中国のゾウ 15 頭の群れ、500 キロ北上し都市部に

中国南部・雲南省で野性のゾウの群れが北上を続けており、2 日には数百万人が暮らす省都・昆明市に到達した。 アジアゾウ 15 頭の群れは 500 キロにわたり北上し続けている。 移動の途中、農作物を取ったり、食べ物を探して住宅のドアの隙間から鼻を突っ込んだりしている。 ゾウの安全を確保しようと、何トンものえさを投入して大掛かりな作業が進められている。

ゾウがなぜ生息地を離れたのかは分かっていない。 経験の浅いリーダーが群れを道に迷わせたのではないかとの見方や、新しい生息地を探している可能性を指摘する声があがっている。 アジアゾウは絶滅の危機にひんしている。 中国では主に雲南省南部にわずか 300 頭ほどが生息するだけだ。 科学者たちは今回の移動について、中国の野生のゾウが生息地から離れた距離としては最長だとしている。

地元紙の昆明日報によると、昆明市と玉溪市は警官と救急隊員を 700 人近く配備。 トウモロコシやパイナップルなどの食料約10トンを用意した。 また、ゾウを安全な道へと誘導するため、トラックやドローンも投入された。 住民らはゾウを見に行ったり、トウモロコシや塩を放置したりしないよう指示されている。 距離を確保し、爆竹で驚かせないようにも言われている。

動物の専門家たちは、遭遇する人間の数が増えたことで恐怖が増したのか、ゾウの移動速度が上がっているようだと指摘。 昆明市内に入ろうとする可能性は低いとした。 ゾウを引き返させる作戦は失敗に終わっている。 科学者たちは周辺地域で生息に適した場所を見つけなければならなくなるかもしれない。

ゾウたちの旅

ゾウの群れがいつ故郷を離れたのかはわかっていない。 雲南省南西部・西双版納にある自然保護区からやってきた可能性がある。 当局は4月、西双版納の北100キロの地点で、地元の人がゾウの群れを発見したことから、移動に気付いたとみられる。 ゾウの群れは雲南省の南西部・西双版納から北上を続け、昆明市に到達したとみられている。 当初は 17 頭いると思われていたが、うち 2 頭は墨江県に到着した時点で引き返したようだ。 また、当初は 16 頭の群れだったが、生まれたばかりの子ゾウがいたため 2 頭が移動をやめたとの報告もある。

群れは農場やアスファルトの上などを、昼夜問わず歩き続け、住宅のドアをたたくなどした。 住民が「ゾウがやってきた」と叫んで逃げ出し、警察が駆けつける様子を捉えた動画がソーシャルメディアに投稿されたと、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは伝えた。 雲南省政府の通知によると、このゾウの群れは同省で 412 回もトラブルを起こしたという。

老人ホームにゾウが鼻を突っ込み、高齢男性がベッドの下に隠れたとの報道もある。 少なくとも 1 頭が、発酵した穀物を食べて酔っ払ったという報告もあるが、事実確認は難しい。 また、これまでに 100 万ドル(約 1 億 1,000 万円)相当の作物が被害にあったとされるが、幸い負傷者は出ていない。 西双版納の林業関係者は中国紙「環球時報」に対し、ゾウの生息地では従来の食べ物が減少しており、現在ではトウモロコシやサトウキビなどの農作物を食べるようになっていると語った。 ゴムや換金性の高い作物などの栽培により生息地がさらに減少すれば、今回のようなゾウの移動が今後また発生する可能性がある。 (BBC = 6-4-21)


中国「小金持ち」 1.1 億人 資産 1,000 万円超、米を逆転

中国で「小金持ち」が急増している。 10 万ドル(約 1,090 万円)超の純資産を持つ人は中国が米国を追い抜き、世界最多となった。 その理由は中国の経済成長だけでない。 「良いものがあるなら 10 万元(約 170 万円)いっぱいまで買いたい。」 5 月上旬、中国北部山西省に住む 40 代男性、趙さん(仮名)は空のスーツケースを引いて南部のリゾート、海南島の免税店を練り歩いていた。 多くの国が新型コロナウイルス禍に苦しむなか、平日にもかかわらず化粧品や服飾品の売り場はお金に余裕がありそうな人でにぎわっていた。

クレディ・スイスの推計によると、純資産 10 万ドル超の成人数は 2019 年時点で同国の上位約 10% の約 1 億 1,300 万人となり、米国の 1 億 300 万人を上回った。 中国は米欧より物価が低く、収入水準にもよるが、基本的には海外旅行に出かけたり、高級ブランドを買ったりする小金持ちといった層にあたる。 このような人たちは、世界的にみて中間層といえる存在だ。 中国で小金持ちが増えているのは経済成長に加え、金融緩和マネーの流入もあり不動産や金融資産の価値が上がっているためだ。 国家統計局の主要 70 都市のマンション販売価格動向で、新築物件は 15 - 20 年の間に 2 - 8 割上昇した。

