「日本の "冷たさ" が大好き」との主張に中国ネット「同感」、「中国は文明社会の基礎がない」 中国の SNS・小紅書 (RED) に「日本では誰もあなたの邪魔をしない、国内では誰もあなたを放っておかない」との文章が投稿され、反響を呼んでいる。 投稿者の女性は「(上海)浦東空港で搭乗の列に並んでいる時、子連れの女性に話しかけられた。 彼女の質問は次々と続き、かなりプライベートなことにまで及んだ。 どうやって断ればいいか思いつかず、気まずくなりながら話を合わせた。 心の中で(彼女が)隣の席になりませんようにと祈り、席に着いた瞬間(彼女が隣でないことが分かり)ようやく大きく息をついた。」と振り返った。 そして、「飛行機が大阪に到着するとその違いを大きく感じた。 スタッフは親切に案内してくれ、他の人々は静かに秩序正しくそれぞれが自分のことをしていて、まるで NPC (ゲームの中に登場するプレイヤーが操作しないキャラクター)のような存在だった。 突然話しかけられることもなく、不要なあいさつに精力を割いて対応する必要もない。」とした。 女性は、「これを冷たさだという人もいるかもしれないけど、私にとっては秩序と距離感。 秩序は安心感を与えてくれる。 ルールに従っていれば生活が突然、崩れることはない。 距離感は快適さを与えてくれる。 互いに適度なスペースがあることは尊重であり、自由でもある。」とし、「i 人(内向型の人)にとってこのような環境は天然の『壁』のようなもので、冷たいかもしれないが、自由を感じさせてくれるものだ」とつづった。 この投稿に中国のネットユーザーからは「同感」、「私もこういう『境界感』が好き」、「そういう環境は本当にいい。 うらやましいわ。」、「投稿者の言う通り。 国内も言うほど親切じゃないからね」、「みんなが距離感を保って他人に迷惑をかけないのは本当に快適。 そういう社会が大好き。」など、賛同の声が多数上がった。 また、「私もガンガン来られるのは嫌なタイプ。 全然仲良くないのにすぐにプライベートなことを聞いてくるとか、本当に言葉を失う」、「中国には距離感というものが存在しない。 列に並ぶ時は前の人にピタリとくっつくし、何も考えずに思ったまま口に出すし、本当に腹が立つ」、「中国人のほとんどが、マナーやルールを守る教育を受けていないから」、「国内の『親切』の 99% はおせっかい。 文明社会の基礎ができていない。」などの声も。 このほか、「どうしてみんな日本人は冷たいって言うんだろう。 (日本で)今日、おばあさんが大荷物を持って大変そうに歩いていたけど、少なくとも 2 人の通行人が『お手伝いしましょうか?』って声を掛けてたよ」、「日本人の『冷たさ』は、決して他人を助けないということではないんだよ」といった意見や、「あまり日本の良さを宣伝しすぎると、大勢の人が日本に行ってしまって、結果的にあなたにとって良いことは何もなくなる。 『既得権益者』は黙って享受するのがいい」とのコメントも寄せられている。 (北田、Record China = 8-29-25) 現地さながらの「中国朝市」で横行する違法駐車 警告も改善なく大阪府警が一斉取り締まり 違法駐車などの迷惑行為が相次いでいるとして、大阪府警鶴見署は 24 日、大阪府大東市諸福で毎週日曜日に開かれる「中国朝市」の周辺で、道路交通法違反の一斉取り締まりを実施した。 署員らが午前 5 時半ごろから現場を巡回し、7 件の駐車違反を確認。 いずれも青切符を交付した。 現場は大東市と大阪市鶴見区にまたがる幹線道路沿い。 朝市は 30 年以上前から続き、中国料理に欠かせない本格食材を安く買える場として人気が高い。 毎週日曜日の早朝になると、在日中国人や日本人の客が 100 人規模で集まり、中国の食品のほか、揚げパンや野菜などを求めて列をつくっている。 