京都で中国籍旅行客が切りつけられる、中国総領事館が容疑者の厳正な処罰を求める - 中国メディア

中国メディアの紅星新聞によると、日本の京都市内で 6 日夜、中国籍の旅行客が面識のない男に刃物で切りつけられけがをした事件を受け、大阪の中国総領事館は、即座にけがをした旅行客と連絡を取って慰問するとともに、日本の警察に対し、容疑者の早期逮捕と厳正な処罰を求めた。 在日本中国大使館は、日本に滞在している中国人、特に旅行客に対し、安全に対する意識を高めるよう注意喚起した。 (柳川、Record China = 6-8-25)


「日本で感じたことは何? 本当に中国より良い?」との質問に回答続々

中国の SNS・小紅書 (RED) で 3 日、「日本は中国よりも良いと思うか」との質問があり、反響を呼んでいる。 投稿者は「皆さんにお聞きします。 日本に行った後、一番強く感じたことは何ですか? 本当に心から(中国)国内よりも良いと思いますか?」と問い掛けた。

この投稿に、日本に行った経験のある中国のネットユーザーからは「何が良いとは言わない。 ただ、また行きたい。」、「旅行に最適。 食べ物がおいしくて人はみんな礼儀正しい。 (日本が)すごく懐かしい。」、「衛生面は確かに素晴らしい。 旅館は狭いけど気配りが行き届いている。」、「医療と薬品が安全なのが魅力的」、「清潔で文明的なところ。 そこら辺に痰を吐かない。」、「分煙がきちんとできているところも良い」、「日本に行ったら胃腸の調子が良くなっておなかを下さなくなった」、「福岡に 1 週間いたけど、異臭を感じたことはなかった。 魚市場でも生臭さを感じなかった。 同じ服を 3 日着ても臭わなかった。」といった声が上がった。

また、「まあまあかな。 日本に来て約 10 年だけど、江浙?(江蘇省、浙江省、上海市)出身の人は適応しやすい環境だと思う。 社会秩序がしっかりしていて不便があまりない」、「日本で起業した知人は、一時期両親の面倒をみるために帰国したけど、1 年もたたずに日本に戻った。 彼曰く、日本では努力すればそれに応じた成果が得られるけど、中国ではどんなに努力しても相応のお金は稼げないって。」といった意見も見られた。

一方で、「中国より清潔。 それ以外は大差ない。」、「そんなに良かったらみんな行ったきりになるでしょ」、「食べ物や飲み物が中国よりもおいしくない」、「日本は清潔だけど、静かすぎて私みたいな人間には合わないわ」、「食べ物がしょっぱすぎるし、物は高いし、ホテルは狭い。 でも水質は本当に良い。」、「日本人はなぜ自転車で歩道を走るのか、理解できない」、「どこを比べるかだよね。 私は大したことないと感じた。 確かに(日本人は)ルールは守るんだけど、人間味がないっていうのかな。」といった声も出た。

さらに、「コロナ前に行った時はすごく良かったけど、それから 5 年後にもう一度行ったら、サービス業の従業員の接客態度や衛生状況がかなり劣化していた」、「日本に来たばかりの時はすごくいいなって思ったけど、10 年経った今ではそうは思わない。 特に最近の不景気でイライラが募っている感じがする。 もう以前の日本ではなくなったよ。 子どもが成人したら妻と一緒に帰国しようと思ってる。 子どもは、自分の好きなようにすればいいさ。」など、以前の日本とは状況が変わっているとの見方も少なくなかった。

このほか、「それぞれにそれぞれの良さがある」、「完璧な国はない。 何を取るかと、自分に適しているかどうかで判断すべし。」、「絶対的な良い悪いはない。 自分に合うか合わないかだよ。」といった意見も散見された。 (北田、Record China = 6-8-25)


「こんなの初めて」日本の山道で見た光景に中国人衝撃 = 中国ネット「敬服する」、「必要あるの?」

中国の SNS・小紅書 (RED) に 5 日、日本の路上で撮影された動画が投稿され、反響を呼んでいる。 動画は、中国人の家族が日本の山道を自動車で走っている際に撮影したもので、運転している男性が「ちょっと見てよ」と言うと、後部座席に子どもと一緒に乗っている女性が「なんてこと。 こんな感覚初めてよ。」などと衝撃を受けた様子で語る様子が映っている。 女性らが興奮した理由は、付近の学校の野球部とみられる男子生徒たちがすれ違うたびに全員立ち止まって帽子を取り、女性らの車に向かって頭を下げていくことだった。

この様子に中国のネットユーザーからは「日本人には敬服するしかない」、「素養が本当に高い」、「これが礼儀。 彼らの教育はまさにこんな感じ。」、「私も経験がある。 文明が対照的ですごく衝撃だった。」、「だから日本に行った周りの人はみんな日本が好きになる」など、称賛の声が上がった。

