〈2〉〉〉

「ラゴ・デ・オロ」とは?

英語に直せば、「ゴールデン ラグーン!」 金の入江です。 入江に沿って4本の鉄柱、そこに一回りワイヤを張って回転させ、水上スキーの練習施設になっています。

この入江を抜けると、二つの宿泊棟とレストラン棟。 広大な南シナ海に面していますが、二重のサンゴ礁に囲まれ、海面はあくまでも静かです。 左右にアウトリガーの付いた東南アジア特有の「バンカ」、それに、屋根付いかだの「バルサ」が浮かんでいます。 ドイツ人の個人経営ですから、日本ではペンションと言うことになるのでしょうが、オーナーファミリーから従業員にいたるまで、文字通り「ファミリアー」な雰囲気で溢れています。

生牡蛎が食卓に!

入江で養殖されているという生牡蛎には、先ずとまどい、後は夢中で食べてしまいました。 ここは常夏の島! 勿論、東南アジアでチルドものではない生牡蛎は初めての経験です。 地元出身の奥さんが、「感激して、朝から4ダースを平らげた日本人がいらっしゃいますよ。」と笑いながら話してくれました。

他に、おなかに生姜と粒胡椒を詰めて蒸したティラピア(白身の養殖魚)にココナツミルクをたっぷりとかけたもの、目の前の海で釣り上げたバンガスを主材にしたシニガンスープ - スープもクリアな仕上がり -、戴いた食事はどれも絶品でした。 酒はシュリンプカクテルならぬ、おおぶりの「プローン(ブラックタイガー)カクテル」を肴に、「サンミグ ライト(ビール)」と「タンデュアイ ラム」で決まりです。

フィリピン料理の源流はヨーロッパの家庭料理?

ここにもしっかりと焼き釜がレストランの中ほどに備え付けてありました。 パンもピザも自家製です。 フィリピン人も大好物のピザの来歴(米国から)は古いものではありませんが、いわゆる地元料理と呼ばれているものも、もともとスペインから来たのではないかと思われます。 その殆どがヨーロッパの家庭料理に当てはめることができます。

☆ ★ ☆

ここ「ラゴ・デ・オロ」はフィリピンの首都マニラから、南西へ約 110 キロ、ルソン島の南西端に位置します。 水上スキーの動画を入れたウェブサイトも、最近出来上がりました。 詳しくは、この オリジナル サイト を参照して下さい。