国内最大級のコンテストで優勝 出雲市の人気洋菓子店 快挙の裏にあった "師弟の絆" とは? 2024 年 10 月に行われた国内最大級の洋菓子コンテストで、島根県出雲市の店が快挙を成し遂げました。 所属するパティシエ 1 人が入賞、そして、もう 1 人はなんと日本一に輝いたというのです。 2 人の指導にあたったオーナーシェフも過去この大会を連覇した超凄腕。 快挙の裏側にあったのは、夢を追いかける熱意と師弟の強い絆でした。 出雲市にある洋菓子店「GrandChainon (グランシェノン)」。 2022 年にオープンした人気店ですが、普通の洋菓子店とはちょっと違います。 お店の半分にはきらびやかな洋菓子が並びますが、もう半分に並ぶのは色とりどりの花。 パティシエの弟・福間将司さん、そしてフローリストの兄・大祐さんの兄弟 2 人で営む「スイーツ」と「花」が一緒になった専門店なんです。 そんなグランシェノンですが、2024 年秋、ある快挙を成し遂げたといいます。
「ジャパンケーキショー」という国内最大級の洋菓子コンテストで、なんと 2 人のパティシエが入賞するという快挙を成し遂げたのです。 堀井勉さんは、難易度が高いチョコレートの部門で繊細な技術と革新性が評価され、銅賞を受賞しました。
そして、赤堀長行さんは贈り物としての特別感が注視されるギフト菓子部門で、味だけでなく見た目も細部までこだわりぬき、見事優勝を勝ち取りました。
有名洋菓子店だけでなく一流ホテルのパティシエらも参加するこの大会、その功績は国内だけでなく海外からも高く評価されるといいます。 まさに、グランシェノンは業界トップクラスのスイーツ店というわけです。 高い技術を持つ 2 人ですが、ある夢を追いかけて腕を磨き続けてきました。
2 人の独立を応援するのが、オーナーシェフの福間さん。 今回の大会に出場するにあたっても、つきっきりで指導を続けてきました。
福間さんは、過去のこの大会で 2 年連続優勝した経験をもつ超凄腕! 実家が花屋ということもあり、『花』をモチーフにしたお菓子も作っていて、その美しさは SNS などでも話題となっています。 修業時代に東京の店で知り合った 3 人。 福間さんが地元で独立する際、彼のたしかな技術と光る感性に魅かれ、赤堀さんも堀井さんも縁もゆかりもない島根に来て修業に励んでいるといいます。
ジャパンケーキショーでの快挙の裏側にあった師弟の強い絆。 それぞれの夢を追いかけ、彼らはこれからも走り続けます。 (BSS 山陰放送 = 1-4-25) 島根のカサギ・ウールテキスタイルズ 移住を機に羊を飼育、クラフト感のある生地や靴下に ウール生地・製品のカサギ・ウールテキスタイルズ(島根県大田市)は、国内で羊の飼育から手掛ける珍しいメーカーだ。 デザイナーの笠木真衣さんと笠木真人さん夫妻が島根に移住したのを機に牧羊を始め、現在 23 頭まで増えた。 刈った毛は国内の協力工場で紡績や織布を委託、ざっくりした味わい深い風合いが新鮮に受け止められている。 大山隠岐国立公園にある三瓶山(さんべさん)のふもとに夫妻が移住したのは 5 年前のこと。 それまでは関東を拠点に真衣さんが手紡ぎでウールのクラフト製品を手掛けていたが、移住を機に羊の飼育を始めた。 羊毛向けは一般的にメリノ種などが知られるが、日本の気候に適して飼いやすいコリデール種を譲り受け、手探りで牧羊をスタート。 1.5 ヘクタールで放牧し、5 年で 23 頭まで増やした。 毛刈りは主に真人さんの仕事だが、海外のユーチューブ動画を見てやり方を学び、今では「だいぶうまくなりました」と話す。 毛刈りは海外のユーチューブ動画を見て学んだ もともとクラフト作家だった真衣さんだが、牧羊を始めてからは手作業では限度があるため、工業製品としての道を模索。 尾州産地の紡績工場との出合いがあり、10 番手までの糸を作ってもらっている。 織りは尾州のほか、綿交織の生地を播州の工場に依頼するなど開拓していった。 真衣さんは「機械で作るけど、どこかクラフト感を表現したい」と言い、通常 80 回転で動かすレピア織機を 20 回転まで速度を落として織ってもらうほどの徹底ぶり。 生地の価格は 1 メートル 2 万 5,000 円などと高額だ。 コリデール種の毛は、繊維経が約 27 ミクロンとメリノ種より太い。 このため、生地のざっくりした風合いが特徴だ。 取り切れなかった夾雑物がネップのように混ざったテキスタイルは味わい深く、愛知県一宮市で開かれているジャパン・テキスタイル・コンテストで 20 年のグランプリに選出されて評価を得た。 