中国語が飛び交い、現地さながらの雰囲気が人気の一方で、客による路上駐車や無関係の近隣店舗への無断駐車が横行。 朝市が開かれている中国物産店のにぎわいに便乗した無許可の道路上での露店販売なども問題視されていた。 この日の取り締まりには、中国語が堪能な府警の捜査員も同行。 通訳をしながら違反処理を進める場面もみられた。 同署の平松信治交通課長は「これまで指導や警告を重ねてきたが改善されないため、一斉取り締まりを行った。 みんなが安心して通行できる道路を守るため、今後も継続していきたい」とコメントした。 (sankei = 8-24-25) なぜ 2 人は電車にはねられたか 訪日客を戸惑わせる踏切の潜在リスク ![]() 神戸市の踏切で 1 月、中国籍の女性 2 人が電車にはねられ死亡した。 事故は中国でも報道され、悲しみが海を越えて広がった。 その後、現場では安全対策が施されたが、中国メディアの記者は、日本の踏切には隠れた危険があると指摘する。 遮断機の内側に 神戸市垂水区の西舞子エリア。 淡路島の対岸に位置し、南側の海沿いには明石海峡大橋を望めるカフェなどが点在する。 1 月 9 日の昼下がり、2 人の女性が踏切を横断する様子が、付近の防犯カメラに記録されていた。 中国・江蘇省から来日していた楊景文さん (24) と張新恰さん (23)。 兵庫県警によると、2 人とも初めての日本旅行だった。 北側から踏切に入り、山陽電鉄とJR神戸線の計4本の線路を渡り終えた、はずだった。 2 人は南側の遮断機の内側で立ち止まる。 ほどなくして遮断機が下り、やってきた山陽電鉄の普通電車にはねられた。 通学路からも外された踏切 なぜ、遮断機の内側にいたのか。 現場の南側には、線路と並行して国道 2 号が走る。 そして遮断機のすぐ外側は、信号機付きの横断歩道。 遮断機から車道までの待機スペースは 1.4 メートルほどしかない。 しかも急斜面だ。 国道の交通量も多い。 県警幹部が着目したのは、2 人から見て遮断機の向こうにあった信号機。 「どこで信号待ちをしていいか分からず、誤って遮断機の内側で待ってしまったのではないか」とみる。 この踏切について、近くに住む 70 代の女性は「横断歩道の手前の待機スペースが狭くて、引っ越して来たばかりの頃は危なくて驚いた」という。 スーパーなどに行く際に使うが、「今でも怖い。」 北側からの踏切の入り口には「キケン! 小学生はこのふみきりを渡ってはいけません。」と書かれた、古びた看板がある。 校区の小学校の PTA が設置したといい、教頭によると、この踏切を通学路から外している。 児童には、近くの西舞子駅の地下道を通るように指導しているという。 事故を受け、県警と神戸市、山陽電鉄、JR などは事故の再発防止に向けた検討会や協議会を重ねてきた。 5 月には、踏切の内側の路面上に、ピクトグラム(図記号)と、「踏切内に立ち止まらないで」と日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)などで書かれた注意書きが地面に設置された。 国土交通省兵庫国道事務所によると、今後、横断歩道と信号機の位置を西側にずらし、待機スペースを広げる改修工事にも着手するという。 踏切は「日本っぽいもの」 事故は 2 人の身元が判明した直後、中国でもテレビなどで報じられた。 「日本だからといって、安全だとは限りません。」 上海東方テレビ東京支局長で特派員の宋看看さん (49) は、中国向けのテレビニュースの中で、そう呼びかけた。 宋さんによると、中国での反響は大きく、「その日のトップ 10 ニュースに入った」と言う。 事故が注目された背景には、中国と日本の交通事情の違いに対する懸念がある、と指摘する。 宋さんは、中国では日本のような、歩行者や車に近接した線路はめったに見かけず、踏切もまれだと言う。 「日本の踏切や交差点の交通ルールを知らない中国人観光客も多い。 