内陸部などには貧しい人も依然として多い。 中国政府は 21 年からの 5 カ年計画で小都市や農村に住む低所得層の収入を押し上げ、経済成長の恩恵を行き渡らせようとしている。 一方、米国で「ミリオネア」と呼ばれる 100 万ドル超の純資産を持つ成人数は 20 年 6 月時点で 2,027 万人おり、他国を圧倒している。 ただ近年、富裕層に富が集中するなか、それ以外の人の純資産はほとんど増えず、純資産 10 万ドル超の人数で中国に逆転を許した。 4 月の世論調査では約 8 割の人が「一部の富裕層が応分の税金を払っていない」と答え、不満がたまっている。

バイデン米大統領は就任演説で「中間層を立て直す」と述べた。 生活に一定のゆとりを持つ層が薄くなれば、教育や治安の水準が下がりかねない。 未来の国力にもかかわる。 (広州 = 比奈田悠佑、井上航介、nikkei = 6-1-21)


中国、3 人目の出産も容認 少子高齢化加速に危機感

【北京 = 川手伊織】 中国共産党は 31 日の政治局会議で、各家庭での 3 人目の出産を認める方針を示した。 2020 年の出生数が 1949 年の中国建国後最大の落ち込みとなり、急速な少子高齢化への危機感を強めているためだ。 産児制限を緩めるほか、預かり保育のサービスを充実させ、家庭の教育コストも下げる。 国営新華社が報じた。 中国は 1980 年ごろから夫婦に 1 人の出産しか認めない一人っ子政策を始めた。強制的な出産抑制で出生率は下がり、15 - 64 歳の生産年齢人口も 2013 年をピークに減少が続く。 16 年にすべての夫婦に 2 人目の出産を認めたが、産児制限をさらに緩める。

急速に進む少子高齢化が背景にある。 5 月に公表した 20 年の国勢調査によると、人口は 14 億 1,177 万人となお増加が続いたが、65 歳以上の高齢者は前回調査の 10 年から 6 割も増えた。 人口に占める割合も 13.5% に達し、国際基準で同 14% 超と定める「高齢社会」に間もなく突入する。 対照的に、少子化には歯止めがかかっていない。 政治局会議は 16 年の緩和などが「大きな成果を得た」と強調したが、出生数は 17 年以降 4 年連続で減った。 とくに 20 年は 1,200 万人と前年比 18% の大幅減だった。 人数も多数の餓死者を出した大躍進政策の影響が残っていた 1961 年以来の少なさとなった。 (nikkei = 5-31-21)

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中国国勢調査に疑念噴出 当局、異例の声明で説明

中国国家統計局が 11 日に公表した 2020 年実施の国勢調査の結果に対し、インターネット上で疑念が噴出した。 14 歳以下の人口が過去の統計の合計より多くなったことなどが疑問視された。 統計局は 12 日、10 年の国勢調査以降の統計は推計値であり誤差があると説明する異例の声明を出し、打ち消しを図った。 今回の国勢調査で、20 年の 0 - 14 歳人口は 2 億 5,338 万人。 対象となる 06 - 20 年の公表済み出生数の合計よりも大幅に多いとの計算がネット上に出回った。 中国は国勢調査を 10 年に 1 回程度実施。 その間の人口統計はサンプル調査に基づき公表している。 統計局は 12 日「サンプル調査には誤差がある」と説明。 国勢調査の方が正確性が高いとした。 (kyodo = 5-13-21)

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中国の人口、昨年 1 千万人増 少子高齢化が加速傾向

中国国家統計局は 11 日、2020 年の総人口が 14 億 1,178 万人だったと発表した。 19 年から約 1 千万人増えていた。 ただ高齢者人口の増加が目立つ一方、労働力人口は減っている。 中国では出生数は近年減少傾向で、少子高齢化が加速していくとみられる。 国家統計局は毎年サンプル調査に基づいて総人口を推計しているが、10 年ごとに日本の国勢調査に近い戸別訪問などを実施して、より正確な人口を調べている。 今回は昨年 11 月 1 日時点の調査となる。 19 年に 14 億人を突破した総人口は、20 年は 10 年から7,206 万人、5% 超増えていた。

目立ったのが、高齢者の増加だ。 10 年前に約 1 億 8 千万人だった 60 歳以上は 2 億 6 千万人にまで増えた。 労働力人口である 15 - 59 歳は、約 9 億 4 千万人から 8 億 9 千万人にまで減った。 中国政府は当初、調査結果を 4 月上旬に発表するとしたが、情報の整理が必要などとして延期していた。 「大躍進運動」以来、約 60 年ぶりに人口が減ったのではないかとの観測が一部で流れていた。 国家統計局は 4 月 29 日、「人口は増え続けている」とだけ発表する異例の対応をとった。 観測の広がりを打ち消す狙いがあったとみられる。 (北京 = 西山明宏、asahi = 5-11-21)