その縁でプルミエール・ヴィジョン・パリの特設エリア「メゾン・デクセプション」にも出展したことがあり、海外バイヤーからも新鮮に受け止められた。 和歌山のニッターに依頼し、無縫製横編み機「ホールガーメント」で作ったメリノウール混の靴下は、1 足 1 時間をかけた肉厚な仕上がり。先丸が税込み 6,600 円、5 本指が 7,700 円で、自社オンラインショップや EC サイトで販売するほか、ふるさと納税の返礼品にも採用されている。 今後は 100 頭を視野に飼育数を増やしていきたい考えで、糸売りで使ってもらえる先も開拓していく。 (中村恵生、繊研新聞 = 12-23-24) 島根の IT 企業 25 社が集結、 島根県が運営する「IT に特化した無料職業紹介制度『IT WORKS@島根』」は 2025 年 1 月 25 日の 13 時 - 17 時、島根県内の IT 企業が集結する「GO島根! IT エンジニア転職フェア」を、オンラインで開催する。 参加無料の本イベントは、島根県への U ターン・I ターンを考えている IT エンジニアを対象に島根の IT 企業 25 社が出展。 企業の担当者や役員と直接話ができる。 1 日で複数の企業に出会えるため、効率的に転職活動をすることが可能なほか、IT 人材コーディネーターによる転職相談や、ふるさと島根定住財団による移住相談も行う。 さらに、イベント参加者には参加特典として、先着 50 名に最大 5,000 円分の「Amazon ギフト券」や「(島根県観光キャラクター)しまねっこグッズ」、「アイススプーン」をプレゼントする (数量限定)。 参加申込は「IT WORKS@島根」のイベントページから受け付ける。 (フォルサ、MyNavi = 12-19-24) 島根、鳥取両県内就職率、2 年連続減 コロナ禍で一時上昇も … 23 年度、全国的な人手不足影響 2023 年度(24 年 3 月)に山陰両県の大学、短大、高専などを卒業した学生の県内就職率は、前年度比で島根が 2.4 ポイント減の 32.3%、鳥取が 0.2 ポイント減の 28.9% で、ともに 2 年連続減少したことが両県のまとめで分かった。 県外に進学した学生の U ターン就職率も 2 年連続減だった。 コロナ禍を機に地方回帰の傾向が生まれ、県内就職率は一時上昇したものの、人手不足に伴う全国的な人材獲得競争の激化で再び低下している。 コロナ禍前の 19 年度に島根 29.4%、鳥取 28.9% だった県内就職率は、感染拡大した 21 年度に島根 37.9%、鳥取 31.3% に上昇。 その後、行動制限の緩和などで 22 年度、23 年度と 2 年連続で減少。 人材獲得競争の中で、都会地と地元の企業との賃金など待遇面の格差拡大も影響しているとみられる。 島根の 23 年度の県内就職率の内訳は、前年度比で島根大が 4.1 ポイント減の 25.8%、県立大が 0.2 ポイント増の 43.9%、松江高専が 3.9 ポイント減の 22.3%。 鳥取は鳥取大が 0.1 ポイント増の 17.5%、公立鳥取環境大が 3.6 ポイント減の 18.8%、米子高専が 1.4 ポイント減の 14.4% などとなった。 23 年度の U ターン就職率は前年度比で島根 1.4 ポイント減の 28.8%、鳥取が 3.6 ポイント減の 35.1% だった。 島根は 23 年度の県内就職率 38.5% の政策目標を掲げていたため、同県政策企画監室の秦尚裕政策企画監は「厳しい数字」と受け止めた。一方、若者の地元定着を図るため、学生と企業の意見交換会開催などに取り組む「しまね産学官人材育成コンソーシアム」の事業などに触れ、「取り組みを積み重ね、学生に島根の魅力に触れてもらう機会などを設けたい」と話した。 鳥取は、首都圏の大学などに通う県出身の若者のつながりづくり事業などを展開する。 同県人口減少社会対策課の川本陽子課長は「都市部の人材難の影響が地方に及んでいる。 若者の声を反映させた施策を展開し、都市に流れる傾向を食い止めたい。」と話した。 (山陰中央新報 = 12-14-24) 2026 年度の開通断念 地中のごみなど障害 山陰道の「北条道路」 国土交通省倉吉河川国道事務所は、国道 9 号「北条道路(鳥取県湯梨浜町 - 鳥取県琴浦町間 13.5 キロ)」の一部区間について、当初予定していた 2026 年度の開通時期を見直すと発表した。 地中にがれきなどの障害物が埋まっているためという。 北条道路は山陰道の鳥取県内に残る未整備区間で、はわいインターチェンジ(IC、湯梨浜町)と大栄東伯 IC (琴浦町)を結ぶ。 