一方で、「なぜお辞儀をするの?」、「通行の妨げになって申し訳ないという意味かな」、「そこまでする必要ある?」、「会うたびにお辞儀って、卑屈すぎないか?」、「ちょっとやりすぎ」、「ぱっと見は礼儀正しいけど、これは必要あるのか? たとえば、われわれは子どもに『お年寄りには優しく席を譲ろう』と教えるが、車に頭を下げるのは何のため? 理解できない。」との声も。

さらには、「全くの偽善」、「学校が洗脳しているようにしか見えない」、「抑圧されすぎ。 自分の子どもにこんなことさせたくないわ。」、「100 台来たら100 回頭下げるの!?」、「考えすぎ。 学校の先生の車だと勘違いしたんだよ。」、「これは彼らの習慣的な行動に過ぎない。 そんなに興奮することはない。」、「(日本人は)小さい礼儀はあるが大義はない」といった声も寄せられるなど、否定的な見方が多かった。 ただ、こうした意見に対しては「たとえこれが作られた礼儀だとしても、私は喜んで受け取りたい」、「これが教育。 国によって違う。 理解できなくても構わないが尊重はすべき。」との声も出ていた。 (北田、Record China = 6-7-25)


「日本人の素養は素晴らしい」 = ベンチで本を読んでいた中国人女性、ふと顔を上げて驚き

中国の SNS・小紅書 (RED) にこのほど、「日本人の素養は本当に素晴らしい」との投稿があり、反響を呼んでいる。 投稿者の女性によると、日本で夫と子どもと共に遊園地に行き、夫らは遊園地へ、女性は 1 人で隣接するショッピングモールに行った。 しかし、モールはまだ開店していなかったため、外にあるベンチに座り本を読んで待つことにしたという。

女性は、「ずっと下を向いて本を読んでいたので周囲の様子はあまり分からなかったが、ふと顔を上げてみると目の前には長い行列ができていた」とした上で、「驚いたことに、みんな私が座っているベンチの前だけをきれいに避けて並んでいた。 誰一人として光を遮ったり、邪魔になるようなことをしたりする人はいなかった」と回想。 「見知らぬ人たちの思いやりと優しさに心が温かくなった」とつづっている。

この投稿にネットユーザーからは「確かに素晴らしい」、「こういう細部については、本当に差が大きい」、「良いものは良い」、「彼らのマナーは私たちのだいぶ先を行っている」、「他はともかく、(日本人の)マナーや国民の素養は本当に高い。 観光地でも自分からきちんと列に並ぶ」といった声が上がった。

また、「私も日本の遊園地に行った時、人はすごく多かったのに 3 - 4 歳の小さい子もみんなきちんと列に並んでアトラクションの順番を待っていて、本当に感慨深かった」、「日本で荷物を持ってエレベーターに乗った時、日本人が私を先に降ろしてくれた。 しかもドアを押さえてくれた。(涙)」といった声や、「今日、伊豆で買い物していたら 5 人の同胞に割り込まれたよ」、「(中国に)帰国するたびに毎回割り込まれる。 どの観光地でも例外なくだ。」と自国と比較する声も。

このほか、あるユーザーは「比叡山に行った時、山の上で突然大雨が降り出し、ケーブルカーが運行停止になった。 小さなケーブルカーの駅舎には人がぎゅうぎゅうに詰めかけていたけど、それでもみんなきちんと列を作って並んでいた。 列の先頭のお年寄りは疲れたのか、少し離れたベンチに座って休んでいた。 そして、運行が再開されると、前方にいた数人がまるで息を合わせたかのように微笑みながら手招きをして、そのお年寄りに『どうぞ』と優しく声をかけ、先に乗るよう促した。 その時、私はとても複雑な感情を抱いた。 『素養』とは、何十年という時間をかけてやっと追いつけるものなのだと、しみじみ感じた。」との体験談を記している。

一方で、少数ながら「たぶんそれは人と人との距離感であって、優しさとは関係ない」と指摘する声や、「私は香港人だけどそんなふうには感じない。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) では日本人に押されまくった。 列に並ぶという点では、香港人の方が良くできていると思う。」との声もあった。 (北田、Reocrd China = 6-4-25)


中国・大連で日本人 2 人殺害 出張中トラブルに巻き込まれたか

中国東北部・遼寧省の大連市で日本人 2 人が殺害された事件で、被害者のうちの 1 人が日本から出張していた可能性が高いことが分かりました。  関係者などによりますと、被害者 2 人のうち男性 1 人は日本から出張していて、知人同士のビジネス上の金銭トラブルに巻き込まれた可能性が高いということです。

中国からの技能実習生を受け入れるビジネスに関わっていたという情報もあります。  この事件については、先月 25 日に遼寧省の公安当局から瀋陽の日本総領事館に通報がありましたが、中国メディアの報道は一切ありません。 日本の外交当局も、プライバシーや捜査中であることを理由に被害者の性別や年齢なども公表していません。 (テレ朝 = 6-3-25)