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中国、人口減少発表へ 大躍進政策以来初めて

中国は、毛沢東の大躍進政策の失敗が招いた大飢饉の時代以来となる人口の減少を発表する。 1950 年代末の毛沢東の経済政策は大惨事をもたらし、数千万人の死者が出た。 人口世界最多の中国が出生率の低下を反転させようと、厳しい家族計画政策を緩和したなかでの人口減少だ。 中国では 2020 年 12 月に最新の国勢調査が完了しているが、結果はまだ発表されていない。 調査について知る関係者らによると、中国の総人口は 14 億人弱と発表される見込みだ。 19 年時点での中国の人口は 14 億人を突破したと発表されていた。

だが関係者らによると、極めて慎重に扱う必要のある数字とみなされているため、データとその意味合いについて政府の関係各部局の見解が一致するまでは公表されないという。 北京のシンクタンク、全球化智庫の黄文政研究員は「国勢調査の結果は中国の人々の国に対する見方や様々な政府機関の動き方に大きく影響する」と指摘する。 このため「非常に慎重な扱いを要する」という。

遅れる政府発表

中国政府は国勢調査結果を 4 月初旬に発表する予定だった。 中国国家統計局の劉愛華報道官は 16 日、公表前に「さらなる準備」が必要になったことが遅れの一因だと述べた。 遅れはソーシャルメディア上で広く批判されている。 地方の当局者も発表を前に備えを固めている。 安徽省統計局の副局長は 4 月の会議で、当局者は国勢調査結果を解釈するために「議題を設定する」とともに、「世論の反応を注視する」べきだと主張している。

中国の人口が減少すれば、現時点で推計 13 億 8,000 万人のインドが早々に人口世界一となる可能性があるとアナリストらはみている。 人口の減少は消費から高齢者介護まで、アジア最大の経済大国に広範な影響を及ぼしそうだ。 黄研究員は「中国の人口動態上の危機は予想以上のペースと規模になっている」と説明する。 その上で「国に破壊的な影響をもたらす恐れがある」と語る。

「二人っ子」可能にしても出生率が低下

中国では 15 年に政府が数十年来の家族計画政策を緩和し、全てのカップルが 1 人ではなく 2 人の子どもを持てるようにした後も出生率が低下している。 中国の人口は 1970 年代末に「一人っ子政策」が導入されてからも、共産主義革命後の若年世代の膨張と長寿化の影響で増加していた。 独立系の学者は、毛沢東が全国に原始的な溶鉱炉による製鉄を命じ、何百万人もが飢餓に直面するなかでも農作物の輸出と備蓄を命じた 59 - 61 年の大躍進時代の飢饉で、数千万人が死亡したとしている。

だが、一党独裁の共産党は今も当時の状況について詳しく論じることを禁じ、公表されている統計のほとんどはそのときの人口減少の実態を映し出していない。 政府統計では 59 - 61 年の人口は約 1,350 万人減少した。 だが、これは実態をはるかに下回る推計だとみなされている。 公式統計によると、中国の出生数は 2016 年に増加した後、3 年連続で減少した。 当局者はこの減少について、若年女性人口の減少と子育て費用の増大が原因だとしている。

合計特殊出生率 1.5 割れとの推計も

実態はさらに悪化している可能性がある。 中国人民銀行(中央銀行)は先週公表した報告書で、中国の合計特殊出生率(1 人の女性が生涯のうちに産む子供の数)は 1.5 を割り込んだと推計している。 公式の推計値は 1.8 だ。 「中国が出生率を過大に推計しているのはほぼ事実だ」と人民銀は指摘している。 「中国の人口動態がもたらす問題は(予想以上に)大きくなる恐れがある」という。

北京在勤のある政府顧問は匿名を条件に、そうした過大な推計の背景には 1 つの要因として、人口統計に基づいて教育や治安などの予算を決める財政の仕組みがあると説明する。 さらにこの政府顧問は「財源をより多くもらえるように、地方政府が(人口の)数字を水増しする動機づけが存在する」と話す。 このような状況は中国の産児制限の抜本的見直しを求める声につながっている。 人民銀の報告書は、政府は「静観する姿勢を完全に」捨て、産児制限を完全に撤廃すべきだとしている。 「(もっと子どもを)ほしいと思う人がいなければ、政策の緩和はほとんど役に立たない」と報告書は強調している。 (Sun Yu、Financial Times = 4-28-21)


中国「大洪水の危険性」を当局が警告 すでに 5,000 人以上が避難

昨年の初夏、中国南部は大洪水に見舞われた。三峡ダムは長江の洪水によって建設以来の最高水位を記録し、連日、国内外のメディアで危険水域に達していると報じられた。 そして、中国では今年も大洪水が危惧されている。 今月に入って降水量が増加しており、一部では例年の 3 倍もの降水量を記録していると中国の英字紙「チャイナ・デイリー」が報じている。