亡くなった 2 人が踏切の内側と外側の違いがわからず、車道を警戒して内側に立ったとしても不思議ではない。」と考察する。 日本で心理学を勉強する、四川省出身の大学院生 (24) も「本当に残念な事故。 日本のアニメなどの影響で、中国の若者の中では、踏切は日本っぽいものとして、見つけたら写真を撮るくらい珍しいもの」と話す。 宋さんによると、中国ではバスツアーなどを利用した団体での海外旅行が主流だったが、近年では SNS 上の情報などを見て、個々人の趣味や目的に合わせた自由旅行を選択する人が増えてきているという。 特に日本は「安全、きれい、先進的」という印象から、若い女性から人気の旅行先。 今回の現場のように近隣住民のための生活道路のような踏切にも、スマホのマップ機能を頼りに足を踏み入れる。 中国の SNS 「Weibo (微博)」では、事故のニュースを見た視聴者から「日本にはこんな危険な場所があるのか」、「亡くなった女性 2 人がかわいそう」などの声が上がった。 宋さんは、そもそも踏切を知らない人にとっては、ピクトグラムや注意書きだけでは理解が難しいと感じている。 「踏切内にだれかが立ち止まっているのを音声で知らせるなど、日本の踏切のルールを知らない外国人観光客側に立った解決策も必要ではないか」と話す。 (原野百々恵、asahi = 8-22-25)
なぜ妻と息子が日本旅行を選ぶのか理解した - 中国人男性 中国の SNS・小紅書 (RED) に「なぜみんな日本旅行が好きなのか」との投稿があった。 投稿者の男性は「息子はまもなく 15 歳になる。 彼が 3 歳の時から、毎年夏休みには旅行をしている。 国内では、大理、三亜、青島、厦門、重慶などに行き、海外では台湾と韓国に一度、タイと日本に二度行った。 いずれも自由旅行だ。」とした。 その上で、「以前、オーストラリアに行く計画も立てたがビザが下りなかった。 おそらく、私の資産の大半が株式口座にあったことが原因で、一時的に預金口座に移しただけでは要件を満たさなかったようだ。 この件以来、高い基準の証明書が必要な欧米先進国への旅行には興味を失った」と述べた。 そして、「これまでの夏休み旅行の中で、妻と息子は間違いなく日本を第一に選んでいる。 そのため、3 年間の数次ビザも取得済みだ。 一方、強い愛国心を持つ私にとって、日本という国の印象や感情を一言で表すことは難しい。 しかし、旅行先としては、なぜ妻と息子が日本を選ぶのか十分に理解できるようになった。」とした上で、日本の印象について以下の 4 点を挙げた。
投稿者は「そう。 人生は初めての出会いのようなもの。 旅行の目的の一つは、こうした初めての体験から得られる美しさを絶えず感じることにあるのかもしれない。」と結んだ。 なお、投稿者は日本で撮影した妻と子ども、線路や路地、スカイツリーなど十数枚の写真をアップしている。 この投稿に中国のネットユーザーからは「賛同する。 今まさに日本を旅行しているけど、国の恨みを抜きにすれば、日本の旅行体験は素晴らしい」、「日本の公衆トイレの便座は安心感がある」、「日本は食事したり遊んだりする体験が飛び抜けて良いね」、「日本はなんと言っても治安が良くて安心できる」、「すごくきちんとまとまってるね。 私も日本の人文環境とサービスが好き。 もちろん、日本の全部が良いとは言わないけど、旅行で行くなら最適」、「今年はもともと日本に行くつもりはなかったけど、国内の航空券やホテルの値段を見て、やっぱり日本に行くことにした」、「好きに理由なんて必要ないよ」といったコメントが寄せられている。 (北田、Record Chima = 8-20-25) マイナカード偽造容疑で中国の男逮捕 日本人になりすましか、狙いは マイナンバーカードを偽造し、暗号資産交換のアカウントを作ろうとしたとして、兵庫県警は 13 日、横浜市南区の中国籍で会社員の男 (33) を有印公文書偽造・同行使と詐欺未遂の疑いで逮捕し、発表した。 