ライバルは LINE 携帯 3 社が新メッセージ機能開始へ

NTT ドコモ、KDDI (au)、ソフトバンクは 10 日、携帯電話番号を使って短い文章を送れる「ショートメッセージサービス (SMS)」を拡充し、長い文章や画像、動画も送れるサービスを始めると発表した。 同様の機能を持つ通信アプリ「LINE (ライン)」が主に若者向けなのに対し、中高年層やビジネス上の付き合いなどでの利用を見込む。 新サービスは「+ メッセージ」で、5 月 9 日に始める。 スマートフォンやタブレット端末に専用アプリを導入して使う。 3 社以外の格安スマホも、事業者から希望があればサービス提供を検討するという。

SMS は他社の端末あてで最大 70 文字の文章しか送れないが、新サービスは最大 2,730 文字の文章と写真、動画のほか、感情を表す 500 点の無料スタンプもそろえた。 グループ内でのやりとりもできる。画面は対話形式でメッセージなどが表示され、LINE そっくりだ。 SMS は 1 回 3 円かかるが、新サービスの料金は基本的にインターネット通信とあわせた毎月の定額の通信料に含まれる。

LINE でやりとりするには「友だち登録」が必要だが、新サービスは電話番号さえわかれば送受信できるのが利点だ。 ドコモの藤間良樹・コミュニケーションサービス担当部長は会見で「電話番号は本人確認をして初めて得られる。 なりすましのリスクは低く、安心してメッセージをやりとりできる。」と話した。 3 社は将来的には、「+ メッセージ」で企業と顧客をつなぎ、飲食店を予約できるようにするなどサービスの幅を広げ、収益につなげたい考えだ。 (徳島慎也、asahi = 4-10-18)


いまだにガラケーからスマホに移行できない人たち その理由は?

筆者が家族と連絡を取り合うのに使うのは LINE とキャリアメールです。 数年前からほとんどの家族、親戚は LINE で連絡が取れるようになりましたが、いまだにキャリアメールで連絡をしなければならない人がいます。 その理由は簡単で、相手がまだ「フィーチャーフォン(ガラケー)」を使っているからです。 本音を言ってしまえば、その人にだけ連絡をするのにキャリアメールを使うのはなかなか面倒で、できることなら今すぐにでもスマートフォンへ買い替えてほしいとも思っています。

筆者に限らず、読者の方々にも「スマホに変えたら?」と言いたくなる、フィーチャーフォンユーザーが周りにいるという人は少なくないでしょう。 それと同時に、フィーチャーフォンユーザーにも「変えたくない」それ相応の理由があります。 今回は、フィーチャーフォンをなぜ使い続けるのか、筆者の見聞きした話をご紹介します。

理由 1 : 使い慣れたものを使い続けたい

フィーチャーフォンを使い続ける理由として「使い慣れているから」という人は多いでしょう。 キー操作が中心のフィーチャーフォンと、タッチパネル操作が中心のスマートフォンは、同じ文字入力をするだけでも、操作性は全く違います。 フィーチャーフォン全盛期でも、機種変更で今までと違うメーカーの機種を選ぶと、文字入力で同じキーを押しても出てくる記号が違ったり、改行やトグルの操作が違ったりするため、それが嫌で買い替えても同じメーカーを使い続ける人は多くいました。

スマートフォンに変わることで物理キーがなくなるだけでなく、メニュー画面やメール作成画面なども大きく変わってくるため「今まではココを押せばこの操作ができた」が通用しなくなるのは大きなストレスだと考える人が多いのです。 スマートフォン黎明期には、スライド式でテンキーが利用できる機種も存在しました。 ただ、あくまでも文字入力がフィーチャーフォンのように行えるだけ。 UI (ユーザーインタフェース)はスマートフォン用に作られており、フィーチャーフォンに慣れたユーザーからすると「全くの別モノ」になるため、これは「望んだ新型の携帯電話ではない」といった声もありました。

理由 2 : スマートフォンは「高い」

フィーチャーフォンを使い続ける人たちがスマートフォンに変えない理由として挙げるのが「価格」です。 これは本体代金のみならず、毎月の利用料金も「高い」、「高くなる」と考える人がまだまだ多くいます。 最近になって本体価格が安い機種や、格安 SIM、そして大手携帯電話会社の「家族プラン」として提供されるさまざまなプランやキャンペーンでフィーチャーフォンと変わらない本体価格、月額料金で利用できるものも増えてきています。 それでもフィーチャーフォンユーザーに根付いた「高い」というイメージを払拭するまでには至っていません。