すでに江西省では 5 月 19 日から洪水の被害が起きており、14 万 7,000 人が被災し 5,000 人以上が避難したと当局が発表している。 中国気象局は今週後半も中国南部では雨量が多くなることが予想され、洪水が起きる可能性が高いと警告を発している。 また、中国の水利省は今年の 6 月から 8 月にかけて黄河、松花江、海河で大規模な洪水が発生する可能性があると発表した。 一方で、長江以南の地域や新疆ウイグル自治区の一部では干ばつが起きる可能性があるという。

すでに江西省で起きている洪水対策として、水利省は 710 の大型貯水池の責任者を任命し、そのリストを公開して対策を徹底しているという。 また、降水量、水位、洪水を 24 時間体制で監視しているそうだ。 洪水対策にあたる王偉氏は新華社通信の取材に対し、「現在の状況は平年の同時期のレベルと変わらないが、洪水が悪化する可能性は排除できない」と語っている。 新華社通信によればすでに 71 の河川で警告レベルを超えているという。

香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が公開した洪水の様子を報じる動画には「昨年の動画を流しても誰も気づかない」など、昨年に続いて被害の大きさを嘆く声が投稿されている。 (COURRiER = 5-27-21)


トレイルラン参加の 21 人死亡 中国、悪天候で気温低下

中国北西部・甘粛省で 22 日に開催された山道を走るトレイルランの大会で、悪天候に見舞われた参加者 21 人が死亡した。 国営中央テレビなどが 23 日伝えた。 報道によると、22 日に同省白銀市などが主催するマラソン大会があり、1 万人近くが参加。 そのうち 100 キロのトレイルランには、172 人が参加した。 同日午後 1 時ごろ、高地を走る 20 - 31 キロ地点で天候が急転。 急激に気温が下がり、ひょうが降ったり、強風が吹いたりしたという。 参加者は体温が低下するなどして体調不良を訴え、一部は連絡が取れなくなった。

その後、主催者はレースを中止し、救助隊を送った。 23 日午前 8 時現在、21 人の死亡が確認された。 残りの 151 人は無事で、うち 8 人が軽傷を負った。当局が調査チームを立ち上げて詳しい原因を調べる。 (asahi = 5-23-21)


設計図面さえなかった … また揺れた中国深セン高層ビルの衝撃の真実

18 日、地震や強風の影響もないのに突然揺れて人々を驚愕させた中国深セン市 75 階建ビルの振動原因は今も糾明されないままだ。 建物は 1 - 10 階までの商店関係者だけが出入りできるように制限を解いているが、商店街内部は人通りがほとんどない状態だ。 官営、「環球時報」によると、20 日午後 12 時 30 分ごろ、建物 35 階と 55 階、60 階で再び揺れが発生した。 各階に入っている商店関係者の申告を引用し、コップの水や扇風機などが上下に揺れたとメディアは伝えた。 建物管理所側は直ちに高層階の人々に退去を指示した。

こうした中、当時施工状況に対して記録した 20 年前の論文が公開されて論争が拡散している。 設計図面が完成されない状態で工事が始まったというのだ。 紅星新聞など現地メディアによると、論文の著者は現在の深セン市公共安全技術研究所長の金典●(= 埼の上げ土偏の代わりに王偏)氏だ。 金氏は建物が完工した翌年の 2001 年 1 月、華中科学技術大大学院修士論文として「深セン賽格広場建設プロジェクトの評価分析」を発表した。

金氏はこの論文で「基礎工事完了後、施工会社選定過程で完成された図面を提供することができなかった」とし「基盤工事には 5,000 万人民元(現レートで約 8 億 4,600 万円)以上がすでに投じられていて、工事が中断されれば財務負担が大きくなり、やむを得ず(この状態で)工事を始めざるを得なかった」と明らかにした。 また「総合建設業者を確定させたが、作業中に図面を待つことが多く、たびたび工事が中断された」とし「図面の修正が頻繁にあり、不必要な紛争が発生して工事単価もかさんだ」と指摘した。 高さ 355 メートル、75 階建規模の超高層ビルを建てるのに、図面がその時々で変更されて安定した施工に支障をきたしたということだ。

さらに、当時すでに振動現象が観測されており、出来上がっていた構造物を変更した事実も確認されている。 論文によると、1999 年 9 月 30 日、アンテナの部分の施工が完了した。 (* アンテナは 18 日の映像で、建物最上層で激しく揺れている「煙突」の形をした 2 本の白い柱のこと。) ところが翌日、地上から該当のアンテナが激しく揺れているところが目撃され、新中国建設 50 周年国慶節だった 10 月 1 日、建設会社と設計士が緊急招集を受けて上段 26 メートルを切断して 13 メートルの高さにアンテナを縮小した。 中華圏メディアである鳳凰網は「論文が人々に知られ、ビルの揺れが建物基礎施工問題と関連しているという疑惑が広がっている」と報じた。

一部では該当のビルが電子商店街中心に建物内部にビットコインなど仮想貨幣採掘(マイニング)装備を集中的に販売して、実際に運営もされていたため電算装備稼働が共鳴現象を起こしていたかもしれないという点を提起した。

