シニアの 8 割以上「スマホが生活に必要」 どのくらい使いこなせているのか? 電通は、週に 1 回以上スマートフォンでメール、通話以外の機能を利用する 60 - 79 歳男女を対象に、「シニアのスマホライフ実態調査」を実施した。 生活をするうえでスマホを必要としているかどうかを聞いたところ、8 割以上が「必要」と回答した。 生活をするうえでどれくらいスマホを必要としているか?
スマホを持って生活は変わった?
スマホを持ってから、持つ前と比べて生活は変わったか?
どのくらいスマホを使いこなせている?
使用するスマホ機能
スマホによって生活がとても良くなった女性の利用動向
調査は、電通が週に 1 回以上スマホでメール、通話以外の機能を利用する 60 - 79 歳男女を対象に、インターネットで行った。 期間は 7 月 11 - 12 日、有効回答数は 1,000 人。 (コネムラメグミ、ITmedia = 9-25-22) スマホで自動文字起こしする「AutoMemo」 議事録作成の補助に大活躍! スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。 スマホユーザー必携の "てっぱん" アプリをご紹介します!
何がどういう経緯で、どんな結論に至ったのか、社内のミーティングの議事録を残しておくことは大事。 でも、その場で話されていることをリアルタイムにキーボードでタイプしていくのでは間に合わない。 そんなときに活用したいのが、文字起こしアプリ「AutoMemo」だ。
「AutoMemo」は、スマートフォンで録音した音声を自動で文字起こししてくれるツール。 2020 年から販売されている自動文字起こし対応の IC レコーダー「オートメモ」シリーズのアプリ版で、これまでは専用ハードウェアが必要だったが、アプリ版ではそれなしにスマートフォンだけで録音と文字起こしが可能になっている。 使い方は、アプリ画面上のボタンを押して録音をスタートし、終わりにもう一度ボタンを押してストップするだけ。 その後、自動でクラウドに音声データがアップロードされ、しばらく待つと文字起こしされたテキストが表示される。 テキスト化されたものは「共有」機能を使って、クリップボードへのコピーやクラウドストレージなど他のアプリによる送信・保存が可能だ。 本アプリにはテキスト編集機能はないので、まとめ直すときはいったんクラウドストレージに保存してパソコンで編集すると良いだろう。
テキスト化された後も録音音声は聞き直すことができ、速度を 0.5 - 2.0 倍の間で変えてスロー再生と早回し再生することも可能。 録音中やテキスト化後には、任意の場所にしおりのような「マーク」を追加することもできるので、話題の区切りや重要な会話のところでマークしておけば、後で聞き直してポイントとなる箇所をまとめるときに役立つ。 日本語はもちろんのこと、英語をはじめとする多言語にも対応し、ネットワークにさえつながっていれば場所を問わず活躍してくれる。 無料のベーシックプランでも 1 カ月ごとに合計 1 時間まで文字起こしが可能で、月額 980 円で月30 時間まで文字起こしできるプレミアムプランも用意。 毎週のように議事録をとる会議があるなど、文字起こしの機会が頻繁にあるならプレミアムプランを利用するのがおすすめだ。 (日沼諭史、ケータイ Watch = 9-16-22) スマホの心房細動 (AF) 検出、機種を選ばず スマートフォンなどのスマートデバイスに搭載されているフォトプレチスモグラフィー(PPG)センサーは、心房細動 (AF) 検出に有用な脈拍の乱れを感知できる可能性がある。 オーストリア・Innsbruck Medical University の Axel Bauer 氏は、機種を限定せずにスマートフォンにダウンロードしたアプリの AF 検出能を検証したランダム化クロスオーバー比較試験 eBRAVE-AF の結果を、欧州心臓病学会(ESC、2022 年、8 月 26 - 29 日)で報告。 通常診療より検出能が高かったと発表した。 対象は、50 歳以上で脳卒中リスクがあるものに限定 米国で行われたApple Heart Study (N Engl J Med 2019; 381: 1909-1917) をはじめ、スマートデバイスを用いて不整脈を検出する検討はこれまで幾つか行われ、一定の成果が得られている。 