「認めることはできません」と容疑を否認しているという。 サイバー捜査課によると、男は 2022 年 12 月ごろにマイナカードを偽造し、23 年 3 月に偽造カードを使って国内の暗号資産交換業者にアカウントの開設を申し込んだが、未遂に終わった疑いがある。 県警は今年 7 月、別事件で男の横浜市の自宅を捜索し、偽造されたマイナカードを発見。 顔写真は男のものだったが、男がかつて住んでいた住所が記載され、名前は日本人の偽名だという。 暗号資産交換業者は、偽造されたマイナカードに記載された住所に書類を送ったが、返ってきたことからアカウントは開設されなかった。 県警は、男や別の日本人の男 (41) = 組織的犯罪処罰法違反で逮捕 = がマネーロンダリング(資金洗浄)をするグループとみている。 (根本快、asahi = 8-13-25) 日本から戻ってきたら泣きたくなった - 訪日中国人 中国の SNS・小紅書 (RED) に 6 日、「日本から戻ってきたら泣きたくなった」との投稿があり、反響を呼んだ。 以下はその内容。 たまたま運が良かったのかもしれないけど、日本での毎日がとても楽しく、食事もどれもとてもおいしく、出会ったすべての人がとても親切で温かく、不快に感じるような出来事はまったくなかった。 今振り返ると、幸せすぎて泣きたくなる。 いったい何が私をこんなにも楽しませてくれたのか。 もしかすると、それは京都に到着した夜の居酒屋でのことかもしれない。 畳の上に座って料理を分け合い、店員さんとぎこちなく翻訳アプリでやり取りした。 店員さんは言葉が通じなくてもずっと笑顔で、耳には日本語のにぎやかな会話が響き、「まるで日本のドラマみたい。 テレビで見たことある。」と感嘆した。 もしかすると、それは二年坂で突然降り出した豪雨かもしれない。 積乱雲の動きに合わせて、立ち止まったり歩いたり。 口を大きく開けて濡れせんべいを食べ、写真を撮ったその瞬間にちょうど雷鳴が轟いた。 京都の路地を歩きながら、灯籠に火がともり、かすかな煙が立ち上り、時折下駄の音が響く。 感じ取れるもの以外、そこには何もなかった。 もしかすると、それは哲学の道で聞いた蝉時雨、下鴨神社の雨上がりの朝靄かもしれない。 黄金色の夕陽が赤い鳥居と静かな水面に映え、神の美しき意思がその瞬間に降りてきたようだった。 もしかすると、大阪ほど明るくて気持ちのいい天気は他にないのかもしれない。 毎日、まるで漫画のような雲、晴れ渡る空。 遊覧船から岸辺に向かって「おおきに!」 大阪の情熱が、私の心と体をすっかり蘇らせてくれた。 もしかすると、それは中之島の静かな午後だったのかもしれない。 ひとりで庭園の石段に座り、自販機で買ったアイスコーヒーを飲んでいた。 背後ではストリートミュージシャンがサックスを吹いていて、その隣には静かに聞いている子ども。 目の前では、ジャージを着たおじさんがランニング前の準備運動。 結婚写真を撮っている夫婦にも出会った。 私はたくさんの人の幸福の中を通り過ぎた気がした。 もしかすると、それは東京での「あまり完璧ではない」花火大会だったのかもしれない。 浴衣を着た若いカップル、友人グループらが駆け回り、笑い合い、その青春に私は胸を熱くさせられた。 私にとって花火大会は「一期一会」だけれど、彼らにとっては日常なのだと思うと、ちょっと嫉妬してしまった。 もしかすると、それは 2 日連続で見たライブだったのかもしれない。 2 日続けて自作の "痛シャツ" を着て、「かわいい!」という声を何度ももらった。 何人かのファン仲間とも知り合い、SNS アカウントを交換した。 電車を降りてからはスキップしながらホテルに戻り、幸せすぎて両親とビデオ通話をした。 その後、2 人からのメッセージ。