ファッションからワクワクを 東京大人お洒落女子、その心は

シトウレイです、こんにちは!

今回はいつもと趣向を少し変えてみて、東京大人お洒落女子についてお話 & ご紹介をしたいと思います。

さて東京大人お洒落女子とは? 私の感覚でいいますと、特徴としては、@ 年代的には 30 代以上、A 若いころからファッション大好き! で、B ヴィンテージからハイブランドまで幅広くファッションを見て着て経験してて、C ミックススタイルがとにかく上手! な人たちといえばいいでしょうか。 さらにいえば、D トレンドではなく、自分の「好き!」って感覚を軸に洋服を着ている人、つまり自分軸でオシャレしている人とも言えます。

そしてその軸のあるスタイルは、それに憧れ参考にする人たちを生み、次第にフォロワーが多くなり、結果、E 東京ファッションシーンに影響を与える側の存在になっている。 といったところでしょうか。 また、F 経済的にも自立していて、故に、G メンタル的にも自立した人が多いなという印象です。 さて、そんな東京大人お洒落女子の定義がまとまったところで今回は私の一押し! 東京大人お洒落女子のご紹介です。

見てこの堂々たる風貌! 余裕を感じさせる表情、立ち方、佇まい。

彼女は数々のモード誌で活躍するスタイリストの仙波レナさんです。 透け感のある(& パリパリ感もある)オレンジのトップスにレオパードのタイトロングスカート。 首には大きなヘッドホン、音楽好きな内面が垣間見えます。 そしてよく見ると手首にはブレスレット、足首にもアンクレットを幾重にもジャラづけしています。 なんていうかアイテムチョイスのクセが強い! とはいえまとまって見えるのは彼女のキャラクターもさることながら、スタイリングにおける綿密な計算があるから。

ポイントはシルエットと色使い。 くせのあるアイテムだからこそ、シルエットはアイラインでスッキリまとめています。 また色使いも基本、黄色、白、黒の 3 3色に抑えています。ヘッドホン、透けてみえるブラ、足もとのヒールを黒色にそろえることで、それが全体のスタイルのしめ役になっています。 またメイクについてもポイントが。 洋服のクセが強い分、メイクはなるべく引き算メイク。 ほぼスッピンくらいに何もしないことで、クセのある洋服とのバランスを調整しています。

東京大人お洒落女子の着こなしは、決してすぐにマネできるというものではないけれど、これだけ突き抜けたお洒落を見るとなんだかワクワクしてしまいます。 そして「自分軸でファッションを楽しむっていいな」という気持ちを改めて感じさせてくれるのではないかと。

最後に一つ、東京大人お洒落女子の特徴を。 東京大人お洒落女子は、H 見ている私たちにファッションにおけるハッピーでポジティブな気持ちを届けてくれる存在だということ。 ファッションにおけるワクワク、大事にしたいですね! ではでは今日はこの辺で。 また次回お会いしましょう! (asahi = 6-21-21)


【セルフ スナップ】 大人のミニスカートスタイル

大人だって臆せず穿きこなしたい、トレンドのミニスカート。 ハードルが高く感じる人も多いアイテムだけに、おしゃれな人たちがどう攻略しているかが気になる! あくまでモードに着こなすミニスカートスタイルを、4 名のファッション・プロに見せてもらった。 セルフ撮影によるスナップをチェック!

(画像は左右にスライドしてください。)

ジオメトリックな柄スカートを主役に

スカート/ヴァトカ シャツ/コンニチハ ボンジュール バッグ/ジェイダブリュー ペイ サンダル/センソ
オリエンス ジャーナル スタンダード バイヤー 大澤萌夏さん

「毎日のスタイリングのテーマは、"NY のどこかにいそうな女の子"。 シンプルなアイテムでも、アクセサリーや小物でクセをつけるようにしています。 また、どこかにタイトシルエットを取り入れることも意識しています。」と大澤さん。 袖の大きく膨らんだビッグサイズシャツを、ウエスト周りがタイトなミニスカートにインしてメリハリをつけ、スタイリッシュに着こなした。

イエロー x ブルーのカラーコンビネーションも爽やか! ボーダーを歪ませたようなジオメトリックな柄が面白い、ヴァトカのスカート。 「他にはないデザインで、シンプルなアイテムと合わせてもさまになるところが好き。 カットソー素材で、着心地がいいところもお気に入りです。」と大澤さん。

ブラックレザーを効かせてエッジをプラス

スカート・シャツ・ブーツカバー/フミカ_ウチダ バッグ/ルメール
ファッション PR/SALES 山中詩穂さん

「もともと、ミニスカートやショートパンツなどの、丈の短いボトムスが大好き。 ブラトップとオーバーなジャケットを合わせるといった、ヘルシースタイルがしたい気分です。」と山中さん。 今回は、光沢感のある白いミニスカートに、プリントシャツやブーツカバーを合わせてエッジィにまとめた。 「子どもっぽくならないよう、バッグやブーツカバーなど、ひとクセあるレザーアイテムを取り入れています。」