携帯電話の使い道が「最低限の連絡」だけになっているユーザーにとって、継続してアップデートを行っていかなければならないスマートフォンは「長く使えないもの」で、買い替えがフィーチャーフォンより短い「2 年後」に見えているのも「高い」と感じる部分です。 例えば、NTT ドコモの「docomo with」のように、本体代金も安く、「3 年目以降も毎月のランニングコストがとても安い金額になる」と言われても、製品寿命が短いスマートフォンは「その頃には買い替え」と考えると、フィーチャーフォンで困っていないユーザーにはまだまだ割高に見えるようです。

理由 3 : スマートフォンは「怖い」

筆者がこれまでにスマートフォンに変えない人から話を聞いてきた中には「スマートフォンは怖い」という人が少なからずいました。 何が「怖い」のかを掘り下げて聞いてみると、多くの人は「ウイルスにかかるんでしょ」と、セキュリティ面への不安を持っています。 フィーチャーフォンでも迷惑メールに悩まされ、いわゆる「ワンクリック詐欺」にだまされそうになった経験がある人だと、多機能なスマートフォンを狙った攻撃は「さらに怖いもの」と印象づけているようです。

セキュリティ対策を行うアプリをインストールすることで防げるといっても、そもそもフィーチャーフォンから大きく使い勝手が変わるハードルの高さから、スマートフォンへ買い替えないユーザーには響かない話なのです。

「ガラホ」という選択肢は有効?

フィーチャーフォンを使い続ける理由を満たした上で、周りのスマートフォンユーザーともスムーズに連絡がとれるよう、LTE や LINE アプリに対応した携帯電話として「ガラホ」という選択肢も用意されています。 しかも、最近はフィーチャーフォンがガラホに取って代わり、新品のフィーチャーフォンは絶滅しそうな勢いです。 ガラホは OS が Android ベースなので、UI はフィーチャーフォンと異なります。 操作性が変わるわけですから、ガラホは決して最適解とはいえないのです。

フィーチャーフォンを使い続けるユーザーにとって、今の機種や機能に対する「不満」はほとんどありません。 むしろフィーチャーフォンからのステップアップとして、多機能なガラホや低価格なスマートフォンだけを充実させていくのは、間違った戦略なのかもしれません。 (迎悟、ITmedia = 4-3-18)


6 割の中高生 スマホ見ながら家族と話す

保護者との連絡は「LINE」が 8 割

中高生のおよそ 6 割は、家族と一緒にいるときでもスマートフォンを操作する。 そして、その半分以上はそのまま家族と会話する …。 そんな調査結果が発表されています。 テスティーと MMD 研究所は 26 日、「2018 年中高生のデバイス利用実態調査」を発表。 12 歳 - 18 歳の男女(中高生) 1,104 人を対象に 2018 年 2 月 1 日 - 2 月 10 日の期間で調査したものです。

スマートフォンを所有する 12 歳 - 18 歳の男女に、自宅にいるときにスマートフォンを操作するシーンを聞いたところ、「自分の部屋で 1 人の時」が 85.8% ともっとも多く、ついで「家族と一緒にいる時」が 63.0%、「テレビを見ながら」が 46.5% となっています。  では、「家族と一緒にいる時」にスマートフォンを操作すると回答した中高生 (n=695) を対象に、スマートフォンを操作する際の家族との会話について聞いたところ、「画面を見て操作しながら、会話もする(操作がメイン)」が 58.6% ともっとも多く、次いで「各々が好きに過ごしているので、会話はない」が 26.9%、「スマートフォンで見た情報を元に、会話をする(会話がメイン)」が 14.5%。

また、スマートフォンで保護者と連絡を取る際の手段では、「LINE (トーク)」が 84.6% と飛び抜けて多く、次いで「LINE (電話)」が 57.3%、「スマートフォンの電話機能 (080、090)」が 40.6%。 中高生のコミュニケーションは、LINE でのやりとりが主流になっていることがうかがえます。

ちなみに自宅にある端末について聞いた(複数回答可)ところ、「固定電話」が 74.1% ともっとも多く、次いで「PC (ノート)」が 57.1%、「PC (デスクトップ)」が 43.2%。 「固定電話」が自宅にないと回答した中高生 (n=218) を対象に、固定電話の利用経験を聞いたところ、23.8% が「使ったことがない」と回答しています。 中高生の 4 人に 1 人近くは、固定電話を使ったことがないのですね。 (モーダル小嶋、ASCII = 3-26-18)


iPhone カメラ使いこなし術 「グリッド」を使ってキレイな写真を撮ろう!

iPhone のカメラアプリは使っていますか? 今回は、カメラアプリのグリッド機能を紹介します。 カメラアプリで「グリッド」を使用すると、画面の縦と横に均等に 2 本ずつ線が表示されます。 写真の構図を作る際に、この線は役立ちます。 早速、やってみましょう。 まずは「グリッド」をオンにします。 「設定」→「カメラ」内にある「グリッド」という項目をタップします。 「グリッド」がオンになります。 「カメラ」を起動すると、グリッド線が表示されます。 被写体を、線の交点に合わせて撮影します。