日本在住の「一人っ子世代」中国人が直面した親の介護問題 - 海外華字メディア

中国では、産児制限の極めて厳しかったいわゆる「一人っ子世代」の一部が現在に至り、年老いた親の世話をせねばならなくなったことが、一つの社会問題になっている。 兄弟姉妹がいないために、親の介護などの負担が極めて大きいからだ。 海外在住中国人向けの華字メディアである文学城は、日本在住の 38 歳の中国人女性が、さらに厳しい事態に追い込まれた状況を紹介する記事を発表した。

日本での生活が安定した矢先に親の介護問題が

38 歳女性の方さんは北京市出身で、中国で大学を卒業してから日本に留学し、修士号を取得してから日本の商社に就職した。 以来、10 年以上にわたり、貿易業務に従事してきた。 経済面でも充実し、大阪圏に面積 100 平方メートルのマンションを、一括払いで購入した。

方さんの記憶に残る父親は、身長 180 センチ以上で、歩き方も颯爽としていた。技術者として仕事をしていたが、定年退職から 10 年もたたないうちに、大病を患った。 今から 5 年ほど前のことだ。方さんの父親は後遺症で半身不随になり、母親の介護に全面的に頼るようになった。 方さんは仕事の関係もありしばしば実家に帰っていたが、方さんが帰国するたびに、家の空気は異様に重く、母は明らかにやつれていた。 方さんは父を日本に呼び寄せることを考え始めた。

親の長期ビザ獲得のために懸命に努力

方さんは日本でも永住権を取得していたが、日本政府が永住者の親族の来日に対して認めているのは、短期の親族訪問ビザや観光ビザのみで、たいていは最長でも 90 日間しか滞在できない。 方さんは自らの滞在資格を「高度専門職ビザ」に切り替えることを決意した。 「高度専門職ビザ」の保持者は、結婚や出産後、さらに介護の必要があることを前提として、親を家族として日本に長期滞在させることができ、日本の各種福祉制度の恩恵を受けることもできるからだ。

一方で、方さんが両親を日本に呼び寄せることを考え始めた時期は、方さん自身の人生においても大きな転機だった。 2020 年に日本在住の中国人男性と結婚し、翌 21 年には出産したからだ。方さんは当初、「日本で自分の家庭を築くことで、両親を日本に呼ぶこともよりスムーズになる」と思った。 方さんは妊娠 6 カ月の時のことをよく覚えている。 日本の夏で最も暑い時期だったが、大きなお腹を抱えながら、資料を調べたり両親のビザ書類を翻訳したりすることを続けた。 さらには 3 カ月間の日本の行政書士の講座を受講し、申請書類をより適切に準備するための勉強もした。

方さんは出産を終えると、生まれたばかりの子を育てながら、両親のビザ申請の準備も同時に進めた。 「すべてを気力で乗り越えました」という。 方さんは 23 年末に、ようやく父を日本に迎えることができた。 「父が車椅子で到着ゲートを出てきた瞬間、人生で一番苦しかった関門をようやく越えたと感じました」という。

理解してもらえない夫との間に「亀裂」

一難去ってまた一難だった。 こんどは方さんと夫の間に「亀裂」が生じた。 中国人は親族内での「人と人の距離」が極めて近い。 同居していればなおさらだ。 しかし方さんの夫は日本での滞在期間が長く、中国国内の親族や友人と連絡を取ることも極めて少なく、個人の距離感を重んじる生活に慣れていた。 そんなこともあり、まずは同居することになった方さんの両親との関係がぎくしゃくし始めた。 些細なことで衝突が起こるようになった。 例えば、方さんの母が「日本の料理は口に合わない」と軽い調子で愚痴を言っただけで方さんの夫が極めて不機嫌になり、激烈な口論になって方さんの母が泣き出してしまったこともあった。

しかし、方さんが夫を厳しく批判しているわけではない。 方さんは「夫には 6 人の兄弟姉妹がいて、両親は兄や姉の家を順番に渡り歩いているため、彼には親を養う負担がまったくありません」、「彼は親不孝というわけではないが、一人っ子の抱える重圧を理解していないのです」と説明した。

中国語できるスタッフいない施設は父親にとって「孤島」

方さんは、家庭内の関係を保つため、介護施設を探し始めた。 父が日本語を話せない」ことを考慮し、中国人コミュニティーで評価されている、中国語対応の職員がいる施設をいくつか選んだ。 条件が極めてよい施設もあったが、費用が最低でも 1 カ月で 40 万円もしたので断念した。 方さんは最終的に、デイサービスと軽度介護付きの施設を選んだ。料金も比較的手頃で、毎週家族が自宅に連れ帰ることもできる施設だった。

施設には中国語のできる職員がいなかった。 利用している他の日本人高齢者は職員と会話ができるし、他の入居者同士でもおしゃべりができる。 しかし方さんの父は、まるで孤島に一人で取り残されたような状態になってしまう。 そこで方さんは中国語を話せる付き添いスタッフを個人として手配し、母と交代で滞在させたりしたが、思うような成果は得られなかった。