同事務所によると、砂丘地帯にあるため約 11 キロの区間で軟弱地盤対策が必要で、工事に伴う調査をしていた昨年 11 月、建設予定地の地中から障害物が見つかった。 がれきのほか石やタイヤ、木の根などで、埋まっていた理由、経緯は不明という。 その後、さらに深い地中からも障害物が見つかった。 調査と撤去に時間がかかるとして同事務所は、はわい IC から西方向に向かって隣の北条 IC (仮称、鳥取県北栄町)から大栄東伯 IC までの区間約 7.6 キロについて、開通予定を見直す。 27 年度以降となる見通しという。 はわい IC - 北条 IC 間約 5.9 キロは予定通り 26 年度に開通させる。 北条 IC で分岐し、南下する北条湯原道路との接続も予定通り 26 年度という。 平井伸治知事は「北条 - 大栄東伯間の開通が遅れるのは残念だが、安全で便利な山陰道の早期完成に向けて国に強力に働きかけていく」などとする談話を出した。 (清野貴幸、asahi = 12-5-24) 島根県出雲市平田町で住宅火災 3 人の遺体発見、住人と連絡取れず 30 日午前 4 時半すぎ、島根県出雲市平田町で「火災です」などと複数の 119 番通報があった。 県警出雲署によると、無職糸川喜義さん (71) 方の木造 2 階建ての母屋と離れなどが全焼し、焼け跡から 3 人の遺体が見つかった。 糸川さんは 60 代の妻と 90 代の母親と暮らしているが、3 人とも連絡が取れていない。 同署は、遺体は糸川さんらの可能性があるとみて、身元確認を進めている。 市消防本部によると、この火災で消防車など 11 台が出動し、火は約 3 時間後に消し止められた。 現場は一畑電車雲州平田駅から西へ約 500 メートルの住宅や商店が立ち並ぶ一角。 (asahi = 11-30-24) 出雲 万九千神社で神々に旅立ち告げる「神等去出祭」 旧暦の 10 月にあわせ、出雲地方に集まったとされる神々に対し、旅立ちの時が近いことを告げる神事「神等去出祭」が、26 日夜、出雲市で行われました。 出雲市の万九千神社は、旧暦の 10 月の「神在月」にあわせ、出雲地方に集まった神々が、最後に立ち寄ってうたげを開く場所として伝えられています。 神事は境内で午後 5 時に始まり、神職たちが、湯が沸かされた釜の周りで鈴や剣を持って舞を奉納したあと、釜の湯を笹で振りまいて清めました。 このあと社殿に移動して、神々のうたげのために、酒や魚、それに野菜を供えるとともに、祝詞を上げて玉串を捧げました。 そして神前の扉を閉め、梅の小枝を持って扉を叩きながら「お立ち」と 3 回唱え、神々に旅立ちの時が近いことを告げました。 境内には多くの参拝客が訪れ、地元の 50 代の男性は「初めて見ましたが、厳かで、すごかったです。 家族の健康をお願いしました。」と話していました。 この神事のあと、神々はうたげを始め、一晩ののち、各地に旅立っていくと伝えられています。 (NHK = 11-27-24) 「楽しいエリア」を縁に街の真ん中ににぎわい! 出雲市に新たな商業複合施設オープン 中心市街地の賑わい創出をめざす新たな商業複合施設が 23 日、島根県出雲市にオープンしました。 出雲市の中心市街地にオープンしたのは、商業複合施設「ENnoZA (エンノザ)」です。 開発事業を進めてきた山陰中央新報社では、市の中心市街地に賑わいを作ろうと、女性や子育て世代などをターゲットにした飲食、物販、娯楽施設が入ったビルをオープンさせました。 エンノザには、イタリアンの店をはじめ、かわいい食器などが並ぶ服飾雑貨店、またヘアサロン内にパティスリーが併設されケーキなど販売されています。 そして店内で焼き上げるベーカリーには、オープンと同時に多くの人が訪れ、お目当てのパンを買い求めていました。
出雲市の新たな賑わいスペースとして期待されるエンノザ。 11 月 30 日と 31 日には、北欧雑貨の販売やクリスマス飾りのワークショップが開催される予定です。 (TSK さんいん中央テレビ = 11-24-25) Omoinotake 「NHK 紅白歌合戦」初出場 松江市出身、ピアノトリオバンド 島根県松江市出身のピアノトリオバンド・Omoinotake (オモイノタケ)が、大みそかの「第 75 回NHK紅白歌合戦」に初出場することが決まった。 NHK が 19 日、発表した。 (山陰中央新報 = 11-19-24) フェイク情報を監視 鳥取県庁にチーム、HP や SNS で注意喚起も インターネット上で拡散するフェイク(偽・誤)情報に目を光らせる対応実証チームが 15 日、鳥取県庁に発足した。 県民を不安にさせたり混乱させたりする可能性が大きいと判断した情報について、県のホームページ (HP) などで注意喚起する。 