しかし、特定のメーカーのデバイスが対象で、ランダム化試験でないなど、研究の限界が指摘されていた。 Bauer 氏らは今回、高齢者を対象にスマートフォンのアプリによる AF 検出能について、機種を限定せずに通常診療と直接比較することで、その有用性を検証する医師主導ランダム化比較試験を実施した。 試験はオンラインで実施。 ① 50 - 90 歳、② CHA2DS2-VASc スコア 1 点以上(女性は 2 点以上)、③ AFの既往なし、④ 抗凝固療法による治療歴なし - に該当するドイツの保険大手Versicherungskammer Bayern の契約者を対象にリモートで参加者を募集。 コミュニケーションは本試験のアプリを通じて行い、対面での接触は行わなかった。 登録期間は 2020 年 2 - 7 月とした。 フェーズ 1、2 でクロスオーバーして観察 試験はフェーズ 1 (6 カ月)および 2 (6 カ月)の 2 つのパートから成り、フェーズ 1 では、グループ 1 (2,860 例)がスマートフォンによる AF のデジタルスクリーニングを、グループ 2 (2,691 例)が症状などがあれば受診する通常診療を受け、フェーズ 1 で主要評価項目を達成しなかった患者がそのままフェーズ 2 に参加し、フェーズ 1 の内容をクロスオーバーしてグループ 1 が通常診療(2,365 例)、グループ2(2,387 例)がスマートフォンによるデジタルスクリーニングを受けた。 デジタルスクリーニングの方法は、参加者が個人のスマートフォンに Preventicus Heartbeats アプリをインストールし、人差し指で 1 分間、PPG による測定を繰り返す作業を最初の 14 日間は 1 日 2 回、その後は週 2 回、6 カ月間実施した。 また、異常な PPG は、ループレコーダーにより 14 日間測定した。 主要評価項目(フェーズ 1 のみ)は、本試験と関連のない医師の判断に基づき抗凝固療法を開始した新規診断の AF、副次評価項目(フェーズ 1、2 共通)は新規診断の AF、新規の抗凝固療法導入、脳卒中および塞栓症イベント、Bleeding Academic Research Consortium (BARC) 出血基準 2 以上の出血とした。 フォローアップについては、試験アプリや電話、保険請求などに基づいて行った。 グループ 1 とグループ 2 の主な患者背景は、年齢がそれぞれ 65 歳、66 歳、女性がともに 31%、CHA2DS2-VASc スコア中央値が 3 点などであった。 フェーズ 1、2 ともデジタルスクリーニングによる AF 検出能が高い 解析の結果、フェーズ 1 における主要評価項目の発生率はグループ 2 の 17/2,691 例に対し、グループ 1 では 38/2,860 例と有意に検出能が高かった〔オッズ比 (OR) 2.12、95% CI 1.19 - 3.76、P = 0.010〕。 同様の結果は、クロスオーバーしたフェーズ 2 においても見られ、デジタルスクリーニングのグループ 2 では 33/2,387 例、通常診療のグループ 1 で 12/2,365 例と、デジタルスクリーニングによる検出能は引き続き優れていた(OR 2.75、95% CI 1.42~5.34、P = 0.003)。 副次評価項目については、フェーズ 1 および 2 のいずれも、新規診断の AF、新規の抗凝固療法導入の割合の OR はデジタルスクリーニングを行ったグループで有意に上昇した。 フェーズ 1、2 を通じて、デジタルスクリーニング中に 85/5,247 例が新規に AF と診断された。 うち、通常診療で AF と診断されたのは 31%、PPG で異常を検出でき、最終的にループレコーダーで AF と確定したのは 69% だった。 なお、PPG で異常を検出できたのは 173 例だったことから、今回のアプリの AF 診断率は約 35% だった。 追跡期間中に、主要心血管イベント (NACCE) が 126 例で発生した。 