方さんの父は「(このような状態では)生きていても意味がない。 元の家の方がよかった。」と言い出したが、北京に戻ることは現実的ではない。 方さんの母一人では介護が無理だし、中国では介護士を雇うことも簡単ではないからだ。 日本で生活する方さんとしては、父を呼び寄せることが「自分としてできる限界」だった。 方さんは結局、夫と相談して自宅近くに両親用のアパートを一室借りることにし、父の介護がしやすくなるよう工夫した。しかしわずか3カ月が過ぎた頃には、方さんはすでに言葉にしがたい疲労を感じるようになった。

娘には責任負うだけでなく選択肢ある将来を希望

方さんは毎朝、子どもを保育園に送ってから出勤し、帰宅後は父の介護計画を立てたり、母と食事や生活リズムについて話し合ったり、時には夫と「家族会議」を開いて次の分担を相談する。 そんな日が続き、自分が夫、子ども、両親の間で要望や感情をやり取りする「中継地点」になっているように感じることもある。 方さんはつらくなると、「本当に両親を日本に連れてきてよかったのか」と自問することもある。 しかし、ほとんど同時に「これは子としての責任だ。 自分がやらなければ、きっと後悔する」と、その考えを強引に打ち消す。

方さんにとって、日本で父の世話をすることは、もはや単なる「倫理上」の問題ではなく、家庭のさまざまなことや感情の面で、自分を引き裂くような負担だ。 方さんがそれでも頑張っている理由には、「もし(父親の)世話がちゃんとできなかったら、子どもは将来、私をどう見るだろうか」と考えてしまうからだ。 費用が最大の問題ではない。 むしろ、時間や気力、家庭内の関係をどう調整していくかという方が、はるかに大きな課題だ。 そしてそれらは、数字では測れず、他人にもなかなか理解してもらえない。

方さんは「はざまの中で親孝行を尽くすことが、私たちの世代の宿命だと思います。 娘には将来、負うべき責任しかないのではなく、選択肢があるような人生を送ってほしいです。」と述べた。 (如月隼人、Record China = 5-25-25)


逮捕の中国籍男 「外免切替」で日本の免許取得

埼玉県三郷市で下校中の男子児童 4 人がひき逃げされた事件で、逮捕された男は、外国の運転免許を切り替えて日本の免許証を取得していたことがわかりました。 中国籍のケ洪鵬容疑者 (42) は 14 日、三郷市で小学生の列に車で突っこみ、男子児童 4 人にけがをさせて逃走し、飲酒運転の発覚を免れようとした疑いがもたれています。 王洪利容疑者 (25) も、ケ容疑者が飲酒していることを知りながら車に同乗したとして逮捕されています。

その後の捜査関係者への取材で、ケ容疑者は外国の免許を切り替えて日本の免許を取得する「外免切替」の制度を利用していたことがわかりました。 「外免切替」を巡っては、住所が一時的な滞在先でも利用できることへの批判や、常識的な○×形式の問題を 10 問中 7 問正解すれば合格する筆記試験が簡単過ぎるとの指摘もあります。 2 人は事件直前まで数時間にわたって飲酒していたことがわかっていて、警察が飲酒後の行動について詳しく調べています。 (ANN = 5-19-25)


無謀な富士登山 中国人大学生、1 度救助されるもまた遭難 「山頂に携帯忘れた」

5 日の間に 2 度も富士山で遭難した中国人大学生の行動が波紋を広げています。 番組が取材すると、その間にも中国人が相次いで無謀な富士登山に挑んでいたことが分かりました。

2 回遭難 詳しい状況が明らかに

富士山では先月、一度遭難した中国籍の男子大学生 (27) が 4 日後に再び遭難する事態が発生しました。 番組の取材で、遭難時の詳しい状況が分かってきました。

「アイゼンをなくして下山できない。 何とかしてほしい。(中国籍の大学生)」

最初の通報があったのは、先月 22 日の午後 1 時 48 分。 アイゼンと呼ばれる雪道を歩くスパイクのような道具をなくし動けないと男子大学生から消防に連絡がありました。 午後 3 時 17 分には山梨県の防災ヘリコプターが現場近くに到着。 雪が残る斜面を 10 分ほど捜索し、大学生を発見しました。 見つかった場所は、富士山頂の標高 3,776 メートルにある剣が峰の手前、山小屋の東側です。 大学生は意識があり話もできる状態で、通報からおよそ 2 時間後(午後 3 時 33 分)、山梨県内の病院へ運ばれました。 この時、山頂の気温は 0℃ 以下。 晴れていて、風が弱かったことが幸いしました。