深セン市住宅建設部は「建物の振動、傾斜、沈下などを測定した結果、3 つの指標はすべて許容値より低く、測定値に異常は見つからなかった」と発表した。 その一方で、建物が揺れた原因については「今も調査中」としながら立場を留保した。

中国の専門家は該当の建物に振動を吸収する「ダンパー」が設置されていない点を問題として指摘した。 ダンパーは風や衝撃による共鳴現象を軽減するために建物内部に設置される構造物だ。 中国同済大学構造防災工学科の魯正教授は「風と衝撃に対する抵抗を改善するために、今からでもこの建物にダンパーを設置することを考慮しなければならない」とし「高さ 300 メートルの建物のほとんどには、振動を和らげるダンパー構造が設置されている」と話した。 建物にダンパーがない理由について、建物関係者は「当時の構造設計ではダンパーは必要ではないと指示されていたため」と話した。 (韓国・中央日報 = 5-21-21)

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高層ビルが突然揺れ出し … 人々が逃げ惑う 中国

中国で高層ビルが突然、大きく揺れ出し、昼下がりの街がパニックに陥りました。 深センの中心部で人々が何かから逃げるように必死に走っています。 不安そうに見上げる先にあるのは高さ 350 メートル以上の高層ビルです。 中国メディアによりますと、18 日午後 2 時ごろ、このビルが突然、揺れ始めたため、地元当局がビルの中の関係者を避難させたということです。

内部で撮影された映像では部屋の家具や積まれた段ボールが揺れる様子が確認できます。 当時、深センでは地震は観測されておらず、専門家は「何らかの原因で共振現象が発生し、大きな揺れにつながった」との分析を示しています。 夕方以降も国営中央テレビが現場から中継行うなど大きな関心を集めています。 (テレ朝 = 5-19-21)


中国で竜巻、12 人死亡 中国武漢・蘇州

【上海】 中国湖北省と江蘇省で 14 日夜、竜巻が発生し計 12 人が死亡、300 人以上が負傷した。 中国国営通信、新華社が 15 日伝えた。 湖北省武漢市では 8 人が死亡。 破損した家屋は 100 戸を超えた。 江蘇省蘇州市では 4 人が死亡した。 (kyodo = 5-15-21)


生きた動物を箱に詰めて売買、配送中に死亡も 中国で批判噴出

中国で箱を開けるまで中身が分からない玩具「ブラインド・ボックス」がブームになっている。 動物が入った「ブラインド・ボックス」も登場したが、宅配車両の中で死んでいるケースもあり、動物保護団体などから怒りの声が上がっている。 中国の法律では、生きた動物を輸送することは禁止されている。 しかし国営メディアは、同国では「ブラインド・ボックス」が非常に人気があると報じている。 中国のオンラインショッピングサイト「淘宝網」などで、箱詰めされたカメやトカゲ、ネズミなどが販売されていると報告されている。

四川省成都市の動物保護センターは 3 日、生後 3 カ月未満の猫や犬 160 匹を乗せた宅配業者のトラックを発見した。 死んでいたのも多かったという。 これを受け、「ブラインド・ボックス」人気や動物のオンライン購入に関する対策を求める声が上がっている。

「猫や犬の悲鳴」

成都市の動物保護センターは、トラックの天井まで箱が積み上げられた様子の映像を、中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」に投稿した。 「荷台には猫や子犬の悲鳴があふれている」と同団体は書いた。 ボランティアは夜通し動物たちに付き添い、えさや水を与え、健康状態に問題がないか調べた。 宅配業者の ZTO は四川省での配送責任者を停職処分にし、年間業績ボーナスを減額したと発表した。 人民日報オンラインによると、同社は中国の郵便規則違反を認め、謝罪した。 また、安全な輸送と動物保護に関する社内トレーニングを始めたとした。

この出来事を受け、ソーシャルメディア上ではブラインド・ボックスやオンラインでの動物の購入をボイコットするよう求める声が上がった。 「ペット・ブラインド・ボックス」という言葉はウェイボで何百万回も使われた。 国営の新華社通信は、ペットの「ブラインド・ボックス」は「生命への冒とく」であり、宅配業者や E コマース(電子商取引)プラットフォームは「自己点検と自己修正を強化しなければならない」とした。 また、購入者と販売者に「命に対してもっと思いやりと敬意」を払うよう求めた。 (BBC = 5-7-21)


中国の「超名門校」清華大学の女子学生が披露した "セクシーダンス" が物議

中国の超名門であり、国家主席など各界のリーダーを多く輩出していることで知られる清華大学の創立 110 周年記念式典で、女子学生のグループが披露したダンスが物議を醸している。 金色のフリンジのついたミニワンピースでブラスバンドの演奏に合わせてのダンスだったが、"セクシーな衣装と振り付け" が創立記念式典にふさわしくないとされ、「校風を辱める」、「サウナの開店セレモニーか」という批判の声が相次いだ。