「肌つやがきれい。 まるで 20 代前半の頃のあんたみたいだった。 幸せって顔に出るんだね。」 もしかすると、それは富士山の澄んだ山の景色と涼しい夜、河口湖のそよ風が揺れる時間かもしれない。 和風の民泊に泊まり、美しい食器で豪華な朝食を食べた。 もしかすると、それは伊豆で偶然出会ったおいしい食事と予期していなかった海上花火だったのかもしれない。 偶然なのに必然、まさに完璧。 本当にそうだったのか、私には分からない。 ただ分かるのは、日本で過ごした時間に聞いたあの曲はもう聞くことができず、はっきり思い出すこともできないということだけ。 少しでも思い出そうとすると、涙がこぼれてしまう。 まるで夢を見ていたかのようだった。 あまりにも美しかったから、目覚めたくないのだ。 (北田、Record China = 8-9-25) 日本の人口、16 年連続で減少 = 中国ネット「まだ多い」、「中国が全世界に …」 8 月 7 日、中国の SNS 微博で、日本の人口が 16 年連続で減少したことが紹介され、注目を集めた。 毎日経済新聞は 7 日、日本の総務省が発表したデータとして、今年 1 月 1 日現在の日本の総人口が前年同引比 55 万人余り減の 1 億 2,433 万人となり、このうち日本人の人口は 1 億 2,065 万人で16 年連続減少し、減少数が 1968 年以降で最多となったことが明らかになったと紹介した。 また、昨年 1 年間に生まれた人の数は 1979 年の調査開始以降最少にとどまる一方、死者数は 159 万 9,850 人で最多となったこと、65 歳以上の高齢者の割合が 29.58% となっており、来年には日本人の人口が 1 億 2,000 万人を割り込む見込みであることを伝えた。 一方で、外国人の数は 367 万 7,000 人で、2013 年以降で最多になったことを併せて紹介している。 この件について、中国のネットユーザーは「世界的に見れば、全然少なくないんだけどな」、「日本の人口密度は世界のトップ 5 だぜ」、「まだまだ多すぎる」、「うそでしょ、私が日本に行ったころはどの家でも 2 人は子どもがいた。 5 人の子どもがいる家庭も見たぞ。」といった感想を残している。 また、「ある程度まで発展したら必ず発生する現象。 われわれだって同じ問題を抱えている。」、「まあ待っていなさい。 80 年代生まれが高齢者になるころには、中国が全世界に真の人口減少とはいかなるものかをお見せしようじゃないか」など、中国が将来、日本以上の人口減少と高齢化に直面することを示唆するユーザーも多く見られた。 (川尻、Record China = 8-9-25) 日本で中国人が相次ぎ襲撃被害、中国大使館が厳重抗議「安全確保を」 在日本中国大使館は 8 月 1 日、大阪で中国人観光客が襲撃された事件を受けて公式声明を発表し、在日中国人・観光客に対して改めて安全対策の徹底を呼びかけました。 報道によると、現地時間 7 月 30 日午後 10 時頃、大阪府西成区の路上で中国人観光客が強盗に首を絞められて負傷する被害に遭い、犯人は既に逮捕されました。 最近、日本で中国人を狙った襲撃事件が相次いで発生していることを受け、在日本中国大使館は日本の外務省に厳重に抗議し、在日中国国民の安全と合法的権益を確実に保護するよう強く求めました。 在日本中国大使館は声明で日本に滞在する中国国民と観光客に対し、引き続き警戒を怠らず、安全対策を強化するよう改めて呼びかけています。 (Record China = 8-2-25) また日本の島の土地が中国人に買われる - 香港メディア 香港メディアの香港 01 は 7 月 31 日、「また日本の島の土地が中国人に買われ、島民らは不安になっている」との記事を掲載した。 