「携帯を回収しようと」 7 時間かけ懸命救出

男子大学生が再び遭難したのは 4 日後のことでした。

「人が倒れている。 擦り傷があって震えている。(登山者からの通報)」

午後 0 時 51 分に別の登山者から通報があり、警察・消防合わせて 12 人が富士宮口 5 合目から救助に向かいました。 通報から 7 時間以上後、男子大学生を発見。 見つかったのは富士宮口の 8 合目付近。 標高 3,250 メートルの登山道にいました。 この時、気温はマイナス 10℃。 静岡県警の山岳救助隊によると、この時は高山病の症状があり、自力で下山できる状態ではなかったといます。

「携帯電話を山頂に置き忘れてしまい、それを回収しようとした。(中国籍の大学生)」

担架で 5 合目まで運ばれた大学生は、翌日の午前 2 時 50 分に富士宮口の 5 合目で消防に引き渡され、救急車で病院に運ばれました。 2 度も遭難するという前代未聞の事態。 しかし、その間にも別の中国人が閉山中の富士山を登っていたことが分かりました。 (ANN = 5-16-25)


北京で幼稚園経営の日本人 拘束され強制退去に

中国・北京で幼稚園を経営する日本人が拘束され、強制退去となっていたことがわかりました。 関係者によりますと、北京市内で日本人児童向けの幼稚園を経営する日本人男性が今年、中国当局に拘束されました。 男性は 30 年近く幼稚園を経営していましたが、許可された範囲を超えた業務をしていたとして、出入国管理法違反の疑いで拘束されたということです。 その後、男性は国外退去処分となり、幼稚園は閉園しました。

園を訪れると看板は取り外され、北京に在住する日本人からは突然、閉園になったと困惑の声が上がりました。 今年に入ってから北京で長年、ビジネスを行ってきた美容師など日本人 6 人が相次いで拘束されていて、中国当局が摘発を強めているとみられます。 日本大使館は資格外の活動をしないよう注意を呼びかけています。 (日テレ = 5-14-25)


中国、「スパイ活動」で邦人に懲役 12 年判決 日本は早期釈放求める

中国上海市の裁判所は 13 日、2021 年 12 月に中国当局に拘束された 50 代の日本人男性に対し、「スパイ活動を行った」として懲役 12 年の判決を言い渡した。 在上海日本総領事館が明らかにした。

男性は上海市内で中国当局に拘束された後、22 年 6 月に逮捕、23 年 8 月に起訴されていた。 中国の国家安全に関わる罪に問われたとみられ、この日の一審判決でスパイ行為を認定されたという。 総領事館関係者が傍聴したが、判決の具体的な内容は明らかにしていない。 判決を受け、在中国日本大使館は中国政府に対し、男性の早期釈放や司法プロセスの透明性を求める申し入れを行った。 (上海・小早川遥平、asahi = 5-13-25)

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中国当局、米調査会社員 5 人を解放 アステラス社員と同時期に拘束

中国当局は、2023 年 3 月に拘束した米調査会社「ミンツ・グループ」北京事務所の中国人社員 5 人を解放した。 25 日、ロイター通信が同社関係者の話として伝えた。 ロイターによると、同社は「かつての同僚が家に帰って家族と会うことができ、中国当局には感謝している」としている。 中国当局は社員の拘束時、同社事務所の捜索も実施。 中国メディアはその後、顧客企業に提供する情報の内容や取得経緯が問題視された可能性を報じている。

共産党政権は欧米勢力の浸透への警戒感から、外国政府や企業への「スパイ行為」への取り締まりを強めている。 経済の変調が続く中、外資企業の誘致を進める一方、「国家安全」を重視する姿勢も崩していない。 同社が摘発された 23 年 3 月には、帰国間際だったアステラス製薬の男性社員がスパイ容疑などで拘束された。 昨年 11 月に初公判が開かれたが、起訴内容も明らかにならないまま拘束が続いている。 (北京・畑宗太郎、asahi = 3-25-25)


「じわじわ広がる中国バブル崩壊」 建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに
「泣くしかない」人たち 「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」

アメリカによる関税政策が世界経済、日本経済へどんな影響を及ぼすのかということに注目が集まっているが、それより前に崩壊した中国不動産バブルの影響が、じわじわと世界へ影を落としつつある。 ライターの森鷹久氏が、インバウンド景気に沸いているように見える観光地などで始まっている、中国発の不況についてレポートする。

一杯 5 千円近くするラーメンが飛ぶように売れるなど、空前の「バブル」状態にあると様々なメディアで報じられてきた北海道屈指のリゾート地・ニセコ。 ウインタースポーツのシーズンは終わったが、まだまだ残る手つかずの自然や、美しく澄み切った空気を求め、観光客だけでなく、投資資金も世界中から集まっている。 「こちらが泣くしかありません。」 北海道・ニセコエリアで事業を展開する実業家の男性が破顔する。