被写体が中央に置かれた写真が簡単に撮れます。 また、被写体を真上から撮影する際もグリッドを活用できます。 被写体を上から撮影しようとすると、画面中央に十字マークが表示されます。 十字マークを目印にすることで iPhone の傾きが修正されます。 iPhone が地面と平行になっていない場合、中央に白い十字マークと黄色い十字マークが表示されます。 iPhone の傾きを調整して、黄色い十字マークが白い十字マークと重なるようにします。 十字マークが重なった状態で撮影します。 被写体を真上から捉えた写真が撮影できました。

グリッド機能を活用して、いつもよりもクオリティの高い写真を撮ってみてはいかがでしょうか。 (ASCII = 3-21-18)


スマホで管理できるデジタル運転免許証、米国デラウェア州で試験へ

スマホで通話やメール、インターネットをするというのは当たり前。 今やクレジットカード機能も持たせられる時代だ。  そして次にくるのは、ID としての活用。 米国デラウェア州は、モバイル運転免許証 (mDL) のパイロット事業を実施する。

スマホで通話やメール、インターネットをするというのは当たり前。今やクレジットカード機能も持たせられる時代だ。 そして次にくるのは、ID としての活用。米国デラウェア州は、モバイル運転免許証 (mDL) のパイロット事業を実施すると発表した。 プラスティックの免許証に代わり、スマホに表示して使えるようにするという試みだ。

顔認証で表示も

世界中どこでも運転免許証は本人確認、年齢証明などの際に活用されている。 それだけに、実用化にあたっては偽造対策が一番の課題となる。 デラウェア州が導入するアプリでは、ピンナンバーを入力するか顔認証で本人だけがアクセスできる仕組みにする。 スマホに表示すれば、プラスティック免許証と同様の使い方ができる。

安全性見極めへ

このパイロット事業は州職員や選ばれた住民計 200 人を対象に 6 カ月間実施する。 モバイル端末のハッキングのリスクなども含めた安全性や、使い勝手などを検証したのち、本格導入するかどうかを見極めるとのこと。 同州によると、州内には運転免許証と運転免許証に代わる ID の保持者が 80 万人いるという。 運転免許証デジタル化の取り組みは米国内では他の州でも行われていて、今後は全米に広がることも予想される。 (Techable = 3-19-18)


Google マップにマリオカート ナビ マリオの日 (MAR10) 記念の期間限定コラボ

Google マップにマリオカートがナビしてくれる機能が加わりました。 「マリオの日」にちなんだ期間限定のコラボで、日本でもハテナブロック型のアイコンから開始できます。

今回の Google と任天堂コラボは、3 月 10 日「マリオの日」を記念した企画。 3 月 10 日がなぜマリオの日なのか? は若干悩みますが、英語で March 10 を省略表記した際の MAR 10 が MARIO と読めるから、だそうです。

iOS または Android のGoogle マップ アプリを最新版に更新したあと、これまでどおりに目的地を選んで自動車のナビを開始するとき、「開始」の隣のハテナブロックをタップするだけ。 徒歩ではナビしてくれません。 マリオがナビしてくれるといっても、案内の音声は従来のまま。 ハイテンションで何メートル先を曲がれなどと指示はしてくれませんが、レッツァゴー!や掛け声、コイン音などのギミックは楽しめます。

『マリオカートツアー』は DeNA との共同開発、基本無料の Free to Start 型と発表

スマホでマリオカートといえば、基本無料アプリの「マリオカートツアー」が来年度中(2018 年 4 月以降)に配信を控えています。 (Engadget = 3-10-18)


電話番号わかればスマホで送金 りそな銀など新サービス

りそな銀行、住信 SBI ネット銀行、スルガ銀行の 3 行は今秋をめどに、スマートフォンを使った送金サービスを始める。 スマホアプリを使い、3 行の口座間の送金を今より安い手数料で 24 時間できるようにする。 送金額に上限をつける予定。 個人間の送金や飲食店での決済など少額での取り扱いを想定する。 送金先口座番号がわからなくても、電話番号や QR コードがわかれば送金できる。 今後海外送金も可能にする予定で、他行の参加も想定する。

仮想通貨ビットコインの基幹技術「ブロックチェーン」を使い、低コストを可能にした。 ブロックチェーンは、データを大きなコンピューターではなく、利用者同士が分散して管理することでコストを安くできる。 現在、他行の口座に送金するには「全銀システム」と呼ばれる巨大なシステムを通しているが、今回のサービスはこれを介さずに行う。 (asahi = 3-7-18)