1 月の能登半島地震では誤った情報やデマが広がり、問題となった。 県によると、2020 年と 21 年には新型コロナに関連した県内のデマが拡散したという。 県のチームは部局横断で構成。 平時は広報課とデジタル改革課がキーワードから投稿や拡散の傾向を解析するシステム(ソーシャルリスニングツール)を活用し、SNS やニュースサイトなどをモニタリング(監視)する。 注意が必要な情報を検知すれば「平常フェーズ」から「警戒フェーズ」に移行し、関係部局の職員を招集して対応する。 県の情報との照合や聞き取りなどを踏まえ、県民生活への悪影響や人権侵害、犯罪などの可能性があるフェイク情報や真偽不明情報を洗い出す。 投稿数が一定を超える情報があれば県のホームページや SNS で注意を呼びかけたり、「○○で○○が発生した事実は確認されていません」などと警戒(安全)情報を出したりする。 個人や団体の主義・主張や不拡散情報は対象外で「ファクトチェック」もしない。 15 日は発足に当たって県庁で会合があり、関係部局が意見交換。 オンラインで参加した県デジタル倫理アドバイザーの山本龍彦・慶応大法科大学院教授(憲法学)は「行政が特定の投稿を削除する引き算ではなく、積極的に適切な情報を発信するという足し算をするポジティブな取り組みだ。 行政が自らに都合よく運用するリスクがゼロではないので、チームが憲法的なマインドを持って運用するようしっかり見守りたい」と述べた。 チームは来年 5 月をめどにそれまでの対応を検証し、その後に本格的に始動する。 総務省情報流通適正化推進室の担当者は「地方公共団体がこうしたチームを作って取り組むことは重要」としている。 (清野貴幸、asahi = 11-15-24) 島根県内最大規模の養鶏場で発生の鳥インフルエンザ 約 40 万羽ニワトリを殺処分するなど防疫措置完了 10 月 30 日に島根県大田市にある県内最大規模の養鶏場で発生した鳥インフルエンザについて、島根県は、養鶏場内の消毒など防疫措置が完了したことを発表しました。 島根県によりますと、養鶏場で飼育されていた 40 万 1,733 羽のニワトリの殺処分は 11 月 7 日に終了。 その後、ニワトリや卵、飼料・堆肥の埋却処分と、農場全体の清掃・消毒が 11 月 9 日に終わり、11 月 10 日午前 9 時 15 分、国の確認をもって防疫措置が完了したということです。 作業には、島根県や自衛隊、地元建設業協会など延べ約 3,400 人が、12 日間にわたって携わりました。 今後、12 月 1 日には、移動制限区域も解除されるということです。 鳥インフルエンザは全国各地で発生しており、例年、これからの時期にピークを迎えることから、島根県では、県内の養鶏場に、野生動物の侵入防止対策や農場の清掃・消毒の徹底を呼び掛けるとともに、今回の防疫作業で使用した備蓄資材を速やかに補充するなど、今シーズンを乗り切るための対応を進めていくとしています。 また、県内での鳥インフルエンザ発生以降、島根県には、健康に対する不安や卵や鶏肉の安全性に関する相談が 28 件寄せられたということです。 島根県では、「ニワトリの肉や卵を食べて人間が鳥インフルエンザに感染することはなく、感染した鶏肉や卵が市場に出回ることもない」と、引き続き、県民に冷静な対応を呼び掛けています。 (BSS 山陰放送 = 11-11-24) 島根県内で 36 人が結核集団感染 2 人発病、命に別条なし 島根県薬事衛生課が 8 日、県内の 10 - 60 代の男女計 36 人が結核に集団感染したと発表した。 いずれも治療を受けており、感染拡大の可能性は低いとしている。 発病した 2 人は命に別条はなく、順調に治療が進んでいるという。 県内での集団感染は 2018 年 4 月に同市内で 7 人の感染を確認して以来、6 年ぶり。 同課によると、出雲市在住の 40 代女性が 3 月頃からせきなどの症状が続いたため、同市内の複数の医療機関を受診。 発病が分かり、5 月 9 日に医療機関から出雲保健所に届け出があった。 出雲保健所は発病後の女性と接触した家族や職場、医療機関の職員ら 328 人のうち 307 人の血液検査やエックス線検査などを実施。 同じ職場に勤務する同市在住の 30 代女性も発病していたことが判明し、職場や家族で計 34 人の感染を確認した。 いずれもせきなどの症状を訴えていないという。 同課によると、発病者は他者に感染させる恐れがある一方、感染しただけでは結核菌を排出せず、人に移す可能性はないとの理由から、感染した 34 人の居住地は公表する必要がないとしている。 