「ニセコは以前から外国人の間で人気でした。 コロナ禍前から不動産や宿泊事業などに資金を入れてきて、今も儲かっていることは確かです。 メディアによっては悪く報じられることもありますけど、世界中から人と金が集まっていることも間違い無いですし、地元の方でも恩恵を受けられている方は少なく無いですよ。」 しかし、このバブルは静かに終焉が迫りつつあるようだ。 リゾートホテルやペンションの新築ラッシュで忙しいはずの、道内工務店の経営幹部が苦渋の表情でこう語る。

「ニセコには、確かに世界中から金が投入されました。 私も、北米のリゾート企業や中国系の企業が計画しているホテル建設にいくつも携わったことがあり、それなりに稼がせてはもらいました。 しかし昨年ごろから、中国系企業の担当者と連絡がつきづらくなった。 すでに工事は始まっていて、資材だって確保済みです。 元請けの建設会社によれば、先方は未払い資材や人件費の高騰に対応できないと一方的に通告してきて、その後は音信不通なのだそうです。 最初にいくらか支払いはあったそうですが、それきりです。(地元工務店の男性)」

道内に拠点を置く、住宅資材販売会社の担当者も同じような状況だと頭を抱える。 「ニセコが中国人に買い占められる、と SNS で話題になるくらい、確かに中国人から人気がありました。 弊社でも、中国系企業が進めるリゾート物件にいくつか関わっていて、すでに資材を発注してしまっています。 しかし、中国では不動産バブルが弾け、企業も個人も大混乱に陥っている。 自国での生活がままならないのに、外国、日本の話なんかどうでもいいと、先方からはっきり言われて唖然とするしかありません。(住宅資材販売会社の男性)」

そして 4 月中旬、地元・北海道内のテレビが、ニセコ最大級のホテル建設を進めていたアジア系企業の破産申し立てを一斉に報じたのだった。 商習慣の違い、と言ってしまえば身も蓋もないが、それぞれ、当然事前に契約書を交わしており、先方の契約違反は明らかである。 にもかかわらず、先方は「音信不通状態」であり、仮に裁判を起こしたところで、残金が支払われたり、もしくは工事が再開しそうな見込みもない。 よって「泣き寝入り」するしかないのが現状だとうなだれる。 そしてさらに、中国に泣かされる日本人は増加傾向にある。

中国経済の成長が鈍化したと 2010 年頃から言われてきたが、そうはいっても全体規模の大きさから急激な悪化の心配はされていなかった。 ところが、新型コロナウイルスの世界的流行対策のため政府はゼロコロナ政策をとり、経済活動が大きく制限された。 その停滞によって住宅販売が減少、デベロッパーの資金繰り悪化し 2021 年には最大手の中国恒大集団が総額約 3,000 億ドル(約 50 兆円)もの負債を抱え債務不履行に陥った。 このような情勢で消費者の買い控えがおさまらず、不動産不況が長期化し、中国不動産バブルは崩壊したと言われている。

「中国発の不況の影響は、まだまだ日本には及ばないと思っていたが、今年に入って 10 組以上、総勢 200 名のお客さんからドタキャンを食らいましたね。」 こう話すのは、東京都内で旅行代理店を営む日本人女性。 中国系旅行代理店と提携しており、事業の一環として 10 年ほど前から現在まで、数千を超える中国人観光客のアテンドに関わっており「バブル状態だった」と振り返る。 しかし、その終焉は「いきなり来た。」と肩を落とす。

「もちろん、いくらかの前金は受け取っていますが、全て完全キャンセルのため、こちらも準備していた分、数百万円の赤字が出ています。 文句を言いたくても、相手は "キャンセル" というばかり。 残金も払われないし、訴訟を提起しようと思っても相手は中国にいる中国人。 日本の裁判所の命令なんか絶対に聞き入れないでしょう。 中国では不動産バブルが弾け、アメリカによる制裁的な高額関税の影響で、仕事を失う人も出てきたようです。 中国国内でもトラブルになっているのですから、我々はすでに蚊帳の外。 こちらが泣くしかありません。(旅行代理店経営者の女性)」

中国経済の低迷を、多くの日本人は対岸の火事としか捉えていないだろう。 だが、中国に泣かされる世界はさらに増え、間違いなくそのなかに日本人も含まれるだろう。 中国景気が日本国内の日本人に影響を及ぼし始めている。 ぼんやりとした経済や外交の話ではなく、債務不履行による実害が、一人一人の日本の一般市民に襲いかかってくる可能性を覚悟しておいたほうがよさそうだ。 (News Post/Seven = 5-11-25)


「日本が私たちを駄目にする!」 投稿写真に反響 = 中国ネット「笑った」、「税関職員も震える」

中国の SNS・微博(ウェイボー)で 27 日、「日本が私たちを駄目にする!」と題する投稿があり、反響を呼んだ。 微博でフォロワー 100 万超の女性は「夜、お金を数えていたら、恐ろしくなって漏らしそうになった。 どうしてちょっと日本に来ただけでこんなにお金を使ってしまうのか。 スーツケースを開いてみた結果 …。」とつづり、1 枚の写真を投稿した。 写真には、キティちゃんやちいかわ、スーパーマリオ、スヌーピーなどのキャラクターのグッズが大量に床に並べられている様子が写っている。 日本で自分が好きなキャラクターのグッズを大量に購入したようだ。