スマホにクーポン、スタンプで使用済みに 凸版印刷

凸版印刷は 6 日、スマートフォン(スマホ)の画面にクーポンや割引券を表示できる「デジタルスタンプ」を、6 月下旬から飲食店や小売店に提供すると発表した。 導入企業は簡単に電子クーポンなどを発行できる。 凸版印刷は 2021 年 3 月期までに 1 万店の導入を目指す。 デジタルスタンプサービスの名称は「マルチスタンプ」。 導入企業は利用者のスマホにクーポンや割引券、回数券などを発行できる。 利用者が店頭で提示したら、スタンプの形状をした専用機器を画面に押しあてる。

専用機器の先端には導入企業によって異なる突起がついており、画面に触れると電流が流れる。 突起のパターンの違いで電流の流れ方は変わる。 それを検知して導入企業で使われたと認証し、使用済みにする。 クーポンなどの使用状況は凸版印刷のサーバーに保管する。 導入企業は使用回数や時間などを確認できる。 専用機器に電源は不要。 (nikkei = 3-6-18)


画面サイズ最大の iPhone、年内にも登場へ 米報道

米アップルが年内に、これまでで最大サイズのものを含む 3 種類の iPhone (アイフォーン)の発売を計画していることがわかった。 昨秋発売した iPhone X (テン)で使われた顔認証の機能などが搭載される見通しだという。 米ブルームバーグが 26 日に報じた。 報道によると、最大のものは画面の大きさが 6.5 インチ近くになる見込みで、「X」の 5.8 インチや「8 プラス」の 5.5 インチよりも大きい。 本体の大きさは「8 プラス」とほとんど同じだが、画面の上下にある余白をなくして端まで広げることで大画面にするという。

他の二つのモデルは「X」とほぼ同じサイズ。 「X」の機能を改良したもののほか、「X」の主な機能を備えつつ値段を安くしたものになるという。 大画面の iPhone は主に仕事で使う人向けだが、大型になるにつれてタブレット端末「iPad」とのすみ分けがしにくくなるとの指摘もある。 (サンフランシスコ = 宮地ゆう、asahi = 2-27-18)

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Apple、年内に iPhone X の生産を終了か - 新 iPhone へ完全に切り替え

Apple は第 2 四半期(4 - 6月)における iPhone X の生産台数を、最大 1,000 万台削減し、年内には生産を終了するのではないかとの見方が浮上しています。

iPhone X は年内に生産終了か

Rosenblatt 証券のアナリスト、ジュン・ザン氏が、Apple は 6 月の四半期(4 - 6月)における iPhone X の生産台数を最大 1,000 万台削減し、1,500 万台程度に収めるとの予想を述べました。 Apple 関連の予測の正確さに定評のある KGI 証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏も先日、2018 年第 2 四半期の iPhone X の出荷台数予測を 1,300 万台へと下方修正したばかりです。 同氏も Apple は 2018 年中盤に iPhone X の生産を終了すると見ています。

これらの予測だけを見ると Apple に逆風が吹いているように思えますがそうではなく、Apple は 3 モデル構成といわれる 2018 年版の iPhone へと完全に切り替えるため、iPhone X の生産を終了する決断を下したようだ、とザン氏は述べています。

iPhone X は値下げせず生産終了へ

通常 Apple は新しい iPhone を発売すると、以前のモデルを値下げします。 しかし iPhone X に限っては値下げを行わず、生産終了という道を選ぶようです。 2018 年発売の iPhone は、現行の iPhone X と同じサイズの 5.8 インチ有機 EL (OLED) を搭載したモデルと、6.5 インチ OLED 搭載の「iPhone X Plus」、そして 6.1 インチ液晶搭載モデルの 3 モデル展開になると見込まれています。 また今年はこれら 3 モデルが売れるため、「本当のスーパーサイクルが来る」と先述のクオ氏は述べています。 (iPhoneMania = 1-21-18)


17 世紀の「日本人町」、VR で復活 タイ・アユタヤ

タイ中部のアユタヤにある日本人町跡のリニューアルが終わり、21 日に現地で記念の式典があった。 昨年 9 月に日本とタイが修好 130 周年を迎えたのを記念する事業の一つで、バーチャルリアリティー (VR) の技術を使って往時の様子を再現した画像を楽しめるのが目玉だ。 アユタヤは、14 世紀半ばから 400 年余り続いたアユタヤ朝の都。 チャオプラヤー川沿いにあることなどから、交易が盛んで、ポルトガル人やオランダ人など多くの外国人が訪れて居住区をつくった。 日本も朱印船を通じて交易し、日本人町には一時、1 千 - 1,500 人ほどが住んでいたとみられている。