今後、残る 21 人の健康診断を実施するほか、感染者の経過観察などに努める。 県薬事衛生課の宮本毅課長は「今でも年間 1 万人以上の患者が発生する日本の主要な感染症で、過去の病気ではない」と強調。 たんを絡むせきや微熱、体のだるさが 2 週間以上続いている場合は、早めに医療機関を受診するよう呼びかけた。 県内では昨年、48 人が結核を発病している。 (山陰中央新報 = 11-8-24) 島根県、年 26 - 28 億円の財源不足 2025 - 29 年度見通し 島根県は、2025 - 29 年度の財政見通しをまとめた。 社会保障費の増加などで年 26 億 - 28 億円の財源不足が生じる見込み。 前回の予測より不足額が増え、より厳しくなる。 同じ期間での新たな財政運営方針も示した。 財源を確保するため、従来の県有財産の売却に加え、県施設の使用料と手数料の値上げなどを盛り込んだ。 国が示す経済成長率などを基に推計した。 一般会計当初予算の歳出の規模は 24 年度の 4,617 億円から 25 年度は 4,872 億円に膨らむ。 その後は減少し、4,600億 - 4,700 億円台で推移するとみる。 歳出の内訳は、義務的経費が社会保障費が膨らむ影響などで増加傾向となり、毎年 3 千億円台を占める。 大規模ハードは、30 年にある国民スポーツ大会の施設整備や県民会館(松江市)の大規模改修があり、年 220 億 - 320 億円で推移する。 歳入は年 4,621 億 - 4,845 億円と予想。 県税収入の増加を見込む。 地方交付税と臨時財政対策債による収入は横ばいと予想する。 中国電力島根原発 2 号機(松江市)の再稼働に伴う収入の増加は盛り込んでいない。 歳入から歳出を引いた収支は、昨年予測した年 21 億 - 23 億円の不足から年 26 億 - 28 億円の不足になり約 5 億円分悪化する。 金利上昇に伴う借金返済に当たる公債費の増加、子ども医療費の拡充や物価高に伴う政策的経費の増加が背景にある。 貯金に当たる財政調整基金は実質的に取り崩さず、事業のスクラップ・アンド・ビルドなどで対応する。 25 - 29年度の財政運営の目標では、同基金の 29 年度末の残高を 180 億円程度に設定し、現状の規模を維持する。 同年度末の県債残高は 5,400 億円程度とする。 新たな県施設は引き続き原則として建設せず、労務費や物価の上昇を踏まえて県施設の使用料や手数料を上げるとした。 財政課は「国の交付金を積極的に活用する。 財源を確保しつつ、歳出を抑えたい。」としている。 (新山創、中国新聞 = 11-5-24) 島根県奥出雲町で観測史上最大の 24 時間降水量 一部地域に避難指示 台風 21 号から変わった温帯低気圧や前線の影響で、2 日の島根県内は大雨となった。 気象庁の同日午後 3 時までの観測では、24 時間降水量が奥出雲町横田で観測史上最大の 189.0 ミリを記録した。 津和野町津和野 225.5 ミリ、吉賀町吉賀 224.0 ミリ、益田市匹見 204.5 ミリなど他の観測地点でも軒並み 11 月の 24 時間降水量としては過去最大となった。 雲南市では未明に三刀屋川が氾濫)危険水位に達し、同市三刀屋町の一部地域に午前 6 時半、避難指示が出た。 江の川も江津市や川本町で氾濫危険水位に達し、吉賀町などでは土砂災害警戒情報の「警戒レベル4」が出た。県は雨が弱まったあとも、引き続き土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。 交通網も影響を受け、JR 山陰線、木次線、山口線などは始発から終日運転取りやめになった。 高速道路も、松江自動車道、浜田自動車道などが通行止めとなった。(奥平真也、中川史、asahi = 11-3-24) 400 年の伝統を受け継ぐ 松江の秋の風物詩「鼕行列」勇壮な太鼓の音が城下町に響く 秋の松江の風物詩、伝統の「鼕行列」が 20 日に行われ、城下町に勇壮な太鼓の音が響きました。 直径 1.2m から 1.8m ほどの大きな太鼓「鼕」を載せた山車屋台が、秋の城下町に繰り出す「鼕行列」。 400 年以上前に京都から伝わったと言われています。
20 日は勇壮などうの響きとともに、松江城大手前から白潟天満宮までの約 1.8 キロを 16 団体、約 1,600 人が練り歩きました。 上定市長も殿さま姿で登場、祭りを盛り上げました。
鼕の打ち方やお囃子は、城下町の町会ごとに受け継がれ、鼕行列は、世代を超えて地域を一体にする源にもなってきました。 しかし、近年は人口減少などの影響で担い手不足が課題になり、近隣の住民の参加を受け入れている地区も少なくありません。