この投稿に中国のネットユーザーからは「笑った」、「見てるこっちが漏らしそうだわ」、「かわいい〜」、「サンリオにやられたね」、「うわっ、めっちゃ萌えてクラクラした」、「(こんなにグッズを買うのは)私の夢」、「これ(グッズにお金を費やすこと)はもう人の常と言える」、「(グッズは)お金を使う価値がある」、「私も日本に行きたい」といった声が上がった。 また、「税関で止められてスーツケース開けたら…」、「税関職員が見たらブルブル震え出すな」、「私も日本から帰って来る時に税関で止められてスーツケースを開けて、中身がこういう(写真のようなグッズ)ばっかりで税関のお姉さんも笑ってた」といったコメントも寄せられ、女性は「代理購入じゃないって、どうやって説明すればいいかなあ」と返信している。

なお、女性はほかの投稿で、友人らと大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) などを訪れたことも報告している。 (北田、Record China = 4-29-30)


TOTO、赤字転落の中国で 2 工場閉鎖 市場急変で迫られた構造改革

中国の日系企業

記事コピー (9-13-12 〜 4-28-25)


中国大手 BYD、日本に軽 EV 投入へ 250 万円程度でチャデモ対応

中国の自動車大手 BYD が、日本で軽自動車の電気自動車 (EV) を発売する方向で検討していることが 22 日、分かった。 同社関係者が明らかにした。 2026 年の発売を目指しており、価格は日本の軽 EV の価格を目安に、250 万円程度を見込む。 関係者によると、軽規格に対応した車両を中国で生産し、日本に輸出する。 既に設計段階は終えているという。 充電は中国の仕様ではなく日本独自の規格「チャデモ」に対応させる。 中国向けの車種を国外に投入してきた同社にとって、特定の国専用に車両を設計することは初めてとみられる。

日本自動車輸入組合によると、24 年度の外国メーカー車の輸入(乗用)車販売台数は首位のメルセデス・ベンツが約 5 万 3 千台、2 位の BMW が約 3 万 7 千台。 23 年に日本の乗用車市場に参入した BYD は約 2 千台だった。 同社は、日本市場を開拓するために、CM に俳優の長澤まさみさんを起用したり、販売拠点を増やしたりしている。 軽自動車は、日本の乗用車保有台数の 4 割を占めることから、強みとする EV 技術をてこに、参入を図る。

軽自動車は、自動車の普及に向けて1949 年に設けられた日本独自の規格。 現在は、最大で長さ 3.4 メートル、幅 1.48 メートル、高さ 2 メートル、排気量 660cc と定められている。 小さな車体を生かした取り回しの良さが特徴で、本体価格や維持費の安さから根強い人気がある。

一方、海外メーカーにとっては日本向けに開発しても、一定の台数が売れなければ、投入に見合う収益が確保できないことから、輸入を阻む壁として批判されてきた歴史がある。 BYD の関係者は「日本は排ガス規制などが厳しく、外国メーカーにとってはハードルが高かった」としつつ、「EV なら規制への手間がそこまでかからず、低コストでできる」と話した。 (松岡大将、asahi = 4-22-25)


台湾の対日好感度、過去最高に 世論調査の「最も好きな国」で 76%

日本台湾交流協会の台北事務所(日本大使館に相当)は 15 日、台湾の人々の日本に対する好感度が過去最高になったとする世論調査の結果を発表した。 台北事務所は「日台実務協力関係の着実な発展を台湾社会が肯定的にとらえていることの表れ」だとしている。 調査は 2008 年から始まり、今回で 8 回目。 昨年 12 月 - 今年 1 月、台湾の 20 - 80 歳の男女 1,520 人を対象に調査を行った。

今回の調査結果では、「最も好きな国・地域」として日本を選んだ人は 76% (22 年の前回調査比 16 ポイント増)、「今後最も親しくすべき国・地域」でも 70% (同 24 ポイント増)で過去最高だった。 「台湾に最も影響を与えている国・地域」では米国に次ぐ 2 位で 30% (同 17 ポイント増)だった。 「好きな国・地域」の 2 位以下はそれぞれ韓国 (4%)、中国、米国(ともに 3%)。 「今後最も親しくすべき国・地域」の 2 位以下はそれぞれ米国 (13%)、中国 (11%) だった。 (台北・高田正幸、asahi = 4-15-25)


「日本旅行の最悪体験を挙げて」にコメント続々 = 中国ネット「罰金取られた」、「脅された」

中国の SNS・小紅書 (RED) にこのほど、「一人一つ、日本旅行の最悪だった体験を挙げてけ」との投稿があり、コメントが殺到している。 投稿者は日本旅行を計画している復旦大学の学生で、他のユーザーからのコメントを「参考にしたい」としている。