洗練されつつ、どこかスポーティな印象をかもし出すスカートはフミカ_ウチダのもの。「ポリエステルサテン生地の中綿入りスカートです。前後にあるポケットやウエストの下位置に、コルセットパッドの入ったデザインになっています」と山中さん。 大人のミニスカートスタイルにふさわしい、モード感のあるアイテムだ。

エレガントに穿くデニムミニスカート

スカート/イザベル マラン ジャケット・シャツ/ヴィンテージアイテム シューズ/プラダ
LITMUS バイヤー 綾部帆乃香さん

綾部さんが穿いたのは、イザベル マランのデニムスカート。 「デニムのミニスカートは幼く見えがちですが、ノーカラーのベロアジャケットやシャツと合わせることで、少しエレガントさを出してバランスを取りました。」 カジュアルな印象の強いデニムが、クラシックなベロアと組み合わせることでぐっと大人っぽく。 インに着たシャツの襟も、スタイリングに華やかな印象を添えている。 プラダのローファーやシアーソックスといった小物で、さりげなくトレンド感をプラスした。

スクエアフォルムのショルダーバッグも、着こなしのムードにぴったりなじんで。 「スカートは、今の気分に合うローウエスト加減と爽やかなブルーデニムの色味がお気に入り。 夏に向けて、ミニスカートに合うサンダルを購入したいですね。」と綾部さん。

クレージュのスカートをスポーツミックスで取り入れて

スカート・ウエストバッグ/クレージュ ジャケット/ガニー 中に着た T シャツ・スニーカー/ナイキ
フォーゲットミーノッツ ディレクター 戸田静さん

クレージュのミニスカートをモノトーンで着こなした戸田さん。 「『ミニスカートと言えばクレージュ!』と思い、迷わず選んだ 1 点。 脚をきれいに見せてくれる台形シルエットに加えて、正面からはキュロットのようにも見えるスポーティなデザインが気に入っています。 テーラードジャケット x ミニスカートという王道スタイリングに自分らしさを取り入れるため、ウエストポーチとスニーカーで遊びをプラス。 スポーツとモードの要素をミックスさせるのがこだわりです。」

ジャケットのインにも、ナイキ ジョーダンのロゴ入り T シャツを選び、さりげなくスポーツミックス。 ピンストライプのジャケットをカジュアルダウンしつつ、重ねづけしたネックレスで首まわりを華やかに。 「アクセサリーは祖母と母から譲り受けたものです」と戸田さん。 (Chiharu Itagaki、Spur.jp = 6-11-22)


ケイト・モスもプラチナ・ジュビリーをお祝い! 着用したのは、ファッション史に残るあの貴重なジャケット

エリザベス女王の即位 70 周年を記念したプラチナ・ジュビリーもついにクライマックスへ。 お祝いに参加したイギリスを代表するファッションアイコン、ケイト・モスの着こなしをチェック!

6月5日(現地時間)、エリザベス女王の即位70周年を記念した式典、プラチナ・ジュビリーが最終日を迎えた。お祝いムードに包まれたロンドンの街でパーティーを繰り広げるセレブたちの中でも、圧倒的な存在感を放っていたのがイギリスを代表するファッションアイコン、ケイト・モスだ。

ロンドン屈指の高級クラリッジスホテルでパーティーを開き、俳優のフィービー・ディネヴァーやメイクアップアーティストのシャーロット・ティルブリーとともに姿を現したケイトは、黒のシルクドレスにヴィヴィアン ウエストウッドによる赤のスティレットヒールという出で立ち。 重ね付けしたネックレスで、自身を象徴するボーホーテイストを取り入れていた。 そして何より特筆すべきは、この歴史的イベントにふさわしいユニオンジャックのジャケットで仕上げていたこと。

実はこのジャケット、30 年前にパリで発表されたジョン ガリアーノの 1993 年春夏コレクションのもので、当時ケイト自身がランウェイで纏った思い出深い一着だ。 ガリアーノはモデルたちに感謝の気持ちとして作品をプレゼントすることでも知られているから、ケイトがこの名作を所有していても不思議ではない。 とはいえ、さすがアーカイブルックを着こなす術を心得ているケイト。 プラチナ・ジュビリーという歴史的なイベントに、ファッションの歴史だけでなく彼女自身のモデルとしての歴史を見事に重ね、不動のスタイルアイコンとしての地位を世界に知らしめた。 (Liam Hess、Vogue = 6-6-22)