なかでも、17 世紀のアユタヤで日本人町の頭領や王朝の雇い兵の隊長として活躍したとされる山田長政の名はよく知られている。 日本人町の跡地には庭園や資料館などが整備されていたが、修好 130 周年を機に、泰日協会がバンコク日本人商工会議所などからの支援を受け、リニューアルに着手していた。 VR の技術を使った再現画像は、17 世紀のアユタヤ朝全盛期の日本人町の様子を 360 度のパノラマで表現。 敷地内でタブレットやスマートフォンで見ることができ、日本語、英語、タイ語の音声による解説もある。 「ストリートミュージアム」と名付けられた VR のコンテンツ制作は、日本の凸版印刷が担当した。

式典には、ワチラロンコン国王の妹のシリントン王女も参加し、タブレットに再現画像を映しながら敷地内を見て回った。 日本からは佐渡島志郎・駐タイ日本大使らが出席した。 泰日協会のカリン会長は式典後、「今後、ここを訪れる人がもっと増えるだろう」と期待を示した。 (アユタヤ = 貝瀬秋彦、asahi = 2-22-18)


発表直前の「Galaxy S9/S9+」全貌がリーク

いよいよ今週末に発表される、Samsung (サムスン)の次期フラッグシップ端末「Galaxy S9/S9+」。 これまでにもその噂は伝わってきていましたが、今回はほぼフルスペックに相当する詳細な事前情報が、海外サイトにて公開されていますよ! ドイツの WinFuture が紹介しているのは、Galaxy S9/S9+ の表裏のレンダリング画像。 パッと見で変化に気づくのは、指紋認証センサーがカメラ下部に移動していることと、Galaxy S9+ にデュアルカメラが搭載されていることでしょうか。 また、本体カラーとしてはミッドナイト・ブラックにコーラル・ブルー、そしてライラック・パープルの 3 色が用意されているみたいですね。 Twitter アカウントの Evan Blass によれば、チタニウム・グレーという色もあるかもしれません。

注目のカメラ機能ですが、背面カメラは 1,200 万画素で、絞りを F1.5 から F2.4 へと切り替えられるようです。 これによってボケの量を変えたり、あるいは夜間撮影に強くなったりと、カメラ機能のさまざまな強化が考えられます。 また、前面カメラの画素数は 800 万画素/F1.7 になるとのこと。 本体はベゼルレスディスプレイの「Infinit Display」とともに、ステレオスピーカーを搭載。 Galaxy S9/S9+ にはオーディオブランドの AKG も関わっているようです。 もちろん、画面上部にノッチなんてありませんよ。

基本スペックに目を向けると、Galaxy S9 は 5.8 インチのディスプレイを搭載。 また、Galaxy S9+ のディスプレイサイズは 6.2 インチになるようです。 どちらもプロセッサには Snapdragon 845/Exynos 9810 を搭載し、RAM 容量は S9 は 4GB で S9+ は 6GB、内蔵ストレージは 64GB。 IP68 の防塵防水性能を実現し、指紋認証だけでなく虹彩認証や顔認証も利用できます。 というわけで、前モデルの「Galaxy S8/S8+」の進化版ともいえそうな「Galaxy S9/S9+」。 端末の発表時に驚くとするなら、カメラのソフトウェアに相当な機能強化でもあるのかな? と個人的には予想しています。 (gizmodo = 2-21-18)


iOS 11.2.6 がリリース! 特定の文字列でクラッシュする不具合を修正

先日、特定の文字列をメッセージなどで開くだけで iPhone がクラッシュしてしまう不具合が見つかっていましたが、問題を修正した iOS 11.2.6 がリリースされました。

先日、見つかって話題だったのがインド南東部の公用語であるテルグ語の文字列をメッセージアプリなどで受信すると iPhone がクラッシュしてしまうというもの。 メッセージなどで受信してしまうと、別のメッセージを受信して削除するまでクラッシュし続けてしまうというものだったのですが、早速この不具合に対応した iOS 11.2.6 がリリースされました。 併せて、「一部の他社製 App が外部アクセサリに接続できない問題」も修正されてるとのこと。

iOS 11.2.6 にアップデートするには、
PC に繋いで iTunes から、
端末を Wi-Fi に接続した状態で設定アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「ダウンロードとインストール」→あとは規約に同意、
のどちらかから。

ただし iTunes を使わずにアップデートする方法(Wi-Fi に繋ぎ端末単体でのアップデート)だと不具合が報告されることが多いため、PC に繋いで iTunes からアップデートが確実。 また今回の不具合は iPhone だけでなく他の端末も影響を受けることもあり、「watchOS 4.2.3」、「macOS High Sierra 10.13.3 追加アップデート」も一緒にリリースされています。 該当の機器をお持ちの方は合わせてアップデートしておきましょう。 (ともぞう、カミアプ = 2-20-18)