「祖母のお小言のような批判」を浴びた学生たち

日本人から見れば、学生の出し物としてはよくありそうな風景といった印象の映像で、微笑ましさこそあれ「やりすぎ」な感じはまったくしない。 しかし中国の人たちの「清華大学」に対するイメージや学生のあるべき姿への要求はあまりにも高いようだ。 台湾紙「端新聞」によると、女子学生の衣装だけでなくその振り付けに胸を揺らしたり、足を広げたりなどセクシーな動作が含まれており、有識者から「まるでサウナの開店イベントのようだ」、「清華大学の校風を汚す」という声があがっているという。

かつて清華大学で学んだオーストラリア・クイーンズランド大学の●(= 「諭」の言偏なし)平博士は、このダンスを見て心を痛めたという。 「清華大学には有名な『自強不息 厚徳載物(常に向上心を持ち、人徳を高く保って物事を成し遂げる)』という校訓がある。 共産党の統治下で中国人の伝統的道徳が破壊されていることは残念だ。」 前中央党校教授の蔡霞氏はツイッターでこうコメントした。 「美醜を見分ける力がこんなにもないとは。清華大学には人材を育む名門校の資格があるのか。」

こうした有識者のコメント以外にも、ネットには「大学も若者も堕落した」、「淫蕩で、まったく美しくない」、「もし校舎がなかったら大道芸かと思った」と多くの批判の声が挙がった。 しかし、少数ながら学生を支持する声もある。 「学生はプロのダンサーではなく、授業外の時間で練習しているのだからこのような出し物をするのも大変なんだ。」 「学生は自分たちの魅力を表現している。 全然おかしいとは思わない。」 (〈編者注〉 大道芸人に失礼です。 完全な差別発言ではないでしょうか!)

中国メディア「紅星新聞」はこう伝える。 「彼女たちは少々 "セクシー" で "ダサい" (どう感じるかはあなた次第)衣装で音楽に合わせて踊っていた。 校内向けに行われたにもかかわらず、このイベントはすぐにネットで拡散され大きな議論を呼んだ。 しかし、批判や嘲笑の声をまとめれば、まるで昔の祖母のお小言のようだった。 『そんなに露出してみっともない。 ちゃんと勉強もせずにダンスなんかして。』」 前出の「端新聞」は、多くの役人や指導者を輩出している清華大学は、体制の一部と認識されており、この騒動は政府側の宣伝に対する反発とも取れるとする学者の声も紹介している。

あの衣装は 100 年前のアメリカ女性解放の象徴だった

またあるネットユーザーは、違った視点からの分析で女子生徒の立場を擁護している。 女子学生が踊っていたのは 100 年前のアメリカで、女性解放運動の中で現れた「フラッパー・ガール」を表したものである、というのだ。 アメリカの高度経済成長の時代、女性たちも結婚して家庭に入るだけでなく社会に出て労働の機会を得るようになり、女性に対する多くの差別や制限に声をあげるようになっていた。 動きやすいよう短くしたスカートの丈は社会に騒動を起こしたが、彼女たちはそれをファッションの流行に結びつけ、濃い化粧でショートヘア、筒型ワンピースのフラッパーと呼ばれるスタイルが誕生した。 それはアメリカ女性のファッションでの解放の象徴だった。

分析は、100 年前にも世間から煙たがられていたフラッパー・ガールと今回批判を浴びた女子学生とを比較し「女性の身体の自由は女性の意志で決められるべきだ」と締めくくられている。 (Courrier = 5-5-21)


中国当局 SNS に批判殺到、投稿削除 インドのコロナ犠牲者やゆ

【北京 = 坪井千隼】 中国の治安・司法部門を統括する共産党中央政法委員会が、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」上で、インドの新型コロナウイルス犠牲者をやゆする投稿をし、中国内のネットユーザーからも「やり過ぎだ」と批判を浴びている。 投稿は間もなく削除された。 政法委の公式国内向けアカウントは 1 日、「中国の点火 vs インドの点火」との題で、先月の中国初の宇宙ステーション打ち上げの写真と、インドの屋外で、防護服姿の人が遺体を火葬しているとみられる写真を並べて掲載。 コロナ制圧に成功した中国の発展と、インドの悲惨な現状を対比する意図とみられる。

ウェイボ上では投稿に対し、「事実関係を示しただけ」と擁護する声もある一方で、「(紛争で)インドは中国の兵士を傷つけたが、一般庶民の死を冒涜してはいけない」、「国と国との問題ではなく、人間性の問題だ」などと批判的な声も多い。 中国では政府当局による、外国をおとしめる内容の投稿が相次ぎ、国内外で物議をかもしている。 在日中国大使館は 4 月 29 日、米国を「死に神」になぞらえて批判する風刺画をツイッターに投稿。 批判を浴びその後削除した。 (東京新聞 = 5-3-21)