Cox 比例ハザードモデルにより、MACCE の予測因子としてハザード比 (HR) を算出すると、AF が 6.13 (95% CI 3.07 - 12.21、P = 0.001)、PPG で検出しループレコーダーで診断確定した AF が 3.22 (同 1.00 - 10.33、P = 0.049)、PPG による異常検出が 2.74 (同 1.25 - 6.00、P = 0.012)といずれも有意なリスク上昇が認められた。 Bauer 氏は、① リストウォッチ型またはリング型のスマートデバイスの方が継続的にスクリーニングしやすい、② 研究に参加していることで AF に意識が向かいやすく、通常診療で AF 診断率が高まった可能性がある - などと研究の限界を指摘。 その上で、「スマートフォンによるスクリーニングは、特定の機種でなくても治療を要する AF 検出に有用な可能性が示された」とまとめた。 (Medical Tribune/時事 = 9-12-22) スマホを 2 年に 1 度機種変更する時代は終わりを迎えつつある - 中国メディア 2022 年 8 月 25 日、科技日報(中国)は、スマートフォンを 2 年に 1 度の頻度で機種変更する時代は終わりを迎えているとする米メディアの文章を紹介した。 以下はその概要。 米 Hyla Mobile 社のデータによれば、2021 年 7 - 9 月におけるスマホの機種変更サイクルは 3.32 年で、16 年の 2.36 年よりはるかに長くなった。 5 年でスマホの交換サイクルが丸々 1 年伸びたことになる。 現在もスマホはハイペースで世代交代を続けているが、かつてに比べるとその進歩が目立たなくなっている。 2 年ごとに 1,000 ドル(約 14 万円)払ってフラッグシップ機を買う消費者は決して多くない上、スマホ自体が昔ほど簡単に「賞味期限切れ」にならないことから、消費者は機種変更のモチベーションを失いつつある。 また、環境保護に対する取り組みも、スマホの機種変更を遅らせる要因になっている。 国連訓練調査研究所が 20 年に発表した研究結果では、19 年に世界で発生した電子ごみは 5,360 万トンに達し、30 年には 7,400 万トンにまで増える見込みだ。 また、ドイツのある研究では同じスマホを 7 年使い続けた時に、2,5 年使い続けて機種変更した時に比べて約 100 キロの温室効果ガスを削減できることが示された。 充電製品によるごみの発生を減らすべく、欧州委員会は域内のすべてのスマホ、タブレット端末、デジタルカメラの充電端子を統一するよう推進している。 米国、英国、EU などでは消費者によるスマホの修理、再利用に関する法律の制定に取り組んでいる。 アップルやマイクロソフトといった IT 企業も、スマホの修理性を設計に盛り込み始めており、アップルは昨年 11 月にセルフ修理プログラム導入して顧客に修理用の部品と工具を提供することを発表した。 プログラムはまず米国でスタートし、今後他の国・地域にもサービスを拡大する予定だ。 ハードウェアの成長が見えなくなり、電子ごみやセルフ修理をめぐる議論が絶えない中、1 つの機種に対する長期的なソフトウェアサポートがかつてないほどに重要となっている。 ハードウェアはもう十分強力になっており、消費者が最先端の性能やカメラ、バッテリーの持ち時間を追い求めて熱狂的に機種変更していた日々はもう戻ってこないのだ。 一方で、ますます多くの個人情報をデバイス上に保存するようになる中、スマホのセキュリティーに対するニーズは高まり続けている。 メーカーは基本的なセキュリティーパッチを提供することはもちろん、スマホのライフサイクル全体において終始最新かつ最高の機能を提供するよう保証すべきだ。 そしてまた、より良い修理サービスを提供しなければならない。 この先、スマホの使用寿命は 2 年から 5 年近くにまで伸びると予測されているのだから。 (RecordChina = 8-27-22) 中古スマホ販売を過去最高に押し上げた iPhone の影響力 MM 総研(東京都港区、関口和一所長)がまとめた中古スマートフォンの国内市場調査によると、2021 年度の中古スマホの販売台数は前年度比 14.6% 増の 212 万台で過去最高を更新した。 大手通信事業者による iPhone (アイフォーン)の値引き競争の激化に伴い、1 円などで販売されたアイフォーンが新品未使用品として中古市場に流れたことが市場活性化につながった。 