービス」の端末だ。 ICOCA (イコカ)などの IC カードに対応する。 専用のカードやスマートフォンアプリを使えば、買い物や催しへの参加など街での行動記録を匿名で蓄積し、好みを分析。 時間帯や天候も踏まえた「あなただけの情報」を提供する。 (asahi = 3-26-13) 大丸梅田店、上半期売上高 25 億円減 競合施設の影響で 大丸松坂屋百貨店は 8 日、今春開業したグランフロント大阪や昨秋増床した阪急うめだ本店の影響で、大丸梅田店の上半期の売上高が 25 億 - 26 億円ほど下がったとみていることを明らかにした。 下半期も約 15 億円の減収となると試算。 大丸梅田店の 2013 年 8 月中間期の売上高は前年比 4.8% 減の 293 億円で、年間ではカード会員の来店を促すことなどで、1.2% 減の 621 億円にとどめる計画だ。 (asahi = 10-9-13) ◇ ◇ ◇ 阪急うめだ、売上高目標1割下げ 大阪「勝者なき競争」 7 年がかりの改装を終えて昨秋に増床オープンした阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)が、売上高の目標を 1 割引き下げる。 阪急阪神百貨店の親会社エイチ・ツー・オーリテイリング (H2O) が 9 日、発表した。 心配されていた大阪の「オーバーストア(過剰出店)」問題が、現実のものとなりつつある。 H2O がこの日発表した 2012 年度(13 年 3 月期)決算によると、阪急うめだ本店の売上高は 1,446 億円。 当初の予想より 11 億円少ない。 改装工事中に常連客を競合店に奪われたという。 客足はしばらく戻らないとみて、昨春に掲げた「年間売上高 2,130 億円」の実現を 15 年度に先送りする。 「現在の状況では 1 割ほど届きそうにない(阪急阪神百貨店の荒木直也社長)」といい、13 年度の目標は 1,900 億円とした。 (asahi = 5-10-13) |