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iPhone X、今度は「電話を切れない不具合」が確認される …

先日、一部iPhone Xに「電話に出られない不具合」があるとご紹介しましたが、今度は「電話を切れない不具合」が報告されています。 他にも通話中にアプリを終了できないなどの問題も指摘されており … 早めの対応が待たれます。

今度は電話を切れない不具合が、

先日お伝えしたのは、
1. 電話が鳴っているのに画面が点灯しない
2. 画面が点灯しないからボタンをタップできず、電話に出られない

という、電話に出られない不具合。 そして今回報告されているのは、電話を切れない不具合です。

電話を切れないってどういうこと? という感じなんですが、どうやら電話を切ろうと耳から iPhone X を話すと、iPhone X がフリーズしてしまうとのこと …。 切るボタンは表示されているのにタップしても反応せず、そのため相手に電話を切ってもらう、もしくは iPhone X を強制再起動するしか電話を切ることができないそうなんです。 さらに、これはそこまで重要ではないかもしれませんが、通話中にバックグラウンドのアプリを終了できないという問題も指摘されています。

もちろんすべての iPhone X で起きているわけではなく一部ではありますが、iPhone X の電話はなにかしらの問題を抱えていることがわかりますね …。 iOS の初期化・復元でも治らなかったという声があるそうなので、もしこの問題が発生している場合は Apple サポートに連絡し端末交換に応じてもらえるか確認してみる、もしくは Apple の対応を待つ … ということぐらいしか出来なさそうです。 先ほど「メジャーアップデートのスパンは 1 年から 2 年に」、「今年リリースされる iOS 12 は新機能よりも品質重視」というニュースをお伝えしましたが、このような不具合が報告されると、ぜひそうしてくれ…と思ってしまいますね。 (カミアプ = 2-13-18)


ディズニー、スマホに表示した QR でも入園可能に

東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで 20 日、ネットのチケット購入者がスマートフォンに QR コードを表示し、ゲートにかざせば入園できるサービスが始まる。 ワンデー、シニア、夜間のチケット購入者が対象。 一度ゲートを通ると、同じコードで再入園できない。 これまでは紙にプリントした QR コードをかざす必要があった。 オリエンタルランドが 19 日発表した。「プリンターを持っていない人も多く、利便性向上のため新サービスを決めた(広報)」としている。 (asahi = 2-19-18)


Android 版 Google アプリにスクリーンショット編集・共有機能追加へ

米 Google の Android 版 Google アプリのβ版が 2 月 15 日にバージョン 7.21.19.21 に更新され、アプリ内の画面のスクリーンショットを編集・共有できるようになった。 Google が提供するアプリのβ版に追加される機能は通常、同じバージョンの公式版にほぼすべて追加になるので、次期アップデートで公式版でも使えるようになる見込みだ。

Google アプリの [設定]→[アカウントとプライバシー]→[スクリーンショットの編集と共有] を有効にし(初期設定で有効になっている)、通常の操作(ほとんどの端末で電源ボタンと音量ダウンボタンの長押し)でスクリーンショットを撮ると、画面下部に編集・共有カードが表示される。 これをタップすると編集画面になり、トリミングと手描き入力ができる。 手描き入力ではインクの色を 7 種類から選べる。 テキスト入力機能はない。 iOS ではバージョン 11 になってからすべての画面でスクリーンショット撮影が可能になった。 iOS ではテキストや図形の追加も可能だ。 (Oricon = 2-19-18)


例の iOS 「重要セキュリティ」ソースコードの流出元判明!

犯人はやはり Apple 従業員

先日明らかになった iOS の重要コード流出事件、対象 OS が iOS 9 とのことで事なきを得ましたが、アレが iOS 11 だったら Apple 的には最悪の事件に発展していたかも知れませんね。 その流出元については様々な意見が見られたのですが、やはりと言いますか、Apple 関係者が漏らしていたことが発覚しました。

脱獄サークルの友人

今まで外部に漏れたことがなかった「iBoot」のソースコード流出事件、Appleの公式発表によってほとんどのユーザに影響がないことがわかりました。 ユーザとしては一安心といったところですが、iOS デバイスの信頼性を保つための機密情報が流出したという事実は、決して軽視できる問題ではなかったでしょう。 その流出元については識者らの間で様々に語られたのですが、なんとファイルを以前不正に取得したという 2 人の人間から、「Apple に務める友人から貰った」と証言が取れたのです。

話によるとこの 2 人を含め 5 人からなる「脱獄サークル」なる集まりがあり、この「脱獄サークル」メンバーの友人である Apple 社員をそそのかし、「iBoot」に関するファイルを手に入れたのだとか。 おそらく彼らは iPhone の脱獄の為にこのファイルを入手したと思われるのですが、この 5 人は今回の流出に直接関係してはいないものの、5 人の持っていたファイルのコピーが流出した、と説明しています。 つまり「脱獄サークル」内の誰かのファイルコピーが、彼らに関係ない第三者によって GitHub に公開された、という顛末のようです。