用途に応じて端末を使い分ける複数端末利用の増加なども市場拡大を牽引した。 21 年夏から 22 年春頃にかけて、大手キャリアは回線契約にひも付かないかたちでアイフォーンの本体価格を大幅に引き下げた。 また、他社からの乗り換えや新規契約などには値引きを追加するなどの施策を展開したことで、最安では一括 1 円での販売も行われた。 MM 総研は「国内の中古市場で新品未使用のアイフォーンが数多く販売されるようになっただけでなく、海外中古市場にも多くのアイフォーンが流出した」と分析する。 また、アンドロイドスマホでは低価格端末の需要が拡大しており、2 万円から 3 万円台のモデルが人気を集めている。 だが、端末購入費は抑えつつ、スペックの高いスマホを利用したいという理由から、これまで中古スマホを購入してこなかった層が、選択肢として視野に入れるようになったことも中古スマホ市場の拡大要因となっている。 さらに、用途に応じて使い分けたい、あるいは契約している複数の回線ごとに端末を分けて利用したいと考えるユーザーがいることも一要因としている。 MM 総研は 22 年度の販売台数を前年度比 13.7% 増の 241 万台、26 年度は同 6.9% 増の 342 万台に拡大すると予測している。 (NewSwitch = 8-18-22) 「熱暴走」の危険 真夏の車内に "スマホ放置" で起きること 専門家に聞くと … スマホに電子タバコ、ゲーム機に携帯型扇風機 …。 真夏となった今、車の中に置きっぱなしにしていると …。
テーマは、『それを熱暴走と言います! リチウムイオン電池、最悪の場合は発火のおそれも』です。 暑さが続いていますが、みなさん、エンジンを止めた車の中でスマホなどの電子機器を置きっぱなしにしないでください。 服のポケットに入れていて、運転の邪魔だからつい取り出しておいていたりとか、あとは社内で充電していてそのままにしていたりとか、ありそうですよね。 荷物がかさばっているとき、置いていってしまうことも …。 消防庁によりますと、全国でおととしまでの過去 5 年間、リチウムイオン電池が原因となる火災は 1,048 件起きていて、年々増えているんです。 リチウムイオン電池を使った電子機器が増えていて、利用者も増えているからこうした状況になっていると考えられます。 月ごとに見てみると、年間を通した火災の発生件数はだいたい同じぐらいです。 ただ、夏場は特に注意が必要です。 製品評価技術基盤機構 (NITE) の実験映像です。 携帯型扇風機をリュックから取り出そうとして、落としてしまいましたが …、そのまま首にぶら下げて使い始めました。 衝撃が加わることを繰り返し、そのまま使っていると…。 バンッ! 爆発の原因は、中にあるリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池がショートして、発生した熱が制御不能になることを「熱暴走」と呼びます。 外からの衝撃や不適切な充電が熱暴走を引き起こします。 そして、これからの季節、気を付けないといけないのが …。
真夏の車中などでは、リチウムイオン電池が熱暴走する恐れがあるというわけです。 そこで …。
まずは日差しが直接あたっていないシフトレバー近くでの実験です。 窓を閉めて待つこと 30 分 …。
次に、直射日光が当たっているところで実験してみました。 最初の実験とはまったく違う結果となりました。
ダッシュボードの一番熱かったところを測ってみると…、なんと 77℃! 車内の温度の倍に達していました。 エアコンの吹き出し口に置いていたスマホホルダーは 57℃。 助手席のシートも 45℃ 近くに達していました。 こうした状況で充電器につないだスマホを置きっぱなしにした場合、スマホ本体の温度は何℃ まで上がるのか、電気通信大学などが実験しています。 ダッシュボードでも、スマホホルダーでも、シートの上でも、スマホは 50℃ から 60℃ ぐらいまで上がり続けていました。 リチウムイオン電池を製造している「エリーパワー」です。 銃弾が打ち込まれても発火しない電池を開発しているリチウムイオン電池の専門業者です。 開発に携わる河上副社長は、夏場の、電池の熱暴走に注意を呼び掛けています。