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キャサリン妃、プラチナ・ジュビリーにアレキサンダー マックイーンを着回し

ウィリアム王子とキャサリン妃がエリザベス女王の即位 70 周年を記念した祭典、プラチナ・ジュビリーに参加。 子どもたちと一緒にサステナブルな着こなしを披露し、またしても注目を集めている。

トゥルーピング・ザ・カラーにて、笑顔を見せるキャサリン妃。 昨年も着用したアレキサンダー マックイーンのドレスを選んでいた。 6 月 2 日(現地時間)、エリザベス女王の即位 70 周年を記念した祭典のプラチナ・ジュビリーがスタート。 ウィリアム王子とキャサリン妃も、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の 3 人の子どもたちとともにバッキンガム宮殿のバルコニーに現れた。

女王の誕生日を祝うパレード、トゥルーピング・ザ・カラーでは子どもたちが愛らしい姿で観客に手を振る場面も。 ルイ王子がこの日に着用したセーラー服は、37 年前に父ウィリアム王子が 3 歳の時に着用したものだそう。

注目のキャサリン妃はというと、昨年のコーンウォールで開催された G7 サミットでも着用したアレキサンダー マックイーンのクラシックなホワイトドレスをチョイス。 イギリスのハットデザイナー、フィリップ トレーシーによるネイビーとホワイトの帽子と、故ダイアナ元妃の婚約指輪と同じサファイアのドロップイヤリングでエレガントに仕上げ、人々の視線を釘付けにした。 大観衆を前に、過去に纏ったアイテムを着回すという決断は、キャサリン妃らしいサステナブルな価値観の表れ。 彼女は近年、今まで以上に同じドレスを繰り返し着用しており、最近のカリブ海ツアーではヴィンテージアイテムを着こなす姿もキャッチされている。 (Kerry McDermott、Vogue = 6-4-22)


「何を着るか」にマンネリを感じたら、冒険しませんか?

シトウレイです、こんにちは! 風薫る今日この頃。皆様いかがお過ごしですか?

さて今日は初めに皆様に質問! 「今日は何を着ようかな …」と考えるのは楽しい時もあるけれど、面倒な時もありませんか? つまり「こんな服が着たい!」、「この着こなしをやってみたい!」と明確なヴィジョンがあるなら「何を着るか」を考えるのは楽しいけれど、特にこれといって着たい服もなく、やりたいスタイルも思い浮かばない場合、考えてはみたけれど思考停止に陥って、なんだかもう考えるのが面倒くさくなっちゃって、結局いつもの定番の服や、決まった組み合わせで服を着がち。 で、「なんだかマンネリ気味でつまんない」とは思いつつ「でも何が着たいか思い浮かばない。」 そのジレンマを行きつ戻りつしながら日々過ごしたりしてません?

そんな風に感じてるみなさまに今日は私から一つ提案! 「冒険しません?」

着たい服がない。 別段したいことがないのなら、ぜひ今回はシトウレイの話にのってみてほしい、だまされたと思って! 面倒かもだけど、変わらない日々のマンネリ打破にはなりますからって! 具体的にはトレンドである「カラー・オン・カラー」へのチャレンジをしてほしいんです。 ピンク x オレンジ、ラベンダー x グリーン、イエロー x ライトブルー、ラベンダー x イエローなんかもいいかんじ! 目には目を! 歯には歯を! 色には色を! とハンムラビ法典さながらな色使いは、この初夏の陽気にもぴったりじゃないかなと思います。 今年は「ちょっと派手かな …?」くらいがちょうどいいと思ってもらって間違いない。

こちらは先日のパリコレで撮らせてもらったマダムたちですが、うん、カラフル〜! さてこのカラフル全開な色使い。 コツが一つだけあるんです。

ポイントは小物。靴、バッグ、サングラスなどなどは白色をチョイスすべし! これだけ覚えておけば「抜け感のある色 x 色」が作れます。 マダムたちもブーツやサングラスやバッグは白をチョイスしています。 これによって色 x 色のややもすると派手すぎるスタイルに抜け感を作ることが出来るんです。 そうそう! 小物すべてを白にする必要はなくて、どこか 1 点だけで十分 OK です。

普段、私は着こなしにあまり「こうすべし!」ということは言わないようにはしているのだけど(ファッションはそもそも自由だからね!)、自由のあまり選択肢が多すぎて選べないよぅ! な状況であれば、提案 & 指南が少しくらいあった方がファッションに取り掛かりやすいかなと思いましての今回でした。 皆様のマンネリもしくはジレンマが解消できたら、なによりなによりです。

それではまた次回お会いしましょう! シトウレイでした。 (asahi = 5-27-22)


憧れのメゾンのホワイト 夏 - 可憐さと強さと

可憐さと強さを併せ持つメゾンのホワイト。 白昼夢を見ているかのような気分に浸れる、心浮き立つ珠玉の 4 ルックをお届け!