記事は、「瀬戸内海にある人口わずか 7 人の笠佐島で最近、中国人による土地購入が報じられ、その名が SNS やメディアで話題になった」と説明。 「購入者は別荘建設を目的とし、電柱の設置などを行っている。 購入手続き自体は合法だが、島民からは不安の声も出ている。 人口が少なく地理的にも敏感な島であることから、日本社会にも懸念や警戒の声が広がっている。」と伝えた。 その上で、具体的な懸念点として、同島が海上自衛隊の呉基地や在日米軍の岩国基地から遠くない距離にあり、呉基地については潜水艦や戦艦が常時停泊するなど、日米安保の要とも言える拠点であることを指摘。 また、中国の「国防動員法」や「国家情報法」では、中国国民は戦争時や緊急時に場所を問わず政府への協力を求められる可能性があることにも言及し、「保守化が進む今の日本において、こうした懸念はますます大きくなっている」とした。 記事は、「実は笠佐島の事例は特別なことではない」とし、過去 10 年間に日本各地、特に過疎の島や村などで外国資本による土地購入が相次いでいることを紹介。 「日本社会の高齢化と人口減少が進む中、管理できなくなった田畑・山林・空き家が負担と化している現状がある」とし、買い手が付かず、日々の管理に悩まされる状況で、国に引き取ってもらおうにも逆に費用負担が発生することもあることから、「たとえ中国人でも買ってくれるなら喜んで売る」という人も出てきていると伝えた。 その上で、日本のネット上では「日本の土地が徐々に外国人のものになっている。 政府は早く目を覚ませ。」 「日本人は中国で土地を買えないのに、なぜ中国人は日本で買えるんだ?」など、不満の声や規制を求める声が出ていると紹介した。 記事は、「笠佐島のような場所は、日本の経済、人口、社会構造の転換を象徴する縮図である。 近代化と農村の空洞化、開放と防衛、利益と帰属意識の綱引きが、小さな島、ひいては田畑に凝縮されている。 国も個人も、それぞれの天秤の上で揺れている」としつつ、「いずれにせよ、外国資本が日本の土地を自由に購入できる期間はすでにカウントダウンに入っているのかもしれない。 今後、規制強化に向かうのか、それともより細かく調整されるのか、日本社会はいまだに議論の只中にある。」と述べた。 (北田、Record China = 8-1-25) アステラス社員、上訴しない意向 「スパイ活動」中国で認定され実刑 スパイ行為の疑いで中国当局に拘束され、拘禁刑 3 年 6 カ月の判決を言い渡されたアステラス製薬社員の 60 代男性が上訴しない意向を示していることが 19 日、分かった。 日中関係筋が明らかにした。 北京市第 2 中級人民法院(地裁に相当)が 16 日に言い渡した判決を傍聴した金杉憲治駐中国大使の閉廷後の説明によると、男性は「スパイ活動を行った」と認定されたという。 日本大使館によると、男性は同日午後、上訴するかは「弁護士と相談する」と話したという。 中国のスパイ罪の法定刑は 3 年 - 無期の拘禁刑とされる。 判決の刑期は、日本外務省幹部は「前例と比べて相当短い」とみていた。 上訴期限は 28 日とされるが、上訴しない場合は判決が確定することになる。 (asahi = 7-19-25) ◇ ◇ ◇ 中国、アステラス製薬社員に拘禁刑 3 年 6 カ月 「スパイ容疑」巡り スパイ行為の疑いで中国当局に拘束されたアステラス製薬社員の 60 代男性に対し、北京市第 2 中級人民法院(地裁に相当)は 16 日、拘禁刑 3 年 6 カ月の判決を言い渡した。 判決を傍聴した金杉憲治駐中国大使が閉廷後に報道陣の取材に応じ、明らかにした。 金杉氏によると、判決は「スパイ活動を行った」と認定した。 読み上げられた内容については、本人の意向などを理由に、明らかにしなかった。 男性は 2023 年 3 月、中国での駐在任期を終えて帰国する直前に拘束。 当局が指定した施設で軟禁状態で取り調べを受ける「居住監視」などを経て昨年 8 月に起訴された。 