彼らは匿名を条件に今回の情報提供を行なっており、「脱獄サークル」のメンバー情報や、情報を不正に持ち出した Apple 社員の情報は明らかにされていないとのこと。 何にしても Apple 内部からの情報漏洩であり、もしこの 6 人が Apple によって特定されれば訴訟問題に発展することが予想されます。

まとめ

この最初に情報を持ち出した Apple 社員については、彼らの証言ですでに Apple には在籍していないそうですが、少なくとも iOS 9.3 がリリースされた 2016 年 3 月までは在籍していたと考えられます。 いつ誰が Apple の機密情報を持ち出すのかは検討もつかないでしょうが、Apple 社内で情報持ち出しに関する新しいルールなり端末制限などが入るのは、ほぼ間違いないでしょう。 (HikaruSano、カミアプ = 2-11-18)

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iPhone 7 ユーザ注目! 圏外になる問題で「無償修理プログラム」が開始されたぞ

2 月 2 日、Apple は「『圏外』の問題に対する iPhone 7 修理プログラム」を公開しました。 このプログラムでは日本で販売された iPhone 7 も対象とされており、もし心当たりのある方は今すぐ記事を参考にしていただければと思います。

問題自体は発売当初から

2016 年 9 月に発売となった iPhone 7、iPhone シリーズでは初めて耐水・防塵を搭載したデバイスであり、イヤホンジャックを廃止した事でも世界中で様々な声が上がりましたね。 その中で絶対数自体は少なかったものの、当初から「iPhone 7 が圏外から復帰しない」という不具合が度々 Apple のコミュニティーやメディアで報告されていました。

発売されてから現在までに、この現象は「シリーズ固有の問題」ではなく「一部端末の問題」として処理されていたのですが、ついに Apple 側で原因が特定され無償の修理プログラムが展開される事に。 Apple の説明では、「メインロジックボードのコンポーネントの故障」と冒頭に明記されており、iPhone 7 の一部生産モデル全体にこの問題が発生しうることを確認できたそうです。

日本で対象となるのは、2016 年 9 月 - 2018 年 2 月までに製造・販売された iPhone 7 のうち、モデル番号が「A1779」のものとのこと。 モデル番号は iPhone の背面下部で確認することができ、もしモデル番号が「A1779」でかつ特に問題のない場所で圏外になってしまう方は、記事最後のリンクからプログラムの申請を行ってください。 プログラムでは無償修理の他、以前に同様の現象で Apple に有償修理を依頼していた場合の返金にも対応しているので、すでに修理をしてしまった人も対象となります。

すでに修理を完了されている方には、3 月末までに Apple から返金対応のメールが配信されるそうですが、もしメールが配信されなかった場合は別途 Apple への問い合わせが必要となるそうです。

「圏外」の問題に対する iPhone 7 修理プログラム

まとめ

Apple は「メインロジックボードのコンポーネントの故障」としていますが、有識者らの調べによると SIM トレーと SIM 読み取り部分の空間がゆったりし過ぎている、との指摘があるそうです。 現在 iPhone 7 を利用していてモデル番号が「A1779」、かつ通信が不安定だったり圏外になってしまう人は、iPhone をバックアップした上で上記リンクよりプログラムを申請してみてください。 (HikaruSano、カミアプ = 2-3-18)

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アップル、半導体の脆弱性問題は全てのマック、iOS 端末に影響

米アップルは 4 日、今週明らかになった半導体プロセッサーの脆弱性が全ての「マック」コンピューターと、「iPhone (アイフォーン)」や「iPad (アイパッド)」など iOS 端末に影響すると説明した。 ただ、ユーザーに影響を与えるセキュリティー上の弱点は見当たらないと強調した。 この脆弱性の問題は「メルトダウン」、「スペクター」と呼ばれ、アップルによれば、同社はメルトダウンからアイパッドやアイフォーン、アイポッド・タッチ、マックのデスクトップとラップトップ、アップル TV を守るソフトウエアのアップデートを最近リリースした。 「アップルウオッチ」は影響を受けていないという。

こうした修正が端末の性能を低下させるのではないかとの懸念があったが、アップルはメルトダウン対策はパフォーマンスの低下を招いていないとした。 同社は「サファリ」ブラウザーを「スペクター」から守るアップデートを向こう数日以内にリリースすると説明。 これは同ブラウザーで 2.5% 弱の速度低下を招く可能性があるとした。 (Bloomberg = 1-5-17)

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iPhone の性能低下問題 iOS と Mac のアプリ統合計画のうわさ