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DIOR : ディオールの 3 代目アーティスティック ディレクターを務めた、マルク・ボアン。 彼が提案した 1961 年の「スリムルック」をフレッシュに再解釈した 2022 年春夏コレクション。 当時を象徴するIラインのシルエットをベースに、フロントのジップアップ、腰下から切り替わるプリーツスカートでピュアなミニドレスをスポーティに味つけした。 さらに、装いにネオ感を投じるのは、目を引くシューレースのネオンカラー。モダンな装いに、遊び心をひとさじ添えて。

CHLOE : 愛をテーマに掲げ、自然界からインスピレーションを得たクロエ。 得意とするボーホーシックな世界観を体現するドレスは、初夏の風をはらみ、やさしく揺れるカシミヤシルクを使用した。 そんな柔らかな素材感の一着に強さをもたらすのは、長いフリンジとシェルが目を引く 'LARRY' ネックレスだ。 ピュアな中に、ブレない芯のあるクロエガールが浮かび上がる。

FENDI : NY の伝説のクラブ「スタジオ 54」のグラマラスなムードを落とし込み、パワフルな女性らしさを描いたフェンディ。 ブラトップを取り入れたセンシュアルな装いを、無垢なホワイトで提案する。 上半身をすっぽりと覆うハリ感のあるケープを優雅にまとい、ハイウエストのボトムを合わせて。トップの露出はフロントの三角ゾーンだけにとどめ、上品かつマチュアにまとめあげる。

VALENTINO : メゾンが誇る、クチュリエの技術をイブニングウェアだけでなく、リアリティあるアイテムに落とし込んだヴァレンティノ。 オーバーサイズのシャツは、肩から胸下にかけてレースのディテールを配し、ロマンティックな一枚に仕上げた。 トレンドにカムバックしたミニスカートの足もとはグラディエーターサンダルで Y2K の気分を優雅にミックス。 (spur.jp = 5-13-22)


オードリー・ヘップバーンの出演作から学ぶ、タイムレスな春夏ファッションアイテム 9
リネンワンピースから麦わら帽子まで、トレンドに左右されないサマールックを叶えて!

5 月 4 日は "銀幕の妖精" として親しまれた俳優オードリー・ヘップバーンの誕生日。 これを記念して、彼女が出演する『ティファニーで朝食を』、『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』などの代表作とともに、オードリーをオードリーたらしめるアイコニックなファッションを振り返り、リトルブラックドレスやサブリナパンツ、バレエシューズといったトレンドに左右されないタイムレスなものを中心に、9 のアイテムをピックアップ。 新調するならぜひ参考にして。 (Elle = 5-2-22)

(画像は左右にスライドしてください。)

@ リネンワンピース / 『緑の館』(1959)
A リトルブラックドレス / 『ティファニーで朝食を』(1961) - 「ジバンシィ」
B シャツワンピース / 『ティファニーで朝食を』(1961) - ティファニーブルーのアイマスク
C グッドガールなフレアスカート / 『ローマの休日』(1953) - アカデミー主演女優賞
D サブリナパンツ x バレエシューズ / 『麗しのサブリナ』(1954)
E スクエアネック / 『戦争と平和』(1956) - 当時の夫メル・ファーラーと共演
F 赤のボーダー T シャツ / 『いつも 2 人で』(1967)
G ハーフパンツ / 『いつも 2 人で』(1967)
H ストローハット / 『パリで一緒に』(1964)


スタイリングをハズす、あえてのキャップ使い ポイントは「クスっと」

シトウレイです、こんにちは!

新年度を迎えて気分一新、気候もどんどん暖かくなり、コートを脱ぎ捨て軽やかに、新しいファッションを楽しみたいなって気持ちの人もいるんじゃないかな、と思います。 もちろん私もその 1 人! 自分で撮ったストリートスナップを見返してカラフルな色づかいもチャレンジしたいな、いい季節だしミニスカートもそろそろはきたい、そうそうおなかのチョイ見せも …! とお洒落にまつわる妄想は天井知らず、留まるところを知りません。 ああでもない、こうでもないと考える時間が何より幸せ!

さて今回は、私の超個人的「これやりたい!」スタイリング及びイット・アイテムのご紹介です。 このアイテム & スタイリング、先ほど「超個人的」と書かせてもらいましたが、実は去 9 月のパリコレで見つけて以来ずっと気になっていて、リリースの時期をじっくりゆっくり温め続けてきたものだったんです。

それがこれ!