これまで、具体的な起訴内容は明らかになっていない。 昨年 11 月の初公判は非公開だったほか、毎月 1 度のペースで続けてきた領事面会でも、事件の内容を話すことは認められていない。 関係者によると、男性は中国駐在歴が長く、北京の日系企業社会では知られた存在だった。 日本外務省によると、15 年以降にスパイ行為などの疑いで拘束された日本人は 17 人。 中国当局による拘束が続いているのはそのうち 5 人で、アステラス社員以外の 4 人は拘禁刑 12 - 15 年の実刑判決が確定して受刑中だ。 スパイ容疑などでの摘発をめぐる透明性の低さから、中国とのビジネスに関わる日本企業の駐在員らに不安が広がっている。 日本側は繰り返し早期釈放を求めてきたが、今回の判決は日中関係全体にさらに暗い影を落としかねない。 アステラス製薬の広報は「引き続き、関係各所と連携し、適切に対応していく。 これ以上のコメントは差し控えたい。」としている。 (北京・畑宗太郎、asahi = 7-16-25) ◇ ◇ ◇ 中国が拘束の日本人社員、16 日判決へ スパイ容疑だが起訴内容不明 スパイ容疑などで 2023 年 3 月に北京で拘束されたアステラス製薬の男性社員に対し、北京市第 2 中級人民法院(地裁に相当)が 16 日に判決を言い渡すと、中国側が日本側に伝えた。 日中関係筋が明らかにした。 関係筋によると、9 日に中国の司法当局から北京の日本大使館に連絡があった。 判決公判は大使館員が傍聴する。 6 月下旬の領事面会では、男性に健康上の大きな問題はなかったという。 男性は 23 年 3 月、中国での駐在任期を終えて帰国する直前に拘束され、昨年 8 月に起訴された。 スパイ罪が認定された場合の法定刑は、3 年から無期の拘禁刑。 具体的な起訴内容は明らかになっておらず、取り締まりの不透明さが中国とのビジネスに関わる邦人に不安を与えている。 日中関係は全体として回復の兆しがみられる中、判決の量刑や内容次第では経済関係に悪影響を及ぼす恐れもある。 (北京・畑宗太郎、asahi = 7-11-25) ◇ ◇ ◇ 中国当局「スパイ容疑」 製薬社員を起訴 日中関係の重しに 中国・北京で昨年 3 月にアステラス製薬の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束された事件で、中国当局は社員を起訴した。 日中外交筋が 21 日、明らかにした。 拘束の長期化は必至で、日中関係改善の重しとなりそうだ。 関係者によると、起訴は今月中旬。 具体的な起訴内容は明らかになっていない。 中国当局は 3 月から起訴審査の手続きに入っていた。 日本大使館関係者が月 1 度の頻度で社員と面会しており、健康状態に問題はないという。 アステラス製薬は取材に対し、「起訴されたことは事実です。 それ以上については、裁判係属中なのでコメントは控えさせていただきます」と回答した。 日本大使館「釈放引き続き強く求める」 日本側は様々な機会を通じて釈放を求めてきたが、起訴により公判手続きが本格化するため、拘束はさらに長引く情勢だ。 日中間では議員間交流などが回復の兆しを見せているが、関係改善の障害となりそうだ。 スパイ容疑の摘発をめぐっては、「スパイ行為」の定義があいまいな点など、運用の不透明さが指摘される。 昨年 7 月には改正反スパイ法も施行され、中国でビジネスに関わる外国人に不安が広がっている。 スパイ罪が認定された場合の法定刑は懲役 3 年 - 無期懲役。 ただ、スパイ罪を含む国家安全に関わる罪で国家への危害が特に重大なばあいには死刑を言い渡せるとする規定もある。 北京の日本大使館は「早期釈放を引き続き強く求めていく」としている。 (北京・畑宗太郎、asahi = 8-21-24) 前 報 (1-31-24) |