TSK 新人の岡本アナウンサー。 兵庫県出身ですが、地域を問わず、誰でも参加できる有志の団体「鼕友会」の一員として鼕行列に初めて参加を果たしました。
20 日は沿道で観光客など約 7 万人が勇壮な鼕の音に酔いしれました。 「毎年のことだが何十回見てもやっぱりいいなと思う。 鼕の音を聞くと、弾む感じがして故郷だなという感じがします。(観客)」 また、松江城大手前で鼕の体験会も開かれ、観光客や子どもたちが鼕打ちを体験しました。 なかには、公演のため松江を訪れていた音楽バンド「竜馬四重奏」のメンバーも。 ばちを手に、鼕打ちに挑戦しました。<
400 年の伝統を受け継ぐ松江鼕行列。 地域の絆を確かめる伝統行事が終わると城下町の秋は一層深まります。 (TSK さんいん中央テレビ = 10-21-24) 東京の神保町で「島根への移住、島根好き」を対象とする、「島コン」が 11 月 23 日に開催 ![]() 島根県は 11 月 23 日、東京都内の神保町にある「オサカナジャック」て第 28 回「島コン」を開催する。 島根県出身者同士が気軽に出会える機会として 2017 年より実施している出会い創出イベントで、当日は食事とアルコールメニューを含むドリンクが楽しめる。 島根県出身または在住の人以外にも、島根県への移住などを検討している人や島根県が好きな人、興味のある人も参加でき、20 - 30 代の独身である事が条件となる。 開催時間は 16 - 18 時で定員は男女各 10 人の 20 人、参加費は 3,500 円となり、申し込みは 11 月 15 日までに申込フォームから。 好評につき、これまで 670 名を超える参加者がいるという。 (フォルサ、MyNavi = 10-16-24) 出雲空港の駐車場有料化「必要ない」との見解 7 月から管理規定を設けた出雲空港(出雲市斐川町沖洲)の駐車場を巡り、島根県の丸山達也知事は 10 日の定例会見で「慢性的な満車状態は改善している」と述べ、今後も効果が見込まれた場合は有料化する必要はないとの見解を示した。 県の調査で、ターミナルビルに近い第 1 - 3 駐車場(580 台)の午前 7 時 - 午後 9 時の 1 日平均駐車台数は 6 月 550 台、7 月 517 台、8 月 502 台だった。 第 1 - 3 全てが満車になった日数は 6 月が 20 日、7 月が 16 日、8 月が 8 日で減り、2022 年度の最も多い日に約 160 台あった 4 日以上の駐車は運用後は約 30 台に減った。 丸山知事は「(調査結果の)数字が継続すれば、管理規定の厳格な施行をもって問題は解決する」とする一方、「当初は守られていたが、日がたつと悪化していくことはある」と引き続き調査データを集めて状況を注視する考えを示した。 (山陰中央新報 = 10-13-24) 絶景、雄大な「雲海」 山並み包み込む白いベール 島根県川本町 ![]() 島根、鳥取両県は 11 日、今季一番の冷えこみとなった。 島根県川本町では秋の風物詩の雲海が広がり、見物名所の丸山城跡展望台では、山々が白いベールのような雲に包まれる幻想的な光景が広がった。 松江、鳥取両地方気象台によると、山陰両県の全 29 観測点で今季最低の気温を記録した。 この日の最低気温は茶屋(鳥取県日南町) 6.4 度、赤名(島根県飯南町) 7.5 度、横田(同県奥出雲町) 8.0 度などで、10 月中旬並みの秋らしい冷えこみとなった。 中世の武家・石見小笠原氏が円山(標高482 メートル)の山頂に築いた丸山城(島根県川本町三原)の展望台では、午前 6 時過ぎに朝日が昇ると、雲海がオレンジ色に染まり、山々が雲間に浮かび上がった。 (山陰中央新報 = 10-12-24) -------------------------------- シロイルカ「アーリャ」の赤ちゃん 人工保育で順調に育つ 県西部の水族館「アクアス」で、ことし 7 月に死んだシロイルカの「アーリャ」の赤ちゃんが、人工保育で順調に育ち、報道関係者に公開されました。 公開されたのは、アクアスの人気者だったシロイルカの「アーリャ」が、ことし 7 月 1 日に生んだ、メスのシロイルカの赤ちゃんです。 生まれてから 10 日後に、母親の「アーリャ」が死んだため、およそ 3 か月、飼育員がミルクを与えたり、一緒に遊んだりする人工保育で育ててきましたが、順調に育ったため、10 日、報道関係者に公開されました。 