スタイリングをハズす、あえてのキャップ使い。 ポイントは「クスっと。」 キャップ、ですね! 彼女のようにジャケット & パンツといったトラッドでかっちりしたスタイリングのハズしとしてのキャップ使い。

ポイントは、
@ 合わせる洋服のテイストはキャップのテイストと真逆に。

キャップといえばカジュアル & スポーティーなアイテムですが、その真逆なファッションをあえてのチョイス。 彼女のようにトラッドだったり、振り切ったモードだったり、夢のようにフェミニンなドレスだったり … すいかに塩をふるかのように正反対なテイストをチョイスすると、ミックスマッチの妙、つまり「あえてのお洒落」感がうまれてきます。

またもう一つのコツは、
A できるだけお洒落さから離れたキャップを。

彼女のように推しのバスケチームの公式キャップであったり、例えばおみやげ物屋さんにありそうな「PARIS」、「TOKYO」といった地名が入ったものだったり、ちょっとクスっとしちゃうようなキャップがおすすめです。 この「クスっと」がわりとポイントで「何それ?」から始まる会話が期待できたりもして、コミュニケーションにも役立ちます。

ちなみにブランドのロゴが入っていたりすると「ドヤ感」がでるので注意です! あくまで「クスっと感」があるものを!

ようやくライトなデートや女子会、ママ会、そんな集まりも解禁されてきた昨今。 久しぶりの集まりの会話の糸口のきっかけをファッションで作ってみませんか? それではまた次回お会いしましょう、シトウレイでした!

追伸 : ち、な、み、に! さて、ちょっとおふざけ感があるミックスマッチのファッションをすると「え、変じゃない?」、「そのスタイリングにそのキャップはちょっと …w」などと心無いことをズケズケと言う面倒な方に出会うことも時にはあります。 でも安心してください! そう言われた際の魔法の一言がこちらになります。

「あえて、ですけど?(満面の笑みで)」

そういうことで「私はわかってやってる感」、からの「ミックスマッチというテクニックがあなたにはレベルが高すぎて伝わらなかったのね (残念だわ…)!」と微妙にマウンティングしつつ相手を「ぐぬぬ …」と組み伏せることが出来ますよ☆ (asahi = 4-22-22)


ファッションチェック : 綾瀬はるか、深田恭子がスタイルアップコーデ 鈴木保奈美はレトロなムード

今回は綾瀬はるかさん、深田恭子さん、鈴木保奈美さんらが華やかなファッションで登場した。

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綾瀬さんは 4 月 2 日、東京都内で行われた、11 日にスタートする主演連続ドラマ「元彼の遺言状(フジテレビ系、月曜午後 9 時、初回は 30 分拡大)」の記者会見に出席した。 黒っぽい V ネックのトップスを、白系のボトムにインした脚長コーデ。 春を先取りしたような爽やかな装いだった。 赤いパンプスや赤いリングが着こなしのアクセントになっていた。

深田さんは同 4 日、東京都内で行われた紅茶飲料「キリン 午後の紅茶 ミルクティー 微糖(キリンビバレッジ)」の誕生記念セレモニーに出席した。 淡い色合いのトップスとスカートを合わせたような爽やかな装い。 太ベルトでメリハリ度をアップし、白いサンダル、パール調の揺れるイヤリングをコーディネートして、春のムードを漂わせていた。

鈴木さんが出演する舞台「パルコ・プロデュース 2022 『セールスマンの死』」が同 4 日、PARCO 劇場(東京都渋谷区)で初日を迎え、一部場面が報道陣に公開された。 段田安則さん演じる主人公ウィリーの妻・リンダを演じる鈴木さんは、ノースリーブの膝丈ワンピースに、トップにボリューム感を出したアップヘアでレトロなムード。 パール調のイヤリングとネックレスで華やかさをアップさせていた。 会見ではフリルとリボンがあしらわれたドット柄のブラウスを A ラインのロングスカートにインし、ガーリーなムードだった。 29 日まで同所で上演。 (毎日キレイ = 4-9-22)


渋谷・桜丘エリア開発工事現場で「RYUNOSUKEOKAZAKI」ファッションショー
渋谷ファッションウイーク

渋谷・桜丘エリアの大規模再開発「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事現場で、ファッションブランド「RYUNOSUKEOKAZAKI」がコレクションショーを行った。

渋谷駅周辺の大型商業施設が参加し開催していたファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウイーク(以下、SFW)2022 春」のハイライトで、フィナーレを飾る企画。

これまで同イベントでは渋谷の路上をランウエーにファッションショーを行ってきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止している。 そのなかでも、駅周辺で進む再開発の工事現場や渋谷スクランブルスクエアといった普段はショーに使われない場所を舞台にショーを行っている。

2023 年度に完工を予定している同所でショーを行った「RYUNOSUKEOKAZAKI」は、1995 (平成 7)年広島生まれのデザイナー岡ア龍之祐さんが手掛けるブランド。