この投稿には 700 件を超えるコメントが寄せられており、特に多かったのが食べ物と交通に関することで、食べ物については「日本の食べ物がしょっぱすぎると思うのは私だけ?」、「分かる。 しょっぱいか味がしないかのどちらか。」、「ラーメンがしょっぱすぎ、スイーツは甘すぎ」、「午後 9 時を過ぎると食事ができる場所が見つからなくなる」、「売られている果物が少なすぎて便秘になる」、「(コンビニなどで)食べ物を買っても食べられる場所がない」、「買った物を歩きながら食べられないこと」といった声が上がった。

交通については、「タクシーが高い」、「地下鉄が複雑すぎる。 そして高い!」、「東京の地下鉄が複雑。 一部の施設は低くなっている場所があって頭をぶつけそうになる。」、「しょっちゅう電車を乗り間違えてしまう」、「乗り換えが難しすぎる」、「危うく和歌山に行ってしまうところだった(*「関空快速/紀州路快速」は途中切り離しがあり、乗る車両を間違えると空港ではなく和歌山に行ってしまう)」などの声が寄せられた。

また、「ごみ箱がないのが不便」、「ホテルのチェックインできる時間が遅すぎ、チェックアウトの時間が早すぎ」との意見が複数見られたほか、「持っていく現金が少なすぎた。 5 日で 3,000 円しか持っていってなかった。」、「一人旅だと、自分の写真を撮ってくれる人がいない(泣)」、「同行した友人が USJ で私のスマホをなくしてくれた(スタッフが見つけてくれたけど)」、「春は結構寒くて凍えた」、「バリアフリーが意外と少ない。 スーツケースを持って階段を上り下り。」、「(公衆トイレの)トイレットペーパーが薄すぎる」といった声も。

このほか、

・ 「傘を盗まれた」、
・ 「ホテルでたばこ吸ったら罰金取られた」、
・ 「温泉の浴場にある椅子を使ったら、感染した」、
・ 「民宿の中国人オーナーにだまされないように」、
・ 「宇治抹茶の店でうまく意思疎通できなくて、にらまれた」、
・ 「地下鉄の駅員とラーメン屋の店員に差別された」、
・ 「浅草で買い物していたら店のおばさんに声を掛けられた。 だいたいの意味は会計をするかどうかということだった。 もう少し見たかったので『(日本語で)待て』と言ったら、おばさんがものすごく怒り出し、突き飛ばされた」、
・ 「自動車をチャーターしたら遠回りされた上に『ホテルまで送ってやらない』と脅された。 ポイントは中国人のドライバーだったってこと。 一生忘れない。」、

などのコメントも寄せられている。 (北田、Record China = 4-12-25)


日本でフェリーに乗った中国人が感動した理由 = 「すごく良い!」、「繊細な人はみんな日本好きに」

中国の SNS・小紅書 (RED) に 30 日、「どうりで日本は先進国なわけだ」との投稿があり、反響が寄せられている。 投稿者は、香川県の高松港から直島に向かうフェリーに乗った際に「日本の細部にわたるデザインに感動した」といい、「定員わずか 500 人の船でなんと 10 種類もの異なる座席が設置されていた!」と驚きをもって紹介した。

投稿者によると、船内には「コミュ障に適した 1 人席」、「カップルや友人同士に適した 2 人席」、「家族旅行に適した 3 人席」、「友人グループで座れる 4 人席」、「高齢者や障害がある人がまとまって座れる 5 - 10 人掛けの優先席」があり、2 人用の座席には形が異なる複数のタイプがあったという。 投稿者は「(中国)国内のフェリーの多くは 2 人掛けや 3 人掛けの席が基本で、カップルや家族 3 人での旅行だと、隣に見知らぬ人が座ったり、家族が離れ離れにならざるを得なかったりと、どうしても気まずくなることがあるが、日本の座席はとても心配りがなされている」と称賛した。

また、「車椅子専用スペースがあること」、「車椅子の人や高齢者に便利なエレベーターが設置されていること」、「所々に絵画などアート作品が飾られていること」、「窓が大きく清潔感があること」などにも言及し、「先進国とは公共の空間に標準化や効率を求めず、すべての人のニーズが重視される場所のことだ」と述べた。

この投稿に他のユーザーからは「これはすごく良い!」、「コミュ障歓喜!」、「こんなの見たら直島に行きたくなってくる」、「私も日本のフェリーに乗ったとき感慨深かった。 清潔で異臭がせず、隅々までよくできていて、まさに先進国って感じだった」、「稚内から利尻島に行くフェリーも良かった。 畳があって横になれた」、「海南省に行く船に乗った時は、自分が海の上で捕らわれた難民のように感じた」、「先進国では、一人ひとりにサービスが行き届いている」、「人が人として扱われている」、「繊細な人はみんな日本を好きになるね」といったコメントが寄せられている。 (北田、Record China = 4-1-25)