赤ちゃんは、生まれた時には、体長 1 メートル 60 センチ、体重 60 キロと推定されていましたが、体長 1 メートル 72 センチ、体重 92 キロまで成長したということで、シロイルカの繁殖プールでは、赤ちゃんが元気に泳いだり、飼育員に頭をこすりつけたりする様子が見られました。 「アクアス」の三島有紀 獣医師は、「一般公開は、ミルクを卒業して、ほかのシロイルカたちといっしょに生活していく必要があり、まだ時間がかかると思います。 とても元気でミルクもしっかり飲んで、どんどん成長していると日々感じているので、これからの成長も楽しみにしています。」と話していました。 (NHK = 10-10-24) 映画「砂の器」公開から 50 年 「聖地・亀嵩」で記念イベント開催へ 松本清張原作の名作映画「砂の器」が公開されて今年で半世紀。 ロケが行われた「聖地」で今月、記念イベントが開催される。 「砂の器」は都内で起きた殺人事件をめぐる推理小説だ。 被害者の男性は元警察官で、かつて島根・奥出雲地方の亀嵩駐在所で勤務していたことがあった。 警察の粘り強い捜査の末、ある著名な天才音楽家が捜査線上に浮かび上がる。 野村芳太郎監督が手がけた映画は、50 年前の 1974 年 10 月に公開された。 謎解きだけでなく、父と子の絆、ハンセン病の問題などを織り込み、今なお根強い人気を誇っている。 そして現在でも、物語のカギを握る亀嵩(現在の島根県奥出雲町)などの「聖地」を訪れる人も少なくない。 亀嵩地区にはロケが行われた湯野神社があり、神社の前には記念碑も立っている。 亀嵩駅がある現在のJR木次線(宍道〜備後落合)の沿線でも、丹波哲郎さんが演じる刑事が降り立つ出雲三成駅など多くのロケが行われた。 だが、元 NHK プロデューサーの村田英治さんの著作「『砂の器』と木次線」によると、映画の中で「亀嵩駅」として登場する駅は、実は二つ隣の「八川駅」で撮影されたものだという。 旧横田町(現奥出雲町)出身の村田さんは少年時代にロケを目撃した一人だ。 記念イベントは、映画公開日と同じ 10 月 19 日に、奥出雲町立亀嵩小学校の体育館で開かれる。 加藤剛さんが演じた天才音楽家が作中で奏でた「宿命」などが演奏されるコンサートのほか、「砂の器」も上映される。 トークショーでは、村田さんや、天才音楽家の子ども時代を印象的に演じた春田和秀さんらが登壇。 また、2004 年に TBS がテレビドラマ化した際の監督で、「半沢直樹」、「VIVANT」などでも知られる福澤克雄さんもゲストスピーチを行う。 イベントの主催は亀嵩観光文化協会や町などでつくる実行委員会。実行委員長である同協会の内田裕紀会長 (68) は公開当時、母校である亀嵩小の体育館で見た覚えがある。 「『砂の器』の舞台になったことは地元の宝。 DVDではなく、当時と同じフィルムで『砂の器』を楽しんでほしい。」 入場料は一般当日 1,200 円、高校生以下当日 600 円。 問い合わせは内田さん (090・7596・6079) へ。 (斉藤勝寿、asahi = 10-6-24) 松江市のホテルで 13 人の集団食中毒 営業停止に 島根県松江市は 5 日、同市の松江エクセルホテル東急で食事をした 30 - 70 代の男女 13 人が食中毒を発症したと発表した。 松江保健所は同日から 5 日間、同ホテルの厨房(ちゅうぼう)を営業停止処分とした。 市保健衛生課によると、2 日昼に同市内の事業所社員 119 人が刺身や魚介類の煮物などのコース料理を食べた後、13 人が下痢や嘔吐を発症した。 松江保健所は、患者の症状などから同ホテルの食事による食中毒と断定した。 (中國新聞 = 10-5-24) ご当地「ポケモンふた」お披露目 島根県 人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が島根県庁でお披露目された。 県内の観光名所などにポケモンが登場するオリジナルデザインとなっており、5 市町に 1 枚ずつ寄贈された。 ポケふたは、株式会社ポケモン(東京都)が製作。 出雲市は夕日と灯台、隠岐の島町は豊かな自然が描かれるなど、自治体ごとに異なるデザインとなっている。 道の駅や空港などにそれぞれ設置される予定だ。 県は、ポケふたを活用した SNS での情報発信で観光振興に取り組むとしている。 丸山達也知事はお披露目式で、「たくさんの人に訪れてもらえるように、またお迎えできるように頑張りたい」と意気込んだ。 (jiji = 10-2-24) 佳子さま「思い伝わってきた」 鳥取で障害者の演奏会を鑑賞 秋篠宮家の次女佳子さまは 21 日、鳥取県米子市を訪れ、障害のある人たちを支援する NPO 法人地域活動支援センターおおぞらで「りっぷる音楽団」の演奏を鑑賞した。 