昨年東京芸術大学大学院研究科デザイン科を首席で卒業。 在学中から「人間と自然の調和」をテーマに作品を制作し、「コミテコルベールアワード 2018」でグランプリを受賞するなどしている。 昨年 9 月には「楽天 ファッション ウィーク東京」でコレクション「000」を発表した。

「001」と銘打った今回のコレクションは、23 のドレスを発表。家族で度々訪ねたという厳島神社の鳥居、少年期に絵日記に描き続けた昆虫や葉脈の姿形などをインスピレーション源に、前回のコレクションから素材の探求やフォルムの再考を行い、岡崎さんが「直感的に志向する造形にまつわる美学」を表現。

生産が終了したテキスタイルの中から選んだ薄いカットソーやベロアのファブリックを、軽量チューブで「うねうね」にかたどるなどしたり、トレーンをあしらったりしたほか、新たに、ハードチュール素材を湾曲的にカットし、ロックミシンでトリミングすることで作り出した輪郭線の重なり、光の反射の具合でドレスの立体性を強調する試みも取り入れた。

ショーは SFW のユーチューブチャンネル (https://www.youtube.com/watch?v=77Zic3D047I) で配信している。 (シブヤ経済新聞 = 4-1-22)


「私はこう思う」 いまファッションで表現するということ

シトウレイです、こんにちは!

ちょうど 2 月の末から 3 月の頭に世界最大のファッションの祭典、パリコレがありました。 パリでは完全にアフターコロナなムードの中、世界中から人が集まり前回以上に盛り上がっていました! 水際対策も緩和され、ワクチンを接種済みの私の場合は出入国時の隔離もなく、いつもと変わらぬ感覚で渡航ができました。 今回は、日本ではほぼレポートされない、パリの現地で生の声を聴いて見て、撮って話して感じたストリートスナップレポートをお届けしたいと思います。

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コレクション会場は一言でいうと色の洪水、カラフルの泉! 赤、青、緑、紫に黄色、ヴィヴィッドな色味で身を包んだ人たちがあふれていました。 前回もお話しさせてもらいましたが、「カラー・オン・カラー」のスタイリングは依然白熱、なんならもっと拡大中! 性別年齢関係なくカラフルな色味で身を包み、気分が上がるスタイリングを楽しんでいる人がとにかく多くて、見ていてハッピーな気持ちになりました。 そして何なら自分も「チャレンジしたい!」という挑戦心がムクムク湧き起こり、結果オシャレ熱、いやが上にも高まってしまい止まりません。 「ファッション楽しいー!」このフレーズを今回何度口にしたことか。

オレンジ x ピンク、グリーン x 空色、パープルにイエロー、レッド x ブルー x グリーン … やはりカラフル x カラフルのちょっと勇気を出した色合わせが「今っぽさ(トレンド感)」につながっていることを感じます。 で! その中でも私が今シーズン一番印象に残ったカラー・オン・カラーの着こなしはこちら。 ブルー x イエロー。 そう、ウクライナの国旗を彷彿させる色使い。 ハッピーでカラフルな色使いですが、そこには彼らの持つ意思と、掲げるスタンスというものを強く感じます。

パリにいて肌で感じた一番のことは、今回のロシアによるウクライナ侵攻は、ここヨーロッパは大陸で陸続きということもあり日本に比べて身近で、かつ自分事として捉えている人がとても多いということ。 友達、恋人、仕事の仲間がこの侵攻の当事者だったりもする。 そういった背景も踏まえ、今回ショー会場ではいろんな人がいろんな方法でこの問題に対する「自分のステートメント」を表現しているのが印象的でした。

意思や思想をファッションに投影させる。 サステイナビリティしかり、政治や社会における「私はこう思う」というステートメントをファッションを通じて表現する、というその姿勢がこれからのファッションのもう一つの「かっこよさ」の基準になっていくのだと思います。

つまり、ファッションは従来の「かわいい、きれい、かっこいい」って思われるだけが目的ではなくなってきている。 「好きな服を着て幸せ?」っていう自己満足だけでもなくなってきてる。 服を着るその人が、社会や政治や環境問題といった自身の周りを取り巻く世界に対して「私はそれに対して何を思っているか」を発信するためのイージーで効果的なツールなんだ、という認識に意識が徐々に変わってきているな、ということ。

そしてその「自分自身の考えや想いをちゃんと持って発信している」というそのことが「これからのかっこよさ(= オシャレ)」になっていくんだろうと思います。 シャッターを切りながらそんなことを感じたパリコレの日々でした。 (シトウレイ、asahi = 3-25-22)