12 月 19 日 - 25 日の Apple に関連する CNET Japan のニュースをまとめた「今週の Apple ニュース一気読み」。 iPhone は経年劣化で性能が下がる - - この問題について、Apple は 12 月 20 日に、ソフトウェア的に旧モデルの iPhoneの性能を制限していることを認めた。 これを受けて、Apple は米国内で 3 件(執筆時点)の集団訴訟に直面している。

iPhone の性能が意図的に制限される問題は、Reddit のスレッドの議論として 12 月 10 日に始まった。 ベンチマークソフト「Geekbench」を手がけるカナダの Primate Labs の創設者、John Poole 氏は 12 月 18 日に古い機種でのパフォーマンス低下を報告しており、この原因が iOS にある可能性を指摘した。

これに対して Apple は、20 日の声明で性能低下を認めた上で、その理由を説明した。 説明によると、バッテリの劣化や寒い気象条件などでバッテリの性能が十分に得られない場合、予期せぬシャットダウンや電源系の部品を保護するために、プロセッサの性能を制限するとしている。 その理由は、顧客体験全体を保つことと、デバイスの寿命を最大限にのばすためだと説明する。

この保護機能について、iOS 10.2.1 から、iPhone 6、iPhone 6s、iPhone SE に対して適用され、iOS 11 からは iPhone 7 シリーズにも拡大された。 おそらく将来の iOS では、iPhone 8 シリーズや iPhone X に対しても、同様の機能が有効化されることになる。 Apple としては、顧客体験全体の向上と製品寿命を延ばすためと説明し、「旧モデルの買い換えを促すための措置」ではないことを強調している。 しかし、 Apple は一般ユーザーに対して告知せずに性能低下をもたらす機能を追加していたとして、顧客からの集団訴訟に直面している。

ただし、この性能低下の影響は、日常的な iPhone の利用においてはあまり大きくないと考えて良いだろう。 Apple が制限しているのは最も高い負荷をかけている時のパフォーマンスに限られるとみられており、日常的なメッセージやメールのやりとりを行っていれば、大きな変化を見出すことは難しいだろう。 上記 John Poole氏は現地時間 12 月 18 日、iPhone の古い機種でプロセッサのパフォーマンスが低下する現象を報告し、これの原因が iOS である可能性があると指摘していた。

Apple の 20 日の声明は、同社が顧客に新しいデバイスを買わせるために、古いデバイスの性能を意図的に低下させているという、いわゆる「計画的な陳腐化」説を払拭する目的があると思われる。

iOS と Mac のアプリ統合計画か

Apple は現在、iOS を採用する iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV で、アプリを統合的に開発できる環境を整えている。 そのため、iPhone 向けのエクササイズアプリを配信する際、1 つのアプリパッケージで、iPhone より大きな画面でガイドを見られる iPad 版、モーションセンサなどを生かしてトレーニングの状況を確認できる Apple Watch 版、その Apple Watch の心拍数を表示させながらテレビの前でエクササイズができる Apple TV 版をリリースできる。

これに対して、macOS を採用する Mac 向けには、別のアプリを用意しなければならない。 たとえば Twitter は、Mac と iPhone/iPad 向けに別々のアプリを提供している。 また筆者が愛用しているエディタ Ulysses も、iOS と macOS 向けにアプリを提供し、iCloud でデータ連携をしている。 Apple は、Mac と iOS デバイス、特に iPad の融合を否定し続けているが、アプリ開発者にとって、双方のアプリを開発しやすく整備する可能性があるという。 iOS ユーザーを Mac に誘いやすくし、Apple のエコシステムの充実を図ることができるようなる。 (松村太郎、Cnet = 12-28-17)


「Android」バージョン別シェア、Nougat が最大に、Oreo はわずか 1.1%

18 カ月前に最初にリリースされた「Nougat」がついに前バージョンの「Marshmallow」を抜いて、世界で最も普及率の高い「Android」 OS になった。 2 月第 1 週の「Google Play」ストアへの訪問数に基づいて Android の開発者向けウェブサイトに掲載された情報によると、Nougat (7.0 と 7.1)は 28.5% の Android スマートフォンにインストールされているという。 一方、ほかのバージョンの現在のシェアは、Marshmallow (6.0) が 28.1%、Lollipop (5.0と5.1)が 24.6% %だ。 最新の Android OS である「Oreo」は 1.1% にすぎない。

対照的に、「iPhone」ユーザーの多くは通常、自分の端末で最新のソフトウェアを使用している。 Apple によると、同社ユーザーの6 5% は「iOS 11」、28% は「iOS 10」、残りの 7% は「iOS 9」以前のバージョンを使用しているという。 (Ty Pendlebury、Cnet = 2-7-18)