知的障害を持つ人ら 12 人がタンバリンやマラカスなどを鳴らしながら歌を披露。 2 曲目の「風になりたい」は「軽やかに思うことをやってみたい」という願いを込めた選曲だという。 佳子さまもマラカスを振りながら歌を口ずさみ、「本当にすごくいい演奏で、みなさんの思いがとってもよく伝わってきました」と話した。 これに先立ち佳子さまは、同県伯耆町で鳥取県出身の写真家、植田正治 (1913 -2000) の写真美術館にも足を運んだ。 同館の写真教室に通い、学校の写真部で活動する高校生 3 人の作品も鑑賞し、「これからも素敵な一瞬一瞬を収めた写真をたくさん撮られてください」などと声をかけていた。 22 日に米子市で開かれる第 11 回全国高校生手話パフォーマンス甲子園に出席し、帰京する。 (中田絢子、asahi = 9-21-24) 柏崎刈羽原発避難道路を国負担で拡充へ 島根県知事怒る「新潟県を特別扱い」 岸田政権が 6 日に開いた原子力関係閣僚会議。 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に向け、避難道路などを国負担で拡充する方針を決めた。 そこに島根県の丸山達也知事が異論を唱えた。 同じく原発を抱える県のトップが怒った理由とは。 丸山知事の主張をどう評価すべきか。 原子力関係閣僚会議には、8 月の段階で退陣を表明した岸田文雄首相のほか、林芳正官房長官や斎藤健経済産業相らが出席。 再稼働に向けて地元同意が焦点となる柏崎刈羽原発について、6 方向で 30 キロ圏外へ避難するための道路整備の費用を確保することを決めた。 県の負担を極力減らし、道路拡幅や橋の耐震化を進める方針という。 岸田首相は「東日本の電力供給構造の脆弱性、電気料金の東西格差などの観点から、再稼働の重要性は高まっている」と強調。 関係閣僚に「避難路の整備など避難対策の実効性を高めて」と指示した。 国の方針を巡り、丸山知事は 11 日の定例会見で「住民の避難対策は柏崎刈羽だけに求められるものではない。 なぜ新潟だけ特別に対応するのか」と述べた。 島根県は政府に対し、要支援者を含めた住民避難の円滑化のため道路整備の拡充を訴えてきた。 県の担当者は「具体的に建設や拡幅をしてほしい道路を明示しているわけではないが、避難経路の充実の支援を求めている」と話した。 他に地域振興の交付金の拡充、中国電力への事故発生時の汚染水対策の指導も求めた。 県都の松江市には中国電力島根原発がある。 2 号機は 8 月の再稼働が計画されたが、工事の長期化で 12 月に延期された。 丸山知事は、島根原発は 30 キロ圏に人口約 45 万人が集中する特殊性があると指摘。 「なぜ新潟の豪雪地帯という特殊性だけに対応するのか。 説明がないのは問題だ。」と語る。 全国共通の問題なのに … 特別扱いに首をかしげるのは知事だけではない。 島根大の保母武彦名誉教授(地域経済学)は「原発は沿岸部や過疎地に建設される。 道路は少なく、避難路の確保の問題は全国共通だ。」と話す。 それなのに、政府が新潟に重きを置くのはなぜか。 新潟国際情報大の佐々木寛教授(政治学)は「政府にとって柏崎刈羽の再稼働は悲願だ。 事故を起こした東電の原発で再稼働が認められれば、他の再稼働に向けても弾みが付くという期待もあるのでは。」と話す。 「東電も原発を再稼働すればもうけが増える。福島原発の処理費などを負う立場としては一日も早く動かし利益を出したいのだろう。」 新潟県内で支援を厚くしても懸念は残るという。 2021 年に県が行った避難計画の検証では、原発 30 キロ圏の住民が一斉に避難すれば放射性物質の検査地点で大規模な渋滞が起き、圏外への避難完了までに 130 時間かかるとされた。 佐々木氏は「地震などで損傷する道路の位置や数によっては、避難時間がより長くなる。 道路を拡充し、その時間を少し削ることができても、焼け石に水だ。」と語る。 それでも「支援」をうたう政府については「道路の建設費を地元に差し出すことでリスクをのんでほしいだけだ。 本当に安心安全につながるかは考えないといけない」と訴えた。 他の地域でも住民避難は容易ではない。 前出の保母氏は、島根県の避難計画でも道路寸断や土砂崩れといった複合災害のリスクが十分に検討されていないと批判。 風向きによっては放射性物質が同県の隠岐島を覆い、島民は逃げようがなくなることも例に挙げ、「どれだけお金をかけても、避難にまつわる全ての懸念を解消しきれないのが原発の問題。 安全な再生エネルギーの活用へと転換すべきだ。」と話した。 (中川紘希、中日新聞 = 9-19-24) |