中国 メーデー 5 連休 期間中に延べ 2 億人以上が旅行などで移動か

新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだとしている中国で、1 日から、メーデーの 5 連休が始まりました。 連休期間中には、延べ 2 億人以上が旅行などで移動するとみられ、中国政府は、感染拡大前のおととしの水準まで回復する見通しだとしています。 ことしは新型コロナウイルス対策で、2 月の春節の連休に中国政府が帰省や旅行を自粛するよう呼びかけた反動で、今回の連休中は、大勢の人が国内各地を移動する見通しで、北京駅は、大きな荷物を持った人たちで混雑しました。

中国の交通運輸省は、連休中、延べ 2 億 6,500 万人が交通機関を利用して移動すると予測していて、感染が拡大する前のおととしの水準まで回復する見通しだとしています。 中国政府は、感染拡大を抑え込んだとしていて、最近では、ミャンマーと国境を接する南部、雲南省の都市で局地的に感染が確認されたものの、この 10 日間は、外国から入国した人を除いて、感染者は報告されていません。 北京にある世界遺産の故宮は、大勢の観光客でにぎわい、杭州から訪れたという 24 歳の女性は「北京は初めてで、感激しています。 新型コロナウイルスの影響で、旧正月は地元で過ごしましたが、今はあまり影響を感じません。」と話していました。 (NHK = 5-1-21)


中国、男が刃物で園児ら切りつけ 2 人死亡 16 人けが

中国南部の広西チワン族自治区の幼稚園で、園児らが男に刃物で切りつけられて 2 人が死亡しました。 中国国営の新華社通信の電子版によりますと、28 日午後、広西チワン族自治区の玉林にある幼稚園に男が押し入り、園児らを刃物で次々と切りつけました。 国営メディアの電子版が伝えた現場の写真や映像には園児が地面に倒れている様子が映っています。 新華社通信によりますと、園児 2 人が死亡したほか、教師を含む 16 人がけがをしたということです。

中国メディアは地元当局の話として切りつけたのは 20 代の男だと伝えていて、警察は男を拘束して犯行の詳しい経緯を調べています。 事件を受けて中国の教育当局は 28 日、教育施設での警戒活動を強化し安全管理を徹底するよう緊急の通達を全国に出しました。 広西チワン族自治区では去年 6 月にも小学校で警備員の男が児童らを刃物で切りつけて 40 人余りがけがをする事件が起きています。 (NHK = 4-29-21)


中国、自国監督のアカデミー賞祝わず 発言を問題視か

【大連 = 渡辺伸】 中国の北京出身で米国で活動する映画監督、クロエ・ジャオ氏 (39) が米アカデミー賞で作品賞や監督賞を受賞したことを巡り、中国政府が情報統制に乗り出している。 ジャオ氏が過去に中国に批判的な発言をしたことが影響したとみられる。 受賞作品は米国で短期雇用の現場を渡り歩く人を描いた「ノマドランド」。 中国の主な官製メディアである新華社、人民日報、国営中央テレビ (CCTV) はいずれもジャオ氏の受賞を報じていない。

米ワシントン・ポストなどによると中国当局は 3 月、国内のメディアに対し、アカデミー賞の授賞式を生中継させないことを決めた。 中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」ではノマドランドの中国語名「無依之地」のハッシュタグ(検索目印)をつけたページも検索できない。 ジャオ氏が 2 月末、アカデミー賞の前哨戦である米ゴールデングローブ賞の監督賞を受賞したとき、中国共産党系の環球時報などは当初は「アジア系の女性として初めて監督賞を受賞した」と称賛する記事を出した。

しかし 3 月に入り、ジャオ氏が 2013 年のインタビューで「私が 10 代のころ、中国ではあらゆるところに嘘があった」と批判的な話をしたことがネットで話題になった。 微博ではユーザーからジャオ氏を批判するコメントが書き込まれた。 ノマドランドは中国でも 4 月 23 日から公開予定だったが、現在も上映されていない。 中国外務省の汪文斌副報道局長は 26 日の記者会見でジャオ氏の受賞について「外交の問題ではない」とコメントを避けた。

中国大陸よりも自由な言論が認められてきた香港でも約 50 年ぶりにアカデミー賞の授賞式が放送されなかった。 19 年の香港の大規模デモに参加した若者の姿を描いた短編ドキュメンタリー映画「ドゥ・ノット・スプリット」が候補作品に選ばれており、同作品が受賞した場合に備えたとみられる。 中国共産党系のグローバル・タイムズ(環球時報の英字版)は 3 月、同作品に対して「政治的偏見に満ちている。 受賞すべきでない。」と批判する論評記事を出した。 (nikkei = 4-26-21)


中国前首相の母悼む文章、なぜか閲覧制限 臆測呼ぶ

中国の温家宝(ウェンチアパオ)前首相がマカオ紙に寄稿した、亡き母親を悼む文章が、中国の SNS で閲覧や転載が制限されている。 文章には文化大革命時代を振り返ったり、「中国は公平、正義に満ちた国家であるべきだ」と訴えたりする内容があり、意図をめぐって様々な臆測を呼んでいる。 文章は 3 - 4 月、「マカオ導報」が 4 回に分けて掲載。 文化大革命について、教師だった父親が「しょっちゅう野蛮な尋問やののしりを受けた」と振り返っており、文章の締めくくりでは「私は貧者や弱者に同情し、侮蔑や抑圧に反対する」と強調。 理想の国家像として「思いやりや人道、人間の本質に対する尊重と青春や自由、奮闘の気質があるべきだ」と記した。