ファッションチェック : 吉高由里子が上級者の装い
米倉涼子、篠原涼子が大人の肌見せ 紗栄子、鷲見玲奈、高橋ひかるも

吉高由里子さん、米倉涼子さん、篠原涼子さん、紗栄子さん、鷲見玲奈さん、高橋ひかるさんらが華やかなファッションで登場した。

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吉高さんは 3 月 14 日、東京都内で行われた「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー '21/第 27 回 AMD アワード」の授賞式に出席した。 シンプルな黒いワンピースとパンプスのコーディネート。 ワンピースは背中側にスリットと四つのリボンが並び、パンプスもかかと部分にフリンジが付いた技ありデザインの組み合わせで、バックスタイルでも魅了した。 シンプルかつ存在感のあるアクセサリーを合わせていた。

米倉さんは国際女性デーの 8 日、東京都内で行われた「『BVLGARI AVRORA AWARDS (ブルガリ アウローラ アワード) 2022』国際女性デー発表記者会見」に出席した。 ボブヘアだった米倉さんは襟足をタイトにカットしたショートヘアにイメチェン。 前髪は目にかかるぐらいの長さで、全体をカールさせたアレンジだった。 大胆に開いた深いVネックが目を引くヌーディーカラーのセットアップを着こなし、ブルガリのネックレスやイヤリングなど総額約 4,500 万円のジュエリーをコーディネート。 大人の魅力を振りまいていた。

篠原さんは 12 日、東京都内で行われた主演の映画「ウェディング・ハイ(大九明子監督)」の初日舞台あいさつに出席した。 カシュクール風のワンピースから美脚を見せ、大人の魅力を振りまいた。 ワンピースは、歩くと美脚がのぞく大胆な技ありデザイン。メリハリのあるシルエットでますますスタイルアップしていた。

紗栄子さんは、持続可能な社会づくりに貢献し、さらなる活躍が期待できる個人などを表彰する「HAPPY WOMAN AWARD 2022 for SDGs(HAPPY WOMAN 実行委員会主催)」を個人部門で受賞し、国際女性デーの 8 日、東京都内で行われた表彰式に出席した。 輝くような美肌を見せたキャミソールドレスに白いサンダルを合わせた装いだった。 ドレスはハイウエストでふんわりとしたガーリーなシルエット。 髪には、国際女性デーを象徴するミモザ風の飾りを着け、コーディネートのポイントにしていた。

鷲見さんは 9 日、東京都内で行われた、"日本一のミスキャンパス" を決める「MISS OF MISS CAMPUS QUEEN CONTEST 2022 supported by ACNAL」の表彰式で MC を務めた。 ヌードカラーの深 V ネックドレスを着こなし、ナチュラルな美しさを振りまいた。 ドレスは美しいスタイルが際立つマーメードシルエット。 キラキラパンプスを合わせていた。

高橋さんは 10 日、東京都内で行われた連続ドラマ「WOWOW オリジナルドラマ 青野くんに触りたいから死にたい」の完成報告会に登場した。 ふんわりとしたミニワンピース姿で、フィッシュテールになった裾から、すらりとした美脚を見せていた。 ワンピースは花のような飾りが全体にあしらわれ、ガーリーなムードだった。 (毎日キレイ = 3-19-22)


ルイ・ヴィトン 2022 年秋冬ウィメンズコレクション - より自由に、純粋に理想を追い求める

ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton) は、2022 年秋冬ウィメンズコレクションを発表。 フランス・パリのオルセー美術館にて、同会場史上初のファッションショーを行った。

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青春時代の純粋さ、鮮烈なロマンティシズム

今季は、答えがなく、制約もない "若さ" や青春時代にフォーカス。 思い起こすのは、個性を形成していく若い時期に特有の、純粋で自由な発想や夢。 本質を見つめ、何事にもとらわれず心の赴くままに理想を追う鮮烈なロマンティシズムを、コレクションに投影している。 ファーストルックには、ルイ・ヴィトンのアンバサダーを務め、Netflix のサバイバルドラマ『イカゲーム』にも出演したチョン・ホヨンが登場した。

"旅" を思わせる詩的なユニフォーム

ユニフォームライクなルックは、メゾンの真髄である "旅" を想起させる詩的な雰囲気と、ジェンダーレスな佇まいが印象的だ。 ゆったりとしたレザーブルゾンやガウンなどに、タイを結んだシャツ、パンツを合わせ、快活な装いを提示。 ネクタイの下に重ねるようにしてスカーフを結んだルックは、オン/オフを越え "どんな場所にでも行ける" ことの象徴であるように感じられる。