河上副社長によりますと、新しいバッテリーの場合、温度が高くなってもただちに危険になるわけではないということですが、まずは、高温の場所にスマホを置きっぱなしにしない! そして、異常を感じたらすみやかに電源を切る! みなさん、この夏、ご注意を。 (RCC 中国放送 = 7-31-22)
多くのスマホがスパイウェア「Pegasus」でハッキングされ個人情報も何もかもが筒抜けだったことが発覚 イスラエルの企業である NSO Group が開発したスマートフォン向けスパイウェア「Pegasus」は、各国の政府機関や諜報機関によって市民活動家や反政府勢力の監視に使われたことが報じられています。 新たに、合計 30 人を超えるタイの活動家やその支持者らのスマートフォンが Pegasus に感染し、オーディオや写真、メール、連絡先などが筒抜けになっていたことが、 カナダのトロント大学を拠点とするセキュリティ研究機関・Citizen Lab などの調査により判明しました。 NSO グループが開発した Pegasus は、iPhone や Android 搭載スマートフォンの脆弱性を突いてスマートフォンに感染し、メール・通話履歴・ソーシャルメディア上での投稿・パスワード・連絡先・写真・ムービー・録音ファイル・閲覧履歴といったデータを収集するスパイウェアです。 Pegasus はイスラエルの輸出機関によって販売先を管理し、政府の法執行機関または諜報機関のみに販売されています。 2021 年には「20 カ国で 180 人以上のジャーナリスト・人権活動家・政治家・実業家が Pegasus で監視されていた」と報じられたほか、2018 年にトルコのサウジアラビア総領事館内で殺害されたジャーナリストのジャマル・カショギ氏に対するハッキングにも、Pegasus が用いられたことがわかっています。 こうした状況を受けてアメリカ政府は 2021 年 11 月、Pegasus の開発元である NSO グループをブラックリストに登録しました。 また、同月に Apple は Pegasus の被害者と思われる人々に通知を送信。 その中にはタイ政府に批判的だった少なくとも 6 人の活動家と研究者が含まれていたとのこと。 Apple から通知を受け取った人々は、デジタル権利の擁護団体である Access Now や国際人権 NGO のアムネスティ・インターナショナル、タイのデジタル擁護団体などに連絡し、スマートフォンの調査を依頼しました。 タイの活動家らのスマートフォンを Citizen Lab やアムネスティ・インターナショナルが調査した結果、合計で 30 人以上もの活動家・学者、弁護士、NGO 団体関係者が Pegasus に感染していることが判明しました。 Pegasus の感染は 2020 年 10 月 - 2021 年 11 月にかけて発生し、感染時期はターゲットが政府に反対する集会に関与していた時期に活発だったとのこと。 攻撃がタイの政府機関によるものだという決定的な証拠はないものの、Citizen Lab は状況証拠からタイ政府が関与していると考えるのが合理的だと主張しています。 タイでは 2006 年と 2014 年に軍事クーデターが起きるなど、政治的な混乱がたびたび起こっています。 また、2016 年には国民から絶大な支持を受けていたプミポン国王(ラーマ 9 世)が崩御し、国民からの支持が弱いワチラロンコン(ラーマ 10 世)が新国王に即位するなど、政治的な動揺が強まっています。 2019 年の総選挙後は多くの抗議行動主催者や支持者らが逮捕されており、2020 年後半からは王室を侮辱した人々に「不敬罪」を適用する事例が急増。 2021 年 1 月には、元国家公務員の 60 代女性に禁錮 43 年 6 カ月という過去最長の刑期が言い渡されました。 今回 Pegasus の感染が判明した人の中にも、繰り返し逮捕・投獄されている活動家や人権派弁護士が含まれているとのこと。 また、公然と抗議活動を支持したタイ人女優の Intira Charoenpura 氏、政府批判の歌を発表したラッパーの Dechathorn "Hockhacker" Bamrungmuang 氏のスマートフォンにも Pegasus が感染していたとのことです。 (Gigazine = 7-19-22) |