中国メディア関係者によると、寄稿は中国の SNS で「習指導部への批判ではないか」などと話題になったが、関連する投稿はすぐに転送できなくなったり、削除されたりしたという。 香港紙「星島日報」は SNS の制限について「(共産党の)暗い部分を暴露する内容で、建党 100 年を祝う政治の雰囲気と一致していない」と分析した。 温氏は胡錦濤(フーチンタオ)前指導部で首相を務めた。 1989 年の民主化運動で失脚した趙紫陽元総書記のもとで秘書役の党中央弁公庁主任を務め、一緒に天安門広場を占拠した学生を見舞ったこともある。 (北京 = 高田正幸、asahi = 4-20-21)


国民的英雄となった中国「反米の闘士」
妻と娘は NY 在住、2 億円の高級コンドミニアム暮らし

「米国には高いところから見下すようにして中国に物を言う資格はないし、中国人はその手には乗らない。」 ブリンケン米国務長官らに対して、反米感情をむき出しにした捨て台詞を吐いた楊潔チ・中国共産党政治局員 (70)。 3 月 18 日に米アラスカ州で行われた米中外交トップ会談での発言を収録した動画の再生数は24億回超と驚異的な数字に上り、一躍、「反米の闘士」として国民的英雄となった。

だが、在外中国人が閲覧するニュース情報サイトでは、一人娘の楊家楽さん (32) の "華麗な経歴" でもちきりだ。 楊氏は 2000 年に駐米全権大使に任命された。 香港誌「明鏡月刊」などによれば、それに伴い、彼女は米ワシントンにある私立のシドウェル・フレンズ・スクール高等部に入学する。 卒業後は、名門エール大学に進んだ。 問題は高校、大学ともに奨学金を得ており、その額は 7 年間で 42 万ドル(約 4,620 万円)に上るとみられる点だ。 「シドウェルはニクソンをはじめ、クリントンやオバマなど歴代大統領の子弟が通った高校。 中学まで北京で過ごした彼女が進学できたのは、父親が親中派のブッシュ元大統領父子とのコネがあったからではとの見方が専らです。(在米記者)」

20 代の頃、イギリスに派遣され、バース大学などで学んだ楊(潔チ)氏は 1975 年の帰国後、外交部翻訳室に配属。 "父ブッシュ" ことジョージ・H・W・ブッシュ氏が米国の駐北京連絡事務所長を終えた後の 77 年に訪中した際には通訳として陪席した。 その後、外務次官、駐米全権大使に当時最年少で就任するなど順調に出世。 そして、大使の任期を終えた 04 年に中国へ帰国すると、07 年には外相に就任した。

娘はマンハッタンの 2 億円の高級コンドミニアムに暮らす

一方、娘は大学卒業後も、母の楽愛妹さんとアメリカ暮らしを続けているという。 「現在の住まいは、ニューヨークのマンハッタンにある高級コンドミニアムです。 この住居は家楽さんの名義。 価格は 200 万ドル(約 2 億 1,000 万円)と言われ、購入したのは父の楊氏が外相だった時代です。 購入資金の出どころや彼女がどんな仕事をしているのかは不明です。(同前)」 反米発言を繰り出しつつ、妻と娘が米国で優雅に暮らす。 "両面派官僚" と罵られるのも致し方ないだろう。

在米華人が語る。 「アメリカ通の楊氏と、日本通の王毅・国務委員兼外相 (67) は反りが合わないのは中国でも有名な話。 楊家の情報も王派からリークされているとみられます。」 来年秋の次期党大会を控え、権力闘争は激しさを増している。 (文春オンライン = 4-14-21)


中国・炭鉱で浸水 21 人閉じ込め 救出難航

中国・新疆ウイグル自治区の炭鉱で 10 日、浸水事故が発生し、坑内に 21 人が閉じ込められていて、救出活動が進められています。 11 日、中国国営テレビが報じた現場の映像では、救出にあたる作業員の姿のほか、炭鉱の中から水が流れ出ている様子が映っています。

中国メディアによりますと、新疆ウイグル自治区の炭鉱で 10 日夕方、改修工事を行っていたところ、浸水事故が発生し、坑内にいた作業員 29 人が閉じ込められました。 うち 8 人は脱出しましたが、いまも 21 人が閉じ込められているということです。 坑内は停電し、通信も途絶えていて、救出チームは坑内に空気を送る作業と中の水を抜く作業を並行して行っています。 ただ 21 人がいる場所が 3 つに分かれているほか、坑内の地形が複雑なため救出活動は難航しているということです。 (日テレ = 4-11-21)