"若さ" を連想させるシルエット

柔らかな質感のニットやツイードを用いたジャンパースカートは、膝よりも上に設定したコンパクトな丈と、シンプルなフォルム、サイドにあしらわれた大きなポケットが相まってどこかイノセントな雰囲気を漂わせている。 曲がったパイプを繋ぎ合わせたかのような、カラフルなネックレスやブレスレットが、さりげない遊び心を添えている。

また、スーツに合わせたコートや、クラシカルなグレンチェックのテーラードジャケットは、襟や肩、身頃をゆったりと仕立てたオーバーシルエットに。 ティーンエイジャーが大人のアウターを借りて羽織った時のように身体を丸ごと包み込む、大らかなアウターもまた、"若さ" を思い起こさせた。

制約なく着たいものを着るレイヤードスタイル

"着たいものを着る" という自由な精神が、プレイフルなレイヤードスタイルを通して顕著に表現されている。 オレンジやブルー、ピンクなどのアイキャッチなカラーに彩られたオーガンザのワンピースには、分厚くキャッチーなプリントのニットをコーディネート。 グラデーションを描くしなやかなオーガンザのネックラインから下に重ねたニットのキャッチーなプリントが浮かび上がるようにして顔を出し、ファニーな佇まいを演出している。

その一方で、繊細なプリーツシフォンのドレスの上からあえてカジュアルなシャツやニットをレイヤードしたルックも登場。 柔らかなイエローのドレスの上には、はっきりとしたトーンのネイビー x イエローのボーダーをプリントしたラガーシャツを重ね、流れるようなシルエットがエレガントなオフショルダードレスには、真っ赤なニットをラフに腰に巻き付けた。 あえて対照的な印象・デザインのアイテムを組み合わせて着ることで、既存の様式やシーン、カテゴライズから解き放たれたスタイルを提示している。 (FashionPress = 3-12-22)


著名デザイナーや大ブランドまで … ファッション業界、ウクライナ支援へ乗り出す

茫然自失の状態から脱した後は行動あるのみ。 大手ラグジュアリーグループから個人まで、モード界は一斉にウクライナ支援へと動きだした。

行動する時が来た。ロシアのウクライナ侵攻から時間が経つにつれてモード界は SNS やランウェイで声をあげ始めた。 2022 年 3 月 2 日、ジョージア出身のデムナ・ヴァザリアがデザイナーを務めるバレンシアガは、インスタグラムからこれまでのコンテンツをバッサリ削除し、ウクライナの国旗色の画像を投稿した。

そして近日中に同ブランドのプラットフォームを戦況の情報提供のハブとすること、国連 WFP (国連世界食糧計画)に寄付したことを発表した。 これを皮切りに他ブランドも続々と追従する。 支援メッセージを送る段階から行動する段階となったのだ。

ラグジュアリーグループ

これを受けて、ラグジュアリーグループも次々と支援策を発表している。 バレンシアガの親会社であるケリングはインスタグラムで、国連 UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)へ「多額の寄付」をすることを発表した。 ラグジュアリー産業のもう一つの巨大グループ、LVMH はその数時間後、赤十字社に「最初の緊急寄付として 500 万ユーロ」の発表を自社アカウントで行った。 イタリアの OTB グループ(プラダ、ディーゼル、マルジェラ)も国連 UNHCR への支援を表明した。 具体的な数字は挙がっていない。 バーバリーグループは、英国赤十字社の呼びかけに応じ、義援金を寄付する。 ヴァレンティノ、グッチ、アレキサンダー・マックイーン等々、個々のブランドの公式発表も相次いだ。

総動員

ラグジュアリーブランドだけでなく、大衆ブランドでもこうした動きが見られる。 オンラインショッピングサイト「ASOS (エイソス)」はイギリスのチャリティ団体グループ、「Disasters Emergency Committee (DEC、災害危機委員会)」へ寄付を行い、「Jacquemus (ジャクムス)」は生活必需品募集や寄付の情報提供を始めた。 ウクライナ支援の作品を売るところもある(Be ブランドはパーカーを販売し、全利益をフランスの NGO 団体「Elise Care (エリーゼケア)」に寄付することを発表)、等々。あらゆる形での取り組みが急速に拡大している。

雑誌『1 Granary』 の編集長でウクライナ出身のオリア・クリシュクは、自誌に公開状を掲載し、モード業界に対してロシアの行動を非難するよう求めた。 「モード業界は 30 億ドルの産業です。 (中略)モードコミュニティ、とりわけ影響力のあるメゾンは沈黙せず、自社のプラットフォームを活用しての支援をお願いします。」と書かれた公開状にはこれまで 2,200 名が賛同している。 その中にはコンサルタントのサラ・アンデルマン(元コレット)、英国人デザイナーのクリストファー・ケイン、ファッション写真家のニック・ナイトの名前も見える。 今後、ますます多くの支援活動が行われることだろう。 (Figaro = 3-4-22)